説明

膝のねじれ矯正装置

【課題】膝のねじれを簡易に矯正できる膝のねじれ矯正装置を提供することを目的としている。
【解決手段】膝を屈伸させながら膝のねじれを矯正する膝ねじれ矯正装置Aであって、レール状部材1と、このレール状部材1をスライドするスライド部材2と、足をねじることができるスライド部材に配設される足固定手段3と、スライド部材2に抵抗を付与しながら同スライド部材2をスライドさせるスライド機構7とを備えてなるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、膝のねじれ矯正装置に関する。さらに詳しくは、主に椅子やベッドに腰かけた状態で膝を屈伸させながら膝のねじれを矯正する膝のねじれ矯正装置に関する。
【背景技術】
【0002】
身体には、生活習慣やスポーツに起因する歪が生ずる。膝のねじれもその一つである。
【0003】
この膝のねじれを放置しておくと、膝の靭帯や半月板に損傷を生ずるおそれがある。そのため、この膝のねじれを矯正する必要がある。ただし、膝は歩行に不可欠な身体要素であるから、手術などによらずに簡易に矯正できるのが望ましい。
【0004】
しかしながら、いまのところこの膝のねじれを簡易に矯正できる矯正装置は存在しない。
【0005】
なお、膝の回転により股関節の内回転変形矯正装置に関しては、特許文献1に提案がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−68057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、膝のねじれを簡易に矯正できる膝のねじれ矯正装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の膝ねじれ矯正装置は、膝の屈伸運動を利用して膝のねじれを矯正する膝ねじれ矯正装置であって、レール状部材と、該レール状部材をスライドするスライド部材と、足をねじることができる該スライド部材に配設される足固定手段と、前記スライド部材に抵抗を付与して同スライド部材をスライドさせるスライド機構とを備えてなることを特徴とする。
【0009】
本発明の膝ねじれ矯正装置においては、足固定手段が、スライド部材に傾動可能に装着される基部と、該基部に装着される足固定部と、該足固定部に抵抗を付与しながら同足固定部を回動可能とする回動機構とを備えてなるのが好ましい。
【0010】
また、本発明の膝ねじれ矯正装置においては、回動機構が、足をねじることにより足固定部を回動させる主回動機構と、手動により足固定部を回動させる補助回動機構と、前記主回動機構に抵抗を付与する抵抗付与手段とを含むのが好ましい。
【0011】
さらに、本発明の膝ねじれ矯正装置においては、足固定手段が、回動角を計測する回動角指示計を備えてなるのが好ましい。その場合、回動角指示計が、基部の先端前方に配設された目盛板と、足固定部の先端前方に配設された指示針とを備えてなるのがさらに好ましい。
【0012】
さらに、本発明の膝ねじれ矯正装置においては、スライド部材が、当該スライド部材のレール状部材のスライドをガイドする段付ローラーを有してなるのが好ましい。
【0013】
さらに、本発明の膝ねじれ矯正装置においては、スライド機構が、スライド部材に抵抗を付与する抵抗付与手段を有してなるのが好ましい。
【0014】
さらに、本発明の膝ねじれ矯正装置においては、レール状部材が、一端にシート状部材を有していたり、他端に滑り止めが設けられた部材を有していたりするのが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明の膝ねじれ矯正装置は、前記の如く構成されているので、足をねじりながら、しかも抵抗を与えながら膝を屈伸させることができるので、O脚やX脚の改善が簡易になし得るとともに、膝のねじれに起因する膝の痛みを解消できる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係る膝のねじれ矯正装置の斜視図である。
【図2】同装置の三面図である。
【図3】同装置のスライド部材の概略図である。
【図4】同装置の回動機構の概略図である。
【図5】同装置のスライド機構の概略図である。
【図6】同スライド機構の他の例の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0018】
図1に、本発明の一実施形態に係る膝のねじれ矯正装置(以下、単に矯正装置という。)Aを斜視図で示し、図2に三面図で示す。なお、図1と図2では、回動角指示計33の位置が変更されている。
【0019】
矯正装置Aは、椅子の座面前端やベッド脇と、床との間に斜めに架け渡されて使用されるものであって、図1および図2に示すように、レール状部材1と、レール状部材1にスライド自在に装着されるスライド部材2と、スライド部材2に傾動自在かつ回動自在に装着される、足をねじる際に足に抵抗を付与して足をねじることができるようにする回動機構4(図4参照)を有する足固定手段3と、レール状部材1上端に屈曲自在に装着される椅子側部材5と、レール状部材1下端に装着される床側部材6と、スライド部材1にスライド時に抵抗を付与して同スライド部材1をスライドさせるスライド機構7(図5参照)とを主要構成要素として備えてなるものとされる。
【0020】
レール状部材1は、薄板(鉄板)を逆U字状に折り曲げ成型してなるものであって、長さは600mm程度、上面の幅は50mm程度、側面の高さは70mm程度とされる。
【0021】
レール状部材1の下端部は、図1に示すように、斜に切り欠かれている。この斜めに切り欠かれた箇所には蓋1aが設けられている。また、両側面の角部は、後述する床側部材6との接合時に床側部材6の円弧面に沿うよう、扇状に切り欠かかれている。
【0022】
スライド部材2は、図3に示すように、薄板(鉄板)を逆U字状にレール状部材1の上面の幅より幅広に折り曲げ成型してなるものであって、長さは150mm程度、上面の幅は100mm程度、側面の高さは100mm程度とされる。
【0023】
側面2aは、スライド部材2の重量軽減などを図るため、長方形状の窓2bを有するとともに、その先端部(下部)は内側に向けて段部が形成されて先端部の幅が狭くなるようにされている。
【0024】
また、側面2aの上端部および下端部には、レール状部材1を挟むようにして段付ローラー21,22が装着されている。段付ローラー21,22は、図に示すように、中間部の径が細くされている。この中間部、つまり縮径部の幅は、レール状部材1の上面の幅より若干広くされている。段付ローラー21、22がかかる構成とされていることにより、スライド部材2は横ずれすることなくレール状部材1をスライドすることができる。つまり、スライド部材2は、段付ローラー21,22によりガイドされながらレール状部材1をスライドすることになる。
【0025】
なお、ローラー21,22のスライド部材2への装着は、明瞭には図示はされていないが、公知の手法を用いてなされている。
【0026】
足固定手段3は、図1および図2に示すように、スライド部材2の上面に起立状かつ傾動自在に装着される基部31と、基部31に回動自在に装着される足固定部32とを備えてなるものとされる。ここで、足固定部32の回動量は、例えば右側30度、左側30度、合計60度とされる。また、足固定手段3には回動角を計測するため、回動角指示計33が配設されている。
【0027】
基部31は、薄板(鉄板)をU字状に折り曲げ成型してなる概略L字状部材とされる。L字の水平片に相当する部分のスライド部材2の上面に対向する箇所は、傾動角が所定角度、例えば30度となるよう逃げが設けられている。また、L字の垂直片に相当する部分の下部の一側面が、この片に対応させてスライド部材2の上面に配設された係止片2cに、垂直片のU字状底面をレール状部材1の下端側に向けてボルト・ナット留めされている。このボルト・ナット留めの締め付け程度は、基部31が傾動できるよう緩めとされている。
【0028】
足固定部32は、薄板(鉄板)を扁平U字状に折り曲げ成型してなる外皮部材32aと、外皮部材32aの内側に配設された内側部材32bとを備えてなるものとされ、外皮部材32aの底面(足を受ける面)が回動機構4を介して基部31に装着されている。
【0029】
外皮部材32aは、足を固定する固定バンド(図示省略)を有するとともに、底面が足を受ける長さと幅を有し、踵に対応する箇所が漸次高くされてなる踵受けを有するものとされている。また、外皮部材32aの裏面の適宜位置には、後述する手動回動具51の外皮部材側ロープ51cを係止するための係止金具32cが一対対称に設けられている(図4参照)。
【0030】
内側部材32bは、例えば、厚みが10mm程度とされた合成ゴムからなるものとされ、例えば接着剤により外皮部材32a内側に固着されている。内側部材32bの踵に対応する面は円弧状面に形成されて違和感が生じないようにされている。
【0031】
なお、内側部材32bの外皮部材32aへの取付けは、接着剤によるものに限定されるものではなく、適宜とでき、例えばボルト・ナット留めとすることもできる。また、内側部材32bの材質は、合成ゴムに限定されるものではなく、適宜とでき、例えば合成樹脂とすることもできる。
【0032】
回動機構4は、図4に示すように、主回動機構41と、補助回動機構42とを含むものとされる。また、回動機構4には、回動角指示計33が設けられている。
【0033】
主回動機構41は、足固定部32の外皮部材32a裏面の適宜位置、例えば中央に垂設された回動軸43と、回動軸43に対応させて足固定手段3の基部31に配設された回動軸受け部44とを備えてなるものとされる。
【0034】
回動軸43は、外皮部材32a裏面に当接させて接合される扁平頭部43aと、扁平頭部43aから一体的に形成されている軸本体43bと、軸本体43bの下端から一体的に形成されている縮径軸43cと、縮径軸43cに装着されている抵抗付与手段としての捩じりコイルバネ43dとを含むものとされる。
【0035】
ここで、捩じりコイルバネ43dのバネ定数は、膝のねじれを矯正するに足るよう調整されている。
【0036】
扁平頭部43aは、例えばボルト・ナット留めにて外皮部材32aにセットされる一方、軸本体43bは基部31に設けられた回動軸受け部44に回動可能に嵌合される。
【0037】
回動軸受け部44は、軸本体43bが嵌合される滑り軸受44aと、軸本体43b下端を受けるスラスト軸受44bと、捩じりコイルバネ43dを受ける捩じりコイルバネ受44cとを含むものとされる。
【0038】
回動角指示計33は、図2に示す例においては、基部31の先端から前方に突出させて配設された目盛板33aと、外皮部材32bの先端から前方に突出させて配設された指示針33bとを備えてなるものとされる。
【0039】
目盛板33bは、レール部材1の軸心方向がゼロとされて中心振り分けに目盛が付けられている。なお、目盛板33bには、所定のねじり量が確保された位置にマークが付されていたり、所定のねじり量を超えている領域に目盛板33bのバックの色と異なる色、例えばバックの色が白であれば緑の着色がなされていたりするのが好ましい。
【0040】
捩じりコイルバネ43dは、中立状態で指示針がゼロを指すとともに、左右方向に回動させる際に抵抗が付与されるようにして捩じりコイルバネ受44cに受けられている。なお、かかる捩じりコイルバネ43dの受け方は、公知の手法を適宜用いることができ、その手法に特に限定はない。
【0041】
補助回動機構42は、手動により足による足固定部32の回動を補助するものであって、同様の構成とされた右側手動回動具51Rおよび左側手動回動具51Lと、手動回動具助勢部52とを含むものとされる。
【0042】
手動回動具51は、握り輪51aと、一端が握り輪51aに連結されている握り輪側ロープ51bと、一端が外皮部材32aの裏面に設けられた係止金具32cに係止されている外皮部材側ロープ51cと、握り輪側ロープ51bと外皮部材側ロープ51cとを連結している連結リング51dとを含むものとされる。
【0043】
手動回動具助勢部52は、パイプからなる助勢部本体52aと、助勢部本体の各端部に上に向けて配設された係止リング52bとを含むものとされる。
【0044】
助勢部本体52aは、中間部52aMと右側部52aRと左側部52aLとからなるものとされ、中間部52aMが足固定手段3の基部31の裏面の溝部に位置するようにされ、右側部52aRが基部31の右側から突出させられ、左側部52aLが基部31の左側から突出させられるようにして基部31に配設される。つまり、助勢部本体52aは、基部31を貫通させて配設されている。
【0045】
係止リング52bは、右側部52aRおよび左側部52aLの上端部にリングが、中立状態でレール部材1と平行となるようにしてセットされ、また外皮部材側ロープ51cは、係止リング52bを通した状態で連結リング51dを介して握り輪側ロープ51bと連結される。
【0046】
椅子側部材5は、レール状部材1上端に屈曲自在に接合されている基部10と、基部10の先端(レール状部材1上端に接合される端の反対側端)に接合され、椅子の座面に載置されるシート状部材11とを備えてなるものとされる。
【0047】
基部10は、薄板(鉄板)をU字状に折り曲げ成型してなる概略L字状部材とされる。基部10上面の幅は、基部10側面の基端(レール状部材1上端に接合される側の端)を延伸してなる接合片対10a,10aが、レール状部材1の両側面を外嵌できるよう調整され、接合片10aの適宜位置、例えば中央がレール状部材1の側面と屈曲可能な状態で、例えばボルト・ナット留めされレール状部材1と接合される。ここで、基部10の屈曲に支障のないよう側面の高さは、先端(シート状部材11側)に向けて低くなるようにされている。
【0048】
シート状部材11は、例えば合成ゴム薄板とされる。シート状部材11の形状は、図示例においては、基部10先端部との接合片11aを有する円形状とされている。ただし、シート状部材11の形状は、図示例に限定されるではなく、適宜とでき、例えば接合片11aを有する長方形状とすることもできる。
【0049】
シート状部材11は、接合片11aが基部10の先端上面と、例えばボルト・ナット留めされて基部10と接合される。
【0050】
床側部材6は、具体的には、丸棒(棒鋼)とされ、レール状部材1の両側面の角部と接合、例えば溶接接合される。また、床側部材6のレール状部材1の両側面の外側に位置する箇所には、例えば合成ゴムからなる滑り止め6aが配設されている。
【0051】
スライド機構7は、図5に示すように、バネ14とされた抵抗付与手段を含むものとされる。かかる抵抗付与手段を含むのは、膝の屈伸運動の際に抵抗を与えることによりふくらはぎの筋肉などを強化するためである。
【0052】
スライド機構7は、具体的には、抵抗付与手段としてのコイルバネ14と、コイルバネ14とスライド部材2とを連結するロープ15と、ロープ15の方向を変えるプーリー16とを含むものとされる。
【0053】
ここで、コイルバネ14のバネ定数は、膝を痛めることなくふくらはぎの筋肉などを強化できるよう調整されている。
【0054】
コイルバネ14の下端はレール状部材1に配設された係止部材17に係止される一方、上端はロープ15の一端に係止される。また、ロープ15の他端は、プーリー16により方向を変えられてスライド部材2に配設された係止部材18、例えば上端部の下側段付きローラー22の縮径部に係止される。プーリー16は、スライド部材2のスライド上限位置の上方適宜位置に配設される。
【0055】
なお、図5に示す例においては、コイルバネ14とスライド部材2とは直結されているが、プーリーを可動とするとともに、つまりプーリーを動滑車状にするとともに、プーリー支持軸にコイルバネ係止具を装着し、コイルバネ係止具にコイルバネの他端を係止することにより、コイルバネの伸びを前記と同様にしながら、スライド部材のスライド量、つまり膝の屈伸量を2倍とすることができる。この場合、プーリーの移動のため、レール状部材の両側面のプーリー支持軸に対応する箇所には、支持軸移動用長孔が設けられるものとされ、またスライド部材2の側面に設けられている窓2bは、プーリーのメンテナンス用窓としても機能する。
【0056】
図6に、かかる構成とされたスライド機構7Aの一例を概略図で示す。
【0057】
図において、符号1はレール状部材、符号2はスライド部材、符号14はコイルバネ、符号15はロープ、符号16はプーリーを示し、符号17はレール状部材側係止部材を示し、符号18スライド部材側係止部材を示す。また、符号16Aは移動プーリーを示し、符号16Bは固定プーリーを示す。
【0058】
なお、図示例においては、バネとしてコイルバネ14が用いられているが、バネはコイルバネ14に限定されるものではなく、例えばエアシリンダー状とされた空気バネとすることもできる。
【0059】
次に、かかる構成とされた矯正装置Aによる膝のねじれの矯正の一例について説明する。
【0060】
手順1:床側部材6を床に置き、シート状部材11を椅子の座面に置いて矯正装置Aを椅子に斜めにセットする。
【0061】
手順2:被矯正者が椅子に座って、足を足固定手段3の足固定部32に固定する。
【0062】
手順3:足を内側にひねった状態で膝を屈伸させる。この屈伸の際に、必要に応じて手動回動具42により足のひねりを補助する。
【0063】
このように、本実施形態の矯正装置Aによれば、足に抵抗を受けながら足をひねり、しかも膝も抵抗を受けた状態で膝の屈伸がなし得るので、膝のねじれを矯正できる。つまり、O脚やX脚の改善が簡易になし得る。また、膝のねじれに起因する膝の痛みを解消できる。
【0064】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。
【0065】
例えば、本実施形態では、スライド部材2に抵抗を付与する抵抗付与手段はバネとされているが、抵抗付与手段はバネ限定されるものではなく抵抗を付与できる物であれば適宜とでき、例えばダンパーとすることもできる。
【0066】
また、本実施形態では、矯正装置Aを斜めに架け渡して使用する例が示されているが、本発明の適用は斜めに架け渡すものに限定されるものではなく、例えば矯正装置Aをベッドに載置した状態で用いることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0067】
本発明は膝のねじれの矯正に適用できる。
【符号の説明】
【0068】
A 矯正装置
1 レール状部材
2 スライド部材
3 足固定手段
4 回動機構
5 椅子側部材
6 床側部材
7 スライド機構
11 シート状部材
21,22 段付ローラー
33 回動角指示計
33b 目盛板
41 主回動機構
42 補助回動機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
膝の屈伸運動を利用して膝のねじれを矯正する膝ねじれ矯正装置であって、
レール状部材と、該レール状部材をスライドするスライド部材と、足をねじることができる該スライド部材に配設される足固定手段と、前記スライド部材に抵抗を付与して同スライド部材をスライドさせるスライド機構とを備えてなることを特徴とする膝ねじれ矯正装置。
【請求項2】
足固定手段が、スライド部材に傾動可能に装着される基部と、該基部に装着される足固定部と、該足固定部に抵抗を付与しながら同足固定部を回動可能とする回動機構とを備えてなることを特徴とする請求項1記載の膝ねじれ矯正装置。
【請求項3】
回動機構が、足をねじることにより足固定部を回動させる主回動機構と、手動により足固定部を回動させる補助回動機構と、前記主回動機構に抵抗を付与する抵抗付与手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の膝ねじれ矯正装置。
【請求項4】
足固定手段が、回動角を計測する回動角指示計を備えてなることを特徴とする請求項1記載の膝ねじれ矯正装置。
【請求項5】
回動角指示計が、基部の先端前方に配設された目盛板と、足固定部の先端前方に配設された指示針とを備えてなることを特徴とする請求項4記載の膝ねじれ矯正装置。
【請求項6】
スライド部材が、当該スライド部材のレール状部材のスライドをガイドする段付ローラーを有してなることを特徴とする請求項1記載の膝ねじれ矯正装置。
【請求項7】
スライド機構が、スライド部材に抵抗を付与する抵抗付与手段を有してなることを特徴とする請求項1記載の膝ねじれ矯正装置。
【請求項8】
レール状部材が、一端にシート状部材を有してなることを特徴とする請求項1記載の膝ねじれ矯正装置。
【請求項9】
レール状部材が、他端に滑り止めが設けられた部材を有してなることを特徴とする請求項1記載の膝ねじれ矯正装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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