説明

薄膜光電変換装置

【課題】アップコンバージョン材料を利用することで、変換した光の利用効率を高め、さらに直列抵抗成分を増加させないようにした薄膜光電変換装置を得ること。
【解決手段】絶縁性透明基板1上に、透明導電層2、光電変換層32、42、62、透明導電層7、および裏面反射電極層9が順に積層された薄膜光電変換装置であって、透明導電層7と裏面反射電極層9との間に、波長変換層8を有し、波長変換層8は、絶縁性透明基板1から入射して光電変換層32、42、62を通過した光の波長をより短い波長に変換する材料を含有し、かつ、層内に透明導電層7と裏面反射電極層9とを電気的に接続する導電部10を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薄膜太陽電池等の薄膜光電変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、太陽電池の低コスト化、高効率化を両立するために薄膜太陽電池の開発が精力的になされており、多接合型薄膜光電変換装置が注目されている。一般に、多接合型の光電変換装置の構成には透明導電層、光電変換層、導電型層、中間層、および裏面反射電極層が含まれ、光電変換層における入射光の一次吸収、中間層、裏面反射電極層等による反射光の高次吸収によって発電が行なわれている。
【0003】
しかしながら、光電変換層に用いる材料または結晶性によっては、入射光スペクトルに対して十分に光を吸収しない場合がある。例えば、光電変換層に非晶質シリコンや微結晶シリコンを用いた場合、入射光の内、可視光付近の領域に対する吸収は顕著であるが、紫外光や、赤外光の一部を除く領域に対する吸収は、その材料や結晶性等に起因して入射光を十分に吸収しない。このため、光電変換層における非吸収の光が生じ、多接合型光電変換装置の光電変換効率の向上を図る上で考慮すべき項目であった。
【0004】
一方、特許文献1では、赤外の一部を除く領域の光を可視付近の領域の光に変換する組成物に関する取り組みがなされており、低励起(照射)強度かつ常温で効率的なアップコンバージョン作用を示す材料及び組成物が開示されている。この材料及び組成物は、組成物の感光体として機能し、第1の波長域w≦λ1≦xにてエネルギを吸収する第1成分と、組成物の発光体として機能し、第2の波長域y≦λ2≦zにてエネルギを吸収する第2成分との少なくとも2つの成分を含み、λ2≦λ1であり、第1の成分による第1の波長域λ1におけるエネルギ吸収時に、第2の成分が第2の波長域λ2にてエネルギを放出し、第1の成分及び/又は第2の成分が有機化合物である。このような材料及び組成物の用途として、「光起電力素子、特に太陽電池、あるいはLED等におけるラベルであることを特徴とするアップコンバージョン装置」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−49824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
薄膜光電変換装置は、光電変換層、導電層の厚みが薄いため、光電変換効率向上には、光の利用効率を上げることと、導電層の電気抵抗を低下させることが特に重要である。しかしながら、特許文献1には、上記材料及び組成物の太陽電池への応用に関する記載はあるが、どのように応用するかについての具体的な構造は示されていない。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、アップコンバージョン材料を利用することで、変換した光の利用効率を高め、さらに直列抵抗成分を増加させないようにした薄膜光電変換装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる薄膜光電変換装置は、透光性基板上に、第1透明導電層、光電変換層、第2透明導電層、および裏面反射電極層が順に積層された薄膜光電変換装置であって、前記第2透明導電層と前記裏面反射電極層との間に、波長変換層を有し、前記波長変換層は、前記透光性基板から入射して前記光電変換層を通過した光の波長をより短い波長に変換する材料を含有し、かつ、層内に前記第2透明導電層と前記裏面反射電極層とを電気的に接続する導電部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、第2透明導電層と裏面反射電極層の間に、透光性基板から入射して光電変換層を通過した光の波長をより短い波長に変換する材料を含有する波長変換層を有するので、光電変換層で吸収されずに通過した波長の光を、吸収されやすい波長の光に変換し、光電変換層側に反射吸収させることができ、よって、変換した光の利用効率が向上し、この際、導電部によって裏面反射電極層と電気的に接続された第2透明導電層が光電変換層の背面側に設置されているので、光電変換層から電力を取り出す際の直列抵抗成分を低減させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、実施の形態1にかかる多接合型薄膜光電変換装置を示す概略断面図である。
【図2】図2は、実施の形態2にかかる多接合型薄膜光電変換装置を示す概略断面図である。
【図3】図3は、実施の形態3にかかる多接合型薄膜光電変換装置を示す概略断面図である。
【図4】図4は、実施の形態4にかかる多接合型薄膜光電変換装置を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明にかかる薄膜光電変換装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の実施の形態に示す薄膜光電変換装置の断面図は、模式的なものであり、層の厚みと幅との関係や各層の厚みの比率などは現実のものとは異なる。
【0012】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1にかかる多接合型薄膜光電変換装置を示す概略断面図である。本実施の形態1にかかる多接合型薄膜光電変換装置は、絶縁性透明基板1上に、透明導電層2、前方光電変換セル3、中間光電変換セル4、中間層5、後方光電変換セル6、透明導電層7、波長変換層8、および裏面反射電極層9を順次積層させた三接合型光電変換装置である。なお、図1は、絶縁性透明基板1側より光が入射するものとし、前述の積層構造からなるが、本発明は接合数に特に限定は無く、単一の光電変換装置、例えば多結晶シリコンや薄膜非晶質シリコンからなる光電変換装置や、二接合以上の光電変換装置、例えば非晶質シリコンと微結晶シリコンからなる二接合光電変換装置、さらにはこれに非晶質シリコンゲルマニウムを加えた三接合光電変換装置にも適用する場合などが挙げられるが、組合せはこの限りではない。また、波長変換層8が非晶質シリコンなどからなる単層の光電変換装置であってもよい。
【0013】
透光性基板である絶縁性透明基板1には、ガラス、樹脂フィルム等が用いられる。この絶縁性透明基板1上にSnOやZnO等からなる第1透明導電層である透明導電層2がCVD、スパッタ、蒸着等の方法を用いて形成されることが望ましい。なお、透明導電層2は、入射光の散乱を増大させる凹凸構造を有することが望ましい。
【0014】
また、前方光電変換セル3、中間光電変換セル4、および後方光電変換セル6は、それぞれpin接合を有するものである。すなわち、前方光電変換セル3は、導電型層31と光電変換層32と導電型層33とからなり、中間光電変換セル3は導電型層41と光電変換層42と導電型層43とからなり、後方光電変換セル6は、導電型層61と光電変換層62と導電型層63とからなる。この場合、前方光電変換セル3に相対的にバンドギャップの広い材料、例えば非晶質シリコンを用い、後方光電変換セル6に相対的にバンドギャップの狭い材料、例えば微結晶シリコンや微結晶シリコンゲルマニウムを用いることが好ましい。
【0015】
中間層5は、低屈折率を有し、所望の波長に対して高透過率、高反射率を持ち、かつ、導電性を併せ持つ薄膜である。例えば、屈折率が1.5〜2.5程度、膜厚が20〜100nm程度で、図1のような光電変換装置を形成した場合にも、中間層5による電気的損失が無く、中間層5よりも入射側にある光電変換セル3、4へ所望の波長の光を反射させ、それと反対側にある光電変換セル6へ所望の波長の光を透過させる薄膜である。
【0016】
裏面反射電極層9は、Ag、Al、Cu等の金属薄膜がスパッタ法、蒸着法によって形成されることが好ましい。なお、光電変換セル6と裏面反射電極層9との間にSnOやZnO等からなる第2透明導電層であるの透明導電層7を形成することが好ましい。
【0017】
本実施の形態1の波長変換層8は、図1の三接合型光電変換装置を背面側に通過した光の一部を、波長の短い光に変換するアップコンバージョン作用を持つ。これにより、前方光電変換セル3、中間光電変換セル4、および後方光電変換セル6で吸収可能な波長の光を発生させることができる。よって、これまでの多接合型光電変換装置では利用不可能であった波長域を有効利用することで光電変換効率を向上させることができる。
【0018】
この波長変換層8は、例えば、特許文献1中に示されたような有機材料や、アップコンバージョン作用を有する無機材料等である。たとえば、2光子吸収の特性を有する色素としてポルフィリンやフタロシアニンなどの化合物、およびフルオレン系などの発光ポリマーを有するものであってもよい。また、Erなどの希土類元素をY、YAO、YFなどに添加して得られる焼結粒子であってもよい。シリコンを主成分とする薄膜光電変換装置では裏面側に800〜1200nmの波長の光が比較的透過するので、これらの波長域にある光をシリコンが吸収しやすい400〜700nmに変換するものであることが望ましい。これらのアップコンバージョン材料は、アクリル樹脂やシリコーン樹脂などの透明なポリマーなどの材料中に分散してもよい。適当な溶媒で溶液として、スパッタ法、印刷法、スプレー塗布法等によって形成することができる。
【0019】
薄膜光電変換装置は、光電変換層62、透明導電層7の厚みが薄いため、光電変換効率向上には、光の利用効率を上げだけでなく、透明導電層7の電気抵抗を低下させることが特に重要である。本実施の形態1では、波長変換層8を透明導電層7の背面側に配置して、波長変換した光を含む反射光を光電変換に利用するので利用効率を向上させることができる。一方、透明導電層7の電気抵抗の増加を防止のために透明導電層7を厚くすると、近赤外領域など長波長側の光が透明導電層7によって吸収され、反射光の利用効率が減少してしまう。そこで、本実施の形態1では、透明導電層7をある程度薄くしても電気抵抗を低下できる構造として、波長変換層8は層内に透明導電層7と裏面反射電極層9とを電気的に接続する導電部10を形成した。透明導電層7は、少し抵抗が高くなるが、導電部10によって裏面反射電極層9に電気的に接続されるので、光電変換層62からの電力の取り出しが高効率に行える。
【0020】
本実施の形態1では、図1に示すように、波長変換層8中に貫通部8aを形成し、貫通部8aに裏面反射電極層9の一部を入り込ませることで導電部10を形成し、透明導電層7と裏面反射電極層9とが電気的に接する構造とした。なお、図1では波長変換層8中の貫通部8aに裏面反射電極層9の一部が入り込むことで、透明導電層7と裏面反射電極層9とを直接接触させる導電部10構造としているので最も簡単であるが、貫通部8a中に別の導電材料を挿入させて導電部を形成するようにしてもよい。また、貫通部8aに代えて、波長変換層8を複数の島状のパターンに分割して、その島状パターンの隙間で透明導電層7と裏面反射電極層9とを電気的に接続するようにしてもよい。
【0021】
波長変換層8の貫通部8aや島状パターンは、層状に塗布形成した膜を、マスクを利用してウェットあるいはドライエッチングにより形成できる。また、印刷法で直接パターンを加工した層を形成すると簡単に形成できる。
【0022】
波長変換層8の厚みは、例えば、膜厚が1〜750nmとなるようにしてもよい。下地となる層に対する波長変換層8の被覆率が概ね80%以下であれば、透明導電層7と裏面反射電極層9との接続抵抗が低下するので望ましい。一方、波長変換の効率の観点からは、下地となる層に対する波長変換層8の被覆率が概ね50%以上であることが好ましい。
【0023】
また、波長変換層8の表面の凹凸が原子間力顕微鏡によって測定されるRMSを指標として1〜50nm、などの凹凸構造を有するようにすると、裏面反射電極層9での反射が散乱されるので反射光の利用効率が高まる。
【0024】
実施の形態2.
図2は、本実施の形態2にかかる多接合型薄膜光電変換装置を示す概略断面図である。本実施の形態2にかかる薄膜光電変換装置は、実施の形態1の場合と波長変換層8および裏面反射電極層9の形状が異なる。本実施の形態2では、波長変換層8は、表面が、球面や円筒面などの裏面側に凸曲面となる形状に形成されている。また、その上の裏面反射電極層9は、波長変換層8の表面形状に倣い、波長変換層8側に凹曲面9aを有する形状に形成されている。このため、裏面反射電極層9の内側反射面は、反射した光を波長変換層8内に集光させる集光機能を有するものとなる。
【0025】
波長変換層8は、例えば、有機材料や樹脂材料で形成される。このような波長変換層8の形状は、粒子が点在するように溶液を塗布噴霧して付着させると簡単に作成できる、また、離散した層状のパターンをマスク加工で形成した後に、熱処理で軟化することでエッジを滑らかにするなどの方法でも良い。
【0026】
裏面反射電極層9は、このような波長変換層8上にスパッタ法などで製膜すると、波長変換層8の表面形状に沿って膜が付着するので、図2に示すような波長変換層8側に凹となる曲面形状となる。
【0027】
このように裏面反射電極層9が波長変換層8側に凹曲面9aを有し、表面側から入射して光電変換層62を透過した光が、波長変換層8を経て、背後の凹曲面9aで波長変換層8内に集光されるように反射される。すなわち、裏面反射電極層9で反射した光が再び波長変換層8を通過する際には、集光されているため、波長変換効率が向上する。凹曲面9aが、例えば、球面や円筒面などの焦点を有する曲面の場合には、その焦点が波長変換層8内にあるようにすることがさらに望ましい。波長変換効率が向上することで、裏面反射電極層9によって反射される光の波長成分のうち、光電変換層62で吸収されやすい波長成分を高めることが可能となるので、光電変換効率が向上する。
【0028】
実施の形態3.
ついで、実施の形態3について説明する。赤外光を可視光に変換する材料として、二光子吸収によるものだけでなく、多段階の遷移型によって赤外可視変換する材料であってもよい。このような材料として、例えば特開2005−82770号公報によれば、数ミクロン程度の微小な粒径を有する赤外可視変換蛍光体が示されている。Er3+、Tm3+、Ho3+などを含有する蛍光体では、励起状態にあるそれらのイオンが更に光を吸収してより高い励起準位に上がる多段階励起が生じ、これにより赤外を可視光に変換できる。このような材料からなる微細な粒子を絶縁性の透明な樹脂溶液中に分散させ、その液を印刷やスプレーで噴霧塗布により波長変換層を容易に形成することができる。多段階励起型だけでなく、アルカリ土類金属の硫化物あるいはセレン化物を主成分とした赤外輝尽蛍光体の細かい粉末を用いてもよい。
【0029】
図3は、実施の形態3にかかる多接合型薄膜光電変換装置を示す概略断面図である。実施の形態2の場合と波長変換層8および裏面反射電極層9の形状は同様であるが、本実施の形態3の波長変換層8は、透明な樹脂材料8cと硫化物などの蛍光体微粒子8bからなる。蛍光体微粒子8bは、樹脂材料8c中に分散されており、実施の形態2の場合と同様に作成できる。蛍光体微粒子8bのサイズは、例えば、1〜5μmである。
【0030】
蛍光体微粒子8bは、一般に、角のある材料であるが、樹脂材料8c中に分散したことにより、下地との接着力が良く、また、裏面反射電極層9の蛍光体微粒子8b側に滑らかな凹曲面9aを作成できる。このような凹曲面9aによって集光性能が向上するので、実施の形態2の場合と同様に光電変換効率が向上する。
【0031】
実施の形態4.
図4は、実施の形態4にかかる多接合型薄膜光電変換装置を示す概略断面図である。本実施の形態4では、波長変換層8中に導電部となる導電性粒子12を分散させた構成としたものである。導電性粒子12は、金属粒子や透明導電材料からなる粒子である。例えば、1〜5μm程度の粒子としてもよい。このため、波長変換層8中に貫通穴や開口部を形成しなくても、導電性粒子12により裏面反射電極層9と透明導電層7とを電気的に接続させることができる。
【0032】
このように波長変換層8中に導電性粒子12を分散させることで、製造が容易となる。また、導電性粒子12が分散されることで、波長変換層8中での散乱作用が高まり、裏面反射電極層9で反射した光が、後方光電変換セル6(光電変換層62)で吸収されやすくなり、光電変換効率が向上する。
【0033】
なお、特に図示しないが、多光子吸収などの波長変換の現象は、光強度を高めると飛躍的に効率が高まるため、絶縁性透明基板1には、集光レンズ、集光ミラーなどで太陽光を集光させた光を入射するようにした太陽電池とするとさらによい。
【産業上の利用可能性】
【0034】
以上のように、本発明にかかる薄膜光電変換装置は、光電変換層における入射光の一次吸収、裏面反射電極層等による反射光の高次吸収によって発電を行なう場合の光電変換効率の向上に有用である。
【符号の説明】
【0035】
1 絶縁性透明基板
2 透明導電層
7 透明導電層
8 波長変換層
9 裏面反射電極層
9a 凹曲面
10 導電部
12 導電性粒子
32,42,62 光電変換層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透光性基板上に、第1透明導電層、光電変換層、第2透明導電層、および裏面反射電極層が順に積層された薄膜光電変換装置であって、
前記第2透明導電層と前記裏面反射電極層との間に、波長変換層を有し、
前記波長変換層は、前記透光性基板から入射して前記光電変換層を通過した光の波長をより短い波長に変換する材料を含有し、かつ、層内に前記第2透明導電層と前記裏面反射電極層とを電気的に接続する導電部を有することを特徴とする薄膜光電変換装置。
【請求項2】
前記裏面反射電極層は、前記波長変換層側に凹曲面を有することを特徴とする請求項1に記載の薄膜光電変換装置。
【請求項3】
前記導電部は、前記波長変換層中に分散させた導電性粒子からなることを特徴とする請求項1に記載の薄膜光電変換装置。
【請求項4】
前記波長変換層の下地となる層に対する該波長変換層の被覆率は、概ね80%以下、50%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の薄膜光電変換装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−3663(P2011−3663A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−144491(P2009−144491)
【出願日】平成21年6月17日(2009.6.17)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】