説明

自動車用電気接続箱

【課題】 本発明の目的は、配線基板上の電力供給用回路を減らすことにより、配線基板を小型化することにある。
【解決手段】 本発明の自動車用電気接続箱は、少なくともヒューズ8及びリレー2が搭載されてなる配線基板1と、配線基板1に電気を供給するバスバー15とを有する自動車用電気接続箱において、バスバー15は一端に電源からの接続端子が接続される電源端子18を有し、他端が配線基板1に接続される基板接続用端子11側とヒューズ端子12が設けられている部分17側とに分岐されて、3次元的に立体配置されていることを特徴とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車内に搭載される自動車用電気接続箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車においては、部品搭載スペースが限界に近づいており、また省エネルギーの観点からも、自動車構成部品の小型化、軽量化、省スペース化の要求が高まってきている。
そして自動車用電気接続箱に関しても、その小型化が希求されている。具体的には、例えばその内部に収納されている配線基板の収納方法を、従来の横置きから縦置きに変えて、電気接続箱内の限られたスペースを有効に活用しようとの提案もなされている(特許文献1)。
【0003】
より詳細には、この特許文献1記載のものは、配線基板を横置きから縦置きに変えて、電気接続箱内の限られたスペースの中で配線基板をより大きくでき、その結果、より多くの電子部品類をこの配線基板に搭載できるようにする、というものである。
【0004】
ところで電気接続箱を小型化しようとする場合には、一方でこの電気接続箱内に収納される配線基板自身の小型化も検討する必要がある。
しかしながら、前述した特許文献1には、配線基板そのものの小型化については全く開示されていない。それ故、配線基板自身を小型化しようとする場合には、また別の観点からの検討が必要である。
【0005】
図11が示す配線基板は従来の代表的な配線基板の斜視図である。この図11が示す従来の配線基板1には、複数のリレー2や接続端子3あるいはヒューズ接続用のヒューズ端子7等が搭載されている。
そしてこの配線基板1への電気の供給は、ネジ4によりその一端が配線基板1のバスバー接続端子にネジ止めされているバスバー接続端子5の他端にバスバー本体を、この例ではネジ接続し、バスバー本体から配線基板1に電気を供給している。
このようにバスバーにより配線基板1へと供給された電気は、図示しない配線基板1上に設けられた電気回路により、各リレー2やヒューズ端子7へ分配されている。
【0006】
【特許文献1】特開2000−224736号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、図11が示す配線基板1においては、前述したように、配線基板1の表面にはリレーやヒューズといった各パワー部品への配線回路、すなわち電力供給用回路が設けられているが、今後、自動車により多くの機能を持たせようとした場合、より一層、配線基板1上にこれら配線回路を設ける必要があり、このままでは配線基板1の大型化は避けられない。
しかも電力供給用回路は信号用回路に比較して、相対的に幅を広く取る必要があり、また沿面距離を広く取る必要もあって、回路同士の間隔も信号用回路よりも大きくしなければならないなど、配線基板1を今まで以上に大きくしなければならない要因を多く含んでいる。
【0008】
このようにリレーやヒューズ類が搭載された配線基板1においては、配線基板1の小型化を阻む要因が多くあって、これまでのところ配線基板1の小型化がまだ十分に行われていないのが現状である。
【0009】
上記問題に鑑み本発明は、配線基板上の電力供給用回路を減らすことにより、配線基板を小型化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成すべく請求項1記載の自動車用電気接続箱は、少なくともヒューズが搭載されてなる配線基板と、該ヒューズに電気を供給するバスバーとを有する自動車用電気接続箱において、前記バスバーは一端側に電気が供給される端子を有し、他端側にヒューズが接続される端子を有することを特徴とするものである。
【0011】
このようにしてなる請求項1記載の自動車用電気接続箱によれば、バスバーは他端にヒューズが接続される端子、すなわちヒューズ端子を有しているため、従来においては配線基板上にその回路が形成されていたヒューズ用回路の一部を配線基板上にではなく、バスバーと一体化し、バスバーそのものをヒューズ用回路とすることができるようになる。
その結果、従来であれば配線基板上に形成されるべきヒューズ用回路の一部を配線基板上に設ける必要がなくなり、その分だけ配線基板を小型化することができる。
【0012】
また本発明の請求項2記載の自動車用電気接続箱は、請求項1記載の自動車用電気接続箱において、前記バスバーは一端側に電気が供給される端子を有し、他端が前記配線基板に接続される基板接続用端子側とヒューズに接続される側とに分岐されていることを特徴とするものである。
【0013】
このようにしてなる請求項2記載の自動車用電気接続箱によれば、一端にバスバー本体との接続端子を有するバスバーの下流側を、一方の端部を前記配線基板に接続される基板接続用端子側に、他方の端部をヒューズに接続される側とに分岐することにより、従来においては配線基板上にその回路が形成されていたヒューズ用回路の一部を配線基板上にではなく、バスバーと一体化し、3次元的に立体配置できるようになった。その結果、従来であれば配線基板上に形成されるべきヒューズ用回路の一部を配線基板上に設ける必要がなくなり、その分だけ配線基板を小型化することができる。
【0014】
また本発明の請求項3記載の自動車用電気接続箱は、請求項1または請求項2いずれかに記載の自動車用電気接続箱において、前記バスバーの他端の前記基板接続用端子側には前記配線基板に面接触で接続される面状の基板接続用端子が、前記ヒューズに接続される側には複数のヒューズ端子が、このバスバーと一体に設けられていることを特徴とするものである。
【0015】
このようにしてなる請求項3記載の自動車用電気接続箱によれば、前記バスバーの他端の前記基板接続用端子側には前記配線基板に面接触で接続される面状の基板接続用端子が、前記ヒューズに接続される側には複数のヒューズ端子が、このバスバーと一体に設けられているので、この複数のヒューズ端子の数に相当する分の回路を配線基板上に形成する必要がなくなり、その分配線基板を小型化できる。
【発明の効果】
【0016】
以上のように本発明によれば、自動車用電気接続箱内に収納される配線基板において、この配線基板に設けられる配線回路の一部を減らすことができ、配線基板を小型化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に本発明の自動車用電気接続箱の実施例を図1〜図4を用いて詳細に説明する。
【0018】
図1、図2は、本発明の自動車用電気接続箱の内部に収納されている配線基板及びこの配線基板に接続されているバスバーの斜視図で、この自動車用電気接続箱においては、例えば上下のカバーやケース等は省略されている。
【0019】
図1が示すように、本発明の自動車用電気接続箱に収納される配線基板1には、複数のリレー2や接続端子3のほかにも電子部品6等が多数搭載されている。また符号10は接続端子3に接続される外部端子との接続のためのコネクタハウジングを示している。さらにまた符合7は多段に配列されたヒューズ端子で、上下一対のヒューズ端子(図1に示す形状のヒューズ端子は音叉端子ともいう)7、7にはヒューズ8がそれぞれ嵌着される。
尚、下段のヒューズ端子7の下方にもリレー2が複数配置されている。
【0020】
ところで図1に示す自動車用電気接続箱の特徴は、図2にも示すように、一端に配線基板1のバスバー接続端子部にネジ止め、あるいは半田付けもしくはネジ止めと半田付けの両方で面接触状態で接続される面状の基板接続用端子11を有し、他端に前記ヒューズ端子7と対になる複数のヒューズ端子(例えば、音叉端子やタブ状端子)12がこのバスバーと一体に形成されているバスバー15を組み込んでいる点にある。
より詳細には、このバスバー15は、図2が示すように、前述した面状の基板接続用端子11の部分に対して直角に立ち上げられた部分16と、この直角に立ち上げられた部分16に対してさらに直角にヒューズ端子7側に曲げられ、かつ複数のヒューズ端子12が設けられている部分17とを有していて、基板接続用端子11の部分に対して直角に立ち上げられた部分16の途中には、電源から伸びるバスバー本体の接続端子が接続される雄端子、すなわち電気が供給される電源端子18が設けられている。
尚、この電源端子18は相手コネクタの端子が雄端子であれば、雌端子にすればよい。
【0021】
このようにしてなるバスバー15のヒューズ端子12が設けられている部分17は、ヒューズ端子ハウジング30内に組み込まれるが、このヒューズ端子ハウジング30内には多段に収納されるヒューズ端子7、7、7及びバスバー15のヒューズ端子12の差込口が形成されている絶縁壁が設けられて、各端子間の絶縁がとられている。また、このバスバー15のヒューズ端子12が設けられている部分17もその絶縁壁内に設けられているバスバー収納溝内に圧入されてヒューズ端子ハウジング30内に確実に保持されている。
【0022】
そしてこのバスバー15の一端の面状の基板接続用端子11には、ネジ止め用の孔19が穿たれていて、このネジ止め用の孔19を介して、バスバー15は配線基板1に面接触状態でボルト21でネジ止めされる。尚、この実施例ではより確実にバスバー15と配線基板1とを電気的に接続するため、基板接続用端子11の対向する2辺に半田付け用の端子20を設けておいて、この半田付け用の端子20でも配線基板1に半田付けされ電気的接続状態が確保されている。
もちろん機械的強度に問題がなければいずれか一方の接続のみでもよいが、自動車の場合、走行中の振動が大きいため、バスバー15と配線基板1との接続を長期間にわたってより確実に保持するためにネジ止めと半田付けの両方を行う方が好ましい。
【0023】
最終的にこの配線基板1を組み込んだ自動車用電気接続箱を自動車に搭載する段階で、バスバー15の電源端子18に電源から伸びるバスバー本体に設けられている雌端子付きコネクタを差し込む。なおこの時、本発明においては、従来技術である図11が示す配線基板のようにバスバー本体から配線基板1に直接的に接続されてなく、ヒューズ端子ハウジング30全体でコネクタを差し込む際の差込力を受けるので、バスバー15の一端の面状の基板接続用端子11への負荷を軽減することができる。
【0024】
このようにしてなる本発明の自動車用電気接続箱においては、一端にバスバー本体との接続のための電源端子18を有するバスバー15の下流側を、一方の端部を配線基板1に接続される基板接続用端子11側に、他方の端部をヒューズ端子12が設けられている部分17側に分岐することにより、従来においては配線基板1上にその回路が形成されていたヒューズ用回路の一部を配線基板1上にではなく、バスバー15と一体化し、3次元的に立体配置した。すなわちこの実施例において直角に立ち上げられた部分16及びヒューズ端子12が設けられている部分17とがヒューズ用回路の一部を構成している。
その結果、従来であれば配線基板1上にすべて形成されていたヒューズ用回路の一部を、配線基板1上に設ける必要がなくなり、その分だけ配線基板1を小型化することができるようになった。
【0025】
さらにまた、従来の配線基板1においては、バスバー15から搭載されているすべての部品に必要な電気がバスバー15との接続部を介して配線基板1に流れ込んでいたが、この実施例では、バスバー15が配線基板1に電気を供給する前の段階で分岐され、その一部は配線基板1には供給されないで、ヒューズ端子12側に直接流れ込む。
その結果、配線基板1の発熱も従来に比して低減でき、しかも立体配置したバスバー15の直角に立ち上げられた部分16やヒューズ端子12が設けられている部分17からも効率よく放熱が行われるため、自動車用電気接続箱全体の放熱もより効果的に行われる。
【0026】
また、従来の配線基板1においては電気を供給するバスバー接続端子5が配線基板1にのみ接続されているので、このバスバー接続端子5に外部からの端子(又はコネクタ)を接続する際に生じる接続応力が、バスバー接続端子5と配線基板1との接続部に応力集中する恐れがあったが、この実施例ではバスバー15が分岐されているので、前記応力が配線基板1との接続部側と、ヒューズ端子12側に分散し、かつヒューズ端子12側はヒューズ端子ハウジング30によってバスバー15が強固に固定されているので、バスバー15と配線基板1との接続部に応力が集中する恐れが極めて小さくなる。
【0027】
次に、配線基板1の回路構成について詳細に説明する。図3〜図8は配線基板1の回路構成を示すものであり、図3は配線基板1の回路構成を示す側面から見た説明図、図4は配線基板1の部分平面図、図5は配線基板1の回路構成を示す正面から見た説明図、図6は配線基板1の電極(又はスルーホール)の位置を示す平面図、図7は配線基板1の回路図の一部を示す説明図、図8は配線基板1の回路パターンの一部を示す説明図である。
【0028】
まず、電源端子18から供給電源(図5のaから右に伸びる矢印)は、基板接続用端子11側(図5の下矢印)と、ヒューズ端子12が設けられている部分17側(図5の上矢印)とに分岐される。
【0029】
基板接続用端子11に分岐された側では更に配線基板1の回路で電極j、kに分岐してリレー2、2に接続される。そしてリレー2、2の電極l(エル)、mから配線基板の回路で分岐されて上流ヒューズ端子n、o、p、q、r(図3、図6、図7参照)に接続される。なお図7に示すように、電極l(エル)が上流ヒューズ端子n、oに分岐し、電極mが上流ヒューズ端子p、q、rに分岐する。上流ヒューズ端子n、o、p、q、rはヒューズ8の上流側にそれぞれ接続され、ヒューズ8の下流側は下流ヒューズ端子s、t、u、v、wにそれぞれ接続される。下流ヒューズ端子s、t、u、v、wは再び配線基板1に戻り、配線基板1の回路に接続される。即ち、基板接続用端子11に分岐された側の回路構成は、基板接続用端子11→配線基板1(回路)→リレー2→配線基板1(回路)→ヒューズ8→配線基板1(回路)の順になっている。このようにヒューズ8の上流側にリレー2が配置される回路構成を採用することにより、配線基板1の回路パターンの設計自由度を広げることができる。これが例えば、基板接続用端子11→配線基板1(回路)→ヒューズ8→配線基板1(回路)→リレー2→配線基板1(回路)の順であると、ヒューズからリレーに繋ぐ太い回路パターンを配線基板上の電極1aを避けて形成することがあり、また、電極1aの1列目と2列目から、3列目の電極1aの間を通すような回路パターンも発生することとなる。そうすると、図8に示す電極1a間のピッチP1を広く設計する必要があり、配線基板1の大型化に繋がる。
【0030】
ヒューズ端子12が設けられている部分17に分岐された側では前述のように上流ヒューズ端子b、c、d、e(図3、図4、図7参照)がバスバー15と一体に形成されており、これらの上流ヒューズ端子b、c、d、eがヒューズ8の上流側にそれぞれ接続され、ヒューズ8の下流側は下流ヒューズ端子f、g、h、iにそれぞれ接続される。下流ヒューズ端子f、g、h、iは配線基板1の回路に接続される。即ち、ヒューズ端子12が設けられている部分17に分岐された側の回路構成は、ヒューズ端子12が設けられている部分17→ヒューズ8→配線基板1(回路)の順になっている。このように電源端子18から配線基板1を介さずにヒューズ端子12が設けられている部分17がヒューズ用回路の一部を構成することにより、配線基板1上にすべて形成されていたヒューズ用回路の一部を、配線基板1上に設ける必要がなくなる。これが例えば、基板接続用端子11→配線基板1(回路)→ヒューズ8→配線基板1(回路)の順であると配線基板1に形成する電極1aを図8に示すような3列ではなく、更に第4列目を形成する必要があり、電極1aの1列目から、2列目、3列目、4列目の電極1aを避けて回路パターンを設計する必要がある。そうすると、図8に示す電極1a間のピッチP1を広く設計する必要があり、配線基板1の大型化に繋がる。
【0031】
図9は、本発明の自動車用電気接続箱の別の実施例を示す斜視図で、縦置きした配線基板1に部品類が搭載された状態を示している。尚、この自動車用電気接続箱においても、例えば上下のカバーやケース等は省略してある。また、前述した図1、図2に示すものと同じものには同じ番号を付して、詳細な説明は省略する。
図9に示す実施例の特徴は、バスバー15が、その一端側に電気が供給される電源端子18を有し、他端側にヒューズが接続されるヒューズ端子12を有している点にある。
すなわち、図1、図2で示したバスバー15との相違は、基板接続用端子11を有していない点にある。
【0032】
この実施例においても、従来にあっては配線基板1上に形成していたヒューズ端子7の一部を、バスバー15と一体に形成したことにより、バスバー15に形成したヒューズ端子12の分だけ、本来配線基板1に設けるべきヒューズ端子7用の回路を形成する必要がなくなる。すなわち、この形成する必要のなくなったヒューズ端子7用の回路の分だけ、配線基板1の小型化を図ることができる。
またこの実施例においても、ヒューズ端子用の回路が減少した分、配線基板1側の発熱を抑制することができる。
ここで符号13はリレー2との接続端子を示している。
【0033】
図10はさらに別の実施例を示すもので、この実施例の特徴は、電源側との接続のための電源端子18を有する複数のバスバー15を上ケース40内に設けられている絶縁壁の間隙に圧入した点にある。因みに、このバスバー15にも図示されてはいないが、ヒューズ端子12がバスバー15と一体的に設けられている。
因みに、この実施例の場合には、バスバー15の大部分がケース40の絶縁壁で保持されているため、自動車が走行中にケース40内でバスバー15が振動で動く恐れがなく好ましい。
尚、図10に示す実施例のものについても、前述した図1〜図3に示すものと同様に、配線基板1の小型化、発熱の抑制等の効果が期待できることはいうまでもない。
【0034】
以上のように本発明の自動車用電気接続箱によれば、従来では配線基板に形成されていたヒューズ端子の一部をバスバーと一体化することにより、例えば立体配置できるようになり、その分配線基板のヒューズ用回路の占める面積を低減でき、配線基板の小型化が可能になった。その結果、この配線基板をその内部に収納する自動車用電気接続箱の小型化も図ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の自動車用電気接続箱に収納される配線基板の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す本発明の自動車用電気接続箱に使用されるバスバーの一実施例を示す斜視図である。
【図3】配線基板の回路構成を示す側面から見た説明図である。
【図4】図3の部分平面図である。
【図5】図3の正面図である。
【図6】配線基板の電極(又はスルーホール)の位置を示す平面図である。
【図7】配線基板の回路図の一部を示す説明図である。
【図8】配線基板の回路パターンの一部を示す説明図である。
【図9】本発明の自動車用電気接続箱に収納される配線基板の別の実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明の自動車用電気接続箱の上ケースにバスバーを装着した状態を示す斜視図である。
【図11】従来の自動車用電気接続箱内に収納される配線基板の斜視図である。
【符号の説明】
【0036】
1 配線基板
1a 電極
2 リレー
3 接続端子
5 バスバー接続端子
8 ヒューズ
11 基板接続用端子
12 ヒューズ端子
16 直角に立ち上げられた部分
17 ヒューズ端子12が設けられている部分
18 電源端子
20 半田付け用の端子
21 ボルト
30 ヒューズ端子ハウジング
40 ケース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともヒューズが搭載されてなる配線基板と、該ヒューズに電気を供給するバスバーとを有する自動車用電気接続箱において、前記バスバーは一端側に電気が供給される端子を有し、他端側にヒューズが接続される端子を有することを特徴とする自動車用電気接続箱。
【請求項2】
前記バスバーは一端側に電気が供給される端子を有し、他端が前記配線基板に接続される基板接続用端子側とヒューズに接続される側とに分岐されていることを特徴とする請求項1記載の自動車用電気接続箱。
【請求項3】
前記バスバーの他端の前記基板接続用端子側には前記配線基板に面接触で接続される面状の基板接続用端子が、前記ヒューズに接続される側には複数のヒューズ端子が、このバスバーと一体に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2いずれかに記載の自動車用電気接続箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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