説明

腹壁吊り上げ器具

【課題】簡単な構成で容易に手術に必要な腹腔内空間を確保でき、また吊り上げ器具をセットする際に腹腔内を容易に観察でき、腹腔内空間の確保が行い易くなるようにする。
【解決手段】切開した腹壁の小開口を介して腹腔内に挿入され、腹壁を吊り上げるためのへら状吊り上げ部11と、この吊り上げ部11の一端から略L字状に形成された支柱部12と、この支柱部12の先端から上記吊り上げ部と略平行に設けられ、牽引具と係合する複数の係合孔15を有する牽引係合アーム14とからコ字状に形成し、上記吊り上げ部11の底面側に、腹腔内照明用光源としての光源ユニット16を着脱自在に取り付ける。この光源ユニット16には、LED部16a、バッテリー部16b、制御回路16c、点灯スイッチ16dが設けられ、上記LED部16aは複数のLED群を有し、それぞれのLED群を個別に点灯制御することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は腹壁吊り上げ器具、特に腹腔鏡等を使用する手術に必要な空間の確保を簡単な構成で確実に行うと共に、手術を行い易くするための腹壁吊り上げ器具の構成に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、手術からの回復を早めると共に手術痕を小さくするために、腹壁の切開を小さくすることができる腹腔鏡(内視鏡)等を利用した手術が行われており、このような手術では、炭酸ガスを腹腔内へ圧入し、このガス圧で腹腔を拡開し、手術に必要な空間を確保する気腹法が行われていた。しかし、この気腹法では、気腹針によるガスの注入に高度の技術が要求されると共に、ガス漏れ防止のための工夫や器具等も必要となり、また患者にも負担がかかることになり、このような気腹法の問題を解消するものとして、腹壁吊り上げ器具を用いた腹壁吊り上げ法(方式)が推進されている。
【0003】
この腹壁吊り上げ方式に用いられる腹壁吊り上げ器具としては、下記の文献に示されるものがある。
【特許文献1】特開平5‐317318号公報
【特許文献2】特開2004‐358100号公報
【特許文献3】特開平8‐33631号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の腹壁吊り上げ器具では、上記特許文献1又は2に示されるように、腹腔内の空間を大きく確保するために、吊り上げ部において水平方向に回動して展開する複数の翼板を設けたり、小片アームが連結された折曲アームを吊上アームの先端に配置したりしており、器具の構成が複雑となっている。このため、取扱いも煩雑になる可能性が高い。
【0005】
また、この腹壁吊り上げ器具は腹壁を切開した小さな開口から腹腔内に挿入してセットするが、この腹腔内は暗いため、腹壁吊り上げ器具によって吊り上げられた腹壁の高さや腹腔内にどれだけの空間ができたかの確認は行い難いという問題がある。
【0006】
一方、腹腔鏡等を利用した手術では、腹腔鏡から照明光を手術部や被観察体に直接当ててその視野を確保することになるが、腹腔内全体を照明で明るくすることができれば、腹腔鏡による照明も不必要になるし、また腹腔鏡から照射する光を弱くしてより見やすい視野を得ることも可能となる。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で容易に手術に必要な腹腔内空間を確保することができ、また吊り上げ器具をセットする際に腹腔内を容易に観察することができ、腹腔内空間の確保が行い易くなる腹壁吊り上げ器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、腹壁吊り上げ方式に使用される腹壁吊り上げ器具において、切開した腹壁の小開口を介して腹腔内に挿入され、腹壁を吊り上げるためのへら状吊り上げ部と、この吊り上げ部の一端から略L字状に形成された支柱部と、この支柱部の略L字状先端から上記吊り上げ部と略平行に設けられ、牽引具と係合する複数の係合孔を有する牽引係合アームと、からコ字状に形成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記吊り上げ部の底面側に、腹腔内照明用光源を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、上記腹腔内照明用光源を、独立した光源ユニットとして構成し、この光源ユニットを上記吊り上げ部の底面側に着脱自在に取り付けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、上記吊り上げ部又は光源ユニットの少なくとも腹腔内照明用光源の発光面に面する底面を、照明光透過可能となる耐熱性樹脂によって上記照明用光源に対し一体的に被覆形成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、上記腹腔内照明用光源を駆動制御する制御部を、独立した制御ユニットとして構成し、この制御ユニットを上記支柱部又は牽引係合アームに着脱自在に取り付けたことを特徴とする。
請求項6の発明は、上記腹腔内照明用光源を、発光ダイオードとしたことを特徴とする。
請求項7の発明は、上記腹腔内照明用光源を、複数の発光ダイオードから構成し、それぞれの発光ダイオード又は発光ダイオード群を個別に点灯制御することを特徴とする。
【0009】
上記の構成によれば、腹壁(へその部分等)に開けた小開口からへら状吊り上げ部を腹腔内へ挿入し、牽引係合アームを持って腹壁を引っ張り上げながらその係合孔に牽引具ワイヤの先端フックを掛け、このワイヤを介して牽引具で引っ張ることで腹壁吊り上げ器具がセットされる。この腹壁吊り上げ器具は、1箇所の小開口から例えば2つ挿入され、この2つの吊り上げ部の挿入方向に角度を持たせることにより、腹腔内に必要な空間が形成されるようにする。このとき、牽引係合アームの複数の孔のいずれの孔にワイヤフックを掛けるかを選択することにより、腹壁吊り上げ器具を安定した位置にセットすることができ、これによって、手術に必要な空間を腹腔内に容易に作ることが可能となる。
【0010】
また、吊り上げ部の底面側に腹腔内照明用光源を設けた場合は、腹壁吊り上げ器具をセットする際に、腹腔内を照明することができ、この腹腔内を観察しながら手術に必要かつ十分な腹腔内空間を得るための腹壁吊り上げ器具のセットが行われる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の腹壁吊り上げ器具によれば、簡単な構成で手術に必要な腹腔内空間を容易に確保することができる。また、この吊り上げ器具を小開口からセットする際に、この小開口とは別に開けた小開口から腹腔鏡を挿入して照明することなく、吊り上げ部底面部からの照明によって腹腔内を容易に観察することができ、腹腔内空間の確保が行い易くなるという効果がある。しかも、手術時においては、腹腔鏡の照明に頼ることなく、腹腔内全体を明るくして手術視野を確保することができ、また腹腔鏡から照射する光を弱くしてより見やすい視野を得ることも可能となる。
【0012】
また、請求項3の発明によれば、光源ユニットが吊り上げ部の底面側に着脱自在となるので、光源ユニットを取り付けない状態と光源ユニットを取り付けた状態の使用の選択が可能になる。
請求項5の発明によれば、制御ユニットが支柱部又は牽引係合アームに対し着脱自在となるので、バッテリー等を含む制御ユニットの交換が可能となり、バッテリー、制御回路の寿命等に対応することができる。
請求項7の発明によれば、複数の発光ダイオード又は発光ダイオード群を個別に点灯制御し、照明域や照明光量を変えることができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1乃至図3には、第1実施例に係る腹壁吊り上げ器具の構成が示されており、この第1実施例は、光源ユニットを着脱自在にしたものである。各図において、腹壁吊り上げ器具は、へら状の吊り上げ部11、支柱部12及び上記吊り上げ部11と平行になる牽引係合アーム14を含み、これらによってコ字状に形成される。上記支柱部12は吊り上げ部11側へ傾くように、即ち吊り上げ部11の上面に対し90度未満の鋭角で立設され、また上記牽引係合アーム14には複数(3個以上の多数)の係合孔15が形成される。
【0014】
即ち、実施例では、支柱部12を吊り上げ部11側へ傾かせることにより、腹壁が支柱部12の上方向へ移動することがなく、また牽引係合アーム14を吊り上げ部11と平行に配置することにより、牽引係合アーム14を手で把持し或いは牽引具(装置)で持ち上げたとき、腹壁をへら状吊り上げ部11の上面に安定した状態で保持させることができる。また、3個以上の多数の係合孔15は、牽引具で吊り上げたときの腹壁吊り上げ器具自体のバランス、或いは安定性が良好となるその腹壁吊り上げ器具の吊り上げ位置を選択するために設けられる。
【0015】
そして、上記吊り上げ部11の底面側には、着脱自在となる光源ユニット16が取り付けられており、この光源ユニット16では、その内部に発光ダイオード(LED)を複数配置したLED部16a、バッテリー(電池電源)部16b、点灯制御回路16cが設けられ、また支柱部12の側面側に、点灯スイッチ16dが設けられる。即ち、この点灯スイッチ16dの点灯操作信号が上記点灯制御回路16cへ入力されると、この点灯制御回路16cによりバッテリー部16bの電力がLED部16aへ供給される。
【0016】
図3に示されるように、上記光源ユニット16の上面には、中央部長手方向に形成された帯状凸部からなる固定用凸部17が設けられており、この固定用凸部17の両端側面には下方へ向けて幅を狭くする傾斜面17Sが形成され、一方、吊り上げ部11の底面には、上記固定用凸部17が嵌合し、傾斜面18Sを有する固定用凹部(溝部)18が形成される。即ち、吊り上げ部11の底面側の固定用凹部18に光源ユニット16の上面側の固定用突部17が端部から挿入されて嵌合することにより、両者がしっかりと嵌合固定される。
【0017】
更に、上記光源ユニット16の底面において少なくともLED部16aの発光面に面する照明(窓)部16eは、LED光が透過可能となる耐熱性樹脂(エポキシ樹脂、シリコーンゴム等)からなり、この耐熱性樹脂を光源ユニット16の外装体として、LED部16aに対し一体的に被覆形成し又は他の部分の外装体と共に一体的に形成する。
【0018】
第1実施例は以上の構成からなり、この腹壁吊り上げ器具は、図4のような状態で使用される。図4に示されるように、手術台などに固定された2つの支柱(棒)20間に、S字状に屈曲する支持板21が横方向に掛け渡され、この支持板21には、腹腔鏡等を吊り下げるための複数の係合孔22が設けられている。また、この支持板21に、先端フックを有するワイヤ24を備え、図示せぬクランプ機構により取付け固定位置を任意に選択できる2個の牽引具25が取り付けられる。
【0019】
そして、腹壁吊り上げ器具の牽引係合アーム14を持ちながら、腹壁(へその部分等)に形成された小開口27から吊り上げ部11を腹腔内へ挿入し、この吊り上げ部11を腹腔内の手術空間が確保できる位置に配置した後、牽引係合アーム14の複数の係合孔15の中の1つに上記牽引具25のワイヤ24の先端フックを掛け、このワイヤ24を牽引具25で引っ張るようにする。このときには、牽引係合アームに14複数の係合孔15を設けることで、牽引具25で牽引される腹壁吊り上げ器具の位置が任意に選択できることになり、これによって腹壁吊り上げ器具が安定した状態で保持される。
【0020】
このようにして、腹壁を例えば2箇所で吊り上げるように2つの腹壁吊り上げ器具がセットされることになり、これにより、図5に示されるように、鉗子29及び腹腔鏡30による腹腔内に手術空間が確保される。また、腹腔鏡30は、前記係合孔22を利用して外部機器との接続部を吊り上げ支持させることにより操作性を確保することが可能となる。
また、第1実施例では、点灯スイッチ16dの操作によってLED部16aを点灯することができ、この場合は、上記吊り上げ部11の下面側、即ち光源ユニット16の下面から光照明をしながら2つの腹壁吊り上げ器具がセットされることになり、吊り上げられた腹壁の高さや腹腔内の空間の状態が容易に確認できるという利点がある。
【0021】
図5には、実施例の腹腔内の状態が示されており、腹腔内の空間には、上記小開口27や別に開けた小開口から鉗子29や腹腔鏡(内視鏡)30が挿入配置され、腹腔鏡下の手術が行われる。この場合も、光源ユニット16(LED部16a)によって腹腔内が明るく照明されており、これによって腹腔鏡30の照明に頼ることなく、手術視野が確保される。特に、一方向からの腹腔鏡30の照明では暗くなる部位が生じるが、手術視野内の全体が照明されているために術者にとって全体的に明るい手術視野となり手術し易い環境を提供できる。
【0022】
図6及び図7には、第2実施例の腹壁吊り上げ器具の構成が示されており、この第2実施例は光源ユニットを着脱自在にし、かつ照明の点灯を装着時に自動的に行うようにしたものである。図6に示されるように、この腹壁吊り上げ器具も、へら状の吊り上げ部31、支柱部32及び上記吊り上げ部31と平行になる牽引係合アーム34がコ字状に形成され、上記牽引係合アーム34に3個以上の係合孔35が形成される。そして、光源ユニット36は、LED部36a、制御回路を含むバッテリー部36bを有し、上面には上下移動動作によってスイッチ開閉を行う点灯スイッチ36dが配置され、この光源ユニット36の固定用凸部37が上記吊り上げ部31の底面の固定用凹部38にスライド嵌合するように構成される。
【0023】
このような第2実施例によれば、図7に示されるように、光源ユニット36の固定用凸部37を吊り上げ部31の底面側の固定用凹部38に端部からスライドさせながら挿入・嵌合することにより、光源ユニット36が装着され、この装着時に点灯スイッチ36dが自動的に押されることにより、LED部36aが点灯する。このLED36aで発生した光は、透明耐熱性樹脂からなる照明部36eから外部へ出力される。
【0024】
図8には、第3実施例の腹壁吊り上げ器具の構成が示されており、この第3実施例は制御ユニットを着脱自在に構成したものである。図8に示されるように、腹壁吊り上げ器具は、へら状の吊り上げ部41、支柱部42及び複数の係合孔45が形成された牽引係合アーム44からなり、上記吊り上げ部41の内部にLED部41aが設けられ、この吊り上げ部41の底面は、透明耐熱性樹脂からなる照明部36eとされる。そして、上記支柱部42のコ字内側に電極42hが配置されると共に、この電極42hに接触する電極を有する制御ユニット47が設けられる。この制御ユニット47には、点灯スイッチ47dが設けられるとともに、制御回路とバッテリーが内蔵される。
【0025】
このような第3実施例によれば、制御ユニット47を支柱部42に装着し、点灯スイッチ47dを操作することによって、LED部41aを点灯させることができ、制御ユニット47を交換することが可能となる。例えば、バッテリー電源が少なくなったり、寿命となったりする場合等に、制御ユニット47を交換して照明を維持することができる。
【0026】
図9には、第4実施例の腹壁吊り上げ器具でのLED部と制御回路の構成が示されており、この第4実施例は複数のLEDの点灯を選択的に行うようにしたものである。図9に示されるように、LED部50は、A,B,Cの3つのLED群(又はLED)からなり、このLED部50は、上述したLED部16a,36a,41aとして配置することができる。また、この3つのLED群A,B,Cを切り換えるための端子a〜aを有する点灯スイッチ51が設けられる。
【0027】
このような第4実施例によれば、点灯スイッチ51を端子a〜aのいずれかに切換え接続することで、LED群A,B,Cの点灯状態を選択することができ、端子aはLED群A,B,Cの全てを点灯、端子aはLED群Aのみを点灯、端子aはLED群Bのみを点灯、端子aはLED群Cのみを点灯、端子aはLED群A,Bを点灯、端子aはLED群B,Cを点灯、端子aはLED群A,Cを点灯する。これにより、照明光の照射域、光量を変えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の第1実施例に係る腹壁吊り上げ器具の構成を示す一部断面図である。
【図2】第1実施例の腹壁吊り上げ器具を示す斜視図である。
【図3】第1実施例の腹壁吊り上げ器具において光源ユニットを装着する前の状態を示す斜視図である。
【図4】実施例の腹壁吊り上げ器具を使用した時の状態を示す図である。
【図5】実施例の腹壁吊り上げ器具を使用した時の腹腔内の状態を示す図である。
【図6】第2実施例の腹壁吊り上げ器具の構成を示し、図(A)は側面から見た一部断面図、図(B)は支柱部側から見た分解図である。
【図7】第2実施例の腹壁吊り上げ器具を装着する前の状態を示す斜視図である。
【図8】第3実施例の腹壁吊り上げ器具の構成を示す一部断面図である。
【図9】第4実施例の腹壁吊り上げ器具のLED部と制御回路(スイッチ部)の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0029】
11,31,41…吊り上げ部、
12,32,42…支柱部、
14,34,44…牽引係合アーム、
15,22,35,45…係合孔、
16,36…光源ユニット、
16a,36a,41a,50…LED部、
16e,36e,41e…照明(窓)部、
47…制御ユニット、
16d,36d,47d,51…点灯スイッチ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
腹壁吊り上げ方式に使用される腹壁吊り上げ器具において、
切開した腹壁の小開口を介して腹腔内に挿入され、腹壁を吊り上げるためのへら状吊り上げ部と、
この吊り上げ部の一端から略L字状に形成された支柱部と、
この支柱部の略L字状先端から上記吊り上げ部と略平行に設けられ、牽引具と係合する複数の係合孔を有する牽引係合アームと、からコ字状に形成したことを特徴とする腹壁吊り上げ器具。
【請求項2】
上記吊り上げ部の底面側に、腹腔内照明用光源を備えたことを特徴とする請求項1記載の腹壁吊り上げ器具。
【請求項3】
上記腹腔内照明用光源は、独立した光源ユニットとして構成し、この光源ユニットを上記吊り上げ部の底面側に着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の腹壁吊り上げ器具。
【請求項4】
上記吊り上げ部又は光源ユニットの少なくとも腹腔内照明用光源の発光面に面する底面を、照明光透過可能となる耐熱性樹脂によって上記照明用光源に対し一体的に被覆形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の腹壁吊り上げ器具。
【請求項5】
上記腹腔内照明用光源を駆動制御する制御部は、独立した制御ユニットとして構成し、この制御ユニットを上記支柱部又は牽引係合アームに着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の腹壁吊り上げ器具。
【請求項6】
上記腹腔内照明用光源は、発光ダイオードからなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の腹壁吊り上げ器具。
【請求項7】
上記腹腔内照明用光源は、複数の発光ダイオードから構成され、それぞれの発光ダイオード又は発光ダイオード群を個別に点灯制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の腹壁吊り上げ器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−194086(P2008−194086A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−29428(P2007−29428)
【出願日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【出願人】(000005430)フジノン株式会社 (2,231)
【出願人】(507043508)有限会社エム・デイー・コーポレーション (2)
【Fターム(参考)】