説明

茸類栽培装置および茸類栽培方法

【課題】室内床面近くに溜まる炭酸ガスを効率良く外部へ排出して、茸類の栽培に最適な環境を容易に実現可能とする。
【解決手段】ハウス1室内の空気を吸引して外部へ排出するためのシロッコファン15と、このシロッコファン15の吸引口15aに接続されたダクト16とを備え、ダクト16の吸引口16cが、ハウス1室内の床面F.L上に対面させて設けられており、ダクト16の吸引口16cから、ハウス1室内の床面F.L上に溜まった炭酸ガスをシロッコファン15により効率良く吸引してハウス1の外部へ排出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、年間を通じて茸類を栽培することが可能な茸類栽培装置および茸類栽培方法に関する。
【背景技術】
【0002】
椎茸、エリンギ、ナメコ、舞茸や木耳等の茸類の栽培は、林間地などを利用し、原木に菌を打ち込んで発生させる方法(原木栽培)が一般的である。しかしながら、この方法では、気象の影響を直接受けるため、気候の変動によって、収量や品質等に影響が出やすく、収穫が安定していない。また、近年では、ビニールハウスを利用して外気温の伝達を緩和することにより、外気温の影響を受けにくくする試みもなされている。
【0003】
ところが、薄いビニール等の被覆体で周囲を被覆するだけでは、外気温を完全に遮断することはできず、外気温の変化に応じてハウス内の温度も変化してしまう。ハウスにおいては、室内の温度および湿度が茸類の生育に大きな影響を及ぼすので、室内空間全体に亘って、成育に適した温度および湿度を維持しておく必要がある。
【0004】
このため、一般にこの種のハウスでは、室内冷房用の空調機、暖房用のボイラ、加湿用の噴霧器、換気用の換気扇が備えられ、これら各機器の運転状態を適宜組み合わせることで室内空間を茸類の成育に適した環境状態に維持している(例えば、特許文献1,2参照。)。また、ハウスの室内空間が気象の影響を受けないように、ハウスの外皮を防水シートにより形成し、その内側に断熱材を固着させたものもある(例えば、特許文献3参照。)。
【0005】
ところで、茸類は、酸素呼吸をする好気性菌であり、酸素を取り入れ、二酸化炭素を放出する。そのため、ハウス内で茸類を成育させるためには、ハウス内を充分に換気する必要があるが、換気をし過ぎるとハウス内の湿度が下がってしまう。そこで、本発明者らは、室内の床面が地表面よりも高い位置に形成され、シート部材の下端部が、地表面から床面よりも低い位置まで巻き上げ可能に形成された茸類栽培用ハウスを開発し、室内の換気が必要な場合、この茸類栽培用ハウスを覆うシート部材の下端部を、地表面から床面よりも低い位置まで巻き上げることにより、室内の湿度を下げることなく、栽培する茸類により排出される二酸化炭素をハウス外へと排出し、換気を行うようにしている(特許文献4参照。)。
【0006】
また、特許文献5には、茸の栽培期間の全部または一部において、栽培ビンの中の炭酸ガス濃度が所定の濃度以下となるように、栽培室の空気をシロッコファンにより吸気して廊下へ排出し、室内気圧を低下させることを特徴とする茸の栽培方法が開示されている。また、特許文献6には、栽培室内空間の上部に室内空気の排気パイプが配設され、この排出パイプの開口端に設けられたシロッコファンを回すことによって、室内空気をこの排出パイプから排出する茸栽培室が開示されている。
【0007】
【特許文献1】特開平6−217639号公報
【特許文献2】特開平9−210435号公報
【特許文献3】特開平8−228608号公報
【特許文献4】特開2006−230250号公報
【特許文献5】特開平1−228414号公報
【特許文献6】特開平4−16124号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述のように、特許文献4に記載の茸類栽培用ハウスでは、茸類栽培用ハウスを覆うシート部材の下端部を、地表面から床面よりも低い位置まで巻き上げることにより、室内の湿度を下げることなく、栽培する茸類により排出される二酸化炭素をハウス外へと排出し、換気を行うことが可能であるが、茸類の栽培に不慣れな人の場合、シート部材を巻き上げて換気を行うタイミングを計ることが難しい。
【0009】
また、特許文献5には栽培室の空気をシロッコファンにより吸気して室内気圧を低下させて栽培ビンの中の炭酸ガス濃度が所定の濃度以下となるように調整することが記載されているが、気圧を低下させるだけでは栽培ビンの中の炭酸ガスを抜き取ることができても、室内に溜まった炭酸ガスを十分に抜き取ることができない。また、特許文献6に記載の技術は、栽培室空間の上部に配設された排出パイプから室内空気を排出するものであり、空気より重く、床面近くに溜まる炭酸ガスを抜き取ることはできない。
【0010】
そこで、本発明においては、室内床面近くに溜まる炭酸ガスを効率良く外部へ排出して、茸類の栽培に最適な環境を容易に実現することが可能な茸類栽培装置および茸類栽培方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の茸類栽培装置は、茸類栽培室内の空気を吸引して外部へ排出するためのシロッコファンと、このシロッコファンの吸引口に接続されたダクトとを備え、ダクトの吸引口が、茸類栽培室内の床面上に対面させて設けられていることを特徴とする茸類栽培装置である。
【0012】
また、本発明の茸類栽培方法は、茸類栽培室内の床面上に対面させて設けられたダクトの吸引口から、ダクトに吸引口が接続されたシロッコファンにより茸類栽培室内の空気を吸引して外部へ排出することを特徴とする。
【0013】
これらの発明によれば、茸類栽培室内の床面上に対面させて設けられたダクトの吸引口から、茸類栽培室内の床面上に溜まった炭酸ガスをシロッコファンにより効率良く吸引して茸類栽培室の外部へ排出することができる。
【0014】
ここで、ダクトの吸引口は、茸類栽培室内で栽培する茸類が配置されている高さよりも5cm以上下の位置、より好ましくは10cm以上下の位置に設けられていることが望ましい。これにより、茸類栽培室内に溜まる炭酸ガスが茸類に吸気されて生育に影響が及ぼされないようにすることができる。なお、ダクトの吸引口が、茸類栽培室内で栽培する茸類が配置されている高さよりも5cm以上下の位置であれば、炭酸ガスが茸類の生育に影響を及ぼすことを防止することができるが、10cm以上下の位置であれば、炭酸ガスが茸類に吸気されるのを完全に防止することができる。
【0015】
また、ダクトの吸引口は、茸類栽培室内の床面上に隙間を設けて配置されていれば良いが、茸類栽培室内の床面上から10cm以下の高さに設けられていることが望ましい。これにより、茸類栽培室内の床面上に溜まった炭酸ガスを、床面上を這わせてダクトの吸引口に効率良く集め、ダクトの吸引口からシロッコファンにより吸引して外部へ排出することができる。
【0016】
また、シロッコファンは、ダクトを介して茸類栽培室内の床面上の空気を上方へ吸引し、茸類栽培室の壁面から側方へ排出するように配置されたものであることが望ましい。これにより、茸類栽培室の壁面に配置されたシロッコファンにより、茸類栽培室内の床面上の空気を集めて茸類栽培室の壁面から側方へ排出することができる。
【発明の効果】
【0017】
(1)茸類栽培室内の空気を吸引して外部へ排出するためのシロッコファンと、このシロッコファンの吸引口に接続されたダクトとを備え、ダクトの吸引口が、茸類栽培室内の床面上に対面させて設けられていることにより、茸類栽培室内の床面上に対面させて設けられたダクトの吸引口から、茸類栽培室内の床面上に溜まった炭酸ガスをシロッコファンにより効率良く吸引して茸類栽培室の外部へ排出することができ、茸類の栽培に最適な環境を容易に実現することができる。
【0018】
(2)ダクトの吸引口が、茸類栽培室内で栽培する茸類が配置されている高さよりも5cm以上下の位置に設けられていることにより、茸類栽培室内に溜まる炭酸ガスが茸類に吸気されて生育に影響が及ぼされないようにして、茸類の栽培に最適な環境を実現することができる。
【0019】
(3)ダクトの吸引口が、茸類栽培室内の床面上から10cm以下の高さに設けられていることにより、茸類栽培室内の床面上に溜まった炭酸ガスを、床面上を這わせてダクトの吸引口に効率良く集め、ダクトの吸引口からシロッコファンにより吸引して外部へ排出すし、茸類の栽培に最適な環境を実現することができる。
【0020】
(4)シロッコファンが、ダクトを介して茸類栽培室内の床面上の空気を上方へ吸引し、茸類栽培室の壁面から側方へ排出するように配置されたものであることにより、茸類栽培室内の床面上の空気を集めて茸類栽培室の壁面から側方へ排出し、茸類の栽培に最適な環境を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
図1は本発明の実施の形態における茸類栽培用ハウスの断面図、図2は図1のA部拡大図、図3は図2のB矢視図である。
【0022】
図1において、本発明の実施の形態における茸類栽培装置としての茸類栽培用ハウス(以下、「ハウス」と称す。)1は、鋼管製のフレーム2をシート部材3によって覆ったものである。図示しないが、シート部材3は、内側から順に遮熱性を有する遮熱ネット、約0.1mm厚のビニールおよびポリエチレン不織布を積層したものであり、ハウス1の壁面を構成する。
【0023】
ポリエチレン不織布としては、例えば、フラッシュ紡糸法によって製造されたポリエチレン不織布であるタイベック(デュポン社商標)を使用できる。このポリエチレン不織布は、光と湿気とを通すが、熱を通さない性質を有する。したがって、このポリエチレン不織布により、ハウス1内へ光を取り入れることができるとともに、ハウス1の内外の熱の伝達を遮断することができ、室内への外気温度の影響を受けにくくすることができるが、このポリエチレン不織布は湿気を通してしまうため、その内側にビニールを設けることで湿気を遮断している。
【0024】
また、ハウス1室内の床面F.Lは、地表面G.Lよりも高い位置としている。なお、本発明における地表面G.Lは、ハウス1を設置する面を指す。また、本実施形態においては、この地表面G.Lより下に断熱材4を敷設している。さらに、断熱材4の下面にはビニール5を敷設して、大地からの湿度環境を遮断するようにしている。このように断熱材4およびビニール5によりハウス1内に独自の環境を形成する。
【0025】
床面F.Lは、図2に示すように、暖房配管6上に砂利7および石粉8を敷き詰めることにより形成されている。暖房配管6は、温水を通すことにより室内を暖房するためのものである。砂利7および石粉8は、断熱材4上に配置された枠9内に敷き詰められている。床面F.L上には、茸類を栽培する栽培容器Cを載置するための棚10が多数配列されている。
【0026】
また、ハウス1室内上部には、内張シート11が配設されており、シート部材3とこの内張シート11との間の空間を冷却する冷却装置12が備えられている。また、内張シート11よりも下の室内には、室内へ外気を取り入れる吸気装置13と、室内の加湿用の加湿装置14とが備えられている。また、図示しないが、床面F.L上には散水用の配管が備えられている。
【0027】
また、本実施形態におけるハウス1室内壁面には、シロッコファン15が備えられている。シロッコファン15は、遠心力で換気をする形式の換気扇(多翼ファン)である。図3に示すように、シロッコファン15の吸引口15aは水平方向に向かって開口されている。この吸引口15aには、ダクト16が接続されている。ダクト16は、鉛直下方向へ90°曲げられた曲がり管16aと、その下端に接続された直管16bとから構成される。この直管16bの下端面がダクト16の吸引口16cを構成している。
【0028】
吸引口16cはハウス1室内の床面F.L上に対面して設けられている。なお、本実施形態においては、吸引口16cは円形となっており、開口径は約200mmφである。ダクト16の吸引口16cは、ハウス1室内で栽培する茸類が棚10上に配置される高さよりも5cm以上下の位置に設けられている。また、ダクト16の吸引口16cは、ハウス1室内の床面F.L上から10cm以下の高さに設けられている。
【0029】
また、シロッコファン15の排気口15bは、ハウス1の壁面を構成するシート部材3を貫通して側方へ排気できるように配置されている。そして、シート部材3の外側には、排気口15bが風雨に曝されないようにフード17が設けられている。フード17は下方が開放されている。また、シロッコファン15を動作させるモータ15cの配線15dは、タイマー制御盤(図示せず。)に接続されている。タイマー制御盤は、予めプログラムされたタイミングでシロッコファン15を動作させるものである。
【0030】
また、本実施形態におけるハウス1には、シート部材3の下端部を巻き上げる巻き上げ装置(図示せず。)が備えられている。シート部材3は、その下端部を地表面G.Lから床面F.Lよりも低い位置まで巻き上げることが可能である。なお、この巻き上げ位置の上限は、巻き上げ装置に設けられたストッパ(図示せず。)により設定される。
【0031】
上記構成のハウス1では、寒い時期には、暖房配管6に温水を通すとともに散水用配管により適宜散水し、さらに加湿装置14により適宜加湿を行うことにより、その季節の茸類(例えば、雪茸、エリンギや椎茸等)の発生および成長に適切な環境である温度13〜22℃、湿度90〜100%の範囲内に保持することができる。一方、暑い時期には、冷却装置12によりシート部材3と内張シート11との間の空間を冷却するとともに、散水用配管により適宜散水し、さらに加湿装置14により適宜加湿を行うことにより、その季節の茸類(例えば、木耳等)の発生および成長に適切な環境である温度25〜30℃、湿度90〜100%の範囲内に保持することができる。
【0032】
また、このハウス1では、シロッコファン15を動作させると、ハウス1室内の床面F.L上に対面させて設けられたダクト16の吸引口16cに向かって、空気よりも重く床面F.L上に溜まった炭酸ガスが床面F.L上に沿って集められ、吸引口16cから吸引される。吸引された炭酸ガスは、シロッコファン15の排気口15bからハウス1外部へ排気され、フード17の下方へ排出される。これにより、ハウス1室内は、茸類の栽培に最適な環境となる。
【0033】
このように、本実施形態におけるハウス1では、ダクト16の吸引口16cが、ハウス1室内の床面F.L上に対面させて設けられているため、床面F.L近くに溜まった炭酸ガスを効率良く吸引して外部へ排出することが可能である。仮に、このダクト16の吸引口16cを床面F.L近くに水平方向に向けて配置した場合には、吸引口16cの上下で炭酸ガスの濃度が異なってしまうため、重い炭酸ガスよりも軽い空気が吸引されてしまい、炭酸ガスの排出は上手くいかなくなる。
【0034】
特に、本実施形態におけるハウス1では、ダクト16の吸引口16cがハウス1室内で栽培する茸類が棚10上に配置される高さよりも5cm以上下の位置に設けられているため、ハウス1室内に溜まる炭酸ガスが棚10上で栽培される茸類に吸気されないようになっており、生育に悪影響が及ぼされない。また、このダクト16の吸引口16cがハウス1室内の床面F.L上から10cm以下の高さであるため、ハウス1室内の床面F.L上に溜まった炭酸ガスを、床面F.L上を這わせてダクト16の吸引口16cに効率良く集め、外部へ排出することが可能である。
【0035】
特に、シロッコファン15は、ハウス1室内に静圧がかかったときでも換気量を確保できるので、ハウス1室内を加圧して茸類を栽培している場合であっても床面F.L上の炭酸ガスを吸引して外部へ排出することが可能である。逆に、ハウス1室内を減圧して茸類を栽培している場合であっても床面F.L上の炭酸ガスを吸引して外部へ排出することが可能である。
【0036】
また、本実施形態におけるハウス1では、適宜シート部材3の下端部を床面F.Lよりも低い位置まで巻き上げ、吸気装置13から外気を取り込むことにより、ハウス1内の空気を循環させ、室内の温度や湿度などの均一化を図ることも可能である。このとき、シート部材3の下端部は床面F.Lよりも低い位置までしか巻き上げられないので、室外の空気がシート部材3の下端部を通って室内を吹き抜けることがない。したがって、室内が乾燥することなく、室内の湿度が保たれる。すなわち、室内の湿度を下げることなく、栽培する茸類により排出される二酸化炭素(CO2)をハウス1外へと排出し、換気を行うことが可能である。
【0037】
また、本実施形態におけるハウス1では、床面F.Lを暖房配管6上に砂利7および石粉8を敷き詰めて形成しているので、暖房配管6により床面F.Lからハウス1内の温度を上昇させることができるとともに、砂利7の周りに水分を保持して付着した石粉8が温められる。これにより、石粉8の周りの水分が気化し、室内の湿度を上げるので、効率良く室内の湿度を最適な湿度に保つことが可能となる。
【0038】
また、本実施形態におけるハウス1では、シート部材3の内側に内張シート11が配設され、直射日光により熱せられるシート部材3と内張シート11との間の空間を冷却装置12により冷却するので、暑い時期に室内の湿度を下げることなく外気温の影響を少なくして室温を下げることが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明の茸類栽培装置および茸類栽培方法は、年間を通じて茸類を栽培するための装置および方法として有用である。特に、本発明は、室内床面近くに溜まる炭酸ガスを効率良く外部へ排出して、茸類の栽培に最適な環境を容易に実現することが可能な茸類栽培装置および茸類栽培方法として好適である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施の形態における茸類栽培用ハウスの断面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【符号の説明】
【0041】
C 栽培容器
1 ハウス
2 フレーム
3 シート部材
4 断熱材
5 ビニール
6 暖房配管
7 砂利
8 石粉
9 枠
10 棚
11 内張シート
12 冷却装置
13 吸気装置
14 加湿装置
15 シロッコファン
15a 吸引口
15b 排気口
15c モータ
15d 配線
16 ダクト
16a 曲がり管
16b 直管
16c 吸引口
17 フード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
茸類栽培室内の空気を吸引して外部へ排出するためのシロッコファンと、
このシロッコファンの吸引口に接続されたダクトとを備え、
前記ダクトの吸引口が、前記茸類栽培室内の床面上に対面させて設けられていることを特徴とする茸類栽培装置。
【請求項2】
前記ダクトの吸引口は、前記茸類栽培室内で栽培する茸類が配置されている高さよりも5cm以上下の位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の茸類栽培装置。
【請求項3】
前記ダクトの吸引口は、前記茸類栽培室内の床面上から10cm以下の高さに設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の茸類栽培装置。
【請求項4】
前記シロッコファンは、前記ダクトを介して前記茸類栽培室内の床面上の空気を上方へ吸引し、前記茸類栽培室の壁面から側方へ排出するように配置されたものである請求項1から3のいずれかに記載の茸類栽培装置。
【請求項5】
茸類栽培室内の床面上に対面させて設けられたダクトの吸引口から、前記ダクトに吸引口が接続されたシロッコファンにより前記茸類栽培室内の空気を吸引して外部へ排出することを特徴とする茸類栽培方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−35436(P2010−35436A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−198670(P2008−198670)
【出願日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【出願人】(597161034)株式会社ジェイ・エム・シー (3)
【Fターム(参考)】