説明

蛇篭の展開

蛇篭(22)を保持するコンテナ(30)と、折り畳み型式の蛇篭(22)を含む蛇篭展開システムであって、前記蛇篭が、格納のために折り畳み可能で使用のために展開できるように蝶番で取り付け、接続した側壁(16と18)および交差部材(12)と、コンテナ(30)に関連付けられ前記コンテナ内に蛇篭(20)を保持する保持手段(50)と、保持手段(50)に蛇篭(22)の少なくとも一部を取り付け、接続または維持係合させる少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段(66)を含み、蛇篭(22)を折り畳むとき保持手段(50)に蛇篭(22)の一部を取り付け、接続または維持係合するが、蛇篭(22)を展開するとき保持手段(50)から蛇篭(22)を開放するように、少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段(66)を適合させるシステム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蛇篭の展開、特にその改善、および蛇篭の格納および/または展開に関する。
【背景技術】
【0002】
蛇篭は一般に、側壁パネル、端部パネル、および前記側壁パネルを接続する隔壁パネルを含む型式の構造であり、全てのパネルは通常長方形であり、共に旋回するように取り付け、接続可能であり、前記構造が使用のための拡大(または展開)状態と、格納および輸送のための畳み込み(または折り畳み)状態の間を移動できるようになっている。展開状態では、前記構造は細長く、パネルは前記構造の長手方向に延びるキャビティの行を画定し、端部キャビティ以外の各キャビティは側壁パネルと隔壁パネルによって画定され、端部キャビティは側壁パネル、隔壁パネル、端部パネルによって画定される。これらのキャビティにはバラストまたは建築資材を充填でき、そうすると前記構造は堅牢な壁となり、洪水の防御、軍事装置および人員用、および山腹や河岸などの支柱用、もしくは単に所有地その他の境界として用いることができる。それらは、配置される用途に依存して、並列させて、端部をつなげてまたは重ね合わせて用いることができる。
【0003】
折り畳み状態では、前記構造は一般に平坦であり、隔壁および端部パネルは平行な面内にある一方、各側壁の側壁パネルは互いにジグザグ状または蛇腹状に折り畳まれ、畳み込んだ構造の平面設置面積が長方形になるようにする。
【0004】
当然のことながら、本明細書で「長方形」と呼ばれるものは、特に長方形の一形態である正方形を含むものとする。
【0005】
上記の型式の構造の一例は、特許文献1の図1と図2に示されており、付随する説明もその特許に含まれている。
【0006】
蛇篭は、多くの異なる用途で世界中で用いられており(例えば、洪水の防止、または敵軍に対する保護のために)素早く展開する必要がある状況でしばしば用いられる。特許文献1に記載されているように、旋回するように取り付け、接続された多区画蛇篭の一つの利点は、それらを容易に素早く直立させ、特に前記欧州特許で記載されているこれらの実施形態において容易に入手可能で安価な材料を充填できることであり、そのパネルはメッシュからなり、ジオテキスタイルの裏地材料を備え、前記メッシュの孔から充填材料の粒子が落下しないようにする。このメッシュおよび裏地材料の構造は本発明の好ましい形態であるが、本発明はこの特定の形態には限定されない。
【0007】
従来、蛇篭はパレット上に山積みで供給され、収縮包装プラスチック材料で包装されていることが多かった。これは十分であり、特により小さなサイズの蛇篭の場合は十分であり続けると思われるが、より大きな蛇篭では収縮包装の除去、パレットからの蛇篭の除去は時間がかかり、緊急事態では時間が最重要であり防護壁を直立させる時間は節約できる方がよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】欧州特許番号0466726B1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、この領域での改善を実現することを求め、本方法の欠点なしに、畳み込んだ折り畳み状態から展開状態への蛇篭の直立を素早く効率的に実現できる手段を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
従って、本発明の第1形態は、折り畳んだ蛇篭の格納に適し、そこから蛇篭を展開可能なコンテナを提供し、前記コンテナは底部、少なくとも一つの側壁および屋根を含み、前記コンテナは内部に保持手段を配置し、少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段によって、折り畳んだ蛇篭を前記保持手段内、保持手段上、または保持手段に対して開放可能なように取り付け、接続または維持係合でき、前記蛇篭を折り畳んだとき前記保持手段に蛇篭の一部を取り付け、接続または維持係合させ、前記蛇篭を展開したとき前記保持手段から蛇篭を開放するように、前記少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を適合させる。
【0011】
本発明の第2形態は、格納のために折り畳み可能で、使用のために展開可能なように、蝶番で取り付け、接続した側壁および交差部材と、保持手段への蛇篭の取り付け、接続または維持係合に適した少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を含む型式の蛇篭を提供し、前記蛇篭を折り畳んだとき前記保持手段に蛇篭の一部を取り付け、接続または維持係合させるが、前記蛇篭を展開したとき前記保持手段から蛇篭を開放するように、前記少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を適合させる。
【0012】
本発明の第3形態は、蛇篭を保持するコンテナと、折り畳み形式の蛇篭を含む蛇篭展開システムを提供し、前記蛇篭は格納のために折り畳み可能で使用のために展開できるように、蝶番で取り付け、接続した側壁および交差部材と、前記コンテナに関連付けられ前記コンテナ内に蛇篭を保持する保持手段と、前記保持手段に蛇篭の少なくとも一部を取り付け、接続または維持係合させる少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を含み、前記蛇篭を折り畳んだとき前記保持手段に蛇篭の一部を取り付け、接続または維持係合させるが、前記蛇篭を展開したとき前記保持手段から蛇篭を開放するように、前記少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を適合させる。
【0013】
コンテナは任意の適切な型式であってもよいが、キャビティを画定する底部、複数の側壁、屋根を含み、前記キャビティ内に折り畳んだ蛇篭を格納できると想定される。好ましくはコンテナは、一つ以上の扉などの閉鎖可能な開口部を備えている。扉が設けられている場合は、それは好ましくは施錠可能である。好ましくはコンテナは、堅牢および/または強固および/または耐久性のある材料(例えば、金属またはプラスチック)から製造される。コンテナの好ましい実施形態は表面に固定可能な外部構成物(突起部や開口部など)を備え、表面の対応する開口部や突起部に各々相互に係合可能である。構成物はコンテナ上に設けて、クレーンや他の装置を用いて巻き上げおよび/または操作可能にすることもできる。
【0014】
最も好ましい実施形態は、船および/または車両トレーラ上への積載に適した型式のコンテナに見られる。
【0015】
コンテナの屋根は、その所望の下側に保持手段を配置するように選択され、折り畳んだ蛇篭を前記保持手段に取り付け、接続または維持係合できるようする。代替的または付加的に、コンテナの所定の側壁または各側壁の所望の内側に保持手段を配置するように選択され、折り畳んだ蛇篭を前記保持手段に取り付け、接続または維持係合できるようにする。代替的または付加的に、コンテナの底部は、所望の上側に保持手段を配置するように選択され、折り畳んだ蛇篭を前記保持手段に取り付け、接続または維持係合できるようにする。
【0016】
しかし、好ましくはコンテナは、その屋根および/またはその側壁の上側領域に前記保持手段を備えている。保持手段は、フックまたは小穴または機械的に拘束する任意の他の適切な形態を含むことができる。しかし、好ましくは保持手段は、バーまたはケーブルなどの細長い部材を含み、前記部材に蛇篭の一部をスライド可能なように取り付け、接続または維持係合できる。保持手段は、コンテナの長さ全体に延びていてもよい。さらに、コンテナの外側であっても蛇篭の一部を保持できるように、コンテナの周囲を超えて(つまり、その扉または開口部から出て)引き込み可能なように延ばして保持手段を適合させてもよい。
【0017】
一つの特に好ましい形態では、保持手段は一連の突起部を含み、前記突起部は歯形であってもよく、格納した蛇篭を使用中、二つの突起部の間のギャップが多区画蛇篭の一つ以上の折り畳んだ区画のエッジ部分を収容する。突起部の材料はやや弾性を備えるように選択でき、例えば、折り畳んだ蛇篭をコンテナから取り外すために牽引力を加えるとき、突起部はギャップからエッジ部分を開放するために十分に屈曲できる。例えば、多区画蛇篭が10個の区画を含むとき、折り畳んだ蛇篭は10個の突起部を備えたコンテナ内に格納/配送され、第1突起部がコンテナの入口と第1蛇篭区画の間に配置され、第2突起部が第1および第2蛇篭区画の間に配置され、第1蛇篭区画のエッジ部分が第1および第2突起部の間のギャップ内に延び、第3突起部が第2および第3蛇篭区画の間に配置され、第2蛇篭区画のエッジ部分が第2および第3突起部の間のギャップ内に延び、…、第10突起部が第9および第10蛇篭区画の間に配置され、第9蛇篭区画のエッジ部分が第9および第10突起部の間のギャップ内に延びている。しかし、これは一例にすぎないことも強調すべきであり、蛇篭区画と同じ数の突起部を提供することは必須でなくてもよく、例えばいくつかの場合、第1蛇篭区画または最初のいくつかの蛇篭区画を保持することでも十分である。いくつかの場合、一対の突起部の間に、一つより多く(例えば、二つまたは三つ)の折り畳んだ蛇篭区画のエッジ部分を収容することもできる。
【0018】
この最後の形態の特に好ましい変形態様は、案内ラインまたはロッド(例えば、ワイヤなど)によって突起部自体を共に取り付け接続でき、それは実質的に屈曲しない方向で突起部を保持するように一方で取り付け、接続する(それによって、案内ラインまたはロッドを除去するまで、折り畳んだ蛇篭区画のエッジ部分を開放しないように好ましくは十分に屈曲しないことを意味する)。この実施形態では、突起部から案内ラインを取り外すときだけ所望の突起部は屈曲し、折り畳んだ蛇篭区画のエッジ部分を開放できる。蛇篭を配送または格納する場合、案内ラインは所定の場所に保持される。蛇篭を展開すると案内ラインが最初に取り外されるか、展開と同時にまたは連続的に取り外される。案内ラインは追加的に、折り畳んだ蛇篭自体に操作可能なように取り付け、接続することもできる。一実施形態では、案内ラインは、コンテナの前端(入口ではない)に向かって突起部を通過させ(それ自体その目的に適したオリフィスまたは接続手段を備えている)プーリを周り、折り畳んだ蛇篭を介して(またはその目的で設けた適切なオリフィスまたは接続手段を介して)コンテナの後端(入口)に向かって通過させ、コンテナの後端(入口)に配置した、またはそれに向かう蛇篭の第1区画においてまたはそれに向かって蛇篭に固定される。この機構によって、案内ラインは、蛇篭をコンテナから取り外すとき(最初の、後端の突起部で始まる)突起部から実質的に取り外される。
【0019】
従って、本発明の一実施形態は折り畳んだ蛇篭の格納に適し、そこから蛇篭を展開可能なコンテナを提供し、前記コンテナは底部、少なくとも一つの側壁および屋根を含み、前記コンテナは内部に保持手段を配置し、少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段によって、折り畳んだ蛇篭を前記保持手段内、保持手段上、または保持手段に対して開放可能なように取り付け、接続または維持係合でき、前記蛇篭を折り畳んだとき前記保持手段に蛇篭の一部を取り付け、接続または維持係合させるが、前記蛇篭を展開したとき前記保持手段から蛇篭を開放するように、前記少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を適合させ、前記保持手段は一連の突起部を含み、開放可能取り付け、接続または維持係合手段は折り畳んだ蛇篭の区画エッジ部分を含んでいる。
【0020】
当然のことながら、突起部は、コンテナの屋根、床または側壁のいずれか一つ(または複数)に設けることができる。しかし、好ましくは、それらは屋根または側壁の上側領域に設けられる。
【0021】
保持手段によって展開中の蛇篭がカム作用を受ける開放可能な係合の別の機構も想定される。
【0022】
保持手段は所定の実施形態では櫛形の構造を含み、第1櫛歯または櫛歯対は折り畳んだ第1蛇篭区画に維持係合し、第2櫛歯または櫛歯対は第2蛇篭区画に維持係合する。
【0023】
少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段は、任意の適切な型式であってもよい。当然のことながら、適切な開放可能取り付け、接続または維持係合手段はとりわけ次のものを含むことができる。
・折り畳んだ蛇篭の区画エッジ部分
・折れやすいループまたはリング
・蛇篭の折れやすい部分
・変形可能なヘリカル部材
・開放可能なライン
・クリップ
【0024】
開放可能取り付け、接続または維持係合手段が折れやすい場所にはノッチまたは溝などの脆弱点を設け、取り付け、接続または維持係合手段を所定の位置および/または負荷で破壊させる。
【0025】
カラビナ型クリップまたはバネ−カム型クリップなどの任意の適切な型式のクリップを用いることもできる。
【0026】
少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段は、蛇篭を折り畳んだとき保持手段に蛇篭の一部を取り付け、接続または維持係合させるが、前記蛇篭を展開したとき前記保持手段から蛇篭を開放するように適合させる。以上のように、蛇篭自体によってまたはその一部によって、開放可能取り付け、接続または維持係合手段が提供されるようにコンテナの保持手段を設計できる。この意味では、取り付け、接続または維持係合手段は、保持手段から開放可能であるという意味で開放可能である。他の実施形態では、取り付け、接続、維持係合手段はそれに加えてまたはその代わりに蛇篭自体から開放可能であってもよい。
【0027】
開放可能取り付け、接続または維持係合手段は、所定の負荷において破壊(折れやすい場所で)、分離(クリップの場所で)または変形し(変形可能な場所で)、所定の負荷においてコンテナの保持手段を破壊または変形させるように好ましくは適合させる。所定の負荷は、蛇篭の一部の重量に実質的に従って選択できる。本発明の一つの可能な実施形態では、開放可能取り付け、接続または維持係合手段は、蛇篭の一部の重量および追加の力(例えば、手または機械支援牽引)によって負荷をかけたとき、蛇篭の一部を破壊および/または開放するように適合させる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】従来技術の単一ユニットの蛇篭の概略図。
【図2】折り畳み構成の従来技術の複数ユニットの蛇篭の概略図。
【図3】展開構成の従来技術の複数ユニットの蛇篭の概略図。
【図4】従来技術のコンテナの蛇篭展開システムの概略図。
【図5a】本発明によるコンテナの蛇篭展開システムの概略図。
【図5b】本発明によるコンテナの蛇篭展開システムの概略図。
【図5c】本発明によるコンテナの蛇篭展開システムの概略図。
【図6】本発明によるコンテナの蛇篭展開システムの概略図。
【図7】本発明によるコンテナの蛇篭展開システムの概略図。
【図8】リング型の開放可能取り付け、接続または維持係合手段の側面図。
【図9】リング型の開放可能取り付け、接続または維持係合手段の側面図。
【図10】リング型の開放可能取り付け、接続または維持係合手段の側面図。
【図11】所定の隠れ線を示すクリップ型の開放可能取り付け、接続または維持係合手段の側面図。
【図12】本発明によるコンテナの蛇篭展開システムの概略図。
【図13】本発明によるコンテナの蛇篭展開システムの概略図。
【発明を実施するための形態】
【0029】
ここで図面を参照すると、図1は従来技術の単一ユニットの蛇篭10の概略図を示しており、それは側壁に蝶番14で接続した一対の端部壁12を含んでいる。側壁は二つのパネル16と18を含み、各パネルは互いに蝶番20で接続し、さらに端部壁14に接続する。本発明と共に使用するのに適した別の蛇篭設計は、単一パネルの側壁を含んでいる。二つより多くのパネルを含む側壁も、本発明の範囲内で想定される。各壁12、16および18は、ワイヤメッシュから構成される。蝶番接続14と20は一般にヘリカルワイヤ部材であり、隣接する壁12、16および18の対応するエッジワイヤと係合する。蝶番14と20は、壁12、16および18から分離可能なことがある(この場合は我々の先行出願GB0424321.8参照)。メッシュパネルではなく、実質的に閉じたパネルから側壁を提供するなど異なる構成も可能である。
【0030】
ここで図2と4を参照すると、従来技術の複数ユニットの蛇篭22が示されている。この構成は図1に示したものと同様であるが、側壁16と18および端部壁12は繰り返しユニットを構成し、前記繰り返しユニットは所望の長さの蛇篭22の製造に必要な数だけ追加できる。
【0031】
蛇篭22は、折り畳み構成(図2)で格納され、矢印Aで示された張力を加えることによって展開構成(図3)に延長される。逆に、蛇篭22は、矢印Aと逆方向の圧縮力を加えることによって折り畳むことができる。
【0032】
いったん展開されると、蛇篭は任意の適切な材料(例えば、岩、砂、土、氷など)を充填し、壁型の構造を製造できる。蛇篭は一般にシート材料からなる裏地(図示せず)を備え、メッシュの孔から充填材料が漏れることを抑制する。
【0033】
図4、5、6および7では蛇篭22は、簡略化のために一連の端部壁12のみを示すことによって表されている。側壁は破線で表され、端部壁12を互いに取り付け、接続していることを示す。
【0034】
蛇篭22の輸送の一つの簡便な方法は、図4によって示されたコンテナで行うことである。コンテナ30は一般に、底部32、側壁および端部壁34と屋根36を含んでいる。底部32は開口タブ38を備え、開口タブ38は(この場合は)運搬車42上に設けたピン40と係合する。コンテナ30は小穴44を備え、クレーン(図示せず)を用いて運搬車42上に載せたりそこから降ろしたりできる。
【0035】
蛇篭22は、矢印Bによって示した第1端部壁12’を引っ張ることによって、通常ユニット毎に蛇篭を延ばすように展開される。引っ張りBは、端部壁12’を引っ張ること、端部壁12’を保持して矢印Cで示した方向に運搬車を運転すること、または両方の組み合わせによって実現できる。
【0036】
この方法での蛇篭22の輸送と展開の主要な問題は、傾斜した地面46上で蛇篭22を展開するとき、蛇篭22がコンテナ30から倒れる傾向があることである。蛇篭22の様々な部品48は互いに取り付け、接続されているので、いったん倒れ始めると、蛇篭22の全てではないとしても、大部分が運搬車42の後方の地面にこぼれる可能性がある。これは、近くの人間にとって極めて危険な可能性がある。別の問題は、蛇篭22が絡まったり壊れたりする可能性があり、それを整えるのは非効率で、無駄が多く、時間がかかる可能性がある。
【0037】
本発明の様々な変形態様は、図5〜13の図面に示されている。
【0038】
本発明の好ましい実施形態は、図5a〜5cに示されている。図5aでは、コンテナ30は屋根36を備えるように示されている。屋根36の下側の両端からは小穴37を懸吊し、スナップフック39によって保持ケーブル50の形態の保持手段を小穴37に取り付け接続する。蛇篭22の端部壁12は、不連続なリング66によって保持ケーブル50に取り付け、接続する。
【0039】
保持ケーブル50は、取り付け、接続または維持係合リング66が最初に破壊または変形することなく、コンテナ30から蛇篭20がこぼれないようにする。
【0040】
図5bでは、各端部壁には一対の取り付け、接続または維持係合リング66を設け、一対の間隙を介した実質的に平行な保持ケーブル50に取り付け、接続または維持係合させることがわかる。
【0041】
平行ではない支持ケーブル50を設け、コンテナ30の扉に近づくほど、蛇篭22のそれに沿ったスライドがより困難になるようにすることもできる。
【0042】
蛇篭22は工場で組み立て、取り付け、接続または維持係合リング66を設けて折り畳むことも想定される。それから、取り付け、接続または維持係合リング66に一つ以上の支持ケーブル50を通過させ、一つ以上のケーブル50の両端にクリップ留め具39を取り付け、接続または維持係合させることもできる。それから、蛇篭22をコンテナ30内に積載し、屋根の小穴37にクリップ留め具39を取り付け、接続または維持係合できる。
【0043】
図5cでは、コンテナ30は、屋根36の下側に配置した保持手段50を備えている。保持手段は、保持ケーブル54を取り付け、接続または維持係合させる取り付け部52を含んでいる。延長可能/引き込み可能取り付け部56は、保持ケーブル54の他方の端部に取り付け、接続または維持係合される。延長可能/引き込み可能取り付け部56は、シース60にスライド可能なように係合できる支持バー58を含んでいる。端部止め具62は、所望の範囲を超えて支持バーがスライドしないように設けられる。支持バー58はシース60から懸吊し、内部に凹凸64を備え、それに沿った蛇篭22の移動を抑制する。
【0044】
開放可能取り付け、接続または維持係合手段66は、蛇篭22の各端部壁12に関連付けられ、保持ケーブル54または支持バー58のいずれかに蛇篭22の各端部壁12を接続する。保持ケーブル54と支持バー58の高さは、蛇篭22の重量の大部分がコンテナの床によって支持されるようにする。
【0045】
使用中、図6に示したように、コンテナ30の扉を開き、矢印Dによって示した方向に蛇篭22の第1端部壁12’を引っ張る。支持バー58はコンテナ30の周囲68を超えてスライドし、蛇篭22の一部が周囲68を超えて懸架されるようにする。支持バー58は、端部止め具62によってシース60から離脱されない。
【0046】
開放可能取り付け、接続または維持係合手段66は、蛇篭の一部の重量の下で分離66’を行うか、またはそこに追加の力Eを加えたとき分離するように構成できる。従って、蛇篭22は、最初の所望の数のユニットの引き出しDを行い、それから引き下げEを行い、蛇篭22の所望の数のユニットを開放することによって、使用者がユニット毎に展開できる。開放可能取り付け、接続または維持係合手段66が蛇篭22の重量だけで分離するように構成されている場合、使用者は最初のユニットの引き出しDを行う必要があるだけで、残りは運搬車42の進行Fが行われればそれに従う。
【0047】
図7は、運搬車42が傾斜した地面46上にあるとき、どのように蛇篭がコンテナ30から展開することもこぼれることもないかを示している。開放可能取り付け、接続または維持係合手段66は蛇篭22の重量を支持するように構成され、追加の力Eが加えられない限り、こぼれないようにする。さらに、支持バー58内の凹凸64はコンテナ30の周囲を超えて進む蛇篭のユニット数を制限し、開放可能取り付け、接続または維持係合手段66上への負荷を制限し、そこに追加の力Eが加えられないようにする。
【0048】
本発明の別の実施形態では、取り付け部52と拡張可能/引き込み可能取り付け部56を用いて排出し、保持ケーブル54のみを備えた保持手段が見られる。所望の張力を維持するために、プーリ/バネ/張力機構を保持ケーブルに関連付けることもできる。
【0049】
ここで図8〜11を参照すると、様々な可能な型式の開放可能取り付け、接続または維持係合手段66が示されている。
【0050】
図8では、開放可能取り付け、接続または維持係合手段66は、内部にノッチ72を備えた金属リング70を含んでいる。ノッチは内部に所定の円周応力が達成されたとき、リング70が破壊するように構成される。
【0051】
図9では、内部に切れ目74を備えた金属リング70が示されている。力を加えるとリング70は変形し、切れ目74が拡大し(破線で示したように)保持手段から蛇篭を開放する。
【0052】
図10では、蛇篭22の端部壁12は一体的に形成したループ76を備え、そこに保持ケーブル等を通過させることができる。ループ76は所定の負荷の下で破壊するように、内部に脆弱点78(この場合はノッチ)を備えている。ループ76は、側壁16、18または蝶番14、20等の蛇篭22の任意の部分と一体的に形成できる。
【0053】
図11は、カム部材の形態の開放可能取り付け、接続または維持係合手段66を示している。開口部78はその本体80内に設け、保持ケーブル/バー/ロッドを通過させることができる。カム部材82は本体80内に取り付け、旋回部84の周りで旋回するように設けられる。カム部材82の片側は、蛇篭22の一部88を収容する切り欠き86を備えている。蛇篭22の一部88は、対応するカム部材の切り欠き86と、本体80内の切り欠き90によって保持される。カム部材82は、バネ玉軸受け92によってその場に保持される。
【0054】
余分な負荷Eが蛇篭22に加えられると、カム部材82は回転Gを行い、バネ玉軸受け92は押圧Hを受ける。カム部材82は結果的に中心から離れ、カム部材切り欠き86はもはや本体の切り欠き90と一致せず、蛇篭22の一部88を開放する。開放可能取り付け、接続または維持係合手段66から蛇篭を分離するために必要な力Eは、バネ玉軸受け92によってカム部材82に加えられる圧縮力を調整することによって設定される。
【0055】
図12は、輸送用の運搬車121の後方に貨物コンテナ120を取り付ける蛇篭展開システムを示している。図12では、コンテナは移動中であり、コンテナの後方の扉122は閉じられている。コンテナの内側には、例えば、特許文献1、PCT/GB2006/050367またはPCT/GB2006/0502560に記載されている型式の多区画蛇篭123、またはPCT/GB2007/050450に記載されている型式の安全障壁を格納する。図の実施形態では、多区画蛇篭または安全障壁は10個の区画を備え、各区画は(折り畳み構成では)図12と13の単線によって表されている。個々の蛇篭区画は旋回するように相互接続されるが、このような相互接続は簡略化のために図面には示されていない。
【0056】
コンテナ120の屋根124の下側には突き出た歯125の行を含む保持手段を取り付け、各歯は図の実施形態では、隣接する折り畳んだ蛇篭区画のエッジ部分126の間の領域内に延び、前記部分を維持係合する。歯125は、弾性を備えたゴムなどの材料から構成され、左右に屈曲できるようにする。しかし、この実施形態では案内ワイヤ127も提供され、案内ワイヤ127はエッジ部分126とネジで係合し、プーリ128を周り、前記歯またはその各々に設けた適切なオリフィス(図示せず)によって、保持手段の個々の歯125を通過させる。案内ワイヤは一端を第1蛇篭区画129に固定し、他端に球状部分130を設け、球状部分130はある程度の大きな力を加えたときだけ、個々の歯125の案内ラインのオリフィスを通過でき、その力の程度はいったん扉が開いたとき、コンテナから(通常機械的手段によって)第1蛇篭区画が引っ張られることから生じる。
【0057】
保持手段には追加的に補強ロッドを提供することもでき、前記補強ロッドは歯部材の第2組のオリフィスを通過し、歯125の可能な曲げ移動を制限し、保持手段に余分な力および安定性を提供するために役立ち、折り畳んだ蛇篭区画のエッジ部分上の維持効果を向上させる。補強ロッドは図12と13の破線131で示され、選択的に提供される。
【0058】
図13に示したように、コンテナの扉を開くと矢印Dで示した方向に(例えば、牽引トラックによって、または手動で)第1蛇篭区画を引っ張ることができる。案内ワイヤ127も同時に引っ張られ、球状部分130は第1歯132のオリフィスを通過させられる。それから、折り畳んだ蛇篭の第1区画のエッジ部分133は歯132に対して保持され、歯132を湾曲させ、コンテナから第1区画を開放する。牽引し続けると、第2区画以降の区画に対してこの過程の繰り返しが生じ、図13に示した傾斜上でも素早く安全に蛇篭を展開できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳んだ蛇篭の格納に適し、そこから蛇篭を展開可能なコンテナであって、底部、少なくとも一つの側壁および屋根を含み、内部に保持手段を配置し、少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段によって、折り畳んだ蛇篭を前記保持手段内、保持手段上、または保持手段に対して開放可能なように取り付け、接続または維持係合でき、前記蛇篭を折り畳んだとき前記保持手段に蛇篭の一部を取り付け、接続または維持係合させるが、前記蛇篭を展開したとき前記保持手段から蛇篭を開放するように、前記少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を適合させるコンテナ。
【請求項2】
格納のために折り畳み可能で使用のために展開可能なように、蝶番で取り付け、接続した側壁と交差部材、および保持手段への蛇篭の取り付け、接続または維持係合に適した少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を含み、前記蛇篭を折り畳んだとき前記保持手段に蛇篭の一部を取り付け、接続または維持係合させるが、前記蛇篭を展開したとき前記保持手段から蛇篭を開放するように、前記少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を適合させる型式の蛇篭。
【請求項3】
蛇篭を保持するコンテナと、折り畳み形式の蛇篭を含む蛇篭展開システムであって、前記蛇篭が、格納のために折り畳み可能で使用のために展開できるように、蝶番で取り付け、接続した側壁および交差部材と、前記コンテナに関連付けられ前記コンテナ内に蛇篭を保持する保持手段と、前記保持手段に蛇篭の少なくとも一部を取り付け、接続または維持係合させる少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を含み、前記蛇篭を折り畳んだとき前記保持手段に蛇篭の一部を取り付け、接続または維持係合させるが、前記蛇篭を展開したとき前記保持手段から蛇篭を開放するように、前記少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を適合させるシステム。
【請求項4】
コンテナが、船および/または車両トレーラ上への積載に適している請求項1〜3のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項5】
コンテナの屋根が、その所望の下側に配置した保持手段を備えている請求項1〜4のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項6】
保持手段が、一つ以上のフック、小穴、または歯状突起部を含む請求項1〜5のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項7】
保持手段が、一つ以上の細長い部材を含む請求項1〜4のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項8】
一つ以上の細長い部材が、バー、ロッドまたはケーブルを含む請求項7に記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項9】
保持手段が、実質的にコンテナの長さ全体に沿って延長する請求項7または8のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項10】
保持手段が、コンテナの周囲を超えて引き込み可能なように延長できる請求項7、8または9のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項11】
少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段が、折り畳んだ蛇篭区画のエッジ部分、折れやすいループ、折れやすいリング、蛇篭の折れやすい部分、変形可能な部材、ヘリカル部材、およびクリップを含むグループの一つである請求項1〜10のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項12】
ループ、折れやすいリングまたは蛇篭の折れやすい部分が脆弱点を備え、所定の位置および/または負荷において、取り付け、接続または維持係合手段を破壊させる請求項11に記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項13】
クリップが、カラビナ型クリップまたはバネカム型クリップである請求項11に記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項14】
所定の負荷で開放するように開放可能取り付け、接続または維持係合手段を適合させる請求項1〜13のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項15】
所定の負荷が、蛇篭の一部の重量、または蛇篭に加えられる牽引力に実質的に対応する請求項14に記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項16】
開放可能取り付け、接続または維持係合手段が、蛇篭と一体的に形成される請求項1〜15のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項17】
折り畳んだ蛇篭を積載した実質的に長方形の断面のコンテナを含む蛇篭展開システムであって、前記蛇篭が、蝶番で取り付け、接続した側壁および交差部材と、前記コンテナの長手方向に沿って実質的に延び、開放可能取り付け、接続または維持係合手段によって折り畳んだ蛇篭に、その長手方向に沿って周期的に取り付け、接続または維持係合する締め付けラインの形態の保持手段を含む型式であり、前記交差部材がコンテナの端部と実質的に平行に位置し、前記コンテナを開いたとき提示される端部の交差部材を用いてコンテナから蛇篭を引っ張ることによって、または前記端部の交差部材を保持しながらコンテナを引っ張ることによって、または前記端部の部材を引っ張りながらコンテナを引っ張ることによって蛇篭をコンテナから取り出すことができ、最初に引き出される蛇篭のユニットの重量によって、最初の開放可能取り付け、接続または維持係合手段を分離し、以降に引き出される蛇篭のユニットの重量によって、以降の開放可能取り付け、接続または維持係合手段を分離し、前記コンテナから引き出した展開状態に蛇篭を移動し、最初に引き出されるユニットが実質的に展開する前に、前記蛇篭の以降に引き出されるユニットのコンテナからの引き出しを抑制するシステム。
【請求項18】
コンテナの床が、蛇篭の設置面積に実質的に対応する請求項1〜17のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項19】
蛇篭の端部壁が、コンテナの断面に実質的に対応する請求項1〜17のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項20】
折り畳んだ蛇篭がコンテナの壁によって移動を実質的に抑制されるように、前記コンテナの内部寸法と折り畳んだ蛇篭の寸法を対応させる請求項18または19のいずれかに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項21】
保持手段が一連の突起部を含み、格納した蛇篭を使用中、二つの突起部の間のギャップが、多区画蛇篭の一つ以上の折り畳んだ蛇篭のエッジ部分を収容する請求項1〜20のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項22】
突起部の材料が、弾性を備えるように選択される請求項21に記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項23】
コンテナから折り畳んだ蛇篭を取り出す牽引力を加える際、突起部が十分に屈曲し、ギャップからエッジ部分を開放できる請求項22に記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項24】
案内ラインまたはロッドによって突起部自体が共に接続され、前記案内ラインまたはロッドが、実質的に屈曲しない方向に突起部を抑制するように接続されながら機能する請求項21〜23のいずれか一つに記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項25】
案内ラインが突起部から取り外されたときだけ所定の突起部が屈曲し、折り畳んだ蛇篭区画のエッジ部分を開放できる請求項24に記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項26】
案内ラインが、折り畳んだ蛇篭自体に追加的に動作可能なように接続される請求項24または請求項25に記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項27】
案内ラインが、その目的用の適切なオリフィスまたは接続手段をそれ自体に備えた突起部を通過し、コンテナの入口のない前端に向かって進み、プーリを周り、折り畳んだ蛇篭、もしくはその目的用に設けた適切なオリフィスまたは接続手段を介して、前記コンテナの入口の後端に向かって通過し、前記コンテナの入口の後端に配置した、またはそれに向かって配置した蛇篭の第1区画において、またはそれに向かって蛇篭に固定される請求項26に記載のコンテナ、蛇篭または蛇篭展開システム。
【請求項28】
折り畳んだ蛇篭の格納に適し、そこから蛇篭を展開可能なコンテナであって、底部、少なくとも一つの側壁および屋根を含み、内部に保持手段を配置し、少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段によって、折り畳んだ蛇篭を前記保持手段内、保持手段上、または保持手段に対して開放可能なように取り付け、接続または維持係合でき、前記蛇篭を折り畳んだとき前記保持手段に蛇篭の一部を取り付け、接続または維持係合させるが、前記蛇篭を展開したとき前記保持手段から蛇篭を開放するように、前記少なくとも一つの開放可能取り付け、接続または維持係合手段を適合させ、前記保持手段が一連の突起部を含み、開放可能取り付け、接続または維持係合手段が、折り畳んだ蛇篭区画のエッジ部分を含むコンテナ。
【請求項29】
折り畳んだ多区画蛇篭または安全障壁の格納に適したコンテナであって、底部、少なくとも一つの側壁および屋根を含み、前記屋根またはコンテナの上部が櫛構造を含む保持手段を備え、第1櫛歯または櫛歯対が、折り畳んだ蛇篭または安全障壁の第1区画または壁を維持係合し、第2櫛歯または櫛歯対が、蛇篭または安全障壁の第2区画または壁を維持係合するコンテナ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2010−514959(P2010−514959A)
【公表日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−543517(P2009−543517)
【出願日】平成19年12月17日(2007.12.17)
【国際出願番号】PCT/GB2007/050760
【国際公開番号】WO2008/081177
【国際公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【出願人】(509087874)ヘスコ バスティアン リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】HESCO BASTION LIMITED
【住所又は居所原語表記】Unit 37, KnowsthorpeGate, Cross Green Industrial Estate, Leeds, Yorkshire LS9 0NP, United Kingdom
【Fターム(参考)】