説明

脳パラメータを測定、伝送、処理及び表示するためのセンサ装置

センサ装置(1)が、脳パラメータを測定、伝送、処理及び表示するのに使用される。センサ装置(1)は、脳パラメータを測定するための無線の伝送ユニットを備えた少なくとも1つのインプラント可能な脳パラメータセンサを有する。アンテナを備えた少なくとも1つの受信ユニット(8)が伝送ユニット(4)と無線信号接続している。少なくとも1つのデータ読み取りモジュール(18)がアンテナ(9)と信号接続し、データ処理・表示装置(20)が他方で該データ読み取りモジュールに信号接続している。センサ装置(1)はヘッドキャップ又はヘッドフード(14)を有し、これに、伝送ユニット(4)に対する相対的な位置決めを予め決定するために受信ユニット(8)が固定される。結局センサ装置の使用は、比較的長い測定期間にわたっても患者にとって快適なままになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプレアンブル部分に従う、脳パラメータを測定、伝送、処理及び表示するためのセンサ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、このタイプのセンサ装置のためのヘッドキャップ又はヘッドフードの夫々にも関する。
【0003】
冒頭で述べたタイプのセンサ装置は特許文献1から知られている。別なセンサ装置が特許文献2,3,4,5,6及び7から知られている。
【0004】
センサを備えたEEGキャップが特許文献8から知られており、当該センサはセンサグリッドを形成し、ビボにおける癲癇の発生を反応的、自動的且つ非侵襲性に制御又は調整されて電磁的に防止するためのメカニズムにおいて測定装置を形成する。
【0005】
脳パラメータ測定は、特に、後の治療の手段・尺度の必要性を明らかにするために行われる。この適用例は、水頭患者にシャント弁が必要かどうか、そしてこのタイプの弁がどのようにしてその寸法に関してデザインされるべきかという疑問を明らかにするために、頭蓋内圧・脳圧を長期間測定することである。脳圧(ICP)の動力学(ダイナミクス)から診断を得るために、例えば一晩中や数日などの比較的長期間にわたる脳圧経過のデータ収集がこのために必要である。
【0006】
このタイプの疑問を処理するための先に知られたセンサ装置の使用は、患者にとって非常に不快で扱いにくいものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】WO2004/023993A1
【特許文献2】EP1312302A2
【特許文献3】DE69634810T2
【特許文献4】DE19705474A1
【特許文献5】DE69634689T2
【特許文献6】US4519401A
【特許文献7】US2003/0023146A1
【特許文献8】DE10215115A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、その使用が比較的長い測定期間にわたっても患者に快適であり続けるように冒頭で述べたタイプのセンサ装置を発展させることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的は、本発明によれば請求項1に開示された特徴を備えたセンサ装置によって達成される。
【0010】
本発明によれば、インプラントされた脳パラメータセンサから測定データを受信するのに必要な部品は非常に軽くコンパクトに構成され、よって、これら部品はヘッドキャップ又はヘッドフードに容易に締め付けられることが確認された。ヘッドキャップ又はヘッドフードは受信ユニットを保護する。患者はヘッドキャップ又はヘッドフードと共に実質的に自由に移動することができ、言い換えれば測定期間の間静止して施設に入れられる必要は無い。ヘッドキャップ又はヘッドフードは、伝送ユニットに対する受信ユニットの正確な相対位置を保障する。
【0011】
請求項2に従うアンテナは特に軽くコンパクトであり、ゆえに着け心地が快適である。
【0012】
請求項3に従うフック・ループ連結は、伝送ユニットに対して受信ユニットを調節するためのサイトフレキシブルな相対的な位置決めを可能にする。この目的のために、伝送ユニットと受信ユニットの間の伝送において意図する所望の信号強度が実現されるまで、受信ユニットをヘッドキャップ又はヘッドフードに対して連続的に変位させることができる。特に、伝送ユニットと受信ユニットの対称軸を実質的に完全に重ね合わせることができ、これにより非常に高品質な信号伝送が保障される。
【0013】
格子状(グリッド状)の網のヘッドキャップ又はヘッドフードが、EEG(脳波記録)装置に関連して使用されると上手くいくことが分かった。対応する格子状の網のヘッドキャップ又はヘッドフードは、請求項4に従うセンサ装置において、対応する受信ユニットを装備した後に使用されてもよい。
【0014】
請求項5に従うハウジングリングは、受信ユニットが患者の頭部に固定して載置されることを保障する。伝送ユニットは一般的に頭皮と頭骨の間に収容されるので、伝送ユニットは患者の頭部の明らかに知覚可能な隆起部である。ハウジングリングは好ましくは、これが少なくとも部分的にこの隆起部を取り囲むように寸法決めされ、これにより受信ユニットに対する伝送ユニットの相対的な位置決めが改善される。
【0015】
受信ユニットを形成する幾つかの部品だけが、患者の頭部に配置されるハウジング又はハウジングリング内に収容される。好ましくは、受信ユニットのアンテナだけがハウジング又はハウジングリング内に収容される一方、受信ユニットの他の部品は、例えばケーブル結合された又はケーブルのない信号接続によってアンテナに接続される。従って、患者の頭部に配置される部品は軽くコンパクトに設計される。
【0016】
請求項6,7に従う構成は、伝送ユニットへの受信ユニットの配置を改善し、従ってこれらの2つのユニットの相対的な位置決めを改善する。
【0017】
請求項8に従う一体化により、特に患者が、ヘッドキャップ又はヘッドフードに加えて、例えばベルトに付加的な部品を携帯する必要がなくなる。
【0018】
請求項9に従うヘッドキャップ又はヘッドフードの利点は、本発明に従うセンサ装置に関連して既に上述した利点に一致する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】脳パラメータを測定、伝送、処理及び表示するためのセンサ装置を示す図である。
【図2】ヘッドキャップ又はヘッドフードに固定されたアンテナの領域における、患者の頭部に配置されたセンサ装置のヘッドキャップ又はヘッドフードの断面を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施形態を図面に関連して以下により詳細に説明する。
図1に全体として示されたセンサ装置1は、脳パラメータ、特に脳圧を測定、伝送、処理及び表示するために使用される。
【0021】
センサ装置1は、患者の頭部に移植(インプラント)され得る脳パラメータセンサ(詳細に図示せず)を有している。図2の切り抜き様式の断面は、インプラントされた脳パラメータセンサの部品を示す。これらの部品は、図2の破線で示された頭骨2と患者の頭皮の間に配置されている。アンテナコイルを有するワイヤレスな(無線の)センサ応答機4がこれに属している。センサ応答機4は以下では伝送ユニットとも呼ぶ。伝送ユニット4は、ライン5と整流器(図示せず)によってコンデンサー6と電気的に接触している。図2に従う図は極めて概略的で正確な縮尺ではない。
【0022】
センサ応答機4はそれ自体のエネルギー源を有していない。センサ応答機4は、アナログ・デジタル変換器(より詳細に図示せず)をさらに有している。これは、センサ応答機4から伝えられるべきセンサ測定データをデジタル化するのに使用される。
【0023】
伝送ユニット4のアンテナコイルの回転対称の軸7が図2において破線で示されている。軸7は、伝送ユニット4の配置のために、伝送ユニット4のアンテナコイルが載っている領域において頭骨2の外壁と実質的に垂直に延在する。
【0024】
伝送ユニット4は、信号連結部(図示せず)を介して脳パラメータセンサのセンサ要素に接続している。センサ要素は、例えば、圧力測定ヘッドを備え頭骨2を通ってガイドされたカテーテルとして構成される。
【0025】
伝送ユニット4と結合しているのは、センサ装置1の外側トランシーバーユニット8である。これは、以下では単に受信ユニット又はリーダーとも呼ぶ。受信ユニット8は患者の頭部の外側に配置されている。受信ユニット8は、エネルギー供給とデータ伝送のための伝送ユニット4に無線信号接続しているアンテナ9を有する。アンテナ9は、厚さ0.8mm〜1.5mmの薄板10にプリント回路(PCB,プリント回路基板)の部品としてプリントされている。より薄い板も可能である。受信ユニット8の適合性を改善するために、板10はフレキシブルに、言い換えれば曲げられる板として構成されてもよい。アンテナ9はコイルの形状を有し、その回転対称の軸は軸7に一致する。ユニット4,8のコイル巻き線は特に螺旋状に配置されてもよい。
【0026】
板10は、数センチメートルの直径を有する環状のハウジング11に締結されている。ハウジング11の回転対称の軸も軸7に一致する。板10の締結の位置は、頭皮3から離れたハウジング11の一つのサイドにある。
【0027】
フレキシブルなメンブラン12もまた、頭皮3と向き合うサイドにハウジング11に固定されている。従って、メンブラン12はアンテナ9と頭皮3の間にある。
【0028】
アンテナ9とメンブラン12の間に配置されているのは、可変形状の弾性材料、特に流動可能で高い粘度の材料、特にゲルでできた層13である。
【0029】
ハウジング11を介して受信ユニット8を伝送ユニット4の領域の頭皮3に配置する際、層13の目標の配置のために、メンブラン12はこの位置で患者の頭部の形状に適合し、従って伝送ユニット4に対する受信ユニット8の正しい着座が保障される。
【0030】
受信ユニット8は、やはりセンサ装置1の部品であるヘッドキャップ又はヘッドフード14の内側に固定される。受信ユニット8のハウジング11及び薄板10上にヘッドキャップ又はヘッドフード14に向かうサイドに接着されたフック・ループバンド15によるフック・ループ連結が、受信ユニット8をヘッドキャップ又はヘッドフード14に締結するために使用される。受信ユニット8は、このフック・ループ連結によってヘッドキャップ又はヘッドフード14の内側のどの位置にも適用することができ、ゆえに伝送ユニット4に対する受信ユニット8の所望の相対的な位置決めが可能である。ヘッドキャップ又はヘッドフード14は、患者の頭部に近くに隣接して膨張可能なガーゼ又はコットン材料から作られている。ヘッドキャップ又はヘッドフード14は患者の頭部の形状に部分的に適合する。患者の頭部に固定するために、ヘッドキャップ又はヘッドフード14は図示しない顎バンドを有してもよい。ヘッドキャップ又はヘッドフード14に加えて、図2において破線で示された外側のオーバーキャップ又はオーバーフード16が設けられてもよい。これは、外側からの力を吸収し、ゆえに内側のヘッドキャップ又はヘッドフード14を頭骨2に対する望まれないスリップから保護する。
【0031】
受信ユニット8のアンテナ9は、頭皮3とヘッドキャップ又はヘッドフード14の間の部分に延在する信号ケーブル17によってデータ読み取りモジュール18に信号接続している。データ読み取りモジュール18は、受信ユニット8を介してインプラントされた脳パラメータセンサを制御するための制御ユニットからなる。この制御ユニットにより、二方向のデータ伝送が可能になる。さらに、データ読み取りモジュール18は、13.56MHzの搬送周波数を生成する高周波ソースを有する。データ読み取りモジュール18は信号メモリーをさらに有する。データ読み取りモジュール18は、大体たばこの箱の大きさを有し、患者のベルトに携帯することができる。
【0032】
データ読み取りモジュール18は、別な信号ケーブル19によってデータ処理・表示装置20に信号接続している。データ処理・表示装置20は、ディスプレイ21、多数の操作ボタン22及び多数の接続ポート23(特に、少なくとも1つのUSBインターフェース)を有する。データ処理・表示装置20は外部の電圧源に接続され得る。それに代えて又は加えて、データ処理・表示装置20は、例えばバッテリーや充電可能なアキュムレーターの形式の内部エネルギー源を有してもよい。ワイヤレスでの測定プロセスの間、データ読み取りモジュール18、受信ユニット8、そして伝送ユニット4もこのエネルギー源によって供給される。
【0033】
一方でアンテナ9とデータ読み取りモジュール18の間の信号接続、他方でデータ読み取りモジュール18とデータ処理・表示装置20の間の信号接続は、USBインターフェース又はRS232インターフェース、言い換えればデジタルインターフェースである。
【0034】
比較的長い期間(例えば、数日の経過)にわたって規則的に繰り返される脳パラメータ測定プロセスは、以下のように行われる。
先ず、データ読み取りモジュール18は、受信ユニット8を介してHF信号(高周波信号)を伝送ユニット4に送る。HF信号は整流され、伝送ユニット4の一時的なエネルギー供給のためのコンデンサー6を充電する。この充電プロセスの後、HF信号は不活性化される。
【0035】
次いで、コンデンサー6により供給される脳パラメータセンサは、例えば脳圧値などの脳パラメータ測定信号を記録する。次いで、HF信号は再び活性化され、伝送ユニット4は、搬送周波数としてのHF信号により、アナログ・デジタル変換器によってデジタル化された、デジタル変調信号としての測定値を受信ユニット8に送る。変調されたHF信号の、デジタルPC互換信号への変換又は復号(デコーディング)は、受信ユニット8において行われる。センサ装置1で使用されるインターフェース規格に依存して、これは、例えばUSB信号でもRS232信号でもよい。この変換された測定信号は、信号ケーブル17を介してデータ読み取りモジュール18に伝送される。次に、伝送された信号は、信号ケーブル19を介してさらなる処理と表示のためにデータ処理・表示装置20に伝送される。
【0036】
ヘッドキャップ又はヘッドフード14及び場合によってはオーバーキャップ又はオーバーフード16のガーゼ構造又はコットン構造に代えて、ヘッドキャップ又はヘッドフード14は、多数の個々のバンド又は個々のチューブの網製品として構成されてもよい。つまり、これらの個々のバンド又は個々のチューブによって格子状の網(ネットワーク)が予め決定される。従って、受信ユニット8は、個々のバンド又は個々のチューブ上に、特に受信ユニット8をこの格子状の網の交差点に締結せしめる締結手段を有してもよい。個々のバンド又は個々のチューブのヘッドキャップ又はヘッドフードの対応する実施形態は、EEGのヘッドキャップ又はヘッドフードに関連して知られている。
【0037】
センサ装置1の別なバリエーションでは、受信ユニット8及びデータ読み取りモジュール18は、一体化したモジュラーユニットとして構成され、ヘッドキャップ又はヘッドフード14に締結される。この一体化モジュラーユニットの重量分配のために、データ読み取りモジュールは、例えば受信ユニット8に対向する位置で、受信ユニット8から分離してヘッドキャップ又はヘッドフード14の内側に締結されてもよい。そして、受信ユニット8及びデータ読み取りモジュール18は、短い信号ケーブルにより互いに接続されてもよい。
【0038】
受信ユニット8を、データ読み取りモジュール18の個々の部品、例えばデータ読み取りモジュール18の制御ユニットやHFソースと対応して一体化することも可能である。ゆえに、残りの部品は、信号接続によって外部のモジュール、言い換えればヘッドキャップ又はヘッドフード14の外側に設けられたモジュールに他方で接続される。
【0039】
受信ユニット8がデータ読み取りモジュール18の付加的な部品をも有するこれらの一体化バリエーションでは、受信ユニット8に、例えばボタンセル(ボタンバッテリー)の形状のそれ自身のエネルギー供給部を備えさせることもできる。この場合、ケーブル結合された信号接続は省いてもよく、信号ケーブル17に代えて、例えばブルートゥース信号接続などの無線信号接続が使用されてもよい。
【0040】
センサ装置1の他のバリエーションでは、データ読み取りモジュール18はそれ自身のエネルギー供給部を有し、データ処理・表示装置20(信号ケーブル19)へのケーブル結合された信号接続に代えて、ブルートゥース接続によっても実施され得る無線信号接続がある。
【0041】
データ処理・表示装置20は、データ読み取りモジュール18と絶え間なく信号接続されている必要はない。永続的な数日間の測定時間が完了したときに、データ処理・表示装置20がデータ読み取りモジュール18から記録された測定データを読み取れれば十分である。従って、患者が測定時間の間受信ユニット8及びデータ読み取りモジュール18を備えたヘッドキャップ又はヘッドフード14を装着しさえすればよい様に、対応するデータ接続が必要なだけである。
【0042】
フック・ループバンド15を用いたフック・ループ連結を介する受信ユニット8のサイトフレキシブルな位置決めが、伝送ユニット4に対する受信ユニット8の正確な方向決めを可能にし、よって、これらの2つのユニット4,8のコイル軸は一致する。これは、ユニット4と8の間の最適な信号伝送を保障する。
【0043】
より詳細には図示しない実施形態では、受信ユニット8は、環状アンテナ9も組み込まれた環状ハウジング11によって構成される。この実施形態におけるこのリングアンテナは患者の頭部に配置される。残りの受信ユニット、言い換えれば、図1,2に従う実施形態で特に板10のプリント回路上に構成される別な部品は、データケーブルを介してリングアンテナに接続される。この残りの受信ユニットは、例えばベルトに携帯したり、実験室のテーブルに設置したりすることができる。このようにリングアンテナを他の受信ユニットから分離することにより、患者の頭部に配置されるべき部品のオーバーサイズと重量が減少する。
【0044】
この実施形態(さらには図示せず)のリングアンテナのハウジングは、リングアンテナを手で配置する際その位置決めを容易にするのに使用される、特有の隆起及び/又は溝及び/又は他の窪みを有してもよい。例えば、リングアンテナの外周に略一様に分配された3つの隆起及び/又は溝及び/又は窪みがあってもよい。
【0045】
リングアンテナのハウジングは、装着位置における患者の頭部から離れるリングアンテナの上側サイドに放射状に延在する窪みを有してもよい。これらの放射状に延在する窪みは、リングアンテナをヘッドキャップ又はヘッドフード14に固定するためのフック・ループバンド用の締結補助器具として使用されてもよい。
【符号の説明】
【0046】
1 センサ装置
4 伝送ユニット
8 受信ユニット
9 アンテナ
14 ヘッドキャップ又はヘッドフード
17 信号ケーブル、信号接続部
18 データ読み取りモジュール
19 信号ケーブル、信号接続部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脳パラメータを測定、伝送、処理及び表示するためのセンサ装置(1)であって、
脳パラメータを測定するための無線の伝送ユニット(4)を備えた少なくとも1つのインプラント可能な脳パラメータセンサと、
伝送ユニット(4)と無線信号接続したアンテナ(9)を備えた少なくとも1つの受信ユニット(8)と、
信号接続部(17)によってアンテナ(9)と信号接続した少なくとも1つのデータ読み取りモジュール(18)と、
信号接続部(19)によってデータ読み取りモジュール(18)と信号接続した少なくとも1つのデータ処理・表示装置(20)と、を有し、
伝送ユニット(4)に対する相対的な位置決めを予め決定するために、受信ユニット(8)が固定されるヘッドキャップ又はヘッドフード(14)が設けられることを特徴とするセンサ装置(1)。
【請求項2】
アンテナ(9)はプリント回路の部品であることを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置(1)。
【請求項3】
受信ユニット(8)は、フック・ループ連結(15)によってヘッドキャップ又はヘッドフード(14)に固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ装置(1)。
【請求項4】
ヘッドキャップ又はヘッドフード(14)は、格子状の網を予め決定する多数の個々のバンド又は多数の個々のチューブを有し、受信ユニット(8)は格子状の網の交差点に固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ装置(1)。
【請求項5】
受信ユニット(8)は、ハウジングリング(11)によって患者の頭部に設置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のセンサ装置(1)。
【請求項6】
フレキシブルなメンブラン(12)が設けられ、これによって受信ユニット(8)が患者の頭部に設置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のセンサ装置(1)。
【請求項7】
可変形状の層(13)、特にゲル層が、フレキシブルなメンブラン(12)とアンテナ(9)の間に配置されることを特徴とする請求項6に記載のセンサ装置(1)。
【請求項8】
データ読み取りモジュール(18)と受信ユニット(8)が一体化したモジュラーユニットとして構成され、ヘッドキャップ又はヘッドフード(14)に固定されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のセンサ装置(1)。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載のセンサ装置(1)に使用するための受信ユニット(8)を備えたヘッドキャップ又はヘッドフード(14)。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2010−540047(P2010−540047A)
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−526182(P2010−526182)
【出願日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際出願番号】PCT/EP2008/007442
【国際公開番号】WO2009/043431
【国際公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【出願人】(505073543)ラウメディック アーゲー (5)
【Fターム(参考)】