説明

給液具付タンク

【課題】タンク内の液体を給液栓を開くことで取り出すことができる給液具付タンクを提供する。
【解決手段】角型容器状のタンク(T)の上部に給液栓部(1)と空気栓部(4)を設け、タンク(T)の下部にタンク保持具(7)を装着自在に設けたことを特徴とする給液具付タンク。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タンク内の液体を給液栓を開くことで取り出すことのできる給液具付タンクに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、タンク内の液体を取り出す方法として、ジョウロやホースポンプなどを使用していた。
ジョウロを使って取り出す方法は、重いタンクを持ち上げなければならないことや、液体がこぼれることがあった。
また、ホースポンプを使っての飲料水を取り出すことは衛生的観点から躊躇があってできなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、つぎのような問題点があった。
(イ)ジョウロを使って液体を移し換える方法は、重いタンクを持ち上げなければなら ないため、子供や高齢者には困難であった。また、液体が跳ねたりジョウロからあ ふれたりしてこぼすことがあった。
(ロ)ホースポンプ使って飲料水を取り出すことは、衛生上の観点から問題があった。
(ハ)タンクのふたに栓が付いたものでは、タンクが変わると使えないという不便があ った。
【課題を解決するための手段】
【0004】
角型容器状のタンク(T)の上部に給液栓部(1)と空気栓部(4)を設ける。タンク (T)の下部にタンク保持具を(7)着脱自在に設ける。
以上を特徴とする給液具付タンクである。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、タンク内の液体を給液栓を開くだけで取り出すことができる。したがって、 重いタンクを持ち上げて移し換えたり、こぼれたりすることがない。また、水道の蛇口 と同じ要領で使えるので、飲料水の取り出しもできる。
また、タンク保持具を装着することでタンクに傾斜ができるため、タンク内の液体を 取り残すことがほとんどなくなる。
【発明を実施するための最良形態】
【0006】
以下、本発明の実施形態を説明する。
(イ)給液栓部(1)を給液栓キャップ(3)の内側より取り付ける。
(ロ)空気栓部(4)を空気栓キャップ(5)の内側より取り付ける。
(ハ)着脱自在のタンク保持具(7)はタンクの大きさに応じて装着することがで きる。
本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明を使用するときは、給液栓部(1)の液吐出口(2)と空気栓部(4)の空気取入口(6)は反対方向に向けた状態で、キャップを締め固定する。
タンク保持具(7)は、給液栓側のタンク下方に装着する。この状態で、タンクを横置きにする。
空気栓を開き、給液栓を開けばタンク内の液体は、水道の蛇口から出る水のように取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の給液栓部と空気栓部の縦断面図
【図3】本発明のタンク保持具の断面図と斜視図
【図4】本発明の使用状態を示す断面図
【符号の説明】
【0008】
1 給液栓部
2 液吐出口
3 給液栓キャップ
4 空気栓部
5 空気栓キャップ
6 空気取入口
7 タンク保持具
8 引っ張りバネ
T タンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
角型容器状のタンクの上部に給液栓部と空気栓部を設け、タンクの下部にタンク保持具を着脱自在に設けたことを特徴とする給液具付タンク。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2009−29507(P2009−29507A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−219013(P2007−219013)
【出願日】平成19年7月30日(2007.7.30)
【出願人】(507282381)
【Fターム(参考)】