説明

脚部を有する厨房家具

【課題】 脚部を有するフレーム上にキャビネットを据え付けるときに、フレームに対してキャビネットを容易に且つ精度よく位置決めして据え付け可能な脚部を有する厨房家具を提供する。
【解決手段】 システムキッチン1は、脚部7を有するフレーム6上にキャビネット4が設置される。フレームは、キャビネットの平面視外形に対応する所定の平面視外形を有する本体部20と、本体部に上方に突出して取付けられた複数のピン22と、本体部の下面に取付けられて床面上に設置される複数の脚部7とを有している。キャビネット底板には、複数のピンの平面視での配置位置に対応して複数の係合孔を形成し、キャビネットをフレーム上に据え付けるとき、キャビネットの各係合孔にフレームの各ピンがそれぞれ係合する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脚部を有して台所に設置されるシステムキッチンなど厨房家具にかかり、特に、脚部を有するフレーム上にキャビネットが設置される厨房家具に関する。
【背景技術】
【0002】
システムキッチンなど厨房家具のキャビネットは、台所などの床面に直接据え付けるのが一般的であるが、脚によりキャビネットを床面から持ち上げた状態で据え付ける場合もある。
たとえば、特許文献1(特開2001−299483号公報)には、被取付単体(たとえば、キャビネット)に支持脚部を取付けて、被取付単体を支持する支持脚装置が提案されている。
一方、特許文献2(特開平10−99151号公報)には、台輪に脚を設け、この台輪上にシステムキッチンなどのキャビネットを載置するようにした台輪の構造が記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開2001−299483号公報
【特許文献2】特開平10−99151号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の支持脚装置は、システムキッチンなど被取付単体に予め支持脚部を固定した状態で設置するようになっている。そのため、嵩張る被取付単体を引っ繰り返して、支持脚部を被取付単体に取付ける必要があり、据え付け作業が面倒で人手と時間が掛かっていた。
一方、特許文献2に記載の台輪は、複数の脚で支持された面板上にシステムキッチンなどのキャビネットを載置するようになっている。そのため、システムキッチンなどを据え付けるとき、キャビネットを引っ繰り返す必要はないが、台輪上の所定位置にキャビネットを位置決めするための配慮はなされていない。また、台輪本体は、強度を確保するために厚みのある木製板または軽量鋼材で形成され且つ目につきやすい場所にあるので、外観的に無骨な印象を与える傾向があった。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、脚部を有するフレーム上にキャビネットを据え付けるときに、フレームに対してキャビネットを容易に且つ精度よく位置決めして据え付けることができる、脚部を有する厨房家具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するため、本発明にかかる脚部を有する厨房家具は、脚部を有するフレーム上にキャビネットが設置された厨房家具であって、前記フレームは、前記キャビネットの平面視外形に対応する所定の平面視外形を有する本体部と、この本体部に上方に突出して取付けられた複数の突出部材と、前記本体部の下面に取付けられて床面上に設置される複数の前記脚部とを備え、前記キャビネットの底板には、前記複数の突出部材の平面視での配置位置に対応して複数の係合孔を形成し、前記キャビネットを前記フレーム上に据え付けるとき、このキャビネットの前記各係合孔にこのフレームの前記各突出部材がそれぞれ係合するようにしている。
前記突出部材は、前記フレームの前記本体部に固定されたピンであり、前記キャビネット底板の前記係合孔は、このピンの外径より若干大きめに形成されてこのピンとの相対的な位置ずれを吸収して係合可能になっているのが好ましい。
前記ピンは、前記キャビネットを据え付ける際の位置合わせガイドとしての機能と、前記フレームに前記キャビネットを固定する機能とを有し、据え付け時にはこの両機能を発揮する。
前記フレームの前記本体部における少なくとも前記キャビネットとの接合部は、薄板により形成されるとともにこの薄板の全周縁部が平面視で前記キャビネットの外周面より外方に出ないように形成されているのが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明にかかる脚部を有する厨房家具は、上述のように構成したので、脚部を有するフレーム上にキャビネットを据え付けるときに、フレームに対してキャビネットを容易に且つ精度よく位置決めして据え付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
下記の実施例にかかる厨房家具では、脚部を有するフレームの本体部に複数の突出部材を上方に突出して取付け、キャビネットの底板には、複数の突出部材の平面視での配置位置に対応して複数の係合孔を形成し、キャビネットをフレーム上に据え付けるとき、キャビネットの各係合孔にフレームの各突出部材がそれぞれ係合するようにしている。
こうして、キャビネットを据え付けるときに、フレームに対してキャビネットを容易に且つ精度よく位置決めして据え付けることができるという目的を実現している。
【0009】
本発明における厨房家具は、脚部を有するフレーム上にキャビネットが設置される構成を有しており、この厨房家具としては、台所に設置されるキッチン(たとえば、複合厨房家具の一種であるシステムキッチン)が通常であるが、洗面化粧台,収納庫または他の厨房家具であってもよい。下記の実施例では、いわゆる島形(アイランド形)のシステムキッチンの場合を示している。
【実施例】
【0010】
以下、本発明にかかる一実施例を図1ないし図5を参照して説明する。
図1,図2,図3は、それぞれ本発明の一実施例にかかるシステムキッチンの斜視図,正面図,分解斜視図である。
図1ないし図3に示すように、厨房家具としてのシステムキッチン1は、脚部を有するフレーム6上にキャビネット4が設置され、カウンター部2にはシンク3が所定位置に設けられており、このシステムキッチン1に本発明が適用されている。
システムキッチン1は、島形(アイランド形)のキッチンで、台所の壁面から離れた位置に設置されるタイプのものであるが、変形例として、いわゆる半島型のキッチンや、壁面に寄せて設置される汎用タイプのキッチンであってもよい。。
なお、説明の便宜上、図1中の符号D1,D2,D3,D4を、それぞれシステムキッチン1の左方,右方,前方,後方として説明する。
【0011】
システムキッチン1は、床面5上に設置される複数の脚部7を有するフレーム6と、フレーム6上に設置されるキャビネット4と、カウンター部2とを有している。
カウンター部2は、キャビネット4の上方に配置され、複数(ここでは、6本)の支柱8でキャビネット4と連結されている。カウンター部2は、ユーザーが調理などの作業を行うのに都合の良い高さ位置に水平方向に配置され、平面視で所定形状(ここでは、矩形状)をなす天板である。
カウンター部2の上面は調理台(ワークトップ10)になっており、カウンター部2には、必要に応じて、シンク3に加えてコンロユニットやボールなどが設けられる場合もある。
【0012】
カウンター部2の下方には、ステンレス製(たとえば、SUS304製)のキャビネット4が配置されている。キャビネット4は、フレーム6に支持されて床面5に設置され、全体が矩形状をなしている。
フレーム6は、床面5上に設置される複数(たとえば、6本)の脚部7を有している。カウンター部2とキャビネット4は、縦方向に設けられた複数(たとえば、6本)の支柱8で連結されている。
キャビネット4は調理用具,食材などを内部に収納可能で、キャビネット4には食器洗い乾燥機9も取付けられ、システムキッチン1は、全体として複合厨房家具を構成している。
【0013】
カウンター部2は、キャビネット4とは分離独立してその上部に配置され、カウンター部2の下面は外部に対して露出しているので、システムキッチン1における開放感が演出されている。
また、カウンター部2とキャビネット4を分離し、キャビネット4をフレーム6で支持しているので、システムキッチン1を含めた空間の広がりを損なうことがなく、湿気の籠もりやすい台所の雰囲気に対してシステムキッチン1の周囲の風通しを良くして常に清潔に保つことができる。特に、脚部7を有するフレーム6を用いたので、足下まわりの空間もすっきりと且つ広がり感をもって見せることができる。
システムキッチン1では、カウンター部2がキャビネット4に対して分離独立しているが、カウンター部が、キャビネットと分離せずにキャビネットの上部を構成するいわゆるキャビネット形キッチン(または、キャビネット形システムキッチン)であってもよい。この場合には、支柱8が不要になる。
【0014】
図4は、システムキッチン1のフレーム6の斜視図、図5は、図2のV部拡大断面図である。
図2ないし図5に示すように、脚部7を有するシステムキッチン1において、フレーム6は、キャビネット4の平面視外形(ここでは、矩形)に対応する所定の平面視外形(ここでは、矩形)を有する本体部20と、本体部20に上方に突出して取付けられた複数(ここでは、12本)の突出部材としてのピン22と、本体部20の下面に取付けられて床面5上に設置される複数(ここでは、6本)の脚部7とを備えている。
キャビネット4の底板23には、複数(ここでは、12本)のピン22の平面視での配置位置に対応して、複数(ここでは、12個)の係合孔24が形成されている。そして、キャビネット4をフレーム6上に据え付けるとき、キャビネット4の各係合孔24にフレーム6の各ピン22がそれぞれ係合する構成になっている。
その結果、フレーム6に対してキャビネット4を容易に且つ精度よく位置決めして、フレーム6上にキャビネット4を据え付けることができる。
【0015】
フレーム6において、ステンレス製(たとえば、SUS304製)の薄板27(たとえば、板厚が約6mm)を所定形状に打ち抜くか、または細長い平板を組み合わせて溶接することにより、本体部20の外周が所定の矩形状に形成されている。
すなわち、フレーム6は、キャビネット4の間口寸法(左右方向の寸法)W1と奥行寸法(前後方向の寸法)B1にそれぞれ対応した間口寸法W2と奥行寸法B2を有して平面視で矩形状に形成されている。
脚部7は、ステンレス製(たとえば、SUS304製)の薄板(たとえば、板厚が約0.8mm〜1.2mm、または、板厚が約2mm)を折り曲げることにより、中空の断面矩形状(箱状)に一体形成されている。脚部7は、本体部20の下面に溶接またはねじなど締結部材により一体的に固定されている。
なお、本体部20と脚部7を、ステンレス製(SUS304)の薄板でそれぞれ形成する場合を示したが、鉄板またはその他の金属板でそれぞれ形成する場合であってもよい。
【0016】
ピン22は、SUS304などステンレス(または、その他の金属)製の棒材により形成され、本体部20に溶接(または、接着剤)により一体的に固定されている。ピン22は、キャビネット4を据え付ける際の位置合わせガイドとしての機能と、フレーム6にキャビネット4を固定する機能とを有し、据え付け時にはこの両機能を発揮することができる。
ピン22の上端部にキャップ28を装着することにより、キャビネット4の内部にピン22が直接露出しないようにして安全や見栄えの向上を図っている。なお、ピン22に装着されたキャップ28をキャビネット底板23に接着剤などで固着すれば、安定性およびキャップ28の離脱防止の点で好ましい。
フレーム本体部20に上方に突出して取付けられた突出部材として、フレーム本体部20の上面21に固定されたピン22の場合を示しているが、突出部材は、係合孔24と係合可能であればスタッドボルト(植込ボルト)などであってもよい。
【0017】
キャビネット底板23に形成された係合孔24は、ピン22の外径より若干大きめに形成され、ピン22との相対的な位置ずれを吸収して係合可能になっている。これにより、各ピン22の取付け位置や、キャビネット底板23に対する各係合孔24の形成位置などに誤差があって、ピン22と係合孔24との間に相対的な位置ずれがある場合でも、若干大きめの係合孔24を形成すれば、前記相対的な位置ずれを吸収する。
したがって、全部のピン22を係合孔24に係合させて、キャビネット4をフレーム6上に容易に載置することができ、設置作業の負担が軽減される。
なお、フレーム6に設ける突出部材をピン22の代りにスタッドボルトとし、キャビネット4をフレーム6に設置したのちナットをこのスタッドボルトにねじ込むようにすれば、キャビネット4を、スタッドボルトとナットを介してフレーム6に締結固定することができる。このようにすれば、地震時にキャビネット4などがフレーム6から離脱することがなく一体化するので好ましい。
【0018】
フレーム6の本体部20における、少なくともキャビネット4との接合部25は、薄板27により形成されるとともに、この薄板27の全周縁部26が、平面視でキャビネット4の外周面12より外方に出ないように形成されている。
たとえば、接合部25を構成する薄板27の全周縁部26が、キャビネット4の外周面12より寸法dだけ内側に引っ込んでいる。その結果、フレーム6の本体部20は、システムキッチン1の周囲から見えにくくなって、フレーム6自体で存在を主張しない構成になっている。
このようにすれば、フレーム6上にキャビネット4が載置されてシステムキッチン1が全体的に組み立てられた状態では、ユーザーがしゃがんでフレーム6の本体部20を覗き込まない限りは、ユーザーからは本体部20は見えない。
したがって、フレーム6を、外観的にほとんど目立たないすっきりした状態で配置することができる。すなわち、システムキッチン1は、その周囲全体がユーザーから良く見える島形のキッチンであるが、システムキッチン1の下方に位置するフレーム6がそれ自体で存在を主張しない構成なので、システムキッチン1の構成部材(カウンター部2,キャビネット4,支柱8,脚部7)の全体のデザイン的なバランスや調和感を乱すことがなく、外観上の見栄えがよい。
【0019】
本体部20における少なくとも接合部25を薄板27により形成したので、フレーム6は間口方向(左右方向)での強度が若干低下する恐れがある。これに対する対策として、本体部20に補強材(図示せず)を設けてその強度を向上させるのが好ましい。
フレーム6は、据え付け作業に対する必要最小限の強度を有していれば、据え付け作業には支障がなく、また、フレーム6上にキャビネット4を設置した後は、キャビネット4などの自重は、本体部20から脚部7に向けて垂直方向にかかるので、間口方向や前後方向に関する本体部20の強度が問題になることはなく、システムキッチン1は、全体で十分な強度が確保される。
【0020】
脚部7には、上下方向に移動可能なアジャスタ11が内蔵されており、アジャスタ11を操作(たとえば、正逆方向に回転させる操作)することにより、アジャスタ11を介して、床面5に対する脚部7の長さ調節を行うことができるようになっている。
脚部7にアジャスタ11を設けて、床面5に対する脚部7の長さ調節を行うようにしたので、フレーム6全体の水平出し作業を容易に行うことができる。
【0021】
システムキッチン1を台所に設置する場合には、まず初めに、脚部7とピン22とを有するフレーム6を所定位置に設置し、各脚部7に内蔵されたアジャスタ11を操作し脚部7の長さ調節を行なって、本体部20の上面21の水平出しをする。
その後、フレーム6上にキャビネット4を載置する。このキャビネット4には、支柱8を介してカウンター部2が取付けられ、食器洗乾燥機9なども組み込まれている。このように各構成部材8,2,9などがあらかじめ組み込まれたキャビネット4を、フレーム6の真上に位置させた後、真下に向けてゆっくりと下降させる。
すると、フレーム6のピン22が位置合わせガイドとしての機能を発揮して、各ピン22とキャビネット4の各係合孔24とがそれぞれ係合し、キャビネット4は、フレーム6の本体部20の接合部25に接合して載置される。本実施例では、重くて嵩張るキャビネット4などを引っ繰り返す必要がなく、設置作業が容易で且つ安全である。
【0022】
フレーム6に複数のピン22が上方に突出して取付けられているので、ピン22とキャビネット底板23の係合孔24とを係合させれば、フレーム6に対してキャビネット4が必然的に精度よく位置決めされる。
このとき、係合孔24は、ピン22の外径より若干大きめに形成されて、ピン22との相対的な位置ずれを吸収可能になっている。したがって、全部(ここでは、12本)のピン22に、これらピン22にそれぞれ対応する12個の係合孔24がそれぞれ良好に係合することになり、キャビネット4の組み込み作業を容易に行うことができる。
こうして、フレーム6上にキャビネット4が設置された後、キャップ28を、ピン22の上部に被せるとともにキャビネット底板23に接着剤などで固着すれば、フレーム6に対するキャビネット4の設置が完了する。
【0023】
フレーム6の全体の素材をステンレスにしたので、外観上見栄えがよく、耐蝕性も良好で且つ十分な剛性を発揮する。特に、フレーム6の各構成部材20,7,22およびキャビネット4の素材を、同種金属であるSUS304にしたので、異種金属の電蝕による錆の発生を防止することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形,付加などが可能である。
なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明は、本実施例のようにカウンター部がキャビネットから分離独立したシステムキッチンのほか、カウンター部がキャビネットの一部を構成するキャビネット形キッチン(または、キャビネット形システムキッチン)や、複合化されていないキッチンに適用する場合が多いが、応用例として、本発明は洗面化粧台や収納庫にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】図1ないし図5は本発明の一実施例を示す図で、図1はシステムキッチンの斜視図である。
【図2】前記システムキッチンの正面図である。
【図3】前記システムキッチンの分解斜視図である。
【図4】前記システムキッチンのフレームの斜視図である。
【図5】図2のV部拡大断面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 システムキッチン(厨房家具)
4 キャビネット
5 床面
6 フレーム
7 脚部
12 外周面
20 本体部
22 ピン(突出部材)
23 キャビネット底板
24 係合孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脚部を有するフレーム上にキャビネットが設置された厨房家具であって、
前記フレームは、前記キャビネットの平面視外形に対応する所定の平面視外形を有する本体部と、この本体部に上方に突出して取付けられた複数の突出部材と、前記本体部の下面に取付けられて床面上に設置される複数の前記脚部とを備え、
前記キャビネットの底板には、前記複数の突出部材の平面視での配置位置に対応して複数の係合孔を形成し、
前記キャビネットを前記フレーム上に据え付けるとき、このキャビネットの前記各係合孔にこのフレームの前記各突出部材がそれぞれ係合するようにしたことを特徴とする脚部を有する厨房家具。
【請求項2】
請求項1に記載の脚部を有する厨房家具であって、
前記突出部材は、前記フレームの前記本体部に固定されたピンであり、前記キャビネット底板の前記係合孔は、このピンの外径より若干大きめに形成されてこのピンとの相対的な位置ずれを吸収して係合可能になっていることを特徴とする脚部を有する厨房家具。
【請求項3】
請求項2に記載の脚部を有する厨房家具であって、
前記ピンは、前記キャビネットを据え付ける際の位置合わせガイドとしての機能と、前記フレームに前記キャビネットを固定する機能とを有し、据え付け時にはこの両機能を発揮することを特徴とする脚部を有する厨房家具。
【請求項4】
請求項1,2または3に記載の脚部を有する厨房家具であって、
前記フレームの前記本体部における少なくとも前記キャビネットとの接合部は、薄板により形成されるとともにこの薄板の全周縁部が平面視で前記キャビネットの外周面より外方に出ないように形成されていることを特徴とする脚部を有する厨房家具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−296446(P2006−296446A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−117831(P2005−117831)
【出願日】平成17年4月15日(2005.4.15)
【出願人】(000104973)クリナップ株式会社 (341)
【Fターム(参考)】