説明

腫瘍退縮性ラブドウイルス

本発明の実施形態には、抗癌療法薬としてのマラバウイルス及びその使用に関連する組成物及び方法が含まれる。そのようなラブドウイルスは、インビトロ及びインビボで腫瘍細胞殺傷特性を有する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号5のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号5の242位にアミノ酸置換を有するGタンパク質、又は
配列番号4のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号4の123位にアミノ酸置換を有するMタンパク質、又は
配列番号5のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号5の242位にアミノ酸置換を有するGタンパク質、並びに、配列番号4のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号4の123位にアミノ酸置換を有するMタンパク質
を含む弱毒化されたラブドウイルス。
【請求項2】
遺伝子変異が、配列番号5の242におけるグルタミンに代わるアルギニン置換、又は配列番号4の123におけるロイシンに代わるトリプトファン置換である、請求項1に記載のラブドウイルス。
【請求項3】
配列番号5のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号5の242位にアミノ酸置換を有するGタンパク質、又は
配列番号4のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号4の123位にアミノ酸置換を有するMタンパク質、又は
配列番号5のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号5の242位にアミノ酸置換を有するGタンパク質、並びに、配列番号4のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号4の123位にアミノ酸置換を有するMタンパク質
をコードする単離された腫瘍退縮性ラブドウイルスに細胞を接触させるステップを含む、過剰増殖細胞を殺傷する方法。
【請求項4】
細胞が患者に含まれている、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
細胞が癌細胞である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
癌細胞が転移性癌細胞である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
腫瘍退縮性ラブドウイルスが患者に投与される、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
腫瘍退縮性ラブドウイルスが腹腔内、静脈内、動脈内、筋肉内、内皮、腫瘍内、皮下、又は鼻腔内投与により投与される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
第二の抗癌療法を施すステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項10】
第二の抗癌療法が第二の腫瘍退縮性ウイルスである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
第二の腫瘍退縮性ウイルスがワクシニア、ヘルペス、麻疹、ニューキャッスル病、アデノウイルス、アルファウイルス、パルボウイルス、又はラブドウイルスである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
第二の抗癌剤が第二の腫瘍退縮性ラブドウイルスである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
第二の腫瘍退縮性ラブドウイルスが水疱性口内炎ウイルス(VSV)、カラジャスウイルス、チャンディプラウイルス、コカールウイルス、イスファハンウイルス、ピリウイルス、水疱性口内炎アラゴウイルス、BeAn 157575ウイルス、ボテケウイルス、カルチャキウイルス、エルウイルスアメリカン、グレーロッジウイルス、ユロナウイルス、クラマスウイルス、クワッタウイルス、ラホヤウイルス、マルペススプリングウイルス、マウントエルゴンコウモリウイルス、ペリネウイルス、ツパイウイルス、ファーミントン、バイアグランデウイルス、ミュアスプリングウイルス、リードランチウイルス、ハートパークウイルス、フランダースウイルス、カメセウイルス、モスケイロウイルス、モスリルウイルス、バルーウイルス、フクオカウイルス、カーンキャニオンウイルス、コルビッソンウイルス、ルダンテックウイルス、キューラリバウイルス、コネチカットウイルス、ニューミントウイルス、ソーグラスウイルス、チャコウイルス、セナマドレイラウイルス、ティンボウイルス、アルムピウォーウイルス、アルアクウイルス、バンゴランウイルス、ビンボウイルス、ビベンスアームウイルス、ブルークラブウイルス、チャールビルウイルス、コースタルプレインズウイルス、DakArK 7292ウイルス、エントアメーバウイルス、ガルバウイルス、ゴサスウイルス、ハンプティドゥーウイルス、ジョインジャカカウイルス、カンナマンガラムウイルス、コロンゴウイルス、コールピンヤウイルス、コトンコンウイルス、ランジャウイルス、マニトバウイルス、マルコウイルス、ナソウルウイルス、ナバロウイルス、ガインガンウイルス、オークベールウイルス、オボジャングウイルス、オイタウイルス、オウァンゴウイルス、パリークリークウイルス、リオグランデシクリッドウイルス、サンジンバウイルス、シグマウイルス、スリプルウイルス、スイートウォーターブランチウイルス、チブロガルガンウイルス、キシブレマウイルス、ヤタウイルス、ロードアイランド、アデレードリバーウイルス、ベリマーウイルス、キンバレーウイルス又はウシ流行熱ウイルスである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
第二の癌療法が化学療法、放射線療法、又は免疫療法である、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
配列番号5のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号5の242位にアミノ酸置換を有するGタンパク質、又は配列番号4のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号4の123位にアミノ酸置換を有するMタンパク質、又は配列番号5のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号5の242位にアミノ酸置換を有するGタンパク質並びに配列番号4のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号4の123位にアミノ酸置換を有するMタンパク質をコードする単離された腫瘍退縮性ラブドウイルスの有効量を投与するステップを含む、癌患者を治療するための方法。
【請求項16】
腫瘍退縮性ラブドウイルスが、腹腔内、静脈内、動脈内、筋肉内、内皮、腫瘍内、皮下、又は鼻腔内投与で施される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
第二の癌療法を施すステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
第二の抗癌療法が第二の腫瘍退縮性ウイルスである、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
第二の腫瘍退縮性ウイルスが、ワクシニア、ヘルペス、麻疹、ニューキャッスル病、アデノウイルス、又はラブドウイルスである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
第二の抗癌療法が第二の腫瘍退縮性ラブドウイルスを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
第二のラブドウイルスが、水疱性口内炎ウイルス(VSV)、カラジャスウイルス、チャンディプラウイルス、コカールウイルス、イスファハンウイルス、マラバウイルス、ピリウイルス、水疱性口内炎アラゴウイルス、BeAn 157575ウイルス、ボテケウイルス、カルチャキウイルス、エルウイルスアメリカン、グレーロッジウイルス、ユロナウイルス、クラマスウイルス、クワッタウイルス、ラホヤウイルス、マルペススプリングウイルス、マウントエルゴンコウモリウイルス、ペリネウイルス、ツパイウイルス、ファーミントン、バイアグランデウイルス、ミュアスプリングウイルス、リードランチウイルス、ハートパークウイルス、フランダースウイルス、カメセウイルス、モスケイロウイルス、モスリルウイルス、バルーウイルス、フクオカウイルス、カーンキャニオンウイルス、コルビッソンウイルス、ルダンテックウイルス、キューラリバウイルス、コネチカットウイルス、ニューミントウイルス、ソーグラスウイルス、チャコウイルス、セナマドレイラウイルス、ティンボウイルス、アルムピウォーウイルス、アルアクウイルス、バンゴランウイルス、ビンボウイルス、ビベンスアームウイルス、ブルークラブウイルス、チャールビルウイルス、コースタルプレインズウイルス、DakArK 7292ウイルス、エントアメーバウイルス、ガルバウイルス、ゴサスウイルス、ハンプティドゥーウイルス、ジョインジャカカウイルス、カンナマンガラムウイルス、コロンゴウイルス、コールピンヤウイルス、コトンコンウイルス、ランジャウイルス、マニトバウイルス、マルコウイルス、ナソウルウイルス、ナバロウイルス、ガインガンウイルス、オークベールウイルス、オボジャングウイルス、オイタウイルス、オウァンゴウイルス、パリークリークウイルス、リオグランデシクリッドウイルス、サンジンバウイルス、シグマウイルス、スリプルウイルス、スイートウォーターブランチウイルス、チブロガルガンウイルス、キシブレマウイルス、ヤタウイルス、ロードアイランド、アデレードリバーウイルス、ベリマーウイルス、キンバレーウイルス又はウシ流行熱ウイルスである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
第二の癌療法が化学療法、放射線療法、免疫療法、又は手術である、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
配列番号5のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号5の242位にアミノ酸置換を有するGタンパク質、又は
配列番号4のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号4の123位にアミノ酸置換を有するMタンパク質、又は
配列番号5のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号5の242位にアミノ酸置換を有するGタンパク質、並びに、配列番号4のアミノ酸配列に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列及び配列番号4の123位にアミノ酸置換を有するMタンパク質
をコードする核酸セグメントを有する単離された腫瘍退縮性ラブドウイルスを含む組成物。
【請求項24】
第二の腫瘍退縮性ウイルスをさらに含む、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
第二の腫瘍退縮性ウイルスが、ワクシニアウイルス、ヘルペスウイルス、麻疹ウイルス、ニューキャッスル病ウイルス、アデノウイルス、又はラブドウイルスである、請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
第二の腫瘍退縮性ウイルスがラブドウイルスである、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
第二のラブドウイルスが、カラジャスウイルス、チャンディプラウイルス、コカールウイルス、イスファハンウイルス、マラバウイルス、ピリウイルス、水疱性口内炎アラゴウイルス、BeAn 157575ウイルス、ボテケウイルス、カルチャキウイルス、エルウイルスアメリカン、グレーロッジウイルス、ユロナウイルス、クラマスウイルス、クワッタウイルス、ラホヤウイルス、マルペススプリングウイルス、マウントエルゴンコウモリウイルス、ペリネウイルス、ツパイウイルス、ファーミントン、バイアグランデウイルス、ミュアスプリングウイルス、リードランチウイルス、ハートパークウイルス、フランダースウイルス、カメセウイルス、モスケイロウイルス、モスリルウイルス、バルーウイルス、フクオカウイルス、カーンキャニオンウイルス、コルビッソンウイルス、ルダンテックウイルス、キューラリバウイルス、コネチカットウイルス、ニューミントウイルス、ソーグラスウイルス、チャコウイルス、セナマドレイラウイルス、ティンボウイルス、アルムピウォーウイルス、アルアクウイルス、バンゴランウイルス、ビンボウイルス、ビベンスアームウイルス、ブルークラブウイルス、チャールビルウイルス、コースタルプレインズウイルス、DakArK 7292ウイルス、エントアメーバウイルス、ガルバウイルス、ゴサスウイルス、ハンプティドゥーウイルス、ジョインジャカカウイルス、カンナマンガラムウイルス、コロンゴウイルス、コールピンヤウイルス、コトンコンウイルス、ランジャウイルス、マニトバウイルス、マルコウイルス、ナソウルウイルス、ナバロウイルス、ガインガンウイルス、オークベールウイルス、オボジャングウイルス、オイタウイルス、オウァンゴウイルス、パリークリークウイルス、リオグランデシクリッドウイルス、サンジンバウイルス、シグマウイルス、スリプルウイルス、スイートウォーターブランチウイルス、チブロガルガンウイルス、キシブレマウイルス、ヤタウイルス、ロードアイランド、アデレードリバーウイルス、ベリマーウイルス、キンバレーウイルス又はウシ流行熱ウイルスである、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
組成物が医薬的に許容可能な組成物である、請求項23に記載の組成物。
【請求項29】
第二の抗癌剤をさらに含む、請求項28に記載の組成物。
【請求項30】
第二の抗癌剤が化学療法的、放射線療法的、又は免疫療法的である、請求項29に記載の組成物。

【図1】
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【図3】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−513378(P2013−513378A)
【公表日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−542635(P2012−542635)
【出願日】平成22年12月10日(2010.12.10)
【国際出願番号】PCT/IB2010/003396
【国際公開番号】WO2011/070440
【国際公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【出願人】(505357317)オタワ ホスピタル リサーチ インスティチュート (6)
【出願人】(512151573)チルドレンズ ホスピタル オブ イースタン オンタリオ リサーチ インスティチュート インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】