説明

美爪料

【課題】発色性、基剤の透明性に優れ、しかも着色成分の沈降がみられない美爪料を提供する。
【解決手段】被膜形成剤および有機溶剤を含有する美爪料において、液晶高分子をフィルム状に固定化してから粉砕することにより得られる液晶固定化顔料と、粒径20nm以下、比表面積200m2/g以上の微粒子シリカを含有することを特徴とする美爪料。上記液晶固定化顔料は平均粒径10〜1000μm、厚さ1〜10μmのものが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネールエナメル、ネールエナメルベースコート、ネールエナメルオーバーコート等に代表される美爪料に関する。さらに詳しくは、発色性に優れ、見る角度により干渉色が変化する美しい外観が得られ、しかも基剤の透明性に優れる美爪料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来美爪料では、その意匠性を高めるために、顔料(有機顔料、無機顔料、パール光沢材・ラメ剤などの光輝顔料、等)や染料等の着色成分(色材)を配合して着色することが一般に行われている。
【0003】
透明基剤への着色成分として顔料を配合した場合、容器内で経時で顔料沈降してしまうため、その沈降を防ぐために、有機変性粘土鉱物を配合して基剤を増粘する方法がとられてきた。しかし、有機変性粘土鉱物は不透明なゲルを形成するため、元は透明であった基剤の透明性が失われて不透明となり、そのためパール光沢材・ラメ剤等の顔料の発色が低下し、外観の美観が損なわれるという問題があった。
【0004】
これに対し、微粒子シリカを配合して基剤を増粘することも知られているが(例えば特許文献1参照)、その増粘効果は有機変性粘土鉱物ほど強くなく、時間が経つにつれてパール光沢材・ラメ剤等がどうしても沈降する傾向があった。
【0005】
他方、透明基剤への着色成分として染料のみを配合した場合、上記沈降の問題はなく、基剤の透明性はある程度は得られるものの、染料は光などによって劣化するという問題や、光吸収による発色のためパール光沢材・ラメ剤等に比べて発色の鮮やかさに欠けるという問題があった。
【0006】
【特許文献1】特開2003−55159号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、発色性、基剤の透明性に優れ、しかも着色成分の沈降がみられない美爪料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明は、被膜形成剤および有機溶剤を含有する美爪料において、液晶高分子をフィルム状に固定化してから粉砕することにより得られる液晶固定化顔料と、粒径が20nm以下、比表面積が200m2/g以上の微粒子シリカを含有することを特徴とする美爪料を提供する。
【0009】
また本発明は、上記液晶固定化顔料の平均粒径が10〜1000μm、厚さが1〜10μmである、上記美爪料を提供する。
【0010】
また本発明は、上記液晶固定化顔料の平均粒径が45〜100μm、厚さが2〜7μmである、上記美爪料を提供する。
【0011】
また本発明は、上記液晶高分子が下記式(I)、(II)で示される化合物を共重合して得られる変性ポリアクリレートである、上記美爪料を提供する。
【0012】

【0013】

【0014】
また本発明は、上記微粒子シリカの粒径が10nm以下、比表面積が280m2/g以上である、上記美爪料を提供する。
【0015】
また本発明は、上記液晶固定化顔料の配合量が0.1〜10質量%、微粒子シリカの配合量が0.2〜2.5質量%である、上記美爪料を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明により、従来美爪料に配合されているパール光沢材・ラメ剤等の光輝顔料を配合しなくとも、これら光輝顔料を配合したのと同様な意匠性を有し、発色性に優れ、見る角度により干渉色が変化する美しい外観が得られ、着色成分の沈降がなく、しかも基剤の透明性に優れる美爪料が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明について詳述する。
【0018】
本発明に使用する液晶固定化顔料は、観察色が見る角度により異なる板状顔料で、液晶高分子をフィルム状に固定化してから粉砕することにより得られる。より具体的には、例えば、まずキラル相を有する三次元架橋性液晶性物質を、ナイフコーティング等により基材上に薄層として塗布した後、この基材上の薄層をUV照射等により架橋した後、基材から分離し、所望の粒度に粉砕することにより得ることができる。
【0019】
上記液晶固定化顔料は、直径が10〜1000μmが好ましく、より好ましくは45〜100μmである。また厚さが1〜10μmが好ましく、より好ましくは2〜7μmである。直径が10μm未満では散乱光が多くなりすぎて干渉色が綺麗にみえなくなる傾向があり、1000μm超では粒子が大き過ぎて塗布時にうまく爪表面に載らなくなる傾向がある。また厚さが1μm未満では薄すぎて塗布使用後に洗い流しにくく、使用後にも爪に残ってしまう傾向がみられ、10μm超では厚過ぎて、塗布時に表面がざらついて使用感触が低下してしまう傾向がみられる。
【0020】
上記液晶高分子は、具体的には下記式(I)、(II)で示される化合物を共重合して得られる変性ポリアクリレートが好ましく用いられる。該変性ポリアクリレートでは、上記式(I)、(II)で示される化合物(モノマー)がコレステリック層状に配向されている。
【0021】

【0022】

【0023】
上記変性ポリアクリレートを板状に粉砕して得られる液晶固定化顔料は、外観が白〜淡黄色で、反射光が見る角度により赤橙〜緑色に変化する板状粉末である。かかる板状粉末は「ヘリコーンHC」シリーズ等としてワッカー社(独)により商品化されており、これらを好適に用いることができる。ただしこれら例示に限定されるものでない。
【0024】
上記液晶固定化顔料の配合量は、本発明美爪料中、0.1〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.2〜4.0質量%である。0.1質量%未満では干渉色が十分に発色することが難しく、一方、10質量%超では基材の粘度が高くなりすぎて爪上に綺麗に塗布し難くなる。
【0025】
本発明に用いる微粒子シリカは、平均粒径が20nm以下であり、好ましくは10nm以下である。平均粒径20nm超では、増粘効果を発揮させるには多量に配合することが必要となり、系の透明性や使用性が著しく損なわれてしまう。また、比表面積が200m2/g以上であり、好ましくは280m2/g以上である。比表面積が200m2/g未満では十分な増粘効果が得られず、液晶固定化顔料等が経時で沈降してしまう。
【0026】
上記特性を有する微粒子シリカは、通常、球状の1次粒子が凝縮した不定形の凝縮粒子から構成される。平均粒径は球状1次粒子の平均粒子径であり、1次粒子の電子顕微鏡写真から目視により測定される球状粒子径の平均値である。任意の100以上の粒子を測定して得られる平均粒子径が20nm以下であることが好ましい。また、比表面積は球状1次粒子が凝縮した全体の比表面積であり、通常のBET法により測定される。
【0027】
上記微粒子シリカは、例えば「アエロジル」シリーズ(日本アエロジル社製)等として市販されており、好適に用いることができる。ただしこれら例示に限定されるものでない。
【0028】
上記微粒子シリカの配合量は、本発明美爪料中、0.1〜2.5質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜1.5質量%である。0.1質量%未満では十分な増粘効果が得られず、液晶固定化顔料が沈降してしまうおそれがあり、一方、2.5質量%超では、粘度が高くなりすぎ、塗布しにくくなったり、透明性が損なわれたりするおそれがある。
【0029】
上記微粒子粉末シリカを、美爪料中に分散させて製造する際には、公知の分散装置、例えば、横型・縦型・アニュラー型の連続式のビーズミル、サンドグラインダーミル、ボールミル等の媒体攪拌ミルやバスケットミルなどのバッチ式ビーズミル、マイクロフルイダイザーやナノマイザー等の高圧分散装置などを用いる。なお、媒体攪拌ミルで用いられるビーズ、サンド、ボールなどの媒体の材質はガラス、アルミナ、ジルコニア、チタン、スチールなどが用いられるが、特にジルコニアが好ましい。また、その大きさとしては通常直径0.3〜2.0mm程度のものが用いられる。
【0030】
本発明に使用する被膜形成剤は、通常用いられる公知のニトロセルロース、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、スルホンアミド樹脂等を使用することができる。具体的には、例えば、ニトロセルロースRS1/2秒、ニトロセルロースLIG1/2秒、ニトロセルロースHIG1/2秒、ニトロセルロースSS1/2秒、ニトロセルロースHIG1秒、ニトロセルロースHIG2秒、ニトロセルロースHIG7秒、ニトロセルロースHIG20秒、ニトロセルロースLIG1/4秒、ニトロセルロースHIG1/4秒、ニトロセルロースLIG1/8秒、ニトロセルロースHIG1/8秒、ニトロセルロースHIG1/16秒(以上はダイセル化学工業(株)、旭化成工業(株)などの商品名)、ショ糖安息香酸エステル樹脂、トルエンスルホン酸アミド樹脂等が挙げられるが。ただしこれら例示に限定されるものでない。被膜形成剤は1種または2種以上を用いることができる。
【0031】
被膜形成剤の配合量は、本発明美爪料中、5〜25質量%が好ましく、より好ましくは7〜20質量%である。5質量%未満では乾燥速度の低下、経時でのつや低下等を生じるおそれがあり、一方、25質量%超では粘度が高くなり、塗布しにくくなるおそれがある。
【0032】
本発明に使用する有機溶剤は、従来用いられているエステル系、アルコール系、炭化水素系等の公知の溶剤を使用することができる。例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、乳酸エチル、乳酸ブチル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、プロピルアルコール等が挙げられる。特に酢酸ブチル、酢酸エチル、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、エチルアルコール等の非芳香族系の有機溶剤が好適例として挙げられる。また、本発明は、トルエン、キシレンなどの、通常、希釈剤として配合される有機溶剤を用いる必要がなく、健康上も好ましい。有機溶剤は1種または2種以上を混合して用いることができる。
【0033】
有機溶剤の配合量は、意図する使用性、配合する着色成分等によっても異なるが、一般に美爪料全量に対し25〜85質量%程度である。
【0034】
本発明では、被膜形成剤と有機溶剤を配合した系において、液晶固定化顔料と微粒子シリカを併用することにより、従来のパール光沢材・ラメ剤を配合しなくとも、これらパール剤・ラメ剤と同様の意匠性を発揮して、観る角度によって異なる色を発色し種々の色彩を発揮し得ることができ、しかも系の透明性を失わず、また着色成分の沈降を生じることがないという、極めて優れた効果を奏する美爪料が得られる。
【0035】
本発明の透明美爪料には、本発明の効果を損なわない範囲で、上記必須成分の他に、必要に応じて、上記以外の樹脂、可塑剤、顔料、香料、染料、薬剤、保湿剤、紫外線吸収剤、つや消し剤、充填剤、界面活性剤、金属石鹸等の一般に美爪料に配合される原料を配合することができる。本発明の美爪料は常法により製造することができる。
【0036】
本発明の美爪料は、化粧品業界において一般にマニキュア類、美爪用製品等として用いられている爪被覆剤を広く含むものであり、例えば、ベースコート、ネールエナメル、トップコート(オーバーコート)の他、ネールガード等のネールケア製品等が挙げられるが、これら例示に限定されるものでない。
【0037】
本発明の美爪料は透明美爪料である。ここでいう透明とは、着色成分を除いたエナメル基剤が透明という意味である。美爪料の基剤が透明であることにより、容器に充填された美爪料および爪上の乾燥した塗膜の中で、液晶固定化顔料の光輝感を損なうことなく、極めて美しく見せることが可能である。透明とは、分光光度計により測定した波長550nmの可視光の透過率が少なくとも40%以上であることを意味するが、好ましくは60%以上の透明性が得られる。また、本発明の美爪料は、乾燥後の塗膜の(60°入射/60°反射時)光沢度が少なくとも40以上となり、通常、光沢計を用いて測定すると光沢度が80以上の好ましい光沢度が得られる。
【0038】
本発明の美爪料には、通常、美爪料に配合されている有機色材や染料を、本発明の効果、つまり基材の透明性を損なわない範囲において配合することができる。
【0039】
有機顔料としては、例えば赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色305号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号および青色404号や、さらに赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号および青色1号等が挙げられ、さらにこれらの有機顔料がジルコニウムレーキ、バリウムレーキまたはアルミニウムレーキ等のものでもよい。
【実施例】
【0040】
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明はこれによってなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限りすべて質量%である。また、ニトロセルロースは、いずれも30%IPA品(30質量%のイソプロピルアルコールで湿潤させた状態)での配合量である。
【0041】
まず、本発明に用いた評価方法について説明する。
【0042】
[透明性評価]
(1)顔料透明性評価
顔料1gをニトロセルロースラッカー15g中によく分散させ、この分散液を透明シート上に塗布、乾燥させ、塗膜(膜厚100をμm)形成した。この塗膜を分光光度計にて可視光領域の透過率を測定し、発色しない領域での透過率を顔料の透過率データとした。
【0043】
(2)製品透明性評価
各試料について、1cm四方の石英セルに入れて、分光計を用いて550nm波長の光透過率を測定した。得られた透過率を以下の基準に当てはめ、透明性の評価を行った。
〈評価基準〉
◎: 光透過率60%以上
○: 光透過率40%以上60%未満
△: 光透過率20%以上40%未満
×: 光透過率20%未満
【0044】
[沈降安定性評価]
製品を40℃恒温槽にいれて10日間静置し、その際の顔料の状態を目視により観察し、以下の基準により評価した。
〈評価基準〉
◎: 顔料が沈降していない
○: 顔料がわずかに沈降しており、上部に透明層が存在する
△: 顔料がかなり沈降しており、上半分に透明層が存在する
×: 顔料がほとんど沈降している
【0045】
(試験例1〜3)
上記顔料透明性評価に示す評価法に従い、下記の表1に示す各試料1〜2および比較試料1について透明性の評価を行った。結果を表1に示す。
【0046】
なお表1中、試料1〜2、比較試料1はそれぞれ以下の顔料である。
【0047】
試料1: 液晶固定化顔料(平均粒径20μm、厚さ3〜5μm)(「ヘリコーンHC ジェードS」;ワッカー社製)
試料2: 液晶固定化顔料(平均粒径65μm、厚さ3〜5μm)(「ヘリコーンHC メイプルXL」を平均径約65μmに粉砕したもの;ワッカー社製)
比較試料1: 雲母チタン(「フラメンコスーパーパール」;エンゲルハード社製)
【0048】
【表1】

【0049】
上記表1に示す結果から明らかなように、本発明で用いられる液晶固定化顔料(試料1〜2)は、従来化粧品に汎用されているパール光沢材(比較試料1)に比べ、光透過率が極めて高く、透明性に優れることがわかる。
【0050】
(実施例1〜2、比較例1〜3)
下記表2に示す組成の各製品につき、上記製品透明性評価、および沈降安定性評価に示す各評価法に従い、評価した。結果を表2に示す。
【0051】
なお表2中、微粒子シリカ(*1)は「アエロジル380S」(日本アエロジル社製。粒径5〜6nm、比表面積約380m2/g)を、有機変性粘土鉱物(*2)は「ベントン27」(エレメンティス社製)を、液晶固定化顔料(*3)は「ヘリコーンHCメイプルXL」を平均径約65μmに粉砕したもの(ワッカー社製。平均粒径65μm、厚さ3〜5μm)を、パール剤(*4)は「フラメンコサミットレッド」(エンゲルハード社製)を、それぞれ用いた。
【0052】
【表2】

【0053】
上記表2の結果から明らかなように、実施例1〜2では、いずれも透明性、顔料沈降安定性に優れることがわかった。一方、比較例1〜6では、透明性、顔料沈降安定性の両者の効果を併せもつことができなかった。
【0054】
以下にさらに処方例を示す。
【0055】
(実施例3: オーバーコート)
(配 合 成 分) (質量%)
液晶固定化顔料(「ヘリコーンHCスカラベXL」;ワッカー社製。平均粒径400〜600μm、厚さ3〜5μm) 0.2
ニトロセルロース1/4秒(30%IPA) 8
ニトロセルロース1/2秒(30%IPA) 2
微粒子シリカ(「アエロジル#300」;日本アエロジル社製。粒径約7nm、比表面積300m2/g) 0.5
クエン酸アセチルトリエチル 5
イソプロピルアルコール 3
n−ブチルアルコール 2
酢酸ブチル 残 余
酢酸エチル 35
【0056】
(実施例4: ベースコート)
(配 合 成 分) (質量%)
液晶固定化顔料(「ヘリコーンHCメイプルXL」を平均径約65μmに粉砕したもの;ワッカー社製。平均粒径65μm、厚さ3〜5μm) 0.5
ニトロセルロース1/4秒(30%IPA) 9
ニトロセルロース1/2秒(30%IPA) 5
微粒子シリカ(「アエロジル#200」;日本アエロジル社製。粒径約12nm、比表面積200m2/g) 1
クエン酸アセチルトリエチル 5
イソプロピルアルコール 3
n−ブチルアルコール 2
酢酸エチル 30
酢酸ブチル 残 余

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被膜形成剤および有機溶剤を含有する美爪料において、液晶高分子をフィルム状に固定化してから粉砕することにより得られる液晶固定化顔料と、粒径が20nm以下、比表面積が200m2/g以上の微粒子シリカを含有することを特徴とする美爪料。
【請求項2】
上記液晶固定化顔料の平均粒径が10〜1000μm、厚さが1〜10μmである、請求項1記載の美爪料。
【請求項3】
上記液晶固定化顔料の平均粒径が45〜100μm、厚さが2〜7μmである、請求項1記載の美爪料。
【請求項4】
上記液晶高分子が下記式(I)、(II)で示される化合物を共重合して得られる変性ポリアクリレートである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の美爪料。



【請求項5】
上記微粒子シリカの粒径が10nm以下、比表面積が280m2/g以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の美爪料。
【請求項6】
上記液晶固定化顔料の配合量が0.1〜10質量%、微粒子シリカの配合量が0.2〜2.5質量%である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の美爪料。

【公開番号】特開2007−210934(P2007−210934A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−31942(P2006−31942)
【出願日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(000001959)株式会社資生堂 (1,748)
【Fターム(参考)】