説明

耐候性の、顔料着色されたポリスチレン

【課題】耐候性の、顔料着色されたポリスチレンを提供する。
【解決手段】本発明は、屋外用途又は高い耐候性を必要とする用途における使用のための、耐候性の、顔料着色されたポリスチレン成形又は押出フォーム物品に関するものである。前記耐候性の、顔料着色されたポリスチレン組成物は、(a)フォームポリスチレンホモポリマー又はコポリマー、(b)少なくとも一種の紫外線吸収剤、(c)少なくとも一種の低分子量立体障害性アミン光安定剤、(d)少なくとも一種の高分子量立体障害性アミン光安定剤、(e)少なくとも一種の顔料、及び(f)所望により、カーボンブラックを押出又は成形により配合することにより製造することができ、膨張されたポリマーフォームは、3000時間を越えるキセノン屋外暴露下で、約3.0未満のΔE色変化を示す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外用途又は高い耐候性を必要とする用途における使用のための、耐候性の、顔料着色されたポリスチレン成形又は押出フォーム物品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
押出又は成形ポリスチレンフォームは、ビルディング、サイディング及びウィンドウトリムの構成材として、ビルディングを断熱するために広汎に使用されている。しかしながら、ポリブタジエンを用いて耐衝撃性が改良されたABS及びポリスチレンのようなスチレン系ポリマーは、非常に酸化され易い。耐候時の分解は表面から始まり、そして、衝撃強度のような機械的性質の急速な喪失をもたらす。この酸化され易さのために、ポリスチレンは通常、顔料着色された及び/又は紫外線安定化されたポリアクリレートフィルム又は比較的多量のカーボンブラックの添加により保護されなければ、屋外暴露に直接露される屋外用途において使用されない。
耐エージング性を改良するこれらの公知方法は、不充分であるばかりか技術的な不具合をも受ける。従って、保護フィルムをラミネートすることはシートの場合にのみ可能であり、シートは例えば深絞り法により転換され、そして、該ラミネート化は射出成形に適用することはできない。塗装による表面保護は付加的な加工段階を必要とし、これはコストを増加させ、そして、充分な長期間の耐候性を常に与えるわけではない。
従って、本発明者らは、驚くべきことに、保護的なアクリル樹脂ラッカートップコートの適用又は比較的多量のカーボンブラックの添加を必要としない、永続的な耐候性の顔料着色されたポリスチレン組成物を製造することが可能であることを発見した。
ポリスチレンにおいて、2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール型の紫外線吸収剤を使用することが知られている。立体障害性アミンとベンゾトリアゾール紫外線吸収剤との組み合わせを使用し、そして、これらの組み合わせは、クリスタルポリスチレンの屋外暴露においてさえも、良好な性能を与えることも知られている。アール.ゲヒター(R.Gaechter)他編、「プラスチック添加剤ハンドブック(Plastics Additive Handbook)」、第4版、1993年、pp.237−241、及び、ジェイ.ゲイル(J.Geil)他著、「スチレン系ポリマーにおける良好な光安定性(Better Light Stability for Styrenic Polymers)」、モダーン プラスチックス(Modern Plastics)、1983年9月、を参照。
【非特許文献1】アール.ゲヒター(R.Gaechter)他編、「プラスチック添加剤ハンドブック(Plastics Additive Handbook)」、第4版、1993年、pp.237−241
【非特許文献2】ジェイ.ゲイル(J.Geil)他著、「スチレン系ポリマーにおける良好な光安定性(Better Light Stability for Styrenic Polymers)」、モダーン プラスチックス(Modern Plastics)、1983年9月
【0003】
米国特許第4692486号明細書は、ポリスチレンを保護するための低分子及び高分子のポリアルキルピペリジンの相乗混合物を示している。
米国特許第4110304号明細書は、ベンゾフェノン及びベンゾトリアゾールのような共安定剤と組み合わせた立体障害性アミンの使用を開示及び特許請求している。
米国特許第5492948号明細書は、ベンゾトリアゾール及び、N,N’−(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと2,4−ジクロロ−6−モルホリノ−1,3,5−s−トリアジンとトリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシルベンジル)イソシアヌレートとのオリゴマー状縮合物を含む、スチレンポリマー用
の安定剤システムを開示している。
国際特許出願公開第2000−069956号パンフレットは、屋外暴露用途のために使用し得る、立体障害性アミン及び紫外線吸収剤と組み合わせた水素添加されたポリスチレンを含む組成物を開示している。
英国特許第2328213号明細書は、バナジウム酸ビスマス(BiVO4 )と酸化第二鉄(III)(Fe2 3 )との顔料組み合わせを使用した、高温に適する塗料組成物を開示している。
【特許文献1】米国特許第4692486号明細書
【特許文献2】米国特許第4110304号明細書
【特許文献3】米国特許第5492948号明細書
【特許文献4】国際特許出願公開第2000−069956号パンフレット
【特許文献5】英国特許第2328213号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
驚くべきことに、本発明者らは、紫外線吸収安定剤(UVA)を立体障害性アミン安定剤(HALS)及び選択顔料と組み合わせた組成物が、押し出された又は成形され発泡されたポリスチレンのための高度に安定な組成物を与えることを見出した。この創意ある解決手段は、保護的なアクリル樹脂ラッカートップコートの適用又は比較的多量のカーボンブラックの添加を必要とせず、従って、余分な段階に伴うコストを避ける。更に、本発明は、カーボンブラック以外の色の使用を可能にし、簡単な押出又は成形により容易に製造することができる耐候性の、顔料着色されたポリスチレンフォームを与える。
日光、熱及び屋外暴露の影響に晒された場合にその色を保持する、押し出された又は成形された顔料着色されたポリスチレンフォームの組成物を提供することが本発明の目的である。
【0005】
従って、開示されるものは、
(a)フォームポリスチレンホモポリマー又はコポリマー、
(b)少なくとも一種の紫外線吸収剤、
(c)少なくとも一種の低分子量立体障害性アミン光安定剤、
(d)少なくとも一種の高分子量立体障害性アミン光安定剤、
(e)少なくとも一種の顔料、及び
(f)所望により、カーボンブラック
を含む、顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物であって、
断続的な光照射/暗黒サイクル並びに水噴霧(光照射102分及び光照射に加えて水噴霧18分)と共に、ブラックパネル温度63℃、340nmで0.35W/m2 及び相対湿度50%で、キセノンアークウェザロメーターの下で、3000時間にわたり暴露された場合に、膨張されたポリマーフォームが、ASTM法D2244に基づいて決定される約3.0未満のΔE色変化を示す組成物である。
【0006】
約2.5未満のΔE色変化が好ましく、そして約1.5未満のΔE色変化が最も好ましく、該ΔE色変化は上述のように決定される。
更に、日光、熱及び屋外暴露の影響に晒された場合に、顔料着色されたポリスチレンフォームを退色から保護する方法を提供することが本発明の目的である。
【0007】
従って、開示されるものは、屋外暴露の影響に晒された場合に、顔料着色されたポリスチレンフォームを退色から保護する方法であって、
(i)(a)ポリスチレンホモポリマー又はコポリマー、
(b)少なくとも一種の紫外線吸収剤、
(c)少なくとも一種の低分子量立体障害性アミン光安定剤、
(d)少なくとも一種の高分子量立体障害性アミン光安定剤、
(e)少なくとも一種の顔料、及び
(f)所望により、カーボンブラック
を含むスチレン系ポリマー又はコポリマーゲル組成物を、吐出されたゲルが発泡剤の作用によりセル状フォームに膨張するように、ダイから吐出する段階、並びに
(ii)膨張したポリマーフォームを、前記フォームが固化する温度に冷却する段階
を含み、
断続的な光照射/暗黒サイクル並びに水噴霧(光照射102分及び光照射に加えて水噴霧18分)と共に、ブラックパネル温度63℃、340nmで0.35W/m2 及び相対湿度50%で、キセノンアークウェザロメーターの下で、3000時間にわたり暴露された場合に、膨張されたポリマーフォームが、ASTM法D2244に基づいて決定される約3.0未満のΔE色変化を示す方法である。
【0008】
約2.5未満のΔE色変化が好ましく、そして約1.5未満のΔE色変化が最も好ましく、該ΔE色変化は上述のように決定される。
更に、成分(a)ないし成分(f)を含む顔料着色されたポリスチレンフォーム用の添加剤組み合わせであって、断続的な光照射/暗黒サイクル並びに水噴霧(光照射102分及び光照射に加えて水噴霧18分)と共に、ブラックパネル温度63℃、340nmで0.35W/m2 及び相対湿度50%で、キセノンアークウェザロメーターの下で、3000時間にわたり暴露された場合に、膨張されたポリマーフォームが、ASTM法D2244、特にD2244−02に基づいて決定される約3.0未満のΔE色変化、好ましくは約2.5未満のΔE色変化、そして最も好ましくは約1.5未満のΔE色変化を示す添加剤組み合わせを提供することが本発明の目的である。
更に、成分(a)ないし成分(f)を含む成形された又は押し出されたポリスチレンフォームであって、断続的な光照射/暗黒サイクル並びに水噴霧(光照射102分及び光照射に加えて水噴霧18分)と共に、ブラックパネル温度63℃、340nmで0.35W/m2 及び相対湿度50%で、キセノンアークウェザロメーターの下で、3000時間にわたり暴露された場合に、膨張されたポリマーフォームが、ASTM法D2244、特にD2244−02に基づいて決定される約3.0未満のΔE色変化、好ましくは約2.5未満のΔE色変化、そして最も好ましくは約1.5未満のΔE色変化を示すポリスチレンフォームを提供することが本発明の目的である。
【0009】
成分(a)の適するスチレン系ポリマー:
スチレン系ポリマーは通常、汎用ポリスチレン(GPPS)として又は耐衝撃性が改良されたポリスチレン(IPS)として分類される。GPPSは、硬く、剛性の、臭い及び味の無い、高分子量の透明なポリマーである。それは、フォーム及びフィルムを含む成形物及び押出物を製造する際の用途を見出す。IPSは、その靱性及び耐乱用性により特徴付けられる、ゴムで変性されたポリスチレンである。ブタジエンゴムのようなゴムは、独立粒子の形態で、ポリスチレンマトリックスに分散される。IPSは透明でなく、使用されたゴムの量に応じて、むしろ半透明又は不透明である。この分野は、二種のIPS、即ち、中程度の耐衝撃性ポリスチレン(MIPS)及び高度の耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)を認識しており、前者は後者よりも含むゴムの量が少ない。HIPSは通常、約8質量%ないし約18質量%のゴム含量を有するものとして特徴付けられ得る。幾つかの場合において、一定のブレンド性能を達成するために、IPSとGPPSとの混合物が使用される。
本発明の目的のために、スチレン系ポリマーはGPPS又はGPPSとIPSとの混合物であってよい。GPPS及びIPSは、ホモポリマー、コポリマー又はブロックポリマーであり得、そして、スチレン、環が置換されたメチル又はポリメチルスチレン、環が置換されたエチル又はポリエチルスチレン、環が置換されたプロピル又はポリプロピルスチレン、環が置換されたブチル又はポリブチルスチレン、環が置換された混合ポリアルキル
スチレン(アルキル基は互いに異なる)、α−メチルスチレン、環が置換されたメチル−又はポリメチル−α−メチルスチレン、プロピル−又はポリプロピル−α−メチルスチレン、ブチル−又はポリブチル−α−メチルスチレン、環が置換された混合ポリアルキル−α−メチルスチレン(アルキル基は互いに異なる)、環が置換されたアルキル−又はポリアルキルクロロスチレン(アルキル基は1個ないし4個の炭素原子を含む)並びに同様の重合可能なスチレン系モノマー、即ち、過酸化物又は同様の触媒により熱可塑性樹脂へと重合され得る同様のスチレン系化合物のようなビニル芳香族モノマーから形成される。
ポリスチレンホモポリマー又はコポリマーは、好ましくは、スチレン、p−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン及びp−クロロスチレンを含むリストからのスチレン系モノマーを使用して形成される。これらのモノマーは、コスト及び入手可能性の観点から好ましい。
【0010】
発泡剤:
種々の公知の起泡剤又は発泡剤のどの様なものも、本発明の膨張された又は発泡されたポリマーを製造する際に使用し得る。米国特許第3960792号明細書は、幾つかの適する材料のリストを与えている。一般的に、揮発性の炭素含有化学物質が、この目的のために最も広汎に使用される。それらは、例えば、エタン、エチレン、プロパン、プロピレン、ブタン、ブチレン、イソブタン、ペンタン、ネオペンタン、イソペンタン、ヘキサン、ヘプタン及びそれらの混合物等の脂肪族炭化水素;揮発性ハロカーボン及び/又はハロヒドロカーボン、例えば塩化メチル、クロロフルオロメタン、ブロモクロロジフルオロメタン、1,1,1−トリフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、ジクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、クロロトリフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、対称性テトラクロロジフルオロエタン、1,2,2−トリクロロ−1,1,2−トリフルオロエタン、対称性ジクロロテトラフルオロエタン;揮発性テトラアルキルシラン、例えばテトラメチルシラン、エチルトリメチルシラン、イソプロピルトリメチルシラン及びn−プロピルトリメチルシラン;のような材料並びに、この様な材料の混合物を含む。好ましい弗素含有発泡剤の一つは、望ましい環境上の性質が報告されている理由により、HFC−152a[デュポン デ ヌムール アンド カンパニー(Dupont de Nemours and Co.)製のフォーマセル(FORMACEL)Z−2]としてもまた知られている1,1−ジフルオロエタンである。水含有植物材料、例えば微粉砕されたコーン塊もまた発泡剤として使用され得る。
添加される発泡剤成分の質量%は主に、望まれる発泡度に依存する;それはまた、用いられる発泡剤からのそれぞれのガス収量に依存する。一般的に、組成物の0.05質量%ないし5質量%、好ましくは0.1質量%ないし2質量%の発泡剤が使用される。
【0011】
成分(b)の紫外線吸収剤:
成分(b)の紫外線吸収剤は、2−(2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシベンゾフェノン、置換された及び非置換の安息香酸のエステル、アクリレート及びマロネート、オキサミド並びにトリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジンを含む群の一種又はそれより多くから選択される。
従って、紫外線吸収剤の各群の例を以下に列挙する。
【0012】
2−(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール
例えば公知の市販のヒドロキシフェニル−2H−ベンゾトリアゾール並びに、米国特許第3004896号明細書;同第3055896号明細書;同第3072585号明細書;同第3074910号明細書;同第3189815号明細書;同第3218332号明細書;同第3230194号明細書;同第4127586号明細書;同第4226763号明細書;同第4275004号明細書;同第4278589号明細書;同第4315848号明細書;同第4347180号明細書;同第4383863号明細書;同第4675352号明細書;同第4681905号明細書;同第4853471号明細書;同第5
268450号明細書;同第5278314号明細書;同第5280124号明細書;同第5319091号明細書;同第5410071号明細書;同第5436349号明細書;同第5516914号明細書;同第5554760号明細書;同第5563242号明細書;同第5574166号明細書;同第5607987号明細書;同第5977219号明細書及び同第6166218号明細書に開示されているベンゾトリアゾール、例えば、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ第三ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(2−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(2−ヒドロキシ−5−第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、5−クロロ−2−(3,5−ジ第三ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、5−クロロ−2−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3−第二ブチル−5−第三ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3,5−ジ第三アミル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3,5−ビス−α−クミル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−(ω−ヒドロキシ−オクタ(エチレンオキシ)カルボニル−エチル)−フェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3−ドデシル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−オクチルオキシカルボニル)エチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、ドデシル化された2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3−第三ブチル−5−(2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル)−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3−第三ブチル−5−(2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル)−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2,2’−メチレン−ビス(4−第三オクチル−(6−2H−ベンゾトリアゾ−ル−2−イル)フェノール)、2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(2−ヒドロキシ−3−第三オクチル−5−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、5−フルオロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3−第三ブチル−2−ヒドロキシル−5−(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾ−ル、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−5−第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、メチル3−(5−トリフルオロメチル−2H−ベンゾトリアゾ−ル−2−イル)−5−第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート、5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−第三ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H
−ベンゾトリアゾ−ル、5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル及び5−フェニルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾ−ル。
【0013】
2−ヒドロキシベンゾフェノン
例えば4−ヒドロキシ−、4−メトキシ−、4−オクチルオキシ−、4−デシルオキシ−、4−ドデシルオキシ−、4−ベンジルオキシ−、4,2' ,4' −トリヒドロキシ−及び2' −ヒドロキシ−4,4' −ジメトキシ誘導体。
【0014】
置換された及び非置換の安息香酸のエステル
例えば4−第三ブチルフェニルサリチレート、フェニルサリチレート、オクチルフェニルサリチレート、ジベンゾイルレゾルシノール、ビス(4−第三ブチルベンゾイル)レゾルシノール、ベンゾイルレゾルシノール、2,4−ジ第三ブチルフェニル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、オクタデシル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2−メチル−4,6−ジ第三ブチルフェニル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート。
【0015】
アクリレート及びマロネート
例えばα−シアノ−β,β−ジフェニルアクリル酸エチルエステル又はイソオクチルエステル、α−カルボメトキシ桂皮酸メチルエステル、α−シアノ−β−メチル−p−メトキシ桂皮酸メチルエステル又はブチルエステル、α−カルボメトキシ−p−メトキシ桂皮酸メチルエステル、N−(β−カルボメトキシ−β−シアノビニル)−2−メチルインドリン、サンデュヴォー(Sanduvor)PR25(登録商標)、ジメチルp−メトキシベンジリデンマロネート(CAS#7443−25−6)及びサンデュヴォー(Sanduvor)PR31(登録商標)、ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)p−メトキシベンジリデンマロネート(CAS#147783−69−5)。
【0016】
オキサミド
例えば、4,4' −ジオクチルオキシオキサニリド、2,2' −ジエトキシオキサニリド、2,2' −ジオクチルオキシ−5,5' −ジ第三ブチルオキサニリド、2,2' −ジドデシルオキシ−5,5' −ジ第三ブチルオキサニリド、2−エトキシ−2' −エチルオキサニリド、N,N' −ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサミド、2−エトキシ−5−第三ブチル−2' −エトキサニリド及びその2−エトキシ−2' −エチル−5,4' −ジ第三ブトキサニリドとの混合物、o−及びp−メトキシ−二置換オキサニリドの混合物並びにo−及びp−エトキシ−二置換オキサニリドの混合物。
【0017】
トリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジン
例えば公知の市販のトリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジン並びに、米国特許第3843371号明細書;同第4619956号明細書;4740542号明細書;同第5096489号明細書;同第5106891号明細書;同第5298067号明細書;同第5300414号明細書;同第5354794号明細書;同第5461151号明細書;同第5476937号明細書;同第5489503号明細書;同第5543518号明細書;同第5556973号明細書;同第5597854号明細書;同第5681955号明細書;同第5726309号明細書;同第5736597号明細書;同第5942626号明細書;同第5959008号明細書;同第5998116号明細書;同第6013704号明細書;同第6060543号明細書;同第6187919号明細書;同第6242598号明細書及び同第6468958号明細書に開示されているトリアジン、例えば4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキ
シ−4−オクチルオキシフェニル)−s−トリアジン、シテック(Cytec)社製のシアソルブ(Cyasorb)1164(登録商標)、4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−6−(4−ブロモフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−(2−アセトキシエトキシ)フェニル]−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(4−ビフェニリル)−6−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシカルボニルエチリデンオキシフェニル)−s−トリアジン、2−フェニル−4−[2−ヒドロキシ−4−(3−第二ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−6−[2−ヒドロキシ−4−(3−第二アミルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(3−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ−プロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−n−ブチルオキシフェニル)−6−(2,4−ジ−n−ブチルオキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(3−ノニルオキシ* −2−ヒドロキシ−プロピルオキシ)−5−α−クミルフェニル]−s−トリアジン(* はオクチルオキシ基、ノニルオキシ基及びデシルオキシ基の混合物を表わす。)、メチレンビス{2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−[2−ヒドロキシ−4−(3−ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]−s−トリアジン}、3:5’位、5:5’位及び3:3’位において比率5:4:1で結合した、メチレン結合した二量体混合物、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−イソオクチルオキシカルボニルイソプロピリデンオキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ−5−α−クミルフェニル)−s−トリアジン、2−(2,4,6−トリメチルフェニル)−4,6−ビス[2−ヒドロキシ−4−(3−ブチルオキシ−2−ヒドロキシ−プロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン、2,4,6−トリス[2−ヒドロキシ−4−(3−第二ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル]−s−トリアジン、4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキシ−4−(3−ドデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル)−s−トリアジンと4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキシ−4−(3−トリデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル)−s−トリアジンの混合物、チバ スペシャルティ ケミカルズ コーポレーション(Ciba Specialty Chemicals Corporation)製のチヌヴィン(Tinuvin)400(登録商標)、4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキシ−4−(3−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル)−s−トリアジン及び4,6−ジフェニル−2−(4−ヘキシルオキシ−2−ヒドロキシフェニル)s−トリアジン。
【0018】
成分(b)の紫外線吸収剤又はその混合物の質量%は、都合良くは、本発明の組成物に、該組成物に基づいて、例えば約0.1質量%ないし約10質量%、好ましくは約0.5質量%ないし約3質量%の量、含まれる。
【0019】
好ましくは、成分(b)は、下記の(A)ないし(SS)から選択された一種又はそれより多くの化合物を含む:
(A)2−(3’,5’−ジ第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
(B)2−(3’,5’−ジ第三アミル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
(C)2−(3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
(D)2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、
(E)2,2’−メチレン−ビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−ベンゾトリアゾール−2−イルフェノール]、
(F)2−[3’−第三ブチル−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)−2’−ヒドロキシフェニル]−2H−ベンゾトリアゾールとポリエチレングリコール300とのエステル交換生成物、
(G)2−[2’−ヒドロキシ−3’−(α,α−ジメチルベンジル)−5’−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]ベンゾトリアゾール、
(H)5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−第三オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
(I)2−(2’−ヒドロキシ−5’−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、
(J)2−(2’−ヒドロキシ−5’−(2−メタクリロイルオキシエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、
(K)2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−アルキルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン(アルキル基は、炭素原子数8のアルキル基の混合物である)(CAS Nos.137759−38−7;85099−51−0;85099−50−9)、
(L)2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン(CAS No.2725−22−6)、(M)2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−[α−エチルヘキサノイルオキシエチル]フェニル)−1,3,5−トリアジン、
(N)2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−ブチルオキシフェニル)−6−(2,4−ビス−ブチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、
(O)2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−[1−エトキシカルボニルエトキシ]フェニル)−1,3,5−トリアジン、
(P)トリス(2,4−ジヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジンと、α−クロロプロピオン酸エステル混合物(炭素原子数7ないし9のアルコールの異性体混合物から製造されたもの)との反応生成物、
(Q)2−[4−(ドデシルオキシ/トリデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、
(R)2−{2−ヒドロキシ−4−[3−(2−エチルヘキシル−1−オキシ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ]フェニル}−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、
(S)2−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、
(T)2−(3’−第三ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、
(U)2−(3’−第二ブチル−5’−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
(V)2−(3’,5’−ジ第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
(W)2−(5’−第三オクチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
(X)2−(3’−ドデシル−5’−メチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリア
ゾール、
(Y)2−(3’−第三ブチル−5’−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、
(Z)2−(5’−メチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
(AA)2−(5’−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
(BB)2−(5’−[2−ヒドロキシエチル]−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
(CC)2−(5’−[2−メタクリロイルオキシエチル]−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
(DD)次式:
【化1】

で表わされる化合物、
(EE)次式:
【化2】

で表わされる化合物、
(FF)2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート(CAS No.5466−77−3)、
(GG)2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
(HH)2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
(II)2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、
(JJ)2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン、
(KK)2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
(LL)次式:
【化3】

で表わされる化合物、
(MM)次式:
【化4】

で表わされる化合物、
(NN)次式:
【化5】

で表わされる化合物、
(OO)次式:
【化6】

で表わされる化合物、
(PP)次式:
【化7】

で表わされる化合物、
(QQ)次式:
【化8】

で表わされる化合物、
(RR)次式:
【化9】

で表わされる化合物、
(SS)次式:
【化10】

で表わされる化合物。
最も好ましくは、成分(b)の紫外線吸収剤は、2−(2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシベンゾフェノン及びトリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジンからなる群から選択された一種又はそれより多くの化合物を含む。
【0020】
成分(c)及び成分(d)の立体障害性アミン安定剤:
本発明における成分(c)及び成分(d)の立体障害性アミン安定剤は、同様に定義さ
れる;即ち、それらは同様の構造的定義を有し、そして、それらの分子量により区別される。成分(c)の低分子量安定剤は、例えば、200g/モルないし1000g/モルの分子量を有している。成分(d)の高分子量安定剤は、例えば、1200g/モルないし10000g/モルの分子量を有している。
低分子量立体障害性アミンは、一般的に、個々のモノマー状化合物、又はその様な化合物の混合物である。高分子量立体障害性アミンは、一般的に、オリゴマー状又はポリマー状化合物である。
【0021】
本発明における成分(c)及び成分(d)の立体障害性アミン安定剤は従来技術において周知であり、そして例えば、次式:
【化11】

[式中、
1 及びG2 は独立して炭素原子数1ないし8のアルキル基を表わし、又は、一緒になってペンタメチレン基を表わし、
1 及びZ2 はそれぞれメチル基を表わし、又は、Z1 及びZ2 は一緒になって、エステル基、エーテル基、アミド基、アミノ基、カルボキシ基又はウレタン基により更に置換され得る結合部分を形成し、そして、
Eは水素原子、オキシル基、ヒドロキシル基、1個ないし8個の炭素原子を持つアルキル基、2個ないし8個の炭素原子を持つアルケニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数6ないし12のアリール基、炭素原子数1ないし18のアルコキシ基、炭素原子数5ないし12のシクロアルコキシ基、炭素原子数7ないし15のアルアルコキシ基、炭素原子数6ないし12のアリールオキシ基;−O−CO−OZ3 基、−O−Si(Z4 3 基、−O−PO(OZ5 2 基又は−O−CH2 −OZ6 基(これらの式中、Z3 、Z4 、Z5 及びZ6 は水素原子、脂肪族部分、芳香脂肪族部分及び芳香族部分からなる群から選択されている。)を表わし、或いは、Eは−O−T−(OH)b 基又は置換されたアリール基を表わし、
Tは炭素原子数1ないし18の直鎖状又は分岐鎖状アルキレン基、炭素原子数5ないし18のシクロアルキレン基、炭素原子数5ないし18のシクロアルケニレン基;フェニル基により又は、炭素原子数1ないし4のアルキル基1個又は2個により置換されたフェニル基により置換された炭素原子数1ないし4の直鎖状又は分岐鎖状アルキレン基を表わし、
bは1、2又は3を表わすが、但し、該bはTにおける炭素原子数を越えることができず、そして、bが2又は3を表わす場合、それぞれのヒドロキシル基は、Tの異なる炭素原子に結合されている。]で表わされるものである。
【0022】
成分(c)及び成分(d)に包含される低分子量類及び高分子量類の両立体障害性アミンの好ましい構造は、次式(A)ないし(R):
【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

【化16】

[これらの式中、
Eは水素原子、オキシル基、ヒドロキシル基、1個ないし8個の炭素原子を持つアルキル基、2個ないし8個の炭素原子を持つアルケニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数6ないし12のアリール基、炭素原子数1ないし18のアルコキシ基、炭素原子数5ないし12のシクロアルコキシ基又は炭素原子数7ないし15のアルアルコキシ基、或いは、−O−T−(OH)b 基又は置換されたアリール基を表わし、
Tは炭素原子数1ないし18の直鎖状又は分岐鎖状アルキレン基、炭素原子数5ないし18のシクロアルキレン基、炭素原子数5ないし18のシクロアルケニレン基;フェニル基により又は、炭素原子数1ないし4のアルキル基1個又は2個により置換されたフェニ
ル基により置換された炭素原子数1ないし4の直鎖状又は分岐鎖状アルキレン基を表わし、
bは1、2又は3を表わすが、但し、該bはTにおける炭素原子数を越えることができず、そして、bが2又は3を表わす場合、それぞれのヒドロキシル基は、Tの異なる炭素原子に結合されており、
Rは水素原子又はメチル基を表わし、
mは1ないし4を表わし、
mが1を表わす場合、
2 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基又は、所望により、1個又はそれより多くの酸素原子により中断された前記アルキル基、炭素原子数2ないし12のアルケニル基、炭素原子数6ないし10のアリール基、炭素原子数7ないし18のアルアルキル基、グリシジル基;脂肪族、脂環式又は芳香族カルボン酸の、或いはカルバミン酸の一価アシル基、好ましくは2個ないし18個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の、5個ないし12個の炭素原子を有する脂環式カルボン酸の、或いは7個ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル基、或いは、次式:
【化17】

(式中、xは0又は1を表わす。)で表わされる基、次式:
【化18】

(式中、yは2ないし4を表わす。)で表わされる基を表わし、
mが2を表わす場合、
2 は炭素原子数1ないし12のアルキレン基、炭素原子数4ないし12のアルケニレン基、キシリレン基;脂肪族、脂環式、芳香脂肪族又は芳香族ジカルボン酸の、或いはジカルバミン酸の二価アシル基、例えば、2個ないし18個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸の、8個ないし14個の炭素原子を有する脂環式又は芳香族ジカルボン酸の、或いは8個ないし14個の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又は芳香族ジカルバミン酸のアシル基、次式:
【化19】

(式中、D1 及びD2 は独立して水素原子、8個までの炭素原子を含むアルキル基、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル基を含むアリール又はアルアルキル基を表わし、D3 は水素原子或いは、18個までの炭素原子を含むアルキル又はアルケニル基を表わし、そして、dは0ないし20を表わす。)で表わされる基を表わし、
mが3を表わす場合、
2 は脂肪族、不飽和脂肪族、脂環式又は芳香族トリカルボン酸の三価アシル基を表わし、
mが4を表わす場合、
2 は1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、1,2,3,4−ブト−2−エン−テトラカルボン酸並びに、1,2,3,5−及び1,2,4,5−ペンタンテトラカルボン酸を含む飽和又は不飽和脂肪族或いは芳香族テトラカルボン酸の四価アシル基を表わし、
pは1、2又は3を表わし、
3 は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし9のアルアルキル基、炭素原子数2ないし18のアルカノイル基、炭素原子数3ないし5のアルケノイル基又はベンゾイル基を表わし、
pが1を表わす場合、
4 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基;非置換又はシアノ基、カルボニル基又はカルバミド基により置換された炭素原子数2ないし8のアルケニル基;アリール基、アルアルキル基を表わし、或いは、R4 はグリシジル基、式−CH2 −CH(OH)−Zで表わされる基又は式−CO−Z若しくは式−CONH−Zで表わされる基(これらの式中、Zは水素原子、メチル基又はフェニル基を表わす。)を表わし;或いは、次式:
【化20】

又は次式:
【化21】

(式中、hは0又は1を表わす。)で表わされる基を表わし、
pが1を表わす場合、
3 及びR4 は一緒になって炭素原子数4ないし6のアルキレン基又は2−オキソポリアルキレン基;脂肪族又は芳香族1,2−又は1,3−ジカルボン酸の環状アシル基を表わし得、
pが2を表わす場合、
4 は直接結合又は、炭素原子数1ないし12のアルキレン基、炭素原子数6ないし12のアリーレン基、キシリレン基、−CH2 CH(OH)−CH2 −基又は基−CH2 CH(OH)−CH2 −O−X−O−CH2 CH(OH)−CH2 −(式中、Xは炭素原子数2ないし10のアルキレン基、炭素原子数6ないし15のアリーレン基又は炭素原子数6ないし12のシクロアルキレン基を表わす。)を表わし;或いは、R3 がアルカノイル基、アルケノイル基又はベンゾイル基表わさないという条件において、R4 はまた脂肪族、脂環式又は芳香族ジカルボン酸の又は、ジカルバミン酸の二価アシル基を表わし得、又は、基−CO−を表わし得、或いは、
4 は次式:
【化22】

(式中、T8 及びT9 は独立して水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わし、又は、T8 及びT9 は一緒になって炭素原子数4ないし6のアルキレン基又は3−オキサペンタメチレン基を表わし、例えばT8 及びT9 は一緒になって3−オキサペンタメチレン基を表わす。)を表わし、
pが3を表わす場合、
4 は2,4,6−トリアジニル基を表わし、
nは1又は2を表わし、
nが1を表わす場合、
5 及びR’5 は独立して炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数2ないし12のアルケニル基、炭素原子数7ないし12のアルアルキル基を表わし、或いはR5 はまた水素原子を表わし、或いは、R5 及びR’5 は一緒になって炭素原子数2ないし8のアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基又は炭素原子数4ないし22のアシルオキシア
ルキレン基を表わし、
nが2を表わす場合、
5 及びR’5 は一緒になって(−CH2 2 C(CH2 −)2 基を表わし、
6 は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、アリル基、ベンジル基、グリシジル基又は炭素原子数2ないし6のアルコキシアルキル基を表わし、
nが1を表わす場合、
7 は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数3ないし5のアルケニル基、炭素原子数7ないし9のアルアルキル基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基、炭素原子数2ないし4のヒドロキシアルキル基、炭素原子数2ないし6のアルコキシアルキル基、炭素原子数6ないし10のアリール基、グリシジル基;式−(CH2 t −COO−Q又は式−(CH2 t −O−CO−Q(これらの式中、tは1又は2を表わし、そしてQは炭素原子数1ないし4のアルキル基又はフェニル基を表わす。)で表わされる基を表わし、或いは、
nが2を表わす場合、
7 は炭素原子数2ないし12のアルキレン基、炭素原子数6ないし12のアリーレン基、基−CH2 CH(OH)−CH2 −O−X−O−CH2 CH(OH)−CH2 −(式中、Xは炭素原子数2ないし10のアルキレン基、炭素原子数6ないし15のアリーレン基又は炭素原子数6ないし12のシクロアルキレン基を表わす。)を表わし、又は、基−CH2 CH(OZ’)CH2 −(OCH2 −CH(OZ’)CH2 2 −(式中、Z’は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、アリル基、ベンジル基、炭素原子数2ないし12のアルカノイル基又はベンゾイル基を表わす。)を表わし、
1 は−N(R8 )−基又は−O−基を表わし;E7 は炭素原子数1ないし3のアルキレン基、基−CH2 −CH(R9 )−O−(式中、R9 は水素原子、メチル基又はフェニル基を表わす。)、基−(CH2 3 −NH−又は直接結合を表わし、
10は水素原子又は炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わし、
8 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし12のアルアルキル基、シアノエチル基、炭素原子数6ないし10のアリール基、基−CH2 −CH(R9 )−OH(式中、R9 は上で定義された意味を有する。)、次式:
【化23】

で表わされる基又は次式:
【化24】

(式中、G4 は炭素原子数2ないし6のアルキレン基又は炭素原子数6ないし12のアリーレン基を表わす。)で表わされる基を表わし、又は、R8 は基−E7 −CO−NH−CH2 −OR10を表わし、
ポリマーの反復構造単位を示す式F(式中、T3 はエチレン基又は1,2−プロピレンを表わす。)は、アルキルアクリレート又はメタクリレートとのα−オレフィンのコポリマー、例えばエチレンとエチルアクリレートのコポリマーから誘導された繰り返し構造単位であり、そして前記式中、kは2ないし100を表わし、
4 は、pが1又は2を表わす場合のR4 における意味と同じ意味を有し、
5 はメチル基を表わし、
6 はメチル基又はエチル基を表わし、或いは、T5 及びT6 は一緒になってテトラメチレン基又はペンタメチレン基を表わし、例えばT5 及びT6 はそれぞれメチル基を表わし、
M及びYは独立してメチレン基又はカルボニル基を表わし、そしてnが2を表わす場合、T4 はエチレン基を表わし、
7 はR7 における意味と同じ意味を表わし、そしてnが2を表わす場合、T7 は例えばオクタメチレン基を表わし、
10及びT11は独立して炭素原子数2ないし12のアルキレン基を表わし、又は、T11は次式:
【化25】

で表わされる基を表わす。)を表わし、
12はピペラジニル基、−NR11−(CH2 d NR11−基(式中、R11はR3 における意味と同じ意味を表わすか、或いは、更に次式:
【化26】

で表わされる基を表わし、又は次式:
【化27】

(式中、a、b及びcは独立して2又は3を表わし、そしてfは0又は1を表わし、好ましくはa及びcはそれぞれ3を表わし、bは2を表わし、そしてfは1を表わす。)で表わされる基を表わし、そして、
eは2、3又は4、好ましくは4を表わし、
13はR2 における意味と同じ意味を表わすが、但し、T13は、nが1を表わす場合に、水素原子を表わし得ず、
1 及びE2 は異なっており、それぞれ−CO−基又は−N(E5 )−基(式中、E5 は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基又は炭素原子数4ないし22のアルコキシカルボニルアルキル基を表わす。)を表わし、好ましくはE1 は−CO−基を表わし、そしてE2 は−N(E5 )−基を表わし、
3 は水素原子、炭素原子数1ないし30のアルキル基、フェニル基、ナフチル基;塩素原子により又は炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換された前記フェニル基又は前記ナフチル基、或いは炭素原子数7ないし12のフェニルアルキル基、或いは炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換された前記フェニルアルキル基を表わし、
4 は水素原子、炭素原子数1ないし30のアルキル基、フェニル基、ナルチル基又は炭素原子数7ないし12のフェニルアルキル基を表わし、或いは、
3 及びE4 は一緒になって炭素原子数4ないし17のポリメチレン基、又は炭素原子数1ないし4のアルキル基、例えばメチル基4個までにより置換された前記ポリメチレン基を表わし、
6 は脂肪族又は芳香族四価基を表わし、
式(N)のR2 は、mが1を表わす場合に先に定義された意味を表わし、
1 は直接結合、炭素原子数1ないし12のアルキレン基、フェニレン基又は−NH−G’−NH−基(式中、G’は炭素原子数1ないし12のアルキレン基を表わす。)を表わす。]を包含し、
或いは、
前記立体障害性アミン化合物は次式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X又はXI:
【化28】

【化29】

【化30】

【化31】

[式中、
1 、E2 、E3 及びE4 は独立して炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、又はE1 及びE2 は独立して炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、そしてE3 及びE4 は一緒になってペンタメチレン基を表わし、又はE1 及びE2 は、並びにE3 及びE4 は、それぞれ一緒になってペンタメチレン基を表わし、
E’は水素原子、オキシル基、ヒドロキシル基、1個ないし8個の炭素原子を持つアルキル基、2個ないし8個の炭素原子を持つアルケニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数6ないし12のアリール基、炭素原子数1ないし18のアルコ
キシ基、炭素原子数5ないし12のシクロアルコキシ基又は炭素原子数7ないし15のアルアルコキシ基、或いは、−O−T−(OH)b 基又は置換されたアリール基を表わし、
T及びbは上記に定義された通りであり、
2 は水素原子又は炭素原子数1ないし12の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基を表わし、
3 は炭素原子数1ないし8のアルキレン基を表わし、或いはR3 は−CO−基、−CO−R4 −基、−CONR2 −基又は−CO−NR2 −R4 −基を表わし、
4 は炭素原子数1ないし8のアルキレン基を表わし、
5 は水素原子、炭素原子数1ないし12の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基を表わし、又は、次式:
【化32】

で表わされる基を表わし、或いは、
4 がエチレン基を表わす場合、2個のR5 メチル置換基は、トリアジン橋かけ基−N(R5 )−R4 −N(R5 )−がピペラジン−1,4−ジイル部分を表わすよう直接結合により結合され得、
6 は炭素原子数2ないし8のアルキレン基を表わし、又はR6 は次式;
【化33】

で表わされる基を表わすが、但し、Yは、R6 が上記構造を表わす場合、−OH基を表わさず、
Aは−O−基又は−NR7 −基(式中、
7 は水素原子、炭素原子数1ないし12の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基を表わし、又はR7 は次式:
【化34】

で表わされる基を表わす。)を表わし、
Tはフェノキシ基、炭素原子数1ないし4のアルキル基1個又は2個により置換されたフェノキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基又は−N(R2 2 基(但し、式中、R2 は水素原子を表わさない。)を表わし、或いはTは次式:
【化35】

で表わされる基を表わし、
Xは−NH2 基、−NCO基、−OH基、−O−グリシジル基又は−NHNH2 基を表わし、そして、
Yは−OH基、−NH2 基、−NHR2 基(式中、R2 は水素原子を表わさない。)を表わし、或いはYは−NCO基、−COOH基、オキシラニル基、−O−グリシジル基又は−Si(OR2 3 を表わし、或いは組み合わせ基R3 −Y−は−CH2 CH(OH)R2 基(式中、R2 はアルキル基又は、酸素原子1個ないし4個により中断された前記アルキル基を表わす。)を表わし、或いは基R3 −Y−は−CH2 OR2 基を表わす。]で表わされる化合物であり、
或いは
前記立体障害性アミン化合物はN,N’,N”’−トリス{2,4−ビス[(1−ヒドロカルビルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アルキルアミノ]−s−トリアジン−6−イル}−3,3’−エチレンジイミノジプロプルアミン;N,N’,N”−トリス{2,4−ビス[(1−ヒドロカルビルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アルキルアミノ]−s−トリアジン−6−イル}−3,3’−エチレンジイミノジプロプルアミン、並びに次式I、II、IIA及びIII:

1 NH−CH2 CH2 CH2 NR2 CH2 CH2 NR3 CH2 CH2 CH2 NHR4
(I)

T−E1 −T1 (II)

T−E1 (IIA)

G−E1 −G−E1 −G2 (III)

により記載される橋かけ誘導体の混合物を表わし、
前記式Iで表わされるテトラアミンにおいて、
1 及びR2 はs−トリアジン部分Eを表わし、そしてR3 及びR4 の一方はs−トリアジン部分Eを表わし、R3 及びR4 の他方は水素原子を表わし、
Eは次式:
【化36】

で表わされる基を表わし、
E’はヒドロカルビルオキシ基、好ましくは−OR基(式中、Rはメチル基、プロピル基、シクロヘキシル基又はオクチル基を表わす。)を表わし、
5 は炭素原子数1ないし12のアルキル基を表わし、
前記式II又はIIAで表わされる化合物において、Rがプロピル基、シクロヘキシル基又はオクチル基を表わす場合、
T及びT1 はそれぞれ、式Iにおいて定義されたものと同じR1 ないしR4 により置換されたテトラアミンを表わし、
(1)それぞれのテトラアミンにおけるs−トリアジン部分Eの1個は、2個のテトラアミンT及びT1 の間の橋を形成する基E1 により置換されており、
1 は次式:
【化37】

で表わされる基を表わし、或いは、
(2)基E1 は、テトラアミンのE部分の2個が1個のE1 基により置換されている式IIAにおける場合と同様に同一のテトラアミンTにおいて両閉鎖端を有し得、或いは、
(3)テトラアミンTの3個のs−トリアジン置換基は全て、1個のE1 がT及びT1 に結合し且つ第二のE1 がテトラアミンTにおける両閉鎖端を有するよう、E1 であり得、
Lはプロパンジイル基、シクロヘキサンジイル基又はオクタンジイル基を表わし、
前記式IIIで表わされる化合物において、
G、G1 及びG2 はそれぞれ、前記式Iにおいて定義されたR1 ないしR4 により置換されたテトラアミンを表わし、但し、GとG1 の間に橋が存在し、且つG1 とG2 の間に第二の橋が存在するようG及びG2 はそれぞれ、E1 により置換されたs−トリアジン部分Eのうち1個を有し、そしてG1 はE1 により置換された前記トリアジン部分E2個を有し、
前記混合物は好ましくは、2,4−ビス(1−ヒドロカルビルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジン2ないし4当量をN,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン1当量と反応さ
せることにより製造され、
或いは、
前記立体障害性アミンは次式IIIb:
【化38】

[式中、
指数nは1ないし15の範囲を表わし、
12は炭素原子数2ないし12のアルキレン基、炭素原子数4ないし12のアルケニレン基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキレンジ(炭素原子数1ないし4のアルキレン)基、炭素原子数1ないし4のアルキレンジ(炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン)基、フェニレンジ(炭素原子数1ないし4のアルキレン)基、或いは;1,4−ピペラジンジイル基、−O−基又は>N−X1 基(式中、X1 は炭素原子数1ないし12のアシル基を表わすか、又は、水素原子以外の以下で与えられたR14の定義の一つを有する。)又は(炭素原子数1ないし12のアルコキシ)カルボニル基により中断された炭素原子数4ないし12のアルキレン基を表わし、或いは、R12は下記式(Ib’)又は(Ic’):
【化39】

表わされる基を表わし、
これらの式中、mは2又は3を表わし、
2 は炭素原子数1ないし18のアルキル基、非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基若しくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基1個、2個若しくは3個により置換されたフェニル基;非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個によりフェニル基が置換された炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表わし、そして、
基X3 は互いに独立して炭素原子数2ないし12のアルキレン基を表わし、
13、R14及びR15は同一又は異なり、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;炭素原子数3ないし18のアルケニル基、非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基若しくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基1個、2個若しくは3個により置換されたフェニル基;非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個によりフェニル基が置換された炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;テトラヒドロフルフリル基、或いは、−OH基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基又は次式(Ie’):
【化40】

(式中、Yは−O−基、−CH2 −基、−CH2 CH2 −基又は>N−CH3 基を表わす。)で表わされる基により2位、3位又は4位が置換された炭素原子数2ないし4のアルキル基を表わし、又は、−N(R14)(R15)は更に前記式(Ie’)で表わされる基を表わし、
基Aは互いに独立して−OR13基、−N(R14)(R15)基又は次式(IIId):
【化41】

(式中、Xは−O−基又は>NR16基を表わす。)で表わされる基を表わし、
16は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個によりフェニル基が置換された炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;テトラヒドロフルフリル基、次式(IIIf):
【化42】

で表わされる基或いは、−OH基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基又は式(Ie’)で表わされる基により2位、3位又は4位が置換された炭素原子数2ないし4のアルキル基を表わし、
11はR16のために与えられた定義の一つを有し、そして、
基Bは互いに独立してAのために与えられた定義の一つを有する。]で表わされる化合
物である。
【0023】
アルキル基は直鎖状又は分岐鎖状であり、そして例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、第二ブチル基、第三ブチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ヘキサデシル基又はn−オクタデシル基である。
シクロアルキル基はシクロペンチル基及びシクロヘキシル基を含み、典型的なシクロアルケニル基はシクロヘキセニル基を含み、そして典型的なアルアルキル基はベンジル基、α−メチルベンジル基、α,α−ジメチルベンジル基又はフェネチル基を含む。
2 がカルボン酸の一価アシル基を表わすとき、それは例えば、酢酸、ステアリン酸、サリチル酸、安息香酸又はβ−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアシル基である。
2 がジカルボン酸の二価アシル基を表わすとき、それは例えば、蓚酸、アジピン酸、コハク酸、スベリン酸、セバシン酸、フタル酸ジブチルマロン酸、ジベンジルマロン酸又はブチル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロン酸、或いは、ビシクロヘプテンジカルボン酸のアシル基を表わし、スクシネート、セバケート、フタレート及びイソフタレートが具体例である。
2 がジカルバミン酸の二価アシル基を表わすとき、それは例えば、ヘキサメチレンジカルバミン酸の又は2,4−トルイレンジカルバミン酸のアシル基を表わす。
【0024】
成分(i)及び成分(ii)の立体障害性アルコキシアミン安定剤は従来技術において周知であり、また、N−アルコキシ立体障害性アミン及びNOR立体障害性アミン又はNOR立体障害性アミン光安定剤又はNOR HALSとしても知られている。
それらは、例えば、米国特許第5004770号明細書、同第5204473号明細書、同第5096950号明細書、同第5300544号明細書、同第5112890号明細書、同第5124378号明細書、同第5145893号明細書、同第5216156号明細書、同第5844026号明細書、同第6117995号明細書、同第6271377号明細書並びに、2000年2月17日に提出された米国特許出願第09/505529号明細書、2001年2月27日に提出された米国特許出願第09/794710号明細書、2000年11月16日に提出された米国特許出願第09/714717号明細書、1999年11月3日に提出された米国特許出願第09/502239号明細書及び2001年8月15日に提出された米国特許出願第60/312517号明細書に開示されている。これらの特許及び出願の関連する開示は、参照として本明細書に取り込まれている。
上記米国特許第6271377号明細書、2000年2月17日に提出された米国特許出願第09/505529号明細書及び2001年2月27日に提出された米国特許出願第09/794710号明細書には、立体障害性ヒドロキシアルコキシアミン安定剤が開示されている。本発明の目的のために、前記立体障害性ヒドロキシアルコキシアミン安定剤は立体障害性アルコキシアミン安定剤の下位群であり、そして本発明における成分(i)及び成分(ii)の一部であると考えられる。立体障害性ヒドロキシアルコキシアミン安定剤はまた、N−ヒドロキシアルコキシ立体障害性アミン又はNORol HALSとしても知られている。
【0025】
好ましい低分子量立体障害性アミン光安定剤又はその混合物は、
4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセテート、
テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、
1,1’−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、
4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルベンジル)マロネート、
3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル)スクシネート、
8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、
3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、
3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、
4−ヘキサデシルオキシ−及び4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、
N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、
N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、
2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ[4.5]デカン、
1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテン、
N,N’−ビスホルミル−N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、並びに
4−メトキシメチレンマロン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル
からなる群からの少なくとも1種から選択されたものである。
【0026】
最も好ましい成分(c)の低分子量立体障害性アミン光安定剤は、
4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、
4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル)スクシネート、
4−ヘキサデシルオキシ−及び4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、
N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、
N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、
1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテン、
N,N’−ビスホルミル−N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、並びに
4−メトキシメチレンマロン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル
からなる群から選択されたものである。
【0027】
最も好ましい成分(d)の高分子量立体障害性アミン光安定剤は、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−第三オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖状又は環状縮合物[特に、シマソルブ(CHIMASSORB)944(登録商標)]、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖状又は環状縮合物[特に、シアソルブ(CYASORB)UV−3346(登録商標)]、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの縮合生成物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサンジアミンとモルホリン−2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、メチル化された反応生成物[シアソルブ(CYASORB)UV−3529(登録商標)]、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサンジアミンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、N−ブチル−1−ブタナミン及びN−ブチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジナミンとの反応生成物[シマソルブ(CHIMASSORB)2020(登録商標)]、
N,N”−1,2−エタンジイルビス−1,3−プロパンジアミンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、N−ブチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジナミンとの反応生成物[ウヴァソルブ(UVASORB HA88(登録商標)]、
β,β,β’,β’−テトラメチル−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,9−ジエタノールの、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸1,2,2,6.6−ペンタメチル−4−ピペリジニルエステルとのポリマー[ADKスタブラ(STAB)LA63(登録商標)]、
N,N”’−1,2−エタンジイルビス[N−[3−[[4,6−ビス[ブチル(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)アミノ]−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]プロピル]−N’,N”−ジブチル−N’,N”−ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリアミン[シマソルブ(CHIMASSORB)119(登録商標)]、
1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸−β,β,β’,β’−テトラメチル−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,9−ジエタノールコポリマーの、2,2,6.6−ペンタメチル−4−ピペリジニルエステル[ADKスタブラ(STAB)LA68(登録商標)]、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル−1,6−ヘキサンジアミンと、2,4−ジクロロ−6−(4−モルホリニル)−1,3,5−トリアジンとのポリマー[シアソルブ(CYASORB)UV−3346(登録商標)]、
からなる群の少なくとも1種の化合物から選択されたものである。
【0028】
成分(c)と成分(d)とは合計して、都合良くは、ポリマー基材(a)に基づいて、約0.2質量%ないし約8質量%、好ましくは、例えば、約0.2質量%ないし約3質量%の量、本発明の組成物中に含まれる。
成分(c)及び成分(d)は、例えば、約3:1ないし約1:3、又は約2:1ないし約1:2の成分(c):成分(d)の質量比で用いられる。
成分(b)の紫外線吸収剤と、成分(c)及び成分(d)の合計質量との質量比は、例えば、約3:1ないし約1:3、又は約2:1ないし約1:2である。
【0029】
成分(e)の顔料:
本発明組成物において使用される顔料は、ピグメントブラック(Pigment Black)7、ピグメントブラック11、ピグメントブラック12、ピグメントブラック26、ピグメントブラック27、ピグメントブラック28、ピグメントブラック30、ピグメントブルー(Pigment Blue)7、ピグメントブルー15.1、ピグメントブルー15.3、ピグメント15:4、ピグメント15:2、ピグメントブルー28、ピグメントブルー29、ピグメントブルー36、ピグメントブルー60、ピグメントブラウン(Pigment Brown)11、ピグメントブラウン23、ピグメントブラウン24、ピグメントブラウン33、ピグメントブラウン35、ピグメントグリーン(Pigment Green)17、ピグメントグリーン26、ピグメントグリーン36、ピグメントグリーン50、ピグメントグリーン7、ピグメントレッド(Pigment Red)104、ピグメントレッド110、ピグメントレッド122、ピグメントレッド101、ピグメントレッド178、ピグメントレッド202、ピグメントレッド254、ピグメントレッド149、ピグメントレッド108、ピグメントバイオレット(Pigment Violet)14、ピグメントバイオレット15、ピグメントバイオレット16、ピグメントバイオレット19、ピグメントバイオレット23、ピグメントバイオレット29、ピグメントバイオレット37、ピグメントバイオレット47、ピグメントイエロー(Pigment Yellow)37、ピグメントバイオレット48、ピグメントイエロー53、ピグメントイエロー110、ピグメントイエロー119、ピグメントイエロー161、ピグメントイエロー162、ピグメントイエロー163、ピグメントイエロー164、ピグメントイエロー184、ピグメントイエロー199、ピグメントイエロー215、ピグメントイエロー34、ピグメントイエロー35、ピグメントオレンジ(Pigment Orange)61、クロモタールイエロー(Chromothal Yellow)382EOB、ピグメントオレンジ20、ピグメントホワイト(Pigment White)21、ピグメントホワイト22、ピグメントホワイト4、ピグメントホワイト5、ピグメントホワイト7及びピグメントホワイト6からなる群から取得された如何なる顔料又は顔料混合物であってもよい。
【0030】
好ましくは、本発明の顔料又は顔料混合物は、ピグメントホワイト6、ピグメントブラック7、ピグメントレッド101、ピグメントイエロー184、ピグメントブラウン24、ピグメントブルー15.1、ピグメントブルー15.3、ピグメントブルー7、ピグメ
ントイエロー215、ピグメントイエロー110、クロモタールイエロー382EOB(チバ スペシャルティ ケミカルズ コーポレーションから入手可能)、ピグメントレッド202、ピグメントバイオレット19、ピグメントレッド149、ピグメントレッド122、ピグメントイエロー119及びピグメントブラック27からなる群から選択されたものである。
最終生成物において使用される顔料の合計質量は、使用される顔料混合物及び望まれる最終色に依存する。好ましくは、組成物に基づく質量%は、約0.01%から約4%まで変動する。最も好ましくは、組成物に基づく質量%は、約0.05%から約3%まで変動する。
好ましくは、前記組成物は、カーボンブラックではない少なくとも一種の顔料又は二酸化チタンを含む。
【0031】
成分(f)のカーボンブラック:
成分(f)のカーボンブラックを、所望により添加することができる。好ましくは、カーボンブラックは、都合良くは、約0.001%ないし約2%(前記組成物に基づく質量%)の量、本発明の組成物に含まれる。最も好ましくは、前記カーボンは、前記組成物に基づいて、約0.001質量%ないし約0.08質量%の量、本発明の組成物に含まれる。
本発明の組成物は、フェンス、デッキ、屋外用家具、人造石、プランター、コンテナー、ボックス、貯蔵用ビン、ウィンドウトリム、装飾サイディング、ウィンドウボックス、メイルボックス及びトランスポーテイションを含む屋外用途において使用される。
本明細書中に記載された安定剤を含む発泡されたポリスチレンは、成形品、回転成形品、射出成形品、ブロー成形品、単層−及び多層フィルム、押し出された異形材、表面コーティング等の製造のために使用することができる。
得られた、本発明の安定化され顔料着色されたポリスチレン組成物は、所望により、例えば、以下に列挙する材料又はそれらの混合物のような慣用の添加剤約0.01%ないし約5%(前記組成物に基づく質量%)を更に含み得る。
【0032】
1.酸化防止剤
1.1.アルキル化モノフェノール
例えば2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェノール、2−第三ブチル−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ第三ブチル−4−エチルフェノール、2,6−ジ第三ブチル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ第三ブチル−4−イソブチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジオクタデシル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリシクロヘキシルフェノール、2,6−ジ第三ブチル−4−メトキシメチルフェノール、直鎖状又は側鎖が分岐しているノニルフェノール、例えば2,6−ジノニル−4−メチルフェノール、2,4−ジメチル−6−(1−メチルウンデシ−1−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1−メチルヘプタデシ−1−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1−メチルトリデシ−1−イル)フェノール及びそれらの混合物。
1.2.アルキルチオメチルフェノール
例えば2,4−ジオクチルチオメチル−6−第三ブチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−メチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−エチルフェノール、2,6−ジドデシルチオメチル−4−ノニルフェノール。
1.3.ヒドロキノン及びアルキル化ヒドロキノン
例えば2,6−ジ第三ブチル−4−メトキシフェノール、2,5−ジ第三ブチルヒドロキノン、2,5−ジ第三アミルヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェノール、2,6−ジ第三ブチルヒドロキノン、2,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルステアレート、ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)アジペート。
1.4.トコフェロール
例えばα−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール及びこれらの混合物(ビタミンE)。
1.5.ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル
例えば2,2’−チオビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−オクチルフェノール)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−3−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(6−第三ブチル−2−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(3,6−ジ第二アミルフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ジスルフィド。
【0033】
1.6.アルキリデンビスフェノール
例えば2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(6−第三ブチル−4−エチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フェノール]、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2’−メチレンビス(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(6−第三ブチル−4−イソブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス[6−(α−メチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、2,2’−メチレンビス[6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノール]、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ第三ブチルフェノール)、4,4’−メチレンビス(6−第三ブチル−2−メチルフェノール)、1,1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、2,6−ビス(3−第三ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノール、1,1,3−トリス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプトブタン、エチレングリコールビス[3,3−ビス(3−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチレート]、ビス(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ジシクロペンタジエン、ビス[2−(3’−第三ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−6−第三ブチル−4−メチルフェニル]テレフタレート、1,1−ビス(3,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4−n−ドデシルメルカプトブタン、1,1,5,5−テトラ(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ペンタン。
1.7.ベンジル化合物
例えば3,5,3’,5’−テトラ第三ブチル−4,4’−ジヒドロキシジベンジルエーテル、オクタデシル4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジルメルカプトアセテート、トリデシル4−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルベンジルメルカプトアセテート、トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)アミン、1,3,5−トリ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、ジ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル−メルカプト酢酸イソオクチルエステル、ビス(4−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)ジチオールテレフタレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸ジオクタデシルエステル及び3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸モノエチルエステルのカルシウム塩。
1.8.ヒドロキシベンジル化マロネート
例えばジオクタデシル−2,2−ビス(3,5−ジ第三ブチル−2−ヒドロキシベンジル)マロネート、ジオクタデシル−2−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)マロネート、ジドデシルメルカプトエチル−2,2−ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、ビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]−2,2−ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート。
1.9.芳香族ヒドロキシベンジル化合物
例えば1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−テトラメチルベンゼン、2,4,6−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)フェノール。
1.10.トリアジン化合物
例えば2,4−ビス(オクチルメルカプト)−6−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,2,3−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、2,4,6−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルエチル)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート。
【0034】
1.11.ベンジルホスホネート
例えばジメチル2,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジエチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタデシル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタデシル5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルベンジルホスホネート、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸モノエチルエステルのカルシウム塩。
1.12.アシルアミノフェノール
例えば4−ヒドロキシラウリン酸アニリド、4−ヒドロキシステアリン酸アニリド、2,4−ビス−オクチルメルカプト−6−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−s−トリアジン及びオクチルN−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルバメート。
1.13.β−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸の下記の一価又は多価アルコールとのエステル
例えばメタノール、エタノール、n−オクタノール、イソオクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル。
1.14.β−(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸の下記の一価又は多価アルコールとのエステル
例えばメタノール、エタノール、n−オクタノール、イソオクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,
2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル。
1.15.β−(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸の下記の一価又は多価アルコールとのエステル
例えばメタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル。
【0035】
1.16.3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル酢酸の下記の一価又は多価アルコールとのエステル
例えばメタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オクタンとのエステル。
1.17.β−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミド
例えばN,N’−ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジアミド、N,N’−ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミド、N,N’−ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジド、N,N’−ビス[2−(3−[3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオニルオキシ)エチル]オキサミド[ユニロイヤル(Uniroyal)社により供給されるナウガード(Naugard)XL−1(登録商標)]。
1.18.アスコルビン酸(ビタミンC)
1.19.アミン型酸化防止剤
例えばN,N’−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ第二ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1,4−ジメチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−エチル−3−メチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(1−メチルヘプチル)−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジシクロヘキシル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ビス(2−ナフチル)−p−フェニレンジアミン、N−イソプロピル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1−メチルヘプチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、4−(p−トルエンスルファモイル)ジフェニルアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ第二ブチル−p−フェニレンジアミン、ジフェニルアミン、N−アリルジフェニルアミン、4−イソプロポキシジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミン、N−(4−第三オクチルフェニル)−1−ナフチルアミン、N−フェニル−2−ナフチルア
ミン;オクチル化ジフェニルアミン、例えばp,p’−ジ第三−オクチルジフェニルアミン;4−n−ブチルアミノフェノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフェノール、4−ドデカノイルアミノフェノール、4−オクタデカノイルアミノフェノール、ビス(4−メトキシフェニル)アミン、2,6−ジ第三ブチル−4−ジメチルアミノメチルフェノール、2,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、N,N,N’,N’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,2−ビス[(2−メチルフェニル)アミノ]エタン、1,2−ビス(フェニルアミノ)プロパン、(o−トリル)ビグアニド、ビス[4−(1’,3’−ジメチルブチル)フェニル]アミン、第三オクチル化N−フェニル−1−ナフチルアミン、モノ−及びジアルキル化第三ブチル/第三オクチルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化ノニルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化ノニルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化ドデシルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化イソプロピル/イソヘキシルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化第三ブチルジフェニルアミンの混合物、2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−4H−1,4−ベンゾチアジン、フェノチアジン、モノ−及びジアルキル化第三ブチル/第三オクチルフェノチアジンの混合物、モノ−及びジアルキル化第三オクチルフェノチアジンの混合物、N−アリルフェノチアジン、N,N,N’,N’−テトラフェニル−1,4−ジアミノブテ−2−エン、N,N−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジ−4−イル−ヘキサメチレンジアミン、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジ−4−イル)セバケート、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オール。
【0036】
2.光安定剤
2.1.ニッケル化合物
例えば付加的な配位子、例えばn−ブチルアミン、トリエタノールアミン又はN−シクロヘキシルジエタノールアミンを持つか又は持たない、2,2' −チオビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール]のニッケル錯体、例えば1:1又は1:2錯体;ニッケルジブチルジチオカルバメート、4−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルベンジルホスホン酸のモノアルキルエステル例えばメチル又はエチルエステルのニッケル塩、ケトキシム例えば2−ヒドロキシ−4−メチルフェニルウンデシルケトキシムのニッケル錯体、付加的な配位子を持つか又は持たない、1−フェニル−4−ラウロイル−5−ヒドロキシピラゾールのニッケル錯体。
3.金属奪活剤
例えばN,N’−ジフェニルオキサミド、N−サリチラル−N’−サリチロイルヒドラジン、N,N’−ビス(サリチロイル)ヒドラジン、N,N’−ビス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4−トリアゾール、ビス(ベンジリデン)オキサリルジヒドラジド、オキサニリド、イソフタロイルジヒドラジド、セバコイルビスフェニルヒドラジド、N,N’−ジアセチルアジポイルジヒドラジド、N,N’−ビス(サリチロイル)オキサリルジヒドラジド、N,N’−ビス(サリチロイル)チオプロピオニルジヒドラジド。
4.ホスフィット及びホスホナイト
例えばトリフェニルホスフィット、ジフェニルアルキルホスフィット、フェニルジアルキルホスフィット、トリス(ノニルフェニル)ホスフィット、トリラウリルホスフィット、トリオクタデシルホスフィット、ジステアリルペンタエリトリトールジホスフィット、トリス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスフィット、ジイソデシルペンタエリトリトールジホスフィット、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット、ビス(2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット、ジイソデシルオキシペンタエリトリトールジホスフィット、ビス(2,4−ジ第三ブチル−6−メチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット、ビス(2,4,6−トリ第三ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィット、トリステ
アリルソルビトールトリホスフィット、テトラキス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイト、6−イソオクチルオキシ−2,4,8,10−テトラ第三ブチル−ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン、6−フルオロ−2,4,8,10−テトラ第三ブチル−12−メチル−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン、ビス(2,4−ジ第三ブチル−6−メチルフェニル)メチルホスフィット、ビス(2,4−ジ第三ブチル−6−メチルフェニル)エチルホスフィット、2,2’,2”−ニトリロ[トリエチルトリス(3,3’,5,5’−テトラ第三ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイル)ホスフィット]、2−エチルヘキシル(3,3’,5,5’−テトラ第三ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイル)ホスフィット。
5.ヒドロキシルアミン
例えばN,N−ジベンジルヒドロキシルアミン、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクチルヒドロキシルアミン、N,N−ジラウリルヒドロキシルアミン、N,N−ジテトラデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジヘキサデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクタデシルヒドロキシルアミン、N−ヘキサデシル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン、N−ヘプタデシル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン、N−メチル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン及び水素化獣脂アミンから誘導されたN,N−ジアルキルヒドロキシルアミン。
【0037】
6.ニトロン
例えばN−ベンジル−α−フェニルニトロン、N−エチル−α−メチルニトロン、N−オクチル−α−ヘプチルニトロン、N−ラウリル−α−ウンデシルニトロン、N−テトラデシル−α−トリデシルニトロン、N−ヘキサデシル−α−ペンタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−ヘキサデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ペンタデシルニトロン、N−ヘプタデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ヘキサデシルニトロン、N−メチル−α−ヘプタデシルニトロン及び水素化獣脂アミンから誘導されたN,N−ジアルキルヒドロキシルアミンから誘導されたニトロン。
7.アミンオキシド
例えば米国特許第5844029号明細書及び同第5880191号明細書に開示されたアミンオキシド誘導体、ジデシルメチルアミンオキシド、トリデシルアミンオキシド、トリドデシルアミンオキシド及びトリヘキサデシルアミンオキシド。
8.ベンゾフラノン及びインドリノン
例えば3−[4−(2−アセトキシエトキシ)フェニル]−5,7−ジ第三ブチル−ベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ第三ブチル−3−[4−(2−ステアロイルオキシエトキシ)フェニル]ベンゾフラン−2−オン、3,3’−ビス[5,7−ジ第三ブチル−3−(4−[2−ヒドロキシエトキシ]フェニル)ベンゾフラン−2−オン]、5,7−ジ第三ブチル−3−(4−エトキシフェニル)ベンゾフラン−2−オン、3−(4−アセトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジ第三ブチル−ベンゾフラン−2−オン、3−(3,5−ジメチル−4−ピバロイルオキシフェニル)−5,7−ジ第三ブチル−ベンゾフラン−2−オン、3−(3,4−ジメチルフェニル)−5,7−ジ第三ブチル−ベンゾフラン−2−オン、チバ スペシャルティ ケミカルズ コーポレーション製のイルガノックス(Irganox)HP−136(登録商標)、3−(2,3−ジメチルフェニル)−5,7−ジ第三ブチル−ベンゾフラン−2−オン。
9.チオ相乗剤
例えばジラウリルチオジプロピオネート又はジステアリルチオジプロピオネート。
10.過酸化物掃去剤
例えばβ−チオジプロピオン酸エステル、例えばラウリルエステル、ステアリルエステル、ミリスチルエステル又はトリデシルエステル、メルカプトベンゾイミダゾール又は、2−メルカプトベンゾイミダゾール亜鉛塩、亜鉛ジブチルジチオカルバメート、ジオクタ
デシルジスルフィド、ペンタエリトリトールテトラキス(β−ドデシルメルカプト)プロピオネート。
【0038】
11.ポリアミド安定剤
例えば、沃化物及び/又は燐化合物を組み合わせた銅塩及び二価マンガン塩。
12.塩基性補助安定剤
例えばメラミン、ポリビニルピロリドン、ジシアンジアミド、トリアリルシアヌレート、尿素誘導体、ヒドラジン誘導体、アミン、ポリアミド、ポリウレタン、高級脂肪酸のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、例えばカルシウムステアレート、亜鉛ステアレート、マグネシウムベヘネート、マグネシウムステアレート、ナトリウムリシノレート及びカリウムパルミテート、アンチモンピロカテコレート又は亜鉛ピロカテココレート。
13.核剤
例えば無機物質、例えば滑石、金属酸化物、例えば二酸化チタン又は酸化マグネシウム、好ましくはアルカリ土類金属の燐酸塩、炭酸塩又は硫酸塩;有機化合物、例えばモノ−又はポリ−カルボン酸及びその塩、例えば4−第三ブチル安息香酸、アジピン酸、ジフェニル酢酸、コハク酸ナトリウム又は安息香酸ナトリウム;ポリマー状化合物、例えばイオン性コポリマー(イオノマー)。
14.充填材及び強化材
例えば炭酸カルシウム、珪酸塩、ガラス繊維、ガラス球、石綿、滑石、白土、雲母、硫酸バリウム、金属酸化物及び水酸化物、カーボンブラック、黒鉛、木粉及び他の天然産品の粉末及び繊維、合成繊維。
15.分散剤
例えばポリエチレンオキシドワックス又は鉱油。
16.その他の添加剤
例えば可塑化剤、潤滑剤、乳化剤、顔料、染料、蛍光増白剤、レオロジー添加剤、触媒、流れ改良剤、スリップ剤、架橋剤、架橋促進剤、ハロゲン掃去剤、煙抑制剤、防炎加工剤、帯電防止剤、置換された及び非置換のビスベンジリデンソルビトールのような清澄剤、2,2’−p−フェニレン−ビス(3,1−ベンゾキサジン−4−オン)のようなベンゾキサジノン紫外線吸収剤、シアソルブ(Cyasorb)3638(登録商標)(CAS#18600−59−4)及び発泡剤。
【0039】
本発明のフォームは、当業者に周知の押出プロセスにより製造され得る。
スチレン系フォーム材料、例えばロッド又は矩形ボードは、既知の如く、添加剤を個々に又はマスターバッチとしてポリマーと混合し、その後、この混合物を発泡剤及び、所望により、滑石又は市販品を入手可能な炭酸塩ベースの材料、例えば登録商標サフォーム−FS(Safoam−FS)の下に市販されている材料のような核剤と一緒に押出機に供給することにより、形成される。
【実施例】
【0040】
実施例:
スチレン系ポリマーに安定剤及び顔料を添加する慣用の方法は、濃縮され、熱ブレンドされた又は押し出された種々の添加剤の混合物であるマスターバッチとして添加する方法である。添加剤の濃度は通常、例えばマスターバッチ組成物の総質量の約10質量%ないし90質量%の範囲にあり、残部はポリマーである。その後、前記マスターバッチを、ステアリン酸亜鉛潤滑剤のような他の添加剤を既に含み得るスチレン系ポリマー材料のバルクに添加する。前記マスターバッチを、最終ブレンド生成物において望ましい添加剤濃度を与える比率で、添加する。
実施例1:
顔料濃厚物又はマスターバッチは、下記表Iに列挙された材料を乾式ブレンドし、そして5箇所の温度ゾーンを持つヴェルナー及びプフライデラー(Werner and P
fleidener)ZSK−30共回転二軸スクリュー押出機を通してそれらをコンパウンド化し、そして分散させて溶融ストランドを形成することにより、製造された。前記押出機の温度ゾーンは、それぞれ、150℃、160℃、170℃、175℃及び180℃であった。溶融したストランドは、水浴中で冷却されそして固化され、その後、自動回転ブレードを使用して切断されて、ペレットに形成された。これらのペレットは、顔料濃厚物マスターバッチを構成する。全ての質量は、組成物の質量%である。
【表1】

1 :レットダウン比は、マスターバッチ濃厚物の、最終生成物中の発泡されたポリスチレンの量に対する比率を表わす。
2 :バイフェロックス(Bayferrox)鉄酸化物110M(登録商標)−バイエル社(Bayer Corporation)から入手可能。
3 :イルガカラー(Irgacolor)イエロー2GTM(登録商標)−ニューヨーク、タリータウンのチバ スペシャルティ ケミカルズ コーポレーションから入手可能な、熱及び化学薬品に耐性のカプセル化されたバナジウム酸ビスマスグレード。
4 :チヌヴィン(Tinuvin)P(登録商標)−ニューヨーク、タリータウンのチバ スペシャルティ ケミカルズ コーポレーションから入手可能な2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール。
5 :ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート(2440−22−4)と、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン及び4−第三オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジン(71878−19−8及び70624−18−9)の直鎖状又は環状縮合物との1:1ブレンド。
6 :組成物に基づく質量%。
【0041】
最終生成物へのマスターバッチの配合(レットダウン):
ペレット化されたマスターバッチは、その後、更なるポリスチレンに添加され、そして、フォームに吹き込まれて、実施例2の表II中の最終生成物に形成される。
実施例2:
ロッドダイを持つセグメント化された単軸スクリュー押出機が、実施例1において製造されたマスターバッチ混合物を発泡させるために使用された。前記スクリューは、三つのステージ:可塑化セクション、ガス注入セクション並びに、計量及び混合セクション、において作動するために設計された。少量の核剤(組成物の0.05質量%)もまた、前記混合物に乾式ブレンドされた。この混合物を、単軸スクリューフィーダーを通して計量した。ポリスチレンブレンドを発泡させるための物理的発泡剤として、CO2 ガスが使用された。得られた、最終生成物中の添加剤及び顔料の濃度を、表IIに示す。質量%は組成物の質量に基づく。
【表2】

1 :質量%は組成物の質量に基づく。
使用結果:
試験サンプルは、ASTM G26に基づいて試験された。金属フレームに固定された試験サンプルは、断続的な光照射/暗黒サイクル並びに水噴霧(光照射102分及び光照射に加えて水噴霧18分)と共に、ブラックパネル温度63℃、340nmで0.35W/m2 及び相対湿度50%で、アトラスCi65キセノンアークウェザロメーター(Atlas Ci65 Xenon Arc Weather−O−meter)(登録商標)中で暴露された。
ASTM D2244を使用した初期色測定は、上記パラメーターを使用して行われた。L、a及びbの値は、CIEシステムを使用して反射率の値から計算された。続いて、所定間隔で測定が行われた。ΔL、Δa及びΔbの値は、初期値とそれぞれの間隔における値との間の単純な差である。ΔEは以下のように計算された。

[(ΔL)2 +(Δa)2 +(Δb)2 1/2 =ΔE

対照
発泡されたポリスチレンの試験サンプルは、表IIの添加剤及び顔料のマスターバッチを含まないこと以外は、実施例2のようにして成形された。顔料着色されたコーティングは、押出後に直接、発泡されたポリスチレンに塗布され、そして、ΔEの読み出しは、実施例2の発泡されたポリスチレンの場合と同じ時間間隔で行われた。
実施例2の顔料着色され、安定化された成形サンプルは、紫外線暴露後、色変化に対す
る良好な耐性を示した。安定化されていない発泡されたポリスチレンに塗布された、顔料着色されたコーティングは剥離及び、3000時間後の非常に大きなΔEを示した。
【表3】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)フォームポリスチレンホモポリマー又はコポリマー、
(b)少なくとも一種の紫外線吸収剤、
(c)少なくとも一種の低分子量立体障害性アミン光安定剤、
(d)少なくとも一種の高分子量立体障害性アミン光安定剤、
(e)少なくとも一種の顔料、及び
(f)所望により、カーボンブラック
を含む、顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物であって、
断続的な光照射/暗黒サイクル並びに水噴霧(光照射102分及び光照射に加えて水噴霧18分)と共に、ブラックパネル温度63℃、340nmで0.35W/m2 及び相対湿度50%で、キセノンアークウェザロメーターの下で、3000時間にわたり暴露された場合に、膨張されたポリマーフォームが、ASTM法D2244に従い決定される約3.0未満のΔE色変化を示す組成物。
【請求項2】
前記成分(a)のフォームポリスチレンホモポリマー又はコポリマーが、スチレン、p−メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、α−メチルスチレン及びp−クロロスチレンからなる群からのスチレン性モノマーを使用して形成される、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項3】
前記成分(b)が、2−(2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシベンゾフェノン、置換された及び非置換の安息香酸のエステル、アクリレート及びマロネート、オキサミド、並びにトリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジンからなる群から選択されたものである、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項4】
前記成分(b)が、2−(2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシベンゾフェノン及びトリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジンからなる群から選択されたものである、請求項3記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項5】
前記成分(b)が、前記組成物に基づいて、0.5質量%ないし3質量%の量存在する、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項6】
前記成分(c)の立体障害性アミン光安定剤が、200g/モルないし1000g/モルの分子量を有し、そして前記成分(d)の立体障害性アミン光安定剤が、1200g/モルないし10000g/モルの分子量を有している、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項7】
前記成分(c)及び前記成分(d)が次式:
【化1】

[式中、
1 及びG2 は独立して炭素原子数1ないし8のアルキル基を表わし、又は、一緒になってペンタメチレン基を表わし、
1 及びZ2 はそれぞれメチル基を表わし、又は、Z1 及びZ2 は一緒になって、エステル基、エーテル基、アミド基、アミノ基、カルボキシ基又はウレタン基により更に置換され得る結合部分を形成し、そして、
Eは水素原子、オキシル基、ヒドロキシル基、1個ないし8個の炭素原子を持つアルキル基、2個ないし8個の炭素原子を持つアルケニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数6ないし12のアリール基、炭素原子数1ないし18のアルコキシ基、炭素原子数5ないし12のシクロアルコキシ基、炭素原子数7ないし15のアルアルコキシ基、炭素原子数6ないし12のアリールオキシ基;−O−CO−OZ3 基、−O−Si(Z4 3 基、−O−PO(OZ5 2 基又は−O−CH2 −OZ6 基(これらの式中、Z3 、Z4 、Z5 及びZ6 は水素原子、脂肪族部分、芳香脂肪族部分及び芳香族部分からなる群から選択されている。)を表わし、或いは、Eは−O−T−(OH)b 基又は置換されたアリール基を表わし、
Tは炭素原子数1ないし18の直鎖状又は分岐鎖状アルキレン基、炭素原子数5ないし18のシクロアルキレン基、炭素原子数5ないし18のシクロアルケニレン基;フェニル基により又は、炭素原子数1ないし4のアルキル基1個又は2個により置換されたフェニル基により置換された炭素原子数1ないし4の直鎖状又は分岐鎖状アルキレン基を表わし、
bは1、2又は3を表わすが、但し、該bはTにおける炭素原子数を越えることができず、そして、bが2又は3を表わす場合、それぞれのヒドロキシル基は、Tの異なる炭素原子に結合されている。]で表わされるものである、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項8】
前記成分(c)及び前記成分(d)が次式(A)ないし(R):
【化2】

【化3】

【化4】

【化5】

【化6】

[これらの式中、
Eは水素原子、オキシル基、ヒドロキシル基、1個ないし8個の炭素原子を持つアルキル基、2個ないし8個の炭素原子を持つアルケニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数6ないし12のアリール基、炭素原子数1ないし18のアルコキシ基、炭素原子数5ないし12のシクロアルコキシ基又は炭素原子数7ないし15のアルアルコキシ基、或いは、−O−T−(OH)b 基又は置換されたアリール基を表わし、
Tは炭素原子数1ないし18の直鎖状又は分岐鎖状アルキレン基、炭素原子数5ないし18のシクロアルキレン基、炭素原子数5ないし18のシクロアルケニレン基;フェニル基により又は、炭素原子数1ないし4のアルキル基1個又は2個により置換されたフェニ
ル基により置換された炭素原子数1ないし4の直鎖状又は分岐鎖状アルキレン基を表わし、
bは1、2又は3を表わすが、但し、該bはTにおける炭素原子数を越えることができず、そして、bが2又は3を表わす場合、それぞれのヒドロキシル基は、Tの異なる炭素原子に結合されており、
Rは水素原子又はメチル基を表わし、
mは1ないし4を表わし、
mが1を表わす場合、
2 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基又は、所望により、1個又はそれより多くの酸素原子により中断された前記アルキル基、炭素原子数2ないし12のアルケニル基、炭素原子数6ないし10のアリール基、炭素原子数7ないし18のアルアルキル基、グリシジル基;脂肪族、脂環式又は芳香族カルボン酸の、或いはカルバミン酸の一価アシル基、好ましくは2個ないし18個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の、5個ないし12個の炭素原子を有する脂環式カルボン酸の、或いは7個ないし15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル基、或いは、次式:
【化7】

(式中、xは0又は1を表わす。)で表わされる基、次式:
【化8】

(式中、yは2ないし4を表わす。)で表わされる基を表わし、
mが2を表わす場合、
2 は炭素原子数1ないし12のアルキレン基、炭素原子数4ないし12のアルケニレン基、キシリレン基;脂肪族、脂環式、芳香脂肪族又は芳香族ジカルボン酸の、或いはジカルバミン酸の二価アシル基、好ましくは2個ないし18個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸の、8個ないし14個の炭素原子を有する脂環式又は芳香族ジカルボン酸の、或いは8個ないし14個の炭素原子を有する脂肪族、脂環式又は芳香族ジカルバミン酸のアシル基、次式:
【化9】

(式中、D1 及びD2 は独立して水素原子、8個までの炭素原子を含むアルキル基、3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル基を含むアリール又はアルアルキル基を表わし、D3 は水素原子或いは、18個までの炭素原子を含むアルキル又はアルケニル基を表わし、そして、dは0ないし20を表わす。)で表わされる基を表わし、
mが3を表わす場合、
2 は脂肪族、不飽和脂肪族、脂環式又は芳香族トリカルボン酸の三価アシル基を表わし、
mが4を表わす場合、
2 は1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、1,2,3,4−ブト−2−エン−テトラカルボン酸並びに、1,2,3,5−及び1,2,4,5−ペンタンテトラカルボン酸を含む飽和又は不飽和脂肪族或いは芳香族テトラカルボン酸の四価アシル基を表わし、
pは1、2又は3を表わし、
3 は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし9のアルアルキル基、炭素原子数2ないし18のアルカノイル基、炭素原子数3ないし5のアルケノイル基又はベンゾイル基を表わし、
pが1を表わす場合、
4 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基;非置換又はシアノ基、カルボニル基又はカルバミド基により置換された炭素原子数2ないし8のアルケニル基;アリール基、アルアルキル基を表わし、或いは、R4 はグリシジル基、式−CH2 −CH(OH)−Zで表わされる基又は式−CO−Z若しくは式−CONH−Zで表わされる基(これらの式中、Zは水素原子、メチル基又はフェニル基を表わす。)を表わし;或いは、次式:
【化10】

又は次式:
【化11】

(式中、hは0又は1を表わす。)で表わされる基を表わし、
pが1を表わす場合、
3 及びR4 は一緒になって炭素原子数4ないし6のアルキレン基又は2−オキソポリアルキレン基;脂肪族又は芳香族1,2−又は1,3−ジカルボン酸の環状アシル基を表わし得、
pが2を表わす場合、
4 は直接結合又は、炭素原子数1ないし12のアルキレン基、炭素原子数6ないし12のアリーレン基、キシリレン基、−CH2 CH(OH)−CH2 −基又は基−CH2 CH(OH)−CH2 −O−X−O−CH2 CH(OH)−CH2 −(式中、Xは炭素原子数2ないし10のアルキレン基、炭素原子数6ないし15のアリーレン基又は炭素原子数6ないし12のシクロアルキレン基を表わす。)を表わし;或いは、R3 がアルカノイル基、アルケノイル基又はベンゾイル基表わさないという条件において、R4 はまた脂肪族、脂環式又は芳香族ジカルボン酸の又は、ジカルバミン酸の二価アシル基を表わし得、又は、基−CO−を表わし得、或いは、
4 は次式:
【化12】

(式中、T8 及びT9 は独立して水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わし、又は、T8 及びT9 は一緒になって炭素原子数4ないし6のアルキレン基又は3−オキサペンタメチレン基を表わし、例えばT8 及びT9 は一緒になって3−オキサペンタメチレン基を表わす。)を表わし、
pが3を表わす場合、
4 は2,4,6−トリアジニル基を表わし、
nは1又は2を表わし、
nが1を表わす場合、
5 及びR’5 は独立して炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数2ないし12のアルケニル基、炭素原子数7ないし12のアルアルキル基を表わし、或いはR5 はまた水素原子を表わし、或いは、R5 及びR’5 は一緒になって炭素原子数2ないし8のアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基又は炭素原子数4ないし22のアシルオキシア
ルキレン基を表わし、
nが2を表わす場合、
5 及びR’5 は一緒になって(−CH2 2 C(CH2 −)2 基を表わし、
6 は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、アリル基、ベンジル基、グリシジル基又は炭素原子数2ないし6のアルコキシアルキル基を表わし、
nが1を表わす場合、
7 は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数3ないし5のアルケニル基、炭素原子数7ないし9のアルアルキル基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基、炭素原子数2ないし4のヒドロキシアルキル基、炭素原子数2ないし6のアルコキシアルキル基、炭素原子数6ないし10のアリール基、グリシジル基;式−(CH2 t −COO−Q又は式−(CH2 t −O−CO−Q(これらの式中、tは1又は2を表わし、そしてQは炭素原子数1ないし4のアルキル基又はフェニル基を表わす。)で表わされる基を表わし、或いは、
nが2を表わす場合、
7 は炭素原子数2ないし12のアルキレン基、炭素原子数6ないし12のアリーレン基、基−CH2 CH(OH)−CH2 −O−X−O−CH2 CH(OH)−CH2 −(式中、Xは炭素原子数2ないし10のアルキレン基、炭素原子数6ないし15のアリーレン基又は炭素原子数6ないし12のシクロアルキレン基を表わす。)を表わし、又は、基−CH2 CH(OZ’)CH2 −(OCH2 −CH(OZ’)CH2 2 −(式中、Z’は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、アリル基、ベンジル基、炭素原子数2ないし12のアルカノイル基又はベンゾイル基を表わす。)を表わし、
1 は−N(R8 )−基又は−O−基を表わし;E7 は炭素原子数1ないし3のアルキレン基、基−CH2 −CH(R9 )−O−(式中、R9 は水素原子、メチル基又はフェニル基を表わす。)、基−(CH2 3 −NH−又は直接結合を表わし、
10は水素原子又は炭素原子数1ないし18のアルキル基を表わし、
8 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基、炭素原子数7ないし12のアルアルキル基、シアノエチル基、炭素原子数6ないし10のアリール基、基−CH2 −CH(R9 )−OH(式中、R9 は上で定義された意味を有する。)、次式:
【化13】

で表わされる基又は次式:
【化14】

(式中、G4 は炭素原子数2ないし6のアルキレン基又は炭素原子数6ないし12のアリーレン基を表わす。)で表わされる基を表わし、又は、R8 は基−E7 −CO−NH−CH2 −OR10を表わし、
ポリマーの反復構造単位を示す式F(式中、T3 はエチレン基又は1,2−プロピレンを表わす。)は、アルキルアクリレート又はメタクリレートとのα−オレフィンのコポリマー、好ましくはエチレンとエチルアクリレートのコポリマーから誘導された繰り返し構造単位であり、そして前記式中、kは2ないし100を表わし、
4 は、pが1又は2を表わす場合のR4 における意味と同じ意味を有し、
5 はメチル基を表わし、
6 はメチル基又はエチル基を表わし、或いは、T5 及びT6 は一緒になってテトラメチレン基又はペンタメチレン基を表わし、例えばT5 及びT6 はそれぞれメチル基を表わし、
M及びYは独立してメチレン基又はカルボニル基を表わし、そしてnが2を表わす場合、T4 はエチレン基を表わし、
7 はR7 における意味と同じ意味を表わし、そしてnが2を表わす場合、T7 は好ましくはオクタメチレン基を表わし、
10及びT11は独立して炭素原子数2ないし12のアルキレン基を表わし、又は、T11は次式:
【化15】

で表わされる基を表わし、
12はピペラジニル基、−NR11−(CH2 d NR11−基(式中、R11はR3 における意味と同じ意味を表わすか、或いは、更に次式:
【化16】

で表わされる基を表わす。)を表わし、又は次式:
【化17】

(式中、a、b及びcは独立して2又は3を表わし、そしてfは0又は1を表わし、好ましくはa及びcはそれぞれ3を表わし、bは2を表わし、そしてfは1を表わす。)で表わされる基を表わし、そして、
eは2、3又は4、好ましくは4を表わし、
13はR2 における意味と同じ意味を表わすが、但し、T13は、nが1を表わす場合に、水素原子を表わし得ず、
1 及びE2 は異なっており、それぞれ−CO−基又は−N(E5 )−基(式中、E5 は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基又は炭素原子数4ないし22のアルコキシカルボニルアルキル基を表わす。)を表わし、好ましくはE1 は−CO−基を表わし、そしてE2 は−N(E5 )−基を表わし、
3 は水素原子、炭素原子数1ないし30のアルキル基、フェニル基、ナフチル基;塩素原子により又は炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換された前記フェニル基又は前記ナフチル基、或いは炭素原子数7ないし12のフェニルアルキル基、或いは炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換された前記フェニルアルキル基を表わし、
4 は水素原子、炭素原子数1ないし30のアルキル基、フェニル基、ナルチル基又は炭素原子数7ないし12のフェニルアルキル基を表わし、或いは、
3 及びE4 は一緒になって炭素原子数4ないし17のポリメチレン基、又は炭素原子数1ないし4のアルキル基、例えばメチル基4個までにより置換された前記ポリメチレン基を表わし、
6 は脂肪族又は芳香族四価基を表わし、
式(N)のR2 は、mが1を表わす場合に先に定義された意味を表わし、
1 は直接結合、炭素原子数1ないし12のアルキレン基、フェニレン基又は−NH−G’−NH−基(式中、G’は炭素原子数1ないし12のアルキレン基を表わす。)を表わす。]から選択されるか、
或いは、
前記立体障害性アミン化合物は次式I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X又はXI:
【化18】

【化19】

【化20】

【化21】

[式中、
1 、E2 、E3 及びE4 は独立して炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、又はE1 及びE2 は独立して炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、そしてE3 及びE4 は一緒になってペンタメチレン基を表わし、又はE1 及びE2 は、並びにE3 及びE4 は、それぞれ一緒になってペンタメチレン基を表わし、
E’は水素原子、オキシル基、ヒドロキシル基、1個ないし8個の炭素原子を持つアルキル基、2個ないし8個の炭素原子を持つアルケニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数6ないし12のアリール基、炭素原子数1ないし18のアルコ
キシ基、炭素原子数5ないし12のシクロアルコキシ基又は炭素原子数7ないし15のアルアルコキシ基、或いは、−O−T−(OH)b 基又は置換されたアリール基を表わし、
T及びbは上記に定義された通りであり、
2 は水素原子又は炭素原子数1ないし12の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基を表わし、
3 は炭素原子数1ないし8のアルキレン基を表わし、或いはR3 は−CO−基、−CO−R4 −基、−CONR2 −基又は−CO−NR2 −R4 −基を表わし、
4 は炭素原子数1ないし8のアルキレン基を表わし、
5 は水素原子、炭素原子数1ないし12の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基を表わし、又は、次式:
【化22】

で表わされる基を表わし、或いは、
4 がエチレン基を表わす場合、2個のR5 メチル置換基は、トリアジン橋かけ基−N(R5 )−R4 −N(R5 )−がピペラジン−1,4−ジイル部分を表わすよう直接結合により結合され得、
6 は炭素原子数2ないし8のアルキレン基を表わし、又はR6 は次式;
【化23】

で表わされる基を表わすが、但し、Yは、R6 が上記構造を表わす場合、−OH基を表わさず、
Aは−O−基又は−NR7 −基(式中、
7 は水素原子、炭素原子数1ないし12の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基を表わし、又はR7 は次式:
【化24】

で表わされる基を表わす。)を表わし、
Tはフェノキシ基、炭素原子数1ないし4のアルキル基1個又は2個により置換されたフェノキシ基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基又は−N(R2 2 基(但し、式中、R2 は水素原子を表わさない。)を表わし、或いはTは次式:
【化25】

で表わされる基を表わし、
Xは−NH2 基、−NCO基、−OH基、−O−グリシジル基又は−NHNH2 基を表わし、そして、
Yは−OH基、−NH2 基、−NHR2 基(式中、R2 は水素原子を表わさない。)を表わし、或いはYは−NCO基、−COOH基、オキシラニル基、−O−グリシジル基又は−Si(OR2 3 を表わし、或いは組み合わせ基R3 −Y−は−CH2 CH(OH)R2 基(式中、R2 はアルキル基又は、酸素原子1個ないし4個により中断された前記アルキル基を表わす。)を表わし、或いは基R3 −Y−は−CH2 OR2 基を表わす。]で表わされる化合物であり、
或いは
前記立体障害性アミン化合物はN,N’,N”’−トリス{2,4−ビス[(1−ヒドロカルビルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アルキルアミノ]−s−トリアジン−6−イル}−3,3’−エチレンジイミノジプロプルアミン;N,N’,N”−トリス{2,4−ビス[(1−ヒドロカルビルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アルキルアミノ]−s−トリアジン−6−イル}−3,3’−エチレンジイミノジプロプルアミン、並びに次式I、II、IIA及びIII:

1 NH−CH2 CH2 CH2 NR2 CH2 CH2 NR3 CH2 CH2 CH2 NHR4
(I)

T−E1 −T1 (II)

T−E1 (IIA)

G−E1 −G−E1 −G2 (III)

により記載される橋かけ誘導体の混合物を表わし、
前記式Iで表わされるテトラアミンにおいて、
1 及びR2 はs−トリアジン部分Eを表わし、そしてR3 及びR4 の一方はs−トリアジン部分Eを表わし、R3 及びR4 の他方は水素原子を表わし、
Eは次式:
【化26】

で表わされる基を表わし、
E’はヒドロカルビルオキシ基、好ましくは−OR基(式中、Rはメチル基、プロピル基、シクロヘキシル基又はオクチル基を表わす。)を表わし、
5 は炭素原子数1ないし12のアルキル基を表わし、
前記式II又はIIAで表わされる化合物において、Rがプロピル基、シクロヘキシル基又はオクチル基を表わす場合、
T及びT1 はそれぞれ、式Iにおいて定義されたものと同じR1 ないしR4 により置換されたテトラアミンを表わし、
(1)それぞれのテトラアミンにおけるs−トリアジン部分Eの1個は、2個のテトラアミンT及びT1 の間の橋を形成する基E1 により置換されており、
1 は次式:
【化27】

で表わされる基を表わし、或いは、
(2)基E1 は、テトラアミンのE部分の2個が1個のE1 基により置換されている式IIAにおける場合と同様に同一のテトラアミンTにおいて両閉鎖端を有し得、或いは、
(3)テトラアミンTの3個のs−トリアジン置換基は全て、1個のE1 がT及びT1 に結合し且つ第二のE1 がテトラアミンTにおける両閉鎖端を有するよう、E1 であり得、
Lはプロパンジイル基、シクロヘキサンジイル基又はオクタンジイル基を表わし、
前記式IIIで表わされる化合物において、
G、G1 及びG2 はそれぞれ、前記式Iにおいて定義されたR1 ないしR4 により置換されたテトラアミンを表わし、但し、GとG1 の間に橋が存在し、且つG1 とG2 の間に第二の橋が存在するようG及びG2 はそれぞれ、E1 により置換されたs−トリアジン部分Eのうち1個を有し、そしてG1 はE1 により置換された前記トリアジン部分E2個を有し、
前記混合物は好ましくは、2,4−ビス(1−ヒドロカルビルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ]−6−クロロ−s−トリアジン2ないし4当量をN,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン1当量と反応さ
せることにより製造され、
或いは、
前記立体障害性アミンは次式IIIb:
【化28】

[式中、
指数nは1ないし15の範囲を表わし、
12は炭素原子数2ないし12のアルキレン基、炭素原子数4ないし12のアルケニレン基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキレンジ(炭素原子数1ないし4のアルキレン)基、炭素原子数1ないし4のアルキレンジ(炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン)基、フェニレンジ(炭素原子数1ないし4のアルキレン)基、或いは;1,4−ピペラジンジイル基、−O−基又は>N−X1 基(式中、X1 は炭素原子数1ないし12のアシル基を表わすか、又は、水素原子以外の以下で与えられたR14の定義の一つを有する。)又は(炭素原子数1ないし12のアルコキシ)カルボニル基により中断された炭素原子数4ないし12のアルキレン基を表わし、或いは、R12は下記式(Ib’)又は(Ic’):
【化29】

表わされる基を表わし、
これらの式中、mは2又は3を表わし、
2 は炭素原子数1ないし18のアルキル基、非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基若しくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基1個、2個若しくは3個により置換されたフェニル基;非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個によりフェニル基が置換された炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表わし、そして、
基X3 は互いに独立して炭素原子数2ないし12のアルキレン基を表わし、
13、R14及びR15は同一又は異なり、水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;炭素原子数3ないし18のアルケニル基、非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基若しくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基1個、2個若しくは3個により置換されたフェニル基;非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個によりフェニル基が置換された炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;テトラヒドロフルフリル基、或いは、−OH基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基又は次式(Ie’):
【化30】

(式中、Yは−O−基、−CH2 −基、−CH2 CH2 −基又は>N−CH3 基を表わす。)で表わされる基により2位、3位又は4位が置換された炭素原子数2ないし4のアルキル基を表わし、又は、−N(R14)(R15)は更に前記式(Ie’)で表わされる基を表わし、
基Aは互いに独立して−OR13基、−N(R14)(R15)基又は次式(IIId):
【化31】

(式中、Xは−O−基又は>NR16基を表わす。)で表わされる基を表わし、
16は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数3ないし18のアルケニル基、非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;非置換又は炭素原子数1ないし4のアルキル基1個、2個若しくは3個によりフェニル基が置換された炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;テトラヒドロフルフリル基、次式(IIIf):
【化32】

で表わされる基或いは、−OH基、炭素原子数1ないし8のアルコキシ基、ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基又は式(Ie’)で表わされる基により2位、3位又は4位が置換された炭素原子数2ないし4のアルキル基を表わし、
11はR16のために与えられた定義の一つを有し、そして、
基Bは互いに独立してAのために与えられた定義の一つを有する。]で表わされる化合
物である、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレン発泡組成物。
【請求項9】
前記成分(c)の低分子量立体障害性アミン光安定剤が、
4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセテート、
テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、
1,1’−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、
4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルベンジル)マロネート、
3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル)スクシネート、
8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、
3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、
3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、
4−ヘキサデシルオキシ−及び4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、
N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、
N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、
2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ[4.5]デカン、
1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテン、
N,N’−ビスホルミル−N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、並びに
4−メトキシメチレンマロン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル
からなる群から選択されたものである、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項10】
前記成分(c)の低分子量立体障害性アミン光安定剤が、
4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、
4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル)スクシネート、
4−ヘキサデシルオキシ−及び4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、
N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、
N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、
1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテン、
N,N’−ビスホルミル−N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、並びに
4−メトキシメチレンマロン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル
からなる群から選択されたものである、請求項9記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項11】
前記成分(d)の高分子量立体障害性アミン光安定剤が、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−第三オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖状又は環状縮合物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖状又は環状縮合物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの縮合生成物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサンジアミンとモルホリン−2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、メチル化された反応生成物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサンジアミンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、N−ブチル−1−ブタナミン及びN−ブチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジナミンとの反応生成物、
N,N”−1,2−エタンジイルビス−1,3−プロパンジアミンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、N−ブチル−2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジナミンとの反応生成物、
β,β,β’,β’−テトラメチル−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,9−ジエタノールの、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸1,2,2,6.6−ペンタメチル−4−ピペリジニルエステルとのポリマー、
N,N”’−1,2−エタンジイルビス[N−[3−[[4,6−ビス[ブチル(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)アミノ]−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]プロピル]−N’,N”−ジブチル−N’,N”−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリアミン、
1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸−β,β,β’,β’−テトラメチル−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,9−ジエタノールコポリマーの、2,2,6.6−ペンタメチル−4−ピペリジニルエステル、並びに
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル−1,6−ヘキサンジアミンと、2,4−ジクロロ−6−(4−モルホリニル)−1,3,5−トリアジンとのポリマー
からなる群から選択されたものである、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項12】
(成分(c)+成分(d))と成分(e)との質量比が3:1ないし1:3である、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項13】
成分(b)と(成分(c)+成分(d))との質量比が3:1ないし1:3である、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項14】
成分(e)の顔料又は顔料混合物が、ピグメントブラック(Pigment Black)7、ピグメントブラック11、ピグメントブラック12、ピグメントブラック26、ピグメントブラック27、ピグメントブラック28、ピグメントブラック30、ピグメントブルー(Pigment Blue)7、ピグメントブルー15.1、ピグメントブルー15.3、ピグメント15:4、ピグメント15:2、ピグメントブルー28、ピグメントブルー29、ピグメントブルー36、ピグメントブルー60、ピグメントブラウン(Pigment Brown)11、ピグメントブラウン23、ピグメントブラウン24、ピグメントブラウン33、ピグメントブラウン35、ピグメントグリーン(Pigment Green)17、ピグメントグリーン26、ピグメントグリーン36、ピグメントグリーン50、ピグメントグリーン7、ピグメントレッド(Pigment Red)104、ピグメントレッド110、ピグメントレッド122、ピグメントレッド101、ピグメントレッド178、ピグメントレッド202、ピグメントレッド254、ピグメントレッド149、ピグメントレッド108、ピグメントバイオレット(Pigment Violet)14、ピグメントバイオレット15、ピグメントバイオレット16、ピグメントバイオレット19、ピグメントバイオレット23、ピグメントバイオレット29、ピグメントバイオレット37、ピグメントバイオレット47、ピグメントイエロー(Pigment Yellow)37、ピグメントバイオレット48、ピグメントイエロー53、ピグメントイエロー110、ピグメントイエロー119、ピグメントイエロー161、ピグメントイエロー162、ピグメントイエロー163、ピグメントイエロー164、ピグメントイエロー184、ピグメントイエロー199、ピグメントイエロー215、ピグメントイエロー34、ピグメントイエロー35、ピグメントオレンジ(Pigment
Orange)61、クロモタールイエロー(Chromothal Yellow)382EOB、ピグメントオレンジ20、ピグメントホワイト(Pigment White)21、ピグメントホワイト22、ピグメントホワイト4、ピグメントホワイト5、ピグメントホワイト7及びピグメントホワイト6からなる群から選択されたものである、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項15】
成分(e)の顔料又は顔料混合物が、ピグメントホワイト6、ピグメントブラック7、ピグメントレッド101、ピグメントイエロー184、ピグメントブラウン24、ピグメントブルー15.1、ピグメントブルー15.3、ピグメントブルー7、ピグメントイエロー215、ピグメントイエロー110、ピグメントレッド202、ピグメントバイオレット19、ピグメントレッド149、ピグメントレッド122、ピグメントイエロー119及びピグメントブラック27からなる群から選択されたものである、請求項14記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項16】
請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物であって、
(a)フォームポリスチレンホモポリマー又はコポリマー、
(b)2−(2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシベンゾフェノン、置換された及び非置換の安息香酸のエステル、アクリレート及びマロネート、オキサミド、並びにトリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジンからなる群から選択された少なくとも1種の化合物、
(c)4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセテート、
テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、
1,1’−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、
4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルベンジル)マロネート、
3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル)スクシネート、
8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、
3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、
3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、
4−ヘキサデシルオキシ−及び4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、
N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、
N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシン
イミド、
2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ[4.5]デカン、
1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテン、
N,N’−ビスホルミル−N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、並びに
4−メトキシメチレンマロン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル
からなる群から選択された少なくとも1種の低分子量立体障害アミン光安定剤、
(d)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−第三オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖状又は環状縮合物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖状又は環状縮合物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの縮合生成物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサンジアミンとモルホリン−2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、メチル化された反応生成物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサンジアミンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、N−ブチル−1−ブタナミン及びN−ブチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジナミンとの反応生成物、
N,N”−1,2−エタンジイルビス−1,3−プロパンジアミンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、N−ブチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジナミンとの反応生成物、
β,β,β’,β’−テトラメチル−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,9−ジエタノールの、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸1,2,2,6.6−ペンタメチル−4−ピペリジニルエステルとのポリマー、
N,N”’−1,2−エタンジイルビス[N−[3−[[4,6−ビス[ブチル(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)アミノ]−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]プロピル]−N’,N”−ジブチル−N’,N”−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリアミン、
1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸−β,β,β’,β’−テトラメチル−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,9−ジエタノールコポリマーの、2,2,6.6−ペンタメチル−4−ピペリジニルエステル、並びに
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル−1,6−ヘキサンジアミンと、2,4−ジクロロ−6−(4−モルホリニル)−1,3,5−トリアジンとのポリマー
からなる群から選択された少なくとも1種の高分子量立体障害性アミン光安定剤、
(e)ピグメントブラック(Pigment Black)7、ピグメントブラック11、ピグメントブラック12、ピグメントブラック26、ピグメントブラック27、ピグメントブラック28、ピグメントブラック30、ピグメントブルー(Pigment Blue)7、ピグメントブルー15.1、ピグメントブルー15.3、ピグメント15:4、ピグメント15:2、ピグメントブルー28、ピグメントブルー29、ピグメントブルー36、ピグメントブルー60、ピグメントブラウン(Pigment Brown)1
1、ピグメントブラウン23、ピグメントブラウン24、ピグメントブラウン33、ピグメントブラウン35、ピグメントグリーン(Pigment Green)17、ピグメントグリーン26、ピグメントグリーン36、ピグメントグリーン50、ピグメントグリーン7、ピグメントレッド(Pigment Red)104、ピグメントレッド110、ピグメントレッド122、ピグメントレッド101、ピグメントレッド178、ピグメントレッド202、ピグメントレッド254、ピグメントレッド149、ピグメントレッド108、ピグメントバイオレット(Pigment Violet)14、ピグメントバイオレット15、ピグメントバイオレット16、ピグメントバイオレット19、ピグメントバイオレット23、ピグメントバイオレット29、ピグメントバイオレット37、ピグメントバイオレット47、ピグメントイエロー(Pigment Yellow)37、ピグメントバイオレット48、ピグメントイエロー53、ピグメントイエロー110、ピグメントイエロー119、ピグメントイエロー161、ピグメントイエロー162、ピグメントイエロー163、ピグメントイエロー164、ピグメントイエロー184、ピグメントイエロー199、ピグメントイエロー215、ピグメントイエロー34、ピグメントイエロー35、ピグメントオレンジ(Pigment Orange)61、クロモタールイエロー(Chromothal Yellow)382EOB、ピグメントオレンジ20、ピグメントホワイト(Pigment White)21、ピグメントホワイト22、ピグメントホワイト4、ピグメントホワイト5、ピグメントホワイト7及びピグメントホワイト6
からなる群から選択された少なくとも1種の顔料、並びに
(f)所望により、カーボンブラック
を含む組成物。
【請求項17】
屋外暴露の影響に晒された場合に、顔料着色されたポリスチレンフォームを退色から保護する方法であって、
(i)a)ポリスチレンホモポリマー又はコポリマー、
b)少なくとも一種の紫外線吸収剤、
c)少なくとも一種の低分子量立体障害性アミン光安定剤、
d)少なくとも一種の高分子量立体障害性アミン光安定剤、
e)少なくとも一種の顔料、及び
f)所望により、カーボンブラック
を含むスチレン系ポリマー又はコポリマーゲル組成物を、吐出されたゲルが発泡剤の作用によりセル状フォームに膨張するように、ダイから吐出する段階、並びに
(ii)膨張したポリマーフォームを、前記フォームが固化する温度に冷却する段階
を含み、
断続的な光照射/暗黒サイクル並びに水噴霧(光照射102分及び光照射に加えて水噴霧18分)と共に、ブラックパネル温度63℃、340nmで0.35W/m2 及び相対湿度50%で、キセノンアークウェザロメーターの下で、3000時間にわたり暴露された場合に、膨張されたポリマーフォームが、ASTM法D2244に基づいて決定される約3.0未満のΔE色変化を示す方法。
【請求項18】
可塑化剤、フェノール系酸化防止剤、ホスフィット及びホスホナイト安定剤、スリップ剤、並びにこれらの混合物からなる群から選択された別の成分を含む、請求項1記載の顔料着色されたポリスチレンフォーム組成物。
【請求項19】
b)少なくとも一種の紫外線吸収剤、
c)少なくとも一種の低分子量立体障害性アミン光安定剤、
d)少なくとも一種の高分子量立体障害性アミン光安定剤、
e)少なくとも一種の顔料又は顔料混合物、及び
f)所望により、カーボンブラック
を含む、顔料着色されたポリスチレンフォーム用の添加剤混合物であって、
断続的な光照射/暗黒サイクル並びに水噴霧(光照射102分及び光照射に加えて水噴霧18分)と共に、ブラックパネル温度63℃、340nmで0.35W/m2 及び相対湿度50%で、キセノンアークウェザロメーターの下で、3000時間にわたり暴露された場合に、膨張されたポリマーフォームが、ASTM法D2244に基づいて決定される約3.0未満のΔE色変化を示す添加剤混合物。
【請求項20】
a)フォームポリスチレンホモポリマー又はコポリマー、
b)少なくとも一種の紫外線吸収剤、
c)少なくとも一種の低分子量立体障害性アミン光安定剤、
d)少なくとも一種の高分子量立体障害性アミン光安定剤、
e)少なくとも一種の顔料、及び
f)所望により、カーボンブラック
を含む、成形された又は押し出されたポリスチレンフォーム物品であって、
断続的な光照射/暗黒サイクル並びに水噴霧(光照射102分及び光照射に加えて水噴霧18分)と共に、ブラックパネル温度63℃、340nmで0.35W/m2 及び相対湿度50%で、キセノンアークウェザロメーターの下で、3000時間にわたり暴露された場合に、膨張されたポリマーフォームが、ASTM法D2244に基づいて決定される約3.0未満のΔE色変化を示すポリスチレンフォーム物品。
【請求項21】
前記物品が、フェンス、テラス備品、ウィンドウボックス、ウィンドウトリム、メイルボックス及びプランターからなる群から選択されたものである、請求項20記載の成形された又は押し出されたポリスチレンフォーム物品。
【請求項22】
請求項20記載の成形された又は押し出されたポリスチレンフォーム物品であって、
(a)フォームポリスチレンホモポリマー又はコポリマー、
(b)2−(2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシベンゾフェノン、置換された及び非置換の安息香酸のエステル、アクリレート及びマロネート、オキサミド、並びにトリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジンからなる群から選択された少なくとも1種の紫外線吸収剤、
(c)4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシネート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、
トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセテート、
テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、
1,1’−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,4,4−テトラメチルピペラジノン)、
4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルベンジル)マロネート、
3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4
.5]デカン−2,4−ジオン、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル)スクシネート、
8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン、
3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、
3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、
4−ヘキサデシルオキシ−及び4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、
N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、
N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、
2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ[4.5]デカン、
1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテン、
N,N’−ビスホルミル−N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、並びに
4−メトキシメチレンマロン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル
からなる群から選択された少なくとも1種の低分子量立体障害性アミン光安定剤、
(d)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−第三オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖状又は環状縮合物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖状又は環状縮合物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの縮合生成物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサンジアミンとモルホリン−2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、メチル化された反応生成物、
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル−1,6−ヘキサンジアミンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、N−ブチル−1−ブタナミン及びN−ブチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジナミンとの反応生成物、
N,N”−1,2−エタンジイルビス−1,3−プロパンジアミンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンとのポリマーの、N−ブチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジナミンとの反応生成物、
β,β,β’,β’−テトラメチル−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,9−ジエタノールの、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸1,2,2,6.6−ペンタメチル−4−ピペリジニルエステルとのポリマー、
N,N”’−1,2−エタンジイルビス[N−[3−[[4,6−ビス[ブチル(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)アミノ]−1,3,5−トリアジン−2−イル]アミノ]プロピル]−N’,N”−ジブチル−N’,N”−ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリアミン、
1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸−β,β,β’,β’−テトラメチル−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,9−ジエタノールコポリマーの、2,2,6.6−ペンタメチル−4−ピペリジニルエステル、並びに
N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル−1,6−ヘキサンジアミンと、2,4−ジクロロ−6−(4−モルホリニル)−1,3,5−トリアジンとのポリマー
からなる群から選択された少なくとも1種の高分子量立体障害性アミン光安定剤、
(e)ピグメントブラック(Pigment Black)7、ピグメントブラック11、ピグメントブラック12、ピグメントブラック26、ピグメントブラック27、ピグメントブラック28、ピグメントブラック30、ピグメントブルー(Pigment Blue)7、ピグメントブルー15.1、ピグメントブルー15.3、ピグメント15:4、ピグメント15:2、ピグメントブルー28、ピグメントブルー29、ピグメントブルー36、ピグメントブルー60、ピグメントブラウン(Pigment Brown)11、ピグメントブラウン23、ピグメントブラウン24、ピグメントブラウン33、ピグメントブラウン35、ピグメントグリーン(Pigment Green)17、ピグメントグリーン26、ピグメントグリーン36、ピグメントグリーン50、ピグメントグリーン7、ピグメントレッド(Pigment Red)104、ピグメントレッド110、ピグメントレッド122、ピグメントレッド101、ピグメントレッド178、ピグメントレッド202、ピグメントレッド254、ピグメントレッド149、ピグメントレッド108、ピグメントバイオレット(Pigment Violet)14、ピグメントバイオレット15、ピグメントバイオレット16、ピグメントバイオレット19、ピグメントバイオレット23、ピグメントバイオレット29、ピグメントバイオレット37、ピグメントバイオレット47、ピグメントイエロー(Pigment Yellow)37、ピグメントバイオレット48、ピグメントイエロー53、ピグメントイエロー110、ピグメントイエロー119、ピグメントイエロー161、ピグメントイエロー162、ピグメントイエロー163、ピグメントイエロー164、ピグメントイエロー184、ピグメントイエロー199、ピグメントイエロー215、ピグメントイエロー34、ピグメントイエロー35、ピグメントオレンジ(Pigment Orange)61、クロモタールイエロー(Chromothal Yellow)382EOB、ピグメントオレンジ20、ピグメントホワイト(Pigment White)21、ピグメントホワイト22、ピグメントホワイト4、ピグメントホワイト5、ピグメントホワイト7及びピグメントホワイト6
からなる群から選択された少なくとも1種の顔料、並びに
(f)所望により、カーボンブラック
を含むポリスチレンフォーム物品。

【公表番号】特表2007−511656(P2007−511656A)
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−540445(P2006−540445)
【出願日】平成16年11月12日(2004.11.12)
【国際出願番号】PCT/EP2004/052951
【国際公開番号】WO2005/054353
【国際公開日】平成17年6月16日(2005.6.16)
【出願人】(396023948)チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド (530)
【氏名又は名称原語表記】Ciba Specialty Chemicals Holding Inc.
【Fターム(参考)】