説明

薄型テレビジョン受像機

【課題】下向きに設置された左右2つのスピーカを備えていて、それらのスピーカの相互間隔を広く確保することが困難な薄型テレビジョン受像機であっても、キャビネットの前方への音圧の増大化を可能にし、併せて、音響的なステレオ感を改善することができるようにする。
【解決手段】台座21を有するスタンド20と、画像表示部Aと、左側スピーカS1及び右側スピーカS2と、を備える。台座21の上面を音の反射面23とし、その反射面23を、左側区画24と右側区画25とに2区画する。左側区画24に、前下り及び左下がりの傾斜勾配を付与し、右側区画25に、前下り及び右下がりの傾斜勾配を付与する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薄型テレビジョン受像機のような薄型テレビジョン受像機、特に、正面視において左右に振り分けて配備された左側スピーカ及び右側スピーカを備え、画像表示部がスタンドで支えられる薄型テレビジョン受像機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、薄型テレビジョン受像機は、さらなる薄形化やフロントキャビネットの額縁幅の縮小化が顕著に促進されている。そして、それに伴ってスピーカの配置にも多くの制約が生じてきている。
【0003】
図7は薄型テレビジョン受像機の画像表示部Aを背面側から見て示した概略斜視図である。同図の薄型テレビジョン受像機では、その画像表示部Aが、液晶モジュール(不図示)やその液晶モジュールを内蔵しているキャビネット10などを備えている。キャビネット10は一般的にフロントキャビネット11とリアキャビネット15とを合わせることによって形成されていて、フロントパネル11の額縁部によって形成される表示窓(図に現れていない)に上記液晶モジュールの液晶表示素子(不図示)が臨んでいる。また、リアキャビネット15の背面中央部に背方迫出し部16が膨らみ出ていて、その内部に液晶モジュールの基板(不図示)などが収容されている。さらに、液晶モジュールの背部でリアキャビネット15の背方迫出し部16の内側下部に、左側スピーカS1と右側スピーカS2とが正面視において左右対称位置に振り分けて配備されていて、それらのスピーカS1,S2は下向きに音を出力する姿勢でリアキャビネット15に組み付けられている。
【0004】
同図のように、リアキャビネット15の背方迫出し部16の内側下部に、左側スピーカS1と右側スピーカS2とを正面視において左右に振り分けて配置してあるのは、概ね以下の理由による。
【0005】
すなわち、薄型テレビジョン受像機の見掛け状の薄形化を図るためには、リアキャビネット15の周囲を薄くすることが有利であり、その結果としてリアキャビネット15の中央部分に背方迫出し部16を形成して内部機構部品(上記基板など)を収容する必要があること、薄形化されたリアキャビネット15の周囲に、安価に入手し得るスピーカを配置することには、そのスピーカのサイズを勘案すると配置スペース面で困難を伴うこと、それらのスピーカS1,S2として小形高音質の高価なスピーカを採用することにはコスト上の制約が生じること、などの事由がある。
【0006】
そこで、図7に示した薄型テレビジョン受像機では、上記したようなスピーカの配置や価格についての制約を勘案した上で、左右2つのスピーカS1,S2の間隔Wを、リアキャビネット15の背方迫出し部16の内側下部で可能な限り広く定めることにより、左右2つのスピーカS1,S2から出力される音を、ユーザがキャビネット10の前方位置で可能な限り聞き取りやすくし、しかも、左右2つのスピーカS1,S2から出力される音の差を、ユーザがキャビネット10の前方位置で可能な限り明瞭に認識できるようにして音響上のステレオ感を向上させることを狙っている。
【0007】
図8は従来例による薄型テレビジョン受像機の正面図、図9は同側面図である。この薄型テレビジョン受像機には、図7を参照して説明した構成が採用されていて、12はフロントキャビネット11の額縁部であり、その額縁部12によって取り囲まれた表示窓13に、液晶モジュールの液晶表示素子14が臨んでいる。
【0008】
また、この薄型テレビジョン受像機はスタンド20を備えていて、そのスタンド20によって上記キャビネット10などを備えた画像表示部Aが起立姿勢で支えられる。スタンド20は、床面やテーブル面上に載置される平坦な台座21を備えている。そして、台座21の上面22は平坦面になっている。
【0009】
一方、画像表示部をスタンドで支えるようにした薄型テレビジョン受像機は従来より周知である(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。そして、特許文献1によると、スタンドによる薄型表示装置の支持安定性を高める手段が提供されている。また、特許文献2や特許文献3によると、本体に対するスタンドの着脱容易性を改善する手段が提供されているほか、特許文献3には、音声出力用のスピーカを表示装置(上記画像表示部に相当)の左右両側で前向きに配置した構成が示されている。さらに、特許文献4によると、薄型表示装置のクッション性を付与したスタンドの外観品位の低下を防止する手段が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2010−141610号公報
【特許文献2】実用新案登録第3116087号公報
【特許文献3】特開2005−165351号公報
【特許文献4】特開2007−86240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、図7や、図8及び図9などを参照して説明した薄型テレビジョン受像機では、左右2つのスピーカS1,S2が下向きに設置されて、それらのスピーカS1,S2から出力される音が下方を指向するようになっていると、それらのスピーカS1,S2が画像表示部の下側に確保される空間Sの近くに設置されているとしても、画像表示部Aの前方への音圧が小さくなってしまってキャビネット10の前方に音が拡がりにくい、ということが云える。また、左右2つのスピーカS1,S2の間隔Wが可能な限り広く定められているとしても、その間隔Wは、薄型テレビジョン受像機に存在しているスピーカの配置についての多くの制約を勘案した結果によるものであるために、それほど広く確保することは困難である。そのため、画像表示部Aの前方では、ユーザが、左右2つのスピーカS1,S2から出力された音の差をそれほど明瞭に左右の耳で聞き分けることはできない。その結果、正面視において左右に振り分けて左側スピーカS1及び右側スピーカS2が配備されているとしても、左右2つのスピーカS1,S2による音響的なステレオ感が満足されにくい、ということが云える。
【0012】
この点に関し、スタンド20の台座21の平坦な上面22が、左右2つのスピーカS1,S2の下方に位置している場合には、その台座21の上面22が各スピーカS1,S2から出力される音を反射して一定の音響効果が得られるとも考えられる。しかし、台座21の上面22による音の反射方向は、台座21の上方を向いている。そのために、画像表示部Aの前方への音圧を増大させることにそれほど寄与することはなく、画像表示部Aの前方に向けて音が拡がりにくい。また、左右2つのスピーカS1,S2の間隔Wがそれほど広くないので、画像表示部Aの前方での音響的なステレオ感も満足されにくい。
【0013】
これに対し、上掲の各特許文献によって提案されている技術を利用しても、下向きに設置された左右2つのスピーカから出力される音のキャビネットの前方への音圧を増大させたり、上記したステレオ感を改善したりすることは困難である。
【0014】
本発明は、以上の状況の下でなされたものであり、下向きに設置された左右2つのスピーカを備えていて、それらのスピーカの相互間隔を広く確保することが困難な薄型テレビジョン受像機であっても、スタンドによる音の反射を利用することによって、キャビネットの前方への音圧の増大化を可能にし、併せて、音響的なステレオ感を改善することのできる薄型テレビジョン受像機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明に係る薄型テレビジョン受像機は、台座を有するスタンドと、このスタンドに支えられた画像表示部と、正面視において左右に振り分けて配備された左側スピーカ及び右側スピーカと、を備えている。そして、上記台座の上面が、上記左側スピーカ及び上記右側スピーカから出力された音の反射面として形成され、その反射面が、上記左側スピーカの下方に位置する左側区画と上記右側スピーカの下方に位置する右側区画とに2区画されていると共に、上記反射面の左側区画に、前下り及び左下がりの傾斜勾配が付与され、上記反射面の右側区画に、前下り及び右下がりの傾斜勾配が付与されている。
【0016】
このように構成された薄型テレビジョン受像機によると、左側スピーカから出力された音が、スタンドの台座に形成された音の反射面の左側区画で反射して左前方へ拡散する。同様に、右側スピーカから出力された音が、スタンドの台座に形成された音の反射面の右側区画で反射して右前方へ拡散する。そのため、左右2つのスピーカが下向きに設置されて、それらのスピーカから出力される音が下方を指向するようになっているものでありながら、左右2つのスピーカから出力される音の画像表示部の前方への音圧が増大し、しかも、ユーザが、左右2つのスピーカから出力された音の差を、画像表示部の前方で左右の耳で明瞭に聞き分けられるようになり、音響的なステレオ感が満足されやすくなる。
【0017】
また、スタンドの座部の上面を音の反射面として利用しているので、音圧やステレオ感といった音響効果を、新たな部品を追加することなく改善することができるという利点を有している。加えて、小形高音質の高価なスピーカを用いることなく、音圧やステレオ感といった音響効果を改善することができるという利点もある。
【0018】
本発明では、左側スピーカが反射面の上記左側区画の真上で下向きに配備され、右側スピーカが反射面の上記右側区画の真上で下向きに配備されていることが望ましい。この構成であると、左側スピーカの下向き指向の音が反射面の左側区画で効率よく反射し、右側スピーカの下向き指向の音が反射面の右側区画で効率よく反射することになって、上記した前方への音圧の増大化や左右への音の拡がりによるステレオ感がいっそう改善される。
【0019】
本発明では、画像表示部が、液晶モジュールをキャビネットに内蔵してなり、上記左側スピーカ及び上記右側スピーカが、上記液晶モジュールの背部で上記キャビネットの下端部に設置されている、という構成であってもよい。したがって、本発明は、近年の薄形化指向の高い薄型テレビジョン受像機の音響性能を改善する上できわめて有益である。
【発明の効果】
【0020】
以上のように、本発明によると、スタンドの座部の上面を音の反射面として利用することによって、音響効果改善のための新たな部品を追加したり、小形高音質の高価なスピーカを用いたりすることなく、前方への音圧を増大化させたりユーザが感じるステレオ感を改善したりすることが可能になるので、音響効果に優れた薄型テレビジョン受像機を安価に提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態に係る薄型テレビジョン受像機の正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】反射面の左側区画や右側区画の構成を説明的に示した斜視図である。
【図4】台座の構成を説明的に示した正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】作用を説明するための台座の概略斜視図である。
【図7】薄型テレビジョン受像機の画像表示部Aを背面側から見て示した概略斜視図である。
【図8】従来例による薄型テレビジョン受像機の正面図である。
【図9】図8の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は本発明に係る薄型テレビジョン受像機の正面図、図2は図1の側面図である。
【0023】
この実施形態の薄型テレビジョン受像機において、画像表示部Aが、液晶モジュール(不図示)やその液晶モジュールを内蔵しているキャビネット10などを備えている点、キャビネット10がフロントキャビネットとリアキャビネットとを合わせることによって形成されている点、フロントパネル11の額縁部12によって形成される表示窓13に液晶モジュールの液晶表示素子14が臨んでいる点、リアキャビネットの背面中央部の背方迫出し部16の内部に液晶モジュールの基板(不図示)などが収容されている点、液晶モジュールの背部でリアキャビネットの背方迫出し部16の内側下部に、左側スピーカS1と右側スピーカS2とが正面視において左右対称位置に振り分けて配備されている点、それらのスピーカS1,S2は下向きに音を出力する姿勢で組み付けられている点、などは、図8及び図9を参照して説明した従来例としての薄型テレビジョン受像機と同様である。さらに、スタンド20を備えていて、そのスタンド20によって画像表示部Aが起立姿勢で支えられる点についても、図8及び図9を参照して説明した従来例としての薄型テレビジョン受像機と同様である。
【0024】
スタンド20は、床面やテーブル面上に載置される平坦な台座21を備えている。そして、この実施形態では、台座21の上面が、左側スピーカS1及び右側スピーカS2から出力された音の反射面23として形成されている。また、その反射面23は、左側スピーカS1の下方に位置する左側区画24と右側スピーカS2の下方に位置する右側区画25とに2区画されていている。次に、上記反射面23の左側区画24や右側区画25について詳細に説明する。
【0025】
図3は台座21の上面によって形成されている反射面23の左側区画24や右側区画25の構成を説明的に示した斜視図、図4は台座21の構成を説明的に示した正面図、図5は図4の側面図である。また、図6は作用を説明するための台座21の概略斜視図である。
【0026】
台座21はその下面を床面やテーブル面に載置するようになっている。図3〜図5のように、台座21の上面によって形成されている反射面23は、その幅方向中央に奥行方向に延びるまっすぐな稜線26を有し、その稜線26を境にして左側区画24と右側区画25とに2区画されている。図例では、反射面23の左側区画24及び右側区画25を、共に平坦に形成してあるけれども、それらの左側区画24及び右側区画25を曲率半径の大きな凹面に形成することも可能である。
【0027】
図3のように、反射面23の左側区画24には、前方Fに向かうほど下位に位置する前下り勾配θ1と、左方Lに向かうほど下位に位置する左下がり勾配θ2を有している。そのため、この左側区画24には、前下り及び左下がりの傾斜勾配が付与されている。同様に、右側区画25には、前方Fに向かうほど下位に位置する前下り勾配θ1と、右方Rに向かうほど下位に位置する右下がり勾配θ2を有している。そのため、この右側区画25には、前下り及び右下がりの傾斜勾配が付与されている。そして、左側区画24の左下がり勾配θ2の値と、右側区画25の右下がり勾配θ2の値とは等しくなっている。上記の理解を助けるために、図3には補助線100を仮想線で付加してある。
【0028】
この実施形態では、図3の補助線100や、図4又は図5を参照することによって類推することができるように、反射面23の左側区画24に前下り及び左下がりの傾斜勾配を付与し、右側区画25に前下り及び右下がりの傾斜勾配を付与するための手段として、稜線26の後端26bをその前端26aよりも高くすると共に、左側区画24の後縁外端24dと右側区画25の後縁外端25dとをそれらの前縁外端24c及び前縁外端25cよりも高くし、かつ、稜線26の後端26bよりも低くしてある。
【0029】
また、図1及び図2によって判るように、この実施形態では、左側スピーカS1が反射面23の左側区画24の真上で下向きに配備され、右側スピーカS2が反射面23の右側区画25の真上で下向きに配備されている。そのため、左側スピーカS1から出力された音(音波)のほゞ全部が反射面23の左側区画24に衝突して反射し、右側スピーカS2から出力された音(音波)のほゞ全部が反射面23の右側区画24に衝突して反射することになる。
【0030】
図6を参照して作用を説明する。同図では、左側スピーカから出力された音を下向き矢印SLで示し、右側スピーカから出力された音を下向き矢印SRで示してある。また、正面から見て左方を矢印L、右方を矢印R、画像表示部A(図1又は図2参照)の前方を矢印Fで示してある。
【0031】
上記したように、反射面23の左側区画24に前下り及び左下がりの傾斜勾配を付与し、右側区画25に前下り及び右下がりの傾斜勾配を付与してあり、左側スピーカS1が反射面23の左側区画24の真上で下向きに配備され、右側スピーカS2が反射面23の右側区画25の真上で下向きに配備されている。そのため、左側スピーカS1から出力された音SLのほゞ全部が反射面23の左側区画24に衝突して反射し、矢印L1で例示したように左前方へ拡散する。同様に、右側スピーカS2から出力された音SRのほゞ全部が、反射面23の右側区画25で衝突して反射し、矢印R1で例示したように右前方へ拡散する。そのため、左右2つのスピーカS1,S2から出力される音SL,SRが共に下方を指向するようになっているものでありながら、左右2つのスピーカS1,S2から出力される音SL,SRの画像表示部の前方への音圧が増大する。しかも、ユーザは、左右2つのスピーカS1,S2から出力された音SL,SRのうち、左前方に拡散された音L1を左耳で聴き取り、右前方に拡散された音R1を右耳で聴き取るようになるので、左右の音SL,SRの差を左右の耳で明瞭に聞き分けるようになって、音響的なステレオ感が満足されやすくなる。言い換えると、左側区画24で反射した音L1は左前方へ、右側区画25で反射した音R1は右前方へ向けて拡散するので、左右の音L1,R1が混ざるという状況が生じにくくなり、そのことが、ステレオ感をいっそう向上させることに役立つ。
【0032】
この実施形態では、台座21の上面によって形成した反射面23の左側区画24と右側区画25とを直線状の稜線26を境にして仕切っているけれども、この点は、稜線26に丸みを持たせたり、稜線26の頂面部分を平坦にしたりすることも可能である。さらに、左側区画24や右側区画25の平面視形状を矩形以外の形状、たとえば半円状などに形作ることも可能である。これらは、台座21のデザインを勘案して適宜選定することが可能である。
【符号の説明】
【0033】
A 画像表示部
10 キャビネット
20 スタンド
21 台座
23 音の反射面
24 左側区画
25 右側区画
S1 左側スピーカ
S2 右側スピーカ
SL,SR スピーカから出力された音
θ1 前下り勾配
θ2 左下がり勾配又は右下がり勾配

【特許請求の範囲】
【請求項1】
台座を有するスタンドと、このスタンドに支えられた画像表示部と、正面視において左右に振り分けて配備された左側スピーカ及び右側スピーカと、を備える薄型テレビジョン受像機において、
上記台座の上面が、上記左側スピーカ及び上記右側スピーカから出力された音の反射面として形成され、その反射面が、上記左側スピーカの下方に位置する左側区画と上記右側スピーカの下方に位置する右側区画とに2区画されていると共に、上記反射面の左側区画に、前下り及び左下がりの傾斜勾配が付与され、上記反射面の右側区画に、前下り及び右下がりの傾斜勾配が付与されていることを特徴とする薄型テレビジョン受像機。
【請求項2】
左側スピーカが反射面の上記左側区画の真上で下向きに配備され、右側スピーカが反射面の上記右側区画の真上で下向きに配備されている請求項1に記載した薄型テレビジョン受像機。
【請求項3】
画像表示部が、液晶モジュールをキャビネットに内蔵してなり、上記左側スピーカ及び上記右側スピーカが、上記液晶モジュールの背部で上記キャビネットの下端部に設置されている請求項2に記載した薄型テレビジョン受像機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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