説明

腫瘍露出用施術装置

腫瘍露出用施術装置は、皮膚に熱を加えて、皮膚切開なしに皮膚を徐々に瓦解させることによって、皮膚内の腫瘍が外部に露出するようにして、皮膚内の腫瘍を除去することができる。腫瘍露出用施術装置の加熱部は、容器と油と灯心とで構成される。容器は、内部に腫瘍が存在する皮膚に位置し、上下に貫通する形状を有する。油は、容器内に収納され、腫瘍がある皮膚に接触する。灯心は、油に挿入され、火を付けることができる。灯心がついて燃えるうちに、油の温度が上昇しながら発生した熱が腫瘍がある皮膚に加えられる。このような腫瘍露出用施術装置は、容器の外側に位置し、容器を取り囲み、且つ容器の外側にある皮膚と接触し、冷却させる冷却部と冷却水管の少なくとも1つをさらに備えることができる。また、容器の下部と皮膚との間に位置する接着剤をさらに備えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、腫瘍露出用施術装置に関し、より詳細には、皮膚に熱を加えて、皮膚を切開することなく皮膚を徐々に瓦解させることによって、皮膚内の腫瘍が外部に露出するようにして、皮膚内腫瘍を除去することができる腫瘍露出用施術装置に関する。
【背景技術】
【0002】
腫瘍(tumor)とは、細胞の調節されない分裂によって惹起される非正常的成長を称する。腫瘍は、たびたび皮膚を通じて目で見られるか、手で触られるか、身体から外部に突出する形態を有する。
【0003】
良性腫瘍(benign tumor)は、身体の他の部位に広がる可能性(すなわち転移(metastasis)と呼ばれる過程)がなく、外科的な除去手術を通じて治療することができる。しかし、悪性腫瘍(malignor cancerous tumor)は、身体の他の部位に転移されることができ、外科手術や他の方法で完全に治療しなければ、死亡に至ることもある。
【0004】
外科的な除去手術は、腫瘍の治療法として知られた方式の1つである。他の方式としては、化学療法、放射線治療、生物学的治療がある。良性腫瘍は、転移される可能性がないので、外科的な除去手術だけでも成功的に治療することができる。しかし、悪性腫瘍の大部分は、外科手術とともに、化学療法や放射線治療を並行して治療している。
【0005】
このような皮膚内腫瘍の外科的除去手術は、痲酔、皮膚切開、腫瘍除去、皮膚縫合などの複雑で且つ精密な過程を必要とする問題点がある。さらに、その他の腫瘍除去方式も、嘔吐、悪心、脱毛、下痢、食慾不振などの副作用を誘発する問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明は、前述したような従来の腫瘍除去方式が有している問題点を解決するためになされたものである。
【0007】
本発明の目的は、痲酔や皮膚切開なしに、皮膚内の腫瘍を簡便で且つ容易に除去することができる腫瘍露出用施術装置を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、腫瘍除去による副作用を最小化するかまたは防止することができる腫瘍露出用施術装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一態様によって提供される腫瘍露出用施術装置は、内部に腫瘍が存在する皮膚に位置し、前記皮膚に熱を加える加熱部と、前記加熱部の外側に位置し、前記加熱部を取り囲み、且つ前記加熱部の外側にある皮膚と接触し、前記接触する皮膚を冷却させる冷却部とを備えて構成される。
【0010】
本発明による腫瘍露出用施術装置において、前記加熱部は、上下に貫通する形状の容器と、前記容器内に収納され、前記腫瘍がある皮膚に接触する油と、前記油に挿入され、火を付けることができる灯心とで構成されることができ、前記冷却部は、金属性素材よりなることができる。
【0011】
また、本発明による腫瘍露出用施術装置は、前記冷却部の上部において前記加熱部の外側に位置し、冷却水を収納するか、または冷却水が流れることができるようにする冷却水管をさらに備えることができる。
【0012】
また、本発明による腫瘍露出用施術装置は、前記冷却部の内部に形成され、冷却水を収納するか、または冷却水が流れることができるようにする冷却水管をさらに備えることができる。
【0013】
また、本発明による腫瘍露出用施術装置において、前記冷却部は、前記皮膚の表面屈曲に合わせて曲がることができる性質を有することができる。
【0014】
また、本発明の他の態様によって提供される腫瘍露出用施術装置は、内部に腫瘍が存在する皮膚に位置し、上下に貫通する形状を有する容器と、前記容器内に収納され、前記腫瘍がある皮膚に接触する油と、前記油に挿入され、火を付けることができる灯心とを備え、前記灯心に火がついて燃えるうちに、前記油の温度が上昇しながら発生した熱が前記腫瘍がある皮膚に加えられることが特徴である。
【0015】
このような腫瘍露出用施術装置は、前記容器の下部と前記皮膚との間に位置する接着剤をさらに備えることができる。
【0016】
また、前記腫瘍露出用施術装置は、前記容器の外側に位置し、前記容器を取り囲み、且つ冷却水を収納するか、または冷却水が流れることができるようにし、前記容器の外側にある皮膚と接触し、前記接触する皮膚を冷却させる冷却水管をさらに備えることができる。
【0017】
また、前記腫瘍露出用施術装置は、前記容器の外側に位置し、前記容器を取り囲み、且つ前記容器の外側にある皮膚と接触し、前記接触する皮膚を冷却させる冷却部をさらに備えることができる。
【0018】
この場合、前記腫瘍露出用施術装置は、前記冷却部の内部に形成され、冷却水を収納するか、または冷却水が流れることができるようにする冷却水管をさらに備えることができる。
【0019】
また、前記腫瘍露出用施術装置において、前記容器は、内側に延長した下端部を有することができる。
【0020】
また、前記腫瘍露出用施術装置において、前記容器は、外側に延長した下端部を有することができる。
【0021】
この場合、前記腫瘍露出用施術装置は、前記容器の外側に位置し、前記容器を取り囲み、且つ前記容器の外側にある皮膚と接触し、前記接触する皮膚を冷却させ、前記容器の外側に延長した下端部と係合する形態で内側に延長した上端部を有する冷却部をさらに備えることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明による腫瘍露出用施術装置は、皮膚に熱を浸透させて、皮膚を徐々に瓦解させることによって、皮膚内の腫瘍が外部に露出するようにする。したがって、皮膚を切開することなく、簡便で且つ容易に皮膚内の腫瘍を除去することができる。さらに、本発明による腫瘍露出用施術装置は、熱によって皮膚内の腫瘍を外部に露出させて除去する方式なので、従来の外科的除去手術のように、複雑で且つ精密な施術過程を必要とせず、従来のその他の腫瘍除去方式が有している副作用を最小化するかまたは防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施例による腫瘍露出用施術装置の斜視図である。
【図2】図1に示された腫瘍露出用施術装置の分解斜視図である。
【図3】図1に示された腫瘍露出用施術装置の断面図である。
【図4】本発明の他の実施例による腫瘍露出用施術装置の斜視図である。
【図5】図4に示された腫瘍露出用施術装置の断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例による腫瘍露出用施術装置の断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例による腫瘍露出用施術装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例をより詳細に説明する。但し、実施例を説明するにあたって、本発明の属する技術分野によく知られているか、または本発明と直接関連がない事項については、本発明の核心を不明瞭にせず、明確に伝達するために説明を省略することができる。
【0025】
なお、添付の図面において一部の構成要素は、誇張されるか、省略されるか、または概略的に図示され、各構成要素のサイズは、実際サイズを完全に反映するものではない。添付の図面において、同一または対応の構成要素には、同一の参照番号を付与する。
【0026】
図1は、本発明の実施例による腫瘍露出用施術装置の斜視図であり、図2は、図1に示された腫瘍露出用施術装置の分解斜視図であり、図3は、図1に示された腫瘍露出用施術装置の断面図である。
【0027】
図1〜図3を参照すれば、本実施例の腫瘍露出用施術装置は、加熱部10、冷却部20、冷却水管30よりなる。
【0028】
加熱部10は、腫瘍が存在する皮膚に位置し、皮膚に熱を加えるためのものである。具体的に、加熱部10は、容器11、油12、灯心13で構成される。
【0029】
容器11は、上下に貫通する円筒形状である。容器11は、腫瘍のある皮膚が容器11の貫通部に位置するように皮膚の上に載置する。腫瘍は、皮膚を通じて目で見られるか、手で触られるかまたは身体から外部に突出する形態を有するので、容器11の位置を決定するのに困難さがない。容器11の素材は、熱伝導性の低い物質が好ましい。例えば、容器11は、セラミックス、石膏、粘土素焼きなどで形成することができる。また、澱粉、米などの穀物を蒸した粉を水に練った後、圧縮し、フレームに成形して乾燥したもので容器11を製造することもできる。
【0030】
油12は、容器11の内に収納され、腫瘍がある皮膚に接触する。例えば、腫瘍がある皮膚の上に容器11を載置し、容器11の約3分の1を油12で満たす。油12は、動物性油や植物性油を使用することができる。例えば、動物性油としては、ウシ油、ウマ油、アナグマ油、ヤギ油、イヌ油、ガチョウ油、アヒル油などを使用することができ、植物性油としては、ひまし油、オリーブ油、ピーナッツ油、 アプリコット種子油、唐辛子種油、月見草油、アーモンド油、 ツバキ油、ヤシ油、 菜種油{なたねあぶら}、ゴマ油、エゴマ油、 ブドウ種子油、マメ油、クルミ油などを使用することができる。
【0031】
灯心13は、油12に挿入され、火を付けることができる構成である。灯心13は、1または2回ねじられた形態の丸い受け台と、上側に延長した灯心台(例えば、1.5〜2cmの長さ)とで構成される。灯心13の受け台を油12の中に沈めれば、灯心台が油12の表面の上に突出し、油12が灯心13に吸収される。したがって、灯心台に火を付ければ、通常のキャンドルと同様の原理で灯心台に吸収された油12が燃えながら灯心の火14を起こすことができる。灯心13は、コウゾよりなる韓紙を使用することが好ましく、その他、ガラス繊維などの素材も、灯心13として使用されることができる。
【0032】
一方、図3に示されたように、容器11の下部と皮膚との間には、接着剤15を塗ることができる。接着剤15は、例えば、米糊や小麦粉の糊などであり、皮膚の上に容器11を固定する役目と、容器11に収納された油12が外部に漏れないように防止する役目をする。腫瘍がある皮膚の上に容器11を載置する前に、皮膚にまず接着剤15を塗ることもでき、容器11の下部に接着剤15を塗った状態で容器11を皮膚の上に固定することもできる。前者の場合、接着剤15は、容器11によって覆われる皮膚全体に塗ることもできる。すなわち、この場合、接着剤15は、油12の下部にも位置するようになる。
【0033】
以上説明したように、加熱部10は、容器11の内部に油12を満たし、油12に灯心13を挿入し、火14を起こすように構成される。灯心の火14が燃えるうちに、油12の温度は約60〜70℃まで上昇し、これにより、熱が皮膚に持続的に加えられる。このような熱は、油12の柔らかさと共に皮膚に作用し、皮膚組職及び筋肉を破壊させながら皮膚を徐々に瓦解させて拡張させるようになる。したがって、メスを利用して皮膚を切開しないとしても、皮膚内の腫瘍が外部に露出するようにすることができる。
【0034】
灯心13で灯心の火14が燃えていても、油12の温度は、略60〜70℃に過ぎない。これは、通常的なキャンドルの原理と同様でありり、この程度の温度は、被施術者が充分に耐えることができる温度である。但し、灯心の火14が持続的についていて、油12の温度が高くなるにつれて、被施術者が熱さを訴えれば、灯心の火14を消し、しばらくして、さらにつける式で繰り返して施術するようになる。
【0035】
前述した説明において、容器11を熱伝導性が低い物質で形成する理由は、腫瘍がある皮膚には、油12による熱が加えられるが、腫瘍がない周辺皮膚には、熱が伝達されることを抑制するかまたは防止するためのものである。このような点を極大化するために、本実施例の腫瘍露出用施術装置に追加に使用される構成要素が冷却部20及び冷却水管30である。
【0036】
冷却部20は、加熱部10の外側に位置する皮膚を冷却させるためのものである。したがって、冷却部20は、加熱部10の外側に位置し、皮膚と接触し、且つ加熱部10を取り囲む薄くて且つ幅が広いドーナツ型で形成されることができる。冷却部20は、加熱部10の外側の皮膚を冷却させるために設けられる構成要素なので、熱を効率的に除去することができるように金属性素材よりなることが好ましい。
【0037】
また、冷却部20は、皮膚と接触する面積を極大化し、熱除去効率性を高めることが好ましい。このために、冷却部20は、皮膚表面の屈曲に合わせて曲がることができる性質を有する銅やアルミニウムなどを利用することができる。
【0038】
一方、冷却水管30は、冷却部20の上部において加熱部10の外側に位置し、螺旋形で2〜3回巻き取られた形態を有することができる。冷却水管30は、加熱部10外側の皮膚を冷却させる冷却部20の冷却効果をさらに向上させるためのもので、冷却水を収納されているか、または冷却水が流れることができるようにする。
【0039】
以上説明した腫瘍露出用施術装置は、ただ本発明を説明するために提示した実施例に過ぎないもので、本発明が必ずこのような実施例に限るものに解すべきものではない。前述の実施例の腫瘍露出用施術装置は、冷却部20及び冷却水管30を共に含む構成であるが、本発明の腫瘍露出用施術装置は、冷却部20及び冷却水管30のいずれか1つだけ含む構成も可能であり、場合によっては、冷却部20及び冷却水管30のいずれも備えることなく、加熱部10だけで構成されることもできる。その他、本発明の腫瘍露出用施術装置は、多様な実施例を通じて具現されることができる。以下、これについて説明する。
【0040】
図4は、本発明の他の実施例による腫瘍露出用施術装置の斜視図であり、図5は、図4に示された腫瘍露出用施術装置の断面図である。
【0041】
図4及び図5を参照すれば、本実施例の腫瘍露出用施術装置は、加熱部10、冷却部20、冷却水管30で構成されるが、冷却水管30が、前述した実施例のように冷却部20の外部に形成されるものではなく、冷却部20の内部に形成される。したがって、冷却部20と冷却水管30を別に備えなければならない煩わしさを避けることができ、腫瘍露出用施術装置の外観が簡潔になる。一方、容器11の下部と皮膚との間には、図5に示されたように接着剤15を形成してもよく、または形成しなくてもよい。
【0042】
冷却部20の内部に形成された冷却水管30は、単純に冷却水を貯蔵する構造であってもよく、冷却水のフローを誘導する構造であってもよい。後者の場合、冷却水管30は、冷却部20の外部と連通する冷却水流入口と冷却水流出口を備え、冷却水流入口は、ホース31を通じて冷却水筒32と連結されることができる。また、冷却水流入口と冷却水流出口は、互いに隣接して位置し、それら間の冷却水管30に仕切り33が形成されることができる。したがって、冷却水流入口を通じて冷却水管30に流入された冷却水は、仕切り33によって冷却水流出口の側にすぐ流れず、冷却水管30に沿って加熱部10の容器11の周りを回って冷却水流出口を通じて抜け出るようになる。その他、冷却水の循環を誘導するための循環ポンプなどの構成要素が場合によって追加に使用されることもできる。
【0043】
図6は、本発明のさらに他の実施例による腫瘍露出用施術装置の断面図である。
【0044】
図6を参照すれば、本実施例の腫瘍露出用施術装置は、加熱部10と冷却部20で構成され、加熱部10の容器11が内側に延長した下端部11aを有する点が特徴である。前述した実施例のように、本実施例の腫瘍露出用施術装置も、冷却部20の外部または内部に位置する冷却水管をさらに備えることができることは勿論である。また、場合によって、冷却部20なしに加熱部10だけで腫瘍露出用施術装置が構成されてもよく、冷却部20の代わりに、冷却水管30に代替されてもよい。
【0045】
本実施例において、内側に延長した容器下端部11aは、接着剤15との接着面積を増加させる。したがって、接着剤15を通じて加熱部10の容器11を皮膚の上に固定させる時、容器11が安定的に固定されることができるようにする。
【0046】
図7は、本発明のさらに他の実施例による腫瘍露出用施術装置の断面図である。
【0047】
図7を参照すれば、本実施例の腫瘍露出用施術装置は、加熱部10と冷却部20で構成され、加熱部10の容器11が外側に延長した下端部11bを有し、これに対応して冷却部20が内側に延長した上端部20aを有する点が特徴である。前述した実施例のように、本実施例の腫瘍露出用施術装置も、冷却部20の外部または内部に位置する冷却水管をさらに備えることができることは勿論である。また、場合によって、冷却部20なしに、加熱部10だけで腫瘍露出用施術装置が構成されてもよく、冷却部20の代わりに冷却水管30に代替されてもよい。また、図示してはいないが、前述した実施例と同様に、容器11と皮膚との間に接着剤が形成されることができる。
【0048】
本実施例から、外側に延長した容器下端部11bは、図6に示された内側に延長した容器下端部11aと同様に、接着剤との接着面積を増加させることができる。さらに、外側に延長した容器下端部11bと内側に延長した冷却部上端部20aは、互いに係合する形態を有するので、皮膚に加熱部10を載置した後、その周りに冷却部20を配置する時、冷却部20の遊動が防止され、安定的な使用が可能になる。
【0049】
本明細書と図面に開示された本発明の実施例は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を助けるために特定例を提示したものに過ぎず、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施例以外にも、本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であることは、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に自明である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に腫瘍が存在する皮膚に位置し、前記皮膚に熱を加える加熱部と、
前記加熱部の外側に位置し、前記加熱部を取り囲み、且つ前記加熱部の外側にある皮膚と接触し、前記接触する皮膚を冷却させる冷却部と、
を備える腫瘍露出用施術装置。
【請求項2】
前記加熱部は、上下に貫通する形状の容器と、前記容器内に収納され、前記腫瘍がある皮膚に接触する油と、前記油に挿入され、火を付けることができる灯心とで構成され、
前記冷却部は、金属性素材よりなることを特徴とする請求項1に記載の腫瘍露出用施術装置。
【請求項3】
前記冷却部の上部において前記加熱部の外側に位置し、且つ冷却水を収納するか、または冷却水が流れることができるようにする冷却水管をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の腫瘍露出用施術装置。
【請求項4】
前記冷却部の内部に形成され、且つ冷却水を収納するか、または冷却水が流れることができるようにする冷却水管をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の腫瘍露出用施術装置。
【請求項5】
前記冷却部は、前記皮膚の表面屈曲に合わせて曲がることができる性質を有することを特徴とする請求項1に記載の腫瘍露出用施術装置。
【請求項6】
内部に腫瘍が存在する皮膚に位置し、上下に貫通する形状を有する容器と、
前記容器内に収納され、前記腫瘍がある皮膚に接触する油と、
前記油に挿入され、火を付けることができる灯心とを備え、
前記灯心に火がついて燃えるうちに、前記油の温度が上昇しながら発生した熱が前記腫瘍がある皮膚に加えられることを特徴とする腫瘍露出用施術装置。
【請求項7】
前記容器の下部と前記皮膚との間に位置する接着剤をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の腫瘍露出用施術装置。
【請求項8】
前記容器の外側に位置し、前記容器を取り囲み、且つ冷却水を収納するか、または冷却水が流れるようにし、前記容器の外側にある皮膚と接触し、前記接触する皮膚を冷却させる冷却水管をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の腫瘍露出用施術装置。
【請求項9】
前記容器の外側に位置し、前記容器を取り囲み、且つ前記容器の外側にある皮膚と接触し、前記接触する皮膚を冷却させる冷却部をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の腫瘍露出用施術装置。
【請求項10】
前記冷却部の内部に形成され、且つ冷却水を収納するか、または冷却水が流れることができるようにする冷却水管をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の腫瘍露出用施術装置。
【請求項11】
前記容器は、内側に延長した下端部を有することを特徴とする請求項6に記載の腫瘍露出用施術装置。
【請求項12】
前記容器は、外側に延長した下端部を有することを特徴とする請求項6に記載の腫瘍露出用施術装置。
【請求項13】
前記容器の外側に位置し、前記容器を取り囲み、且つ前記容器の外側にある皮膚と接触し、前記接触する皮膚を冷却させ、前記容器の外側に延長した下端部と係合する形態で内側に延長した上端部を有する冷却部をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の腫瘍露出用施術装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2013−505102(P2013−505102A)
【公表日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−530827(P2012−530827)
【出願日】平成23年7月12日(2011.7.12)
【国際出願番号】PCT/KR2011/005115
【国際公開番号】WO2012/023704
【国際公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【出願人】(512073714)
【氏名又は名称原語表記】Bok Won JUNG
【住所又は居所原語表記】No.1176, Seohong−dong, Seogwipo−si, Jeju−do,   697−816, Republic of Korea
【Fターム(参考)】