説明

羽部を有するパッキングが一体で形成された容器蓋

【課題】蓋の枠に装着されるパッキングがインサート射出によって蓋に一体で形成するようにした構造の蓋は、蓋と離隔される羽部を有するパッキングを蓋の枠から突出されるようになることで、前記パッキングを固定するようにするための別途の結合手段が要求されるものであって、このような結合手段を使用しない容器蓋を提供する。
【解決手段】蓋10が、容器函体の内部に挿入される深さ程度で蓋に支持壁12を形成して、支持壁に密着されるようにパッキング20の接着面をインサート方式によって射出成形するようにしながら、接着面と一体で延長されるように羽部22を形成するようにすることで、パッキングを蓋に別途の結合手段を使わないで、パッキングの羽部が蓋の枠から突出されるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食べ物などの保管に使用される容器にプラスチックを使用して射出成形によって製造される容器蓋に関する。特に折畳まれる羽部を有するパッキングが装着された容器蓋に関する。本発明は、蓋を下側に加圧すると、蓋が容器函体の内側に挿入されながら蓋の枠外側に突出されたパッキングの羽部が容器函体の内壁に沿って密着下降しながら容器函体の内部の圧力を変化させて、任意的な蓋の分離を防止及び気密維持をすることが可能であり、また、蓋の枠に装着されるパッキングがインサートなどの2重射出成形方式によって蓋に一体で形成可能にしたものである。
【背景技術】
【0002】
現在このような用途で使用される容器蓋は容器函体と結合された状態で蓋を下側に加圧すると蓋が容器函体の内部に挿入されながら容器函体の内壁に沿って蓋の枠外側に突出されたパッキングが下降しながら容器函体の圧力を変化するようにする場合に蓋にはエア抜きが形成されて、蓋の枠外側では突出される羽部を有するパッキングが装着されて前記したパッキングが蓋に固定されるようにするためには必ず別途の結合手段が使用されるものである。
また、前記結合手段によってパッキングが蓋に装着される場合に結合手段と蓋の緊密な固定のための多様な手段が使用されるものである。
したがって、このような多様な手段では蓋の上部と下部に分離組み立てするようにしながらその間にパッキングを固定するようにする方式が使用されるものである。
しかし、このようなものらの短所が精密な組み立てがなされなかった場合にパッキングの形態変化によって圧力が増加するほど任意的な離脱が発生されるという短所と、また結合手段やまたは等分されて結合される蓋の組み立て時に生ずるようになる隙間に異物が挟まるようになりながら衛生上良くないということである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、容器蓋に装着されるパッキングの構造に関し、特に容器に挿入されるように結合される蓋が、下側での加圧によって結合される場合に、蓋が容器函体の内部に挿入されながら蓋の枠の外側に突出されるパッキングの羽部が容器函体の内壁と密着されながら容器内部の圧力を変化させて容器函体と蓋の任意的な分離を防止し気密維持を可能にする折畳まれる羽部を有するパッキングを蓋にインサートなどの2重射出成形方式によって一体で具現するようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明では、弾力性と接着性が優秀なコマというプラスチック材料を使用してパッキングを具現し、前記パッキングを蓋に形成される支持壁の一側面に密着されるように固定面を形成しながら前記固定面と延長されるように突出される羽部を形成するようにしたものであり、このような固定面と羽部をインサートなどの二重射出成形方式によって別途の組み立て過程なしに一度に射出成形するようにしたものである。
また、このようなインサート射出成形時に支持壁の上側の蓋に流路を形成して固定面が蓋の流路を通じて蓋の上側面にも飾り面として形成するようにすることで、多様なデザインの変化はもちろん緊密な固定面の具現が可能になる。
【発明の効果】
【0005】
したがって、本発明では、羽部を有するパッキングが、蓋に別途の結合手段の使用無しに、蓋に具現が可能になり、このような構造のパッキングが蓋の支持壁に緊密に固定面に接着固定されることによって、支持壁と支持壁に密着される固定面と折畳まれる羽部の肉の厚さによって支持壁と容器が緊密に加圧されながら密着されて気密維持が優秀になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、一実施例に基づいて詳しく説明すると次のようである。
図1に示すように本発明の構成は蓋10の上側に形成されるエア抜き手段11と前記蓋10の下側に形成される支持壁12と該支持壁12の一側面に緊密に密着接着される固定面21と該固定面21に延長されるように形成される羽部22でなされるパッキング20でなされる構成である。
この時に使用されるパッキング20の具現のために使用される材料は、コマという材質を使用するものであり、このようなコマと同一な材料の特性を有する多様な材質の物を使用することができるものである。
また、前記支持壁12が形成された蓋10には支持壁12の上側に貫通された流路13が形成されて、前記流路13を利用してパッキング20の固定面21aが流路13を通じて蓋10の上面にも一体で形成するようにするものである。
この時にパッキングの固定面21aが形成される蓋の上面枠には凹入部23が形成されるものである。
また、蓋10の固定面21が接着された支持壁12の上側では段顎14による突出枠15を形成して、前記突出枠15は容器函体30の上端に形成された枠31と緊密に密着されるものであり、前記容器函体30の枠31の幅は、蓋10の突出枠15の幅とほとんど同一に形成しながらその枠31の下端には段顎32が形成されるようにして、前記段顎32にパッキング20の羽部21の先端が位置するようにするものである。
したがって、このような容器はパッキング20が蓋20に羽部22が突出された形態で一体で射出成形されることで蓋が容器函体と結合される場合に緊密で堅固な密着にもかかわらず分離されなくなることであり、またパッキングの固定面が蓋の流路を貫通して上面に形成されることで、さらに堅固な固定が可能になることであり、このような固定面が蓋の上端の枠上面に形成された凹入部に形成されることで、外部のどのような干渉によっても固定面が堅固に位置されるようになるものである。
以上では本発明を実施例によって詳細に説明したが、本発明は実施例によって限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有するものであれば本発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または変更できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1のパッキングの形成過程図である。
【図3】本発明のまた他の実施例の断面図である。
【図4】図1の作動状態図である。
【図5】本発明の外観分離斜視図である。
【図6】本発明の外観組み立て図である。
【符号の説明】
【0008】
10 蓋
11 エア抜き手段
12 支持壁
13 流路
14 段顎
15 突出枠
16 凹入部
20 パッキング
21、21a 固定面
22 羽部
30 容器函体
31 枠
32 段顎

【特許請求の範囲】
【請求項1】
蓋10の上側に形成されるエア抜き手段11と前記蓋10の下側に形成される支持壁12と該支持壁12の一側面に緊密に密着接着される固定面21と前記固定面21に延長されるように一体で形成される羽部22を含むパッキング20が容器函体の内壁と密着されることを特徴とする羽部を有するパッキングが一体で形成された容器蓋。
【請求項2】
前記支持壁12が形成された蓋10には支持壁12の上側に貫通された流路13が形成されて、前記流路13を利用してパッキング20の固定面21aが流路13を通じて蓋10の上面にも一体で形成されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の羽部を有するパッキングが一体で形成された容器蓋。
【請求項3】
前記パッキングの固定面21aが形成される蓋には、凹入部16が形成されることを特徴とする請求項2に記載の羽部を有するパッキングが一体で形成された容器蓋。
【請求項4】
前記蓋10の固定面21が接着された支持壁12の上側では段顎14による突出枠15を形成して、前記突出枠15は容器函体30の上端に形成された枠31と緊密に密着されることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか一つに記載の羽部を有するパッキングが一体で形成された容器蓋。
【請求項5】
前記容器函体30の枠31の幅は、蓋10の突出枠15の幅とほとんど同一に形成しながらその枠31の下端には段顎32が形成されるようにして、前記段顎32にパッキング20の羽部21の先端が位置するようにすることを特徴とする請求項4に記載の羽部を有するパッキングが一体で形成された容器蓋。
【請求項6】
前記パッキング20の具現のために使用される材料は、コマで使用されることを特徴とする請求項1または2に記載の羽部を有するパッキングが一体で形成された容器蓋。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−29512(P2009−29512A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−51875(P2008−51875)
【出願日】平成20年3月3日(2008.3.3)
【出願人】(508066108)
【氏名又は名称原語表記】MOON, JAEGU
【出願人】(508066119)ミョウング ムーン エル.シー シーオー.,エルティーディー. (1)
【氏名又は名称原語表記】MYOUNG MOON L.C CO.,LTD.
【Fターム(参考)】