説明

統合コレクションの拡張可能な作成および編集

統合コレクションを作成するためのツール。ツールは、コレクションに含められるようにユーザによって選択されたデータオブジェクトを受け取るためのインタフェースおよび表示するためのインタフェースを含む「バスケット」コントロールを含むことが可能であり、次に、コレクション作成コンポーネントが、バスケットコントロールに送られたオブジェクトに対応する1つまたは複数のデータ項目をコレクションに提供する。バスケットコントロールは、単独で使用してコレクションを作成することも、バスケットコントロールと、ユーザがデータオブジェクトをバスケットコントロールに提供するのに使用することができる1つまたは複数のユーザインタフェースをともに都合よく含む「リストメーカ」コントロールなどの別のソフトウェアオブジェクトによってホストされることも可能である。したがって、リストメーカコントロールは、データオブジェクトを閲覧するための閲覧グラフィカルユーザインタフェース、および閲覧グラフィカルユーザインタフェースをナビゲートするためのナビゲーションツールバーを含むことが可能である。リストメーカコントロールは、所望に応じて様々なソフトウェアアプリケーションにおいてホストされることが可能である。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、統合コレクションの作成および編集に関する。本発明の様々な態様は、オブジェクトを統合単位として操作することができるようにデータオブジェクトのコレクションを作成する、または編集するためのツールを提供することに特に適用可能である。
【背景技術】
【0002】
コンピュータが我々の文化においてますます普及するにつれ、あらゆる職業の人々が、様々な作業のためにコンピュータを使用することに慣れている。例えば、高校生がパーソナルコンピュータを使用して一群の音楽ファイルをデジタル音楽プレーヤーにコピーすることができる一方で、祖父母がパーソナルコンピュータを使用して写真イメージのファイルを孫娘または孫息子に送ることができる。企業幹部が、集中サーバにネットワーク接続された企業コンピュータを使用して、Microsoft Outlook(商標)のような電子メールメッセージングサービスによってMicrosoft Word(商標)ファイルやMicrosoft Excel(商標)ファイルなどのビジネスアプリケーションファイルを送受信することができる。
【0003】
コンピュータの用途は、多様になり、高度になっているが、データを操作するためにコンピュータによって提供されるツールも、より多様で高度になる必要がある。具体的には、多くのユーザが複数のデータファイルに対して同じ操作を実行できることを望んでいるが、ほとんどのコンピュータは、同時に操作されるデータファイルのコレクションを作成するための便利な技術を提供しない。
【0004】
一部のオペレーティングシステムは、例えば、ユーザが、複数のファイルを同時操作のために選択することができるようにする(例えば、ポインティングデバイスで各ファイルを選択しながら「コントロール」キーを同時に押すことにより)。ただし、ファイルが選択されると、選択されたファイルのグループ化を破壊することなく選択されていないデータファイルに関するアクションを行うことが全くできない。また、ファイルのすべてを、通常、同じフォルダ内からなどの単一の場所から選択しなければならず、別々の場所から選択することができない。
【0005】
さらに、様々な専用ソフトウェアアプリケーションにより、ユーザが、ファイルをグループ化して特定の目的のコレクションにすることができるようになる可能性がある。例えば、音楽データファイルを再生するためのソフトウェアアプリケーションにより、ユーザが、音楽ファイルをグループ化して再生リストにすることができるようになる可能性がある。ただし、それらのアプリケーションは、通常、ユーザによるファイルのグループの操作をソフトウェアアプリケーションに関連する機能に制限する。さらに、そのような専用ソフトウェアアプリケーションによって提供されるグループ化機能は、通常、そのソフトウェアアプリケーションの外部で使用することができない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、データオブジェクトを統合単位として操作することができるようにデータオブジェクトの統合コレクションを作成し、編集するためのアーキテクチャを有することが役立つ。さらに、複数のソフトウェアアプリケーションおよびプラットフォームにわたって拡張可能であるそのようなコレクション作成アーキテクチャを有することが役立つ。
【課題を解決するための手段】
【0007】
有利には、本発明の様々な例により、統合コレクションを作成するためのツールが提供される。本発明の一部の実装では、ツールは、コレクションに含められるオブジェクトを受け取る「バスケット」コントロールを含むことが可能である。バスケットコントロールは、例えば、コレクションに含められるようにユーザによって選択されたデータオブジェクトを受け取るためのインタフェースおよび表示するためのインタフェースを含むことが可能である。したがって、ユーザは、単にデータオブジェクトをバスケットコントロールに供与することによってデータオブジェクトのコレクションを構築することができる。すると、コレクション作成コンポーネントにより、バスケットコントロールに送られたオブジェクトに対応する1つまたは複数のデータ項目がコレクションに提供される。本発明の様々な態様では、離散データ(テキストなどの)、データファイル、指定された基準に基づいてデータファイルを識別するためのクエリまたはエクスクルージョン(exclusion)、1つまたは複数のデータオブジェクトを含む仮想フォルダと物理フォルダの両方、さらにはデータオブジェクトの他のコレクションさえも含めて、任意の所望のデータオブジェクトを有するようにコンパイルすることができる。
【0008】
バスケットコントロールは、コレクションを作成するのに単独で使用されることも、別のソフトウェアオブジェクトによってホストされることも可能である。例えば、本発明の様々な実装は、バスケットコントロールと、データオブジェクトをバスケットコントロールに供与するのにユーザが使用することができる1つまたは複数のユーザインタフェースをともに都合よく含む「リストメーカ(listmaker)」コントロールをさらに含むことが可能である。例えば、リストメーカコントロールは、データオブジェクトを閲覧するための閲覧グラフィカルユーザインタフェース(ファイルブラウザなどの)、および閲覧グラフィカルユーザインタフェースをナビゲート(navigate)するためのナビゲーションツールバーを含むことが可能である。リストメーカコントロールは、様々なソフトウェアアプリケーションにおいてソフトウェア開発者が所望するとおりにホストされることが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
概要
本発明の様々な実装により、データオブジェクトの統合コレクションを作成するため、または編集するためのツールが提供される。コレクションは、離散したテキストの部分、データファイル、指定された基準に基づいてデータファイルを識別するためのクエリまたはエクスクルージョン、1つまたは複数のデータオブジェクトを含む仮想フォルダと物理フォルダの両方、さらにはデータオブジェクトの他のコレクションなどの多くの異なるタイプのデータオブジェクトを含むことが可能である。コレクションが作成されると、そのコレクションの中のすべてのデータオブジェクトを統合単位として同時に操作することができる。
【0010】
有利には、本発明によるツールの様々な実装は、ソフトウェア開発者によって様々なソフトウェアアプリケーションおよびプラットフォームにわたって拡張されることが可能である。例えば、ツールの1つまたは複数の実装は、アプリケーションのユーザがソフトウェアアプリケーション向けのコレクションを作成することを可能にするために、ソフトウェア開発者によってソフトウェアアプリケーションに組み込まれることが可能である。
【0011】
ツールは、「バスケット」コントロールを提供することが可能である。このタイプのコントロールを使用して、ユーザは、単に所望のオブジェクトをコントロールに送ることによってデータオブジェクトのコレクションを作成することができる。例えば、バスケットコントロールは、データオブジェクトを受け取るためのグラフィカルユーザインタフェースを使用するオペレーティングシステムとともに使用することができる。その構成では、ユーザは、単に所望のデータオブジェクトを表すアイコンをバスケットコントロールによって提供されるユーザインタフェース(例えば、ウインドウ)の中に移動することにより、データオブジェクトをバスケットコントロールに送ることができる。本発明の様々な例では、バスケットコントロールは、バスケットコントロールに供与されるオブジェクトに対応するデータ項目の統合コレクションを作成するコレクション作成コンポーネントも含むことが可能である。例えば、コレクション作成ツールは、データオブジェクトのコピー全体のコレクションを作成することができる。代替として、コレクション作成ツールは、選択されたデータオブジェクトをポイントするポインタのコレクションを作成することもできる。
【0012】
本発明の一部の実装では、バスケットコントロールは、単独でインスタンスが作成されることが可能である。例えば、バスケットコントロールは、オペレーティングシステムのデスクトップ上のスタンドアロンツールとして提供されることも、別のソフトウェアオブジェクトによってホストされることも可能である。代替として、本発明の様々な実装では、バスケットコントロールは、他の1つまたは複数のソフトウェアオブジェクトと連携して使用されてバスケットツールの有用性を向上させる。例えば、バスケットツールは、バスケットコントロールと、データオブジェクトをバスケットコントロールに供与するのにユーザが使用することができる1つまたは複数のユーザインタフェースをともに都合よく含む「リストメーカ」コントロールによってホストされることが可能である。
【0013】
より詳細には、リストメーカコントロールは、データオブジェクトを閲覧するための閲覧グラフィカルユーザインタフェース(ファイルブラウザなどの)、および閲覧グラフィカルユーザインタフェースをナビゲートするためのナビゲーションツールバーを含むことが可能である。この構成は、ユーザが、閲覧グラフィカルユーザインタフェースを使用して所望のデータオブジェクトを選択し、選択されたデータオブジェクトをバスケットコントロールに送ることによって選択されたデータオブジェクトをコレクションに追加することを可能にする。バスケットコントロールと同様に、バスケットコントロールを組み込んだリストメーカコンピュータは、単独で提供されても、所望に応じて様々なソフトウェアアプリケーションにおいてホストされてもよい。
【0014】
動作環境
本発明の異なる実施形態は、多種多様なコンピューティングデバイス上に実装することができる。より詳細には、本発明の様々な例による統合コレクションを作成するためのツールは、1つまたは複数のコンピューティングデバイスによって実行される、プログラムモジュールなどのコンピュータ実行可能命令を使用して実装することができる。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行する、または特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等が含まれる。通常、プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において所望に応じて組み合わせる、または分散させることができる。
【0015】
本発明は、ソフトウェアを使用して実装することができるため、本発明をよりよく理解するためには、本発明の様々な実施形態を使用することができる典型的な汎用のプログラマブルコンピュータのコンポーネントおよび動作を簡単に説明することが役立ち得る。図1は、本発明の様々な実施形態を実装することができる適切な動作環境を提供するコンピューティングデバイス101の例を示している。ただし、この動作環境は、適切な動作環境の一例に過ぎず、本発明の用法または機能の範囲について何ら限定を示唆するものではない。本発明で使用するのに適する可能性がある他の周知のコンピューティングシステム、コンピューティング環境、および/またはコンピューティング構成には、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドデバイスまたはラップトップデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、プログラム可能な家庭用電化製品、ネットワークPC(personal computer)、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、以上のシステムまたはデバイスのいずれかを含む分散コンピューティング環境などが含まれるが、以上には限定されない。
【0016】
コンピューティングデバイス101は、通常、少なくとも何らかの形態のコンピュータ可読媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、コンピューティングデバイス101がアクセスすることができる任意の利用可能な媒体であることが可能である。例として、限定としてではなく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含む。コンピュータ記憶媒体には、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を格納するために任意の方法または技術で実装された揮発性媒体と不揮発性媒体、リムーバブル媒体とノンリムーバブル媒体が含まれる。コンピュータ記憶媒体には、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD(compact disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)または他の光ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶装置、せん孔メディア、ホログラフィック(holographic)ストレージ、または所望の情報を格納するのに使用することができ、動作環境101がアクセスすることができる任意の他の媒体が含まれるが、以上には限定されない。
【0017】
通信媒体は、通常、搬送波などの変調されたデータ信号、または他のトランスポート機構でコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータを実体化し、任意の情報配信媒体が含まれる。「変調されたデータ信号」という用語は、信号内に情報をエンコードするような形で特定の1つまたは複数が設定されている、または変更されている信号を意味する。例として、限定としてではなく、通信媒体には、有線ネットワークまたは直接配線接続などの有線媒体、および音響媒体、RF媒体、赤外線媒体、および他の無線媒体などの無線媒体が含まれる。また、以上のいずれかの組み合わせもコンピュータ可読媒体の範囲に含められるべきである。
【0018】
図1を参照すると、最も基本的な構成でコンピューティングデバイス101は、通常、プロセッサ103およびシステムメモリ105を含む。コンピューティングデバイス101の厳密な構成およびタイプに依存して、システムメモリ105は、揮発性メモリ107(RAMなどの)、不揮発性メモリ109(ROM、フラッシュメモリなどの)、またはその2つのメモリタイプの何らかの組み合わせを含むことが可能である。さらに、デバイス101は、リムーバブル記憶装置111、ノンリムーバブル記憶装置113、または2つの記憶装置タイプの何らかの組み合わせなどの大容量記憶装置も含むことが可能である。大容量記憶装置は、磁気式または光学式のディスクまたはテープ、せん孔メディア、またはホログラフィックストレージなどの格納済み情報を取り出すことができる任意のデバイスであることが可能である。当業者には理解されるとおり、システムメモリ105、ならびに大容量記憶デバイス111および113は、コンピュータ記憶媒体の例である。
【0019】
デバイス101は、通常、ユーザから入力を受け取るためのキーボード、マイク、スキャナ、またはポインティングデバイスなどの1つまたは複数の入力デバイス115も有する。デバイス101は、通常、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ、または触覚フィードバックデバイスなどのユーザにデータを出力するための1つまたは複数の出力デバイス117も有する。デバイス101の他のコンポーネントには、有線媒体または無線媒体を使用した他のデバイス、コンピュータ、ネットワーク、サーバ等に対する通信接続119が含まれることが可能である。当業者には理解されるとおり、通信接続119は、通信媒体の例である。以上のデバイスおよび接続のすべてが、当技術分野では周知であり、本明細書で詳述することはしない。
【0020】
バスケットコントロール
図2は、本発明の様々な実施形態によるバスケットコントロール201の一例を示している。この図に示すとおり、バスケットコントロール201は、バスケット表示領域203を含む。バスケット表示領域203は、Microsoft Windows(登録商標)XPオペレーティングシステムで提供されるようなウインドウ付きグラフィカルユーザインタフェースであることが可能である。バスケット表示領域203は、バスケット表示領域203をナビゲートするための任意の所望のナビゲーションコントロールを含むことが可能である。例えば、図2に示すとおり、バスケット表示領域203は、バスケット表示領域203を垂直方向にスクロールするための従来の垂直スクロールバー205を含むことが可能である。もちろん、バスケット表示領域203の様々な実装は、代替として、またはさらに、バスケット表示領域203を水平方向にスクロールするための水平スクロールバーを含んでいてもよい。
【0021】
やはりこの図に示すとおり、バスケット表示領域203は、統合コレクションに含められる1つまたは複数のデータオブジェクト207のイメージ(representation)も表示する。図示した例では、データオブジェクト207は、データファイルであるが、本発明の様々な実装は、例えば、指定された基準に基づいてデータファイルを識別するためのクエリまたはエクスクルージョン、ならびに1つまたは複数のデータオブジェクト207をそれ自体が含むことが可能な仮想フォルダまたは物理フォルダを含め、統合コレクションに含められる任意のデータオブジェクトのイメージを表示することができる。
【0022】
図2に示した本発明の実施形態では、バスケット表示領域203は、データオブジェクト207を受け取るためのバスケットインタフェースと、コレクションに含められるデータオブジェクトを表示するための表示インタフェースの両方の役割をする。ただし、本発明の代替の実施形態では、表示インタフェースは、バスケットインタフェースとは別個であること、または完全に省くことができる。また、図2に示した本発明の実施形態は、コレクションに含められるデータオブジェクトのすべてを表示するが(必要に応じて、スクロール技術または他のナビゲーション技術を使用して)、本発明のさらに別の実施形態は、特定のタイプのデータオブジェクト、またはバスケットコントロール201に送られたデータオブジェクトだけなど、コレクションに含められるデータオブジェクトの一部分だけを示すことも可能である。
【0023】
図2に示したバスケット表示領域203の例では、各データオブジェクト207が、「サムネイル」イメージ(すなわち、データオブジェクト207の中のデータの小さいイメージ)、およびデータオブジェクト207のサイズの英数字表示に結合された、データオブジェクト207のタイプに対応する抽象イメージで表されている。ただし、本発明の他の実施形態は、さらに、または代替として、データオブジェクト207を表すより多くの情報、またはより少ない情報を含むことが可能であることに留意されたい。また、バスケットコントロール201の様々な実施形態は、ユーザまたはホストするソフトウェアアプリケーションが、データオブジェクト207を表すのにどのようなタイプの情報が使用されるかを選択できるようにすることが可能である。例えば、本発明の一部の実施形態は、ユーザまたはホストするソフトウェアアプリケーションが、バスケット表示領域203によりデータオブジェクト207のサムネイルイメージ、「タイル」、「アイコン」、英数字名が表示されるか、またはサイズ、作成日、最終変更日などのデータオブジェクト207に関連する様々な詳細に結合されたデータオブジェクト207の英数字名が表示されるかを選択できるようにすることが可能である。
【0024】
バスケットコントロール201の一部の実施形態は、バスケット表示領域203内に表示されたデータオブジェクト207から作成される統合コレクションに関する情報を示すのに使用することができる1つまたは複数のステータスインジケータをさらに含むことが可能である。例えば、図示した実施形態では、ステータスバー209は、統合コレクションに関連する記憶スペース(例えば、コレクションを保存することができるコンパクトディスク上で利用可能な空き記憶スペースの量などの)に対して、バスケット表示領域203内に現在、示されているデータオブジェクト207が占めることになる記憶スペースの量を示している。より詳細には、ステータスバー209は、記憶装置上で統合コレクションに割り振られた記憶スペースの総量に対してデータオブジェクト207が占めることになる記憶スペースの量の英数字表示を提供する。また、ステータスバー209は、統合コレクションに割り振られた記憶スペースの総量に対してデータオブジェクト207が占めることになる記憶スペースの量のバーグラフ(bar graph)表示も同時に提供する。ただし、本発明のさらに別の実施形態は、項目のカウント、合計サイズ、合計時間のようなプロパティの集約または集積に関する情報などのさらなる情報または代替の情報をステータスバー209において表示することも可能であることを理解されたい。
【0025】
例えば、本発明の一部の実施形態では、音楽ファイルから統合コレクションを形成するためにバスケットコントロール201が使用される場合、ステータスバー209は、バスケットコントロール201の中のデータオブジェクト207に対応する曲名、およびデータオブジェクト207を聴くのに要する総時間(例えば、時間数:分数:秒数の形式の)をリストすることが可能である。さらに、本発明の様々な実施形態は、バスケット表示領域203内に示されたデータオブジェクト207に関連する任意の所望の情報を表示する複数のステータスバー209を含むことも可能である。さらに、本発明の一部の実施形態では、ステータスインジケータの1つまたは複数が、表示のためにバスケットコントロール201のユーザによって、または、例えば、ユーザにバスケットコントロール201を提供するソフトウェア開発者によって選択されること、あるいはユーザまたはソフトウェア開発者によって隠されることが可能である。
【0026】
前述したとおり、バスケットコントロール201は、ユーザが、統合コレクションに含められる1つまたは複数のデータオブジェクト207を選択できるようにするインタフェースを提供する。例えば、本発明の様々な実装では、ユーザは、単に所望のデータオブジェクト207をバスケットコントロール201に送ることにより、任意のデータオブジェクト207を統合コレクションに含めることができる。したがって、バスケットコントロール201が、Microsoft Windows(登録商標)XPオペレーティングシステムのようなグラフィカルユーザインタフェースを使用するオペレーティングシステムによって実装される場合、ユーザは、単に所望のデータオブジェクト207のグラフィックス表示をバスケット表示領域203の中に移動することにより、データオブジェクト207を統合コレクションに追加することができる。
【0027】
より詳細には、バスケットコントロール201が、Microsoft Windows(登録商標)XPオペレーティングシステムを使用して実装される場合、バスケットコントロール201は、「Explorerビュー」ソフトウェアコンポーネント(またはデータオブジェクトの表示と操作の両方を行うインタフェースとして使用される同様なブラウザタイプのコンポーネント)から形成することができる。その場合、バスケットコントロール201は、例えば、コレクションに含められるように送られたデータオブジェクト207のコピー、またはコレクションに含められるように送られたデータオブジェクト207に対するショートカットまたはポインタを作成する追加の機能も含むことが可能である。この構成は、ユーザが、Microsoft Windows(登録商標)XP Explorerウインドウに関して周知のとおり、データオブジェクト207のグラフィカルユーザインタフェース表示(例えば、アイコン)をバスケットコントロール201のバスケット表示領域203内に「ドラッグアンドドロップする(dragging and dropping)」ことにより、データオブジェクト207をバスケットコントロール201に送ることができるようにする。もちろん、データオブジェクト207に関連するコマンドメニューの中でコマンドを提供すること、または「貼り付け」編集コマンドを使用して以前にコピー済みのファイルを送ることなどの、データオブジェクト207をバスケットコントロール201のバスケットインタフェース部分に送るための任意の所望の技術を代替として、または追加で使用してもよい。
【0028】
本発明の様々な例では、バスケットコントロール201は、既存の統合コレクションを編集するのに、代替として、またはさらに使用することができることに留意されたい。例えば、ユーザは、統合コレクションに関連するコマンドを使用して、その統合コレクションに対応するデータオブジェクト207を含むバスケットコントロール201のインスタンスを生成することができる。次に、ユーザは、所望のデータオブジェクト207をバスケットコントロール201に送ることにより、1つまたは複数の所望のデータオブジェクト207を統合コレクションに追加すること、あるいは統合コレクションによって許される場合、データオブジェクト207の順序を再構成することができる。
【0029】
本発明の様々な実施形態では、ユーザは、バスケットコントロール201を使用して、バスケットコントロール201から所望のデータオブジェクト207を取り除くことによって統合コレクションから所望のデータオブジェクト207を除外することができる。例えば、バスケットコントロール201が、Microsoft Windows(登録商標)XPオペレーティングシステムのようなグラフィカルユーザインタフェースを使用するオペレーティングシステムによって実装される場合、ユーザは、単に所望のデータオブジェクト207をバスケット表示領域203から移動する、または削除することにより、データオブジェクト207が統合コレクションに含められるのを防止することができる。さらに、本発明の様々な例では、バスケットコントロール201が、既存の統合コレクションに既に含まれるデータオブジェクト207を含む場合、ユーザは、バスケットコントロール201からそれぞれの所望のデータオブジェクト207のイメージを除去する、または削除することにより、既存のコレクションから1つまたは複数の所望のデータオブジェクト207を削除することができる。もちろん、データオブジェクト207に関連するコマンドメニューの中でコマンドを提供することなどの、バスケットコントロール201からデータオブジェクトを取り除くための任意の所望の技術を代替として、または追加で使用してもよい。
【0030】
本発明の一部の実施形態では、統合コレクションの中のデータ項目は、例えば、対応するデータオブジェクト207の名前の英数字順、または対応するデータオブジェクト207がバスケットコントロール201に送られた時間順などの所定の基準に従って順序付けることができる。ただし、本発明のさらに別の実施形態では、バスケットコントロール201を使用して統合コレクションの中のデータ項目の順序を制御することができる。より詳細には、本発明の様々な例では、ユーザが、バスケットコントロール201の中でコレクションに対応するデータオブジェクト207のイメージを順序付けることにより、順序付けを許す統合データコレクションの中の項目の順序を構成することができる。さらに、本発明のさらに別の例は、バスケットコントロール201のユーザ、または、例えば、ホストするソフトウェアアプリケーションが、データオブジェクト207のイメージの順序によって対応する統合コレクションの中のデータ項目の順序が決まるか、または所定の基準により対応する統合コレクションの中のデータ項目の順序が決まるかを選択できるようにすることが可能である。本発明の実装は、所望に応じたデータオブジェクト207の順序付けを可能にする場合、データオブジェクト207の順序付けを助ける1つまたは複数の機能を含むことが可能である。例えば、バスケットコントロール201は、バスケット表示領域203内で各データオブジェクト207のイメージの隣に現在の順序番号を提供することができる。
【0031】
また、一部のタイプのデータオブジェクトコレクションは、ユーザが、「アクティブな」統合コレクションを作成できるようにすることが可能である。したがって、本発明の様々な例は、ユーザが、指定された基準に基づいて一群のデータオブジェクト207から1つまたは複数のデータオブジェクト207を選択する、または除外するクエリまたはエクスクルージョン(ときとして、一括して「仮想フォルダ」と呼ばれる)などの、アクティブなデータオブジェクト207に対応するデータ項目を含めることができるようにすることが可能である。例えば、音楽データファイルに関するクエリ仮想フォルダは、ユーザが前日に再生したデータ構造(すなわち、「私が昨日、聴いた音楽」)内のすべての音楽データファイルを含むことが可能である。もちろん、本発明のさらに別の実施形態が、アクティブなデータオブジェクト207の使用を禁止し、「静的」データオブジェクト207だけに対応するデータ項目を有する統合コレクションを作成することも可能である。代替として、本発明の様々な実施形態では、バスケットコントロール201は、データオブジェクト207が送られた時点でクエリまたはエクスクルージョンを実行し、そのクエリまたはエクスクルージョンの結果をフラット(flat)データオブジェクト207としてコレクションに追加することもできる。
【0032】
一部のタイプのデータオブジェクトコレクションは、代替として、またはさらに、ユーザが、1つまたは複数のデータオブジェクト207を別のデータオブジェクト207の中に入れ子にして、データオブジェクト207の複数レベル階層を形成できるようにすることも可能であることに留意されたい。したがって、本発明の様々な実施形態は、ユーザが、階層データオブジェクト207をコレクションに送ることができるようにすることも可能である。例えば、バスケットコントロール201に送られたデータオブジェクト207が、フォルダまたは他のコレクションなどの1つまたは複数の他のデータオブジェクト207を含むことが可能な「包含する(containing)」データオブジェクト207であることも可能である。本発明のこれらの例では、ユーザは、バスケットコントロール201の中で、データファイル、フォルダ、または他のコレクションなどの1つまたは複数のデータオブジェクト207を、包含する(containing)フォルダ内に入れ子にすることができる。代替として、データオブジェクト207が他の1つまたは複数のデータオブジェクト207を既に含んでいる場合、ユーザは、包含するデータオブジェクト207から1つまたは複数のデータオブジェクト207を除去することができる。したがって、バスケットコントロール201が、1つまたは複数のデータファイルまたは他のフォルダを包含するフォルダを含む場合、ユーザは、その包含するフォルダからそのデータファイルまたは他のフォルダを除去することができる。包含するデータオブジェクト207から除去されたデータオブジェクト207は、バスケットコントロール201から完全に取り除かれることも、バスケットコントロール201内部の別の位置に単に移動されることも可能である。
【0033】
もちろん、一部のタイプのコレクションは、データオブジェクト207を入れ子にすることを許さない可能性がある。したがって、本発明の様々な実施形態は、バスケットコントロール201に送られたデータオブジェクト207を「フラット」であるものとして、階層なしに表すことが可能である。さらに、コレクションが入れ子構成のデータオブジェクト207を許す場合でも、データオブジェクト207の特定の入れ子構成(nesting)が許されない一部の状況が存在する可能性がある。例えば、データオブジェクト207がクエリ(すなわち、指定された基準に基づいてファイルを選択する命令)に対応する仮想フォルダである場合、ユーザは、指定された基準を満たさない仮想フォルダ内にデータオブジェクト270を入れ子にすることを禁止される可能性がある。それらの例では(または、本発明の実施形態がデータオブジェクト207の入れ子構成を許さない場合)、バスケットコントロール201は、ユーザが、データオブジェクト207の禁止されている入れ子構成を実行しようと試みた場合、エラーメッセージを生成することができる。
【0034】
さらに、本発明の一部の実施形態は、ユーザが、データオブジェクト207の重複するコピーをバスケットコントロール201に送ることができるようにすることが可能であり、本発明の他の実施形態は、バスケットコントロール201の中にデータオブジェクト207の重複するコピーを含めることを禁止することが可能である。データオブジェクト207の重複するコピーを含めることを禁止する本発明の実施形態では、バスケットコントロール201は、バスケットコントロール201がデータオブジェクト207の重複するコピーを含んでいるときに、ユーザがデータオブジェクト207をバスケットコントロール201に送ろうと試みた場合、エラーメッセージを生成することができる。さらに、本発明の一部の実施形態は、コレクションからデータオブジェクト207の重複するコピーを除去するメニューコマンドを提供することが可能である。
【0035】
さらに、本発明の一部の実施形態は、バスケットコントロール201のユーザ、または、例えば、バスケットコントロール201をユーザに提供するソフトウェア開発者が、バスケットコントロール201によってデータオブジェクト207が入れ子として表示されるか、または階層のないフラット構成で表示されるかを選択できるようにすることが可能である。また、本発明の一部の実施形態は、ユーザまたはソフトウェア開発者が、バスケットコントロール201によって仮想フォルダなどのアクティブなデータオブジェクト207が受け入れられるか、または禁止されるかを選択できるようにすることが可能であり、本発明のさらに別の実施形態は、ユーザまたはソフトウェア開発者が、バスケットコントロール201によってデータオブジェクト207の重複するコピーが受け入れられるかどうかを選択できるようにすることが可能である。本発明の一部の実施形態は、ユーザが、バスケットコントロール201に関する機能オプションの組み合わせから選択を行うことができるようにすることが可能である。例えば、本発明の実施形態は、デフォルトでは、統合コレクションの中で入れ子構成のデータオブジェクト207の階層を表示するが、統合コレクションを形成する前にすべてのアクティブなデータオブジェクト207を静的データオブジェクト207に変換する。ただし、バスケットコントロール201をホストするソフトウェアアプリケーションは、このデフォルトの設定を変更して、バスケットコントロール201が、入れ子構成のデータオブジェクト207を禁止し、かつ/またはアクティブなデータオブジェクト207を保持するようにすることができることが可能である。
【0036】
バスケットコントロール201の様々な例は、代替として、またはさらに、1つまたは複数のツールバーに含まれるナビゲーションボタンなどの1つまたは複数のナビゲーションコントロールも含むことが可能である。ナビゲーションボタンは、例えば、ユーザが、データオブジェクトの中に入れ子構成のデータオブジェクト207(例えば、フォルダ内に格納されたデータファイル)を閲覧すること、バスケット表示領域203内で上、下、左、または右に移動すること、あるいはバスケットコントロール201からデータオブジェクト207を削除することさえできるようにすることが可能である。
【0037】
データオブジェクト207がバスケットコントロール201に送られて統合コレクションが形成されるので、バスケットコントロール201は、バスケットコントロール201に送られたデータオブジェクト207を有する統合コレクションを完成させるためのコンポーネントも含むことが可能である。例えば、ステータスインジケータおよび1つまたは複数のナビゲーションコントロールに加えて、バスケットコントロール201は、バスケットコントロール201に送られた(したがって、バスケット表示領域203内に表示される)データオブジェクト207に対応する統合コレクションを形成するためのコマンドボタンもさらに含むことが可能である。ユーザが統合コレクションの中に含めることを所望するデータオブジェクト207のすべてをバスケットコントロール201が含むことにユーザが満足した時点で、ユーザは、コマンドボタンを作動させることによってそれらのデータオブジェクト207を含む統合コレクションが作成されるようにすることができる。ただし、他のコマンド制御を代替として、または追加で使用して、バスケットコントロール201に送られたデータオブジェクト207から統合コレクションを形成してもよいことに留意されたい。
【0038】
図3は、本発明の様々な実施形態によるバスケットコントロール201の中に含めることができるバスケットツールバー301の例を示している。この図で見られるように、バスケットツールバー301は、ナビゲーションコントロールとコレクション作成コントロールをともに含む。より詳細には、バスケットツールバー301は、「さらなるコマンド」コマンドボタン303、および「上へ」コマンドボタン307を含む。「さらなるコマンド」コマンドボタン303により、ユーザは、バスケットツールバー301によって提供される追加のコマンドを見ることができ、「上へ」コマンドボタン307により、バスケット表示領域203内に表示されたデータオブジェクト207の階層を1つ上のレベルに移動する。ただし、「上へ」コマンドボタン307は、バスケットコントロール201がフラットデータオブジェクト207を保持するように構成されている場合、またはコレクションが入れ子構成を禁止している場合、隠される、省かれる、または非アクティブにされることが可能であることに留意されたい。また、このボタン307は、バスケット表示領域203がバスケットコントロール201の最上レベルを既に表示している場合、またはバスケットコントロール201が空である場合にも、隠される、省かれる、または非アクティブにされることが可能である。
【0039】
バスケットツールバー301は、選択されたデータオブジェクト207をバスケットコントロール201の中のデータオブジェクト207の順序において上へ、または下へそれぞれ移動させる「上へ移動」コマンドボタン309および「下へ移動」コマンドボタン311も含む。これらのコマンドボタン309および311は、バスケットコントロール201が、包含されるデータオブジェクト207の順序付けを許さないように構成されている場合、隠される、省かれる、または非アクティブにされることが可能である。また、これらのコマンドボタンは、データオブジェクト207が全く選択されていない場合にも、隠される、省かれる、または非アクティブにされることが可能である。また、バスケット表示領域203内に表示された先頭のデータオブジェクト207が選択されている場合も、「上へ移動」ボタン309が、隠される、省かれる、または非アクティブにされることが可能である。同様に、バスケット表示領域203内に表示された最後のデータオブジェクト207が選択されている場合、「下へ移動」ボタン311が、隠される、省かれる、または非アクティブにされることが可能である。さらに、バスケットツールバー301は、バスケットコントロール201から選択されたデータオブジェクト207を除去する「削除」コマンドボタン313を含む。
【0040】
上記のナビゲーションコントロールに加えて、バスケットツールバー301は、バスケットコントロール201の中に含まれるデータオブジェクト207に対応するコレクションを作成するための「コレクション保存」コマンドボタン305も含むことが可能である。本発明の様々な実施形態では、ユーザがこのボタンを作動させた際にユーザインタフェースがユーザに提示されて、ユーザが、作成されているコレクションの様々なプロパティを決めるのを助けることが可能である。例えば、本発明の一部の実施形態は、図4に示したコレクション保存ダイアログボックス401をユーザに提示することができる。この図で見られるように、コレクション保存ダイアログボックス401は、ユーザが作成されているコレクションの所望の名前を入力することができる名前コントロール403を含む。以前に存在していたコレクションの編集を保存するようにコレクション保存ダイアログボックス401が提供される場合、その以前に存在していたコレクションの名前が名前コントロール403の中で表示されることが可能である。コレクション保存ダイアログボックス401が、新しいコレクションを作成するのに使用されている場合、名前コントロール403は、空白であることが可能である。代替として、名前コントロール403は、nが数である「Collection[n]」のようなデフォルトの名前を最初に表示してもよい。
【0041】
コレクション保存ダイアログボックス401は、名前コントロール403の中で提供される名前を有し、バスケットコントロール201の中に含まれるデータオブジェクト207に対応するデータ項目を含むコレクションを実際に作成するための「保存」ボタン405、および統合コレクションを作成するプロセスをキャンセルするための「キャンセル」ボタン407も含む。コレクション保存ダイアログボックス401は、作成されている統合コレクションに関連するプロパティまたは他の値を決めるための追加のコントロールを提供することが可能な「詳細設定(advanced)ボタン409」も含むことが可能である。
【0042】
本発明の様々な実施形態では、ユーザインタフェースの異なる態様が、バスケットコントロール201をホストしているソフトウェアアプリケーションによって構成されることが可能であることに留意されたい。例えば、図4に示したコレクション保存ダイアログボックス401では、コレクション保存ダイアログボックス401のタイトル411が、バスケットコントロール201をホストしているソフトウェアアプリケーションによって指定されることが可能である。したがって、ホストするソフトウェアアプリケーションが、音楽ファイルの再生に関連している場合、コレクション保存ダイアログボックス401のタイトル411は、「再生リスト保存」であることが可能である。他方、ホストするソフトウェアアプリケーションがイメージファイルの表示に関連している場合、コレクション保存ダイアログボックス401のタイトル411は、この図に示すとおり、「スライドショー保存」であることが可能である。同様に、コレクション保存ダイアログボックス401の中のテキストボックスの上のテキスト、およびテキストボックス内の他のテキストも、所望に応じてソフトウェアアプリケーションによって構成されることが可能である。さらに、作成されているコレクションのファイル形式が、バスケットコントロール201をホストしているソフトウェアアプリケーションによって決められることが可能である。したがって、音楽ファイルの再生に関連しているホストするソフトウェアアプリケーションは、.wpl(Windows(登録商標)Play List)ファイル形式を有する統合コレクションを保存することができる。ホストするアプリケーションが、作成されているコレクションに関して特定のファイル形式を指定しない場合、統合コレクションには、静的リストタイプのコレクションに関するファイル形式などのデフォルトのファイル形式が割り当てられることが可能である。
【0043】
さらに、「コレクション保存」コマンドボタン305自体が、ソフトウェアアプリケーションによって変更される、隠される、省かれる、または非アクティブにされることが可能である。例えば、「コレクション保存」コマンドボタン305は、所望のテキストを表示するように構成することができる。したがって、音楽の再生に関連しているホストするソフトウェアアプリケーションは、「再生リスト保存」というテキストを含むように「コレクション保存」コマンドボタン305を変更することができ、イメージの表示に関連しているホストするソフトウェアアプリケーションは、「スライドショー保存」というテキストを含むように「コレクション保存」コマンドボタン305を変更することができる。さらに、バスケットコントロール201をホストしているソフトウェアアプリケーションは、「コレクション保存」コマンドボタン305を完全に省くこともできる。例えば、以下により詳細に説明するとおり、ホストするソフトウェアアプリケーションは、バスケットコントロール201の中に含まれるデータオブジェクト207に対応する統合コレクションを作成するための独自のコマンドコントロールを提供してもよい。
【0044】
前述したとおり、本発明の様々な実施形態では、バスケットコントロール201は、Microsoft Windows(登録商標)XP Explorerソフトウェアアプリケーションにおいて提供される「Explorerビュー」ソフトウェアコンポーネントのような従来のソフトウェア技術またはソフトウェアコンポーネントを使用して実装することができる。都合の良いことに、バスケットコントロール201は、Explorerビューソフトウェアコンポーネントのいくつかのまたは全ての特徴を含んでよい。例えば、本発明の一部の実装では、ユーザは、包含するデータオブジェクト207上で「ダブルクリック」して(すなわち、包含するデータオブジェクト207を選択し、ポインティングデバイス上のキーなどのコマンドキーを2回、作動させて)、包含するデータオブジェクト207内部をナビゲートすることができる。代替として、またはさらに、ユーザは、ファイルデータオブジェクト207上でダブルクリックして、ファイルデータオブジェクト207を操作するためにデフォルトでそのファイルタイプを扱うソフトウェアアプリケーションを立ち上げることができる。
【0045】
さらに、ユーザは、データオブジェクト207上で「右クリック」して(すなわち、データオブジェクト207を選択し、異なるコマンドキーを作動させて)、選択されたデータオブジェクト207に関して何らかのアクションを行うためにコマンドのメニューを閲覧できることが可能である。メニューは、「開く」、「印刷」、「送信」、「切り取り」、「コピー」、「削除」、「名前の変更」、および「プロパティ[を見る]」などの従来のコマンドを含むことが可能である。ただし、「削除」コマンドに加えて、または代わりに、データオブジェクト207に関して提供されるメニューは、上記に詳述したとおり、バスケットコントロール201から選択されたデータオブジェクト207を除去する、または取り消すコマンドを含むことも可能であることに留意されたい。さらに、本発明の多くの実施形態は、ユーザが、バスケット表示領域203内のデータオブジェクト207のイメージのビューを変更できるようにすることが可能である。例えば、ユーザは、表示されるビューを各データオブジェクト207のアイコンから各データオブジェクト207の英数字の一覧に変更することができる。
【0046】
本発明の一部の実施形態では、バスケットコントロール201は、最初にインスタンスが生成された時点で、全くデータオブジェクト207を含まない。本発明の他の実施形態では、バスケットコントロール201は、最初にインスタンスが生成された時点で、バスケットコントロール201に関連するデータオブジェクト207を含むことが可能である。例えば、前述したとおり、バスケットコントロール201が既存の統合コレクションに関連している場合、バスケットコントロール201は、その統合コレクションの中のデータ項目に関連するデータオブジェクト207を最初に含むことが可能である。また、バスケットコントロール201が、データオブジェクト207が以前に選択されているソフトウェアアプリケーションから立ち上げられる場合、バスケットコントロール201は、その選択されたデータオブジェクト207を最初に含むことが可能である。
【0047】
リストメーカコントロール
バスケットコントロール201は、多くの機能を単独で提供するが、本発明の様々な実施形態は、バスケットコントロール201を他のソフトウェアアプリケーションまたは他の機能と結合することによってバスケットコントロール201の有用性を高めることができる。例えば、前述したとおり、本発明の一部の実施形態は、図5に示すとおり、バスケットコントロール201をリストメーカ(listmaker)コントロール501に組み込むことができる。
【0048】
この図で見られるように、リストメーカコントロール501は、バスケット表示領域203、垂直スクロールバー205、およびステータスバー209を含むバスケットコントロール201、ならびに前述したとおり、バスケットコントロール201の中をナビゲートするためのナビゲーションコントロールを含むバスケットナビゲーションツールバー211を含む。リストメーカコントロール501は、所望のデータオブジェクト207にナビゲートするためのナビゲーションツール503も含む。ナビゲーションツール503は、任意の所望のタイプのナビゲーションツール503を使用して実装することが可能であるが、本発明の様々な例は、ブラウザアプリケーションなどのグラフィカルユーザインタフェースを備えたソフトウェアアプリケーションを使用してナビゲーションツール503を実装することができる。
【0049】
例えば、図5に示した本発明の実施形態では、ナビゲーションツール503は、Microsoft Windows(登録商標)XPオペレーティングシステムによって提供されるExplorerソフトウェアアプリケーションからの「Explorerビュー」コンポーネントを使用して実装される。この図で見られるとおり、ナビゲーションツール503は、ナビゲーション表示領域505、リストメーカナビゲーションツールバー507、およびバスケットコマンドツールバー509を含め、いくつかのグラフィカルユーザインタフェースを使用する。ナビゲーションツール503は、これらのグラフィカルユーザインタフェースを提供して、ユーザが、ナビゲーション表示領域505内にグラフィックス表示されている所望のデータオブジェクト207にナビゲートし、その所望のデータオブジェクト207を識別するのを助ける。例えば、ナビゲーションツール503は、ナビゲートするように用意されている場所のリストなどのファイルデータ構造の中をナビゲートするための1つまたは複数のナビゲーションコントロール、およびナビゲーション表示領域505内に表示されるべきデータオブジェクト207のタイプ(例えば、写真ファイル)を選択するためのコントロールを含むことが可能である。
【0050】
次に、バスケットコマンドツールバー509は、ナビゲーションツール503によって識別されたデータオブジェクト207をバスケットコントロール201に送るための1つまたは複数のコマンドコントロールを含むことが可能である。図示した例では、バスケットコマンドツールバー509は、「リストに追加」というコマンドを含む。したがって、ユーザは、ナビゲーション表示領域505内に表示された1つまたは複数のデータオブジェクト207を(例えば、マウスまたはタッチパッドなどのポインティングデバイスを使用して)選択した後、選択されたデータオブジェクト207をバスケットコントロール201に送るために「リストに追加」コマンドをアクティブにすることができる。
【0051】
もちろん、バスケットコマンドツールバー509で提供されるコマンドに加えて(または代わりに)、本発明の様々な実施形態は、ユーザが、ナビゲーションツール503によって識別された1つまたは複数のデータオブジェクト207をバスケットコントロール201に送るための他の技術を使用できるようにすることも可能である。例えば、前述したとおり、本発明の一部の実施形態では、ユーザは、データオブジェクト207をバスケットコントロール201に送るために、ナビゲーション表示領域505内に表示されたデータオブジェクト207のイメージをバスケット表示領域203に「ドラッグアンドドロップ」することができる。本発明の一部の実施形態では、バスケットコントロール201に既に送られているデータオブジェクト207のイメージは、ナビゲーション表示領域505内でハイライトされるか、または別の形で区別されることが可能である。
【0052】
図5に示した本発明の実施形態では、リストメーカコントロール501をホストしているソフトウェアアプリケーションが、バスケットコントロール201に送られたデータオブジェクト207に対応するコレクションを作成するためのコレクション作成ツールバー511も提供する。コレクション作成ツールバー511は、バスケットコントロール201の中に含まれるデータオブジェクト207から統合コレクションを作成するための1つまたは複数のコマンドコントロールを含むことが可能である。図示する例では、リストメーカコントロール501が、データオブジェクト207をDVDまたはCDなどの光記憶ディスクに焼き付けるための「ウィザード」というソフトウェアアプリケーションによってホストされている。したがって、コレクション作成ツールバー511は、ウィザードのコンポーネントの中を進むことによって統合コレクションを作成する(または統合コレクションを作成するプロセスをキャンセルする)ための「次へ」コマンドおよび「キャンセル」コマンドを含む。ただし、本発明の他の実施形態は、バスケットコントロール201またはリストメーカコントロール501の中に含まれるデータオブジェクト207から特に統合コレクションを作成するためのコマンドボタンなどのコマンドコントロールを提供することも可能である。また、本発明の図示する実施形態は、統合コレクションを作成するためのコマンドコントロールを有するコレクション作成ツールバー511を含むが、本発明の他の実施形態は、さらに、または代替として、前述したとおり、バスケットコントロール201の中にコレクション作成ツールバー511を含むか、またはリストメーカコントロール501の中に含むことも可能であることに留意されたい。
【0053】
前述したとおり、ナビゲーションツール503は、例えば、Microsoft Windows(登録商標)XPオペレーティングシステムのExplorerソフトウェアアプリケーションにおいて提供される「Explorerビュー」コンポーネントのような従来のソフトウェアアプリケーションコンポーネントおよびソフトウェアアプリケーション機能を使用して実装することができる。したがって、ナビゲーションツール503は、Explorerビューソフトウェアコンポーネントの特徴の一部またはすべてを含むことが可能である。例えば、本発明の一部の実装では、ユーザは、包含するデータオブジェクト207上でダブルクリックして、包含するデータオブジェクト207内部をナビゲートすることができ、代替として、またはさらに、ファイルデータオブジェクト207上でダブルクリックして、ファイルデータオブジェクト207を操作するために、デフォルトでそのファイルタイプを扱うソフトウェアアプリケーションを立ち上げることができることが可能である。
【0054】
さらに、ユーザは、ナビゲーション表示領域505内のデータオブジェクト207のイメージ上で右クリックして、選択されたデータオブジェクト207に関して何らかのアクションを行うためにコマンドのメニューを閲覧できることが可能である。メニューは、「開く」、「印刷」、「送信」、「切り取り」、「コピー」、「削除」、「名前の変更」、および「プロパティ[を見る]」などの従来のコマンドを含むことが可能である。ただし、データオブジェクト207に関して提供されるメニューは、選択されたデータオブジェクト207をバスケットコントロール201に送るコマンドをさらに含むことも可能であることに留意されたい。
【0055】
さらに、本発明の多くの実施形態は、ユーザが、バスケット表示領域203内のデータオブジェクト207のイメージのビューを変更できるようにすることが可能である。例えば、ユーザは、表示されるビューを各データオブジェクト207のアイコンから各データオブジェクト207の英数字の一覧に変更することができる。また、本発明の様々な実施形態は、ユーザが、図5に示したビューウインドウ(view pane513)のようなより高性能のナビゲーションツールを使用できるようにすることも可能である。ビューウインドウ513は、Microsoft Windows(登録商標)XPオペレーティングシステムのExplorerビューソフトウェアコンポーネントによって従来、提供されるビューウインドウと同様であるか、または全く同じであることが可能である。また、本発明の一部の実施形態では、ナビゲーション表示領域505内のデータオブジェクト207のイメージは、そのデータオブジェクト207がバスケットコントロールによって既に表示されている場合、ハイライトされる、所与の色で示される、またはそれ以外の形で区別されることが可能である。これにより、バスケットコントロール201に送られているナビゲーション表示505内のデータオブジェクト207が容易に識別される。
【0056】
さらに、本発明の様々な実施形態では、リストメーカコントロール501の異なる特徴、プロパティ、および設定が、ユーザ、またはリストメーカコントロール501をホストしているソフトウェアアプリケーション(すなわち、ホストするソフトウェアアプリケーションのソフトウェア開発者)によって構成されることが可能である。例えば、リストメーカコントロール501は、デフォルトの開始(starting)場所に開くように構成することができる。したがって、ホストするアプリケーションが、音楽ファイルの再生に関連するソフトウェアアプリケーションである場合、アプリケーションは、ナビゲーション表示領域505が、Microsoft Windows(登録商標)XPオペレーティングシステムによって提供される「マイミュージック」フォルダのような音楽フォルダに関連するデータ構造の一部分の中に位置するデータオブジェクト207のイメージを最初に表示すべきことを指定することができる。同様に、ホストするアプリケーションが、写真イメージの表示に関連するソフトウェアアプリケーションである場合、アプリケーションは、ナビゲーション表示領域505が、Microsoft Windows(登録商標)XPオペレーティングシステムによって提供される「マイピクチャ」フォルダのようなイメージフォルダに関連するデータ構造の一部分の中に位置するデータオブジェクト207のイメージを最初に表示すべきことを指定することができる。ソフトウェアアプリケーションが、リストメーカコントロール501に関して特定の開始(opening)場所を指定していない場合、リストメーカコントロール501は、ホストするソフトウェアアプリケーションが最後にアクセスした場所、またはデフォルトの場所(Microsoft Windows(登録商標)XPオペレーティングシステムによって提供される「マイドキュメント」フォルダのような)に開くことが可能である。
【0057】
リストメーカコントロール501をホストするソフトウェアアプリケーションは、ナビゲーション表示領域505によって表示される(したがって、バスケットコントロール201に送られるように用意される)ファイルタイプを指定することもできる。例えば、ホストするアプリケーションが、音楽ファイルの再生に関連するソフトウェアアプリケーションである場合、アプリケーションは、ナビゲーション表示領域505が、音楽ファイルタイプ(例えば、.mp3ファイルまたは.wmaファイル)を有するデータオブジェクト207だけのイメージを最初に表示すべきことを指定することができる。同様に、ホストするアプリケーションが、写真イメージの表示に関連するソフトウェアアプリケーションである場合、アプリケーションは、ナビゲーション表示領域505が、.tifファイルタイプや.jpgファイルタイプなどのイメージファイルタイプを有するデータオブジェクト207のイメージだけを最初に表示すべきことを指定することができる。
【0058】
さらに、本発明の一部の実施形態では、リストメーカコントロール501をホストしているソフトウェアアプリケーションは、ナビゲーション表示領域505によって提供されるビューを指定することができる。ホストするソフトウェアアプリケーションは、ビューウインドウが最初に表示されるか、または隠されるかも指定することができる。
【0059】
したがって、リストメーカコントロール501により、ユーザが統合コレクションを作成するのを助ける強力なツールがソフトウェアアプリケーションに提供される。さらに、リストメーカコントロール501は、バスケットコントロール201の機能のすべてを組み込むことが可能であるが、有利には、ホストするソフトウェアアプリケーションが、統合コレクションを作成するための追加の機能をユーザに提供することができるようにする。さらに、この追加の機能は、ホストするソフトウェアアプリケーション自体の機能および目的によりよく合致するようにソフトウェアアプリケーションによって構成されることが可能である。
【0060】
バスケットコントロール用のインタフェースおよびリストメーカコントロール用のインタフェース
本発明の様々な実施形態によれば、バスケットコントロール201、リストメーカコントロール501、あるいはその両方は、単にソフトウェアオブジェクト用のインタフェースにアクセスすることにより、そのソフトウェアアプリケーションが都合よくホストしていることが可能な、ソフトウェアオブジェクトとして実装することができる。ときとして、「アプリケーションプログラミングインタフェース」と呼ばれるこのタイプのインタフェースにより、ソフトウェアアプリケーションは、リストメーカコントロール501またはバスケットコントロール201を実装するのに必要とされるソフトウェア命令のすべてを組み込む必要なしに、リストメーカコントロール501(またはバスケットコントロール201)をホストすることも、リストメーカコントロール501(またはバスケットコントロール201)に関する特定の設定を指定することもできるようになる。
【0061】
したがって、ホストするアプリケーションは、コレクションを作成するアプリケーションプログラミングインタフェースを使用することができる。このアプリケーションプログラミングインタフェースは、例えば、項目(例えば、データオブジェクト207)をリストに挿入する機能、リストから項目を除去する機能、リストの中の項目を獲得する機能などの順序付けされたコレクションまたはリストを管理する機能を含むことが可能である。また、アプリケーションプログラミングインタフェースは、リンク(例えば、リストの中のデータオブジェクト207に対するポインタ、または「ショートカット」)のコンテナを管理する機能も含むことが可能である。
【0062】
本発明の様々な例は、再生リストフォルダなどの専用タイプのコレクションを作成するソフトウェア命令を含むアプリケーションプログラミングインタフェースも提供することができる。本明細書で「再生リスト」アプリケーションプログラミングインタフェースと呼ぶこのアプリケーションプログラミングインタフェースは、前述した基本的な順序付きコレクションアプリケーションプログラミングインタフェースを使用するが、追加の機能をコレクションに提供することも可能である。例えば、専用コレクションアプリケーションプログラミングインタフェースは、基本的な順序付きコレクションに、データオブジェクト207がどのようにコレクションにコピーされるかを決める「コピーモード」プロパティを供与することが可能である。プロパティの値が「フラット」である場合、入れ子構成のデータオブジェクト207の内容が、コレクションに追加される際にフラット化される。しかし、プロパティの値が「フラットでない」場合、データオブジェクト207は、コレクションに追加される際、入れ子構成の階層を保持する。したがって、「コピーモード」プロパティの値は、コレクションの用途に合致するようにホストするアプリケーションによって指定されることが可能である。したがって、汎用コレクション、および音楽ファイルを含むコレクションは、「コピーモード」プロパティが「フラット」に設定されることが可能であり、写真イメージに関するコレクションは、コピーモードが「フラットでない」に設定されることが可能である。
【0063】
再生リストアプリケーションプログラミングインタフェースは、「Webテーマ」プロパティをコレクションに供与することもできる。このプロパティにより、例えば、コレクションにアクセスした際にリストメーカコントロール501によって表示される背景イメージが決まる。したがって、汎用コレクションは、「リスト」という汎用「Webテーマ」プロパティ値を有することが可能であり、音楽ファイルに関するコレクションは、「再生リスト」という「Webテーマ」プロパティ値(これにより、例えば、リストメーカコントロール501が、楽譜または楽器を背景イメージとして表示するように命令されることが可能である)を有することが可能である。同様に、音楽ファイルに関するコレクションが、「photo_album」という「Webテーマ」プロパティ値(これにより、例えば、リストメーカコントロール501が、カメラまたは写真帳を背景イメージとして表示するように命令されることが可能である)を有することが可能である。再生リストアプリケーションプログラミングインタフェースは、フォルダデータオブジェクト207を表すイメージがどのように表示されるかを決める「認識される(perceived)フォルダタイプ」プロパティをコレクションに供与することもできる。
【0064】
再生リストアプリケーションプログラミングインタフェースは、データオブジェクト207に関して表示される情報を定義する「デフォルト列」プロパティをコレクションに供与することもできる。例えば、「デフォルト列」を音楽ファイルのコレクションに関して「名前;順序;アーティスト;アルバム、再生時間(duration)」に設定することができる場合。コレクションの中のデータオブジェクト207に関する情報は、表示された際、データオブジェクト207に関連する曲名、コレクションの中のデータオブジェクト207の順序、データオブジェクト207に関連するアーティストの名前、データオブジェクト207に関連する音楽アルバムの名前、およびデータオブジェクト207に関連する音楽の再生時間を含む。他方、「デフォルト列」値は、汎用コレクションの場合、「名前;順序」に設定して、各データオブジェクト207の名前、およびコレクションの中のデータオブジェクト207の順序だけが表示されるようにすることができる。さらに、再生リストアプリケーションプログラミングインタフェースは、新しいデータオブジェクト207がコレクションに追加された際、またはコレクションから除去された際にそのコレクションがデータオブジェクト207の順序を更新するかどうかを決める「順序」プロパティをコレクションに供与することもできる。
【0065】
本発明の様々な例は、バスケットコントロールを作成するバスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースを提供することもできる。このアプリケーションプログラミングインタフェースは、例えば、単純なブラウザソフトウェアコンポーネントであることが可能なバスケットコントロールオブジェクトを作成する。次に、バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、バスケットコントロールに関連する様々なプロパティ、メソッド、および通知を提供することができる。例えば、バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、バスケットコントロールが表示される前に読み取り可能、かつ書き込み可能であることが可能な「RootFolder」というプロパティを含むことが可能である。このプロパティにより、バスケットコントロールが作成されたコレクションが特定される。このプロパティの値が「NULL」である場合、バスケットコントロールは、一時的なコレクションを作成することができる。
【0066】
バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、コレクションの中のデータオブジェクト207、およびデータオブジェクト207に関連する情報がバスケットコントロールによってどのように表示されるかに関連するプロパティも含むことが可能である。例えば、バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、バスケットコントロールが表示される前に読み取り可能、かつ書き込み可能であることが可能な「フラグ」というプロパティを含むことが可能である。このプロパティにより、バスケットコントロールに関連する様々なフラグが定義される。このプロパティの値には、例えば、ナビゲーションボタンおよびナビゲーションコマンドをコレクションがサポートしている場合でも隠す「hidenavigation」、ツールバー(または複数のツールバー)が左揃えされるようにし、ヘッダを隠し、追加のコントロールのためにステータスバー上で追加のスペースを提供する「widelayout」が含まれることが可能である。このプロパティは、コレクションが順序付けをサポートしている場合でも、順序付けボタンおよび順序付けコマンドを隠す「hideorder」という値も有することが可能である。
【0067】
バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、「VisibleColums」というプロパティ、および「ViewFlags」というプロパティも含むことが可能であり、両方のプロパティとも読み取り可能かつ書き込み可能であることが可能である。「VisibleColums」プロパティにより、バスケット表示領域203内のデータオブジェクト207のイメージに関してどのような列が表示されるかが定義され、「ViewFlags」プロパティというプロパティにより、バスケット表示領域203内のデータオブジェクト207のイメージに関してどのようなフラグが表示されるかが定義される。バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、読み取り可能かつ書き込み可能であることが可能な「ViewMode」プロパティも含むことが可能である。「ViewMode」プロパティにより、コレクションの中のデータオブジェクト207のイメージが表示されるモード(例えば、アイコン、詳細、サムネイル)が決まる。さらに、バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、読み取り可能かつ書き込み可能であることが可能であり、バスケットコントロールの中に表示されるべきヘッダを指定する「ヘッダ」プロパティを有することが可能である。さらに、バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、バスケットコントロールが表示される前に読み取り可能かつ書き込み可能であることが可能であり、バスケット表示領域203が空である場合に表示されるべきテキストを決める「WatermarkText」プロパティを含むことが可能である。
【0068】
バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、ステータスバーの機能に関連する1つまたは複数のプロパティも含むことが可能である。例えば、バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、バスケットコントロールが表示される前に読み取り可能かつ書き込み可能であることが可能であり、ステータスバーによって表示されるべきコレクション(または表示されるべき集約)のプロパティを定義する「StatusProperties」というプロパティを含むことが可能である。バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、読み取り可能かつ書き込み可能であることが可能であり、ステータスバーにおけるプロパティの表示をテキストの文字列で置き換える「StatusText」というプロパティも含むことが可能である。このプロパティが「Null」に設定された場合、プロパティが、ステータスバーに再び現れる。
【0069】
加えて、バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、ステータスバーに関連する1つまたは複数のメソッドも含むことが可能である。例えば、バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、所与のインデックスにおいて関連するプロパティに関するゲージ(gauge)表示(例えば、3次元の円グラフ)をアクティブにする「SetStatusGauge(int isp,object maximum,string format)」というメソッドを含むことが可能である。ホストするアプリケーションは、このメソッドを使用して、ステータスバーのプロパティの1つに関するゲージ表示をアクティブにすることができる。例えば、ゲージ表示は、ホストするアプリケーションによって指定された最大値に対して、プロパティの現在の総計値(aggregated value)に正比例するパイスライス(pie slice)を表示する3次元の円グラフであることが可能である。さらに、ホストするアプリケーションは、プロパティの説明文(textual description)をフォーマットするのにバスケットコントロールが使用することができ、トークンがプロパティの現在の合計値および最大値で置き換えられた、文字列(例えば、テキスト文字列)を指定することができる。例えば、ステータスバーは、「利用可能な600MBのうち45MBを使用中」というテキストを表示することができる。
【0070】
バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、イベントを他のソフトウェアコンポーネントに通知するための1つまたは複数の通知も含むことが可能である。例えば、バスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、コレクションの内容が変更された場合にイベントメッセージを送信する「FolderContentsChanged」という通知を含むことが可能である。
【0071】
さらに、本発明の様々な実施形態は、リストメーカコントロールを作成するためのリストメーカアプリケーションプログラミングインタフェースを提供することができる。リストメーカコントロールは、例えば、単純なブラウザソフトウェアコンポーネント、およびバスケットコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースによって作成されたバスケットコントロールから実装することができる。したがって、リストメーカコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、ブラウザコンポーネントまたはバスケットコントロールに関連する様々なプロパティを含むことが可能である。例えば、リストメーカコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、リストメーカコントロールによって使用されるブラウザコンポーネントを特定する読み取り専用値であることが可能な「FolderView」というプロパティを含むことが可能である。同様に、リストメーカコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、リストメーカコントロールによって使用されるバスケットコントロールを特定する読み取り専用値であることが可能な「Basket」というプロパティも含むことが可能である。さらに、リストメーカコントロールアプリケーションプログラミングインタフェースは、リストメーカコントロール内部でバスケットコントロールの幅を指定する読み取り可能かつ書き込み可能な値であることが可能な「BasketWidth」というプロパティも含むことが可能である。
【0072】
様々なアプリケーションプログラミングインタフェースの例を以上に説明してきたが、上記のアプリケーションプログラミングインタフェースのいずれも、所望される機能、およびアプリケーションプログラミングインタフェースが使用されるオペレーティングシステム環境に応じて、追加の、または代替のプロパティ、メソッド、および通知を使用することが可能であることに留意されたい。
【0073】
結論
本発明は、本発明を実施する現在の好適な形態を含む特定の例に関連して説明してきたが、特許請求の範囲に記載する本発明の趣旨および範囲に含まれる前述したシステムおよび技術の多数の変種および変形が存在することが、当業者には理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明の様々な実施形態を実装することができるコンピューティング環境の例を示す図である。
【図2】本発明の様々な実施形態によるバスケットコントロールの例を示す図である。
【図3】本発明の様々な実施形態によるバスケットコントロールをナビゲートするためのナビゲーションコントロールを含むツールバーを示す図である。
【図4】本発明の様々な実施形態によるデータオブジェクトの新しいコレクションを作成するためのダイアログボックスを示す図である。
【図5】本発明の様々な実施形態によるリストメーカコントロールの例を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
統合コレクションを作成するためのツールであって、
同時に操作されるべきデータオブジェクトを受け取るバスケットインタフェースと、
前記バスケットインタフェースに送られた各データオブジェクトに関して、送られた前記データオブジェクトに対応する少なくとも1つのデータ項目をデータ項目のコレクションに追加するコレクション作成コンポーネントと
を備えたことを特徴とするツール。
【請求項2】
前記バスケットコントロールは、前記バスケットインタフェースによって受け取られた前記データオブジェクトのイメージを表示する表示インタフェースを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のツール。
【請求項3】
前記表示インタフェースは、前記コレクションの中のデータ項目に対応するすべてのデータオブジェクトのイメージを表示する
ことを特徴とする請求項2に記載のツール。
【請求項4】
前記バスケットインタフェースおよび前記表示インタフェースは、単一のグラフィカルユーザインタフェースを共有する
ことを特徴とする請求項2に記載のツール。
【請求項5】
前記表示インタフェースは、ユーザが、前記バスケットインタフェースによって受け取られた前記データオブジェクトの順序を指定できるようにする
ことを特徴とする請求項2に記載のツール。
【請求項6】
前記表示インタフェースによって表示された前記データオブジェクトの間でナビゲートするための1つまたは複数のナビゲーションコントロール
をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のツール。
【請求項7】
前記コレクションは、前記バスケットインタフェースによって受け取られた前記データオブジェクトをポイントするポインタを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のツール。
【請求項8】
前記コレクション作成コンポーネントは、インスタンスが生成された際、新しいコレクションを作成する
ことを特徴とする請求項1に記載のツール。
【請求項9】
前記バスケットインタフェースは、データオブジェクトを前記バスケットインタフェースから除去することができるようにし、前記バスケットインタフェースから除去された各データオブジェクトに関して、前記コレクション作成コンポーネントは、除去された前記データオブジェクトに対応する各データ項目を前記コレクションから除去する
ことを特徴とする請求項1に記載のツール。
【請求項10】
前記コレクションの名前付けを容易にする名前コントロールをさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載のツール。
【請求項11】
データ項目の前記コレクションが変更された際、他のソフトウェアアプリケーションに通知を行う通知コンポーネント
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のツール。
【請求項12】
前記バスケットインタフェースに送られた前記データオブジェクトに関連する情報を表示するためのステータス表示
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のツール。
【請求項13】
前記ステータス表示は、前記バスケットインタフェースに送られた前記データオブジェクトが占めることになる記憶量を表示する
ことを特徴とする請求項12に記載のツール。
【請求項14】
前記ステータス表示は、前記コレクションに関連する記憶量を表示する
ことを特徴とする請求項12に記載のツール。
【請求項15】
前記ステータス表示は、前記バスケットインタフェースに送られた前記データオブジェクトが占めることになる記憶量と前記コレクションに関連する記憶量との間の関係を表示する
ことを特徴とする請求項12に記載のツール。
【請求項16】
前記バスケットインタフェースに送られることが可能なデータオブジェクトを提供するリストメーカコントロール
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のツール。
【請求項17】
前記リストメーカコントロールは、前記バスケットインタフェースに送られることが可能なデータオブジェクトのイメージを表示するための第2の表示インタフェースを含む
ことを特徴とする請求項16に記載のツール。
【請求項18】
前記リストメーカコントロールは、前記第2のディスプレイによる表示のために1つまたは複数のデータオブジェクトの間でナビゲートするための1つまたは複数の第2のナビゲーションコントロールを含む
ことを特徴とする請求項17に記載のツール。
【請求項19】
前記リストメーカコントロールは、アクティブにされた際、前記第2のディスプレイにおいて表示された選択済みデータオブジェクトを前記バスケットインタフェースに送るデータオブジェクト送信コントロールを含む
ことを特徴とする請求項16に記載のツール。
【請求項20】
前記リストメーカコントロールは、選択されたデータオブジェクトに関連するコマンドのメニューを提供するメニューコンポーネントを含み、前記メニューが、選択された前記データオブジェクトを前記バスケットインタフェースに送る少なくとも1つのコマンドを含むようにしている
ことを特徴とする請求項16に記載のツール。
【請求項21】
データオブジェクトに対応するデータ項目の統合リストを提供する方法であって、
1つまたは複数のデータオブジェクトを受け取るステップと、
それぞれの受け取られたデータオブジェクトに関して、受け取られた前記データオブジェクトに対応する少なくとも1つのデータ項目をデータ項目のリストに追加するステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項22】
受け取られた前記データオブジェクトのイメージを表示するステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記リストの中のデータ項目に対応する各データオブジェクトを表示するステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項24】
受け取られた前記データオブジェクトの表示された前記イメージの間でナビゲートするためのナビゲーションコントロールを提供するステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記リストの中のデータ項目を順序付けるための命令を受け取るステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記リストを作成するステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項27】
1つまたは複数のデータオブジェクトを取り除く命令を受け取るステップと、
それぞれの取り除かれたデータオブジェクトに関して、取り除かれた前記データオブジェクトに対応するすべてのデータ項目を前記リストから削除するステップと
をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項28】
前記リストに関する名前を受け取るステップと、
受け取られた前記名前を前記リストに付けるステップと
をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項29】
前記リストの変更を他のソフトウェアアプリケーションに通知するステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項30】
前記リストのステータスに関連する情報を表示するステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項31】
表示される前記情報は、受け取られた前記データオブジェクトが占める記憶量である
ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項32】
表示される前記情報は、前記リストに関連する記憶量である
ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項33】
表示される前記情報は、前記リストに関連する記憶量に対する受け取られた前記データオブジェクトが占めることになる記憶量である
ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記データオブジェクトをバスケットインタフェースを介して受け取るステップと、
前記バスケットインタフェースを介して受け取られることが可能なデータオブジェクトのイメージを表示するステップと
をさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項35】
前記バスケットインタフェースを介して受け取られることが可能なデータオブジェクトの表示された前記イメージの間でナビゲートするための1つまたは複数のナビゲーションコントロールを提供するステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項36】
アクティブにされた際、前記バスケットインタフェースを介して受け取られることが可能なデータオブジェクトの表示された前記イメージのなかの選択済みデータオブジェクトを送る送信コントロールを提供するステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記バスケットインタフェースを介して受け取られることが可能なデータオブジェクトの表示された前記イメージのなかの選択済みデータオブジェクトに関するコマンドメニューを提供して、前記コマンドメニューが、前記選択済みデータオブジェクトを前記バスケットインタフェースに送るコマンドを含むようにするステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項38】
データ項目のリストに対するインタフェースを提供するための方法であって、
データ項目のリストを識別するリストパラメータを受け取るステップと、
これに応答して、データオブジェクトを受け取り、それぞれの受け取られたデータオブジェクトに関して、少なくとも1つのデータ項目を受け取られた前記データオブジェクトに対応する識別された前記リストに追加するコントロールが作成されるようにするステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項39】
前記コントロールは、前記リストの中のデータ項目に対応するデータオブジェクトのイメージを表示するグラフィカルユーザインタフェースを提供する
ことを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記コントロール用の前記グラフィカルユーザインタフェースの内容を決めるための1つまたは複数のフラグパラメータを受け取るステップと、
これに応答して、受け取られた前記フラグパラメータに対応する前記グラフィカルユーザインタフェースの内容を前記コントロールが含むようにするステップと
をさらに備えることを特徴とする請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記リストの中のデータ項目に対応する前記データオブジェクトの表示されたイ前記メージの間でナビゲートするためのナビゲートコントロールなしに前記グラフィカルユーザインタフェースを前記コントロールが表示するようにさせるステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記リストの中のデータ項目に対応する前記データオブジェクトの表示された前記イメージを順序付けるための順序付けコントロールなしに前記グラフィカルユーザインタフェースを前記コントロールが表示するようにさせるステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項40に記載の方法。
【請求項43】
プロパティパラメータを受け取るステップと、
これに応答して、受け取られた前記プロパティパラメータに対応するプロパティを前記コントロールが表示するようにさせるステップと
をさらに備えることを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項44】
前記プロパティは、受け取られた前記データオブジェクトのプロパティを
含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記プロパティは、前記リストのプロパティを含む
ことを特徴とする請求項43に記載の方法。
【請求項46】
ステータス機能をアクティブにする命令を受け取るステップと、
これに応答して、前記コントロールが前記ステータス機能をアクティブにするようにさせるステップと
をさらに備えることを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項47】
前記リストパラメータは、Null値を有し、これに応答して、前記コントロールがデータ項目の新しいリストを作成するようにさせるステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項48】
前記リストが変更された際、別のソフトウェアアプリケーションに通知を行うステップ
をさらに備えることを特徴とする請求項38に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−521540(P2007−521540A)
【公表日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−509936(P2005−509936)
【出願日】平成15年10月11日(2003.10.11)
【国際出願番号】PCT/US2003/032309
【国際公開番号】WO2005/041070
【国際公開日】平成17年5月6日(2005.5.6)
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】