説明

繊維ケーブルの案内、搬送又は処理を行う装置

本発明は、繊維ケーブル(7)の案内、搬送又は処理を行う装置であって、複数の駆動されたローラ(2,3,4)を有し、該ローラ(2,3,4)の外周に繊維ケーブル(7)がそれぞれ部分的に巻掛けられて案内されており、前記ローラ(2,3,4)が繊維ケーブル(7)を供給するための入口ローラ(2)と繊維ケーブル(7)を排出するための出口ローラ(3)とを有し、残りのローラ(4.1,4.2)が前記入口ローラ(2)と前記出口ローラ(3)に対し、繊維ケーブル(7)がそれぞれ>180°の巻掛け角度で前記ローラ(2,3,4)に沿って案内可能であるように配置されている形式の装置に関する。繊維ケーブルを案内しかつ搬送しかつ処理するにあたってすべてのローラを均等に関与させるためには、前記入口ローラと繊維ケーブルの供給部とがかつ出口ローラと繊維ケーブルの排出部とが相互に、繊維ケーブルがそれぞれ>180°の巻掛け角度で部分的に巻掛けられて入口ローラの周面と出口ローラの周面に沿って案内可能であるように配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は請求項1の上位概念として記載した繊維ケーブルの案内、搬送又は処理を行う装置に関する。
【0002】
合成繊維を製造する場合には個々の紡糸された繊維束を繊維ケーブルに集合させ、複数の駆動されたローラを有する装置によって紡糸機から引出すことが公知である。この場合には繊維ケーブルを形成するすべての繊維ストランドを均等に紡糸機から引出すためにはローラによって十分な糸引っ張り力を発生させることが必要である。繊維ケーブルを案内する間に規定された紡糸番手が付与されるためには、排出部領域にて繊維ケーブルとローラとの間にはスリップが発生してはならない。この場合、ローラはいずれも同じ大きさの周速度で駆動するか又はドラフトを目的として速度差をもって駆動することができる。引っ張り力を形成するためにもスリップ現象を回避するためにも繊維ケーブルは所定の最小巻掛け角度でローラに沿って案内されなければならない。この場合、ローラにおけるすべての巻掛け角度の和は発生可能な最大引っ張り力の尺度となる。繊維ケーブルを引出すためには6つ、8つ又は9つ以上のローラが使用される。このような装置は例えばDE2455117A1号明細書によって公知である。公知の装置は繊維ケーブルを供給するための入口ローラと繊維ケーブルを排出するための出口ローラとから形成される。入口ローラと出口ローラとの間には全部で5つの別のローラが互いにずらされて、繊維ケーブルができるだけ大きな巻掛け角度で、中間配置されたローラに沿って案内可能であるように配置されている。
【0003】
しかし、このような多数のローラにおいては、物理的な関係(EYTELWEINのロープ摩擦)がローラの異なる負荷をもたらすという問題が発生する。繊維ケーブルとローラとの個々の対偶の間に、例えば繊維ケーブルのプレパレーションもしくはプレパレーション被覆の不均一性によって発生する付加的な摩擦値の変動は、前記不均一性を増強する。
【0004】
したがって本発明の課題は冒頭に述べた形式の繊維ケーブルの案内、搬送又は処理を行う装置を改良して先きに述べた欠点が発生しないようにすることである。
【0005】
本発明の別の目的は比較的にわずかなローラで繊維ケーブルを案内するためにできるだけ大きな引っ張り力を発生させることができる装置を提供することである。
【0006】
本発明の課題は入口ローラと繊維ケーブルの供給部とがかつ出口ローラと繊維ケーブルの排出部とが互いに、繊維ケーブルが>180°の巻掛け角度で部分的に巻掛けられて入口ローラと出口ローラとの周面に沿って案内されることで達成された。
【0007】
本発明の有利な別の構成は従属請求項の特徴と該特徴の組合せとによって規定されている。
【0008】
本発明はEYTELWEINの関係に従ってローラ、特に出口領域のローラにかかる負荷は均等な周速度を前提としてわずかになるという認識に基づいている。本発明による装置はこれを、繊維ケーブルが出口ローラにおいてもできるだけ大きな巻掛けで案内されることで回避する。これによって一方では要求される総巻掛け角度が少数のローラで達成され、多方では大きな巻掛け角度に基づき出口ローラを引っ張り力の発生に役立てかつ負荷することができる。
【0009】
さらに本発明によれば入口ローラと繊維ケーブルの供給部とは>180°の大きな巻掛け角度を実現するために配置されている。これによって各ローラは高い有効度で使用することができる。したがって少数のローラですでに比較的に大きな総巻掛け角度を生ぜしめ、ひいては繊維ケーブルを引出すためもしくはドラフトするために比較的に大きな引っ張り力を生ぜしめることができる。
【0010】
この効果はさらに、繊維ケーブルがすべてのローラにてそれぞれ>190°、有利には>200°の巻掛け角度で案内可能であると一層改善される。
【0011】
この場合、各ローラは、繊維ケーブルが各ローラにて同じ大きさの巻掛け角度で案内されるように配置されていることができる。
【0012】
しかしながら、入口ローラと出口ローラとにおける巻掛け角度を残りのローラにおける巻掛け角度に比して異なって設定することも可能である。
【0013】
全部で4つのローラが配置されている有利な構成では入口ローラと出口ローラとの間に付加的なローラを配置することができ、繊維ケーブルがローラの間で均等な移行部で案内されることができる。
【0014】
しかしながら入口ローラと出口ローラを付加的なローラの間に配置することもできる。これによって外側に位置する付加的なローラの間にはより長い自由な案内区間が繊維ケーブルのために生じる。巻掛け角度を適当に選択することにより4つのローラを使用した場合に既に>900°の総巻掛け角度が実現される。
【0015】
>1000°のより大きい総巻掛け角度並びにより強い引っ張り力又はドラフト力を発生させるためには有利には3つのローラ又は4つ以上のローラが入口ローラと出口ローラとの間に配置される。
【0016】
速度差が個々のローラの間に必要である場合にはローラの駆動モータは有利な形式でそれぞれ個別の変換器によって制御される。ローラの周速度が同じ大きさであると、各駆動モータは共通のグループ変換器で制御されることができる。又、ローラと駆動モータとの機械的な結合も可能である。
【0017】
これにより、本発明による装置は、できるだけ少数のローラで繊維ケーブルを引出しかつドラフトするために適するようになる。これにより個々のローラの間での糸の引渡しが少なくなることで取扱いが容易になる。各付加的な糸の引渡しが不要になることで巻縮形成のリスクが同時に減じられる。これにより本発明による装置は、繊維ケーブルの案内、搬送及び処理を行うために費用的に有利な技術的な解決をもたららす。
【0018】
以下、添付図面に基づき本発明による装置の若干の実施例について詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明による装置の第1実施例の概略図。
【0020】
図2は第1実施例の側面図。
【0021】
図3は4つのローラを有する本発明の装置の第2実施例の概略図。
【0022】
図4は4つのローラを有する第3実施例の概略図。
【0023】
図5は4つのローラを有する第4実施例の概略図。
【0024】
図6は5つのローラを有する本発明による装置の別の実施例の概略図。
【0025】
図7は6つのローラを有する本発明による装置の1実施例の概略図。
【0026】
図8は6つのローラを有する別の実施例の概略図。
【0027】
図1と図2とには本発明による装置の第1実施例が概略的に示されている。図1は前記実施例を、案内された繊維ケーブルなしで平面図で示しており、図2は前記実施例を案内された繊維ケーブルと共に側面図で示している。以下の記述は、前記図面の一方との関係が記されてない限り、両方の図面に当嵌まるものである。
【0028】
保持壁1には入口ローラ2、出口ローラ3及びローラ4.1及び4.2が並べて配置されている。ローラ2,3,4.1及び4.2は同等に構成されかつ駆動端部で保持壁1に回転可能に保持されている。ローラ2,3,4.1,4.2はその駆動端部でそれぞれ1つの駆動モータ8と連結されている。各駆動モータ8には1つの変換器9が配属され、この変換器9によって駆動モータ8は制御可能である。
【0029】
入口ローラ2と出口ローラ3とローラ4.1及び4.2の配置はローラ4.1と4.2とがそれぞれ外側に位置しかつ互いに大きな間隔をおいて保持壁1に保持されるように選択されている。ローラ4.1と4.2は水平な第1の平面内で互いに間隔をおいて向き合っている。
【0030】
ローラ4.1と4.2との間では入口ローラ2と出口ローラ3とが互いに小さい間隔をおいて第2の水平な平面内に配置されている。第2の水平な平面はローラ4.1と4.2とが配置されている第1の水平な平面の下側に配置されている。この場合、2つの水平な平面間の間隔は供給部5を介して水平に供給された繊維ケーブル7が外から妨げられずに入口ローラ2の上に、前置されたローラ4.1に接触することなく達するように選択されている。これによって繊維ケーブル7は相応して出口ローラ3から水平に後置のローラ4.2に接触することなしに排出部6を介して排出されることができる。ローラ2と3並びに4.1と4.2が対称的に配置されることにより、繊維ケーブル7はそれぞれ同じ巻掛け角度αでローラ2,3,4.1及び4.2に沿って案内される。この結果、達成可能な巻掛け角度αは例えば227.5°の値を有するので、910°の総巻掛け角度が達成される。入口ローラ2からローラ4.1への繊維ケーブルの移行並びにローラ4.2から出口ローラ3への繊維ケーブルの移行は等しく構成されている。
【0031】
図1と図2とに示した本発明の装置の1実施例ではすべてのローラが同じ大きさの周速度で駆動されて繊維ケーブルを案内し、搬送しかつ処理する装置に使用することができる。このような場合にはローラ2,3,4.1,4.2の駆動モータ8は一緒に、図1に破線で示したようにグループ変換器10で制御されることができる。
【0032】
図3,4及び5にはそれぞれ4つのローラを有する本発明の別の実施例が概略的に示されている。この場合、図3,4及び5はローラの異なる配置が側面図で示されている。付加的なローラ4.1と4.2はそれぞれ入口ローラ2と出口ローラ3との間に配置されている。装置の構造は先きに述べた実施例とほぼ同じであるので、図1と2の記述を参考にされたい。以下には相違点だけを詳細に説明する。
【0033】
図3においては入口ローラ3と出口ローラ3は鉛直平面内で相上下して間隔をおいて配置されている。2つの別のローラ4.1と4.2は水平面にて入口ローラ2と出口ローラ3との中間に配置されている。ローラの間の間隔はローラ2,4.1,4.2,3の外周にて案内された繊維ケーブル7が部分的な巻掛けで案内されるように構成されている。この場合には繊維ケーブル7は巻掛け角度αで入口ローラ2と出口ローラ3とに沿って案内される。これに対し、中間のローラ4.1と4.2とにおいてはいくらか大きい巻掛け角度βが達成される。入口ローラ2と出口ローラ3とにおける巻掛け角度αは>200°で構成されている。このためには繊維ケーブル7の供給部5は入口ローラ2の斜め上方に構成されている。これに相応して繊維ケーブル7の排出部6は出口ローラ3の斜め下方に構成されている。
【0034】
図4には4つのローラの配置の別の可能性が示されている。この場合には入口ローラ2とローラ4.2とは第1の鉛直平面にて間隔をおいて相上下して配置され、ローラ4.1と出口ローラ3とは第2の鉛直平面にて互いに間隔をおいて相上下して配置されている。ローラ2,4.1,4.2及び3は隣り合って位置する2つの鉛直平面に互いにずらされて配置されている。繊維ケーブル7の供給部5と排出部6は図3の先きの実施例と同等である。この場合にも繊維ケーブル7は巻掛け角度αで入口ローラ2と出口ローラ3とに沿って案内されている。付加的なローラ4.1と4.2とに沿っては繊維ケーブル7は巻掛け角度βで案内されている。この場合、巻掛け角度βは巻掛け角度αよりもわずかに大きい。供給部5と排出部6との傾斜配置によって>200°の有利な巻掛け角度が達成される。
【0035】
図5においては同様にα>200°の巻掛け角度αが入口ローラ2と出口ローラ3とに実現している4つのローラの配置が示されている。この場合にはしかし、繊維ケーブル7は供給部5から水平に供給され、排出部6を介して水平に排出される。ローラ2,4.1,4.2と3はずらされた配置で相上下して保持されている。この場合には中間のローラ4.1と4.2とにおいてはそれぞれ大きい巻掛け角度βが達成される。
【0036】
図3から5までに示したローラの配置は最大230°までの個々の巻掛け角度を可能にする。巻掛け角度の増大と大きさはほぼ繊維ケーブルを当付けるために必要であるローラ間の所定の最小間隔により制限される。例えば800mmのローラ直径では繊維ケーブルを当付けるためにはローラの間に約150mmの最小間隔が必要である。
【0037】
図6には本発明による装置の別の実施例が概略的に側面図で示されている。この場合にも平面図については省略してある。何故ならば構造自体は図1と図2とに示された実施例とほぼ同じであるからである。その限りにおいては図1と図2とに関する記述を参照されたく、以下には相違点についてのみ記述する。
【0038】
図6の実施例では入口ローラ2と出口ローラ3との間に全部で3つの別のローラ4.1,4.2及び4.3が配置されている。この配置は、入口ローラ2とローラ4.2と出口ローラ3とが第1の鉛直平面にて互いに間隔をおいて配置されるように選択されている。この場合には所定の最小間隔がローラ間に維持され、したがってローラ4.1は入口ローラ2とその上に配置された4.2との中間に配置されている。これに相応してローラ4.3はローラ4.2と出口ローラ3の中間にてローラ4.2と出口ローラ3との横に保持されている。供給部5は入口ローラ2の斜め上側に構成されている。排出部6は出口ローラ3の斜め下側に構成されている。したがって繊維ケーブル7は>180°の巻掛け角度で入口ローラ2と出口ローラ3とに沿って案内される。入口ローラ2と鉛直平面内にてすぐその上に配置されたローラ4.2との間の間隔はローラ4.1のローラ直径よりも小さく構成され、繊維ケーブル7を入口ローラ2から中間のローラ4.1と4.2へ案内する場合に>200°の大きな巻掛け角度が可能である。したがって図6に示された実施例では>1000°の総巻掛け角度が達成される。個々のローラの間の移行はほぼ等しく構成されている。
【0039】
さらに大きい引出し力又はドラフト力を発生させるためには、本発明の装置に6つのローラを統合させることも有利である。これらのローラを配置するために可能である例は図7と図8とに示されている。この場合にはそれぞれ、入口ローラ2への水平な繊維ケーブルの供給と出口ローラ3からの水平な繊維ケーブルの排出が実現される。その他の点では図1と図2とに示された装置の構造を参照されたい。
【0040】
図7の実施例の場合には入口ローラ2と出口ローラ3との間に4つの別のローラ4.1,4.2,4.3と4.4とが互いにずらされて配置されている。この場合には個々のローラの間のローラ間隔は等しく構成されているので、繊維ケーブルを案内するための個々の巻掛けは>1200°の総巻掛け角度をもたらす。
【0041】
図8に示された実施例では、6つのローラが2つのグループに分けて配置されている。この場合第1のグループは入口ローラ2と、後置され、互いにずらして配置された2つのローラ4.1と4.2とによって形成されている。ローラの第2のグループは出口ローラ3とこれに対してずらされて配置されたローラ4.3と4.4とを有している。この場合にも繊維ケーブルは180°と230°との間の領域の巻掛け角度で個々のローラに沿って案内される。
【0042】
図1から図8までに示された本発明による装置の実施例は単数又は複数の繊維ケーブルを緊張状態で引出すために使用されることができる。供給部5は紡糸装置の直後に配置された変向ローラによって形成されることができる。この変向ローラは紡糸されたばかりの個々の繊維束を繊維ケーブルに集合させる。排出部6は例えば巻取り装置の直前に配置された案内ローラによって形成されることができる。
【0043】
図1から図8までに示された本発明による装置のすべての実施例は単数又は複数の繊維ケーブルをドラフトするため又は単数又は複数の繊維ケーブルを熱処置するために使用することができる。このためにはローラは付加的な加熱手段又は冷却手段を有していることができる。
【0044】
単数又は複数の繊維ケーブルをドラフトするために本発明の装置が通常用いられる。この本発明の装置は異なる速度に基づき個々の装置の間で繊維ケーブルをドラフトする。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明による装置の第1実施例の概略図。
【図2】図1の第1実施例の側面図。
【図3】4つのローラを有する本発明の装置の第2実施例の概略図。
【図4】4つのローラを有する第3実施例の概略図。
【図5】4つのローラ有する第4実施例の概略図。
【図6】5つのローラを有する本発明による装置の別の実施例の概略図。
【図7】6つのローラを有する本発明による装置の1実施例の概略図。
【図8】6つのローラを有する別の実施例の概略図。
【符号の説明】
【0046】
1 保持壁、 2 入口ローラ、 3 出口ローラ、 4.1,4.2,4.3,4.4 ローラ、 5 供給部、 6 排出部、 7 繊維ケーブル、 8 駆動モータ、 9 変換器、 10 グループ変換器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
繊維ケーブル(7)の案内、搬送又は処理を行う装置であって、複数の駆動されたローラ(2,3,4)を有し、該ローラ(2,3,4)の外周に繊維ケーブル(7)がそれぞれ部分的に巻掛けられて案内されており、前記ローラ(2,3,4)が繊維ケーブル(7)を供給するための入口ローラ(2)と繊維ケーブル(7)を排出するための出口ローラ(3)とを有し、残りのローラ(4.1,4.2)が前記入口ローラ(2)と前記出口ローラ(3)とに対し、繊維ケーブル(7)がそれぞれ>180°の巻掛け角度で前記ローラ(2,3,4)に沿って案内可能であるように配置されている形式の装置において、前記入口ローラ(2)と繊維ケーブル(7)の供給部(5)とがかつ前記出口ローラ(3)と繊維ケーブル(7)の排出部(6)とが相互に、繊維ケーブル(7)が>180°の巻掛け角度を有する部分的巻掛けでそれぞれ前記入口ローラ(2)と前記出口ローラ(3)との周面にて案内可能であるように配置されていることを特徴とする、繊維ケーブルの案内、搬送又は処理を行う装置。
【請求項2】
繊維ケーブル(7)が前記ローラ(2,3,4)のすべてにて、それぞれ>190°、有利には>200°の巻掛け角度で案内可能である、請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記ローラ(2,3,4)における巻掛け角度が同じ大きさである、請求項1又は2記載の装置。
【請求項4】
前記入口ローラ(7)と前記出口ローラ(8)とにおける巻掛け角度及び/又は残ったローラ(4)の巻掛け角度が同じ大きさである、請求項1又は2記載の装置。
【請求項5】
全部で2つの付加的なローラ(4.1,4.2)が前記入口ローラ(2)と前記出口ローラ(3)とに配属されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
【請求項6】
前記付加的なローラ(4.1,4.2)が前記入口ローラ(2)と前記出口ローラ(3)との間に配置されている、請求項5記載の装置。
【請求項7】
前記入口ローラ(2)と前記出口ローラ(3)とが前記付加的なローラ(4.1,4.2)の間に配置されている、請求項5記載の装置。
【請求項8】
前記入口ローラ(2)と前記出口ローラ(3)との間に全部で3つの前記ローラ(4.1,4.2,4.3)が配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
【請求項9】
前記入口ローラ(2)と前記出口ローラ(3)との間に全部で4つ以上のローラ(4.1,4.2,4.3,4.4)が配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
【請求項10】
前記ローラ(2,3,4)の駆動モータ(8)が複数の個別の変換器(9)によって又はグループ変換器(10)によって制御可能である、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
【請求項11】
前記ローラ(2,3,4)が歯車又はチェーンによって機械的に連結されており、変換器(9)を有する駆動モータ(8)によって駆動される、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−505019(P2007−505019A)
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−525771(P2006−525771)
【出願日】平成16年9月10日(2004.9.10)
【国際出願番号】PCT/EP2004/010117
【国際公開番号】WO2005/026417
【国際公開日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(503420235)ザウラー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (51)
【氏名又は名称原語表記】Saurer GmbH & Co. KG
【住所又は居所原語表記】Landgrafen Str. 45, D−41069 Moenchengladbach, Germany
【Fターム(参考)】