説明

自動取引装置

【課題】
利用者の操作性を損ねることなく、スキミング装置によるカード情報の窃取を防止すことができる自動取引装置を提供することにある。
【解決手段】
カード挿入口14aに、カード61の搬送を妨げるストッパ14bを取り付け、カード61を返却する場合に、ストッパ14bが装置外部に移動してカード61を返却する構成とすることで、カード挿入口14aにスキミング装置が取り付けられている場合には、ストッパ14bがスキミング装置により自動取引装置の外部に移動できず、媒体返却ができなくなるようにすることで、スキミング装置の存在を検出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金融機関等に設置され、利用者の操作により、現金の入出金等の取引を行う自動取引装置に関するものであり、特に、取引中におけるカード情報の窃取防止に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ATM(Automated Teller Machine)など金融自動取引装置の利用の拡大に伴い、偽造カードによる不正取引が大きな社会問題となっている。
【0003】
特に、自動取引装置のカード挿入口の形状に似せた不正にカード情報読み取る装置(以下、スキミング装置という。)をカード挿入口に取り付け、利用者が取引時にカード挿入口にカードを挿入することで、利用者に気付かれることなくカード情報を窃取し、偽造カードを作成する手口が数多く報告されている。
【0004】
このような、スキミング装置によるカード情報の窃取を防止する手段として、カード挿入口付近を所定パターンで発光させ、その発光態様を画面に表示し、その発光態様が一致していることで、スキミング装置が取り付けられていないことを利用者に判断させる方式が提案されている。
【0005】
従来の装置としては、例えば、特開2007-279877号公報(特許文献1)に示される自動取引装置が提案されている。
【0006】
【特許文献1】特開2007-279877号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載された自動取引装置を利用する場合、カード挿入口付近の発光態様と画面に表示されている発光態様が一致していることの確認を行う必要があり、自動取引装置の操作性を損ねることになる。また、カード挿入口付近の発光状態を検知して、その発光状態と同一の発光を行う機能を持ったスキミング装置が取り付けられた場合には、利用者はスキミング装置が取り付けられていないと判断して、装置を利用し、カード情報を窃取される可能性がある。
【0008】
本発明の目的は、利用者の操作性を損ねることのない簡素な構造により、スキミング装置による情報の窃取を防止する自動取引装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明は、自動取引装置において、記録媒体を挿入する挿入口と、記録媒体から情報を読み取る情報読み取り手段と、情報読み取り手段が、記録媒体から情報を読み取る場合に記録媒体を保持する媒体保持位置と、前記挿入口と前記媒体保持位置との間で記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段により記録媒体が搬送される搬送路上に配置されたストッパとを備え、搬送手段が記録媒体を返却する場合に、ストッパが自動取引装置の外部に移動し、前記記録媒体が搬送される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、利用者の操作性を損ねることなく、スキミング装置による情報の窃取を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図1〜図6を用いて、本発明の一実形態を説明する。本実施形態は、金融機関などに設置されるATMのような自動取引装置に関するものである。
【0012】
図1は、本実施形態に係わる自動取引装置1(以下、ATM1)と通信回線3で接続されたホストコンピュータ2からなる現金取引システムの構成図である。図2は、ATM1の内部構成を示すブロック図である。図1、図2を用いて、本実施形態の各構成要素を説明する。
【0013】
ATM1は、利用者の操作により、現金の入出金等の取引を行う自動取引装置であり、操作案内を表示すると同時に利用者の入力を検出する表示入力部11と、利用明細を印刷発行する明細書発行部12と、現金の入出金を行う紙幣部13と、利用者の口座番号などの情報が記録された記録媒体であるカードを取り扱うカード部14と、通信回線3を経由してホストコンピュータと接続された通信制御部15と、これらの部位を制御する制御部20からなる。
【0014】
ホストコンピュータ2は、利用者の口座情報やカードの有効/無効情報などのデータベースを管理しており、ATM1からのこれらの情報に対する問い合わせに応答する機能と、ATM1からの要求により、カードを無効設定にする機能を持っている。
【0015】
次に、カード部14の構造について、図2、図3を用いて詳細を説明する。図3(A)はカード部14の斜視図であり、図3(B)は正面図、図3(C)は側面図である。
【0016】
カード部14は、カード61を挿入する挿入口14aと、カード61の搬送を妨げるストッパ14bと、カード61を搬送する搬送手段である搬送ローラ14eと、搬送ローラを駆動させる搬送モータ14hと、カード61の磁気情報記憶部62等の情報を読み取る情報読み取り手段である磁気ヘッド14dと、磁気ヘッド14dがカード61の磁気情報62を読み取るときにカード61が保持される位置である媒体保持位置と、カード61の返却状態などカード61の搬送状態を検出するセンサ14fと、搬送モータ14hやセンサ14fと磁気ヘッド14dを制御し上位の制御部20と通信するカード制御部14jから構成されている。また、ストッパ14bは、その上部の支点14cにてATM1のカード部14の前面14gと接続され、支点14cを中心に前後に可動し、前後に可動することで、カード61の搬送を可能な状態になる構造となっている。すなわち、ストッパ14bは、カード61が挿入口14aより挿入される場合には、点線14kのようにATM1のカード部14の内部に移動し、カード61が返却される場合には、点線14lのようにATM1のカード部14の外部に移動する。なお、ストッパ14bは、カード61の挿入、返却がない場合には、実線で描かれた位置である「もとの位置」にある。
【0017】
次に、カード取り扱い時のカード部14の動作について、図4を用いて説明する。図4(a)〜図4(c)は、スキミング装置が取り付けられていない通常の動作を示す。
【0018】
まず、カード61がカード挿入口14aから挿入されると、ストッパ14bは、カード61に付勢され、ATM1のカード部14の内側方向(B方向)に移動し、カード61が搬送可能な状態となる(図4(a))。
【0019】
さらにカード61が挿入されると、搬送ローラ14eは、カード61をカード部14の内部の媒体保持位置に搬送し、磁気ヘッド14dは、媒体保持位置にてカード61に記録された磁気情報記憶部62等の情報を読み取る。この時、ストッパ14bは、もとの位置に戻る(図4(b))。
【0020】
情報の読み取り完了後、搬送ローラ14eは、カード61をカード挿入口14aに搬送する。この時、ストッパ14bは、カード61に付勢され、ATM1のカード部14の外側方向(F方向)に可動して、ATM1のカード部14の前面より前に突出し、カード61が正しく返却される。
【0021】
すなわち、カード61を返却する際に、ストッパ14bが、カード61よりも自動機前面側に位置することにより、カード61が返却される前に、ストッパ14bが先に外部に移動することとなる。
【0022】
この時、センサ14fでは、カード61が無いことを検出し、カード61が正しく返却できたことを判別する(図4(c))。
【0023】
ここで、カード挿入口14aにスキミング装置88が取り付けられていた場合を考える。図4(d)は、図4(a)、図4(b)と同様にカード61が挿入された後、カードを返却する時の状態を示したものであり、カード挿入口14aにスキミング装置88が取り付けられている状態を示す。ストッパ14bは、カード61に押され、前方(F方向)に可動しようとするが、スキミング装置88に突き当たり、前方(F方向)に可動することができず、カード61が返却に失敗する。この時、センサ14fでは、カード61が存在することを検出し、カード61が正しく返却できなかったことを判別する(図4(d))。
【0024】
図4(a)〜図4(d)では、ストッパ14bを挿入口14aの一部に設けることにより、カード挿入口14aが、カード61の挿入される方向の安定性を維持したまま、ストッパ14bにより、スキミングを防止することが可能となる。また、前記記録媒体上にて情報を記録している部分が通過する位置にストッパ14bを備えることにより、効率的にスキミング防止を可能としている。
【0025】
対象となるカード61の記録部分が複数箇所ある場合や、スキミング装置の構造等に合わせ、ストッパ14bを複数にしても良い。また、ストッパ14bを長方形以外の形態(棒状やL字型等)にしてもよい。
【0026】
次に、利用者がATM1を利用し、取引を行う場合のATM1の動作を、図5、図6を用いて説明する。図5は、ATM1での取引処理フローの一例である。また、図6は、表示入力部11に表示される画面イメージ図である。
【0027】
まず、ATM1は、表示入力部11に、利用者が取引内容を選択する入力ボタンを配置した取引開始画面100を表示している(ステップS1)。利用者が利用したい取引内容のボタン101〜103のいずれかを押下すると、表示入力部11は、ボタン押下を検出し(ステップS2)、カードの挿入方法を説明したカード挿入案内画面110を表示入力部11に表示する(ステップS3)。
【0028】
次に、利用者がカード挿入案内画面110に従い、カードをカード挿入口14aに挿入すると、カード部14は、カードを内部に取り込み、カードに記録されている口座番号などの情報を読み取る(ステップS4)。
【0029】
次に、ATM1は、読み取った情報を、ホストコンピュータに送信し、カードの有効/無効情報をホストコンピュータ2から受け取る(ステップS5)。
【0030】
ここで、ステップS5でホストコンピュータ2から受け取ったカードの有効/無効情報により、ATM1は、処理を振り分ける(ステップS6)。
【0031】
ATM1は、カードが有効の場合には、ステップ2で利用者が選択した取引内容を実行(ステップS7)し、ステップ8に進む。一方、カードが無効の場合には、このカードでの取引ができないことを通知する通知画面120を、表示入力部11に表示し(ステップS10)、通知画面120に配置された確認ボタン121を利用者が押下すると、ステップS8に進む。
【0032】
次に、ATM1は、カード部14にて、カードの返却を行う(ステップS8)。カードの返却が正常に完了した場合は、一連の取引処理が完了し、ステップS1に戻る。一方、スキミング装置88が取り付けられていたことなどにより、カードの返却が失敗した場合は、カード挿入時にカード情報をスキミング装置により読み取られていることもあるため、カード情報とカード返却に失敗したことをホストコンピュータに通知するとともに(ステップS11)、ホストコンピュータは、当該口座の当該カードの有効/無効情報を無効に変更する(ステップS12)。次にATM1は、表示入力部11に、係員による対応が必要であることを説明する案内画面130を表示する(ステップS13)。係員によるスキミング装置の取り外しなどの復旧処理(ステップS14)が完了すると、ATM1は、ステップS1に戻る。
【0033】
本実施形態では、ストッパ14bの上部に支点14cを配置しているが、支点14cの位置を制限するものではない。例えば、支点14cをストッパ14bの中心部分に配置しても良い。図7(a)は、支点14cをストッパ14bの中心部分に配置した場合を示した図である。このような構成にした場合、カード61挿入時にストッパ14bが前後方向に移動し、スキミング装置が取り付けられている場合、カード61の挿入を抑止することが可能となる。
【0034】
また本実施形態では、ストッパ14bは、自重及びカードによる付勢に基づき移動することを前提に記載したが、ソレノイド、ばねなどの動力によりストッパ14bを移動させるものでもよい。
【0035】
ストッパ14bを自重及びカードによる付勢に基づき動作させる場合には、簡素化した構造が可能となるため各種自動取引装置に容易に設置可能となる。また、ソレノイド、ばねなどの動力によりストッパ14bを移動させる場合は、カードが媒体保持位置にある場合に、ストッパ14bは、ふらつくことなく、「もとの位置」に戻すことが可能となる。
【0036】
図7(b)は、カード挿入口14aの横方向にストッパ14bを設けた例である。カード61がカード挿入口14aに挿入される場合に、カード挿入口14aのストッパ14bが奥方向に退避する。この場合、カード61が内部に入った後に退避していたストッパ14bをカード61とカード挿入口14aの間に移動する手段(ソレノイド、ばね)を備え、カード61が返却される場合にカード61の返却より前あるいはカード61の返却と同時にストッパ14bが外部に移動する手段を備える構造であればよい。
【0037】
カード挿入口14aの横方向等にストッパ14bが退避する場合は記録媒体上にて情報を記録している部分が通過する場所に近い側にストッパ14bを設ける方がストッパ14bの移動範囲を狭くすることが可能となり、装置の小型化が可能となる。
図7(c)は、カード挿入口14aの横方向等にストッパ14bが退避する場合に、ストッパ14bの中心部に支点14cを設けた例である。カード挿入口14aの横方向等にストッパ14bが退避する場合に、ストッパ14bの中心部に支点14cを設けることにより、ソレノイド、ばね等のストッパ14bを退避するための動力を不要にすることが可能となる。
【0038】
また、カード61が装置に挿入される場合に、ストッパ14bは、挿入口14aの内側方向に移動するため、ストッパ14bが内部に入ったことを検知する検知部を備えてもよい。スキミングを行う者により、ストッパ14bを外部に出した状態でスキミング装置を取り付けられたり、ストッパ14b自体を取り外されたりした場合に、異常を検知することが可能となる。
【0039】
挿入口14aの外側周辺部等の外部から見て分かる場所に、スキミング装置を検知する異物検知装置を設置すると、スキミングを行う者がスキミング装置の構造を、異物検知装置に検知されない構造に変更することが容易となる。しかし、装置内部におけるストッパ14bの検知という間接的な方法により、異常を検知することで、スキミングを行う者が異物検知装置の設置状態に基づきスキミング装置の変更等を実施することが困難となる。
【0040】
また、ストッパ14bは、挿入口14aの内側方向に移動するため、ストッパ14bを押す動作とカード61を挿入する動作を同時に行うことが可能である。ストッパ14bが外側にしか開かないものの場合は、利用者がストッパ14bを引く動作とカード61を挿入する動作という同時には行えない二つの動作をする必要があるため、利用者の利便性に欠ける。
【0041】
また、図8は、ストッパ14bをカード部前面14gではなく、ATM1の前面部1aに取り付けた例である。ATM1の前面部1aに取り付けることで、ストッパ14bを有しない既存のカード部を使用しても、本発明を実現することが可能となり、過去の開発資産を活用でき、製品開発コストの削減などを図ることができる。
【0042】
また、金融機関などで利用される自動取引装置を一例に説明したが、例えば、クレジットカードによる支払いが可能な駅の券売機など、記録媒体を挿入して情報を読み取る機能を有する自動取引装置すべてについて適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】ATMとホストコンピュータによる取引システムのシステム構成図
【図2】ATMの内部構成を示すブロック図
【図3】カード部の構造説明図
【図4】ストッパの動作説明図
【図5】取引時のATMの動作を示すフローチャート
【図6】表示入力部に表示する画面の画面イメージ
【図7】カード部の構造説明図
【図8】カード部の構造説明図
【符号の説明】
【0044】
1・・・ATM、
2・・・ホストコンピュータ、
3・・・通信回線、
11・・・表示入力部
12・・・明細書発行部
12a・・・明細書発行口
13・・・紙幣部
13a・・・紙幣取り扱い口
14・・・カード部
14a・・・カード挿入口
14b・・・ストッパ
14c・・・支点
14d・・・磁気ヘッド
14e・・・搬送ローラ
14f・・・センサ
14g・・・カード部前面
14h・・・搬送モータ
14j・・・カード制御部
14k・・・ストッパの位置
14l・・・ストッパの位置
15・・・通信制御部
61・・・カード
62・・・磁気情報記憶部
100・・・取引開始画面
110・・・カード挿入案内画面
120・・・通知画面
130・・・案内画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体を挿入する挿入口と、
記録媒体から情報を読み取る情報読み取り手段と、
前記情報読み取り手段が、記録媒体から情報を読み取る場合に記録媒体を保持する媒体保持位置と、
前記挿入口と前記媒体保持位置との間で記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により記録媒体が搬送される搬送路上に配置されたストッパとを備え、
前記搬送手段が記録媒体を返却する場合に、前記ストッパが自動取引装置の外部に移動し前記記録媒体が搬送されることを特徴とする自動取引装置。
【請求項2】
請求項1記載の自動取引装置であって、記録媒体が自動取引装置に挿入される場合に、前記ストッパは、自動取引装置内部に移動することを特徴とする自動取引装置。
【請求項3】
記録媒体を挿入する挿入口と、
記録媒体から情報を読み取る情報読み取り手段と、
前記情報読み取り手段が、記録媒体から情報を読み取る場合に記録媒体を保持する媒体保持位置と、
前記挿入口と媒体保持位置との間で記録媒体を搬送する搬送手段と、
支点を有するストッパとを備え、
前記ストッパの一端と前記支点との間に記録媒体の前記挿入口が位置し、
前記記録媒体を自動取引装置から返却する場合に、前記ストッパは、前記支点を中心として前記ストッパの一端が挿入口の前面より前に移動することを特徴とする自動取引装置。
【請求項4】
請求項3記載の自動取引装置であって、記録媒体が自動取引装置に挿入される場合に、前記ストッパは、前記支点を中心に前記ストッパの一端が自動取引装置内側方向に移動することを特徴とする自動取引装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載の自動取引装置であって、
前記媒体保持位置に前記記録媒体がある場合に、前記ストッパは前記記録媒体よりも自動取引装置の前面側に位置することを特徴とする自動取引装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の自動取引装置であって、前記ストッパは、前記搬送手段が返却する前記記録媒体により付勢され装置外部に移動することを特徴とする自動取引装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の自動取引装置であって、前記ストッパは、前記搬送手段が返却する前記記録媒体により付勢され装置内部に移動することを特徴とする自動取引装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載の自動取引装置であって、前記ストッパは、挿入口の幅方向の一部を塞ぐように設けられていることを特徴とする自動取引装置。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれかに記載の自動取引装置であって、前記ストッパは、前記記録媒体上において情報を記録している部分が通過する位置に設けられていることを特徴とする自動取引装置。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれかに記載の自動取引装置であって、記録媒体の返却に失敗したことを検出する手段と、返却に失敗したことを外部に通知する手段を備えていることを特徴とする自動取引装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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