説明

落とし蓋

【課題】さまざまなサイズの鍋に対応でき、また安全に取り出せる落とし蓋を提供する。
【解決手段】落とし蓋をドーナツ状に分割することで、さまざまなサイズの鍋に対応する事ができ、またツマミにフックを掛けられる様にする事で安全に取り出せることを特徴とする落とし蓋。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鍋で料理を煮込む際に使用する器具、落とし蓋に関するものである。
【技術背景】
【0002】
従来の落とし蓋においては各鍋のサイズに合った単一構造となっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし単一構造の落とし蓋では、さまざまなサイズの鍋に対し複数枚用意する必要があり、また収納スペースも枚数に応じて必要という問題があった。
加えて取り出す為のツマミ部分が簡素化されているものが多く、安全性に問題があった。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
落とし蓋をドーナツ状とし、大小さまざまなサイズのものを連結する事により、目的の大きさの落とし蓋を形成する。
ツマミを可倒式にし、さらにツマミの先端にフックを掛けられる様にする。
【発明の効果】
【0005】
本発明は落とし蓋において、さまざまなサイズの鍋に対し1枚で対応する事ができ、また収納スペースもコンパクトにする事ができる。
ツマミを可倒式にし省スペース化を図りながらも、ツマミの先端にフックを掛けられる様にすることで安全性を向上させている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1 1に示す落とし蓋の中心部材に対し2、3、4の落とし蓋増設用部材を鍋のサイズに合わせ複数枚連結する。連結の際は9のグリップ部分に手を添えて回転させ、双方の連結部を合わせる。落とし蓋の中心部材には鍋から取り出す際の安全性向上の為に7のツマミを設け、さらに高齢者に配慮した10のフック、11の取っ手を設ける。
本発明を使用するときは、使用する下記条件により形態、構造を変更してもよい。
【0007】
以下、本発明で実施形態が変更される条件を説明する。
(イ)用途の違い。調理以外に使用の場合。
(ロ)調理に使用される食材の違い。
(ハ)使用される方の年齢、性別の違い。
(ニ)業務用、家庭用の違い。
【0008】
以下、本発明で上記条件(イ)〜(ニ)により変更される形態、構造を説明する。
(ホ)落とし蓋の材質、枚数の変更。
(ヘ)落とし蓋の孔の形状、凹凸、口径、角度、数の変更。
(ト)落とし蓋の連結部分の形状、数の変更。
(チ)増設用落とし蓋の幅の変更。
(リ)グリップ部分の形状、数の変更。
(ヌ)ツマミ、フック、取っ手の形状の変更。
(ル)各部品の色の組み合わせの変更。
本発明は以上のような構造よりなっている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の背面からの斜視図
【図3】本発明の中心部材の詳細斜視図
【図4】本発明の増設部材の詳細斜視図
【図5】本発明のツマミ部分の詳細斜視図
【図6】本発明のフック部分の詳細斜視図
【符号の説明】
【0010】
1 落とし蓋中心部材
2 落とし蓋増設用部材−A
3 落とし蓋増設用部材−B
4 落とし蓋増設用部材−C
5 通気孔
6 連結孔
7 ツマミ
8 ピン(ツマミ固定用)
9 グリップ
10 フック
11 取っ手

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中心部にツマミ付きのピンを設けた落とし蓋の外側に、径の異なるドーナツ状の落とし蓋複数枚を、連結孔を介して任意の大きさの落とし蓋に形成できるように構成したことを特徴とする落とし蓋。
【請求項2】
落とし蓋のツマミにフックを掛けられる様にする事により、安全に取り出す事ができる落とし蓋。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−268872(P2009−268872A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−147432(P2008−147432)
【出願日】平成20年5月7日(2008.5.7)
【出願人】(508143007)
【Fターム(参考)】