脱気装置
外殻を備える脱気装置であって、外殻に複数のノズルが存在しており、ノズルがノズルへと供給される液体を外殻へと噴霧し、複数のプレートが外殻の内部に配置され、前記ノズルによって噴霧される前記液体を受け取り、前記プレートは、液体が上方のプレートから下方のプレートへと流れることができるように配置されており、蒸気を前記外殻へと進入させるためのポートが設けられており、コンベア手段が、前記プレートの間に前記蒸気を案内し、蒸気が下方のプレートから上方のプレートへと案内され、少なくとも1つの第1の排出口が、前記脱気装置の底部から脱気済みの液体を抜き取るために設けられており、前記第1の排出口は、使用時に前記容器の底部に脱気済みの液体の層を形成できるような方法で設けられており、少なくとも1つの第2の排出口が、前記蒸気および脱気されるガスの最小限の部分を前記外殻の内部から抜き出すことができるようにしており、前記コンベア手段が、前記進入する蒸気を、前記脱気済みの液体の層をバブリングして溶存ガスの濃度をさらに下げるように搬送する脱気装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラーへと供給される流体を処理するための圧力式脱気装置に関する。本発明は、特にスプレートレイ式の脱気装置に関する。
【背景技術】
【0002】
知られている圧力式脱気装置(一般に、単に「脱気装置」として知られている)は、加圧蒸気が送り込まれる外殻を備える。加圧蒸気が、適切なノズルによって生成される脱気対象の複数の流体ジェットに密に接触する。次いで、流体がプレートへと落下し、これらのプレートに、対向流の蒸気流が衝突する。流体が、上方のプレートから下方のプレートへと落下し、脱気プロセスが終了する。このような方法で処理された流体が、外殻の底部に溜まり、ここから取り出してすぐに使用することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
知られている脱気装置の欠点は、熱脱気プロセスの終了時に液体中に溶存するガスの量が多すぎる点にある。
【0004】
したがって、本発明の目的は、流体の精製の程度を向上させ、伝統的な脱気装置に比べて熱脱気の終了時に流体内に溶存するガスの量を少なくする脱気装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
これらの目的および他の目的は、添付の特許請求の範囲の技術的教示による脱気装置によって達成される。
【0006】
本発明のさらなる特徴および利点は、あくまでもこれに限られるわけではない例として添付の図面に示される脱気装置の好ましい実施形態(ただし、これに限られるわけではない)についての説明から、明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の横型脱気装置の概略の側面図である。
【図2】図1の脱気装置の概略の平面図であり、いくつかの部品は簡潔にするために省略されている。
【図3】本発明の脱気装置の別の実施形態の概略の側面図である(縦型脱気装置)。
【図4A】図3の脱気装置の概略の平面図であり、脱気装置の高さII、IV、およびIV(ならびに、存在するのであれば、さらなる偶数番目の高さ)に存在するプレートの配置を示している。
【図4B】図4Aと同様であるが高さI、III、およびV(ならびに、存在するのであれば、さらなる奇数番目の高さ)のプレートを示している。
【図5】図3の縦型脱気装置など縦型脱気装置の最上部の別の実施形態の概略図であり、複数のノズルが示されている。
【図6】図5のノズルの平面配置を示す概略図である。
【図7】図5のノズルおよび図3に示したノズルの取り付けを示す概略図である。
【図8】図3に示したチャンバを概略的に示している。
【図9】図8の線9−9において得た断面を示しており、αは30°の角度を示しており、βは60°の角度を示しており、θは18°の角度を示しており、Δは15°の角度を示している。
【図10】図8の線10−10において得た断面を示しており、αは30°の角度を示しており、βは60°の角度を示しており、θは18°の角度を示しており、Δは15°の角度を示している。
【図11】図8の線11−11において得た断面を示しており、αは30°の角度を示しており、βは60°の角度を示しており、θは18°の角度を示しており、Δは15°の角度を示している。
【発明を実施するための形態】
【0008】
前記図を参照すると、全体が参照符号1によって指し示されている脱気装置が示されている。
【0009】
脱気装置が、外部の圧力よりも高い所定の圧力を内部3に維持するように構成された外殻2を備える。
【0010】
外殻2の内部には、脱気すべき液体が供給される複数のノズル5が存在している。流体は、外殻の最上部に設けられたチャンバ6へと加圧されて供給される。このチャンバ6が、外殻の内部との境界の表面7を有している。前記ノズル5は、図3の縦型脱気装置を参照して後述されるように、この表面7に配置されている。実際に、これらを固定するための方法は、両方の構造について同じである。
【0011】
各々のノズル5が、導入口8および10を通ってチャンバ6へと供給された脱気対象の流体(好ましくは、補給水および/または復水)を外殻の内部へと噴霧するように構成されている。各々のノズル5が、頂点の角度が55°から65°の間(好ましくは、60°)である円錐を形成するジェットを放射する。
【0012】
チャンバ6の表面に、開口12が、配管13によって蒸気およびガスの除去システムへと接続されて設けられている。これらの配管が、開口12とともに、外殻内の流体から除去されたガスを抽出できるようにする排出口を形成している。
【0013】
複数のプレート11が、ノズル5の下方の外殻の内部のいくつかの高さに設けられている。プレート11は、ノズル5によって噴霧された前記液体を受け取るように構成され、特に液体が上方のプレートから下方のプレートへと流れることができるように配置されている。有利には、プレート11が、2.5から5mmの間、好ましくは、3mmまたは4mmの直径の複数の穴を有している。穴は、互いに10から12mmの辺の正三角形の頂点に配置されている。さらに、各々のプレートは、蒸気が対向流にて衝突する理想的な流体の導管を生み出すために、特定の量の液体を溜めることができ、液体を前記穴のみを介して下方のプレートへと流出させる外周のリムを有することができる。
【0014】
すべてのプレート11は、実質的に蒸気が外殻2の底部の流体でのバブリングの後に底部から下方へとプレート11を通過しなければならないようにするハウジング14によって、外周を囲まれている。この点に関し、ハウジング14は、外殻の上部まで達して外殻の天井へと溶接される垂直な壁14A、14B、14C、14Dを有している。しかしながら、ハウジングは、内部への蒸気の流入を可能にする下部開口15を有している。有利には、開口が、開口を通過する前記蒸気の速度が、望ましくないオーバフロー現象が防止されるよう、横型脱気装置においては15m/s(縦型脱気装置においては10m/s)未満であるように調節される。
【0015】
この点に関し、図1および図2に見られるように、容器が、外殻2へと蒸気を進入させるためのポート16を備える。出口開口12に達するために、蒸気は、矢印Fによって確立される経路をとらなければならず、実質的に、ハウジング14の周囲で向きを変え、外殻2の底部の付近でハウジング14に設けられた開口15に向かって流れなければならない。基本的に、蒸気は、外殻の内壁とハウジング14との間を流れる。
【0016】
有利には、ハウジング14の壁の形状も、蒸気が開口12に向かって下方のプレート11から上方のプレートへと流れるように強制する。
【0017】
外殻2の底部に、前記脱気装置の底部から脱気済みの液体を抜き取るための排出口20が存在している。排出口は、使用時に容器の底部に脱気済みの液体の層19を形成できるように設けられている。液位が、点線によって図1および図3に示されている。対照的に、ハウジングは、使用時に容器の底部に存在する液体に完全に沈む開口15を有する。
【0018】
したがって、ポート16から蒸気が流入することで、ハウジング2の底部に存在する液体が蒸気によってバブリングされ、結果として液体がさらに脱気される。
【0019】
最後に、外殻は、1つ以上の均等化パイプ21、最上部の安全弁22、および閉じることができる検査用の穴23を有している。
【0020】
図3が、縦型脱気装置を示しており、先の実施形態の各部に機能において類似する各部は、同じ参照符号によって指し示されており、そのような各部については、さらなる説明を省略する。
【0021】
この実施形態においては、ハウジング14が、プレートを囲んでおらず、外殻2の内壁へと接続された円筒形の壁14Eと、閉じリング14Fとによって画定されている。やはりこの場合にも、ハウジングは、脱気装置の動作時に脱気装置の底部の液体に沈められる開口15を有している。したがって、やはりこの場合にも、ポートによって供給される蒸気の経路が強制的である。この点に関し、蒸気は、プレート11へと達する前に底部に存在する液体をバブリングしなければならない。
【0022】
有利には、先の両方の実施形態においては、蒸気が水をバブリングする前にハウジングを巡って「回転」することで、ハウジングの外部へと消散する熱が回復され、ハウジングそれ自体へとリサイクルされる。これは、熱の収率に関してかなりの利点をもたらす。
【0023】
図4Aおよび図4Bが、プレート11の配置を示しており、特に高さI、III、およびVの配置が図4Bに、高さII、IV、およびVIの配置が図4Aに示されている。これらの高さは、図3にも示されている。この配置は、対向して流れる流体および蒸気の間の最適な熱伝達を可能にする。
【0024】
図6および図8が、2種類の縦型脱気装置について、ノズルの配置を概略的に示している。これらは、図8の平行な平面に図6の外殻の軸に同心な円に沿って等間隔に位置する構成要素のグループにて配置されている。
【0025】
見て取ることができるとおり、チャンバ6の表面7が、ノズル5をそれぞれが受け入れる複数の円筒形のハウジング25を有している。ノズルは、ステム27を収容する弁本体26から形成されている。弁本体26は、ノズルを所定の位置に固定するために円筒形の各々のハウジング25の適切なねじ山と協働するねじ山付きの円柱形部分を有している。
【0026】
種々の実施形態を説明したが、同じ本発明の考え方を利用して、他の実施形態も考えることができる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラーへと供給される流体を処理するための圧力式脱気装置に関する。本発明は、特にスプレートレイ式の脱気装置に関する。
【背景技術】
【0002】
知られている圧力式脱気装置(一般に、単に「脱気装置」として知られている)は、加圧蒸気が送り込まれる外殻を備える。加圧蒸気が、適切なノズルによって生成される脱気対象の複数の流体ジェットに密に接触する。次いで、流体がプレートへと落下し、これらのプレートに、対向流の蒸気流が衝突する。流体が、上方のプレートから下方のプレートへと落下し、脱気プロセスが終了する。このような方法で処理された流体が、外殻の底部に溜まり、ここから取り出してすぐに使用することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
知られている脱気装置の欠点は、熱脱気プロセスの終了時に液体中に溶存するガスの量が多すぎる点にある。
【0004】
したがって、本発明の目的は、流体の精製の程度を向上させ、伝統的な脱気装置に比べて熱脱気の終了時に流体内に溶存するガスの量を少なくする脱気装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
これらの目的および他の目的は、添付の特許請求の範囲の技術的教示による脱気装置によって達成される。
【0006】
本発明のさらなる特徴および利点は、あくまでもこれに限られるわけではない例として添付の図面に示される脱気装置の好ましい実施形態(ただし、これに限られるわけではない)についての説明から、明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の横型脱気装置の概略の側面図である。
【図2】図1の脱気装置の概略の平面図であり、いくつかの部品は簡潔にするために省略されている。
【図3】本発明の脱気装置の別の実施形態の概略の側面図である(縦型脱気装置)。
【図4A】図3の脱気装置の概略の平面図であり、脱気装置の高さII、IV、およびIV(ならびに、存在するのであれば、さらなる偶数番目の高さ)に存在するプレートの配置を示している。
【図4B】図4Aと同様であるが高さI、III、およびV(ならびに、存在するのであれば、さらなる奇数番目の高さ)のプレートを示している。
【図5】図3の縦型脱気装置など縦型脱気装置の最上部の別の実施形態の概略図であり、複数のノズルが示されている。
【図6】図5のノズルの平面配置を示す概略図である。
【図7】図5のノズルおよび図3に示したノズルの取り付けを示す概略図である。
【図8】図3に示したチャンバを概略的に示している。
【図9】図8の線9−9において得た断面を示しており、αは30°の角度を示しており、βは60°の角度を示しており、θは18°の角度を示しており、Δは15°の角度を示している。
【図10】図8の線10−10において得た断面を示しており、αは30°の角度を示しており、βは60°の角度を示しており、θは18°の角度を示しており、Δは15°の角度を示している。
【図11】図8の線11−11において得た断面を示しており、αは30°の角度を示しており、βは60°の角度を示しており、θは18°の角度を示しており、Δは15°の角度を示している。
【発明を実施するための形態】
【0008】
前記図を参照すると、全体が参照符号1によって指し示されている脱気装置が示されている。
【0009】
脱気装置が、外部の圧力よりも高い所定の圧力を内部3に維持するように構成された外殻2を備える。
【0010】
外殻2の内部には、脱気すべき液体が供給される複数のノズル5が存在している。流体は、外殻の最上部に設けられたチャンバ6へと加圧されて供給される。このチャンバ6が、外殻の内部との境界の表面7を有している。前記ノズル5は、図3の縦型脱気装置を参照して後述されるように、この表面7に配置されている。実際に、これらを固定するための方法は、両方の構造について同じである。
【0011】
各々のノズル5が、導入口8および10を通ってチャンバ6へと供給された脱気対象の流体(好ましくは、補給水および/または復水)を外殻の内部へと噴霧するように構成されている。各々のノズル5が、頂点の角度が55°から65°の間(好ましくは、60°)である円錐を形成するジェットを放射する。
【0012】
チャンバ6の表面に、開口12が、配管13によって蒸気およびガスの除去システムへと接続されて設けられている。これらの配管が、開口12とともに、外殻内の流体から除去されたガスを抽出できるようにする排出口を形成している。
【0013】
複数のプレート11が、ノズル5の下方の外殻の内部のいくつかの高さに設けられている。プレート11は、ノズル5によって噴霧された前記液体を受け取るように構成され、特に液体が上方のプレートから下方のプレートへと流れることができるように配置されている。有利には、プレート11が、2.5から5mmの間、好ましくは、3mmまたは4mmの直径の複数の穴を有している。穴は、互いに10から12mmの辺の正三角形の頂点に配置されている。さらに、各々のプレートは、蒸気が対向流にて衝突する理想的な流体の導管を生み出すために、特定の量の液体を溜めることができ、液体を前記穴のみを介して下方のプレートへと流出させる外周のリムを有することができる。
【0014】
すべてのプレート11は、実質的に蒸気が外殻2の底部の流体でのバブリングの後に底部から下方へとプレート11を通過しなければならないようにするハウジング14によって、外周を囲まれている。この点に関し、ハウジング14は、外殻の上部まで達して外殻の天井へと溶接される垂直な壁14A、14B、14C、14Dを有している。しかしながら、ハウジングは、内部への蒸気の流入を可能にする下部開口15を有している。有利には、開口が、開口を通過する前記蒸気の速度が、望ましくないオーバフロー現象が防止されるよう、横型脱気装置においては15m/s(縦型脱気装置においては10m/s)未満であるように調節される。
【0015】
この点に関し、図1および図2に見られるように、容器が、外殻2へと蒸気を進入させるためのポート16を備える。出口開口12に達するために、蒸気は、矢印Fによって確立される経路をとらなければならず、実質的に、ハウジング14の周囲で向きを変え、外殻2の底部の付近でハウジング14に設けられた開口15に向かって流れなければならない。基本的に、蒸気は、外殻の内壁とハウジング14との間を流れる。
【0016】
有利には、ハウジング14の壁の形状も、蒸気が開口12に向かって下方のプレート11から上方のプレートへと流れるように強制する。
【0017】
外殻2の底部に、前記脱気装置の底部から脱気済みの液体を抜き取るための排出口20が存在している。排出口は、使用時に容器の底部に脱気済みの液体の層19を形成できるように設けられている。液位が、点線によって図1および図3に示されている。対照的に、ハウジングは、使用時に容器の底部に存在する液体に完全に沈む開口15を有する。
【0018】
したがって、ポート16から蒸気が流入することで、ハウジング2の底部に存在する液体が蒸気によってバブリングされ、結果として液体がさらに脱気される。
【0019】
最後に、外殻は、1つ以上の均等化パイプ21、最上部の安全弁22、および閉じることができる検査用の穴23を有している。
【0020】
図3が、縦型脱気装置を示しており、先の実施形態の各部に機能において類似する各部は、同じ参照符号によって指し示されており、そのような各部については、さらなる説明を省略する。
【0021】
この実施形態においては、ハウジング14が、プレートを囲んでおらず、外殻2の内壁へと接続された円筒形の壁14Eと、閉じリング14Fとによって画定されている。やはりこの場合にも、ハウジングは、脱気装置の動作時に脱気装置の底部の液体に沈められる開口15を有している。したがって、やはりこの場合にも、ポートによって供給される蒸気の経路が強制的である。この点に関し、蒸気は、プレート11へと達する前に底部に存在する液体をバブリングしなければならない。
【0022】
有利には、先の両方の実施形態においては、蒸気が水をバブリングする前にハウジングを巡って「回転」することで、ハウジングの外部へと消散する熱が回復され、ハウジングそれ自体へとリサイクルされる。これは、熱の収率に関してかなりの利点をもたらす。
【0023】
図4Aおよび図4Bが、プレート11の配置を示しており、特に高さI、III、およびVの配置が図4Bに、高さII、IV、およびVIの配置が図4Aに示されている。これらの高さは、図3にも示されている。この配置は、対向して流れる流体および蒸気の間の最適な熱伝達を可能にする。
【0024】
図6および図8が、2種類の縦型脱気装置について、ノズルの配置を概略的に示している。これらは、図8の平行な平面に図6の外殻の軸に同心な円に沿って等間隔に位置する構成要素のグループにて配置されている。
【0025】
見て取ることができるとおり、チャンバ6の表面7が、ノズル5をそれぞれが受け入れる複数の円筒形のハウジング25を有している。ノズルは、ステム27を収容する弁本体26から形成されている。弁本体26は、ノズルを所定の位置に固定するために円筒形の各々のハウジング25の適切なねじ山と協働するねじ山付きの円柱形部分を有している。
【0026】
種々の実施形態を説明したが、同じ本発明の考え方を利用して、他の実施形態も考えることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外殻を備える脱気装置であって、外殻に複数のノズルが存在しており、ノズルが前記ノズルへと供給される液体を外殻へと噴霧し、複数のプレートが外殻の内部に配置され、前記ノズルによって噴霧される前記液体を受け取り、前記プレートが、液体が上方のプレートから下方のプレートへと流れることができるように配置されており、蒸気を前記外殻へと進入させるためのポートが設けられており、コンベア手段が、前記プレートの間で前記蒸気を案内し、蒸気が下方のプレートから上方のプレートへと案内され、少なくとも1つの第1の排出口が、前記脱気装置の底部から脱気済みの液体を抜き取るために設けられており、前記第1の排出口が、使用時に前記外殻の底部に脱気済みの液体の層を形成できるような方法で設けられており、少なくとも1つの第2の排出口が、前記蒸気およびガスの最小限の部分を前記外殻の内部から抜き出すことができるようにしている脱気装置であり、前記コンベア手段が、前記進入する蒸気を、前記脱気済みの液体の層をバブリングして溶存ガスの濃度をさらに下げるように搬送することを特徴とする、脱気装置。
【請求項2】
前記プレートが、該プレートの外周を囲むハウジング内に配置され、前記ハウジングが、前記ノズルおよび前記第2の排出口を天井に備え、かつ使用時に前記脱気済みの液体の層に沈んで前記蒸気の流れを受け取るように構成された少なくとも1つの開口を下方に備えることを特徴とする、請求項1に記載の脱気装置。
【請求項3】
開口の面積が、該開口を通過する前記蒸気の速度が縦型脱気装置の場合に10m/s未満であって、横型脱気装置の場合に15m/s未満であるように調節されることを特徴とする、請求項2に記載の脱気装置。
【請求項4】
コンベア手段が、前記外殻の内面および前記ハウジングの外面によって画定されていることを特徴とする、請求項2に記載の脱気装置。
【請求項5】
前記プレートの各々が、自身の表面に複数の穴を有していることを特徴とする、請求項1に記載の脱気装置。
【請求項6】
前記穴が、2.5から5mmの間の直径を有することを特徴とする、請求項5に記載の脱気装置。
【請求項7】
前記穴が、10または12mmの辺の正三角形の頂点に互いに配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の脱気装置。
【請求項8】
各々のプレートが、外周のリムを有していることを特徴とする、請求項5に記載の脱気装置。
【請求項9】
外殻が、自身の天井に、脱気すべき前記液体が供給されるチャンバを有しており、前記チャンバが、前記外殻の内部との境界の表面を備えており、境界の表面に、それぞれがノズルを受け入れる複数の円筒形のハウジングが存在しており、ノズルが、ステムを収容する弁本体を有しており、前記弁本体が、ノズルを所定の位置に固定すべく円筒形のハウジングの適切なねじ山と協働するように構成されたねじ山付きの円柱形部分を有していることを特徴とする、請求項1に記載の脱気装置。
【請求項10】
前記ノズルが、頂点の角度が55°から65°の間である円錐を生成するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の脱気装置。
【請求項1】
外殻を備える脱気装置であって、外殻に複数のノズルが存在しており、ノズルが前記ノズルへと供給される液体を外殻へと噴霧し、複数のプレートが外殻の内部に配置され、前記ノズルによって噴霧される前記液体を受け取り、前記プレートが、液体が上方のプレートから下方のプレートへと流れることができるように配置されており、蒸気を前記外殻へと進入させるためのポートが設けられており、コンベア手段が、前記プレートの間で前記蒸気を案内し、蒸気が下方のプレートから上方のプレートへと案内され、少なくとも1つの第1の排出口が、前記脱気装置の底部から脱気済みの液体を抜き取るために設けられており、前記第1の排出口が、使用時に前記外殻の底部に脱気済みの液体の層を形成できるような方法で設けられており、少なくとも1つの第2の排出口が、前記蒸気およびガスの最小限の部分を前記外殻の内部から抜き出すことができるようにしている脱気装置であり、前記コンベア手段が、前記進入する蒸気を、前記脱気済みの液体の層をバブリングして溶存ガスの濃度をさらに下げるように搬送することを特徴とする、脱気装置。
【請求項2】
前記プレートが、該プレートの外周を囲むハウジング内に配置され、前記ハウジングが、前記ノズルおよび前記第2の排出口を天井に備え、かつ使用時に前記脱気済みの液体の層に沈んで前記蒸気の流れを受け取るように構成された少なくとも1つの開口を下方に備えることを特徴とする、請求項1に記載の脱気装置。
【請求項3】
開口の面積が、該開口を通過する前記蒸気の速度が縦型脱気装置の場合に10m/s未満であって、横型脱気装置の場合に15m/s未満であるように調節されることを特徴とする、請求項2に記載の脱気装置。
【請求項4】
コンベア手段が、前記外殻の内面および前記ハウジングの外面によって画定されていることを特徴とする、請求項2に記載の脱気装置。
【請求項5】
前記プレートの各々が、自身の表面に複数の穴を有していることを特徴とする、請求項1に記載の脱気装置。
【請求項6】
前記穴が、2.5から5mmの間の直径を有することを特徴とする、請求項5に記載の脱気装置。
【請求項7】
前記穴が、10または12mmの辺の正三角形の頂点に互いに配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の脱気装置。
【請求項8】
各々のプレートが、外周のリムを有していることを特徴とする、請求項5に記載の脱気装置。
【請求項9】
外殻が、自身の天井に、脱気すべき前記液体が供給されるチャンバを有しており、前記チャンバが、前記外殻の内部との境界の表面を備えており、境界の表面に、それぞれがノズルを受け入れる複数の円筒形のハウジングが存在しており、ノズルが、ステムを収容する弁本体を有しており、前記弁本体が、ノズルを所定の位置に固定すべく円筒形のハウジングの適切なねじ山と協働するように構成されたねじ山付きの円柱形部分を有していることを特徴とする、請求項1に記載の脱気装置。
【請求項10】
前記ノズルが、頂点の角度が55°から65°の間である円錐を生成するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の脱気装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2011−504803(P2011−504803A)
【公表日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−535381(P2010−535381)
【出願日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際出願番号】PCT/EP2008/066348
【国際公開番号】WO2009/068616
【国際公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【出願人】(510149356)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際出願番号】PCT/EP2008/066348
【国際公開番号】WO2009/068616
【国際公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【出願人】(510149356)
【Fターム(参考)】
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