説明

自動車用排気タービン発電装置

【課題】排気タービンに特別な構成を付加することなく、タービン軸の機軸方向に発生するスラスト力を低減する排気タービン発電装置を提供する。
【解決手段】タービン20,30は、周方向に備えられたタービン入口21,31から排気を導入して、排気によって羽根24,34が立設されたタービン翼車23,33を回転させ、回転軸11の機軸方向に備えられたタービン出口22,32へ排気を排出するラジアル型のタービンとする。回転軸には、少なくとも二つのタービンと発電機40が配設され、前記少なくとも二つのタービンは、タービン出口が一の機軸方向に向けられた少なくとも一つのタービンと、タービン出口が一の機軸方向に背向する他の機軸方向に向けられた少なくとも一つのタービンと、で構成されており、タービン入口は、前記少なくとも二つのタービンが同一方向に回転するように、排気がそれぞれのタービンの羽根を付勢するよう配置させて構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車(以下、単に車両と記す)に搭載された内燃機関の排気によって発電を行う排気タービン発電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両に搭載された内燃機関において燃料が燃焼した後に排出される排気をエネルギとして有効に利用する方法が提案されている。例えば、内燃機関の排気管に排気タービンを備え、この排気タービンに排気を導き、排気タービンを回転させ、タービン軸に連結された発電装置によって、排気のエネルギを電気エネルギとして有効に利用する方法が提案されている(特許文献1参照)。さらに、この排気タービンの効率を高めるために、排気タービンに導入される排気の流体抵抗を減少させるスクロール型タービンや、運転状態によって変化する排気の流量を適宜制御する可変容量型タービンが提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平6−67802号公報
【特許文献2】特開2002−195046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両に搭載される排気タービン発電装置のタービンは、設置スペースが限られていることから、小型のラジアル型のタービンが多く適用されている。図10に特許文献1で開示されている小型ラジアル型タービンを適用した排気タービン発電装置の一例の断面説明図を示す。ラジアル型のタービンは図10に示すように、周方向のタービン入口(タービンスクロール)701から排気EGを導入する。そして、この排気EGはタービン翼車703に立設された羽根704を付勢して、タービン翼車703を回転させる。その後、排気EGは、タービン翼車703の子午面705に沿ってタービン軸706の機軸方向に備えられたタービン出口702から排出される構成となっている。ラジアル型のタービンを使用した場合、図10に示すようにタービン翼車703の背面(子午面705の裏面)に圧力の高い排気EGが流入してPの圧力でタービン翼車703をタービン出口702方向へ押圧する。一方、タービンから排出された排気EGは膨張し圧力Pよりも小さな圧力Pとなり、タービン翼車703をタービン出口702と反対の方向へ押圧する。圧力Pと圧力Pとの差は正となり、タービン翼車703をタービン出口702方向に押し出すスラスト力となる。従って、スラストベアリングが必要となり、その機械損失によるタービン効率の低下や、スラストベアリングの摩耗等の問題が生ずる。
【0005】
前記した問題を解決するため、特許文献1において開示された技術は、タービン翼車の背面にフィンを設け、遠心力により排気をラジアル方向に移動させて排気の流入を防ぎ、スラスト力を低減する。しかしながら、フィンがタービンハウジングに近接して配設されており、タービン翼車の軸方向のわずかな揺動によって接触するおそれがある。この接触を確実に防止するためにはスラストベアリングと同様にタービン翼車の軸方向の移動を規制するベアリングを使用する必要があった。また、タービン翼車の背面に新たにフィンを立設させることは、タービン効率低下、製造や組み付けにおいても煩雑な作業となり、性能、生産性を低下させるおそれがあった。
【0006】
本発明は前記課題を鑑みてなされたもので、排気タービンに特別な構成を付加することなく、タービン軸の機軸方向に発生するスラスト力を低減し、タービン効率を低下させることなく、エンジン負荷の低いときも十分に作動する排気タービン発電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、内燃機関の排気によってタービンを回転させて発電を行う排気タービン発電装置に関する発明である。前記タービンは、周方向に備えられたタービン入口から前記排気を導入して、前記排気によって羽根が立設されたタービン翼車を回転させ、回転軸の機軸方向に備えられたタービン出口へ前記排気を排出するラジアル型のタービンとしている。前記回転軸には、少なくとも二つの前記タービンと発電機が配設され、前記少なくとも二つのタービンは、前記タービン出口が一の機軸方向に向けられた少なくとも一つの前記タービンと、前記タービン出口が前記一の機軸方向に背向する他の機軸方向に向けられた少なくとも一つの前記タービンと、で構成されている。前記タービン入口は、前記少なくとも二つのタービンが同一方向に回転するように、排気がそれぞれのタービンの前記羽根を付勢するよう配置されている。
【0008】
かかる構成は、タービン出口が互いに背向した関係にある少なくとも二つのタービンが同一の回転軸に備えられるため、タービン内へ導入されタービン出口から排出される排気によってそれぞれのタービンが生じさせるスラスト力を互いに打ち消しあうことができる。
【0009】
前記構成において、前記回転軸には、一のタービンと、発電機と、他のタービンとが順に配設するように構成することができる。また、前記内燃機関の排気系を2系統に分割して、一の系統は前記一のタービンへ排気を導入し、他の系統は前記他のタービンへ排気を導入するように構成することができる。
【0010】
前記構成において、前記タービンは、前記タービン入口へ排気を導入する2系統以上の流路を備えたツインスクロール型とすることが好ましい。さらに、前記タービンは容量可変式タービンであって、前記タービン入口に可変フラップを備えたジェットターボ型タービン、前記ツインスクロール型の各流路に開閉可能な弁機構が設けられたタービン、前記タービン翼車の周囲に角度可変な複数のベーンを備えた可変ベーン型タービンのいずれかを選択して排気タービン発電装置を構成することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、排気タービンに特別な構成を付加することなく、タービン軸の機軸方向の一方に発生するスラスト力を低減し、タービン効率を低下させることなく、エンジン負荷の低いときも十分に作動する排気タービン発電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】排気タービン発電装置の配置図であり、6気筒のエンジンに排気タービン発電装置を備えた実施例を示している。
【図2】排気タービン発電装置の構造を表す断面図である。
【図3】図2の矢視Xから見たタービンの断面図であって、スクロール型タービンを説明するものである。
【図4】図2の矢視Xから見たタービンの断面図であって、ツインスクロール型タービンを説明するものである。
【図5】図2の矢視Xから見たタービンの断面図であって、可変容量型タービンの一例としてジェットターボ型タービンを説明するものである。
【図6】図2の矢視Xから見たタービンの断面図であって、可変容量型タービンの一例として可変ツインスクロール型タービンを説明するものである。
【図7】図2の矢視Xから見たタービンの断面図であって、可変容量型タービンの一例として可変ベーン型タービンを説明するものである。
【図8】本発明の一変形例にかかる説明図である。
【図9】本発明の一変形例にかかる説明図である。
【図10】従来技術にかかる小型ラジアル型タービンを適用した排気タービン発電装置の一例の断面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明にかかる車両に搭載された内燃機関の排気によって発電を行う排気タービン発電装置を車両に適用した一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、排気タービン発電装置の配置図であり、6気筒の内燃機関(エンジン)に排気タービン発電装置を備えた実施例を示している。図2は、排気タービン発電装置の構造を表す断面図である。図3は、図2の矢視Xから見たタービンの断面図であって、スクロール型タービンを説明するものである。
【0014】
図1を参照すると、吸気管53から導入された吸気IGは、6系統に分割され、内燃機関50に備えられた各気筒(図示せず)の吸気ポートへ流入される。燃料と混合された吸気は気筒内で燃焼し、排気EGを排気管へ排出する。排気管は、3気筒づつ一つの排気管51,52に集約された2系統に分割される。排気管51は排気EGを排気タービン発電装置10の一のタービン20へ送り、排気管52は排気EGを排気タービン発電装置10の他のタービン30へ送る。
【0015】
タービン20,30は、いわゆるラジアル型タービンである。車両用の排気タービン発電装置としては、小型化、低コスト化のために製造が容易なラジアル型タービンが広く適用されている。排気EGは、それぞれのタービン20,30の周方向に配設されたタービン入口21,31から導入される。図2も併せて参照すると、排気EGは、羽根24,34が立設されたタービン翼車23,33を回転させ、回転軸11の機軸方向に備えられたタービン出口22,32へ排出する。なお、タービン入口21,31は、それぞれのタービン20,30が同一方向に回転するように、排気EGがそれぞれのタービン翼車23,33に立設された羽根24,34を付勢するよう配置されている。それぞれのタービン20,30の間には、発電機40が配設されている。
【0016】
図2を参照すると、発電機40は発電機ハウジング41に収容され、発電機40の回転子42は、回転軸11に直結している。この回転子42に対応する固定子43は、発電機ハウジング41の内周面に固定されている。かかる構成は、タービン20,30が排気によって回転することで、回転子42を回転させて、電力を発生させることができる。発生された電力は、排気が有するエネルギを回収するものであり、例えばバッテリの充電を行ったり、エンジンの駆動系に備えられた電動機に供給したりすることができる。
【0017】
タービン20,30は、タービンハウジング26,36に収容されている。タービンハウジング26,36と発電機ハウジング41との間には回転軸11を軸支するベアリング機構60,60が備えられる。そして、タービンハウジング26,36から発電機40へ排気EGが漏洩することを防止するためにシールリング61が、回転軸11の周囲を蔽うように、ベアリング機構60とタービン20,30との間のタービンハウジング26,36と、ベアリング機構60と発電機40との間の発電機ハウジング41に設けられている。
【0018】
図3を参照すると、図2の矢視Xから見たタービン20,30は、排気EGが同じ方向からタービン入口21,31に導入されるように構成されている。排気EGはタービン入口21,31から徐々に絞られ、吹き出し口25,35からタービン翼車23,33に立設された羽根24,34(図2参照)へ吹き出される。排気EGは吹き出し口25,35から、矢印に示すようにタービン翼車23,33の周囲を回るように羽根24,34(図2参照)へ導入される。排気EGが通過する流路は断面積が徐々に絞られるスクロールSCとしており、流体抵抗を少なくしてタービン20,30の効率を向上させている。かかる構成によって、回転軸11に直結されたタービン20,30は、同一方向に回転させることができる。
【0019】
作動中のタービン20,30には、図10に示した圧力Pと圧力Pとの差によって生ずるタービン翼車703をタービン出口702方向に押し出すスラスト力と同様なスラスト力が発生する。しかしながら、タービン20には図1の左方向のスラスト力が発生し、タービン30には図1の右方向のスラスト力が発生するため、両者は打ち消しあう。このように本実施形態は、特別な構成を付加することなく、簡便な構成でスラスト力を効果的に低減することができる。
【0020】
次に図を参照して本実施形態の変形例を説明する。図4は、図2の矢視Xから見たタービンの断面図であって、ツインスクロール型タービンを説明するものである。図5は、図2の矢視Xから見たタービンの断面図であって、可変容量型タービンの一例としてジェットターボ型タービンを説明するものである。図6は、図2の矢視Xから見たタービンの断面図であって、可変容量型タービンの一例として可変ツインスクロール型タービンを説明するものである。図7は、図2の矢視Xから見たタービンの断面図であって、可変容量型タービンの一例として可変ベーン型タービンを説明するものである。なお、ここで説明する変形例は、タービンの形態が異なるものであり、図1もしくは図2に示した排気タービン発電装置の基本的な構成を変えるものではない。
【0021】
図4を参照すると、ツインスクロール型タービン120はタービン入口121と吹き出し口125との間の排気EGの流路を2系統に分割している。車両の内燃機関50(図1参照)はレシプロ機関であり排気EGは間歇(パルス)的に排出されるとともに各気筒によって排出のタイミングが異なる。このため、排気管51(図1参照)内で排気を集合することにより排気EG同士が干渉し、タービンの効率を下げる問題が発生する。ツインスクロール型タービン120は、流路長が異なる2系統のスクロールSC1,SC2を備えることにより、排気がタービン翼車24に到達する時間を調整し、スクロールSC1を通過する排気EG1とスクロールSC2を通過する排気EG2のパルス効果を有効に活用する。かかる構成によって、タービンの効率低下を防止することができる。
【0022】
次に、可変容量型タービンを本実施形態に適用した変形例を説明する。可変容量型タービンは排気されるガス量に応じて、タービンへ送る排気の流路断面積を変えるものである。図5を参照すると、可変容量型タービンの一つであるジェットターボ型タービン220は吹き出し口225に可動フラップVFを設けている。図5(a)に示すように、排気EGのガス量が少ないときには、可動フラップVFを吹き出し口225が絞られる方向に可動させる。そして、図5(b)に示すように、排気EGのガス量が多いときには、可動フラップVFを吹き出し口225が広げられる方向に可動させる。ジェットターボ型タービン220は、かかる可動フラップVFの可動によって、ガス量が少ないときには流路断面積を小さくして排気EGの流速を上昇させ、ガス量が多いときには流路断面積を大きくして排気EGの流速が過大にならないように調整して、適正な排気EGをタービン翼車24に導入するように構成されている。
【0023】
図6を参照すると、可変容量型タービンの一つである可変ツインスクロール型タービン320は、図4で説明したツインスクロール型タービン120の流路長が異なる2系統のスクロールSC1,SC2のそれぞれに流路を開閉するように可動する弁SCV1,SCV2が設けられている。可変ツインスクロール型タービン320は、図6(a)(b)に示すように、これらの弁SCV1,SCV2の開閉によって、前記したジェットターボ型タービン220と同様に流路断面積を調整し、適正な排気EGをタービン翼車24に導入するように構成されている。
【0024】
図7を参照すると、可変容量型タービンの一つである可変ベーン型タービン420は、翼車24の周囲に可動する羽根である可変ベーンVVが配設されている。図7(a)に示すように、排気EGのガス量が少ないときには、可動ベーンVVが排気EGの流路断面積を狭めるように可動させる。そして、図7(b)に示すように、排気EGのガス量が多いときには、可動ベーンVVが排気EGの流路断面積を広げるように可動させる。可変ベーン型タービン420は、かかる可動ベーンVVの可動によって、ガス量が少ないときには流路断面積を小さくして排気EGの流速を上昇させ、ガス量が多いときには流路断面積を大きくして排気EGの流速が過大にならないように調整して、適正な排気EGをタービン翼車24に導入するように構成されている。
【0025】
本実施形態にかかる排気タービン発電装置に前記したスクロール型タービンおよび可変容量型タービンを適用することによって、内燃機関の回転数が低く、排気のガス量が少ないときでも確実に排気タービン発電装置を可動させることができる。さらに、可変容量型タービンは、図1に示す左右のタービン20,30に導入される排気のガス量を調整することにより、それぞれのタービン20,21が発生させるスラスト力のバランスをとってスラスト力が打ち消しあうように調整することもできる。
【0026】
以上本発明の実施形態で説明したように、本発明は、排気タービンに特別な構成を付加することなく、タービン軸の機軸方向に発生するスラスト力を効果的に低減することができる。本実施形態では6気筒の内燃機関について説明したが、4気筒や8気筒の内燃機関に本発明が適用できることは言うまでもない。これで、具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。例えば、図8の本発明の変形例500にかかる説明図に示すように、一のタービン520、他のタービン530、発電機540の順で回転軸511に配設する構成とすることもできる。かかる構成によって、発電機540に排気が漏洩することを防止するシールリングは、他のタービン530と発電機540との間に設ければ良い。変形例500においても、一のタービン520と他のタービン530が発生させるスラスト力は相殺することができる。
【0027】
また、図9の本発明の変形例600にかかる説明図に示すように、発電機640の左右に複数のタービン620,621,630,631を回転軸611に配設する構成とすることできる。このとき、図9の左側に配設されたタービン620,621の排気の排出口は矢印L方向とし、右側に配設されたタービン630,631の排気の排出口は矢印R方向とすることによって、左右のタービンが発生させるスラスト力を相殺することができる。
【符号の説明】
【0028】
10 排気タービン発電装置
11 回転軸
20,30 タービン
21,31 タービン入口
22,32 タービン出口
23,33 タービン翼車
24,34 羽根
25,35 吹き出し口
26,36 タービンハウジング
40 発電機
41 発電機ハウジング
42 回転子
43 固定子
50 内燃機関
51,52 排気管
53 吸気管
60 ベアリング機構
61 シールリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関の排気によってタービンを回転させて発電を行う排気タービン発電装置であって、
前記タービンは、周方向に備えられたタービン入口から前記排気を導入して、前記排気によって羽根が立設されたタービン翼車を回転させ、回転軸の機軸方向に備えられたタービン出口へ前記排気を排出するラジアル型のタービンであり、
前記回転軸には、少なくとも二つの前記タービンと発電機が配設され、
前記少なくとも二つのタービンは、前記タービン出口が一の機軸方向に向けられた少なくとも一つの前記タービンと、前記タービン出口が前記一の機軸方向に背向する他の機軸方向に向けられた少なくとも一つの前記タービンと、で構成されており、
前記タービン入口は、前記少なくとも二つのタービンが同一方向に回転するように、前記排気がそれぞれのタービンの前記羽根を付勢するよう配置されていることを特徴とする排気タービン発電装置。
【請求項2】
前記回転軸には、一のタービンと、発電機と、他のタービンとが順に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の排気タービン発電装置。
【請求項3】
前記内燃機関の排気系は2系統に分割されており、一の系統は前記一のタービンへ排気を導入し、他の系統は前記他のタービンへ排気を導入することを特徴とする請求項2に記載の排気タービン発電装置。
【請求項4】
前記タービンは、前記タービン入口へ排気を導入する2系統以上の流路を備えたツインスクロール型であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の排気タービン発電装置。
【請求項5】
前記タービンは容量可変式タービンであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の排気タービン発電装置。
【請求項6】
前記容量可変式タービンは、少なくとも前記タービン入口に可変フラップを備えたジェットターボ型タービン、前記ツインスクロール型の各流路に開閉可能な弁機構が設けられたタービン、前記タービン翼車の周囲に角度可変な複数のベーンを備えた可変ベーン型タービンのいずれかであることを特徴とする請求項5に記載の排気タービン発電装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−163951(P2010−163951A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−6447(P2009−6447)
【出願日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)