胎盤幹細胞を用いる骨関連癌の治療
胎盤細胞、例えば、本明細書に記載の胎盤幹細胞、及びそのような胎盤細胞の集団を用いる、骨関連癌の細胞、例えば、多発性骨髄腫又は軟骨肉腫細胞の増殖及び成長の抑制方法が本明細書で提供される。骨関連癌の細胞を有する個体を治療する方法も本明細書で提供される。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
骨関連癌の細胞の増殖を抑制する方法であって、胎盤幹細胞と接触していない複数の該骨関連癌の細胞と比べて、該胎盤幹細胞が該骨関連癌の細胞の増殖を抑制するのに十分な時間、該骨関連癌の細胞を複数の胎盤幹細胞と接触させることを含み、
ここで、該胎盤幹細胞は、組織培養プラスチックに接着し、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD10+、CD105+、及びCD200+であり、かつ栄養芽層でも、細胞栄養芽層でも、骨髄由来間葉系幹細胞でもない、前記方法。
【請求項2】
前記骨関連癌の細胞が多発性骨髄腫細胞である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記骨関連癌の細胞が軟骨肉腫細胞である、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記骨関連癌の細胞が、骨癌細胞、神経芽腫細胞、骨肉腫細胞、ユーイング肉腫細胞、脊索腫細胞、骨の悪性線維性組織球腫の細胞、前立腺癌細胞、又は骨の線維肉腫の細胞である、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記骨関連癌の細胞が前立腺癌細胞ではない、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記胎盤細胞が、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD45-、CD10+、CD90+、CD105+、及びCD200+である、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記胎盤細胞が、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD45-、CD10+、CD80-、CD86-、CD90+、CD105+、及びCD200+である、請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記接触させることが、インビトロで行なわれる、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記接触させることが、インビボで行なわれる、請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記接触させることが、前記胎盤幹細胞を、前記骨関連癌の細胞を含むヒト個体に投与することを含む、請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記接触させることが、前記胎盤幹細胞を、前記骨関連癌によって生じる骨病変又はその近くで該個体に投与することを含む、請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記接触させることが、少なくとも1×108個の前記胎盤幹細胞を前記個体に投与することを含む、請求項10記載の方法。
【請求項13】
前記胎盤細胞が、前記骨関連癌の細胞の増殖を、該胎盤細胞の非存在下での同等数の骨関連癌の細胞の増殖と比べて少なくとも50%抑制する、請求項1記載の方法。
【請求項14】
骨関連癌を有するヒト個体を治療する方法であって、該個体に、胎盤幹細胞の治療有効量を、該胎盤幹細胞が該骨関連癌の1以上の症状を改善するか、又は該骨関連癌の進行を軽減するのに十分な時間、投与することを含み、
ここで、該胎盤幹細胞は、組織培養プラスチックに接着し、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD10+、CD105+、及びCD200+であり;栄養芽層でも、細胞栄養芽層でも、骨髄由来間葉系幹細胞でもなく、かつ骨形成細胞又は軟骨形成細胞に分化する能力を有する、前記方法。
【請求項15】
前記骨関連癌が多発性骨髄腫である、請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記骨関連癌が軟骨肉腫である、請求項14記載の方法。
【請求項17】
前記骨関連癌が、骨癌、神経芽腫、骨肉腫、ユーイング肉腫、脊索腫、骨の悪性線維性組織球腫、前立腺癌、又は骨の線維肉腫である、請求項14記載の方法。
【請求項18】
前記骨関連癌の細胞が前立腺癌細胞ではない、請求項14記載の方法。
【請求項19】
前記胎盤幹細胞が、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD45-、CD10+、CD90+、CD105+、及びCD200+である、請求項14記載の方法。
【請求項20】
前記胎盤幹細胞が、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD45-、CD10+、CD80-、CD86-、CD90+、CD105+、及びCD200+である、請求項14記載の方法。
【請求項21】
前記胎盤幹細胞が、前記個体に静脈内投与される、請求項14記載の方法。
【請求項22】
前記胎盤幹細胞が、前記骨関連癌によって生じる骨病変又はその近くで前記個体に投与される、請求項14記載の方法。
【請求項23】
少なくとも1×108個の胎盤細胞を前記個体に投与することを含む、請求項14記載の方法。
【請求項24】
前記胎盤細胞が、該胎盤細胞の非存在下での同等数の前記骨関連癌細胞の増殖と比べて、該骨関連癌の細胞の増殖を少なくとも50%抑制する、請求項14記載の方法。
【請求項1】
骨関連癌の細胞の増殖を抑制する方法であって、胎盤幹細胞と接触していない複数の該骨関連癌の細胞と比べて、該胎盤幹細胞が該骨関連癌の細胞の増殖を抑制するのに十分な時間、該骨関連癌の細胞を複数の胎盤幹細胞と接触させることを含み、
ここで、該胎盤幹細胞は、組織培養プラスチックに接着し、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD10+、CD105+、及びCD200+であり、かつ栄養芽層でも、細胞栄養芽層でも、骨髄由来間葉系幹細胞でもない、前記方法。
【請求項2】
前記骨関連癌の細胞が多発性骨髄腫細胞である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記骨関連癌の細胞が軟骨肉腫細胞である、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記骨関連癌の細胞が、骨癌細胞、神経芽腫細胞、骨肉腫細胞、ユーイング肉腫細胞、脊索腫細胞、骨の悪性線維性組織球腫の細胞、前立腺癌細胞、又は骨の線維肉腫の細胞である、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記骨関連癌の細胞が前立腺癌細胞ではない、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記胎盤細胞が、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD45-、CD10+、CD90+、CD105+、及びCD200+である、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記胎盤細胞が、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD45-、CD10+、CD80-、CD86-、CD90+、CD105+、及びCD200+である、請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記接触させることが、インビトロで行なわれる、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記接触させることが、インビボで行なわれる、請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記接触させることが、前記胎盤幹細胞を、前記骨関連癌の細胞を含むヒト個体に投与することを含む、請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記接触させることが、前記胎盤幹細胞を、前記骨関連癌によって生じる骨病変又はその近くで該個体に投与することを含む、請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記接触させることが、少なくとも1×108個の前記胎盤幹細胞を前記個体に投与することを含む、請求項10記載の方法。
【請求項13】
前記胎盤細胞が、前記骨関連癌の細胞の増殖を、該胎盤細胞の非存在下での同等数の骨関連癌の細胞の増殖と比べて少なくとも50%抑制する、請求項1記載の方法。
【請求項14】
骨関連癌を有するヒト個体を治療する方法であって、該個体に、胎盤幹細胞の治療有効量を、該胎盤幹細胞が該骨関連癌の1以上の症状を改善するか、又は該骨関連癌の進行を軽減するのに十分な時間、投与することを含み、
ここで、該胎盤幹細胞は、組織培養プラスチックに接着し、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD10+、CD105+、及びCD200+であり;栄養芽層でも、細胞栄養芽層でも、骨髄由来間葉系幹細胞でもなく、かつ骨形成細胞又は軟骨形成細胞に分化する能力を有する、前記方法。
【請求項15】
前記骨関連癌が多発性骨髄腫である、請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記骨関連癌が軟骨肉腫である、請求項14記載の方法。
【請求項17】
前記骨関連癌が、骨癌、神経芽腫、骨肉腫、ユーイング肉腫、脊索腫、骨の悪性線維性組織球腫、前立腺癌、又は骨の線維肉腫である、請求項14記載の方法。
【請求項18】
前記骨関連癌の細胞が前立腺癌細胞ではない、請求項14記載の方法。
【請求項19】
前記胎盤幹細胞が、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD45-、CD10+、CD90+、CD105+、及びCD200+である、請求項14記載の方法。
【請求項20】
前記胎盤幹細胞が、フローサイトメトリーによって検出可能なCD34-、CD45-、CD10+、CD80-、CD86-、CD90+、CD105+、及びCD200+である、請求項14記載の方法。
【請求項21】
前記胎盤幹細胞が、前記個体に静脈内投与される、請求項14記載の方法。
【請求項22】
前記胎盤幹細胞が、前記骨関連癌によって生じる骨病変又はその近くで前記個体に投与される、請求項14記載の方法。
【請求項23】
少なくとも1×108個の胎盤細胞を前記個体に投与することを含む、請求項14記載の方法。
【請求項24】
前記胎盤細胞が、該胎盤細胞の非存在下での同等数の前記骨関連癌細胞の増殖と比べて、該骨関連癌の細胞の増殖を少なくとも50%抑制する、請求項14記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14】
【図15】
【公表番号】特表2013−518108(P2013−518108A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−551220(P2012−551220)
【出願日】平成23年1月25日(2011.1.25)
【国際出願番号】PCT/US2011/022333
【国際公開番号】WO2011/094181
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(512194260)アントフロゲネシス コーポレーション (3)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月25日(2011.1.25)
【国際出願番号】PCT/US2011/022333
【国際公開番号】WO2011/094181
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(512194260)アントフロゲネシス コーポレーション (3)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]