説明

自動化折り畳み式広告方法

【課題】広告業者にとって有効的であり、そしてユーザーが嫌な感じをしないインターネット広告を提供する。
【解決手段】比較的短い時間が経過すると、自動的に閉じるか折り畳まれる広告モジュール150が備えられる。広告モジュールの広告ブロックは、ウェブページ101のアニメーションや静的文字や図柄が含有される。ウェブページがロードされている時、広告モジュールがユーザーのブラウザーのウィンドウ上に表示される。ウェブページが完全にロードされると、或いは、予めに設定された時間が経過すると、広告モジュールは自動的に折り畳まれるか消える。広告モジュールが折り畳まれた後、小さいアイコン155が表示され、そのためユーザーが該アイコンをクリックすることにより、再び広告を開くことができる。ユーザーが該アイコンをクリックすると、広告モジュールが元の広告に展開される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は広告に関し、特にウェブページがロードされる時、自動化折り畳み式広告ブロックを有するウェブページが表示されて、所定の時間区間が経過すると、それを表示することを停止するインターネットの自動化折り畳み式広告方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークの従来の広告方式は、バナー広告(banner ads)とポップアップ式広告(pop−up advertisements)がある。バナー式広告は、ウェブページの上端に設置され、また、繰り返してユーザーが見る各ページの上端に表示される。このような広告は各ページ上に表示され、ユーザーがいつでも該広告が目に付くため嫌な感じがする。
【0003】
また、スクリーンリアルエステート(screen real estate)上にバナー広告を保留することは無駄なことであり、それはもっとも価値のあるスクリーン領域がウェブページの上端であるためである。当該領域に広告を表示することではなく、価値のあるウェブサイトコンテンツを表示すべきである。
【0004】
また、ウェブサイト上の正味のコンテンツを見る場合、ユーザーが下へページをスクロールしなければならない。このような方式は、コンテンツをサーチするユーザーにとって不便である。
【0005】
ポップアップ式広告は、新規に元のページの前にウィンドウをポップアップする広告方式である。ユーザーはウェブサイトのコンテンツを見るため、手動でポップアップされた広告ウィンドウをクローズしなければならない。このような方式はユーザーを怒らせ、特にユーザーが該ウェブサイトの複数のページをブラウズする場合である。そのため、ユーザーはポップアップ式広告を利用するウェブサイトを避ける傾向がある。
【0006】
また、例えばMozilla FirefoxやMicrosoft Internet Explorer等のウェブサイトブラウザーは、ポップアップウィンドウを防止するためのオプションやソフトが付いている。ユーザーがそのようなタイプの広告を見たくない場合、ポップアップ式広告は滅多に役に立たない。
【0007】
既存のインターネットに利用される広告の方式は、ユーザーにとって好ましくないため、その結果、ウェブサイトのスポンサーや広告主に不利である。例えば、ユーザーは広告のため怒ると、その怒気を広告主に移転して、広告主の製品を購入することを拒絶したり、広告主とその製品を憎んだりする。その結果として、広告主はお金の無駄だけでなく、販売チャンスを失ってしまう。
【0008】
そのため、インターネットは、ユーザーにとって邪魔や嫌な感じのない広告と効率が高い広告が要求される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は広告業者にとって有効的であり、そしてユーザーが嫌な感じをしないインターネット広告を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る方法は、短い時間区間が経過すると、自動的に閉じられるか折り畳まれる広告モジュールが含有される。広告モジュールの広告領域は、ウェブページアニメーションや静的文字と図柄が含まれる。ウェブページがロードされる時、広告モジュールがユーザーのブラウザーのウィンドウ上に表示される。ウェブページがロードされた後、広告モジュールが折り畳まれるか消える。
【0011】
本発明の具体的の実施例において、広告モジュールは、ウェブページが完全にロードされるまで表示される。本発明の他の具体的な実施例において、広告が予めに設定された時間区間に表示され、例えば2か3秒である。
【0012】
広告は非常に短い時間内に表示されるため、ユーザーが嫌がることがない。また、広告が折り畳まれるか消えるため、価値があるスクリーンリアルエステートを無駄することがない。広告が折り畳まれた後、ウェブページはウェブサイト設計者による元の設計により表示される。
【0013】
ユーザーは、一般的にウェブページをロードと表示するために数秒を待つ。ユーザーがそれを待つ時間は何にもできないため無駄である。本発明によれば、ウェブページをロードする時間内に広告が表示され、またウェブページが完全にロードされると広告が消える。広告業者にとって有利であり、それは無駄にされた時間を利用できるのである。
【0014】
広告モジュールが折り畳まれた後、小さいアイコンとして表示されるため、ユーザーが該アイコンをクリックすると、再び広告が表示される。ユーザーが該アイコンをクリックすると、広告モジュールが元の広告を表示する。このような方法によれば、ユーザーは興味のない広告を見なくてすみ、興味のある広告だけを見ることができ嫌がることがない。
【0015】
本発明の具体的な実施例によれば、ユーザーがアイコンをクリックして再び広告を開くことが記録される。広告を再び開くユーザーの数やパーセンテージが収集され、販売担当者に参考データとして提供できる。この具体的な実施例において、再び広告を開くユーザーの数はウェブサイト経営者の報酬の基準となる。
【0016】
本発明の他の具体的な実施例において、広告モジュールはミニ型ウェブサイトが含有される。この具体的な実施例は、ユーザーが広告モジュールを開く時、ナビメニューを有するウェブサイトが広告モジュールと同じ大きさで表示される。広告モジュールがウェブページに比較するとやや小さいが、ミニであるウェブサイトにより、簡素な情報を提供するに有利である。本質上、本具体的な実施例は、ウェブページ内に位置するウェブサイトが含有される。そのため、ユーザーが元のウェブサイトから離れなくても、ウェブページ内でブラウズできるため、ウェブサイト経営者はユーザーをキープできる。ユーザーが広告をクリックする時、従来の方法では、ユーザーが元のウェブサイトから離れる。しかしながら、本発明の方法によれば、広告や外部のウェブページ或いは他のウェブサイトをブラウズする時、ユーザーが元のウェブサイトに滞在する。
【0017】
本具体的な実施例において、ミニ型ウェブサイトに、典型のウェブサイトに類似するナビメニューが含有される。ユーザーは必要とするメニューオプションをクリックすると、該ミニ型ウェブサイトの他のミニ型ウェブページを見ることができる。広告モジュールのウィンドウデータのサイズが小さいため、適当に且つ有効的に表示される。
【0018】
本発明の具体的な実施例において、広告モジュールに表示された広告は、所定の対象をターゲットとする。例えば、ユーザーがある歌手の情報のウェブページのハイパーリンクが含有される連結をクリックすると、広告や該歌手に関する音楽、コンサート或いはレコードが表示されて、選択して購入することができる。これにより、広告業者が有効に、そのようなタイプの広告に興味があるユーザーをターゲットとするように選別できる。この方式によれば、広告業者は興味がない対象に対して放送する無駄の広告コストを節約できる。
【0019】
以下、具体的な実施例を挙げて、本発明の目的や技術コンテンツ、特長及び達成できる効果について詳しく説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図面を参照しながら本発明について説明するが、図において同じ部分や類似する部分について、同じ符号が付いている。また、以下の説明においてモジュール式で本発明の精神を説明する。
【0021】
図1は、本発明に係わる広告モジュールを応用するウェブサイトのホームページの具体的な実施例の概念図である。
【0022】
図1のように、ホームのページ100は、ナビメニュー(navigation menu)110と表題領域(headlines section)120、メタタグ領域(meta tags section)130及びコンテンツリンク領域(content links section)140が備えられる。ナビメニュー110は、オプション(options)や、各ウェブサイトのウェブページへのリンク(links)を提供する。表題領域120は、重要なデータが表示される。メタタグ領域130は、いろいろのコンテンツへのリンクや一般のサーチアイテムが表示される。コンテンツリンク領域140は、付属ウェブサイトのコンテンツへのリンクが表示される。
【0023】
図2は、本発明に係わる広告モジュールを利用するウェブページの具体的な実施例の概念図である。
【0024】
ユーザーがウェブページ上のハイパーリンクをクリックすると、新規のウェブページ101が表示される。当該新規のウェブページ101は、メニュー110とコンテンツリンク領域140及び広告モジュール150が備えられる。本具体的な実施例において、広告モジュールが、スクリーンに対して比較的に小さい領域である。
【0025】
ウェブページ101がロードされると、広告モジュール150が即時に表示される。本発明の具体的な実施例において、広告モジュール150は、ウェブページ101がロードされている時表示される。本発明の他の具体的な実施例において、広告モジュール150は、予めに設定された時間区間内、例えば、2や3秒、表示される。
【0026】
図3は、本発明に係る折り畳み式広告モジュールを利用するウェブページの具体的な実施例の概念図である。
【0027】
広告が表示された後、広告モジュール150は折り畳まれるか消える。アイコン155が表示されて、ユーザーは再び広告モジュール150を開くことができる。ユーザーがアイコン155をクリックすると、広告モジュール150は元のサイズに展開される。その結果、広告に興味があるユーザーは再び広告を見ることができる。広告に興味がないユーザーは、再び広告を見ないため嫌がることがない。ユーザーが広告を見終えると、ユーザーがアイコンをクリックすれば、広告モジュールが折り畳まれる。
【0028】
本発明の具体的な実施例において、広告モジュールの広告は一回だけ表示される。広告を見た後、同じ広告を備えるウェブページがロードされたあと、広告が2度は表示されることはない。これにより、ユーザーが同じ広告を2度に見ることがない。
【0029】
図4と図5は、本発明に係わる広告モジュールを利用するウェブページの具体的な実施例の概念図である。
【0030】
本具体的な実施例において、広告モジュール150は、全スクリーンのサイズである。ウェブページ101がロードされている時、該全スクリーンである広告が、広告モジュール150上に表示される。ウェブページ101が完全にロードされると、或いは、予めに設定された時間区間を経過すると、広告モジュール150は自動的に折り畳まれる。アイコン155は表示され、ユーザーがそれをクリックして、再び広告モジュール150を開くことができる。
【0031】
図6は、本発明のミニ型ウェブサイトを有するウェブページの実施例の概念図である。
【0032】
本発明の具体的な実施例において、広告モジュール150は、ミニナビメニュー151とミニウェブサイトコンテンツ152が備えられる。ミニナビメニュー151上の各オプションをクリックすることにより、ユーザーが該ミニウェブサイトの全コンテンツをブラウズできる。
【0033】
本具体的な実施例において、ユーザーが、元のウェブサイトから離れず、他のコンテンツ提供者や他のウェブサイト経営者が提供するコンテンツをブラウズできる。これにより、ウェブサイト経営者は、ユーザーがウェブサイトから離れず、ユーザーを自分のウェブサイト上に残させることができる。
【0034】
本発明の具体的な実施例において、広告モジュールはターゲット広告(targeted advertising)を利用する。ユーザーが所定のハイパーリンクをクリックすると、表示された広告は、該ハイパーリンクされたコンテンツに対称的であるか協調的である。
【0035】
本発明の他の具体的な実施例において、ウェブページは複数の広告モジュールが備えられる。モジュールが自動的に折り畳まれる前、各モジュールはウェブページがロードされている時間内や、予めに設定された時間区間内表示される。
【0036】
本発明の具体的な実施例において、広告モジュールは、広告モジュールの所定の広告やコンテンツを見つけるためのサーチエンジンが備えられる。これにより、ユーザーが見たことがあり、もう一回見たい広告やコンテンツをサーチできる。
【0037】
以上は、ただ、本発明のより良い実施例であり、本発明はそれによって制限されることが無く、本発明に係わる特許請求の範囲や明細書のコンテンツに基づいて行った等価の変更や修正は、全てが本発明の特許請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明に係わる広告モジュールを利用するウェブサイトのホームページの具体的な実施例の概念図
【図2】本発明に係わる広告モジュールを利用するウェブページの具体的な実施例の概念図
【図3】本発明に係わる折り畳み式広告モジュールを有するウェブページの具体的な実施例の概念図
【図4】本発明に係わる広告モジュールを有するウェブページの具体的な実施例の概念図
【図5】本発明に係わる広告モジュールを有するウェブページの具体的な実施例の概念図
【図6】本発明に係わるミニ型ウェブサイトを有するウェブページの実施例の概念図
【符号の説明】
【0039】
100 ホームのページ
101 ウェブページ
110 ナビメニュー
120 表題領域
130 メタタグ領域
140 コンテンツリンク領域
150 広告モジュール
151 ミニナビメニュー
152 ミニウェブサイトコンテンツ
155 アイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブページに自動化折り畳み広告モジュールを示すことを特徴とする、自動化折り畳み式広告方法。
【請求項2】
ウェブサイトが完全にロードされると、該広告モジュールが折り畳まれることを特徴とする、請求項1に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項3】
所定の時間区間が経過すると、該広告モジュールが折り畳まれることを特徴とする、請求項1に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項4】
該広告モジュールは、3秒内に折り畳まれることを特徴とする、請求項1に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項5】
更に、アイコンが示され、ユーザーが再び該広告モジュールを開くことができることを特徴とする、請求項1に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項6】
広告が該広告モジュールにより表示されることを特徴とする、請求項1に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項7】
該広告は一回だけ表示されることを特徴とする、請求項6に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項8】
ユーザーが再び広告モジュールを開くパーセンテージや数は、記録されることを特徴とする、請求項5に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項9】
該広告は該ウェブページのコンテンツに関することを特徴とする、請求項6に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項10】
該広告モジュールは、ミニ型ウェブサイトが含有されることを特徴とする、請求項1に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項11】
ウェブページがロードされる時、該ウェブページに広告モジュールが示される自動化折り畳み該広告モジュールが含有されることを特徴とする、自動化折り畳み式広告方法。
【請求項12】
該ウェブページが完全にロードされると、該広告モジュールが折り畳まれることを特徴とする、請求項11に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項13】
所定の時間区間が経過すると、該広告モジュールが折り畳まれることを特徴とする、請求項11に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項14】
該広告モジュールは、3秒内に折り畳まれることを特徴とする、請求項11に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項15】
更にアイコンが表示され、ユーザーが再び該広告モジュールを開くことができることを特徴とする、請求項11に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項16】
広告が該広告モジュールにより表示されることを特徴とする、請求項11に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項17】
該広告は一回だけ表示されることを特徴とする、請求項16に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項18】
ユーザーが再び広告モジュールを開くパーセンテージや数は、記録されることを特徴とする、請求項15に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項19】
該広告は該ウェブページのコンテンツに関することを特徴とする、請求項16に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項20】
該広告モジュールはミニ型ウェブサイトが含有されることを特徴とする、請求項11に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項21】
ウェブページがロードされる時、該ウェブページに表示される広告モジュールと、自動折り畳み該広告モジュールと、ユーザーが再び該広告モジュールを開くために表示されるアイコンとが含有されることを特徴とする、自動化折り畳み式広告方法。
【請求項22】
該ウェブページが完全にロードされると、該広告モジュールが折り畳まれることを特徴とする、請求項21に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項23】
所定の時間区間が経過すると、該広告モジュールが折り畳まれることを特徴とする、請求項21に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項24】
該広告モジュールは3秒内に折り畳まれることを特徴とする、請求項21に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項25】
広告が該広告モジュールに表示されることを特徴とする、請求項21に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項26】
該広告は一回だけ表示されることを特徴とする、請求項25に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項27】
ユーザーが再び広告モジュールを開くパーセンテージや数は、記録されることを特徴とする、請求項21に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項28】
該広告は該ウェブページのコンテンツに関することを特徴とする、請求項25に記載の自動化折り畳み式広告方法。
【請求項29】
該広告モジュールは、ミニ型ウェブサイトが含有されることを特徴とする、請求項21に記載の自動化折り畳み式広告方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−97010(P2008−97010A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−264228(P2007−264228)
【出願日】平成19年10月10日(2007.10.10)
【出願人】(505345934)年代数位媒体股▲ふん▼有限公司 (21)
【Fターム(参考)】