説明

自動券売機

【課題】顧客に割引対象のサイドアイテムを容易に認識させることができる自動券売機を提供する。
【解決手段】本発明の自動券売機1は、複数のアイテムに係る情報を表示するアイテム表示・選択部2と、特定のアイテムに対応するサイドアイテムを表示するサイドアイテム表示・選択部3と、選択された特定アイテムの価格に相当する金銭を投入するコイン投入口8及び紙幣挿入口5と、コイン投入と紙幣の挿入を解除するリジェクトボタン4と、つり銭がある場合に押すつり銭ボタン6と、つり銭を払出すつり銭口7と、決済された特定のアイテムに係る情報を記録した券を取り出す券取出口9と、制御ボードや電源装置等を収納する収納部10と、を備えて構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動券売機に関し、特に、アイテムに対応したサイドアイテム選択ボタンの位置を明示して操作性を改善した自動券売機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、省力化の観点から、従来人間が行っていた券の発行を自動的に行う自動券売機が駅舎、或いは食堂、レストラン等で多く実用化されている。この種の自動券売機は、商品名(アイテム名)、価格等を表示したアイテムシートを備えたアイテム表示部を備え、利用者が希望するアイテム表示部自体、或いはアイテム表示部に近接配置されたスイッチをオンすることにより、希望する商品に係る券を発行してもらうことができる。しかし、自動券売機によってはアイテムの種類が多く、選択するときに操作に手間取るといった問題が発生する。
このような自動券売機において、顧客の選択操作を容易にする従来技術として、特許文献1には、大分類ボタンを設け、この大分類ボタンを押すと、アイテムボタンのうち、例えば「どんぶり」に関するアイテムのみの背面照明が点灯して他は消灯することにより、特定のアイテムの選択操作が容易となる自動販売機について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−208059公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示されている従来技術は、単品アイテムを扱う場合にはよいが、サイドアイテムを用意して割引サービスを行う場合には、十分に客を誘導することができない。また、大分類ボタンを通常のアイテムボタンとは別個に設ける必要がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、各アイテムと対応するサイドアイテムを設け、特定のアイテムが選択されたときに対応するサイドアイテムに係るサイドアイテム表示部の表示色をアイテム表示部の表示色と異なる色で表示させ、当該サイドアイテムを選択した場合に、サイドアイテムを単独で選択した場合より価格を割り引いて提供することにより、顧客に割引対象のサイドアイテムを容易に認識させることができる自動券売機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、アイテム表示部、前記アイテム表示部に対応して配置されたアイテム選択スイッチ、及び前記アイテム表示部を照明する照明手段を有したアイテム表示・選択部を複数備え、特定の前記アイテム選択スイッチが操作された時に特定のアイテムに係る券を発行する自動券売機であって、前記特定のアイテムに対応するサイドアイテムを表示するサイドアイテム表示部、前記サイドアイテム表示部に対応して配置されたサイドアイテム選択スイッチ、及び前記サイドアイテム表示部を照明する照明手段を有したサイドアイテム表示・選択部と、前記アイテム選択スイッチが操作されたときに、該アイテムに対応するサイドアイテムに係る前記サイドアイテム表示部の表示色を前記アイテム表示部の表示色と異なる色で表示し、特定のサイドアイテム選択スイッチが操作されると、該サイドアイテムの正規価格から所定価格を減額したサイドアイテム券を発行する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
自動券売機に多くのアイテムが備えられている場合、1つのアイテムを探すだけでも手間がかかることがある。ましてや、複数のアイテムを選択する場合はなおさら多くの時間を要する。この原因は、アイテム表示・選択部の配列に起因する場合が多いが、それだけではなく、自動券売機側に顧客を誘導するための工夫がなく、一方的に顧客の選択に任せている点にもある。そこで本発明では、アイテム選択スイッチが操作されたときに、このアイテムに対応するサイドアイテムに係るサイドアイテム表示部の表示色をアイテム表示部の表示色と異なる色で表示し、特定のサイドアイテム選択スイッチが操作されると、このサイドアイテムの正規価格から所定価格を減額したサイドアイテム券を発行する。これにより、顧客をサイドアイテムに誘導することができると共に、選択するスイッチの位置を明示して操作性を向上することができる。
【0007】
請求項2は、前記制御手段は、前記サイドアイテム表示部が前記アイテム表示部と同じ色で表示されているときに、特定のサイドアイテム選択スイッチが操作されると、前記正規価格のサイドアイテム券を発行することを特徴とする。
自動券売機がデフォルト状態のときは、アイテム表示部と、サイドアイテム表示部の表示色は同じ色である。このとき、単独でサイドアイテム選択スイッチが操作されると、割引対象のサイドアイテムではないと判断して、正規価格のサイドアイテム券を発行する。これにより、特定のアイテムが選択されたときのサイドアイテムとの区別を明確にすることができる。
【0008】
請求項3は、前記制御手段は、前記アイテム選択スイッチが操作されたときに、該アイテムに対応するサイドアイテムに係る投入金額の残額を計算し、該残額が前記サイドアイテムを購入する金額に達していない場合は、該サイドアイテム表示部の表示を点滅することを特徴とする。
アイテム選択スイッチが操作されたときに、そのアイテムに対応するサイドアイテム表示部を異なる表示色で点灯する。このとき、投入された金額からアイテムの価格を引いた残額が、サイドアイテムを購入する金額に達していない場合は、その旨をサイドアイテム表示部の表示を点滅することにより報知する。これにより、利用者は残金が不足していることを即座に認識することができる。
【0009】
請求項4は、前記制御手段は、前記アイテム選択スイッチが操作されたときに、該アイテムに対応するサイドアイテムに係るサイドアイテム選択スイッチが所定の時間経過しても操作されない場合、該サイドアイテム表示部の表示を消灯して前記サイドアイテム選択スイッチの操作を無効とすることを特徴とする。
アイテム選択スイッチを操作して、それに対応するサイドアイテム表示部が点灯しても、サイドアイテムが選択されない場合もある。そのような時は、所定時間経過後にサイドアイテム表示部を消灯する。これにより、操作遅延による稼働率の低下を低減することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、アイテム選択スイッチが操作されたときに、このアイテムに対応するサイドアイテムに係るサイドアイテム表示部の表示色をアイテム表示部の表示色と異なる色で表示し、特定のサイドアイテム選択スイッチが操作されると、このサイドアイテムの正規価格から所定価格を減額したサイドアイテム券を発行するので、顧客を別のアイテムに誘導することができると共に、選択するスイッチの位置を明示して操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係る自動券売機の外観を示す図である。
【図2】本発明の自動券売機の機能を示すブロック図である。
【図3】(a)及び(b)は、アイテム表示・選択部が選択されたときに、それに対応するサイドアイテム表示・選択部が点灯した状態を表す図である。
【図4】(a)は、アイテム表示・選択部の構成を示す断面図、(b)は、サイドアイテム表示・選択部の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の自動券売機の動作について説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施形態に係る自動券売機の外観を示す図である。本発明の自動券売機1は、複数のアイテムに係る情報を表示するアイテム表示・選択部2と、特定のアイテムに対応するサイドアイテムを表示するサイドアイテム表示・選択部3と、選択された特定アイテムの価格に相当する金銭を投入するコイン投入口8及び紙幣挿入口5と、コイン投入と紙幣の挿入を解除するリジェクトボタン4と、つり銭がある場合に押すつり銭ボタン6と、つり銭を払出すつり銭口7と、決済された特定のアイテムに係る情報を記録した券を取り出す券取出口9と、制御ボードや電源装置等を収納する収納部10と、を備えて構成されている。尚、本実施形態では、コイン投入口8、リジェクトボタン4、紙幣挿入口5、つり銭ボタン6、及びつり銭口7を含めて金銭処理部12(図2参照)と呼ぶ。尚、サイドアイテムとは、選択されたアイテム(メニュー)を選択したときに、そのアイテムを引き立たせる別のアイテムをいい、サイドアイテムの中から任意に選択可能なアイテムであり、予めセットとして組み合わされたセットアイテム(例:定食メニュー)とは異なるものである。また、本発明の自動券売機1の通常の発券動作については、既に公知であるので説明は省略する。
【0013】
図2は本発明の実施形態に係る自動券売機の機能を示すブロック図である。本発明の自動券売機1は、特定のアイテム価格についての決済を行なう金銭処理部12と、金銭処理部12により決済された特定のアイテムに係る情報を記録した券を発行する券発行部13と、図4に示すように、アイテムを表記したシート31をシート保持部32に保持したアイテム表示部33、アイテム表示部33に対応して配置されたアイテム選択スイッチ34、及びアイテム表示部33を照明する照明手段35を有したアイテム表示・選択部2と、サイドアイテムを表記したシート31aをシート保持部32aに保持したサイドアイテム表示部33a、サイドアイテム表示部33aに対応して配置されたサイドアイテム選択スイッチ34a、及びサイドアイテム表示部33aを照明する照明手段35aを有したサイドアイテム表示・選択部3と、アイテム選択スイッチ34が操作されたときに、アイテムに対応するサイドアイテムに係るサイドアイテム表示部33aの表示色をアイテム表示部33の表示色と異なる色で表示し、特定のサイドアイテム選択スイッチ34aが操作されると、このサイドアイテムの正規価格から所定価格を減額してサイドアイテム券を発行する制御部(制御手段)11と、を備えて構成されている。例えば、アイテムのシート31には「かつ丼(大)700円」と表記され、それに対応するサイドアイテムのシート31aには、「サラダ 通常100円 割引50円」と表記されている。従って、「かつ丼(大)700円」を選択すると、サラダが50円で購入することができる。
【0014】
図3は、アイテム表示・選択部が選択されたときに、それに対応するサイドアイテム表示・選択部が点灯した状態を表す図である。図3では、例えば「定食A 800円」のアイテム表示・選択部2aを操作すると、アイテム表示・選択部2aのアイテム表示部が所定の表示色に点灯する。それにより、アイテム表示・選択部2aに対応したサイドアイテム表示・選択部3a、3b、3cがアイテム表示・選択部2aと異なる表示色で点灯する。例えば、サイドアイテム表示・選択部3aが、「サラダ、通常100円、割引50円」、3bが「コーヒー、通常200円、割引100円」、3cが「ジュース、通常150円、割引80円」の場合、サイドアイテムとして、サイドアイテム表示・選択部3bを選択すると、割引100円のサイドアイテム券(コーヒー券)が発行される。尚、本実施形態では、サイドアイテム表示・選択部3a、3b、3cがそれぞれ離れて配置されているが、サイドアイテム表示・選択部を1箇所に集約して配置するようにしても良い。
【0015】
自動券売機に多くのアイテムが備えられている場合、1つのアイテムを探すだけでも手間がかかることがある。ましてや、複数のアイテムを選択する場合はなおさら多くの時間を要する。この原因は、アイテム表示・選択部の配列に起因する場合が多いが、それだけではなく、自動券売機側に顧客を誘導するための工夫がなく、一方的に顧客の選択に任せている点にもある。そこで本実施形態では、アイテム選択スイッチ34が操作されたときに、このアイテムに対応するサイドアイテムに係るサイドアイテム表示部33aの表示色をアイテム表示部33の表示色と異なる色で表示し、特定のサイドアイテム選択スイッチ34aが操作されると、このサイドアイテムの正規価格から所定価格を減額したサイドアイテム券を発行する。これにより、顧客をサイドアイテムに誘導することができると共に、選択するスイッチの位置を明示して操作性を向上することができる。
また、自動券売機がデフォルト状態のときは、アイテム表示部33と、サイドアイテム表示部33aの表示色は同じ色である。このとき、単独でサイドアイテム選択スイッチ34aが操作されると、割引対象のサイドアイテムではないと判断して、正規価格のサイドアイテム券を発行する。これにより、特定のアイテムが選択されたときのサイドアイテムとの区別を明確にすることができる。
【0016】
図4(a)は、アイテム表示・選択部の構成を示す断面図、図4(b)は、サイドアイテム表示・選択部の構成を示す断面図である。
個々のアイテム表示・選択部2は、図4(a)に示すように各アイテムに係る関連情報を表示したアイテムシート31を着脱自在に保持するシート保持部32を備え、各LED35は、複数色(Y、R、W)のうちの任意の一色を表示色として選択的に発光可能な構成を備えている。尚、図4(b)に示すサイドアイテム表示・選択部3は、構成がアイテム表示・選択部2と全く同じであり、符号の末尾にaを付して区別する。
制御部(制御手段)11は、アイテム選択スイッチ34が操作されたときに、アイテムに対応するサイドアイテムに係るサイドアイテム表示部33aの表示色をアイテム表示部33の表示色と異なる色で表示し、特定のサイドアイテム選択スイッチ34aが操作されると、サイドアイテムの正規価格から所定価格を減額したサイドアイテム券を発行する。
【0017】
図5は本発明の実施形態に係る自動券売機の動作について説明するフローチャートである。
まず、自動券売機1の紙幣挿入口5、又はコイン投入口8に現金が投入されると(S1でY)、自動券売機1は購入可能状態となりアイテム表示・選択部2とサイドアイテム表示・選択部3を同じ表示色で表示する(S2)。ここで、利用者がアイテム表示・選択部2、或いはサイドアイテム表示・選択部3から特定のアイテム、又はサイドアイテムを選択すると(S3でY)、そのアイテムに対応した券を券取出口9から発行する(S4)。ここで、特定のアイテムが選択されると、そのアイテムの券が発行され、特定のサイドアイテムが選択されると、そのサイドアイテムの券が発行される。
【0018】
例えば、利用者が特定のアイテムを選択した場合は、そのアイテムに対応するサイドアイテムが有る場合は(S5でY)、ステップ1で投入した現金からアイテム価格を減算して、残額で購入可能か否かをチェックする(S6)。購入可能な場合は、そのサイドアイテム表示・選択部3を点灯する(S7)。このとき、表示色はアイテム表示・選択部2の表示色とは異なる表示色で点灯する。利用者は点灯されたサイドアイテム表示・選択部3の中からサイドアイテムを選択すると(S8でY)、そのサイドアイテムの通常価格から所定の額を割り引いた割引価格のサイドアイテム券を券取出口9に発行する(S9)。ここで、つり銭があると(S10でY)、つり銭ボタン6を操作して(S11でY)、つり銭口7からつり銭を出金する(S12)。つり銭ボタン6が操作されるまで、つり銭がある旨を報知する(S17)。
【0019】
尚、ステップS1で現金を投入したが、アイテムを所定の時間が経過しても選択しない場合は、タイムオーバーとなって(S14でY)、投入した現金を返金する(S13)。また、ステップS5で当該アイテムに対応するサイドアイテムが無い場合は(S5でN)、ステップS10に進む。また、ステップS6でアイテム表示・選択部2でアイテムが選択され、残金がサイドアイテムを購入する金額に達していない場合(S6でN)、サイドアイテム表示部33aの表示色をアイテム表示・選択部2の表示色とは異なる色で表示して、ランプを点滅する(S18)。ここで、利用者が現金を追加した場合は(S19でY)ステップS6に戻るが、所定の時間経過しても現金を追加しない場合は(SS19でN)、タイムオーバーとなり(S20でY)、サイドアイテム表示部33aを消灯して(S21)、ステップS10に進む。また、ステップS8でサイドアイテムが選択されない場合は(S8でN)、タイムオーバーとなって(S15でY)、サイドアイテム表示部33aを消灯して(S16)、ステップS10に進む。
【0020】
以上のとおり、アイテム選択スイッチ34が操作されたときに、そのアイテムに対応するサイドアイテム表示部33aを異なる表示色で点灯する。このとき、投入された金額からアイテムの価格を引いた残額が、サイドアイテムを購入する金額に達していない場合は、その旨をサイドアイテム表示部33aの表示を点滅することにより報知する。これにより、利用者は残金が不足していることを即座に認識することができる。
また、アイテム選択スイッチ34を操作して、それに対応するサイドアイテム表示部33aが点灯しても、サイドアイテムが選択されない場合もある。そのような時は、所定時間経過後にサイドアイテム表示部33aを消灯する。これにより、操作遅延による稼働率の低下を低減することができる。
以上、自動券売機について本発明を適用した例について説明したが、本発明は自動券売機に限らず、自動販売機等の各アイテム毎にアイテム名や価格が表示された機器であれば同様に本発明を適用することは可能である。
【符号の説明】
【0021】
1 自動券売機、2 アイテム表示・選択部、3 サイドアイテム表示・選択部、4 リジェクトボタン、5 紙幣挿入口、6 つり銭ボタン、7 つり銭口、8 コイン投入口、9 券取出口、10 収納部、11 制御部、12 金銭処理部、13 券発行部、31 アイテムシート、31a サイドアイテムシート、32、32a シート保持部、33 アイテム表示部、33a サイドアイテム表示部、34 アイテム選択スイッチ、34a サイドアイテム選択スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アイテム表示部、前記アイテム表示部に対応して配置されたアイテム選択スイッチ、及び前記アイテム表示部を照明する照明手段を有したアイテム表示・選択部を複数備え、特定の前記アイテム選択スイッチが操作された時に特定のアイテムに係る券を発行する自動券売機であって、
前記特定のアイテムに対応するサイドアイテムを表示するサイドアイテム表示部、前記サイドアイテム表示部に対応して配置されたサイドアイテム選択スイッチ、及び前記サイドアイテム表示部を照明する照明手段を有したサイドアイテム表示・選択部と、
前記アイテム選択スイッチが操作されたときに、該アイテムに対応するサイドアイテムに係る前記サイドアイテム表示部の表示色を前記アイテム表示部の表示色と異なる色で表示し、特定のサイドアイテム選択スイッチが操作されると、該サイドアイテムの正規価格から所定価格を減額したサイドアイテム券を発行する制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動券売機。
【請求項2】
前記制御手段は、前記サイドアイテム表示部が前記アイテム表示部と同じ色で表示されているときに、特定のサイドアイテム選択スイッチが操作されると、前記正規価格のサイドアイテム券を発行することを特徴とする請求項1に記載の自動券売機。
【請求項3】
前記制御手段は、前記アイテム選択スイッチが操作されたときに、該アイテムに対応するサイドアイテムに係る投入金額の残額を計算し、該残額が前記サイドアイテムを購入する金額に達していない場合は、該サイドアイテム表示部の表示を点滅することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動券売機。
【請求項4】
前記制御手段は、前記アイテム選択スイッチが操作されたときに、該アイテムに対応するサイドアイテムに係るサイドアイテム選択スイッチが所定の時間経過しても操作されない場合、該サイドアイテム表示部の表示を消灯して前記サイドアイテム選択スイッチの操作を無効とすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の自動券売機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−37475(P2013−37475A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−171938(P2011−171938)
【出願日】平成23年8月5日(2011.8.5)
【出願人】(305027456)ネッツエスアイ東洋株式会社 (200)
【Fターム(参考)】