説明

血液ポンプ装置

血液ポンプ装置(10)が、少なくとも部分的にU字型の壁を有するキャビティ(20)を含み、その少なくとも部分的にU字型の壁が、2つの直線領域と、その2つの直線領域をつなぐアーチ状領域と、U字型管(30)とを含み、これが、U字型管(30)のための支持部を提供するためのキャビティ(20)の少なくとも部分的にU字型の壁と少なくとも部分的に整列し、U字型管(30)が、半円形の領域(34)により接続される第1および第2の直線領域(32a、32b)を含む。血液ポンプ装置(10)は、半円形領域(34)の中心点(M)を中心として回転可能なアーム(50)をさらに備え、アーム(50)が回転すると、ホイールがU字型管(30)に圧力をかけながらU字型管に沿って転がるようにこのアーム(50)が相互から距離を置いて第1および第2のホイール(60a、60b)を保持し、キャビティ(20)のU字型の壁のアーチ状領域が、凹部(80)を含み、アーム(50)のホイール(60)が、凹部(80)で管(30)にかける圧力がより小さくなるようにされ、アーム(50)が回転する際に、拍動血流が発生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血液ポンプ装置に関し、かつ詳細には、人工心臓を提供するため心臓外科手術において使用する心肺バイパス装置に関する。
【背景技術】
【0002】
心臓外科手術において、通常の状態で心臓により送り出される血液は、外科手術時には、身体から通常心臓が行う人体における血液循環を提供するよう構成された外部のポンプ装置(ポンプ機械)に流される。手術が終了し、本来の心臓を再活性化できるまで、手術中は人工心臓により血流を維持する必要がある。
【0003】
心臓の拍動は、心臓外科手術時には非活動状態にされ、外科医が外科的処置を施すことができるよう、患者の心臓は血液を送り出すことを完全に停止する。しかしながら、人体は生命を維持するため血液を必要とするので、外部の血液ポンプ装置により血液を循環させ、体内の血液循環を行い、血液ポンプ装置が、本来の心臓の機能を果たす必要がある。拍動血流を提供するため、既存のシステムは、自然な血流を模倣する。しかしながら、これらのシステムは心臓の自然な拍動の挙動を提供するわけではない。たとえば、ある利用可能な解決法では、高速と低速との間でポンプ速度を交互にする等、ポンプ速度を制御することにより、血液の流れを連続(非拍動)モードから拍動モードに変更する。これらのシステムでは、外科手術時に、体内における自然な血液の拍動を模倣するが、真の脈波を付与するわけではない。これらのシステムのもう一つの欠点は、永続的にポンプ速度(ポンプエンジンの回転速度等)を変更する必要があるため、一定の動作モードで作動することがなく、装置の消耗が増大する。
【0004】
したがって、一定の動作モードで動作しながら、自然な拍動血流にできるだけ近い拍動血流を提供する血液ポンプ装置が必要とされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の目的は、簡単な手段によって拍動血流を発生させる血液ポンプ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、請求項1の血液ポンプ装置は、上記の課題を解決する。請求項2から7は、請求項1にかかるポンプ装置を、特に有利に実現するものである。本発明はまた、請求項8にかかる心肺バイパス装置を包含する。
【0007】
本発明の血液ポンプ装置は、少なくとも部分的にU字型の壁を有するキャビティを含み、この少なくとも部分的にU字型の壁が、少なくとも2つの直線領域および2つの直線領域を接続するアーチ状(または曲線状の)領域を含み、さらに、装置が、変形可能な材料からなるU字型(または曲線状)管を含み、これは、U字型管のための支持部を提供するためのキャビティの少なくとも部分的にU字型の壁と少なくとも部分的に整列して、U字型管が、半円形領域または本質的に円の部分の形状を有する領域により接続される第1および第2の直線領域を含む。血液ポンプ装置は、半円形領域の中心点を中心に回転可能なアームをさらに含み、このアームが、相互から距離を置いて第1および第2のホイールを保持し、それにより、アームの回転時に、ホイールが、U字型管に圧力をかけながら、U字型管に沿ってころがるようになっている。キャビティのU字型の壁のアーチ状領域が、凹部を含み、アームのホイールが、凹部の外の管に対する場合より凹部での管に与える圧力が小さく、かつアームの回転時に拍動血流が発生するようになっている。こうして、凹部へ入る際にホイールにより与えられる圧力が減り、ホイールが凹部を出る時に圧力が増大することにより、拍動血流が発生する。
【0008】
他の実施例では、アームが、第1のホイールを有する第1のアームおよび第2のホイールを有する第2のアームを含み、アームが、その一方端でエンジンヘッド上に装着され、かつ第1および第2のホイールが、アームの前記一方端と対向する端部に装着される。管がその空間に沿って延在しない、U字型の壁の凹部に対向して形成される空き空間をさらに含んでもよい。他の実施例では、凹部が、中心点から離れる方向に移動可能かまたは、随意には、血流の所望する圧力プロファイルに適合した深さプロファイルを有して形成される可動アラインメント片を含む。アラインメント片は、アラインメント片と管との間の距離を示すためのインジケータを含んでもよい。血液ポンプ装置は、アームの回転速度を、自然な心臓の脈を模倣するように調節する制御部をさらに含んでもよい。他の実施例は、前記血液ポンプ装置を含む心肺バイパス装置にも関連する。
【0009】
本発明は、以下の詳細な説明および添付の図面により明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、従来技術の血液ポンプ装置の図である。
【図2】図2は、閉位置にあって連続的血流を発生する本発明の血液ポンプ装置を示す図である。
【図3】図3は、開位置にあって、間隔的拍動血流を発生する図2の血液ポンプ装置を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、心臓外科手術の際に、非拍動血流を付与する従来技術の血液ポンプのヘッドの図である。このポンプでは、拍動血流は、ポンプエンジンの速度を変更することによってのみ発生させることができる。図示の血液ポンプは、半円形部25を有する逆U字型のキャビティ20(真空空間)と、対向する空き空間70とを有するポンプヘッド11を含む。入口12および出口14を有し、キャビティ20を通って入口12を経由して身体から出る血液を運びかつ出口14を経由して身体に戻すための管30が設けられる。U字型のキャビティ20により支持されるよう、管30も、U字型を有し、それにより管30の裏支え(backing)が与えられる。管30は、空き空間70に沿っては延在せず、キャビティ20の内壁のU字型部分に沿ってのみ延在する。
【0012】
ポンプのエンジン(図示せず)は、U字型管30の半円形部の中点M(中心点)を中心としてエンジンヘッド40を回転させる。エンジンヘッドには、2本の延在するアーム50aおよび50bが装着され、エンジンの回転時に、両方のアーム50aおよび50bが中心点Mの周りを巡回するようになっている。各アーム50aおよび50bは、中心点Mから離れる方向の端部にホイール60aおよび60bを含み、アーム50aおよび50bとともにエンジンヘッド40を回転させながら、ホイール60が管30に圧力をかけるようになっており、これは、管30がキャビティ20の内壁により裏支えされるためである。こうして、管30は、ホイール60の間に置かれる一方で、内部真空壁20が、変形可能な材料(ゴム材料等)で製作されて、ホイール60によりかけられる圧力下に変形する。エンジンヘッド40を回転させることで、2つのアームが巡回し、それにより管30に圧力が付与され、圧力が管30に沿った回転とともに変化して、(体内からの)入口12から(体内への)出口14へ血液が送り出される。
【0013】
したがって、図1に示す血液ポンプは、一定の非拍動血流をもたらすが、これは、2つのホイール60aおよび60bの少なくとも一方がいつも管30と接触状態で、それにより管を変形させ管30内の血液をポンプ11の出口14へ向かって送り出すからである。管30は、キャビティのU字型に沿ってのみ延在し、図1に示す逆U字型の空き空間70を通過しないので、この空き空間70は、一定の非拍動血流に影響を与えない。第1のホイール60aがこの空き空間70内にある場合、第2のホイール60bは、管30を変形し続け、それにより管30内に含まれる血液に対する圧力を発生させて、血液を出口14のほうへ運搬する。
【0014】
このように、図1に示す血液ポンプは、エンジンヘッド40の速度を調整して低速移動段と高速移動段を交互にすること(すなわち中心点Mを中心として回転するアームの角速度の変化)によってのみ、拍動血流を発生させることができる。したがって、図1のシステムでは、動作モードを変更することによってのみ、外科手術時に、拍動流を模倣する血流を提供できる。
【0015】
本発明は、ポンプエンジンの速度に干渉することなしに、外科手術時の身体に提供される拍動血液を実現する新しい解決法を提供する。
【0016】
図2は、心臓外科手術時に利用可能な、本発明の実施例による血液ポンプのヘッドの図であり、可動かつ調節可能な要素(アラインメント片)が、閉位置にあって、図1の装置と同様に一定の非拍動血流を発生させる。調節可能な要素が、開位置にある場合は、図3で示すように拍動流が発生する。図2の装置は、図1の装置と多くの特徴を共有するので、共通の要素については、ここで説明を繰り返さない。
【0017】
図2に示す血液ポンプ装置も、2つの直線領域と、これら2つの直線領域を接続するアーチ状の領域とを含むU字型の内壁を有するキャビティ20を含む。アーチ状領域は、図1に示す少なくとも一部に半円形部25を含む。血液ポンプ装置10は、半円形領域34により接続される第1および第2の直線領域32aおよび32bを含むU字型管30も含む。図1に示すとおり、管30がキャビティ20のU字形にのみ沿い、逆U字型の空き空間70に形成されないように、U字型の管30は、管30に支持部(すなわちバッキング)を提供するためのキャビティ20のU字型の内壁と少なくとも部分的に整列する。
【0018】
また、図2のポンプ装置も、管30の半円形領域34の中心点Mを中心に回転可能に装着されるアーム50を含み、アーム50は、相互から距離を置いて第1および第2のホイール60aおよび60bを保持し、それによりアーム50が回転する際に、ホイール60がU字型管に圧力を付与しながらU字型管に沿って転がるようになっている。ポンプ装置10は、血液入口12および血液出口14を備え、アーム50が中心点Mを中心に右回りに回転すると、血液が入口12から出口14へ運ばれるようになっている。2つのホイール60のうちの少なくとも一方が常に管30と接触して、管30を変形させるため、転がるホイール60が、管30の半円形部34の周りを右回りに血液を押したり引いたりし、一定の(非拍動)血流が発生する。他の実施例では、アーム50の左周りの回転を利用してポンプを逆方向に作動、すなわち、血液を出口14から入口12に向かって送り出す。随意には、アーム50にも、図1に示すような第1および第2のアーム50aおよび50bを含んでもよい。
【0019】
図1に示す血液ポンプ装置と比較すると、図2の血液ポンプ装置10は、アラインメント片80を含み、これは、移動可能でかつ調節してキャビティ20のU字型の内壁の半円形の内壁を提供し、ホイール60がアラインメント片80の反対側で管30の上を転がる際に、管30がアラインメント片80に接触し、管30内に圧力を発生するようになっている。
【0020】
図3は、図2の血液ポンプ(血液ポンプ装置10)の同じヘッドを示すが、ここでは可動アラインメント片80が開位置へ移動されて、心臓外科手術の際に使用される間隔的拍動血流を付与する。
【0021】
図2の血液ポンプ装置と比較すると、アラインメント片80と管30との間にオープンな空間85が現れるように、アラインメント片80は、中心点Mから離れる方向に移動され、かつ図2に示す状況と比較すると、管30は、アラインメント片80によって支持されていない。したがって、ホイール60が管30の上を転がって、オープンな空間85の位置に到達すると、ホイール60はこの位置では管30を変形させず、したがって管30内の圧力も緩められる。特に、たとえば第2のホイール60bがアラインメント片80に対向する位置に到達すると、第1のホイール60aが空き空間70の領域にあり、したがって第1のホイール60aも管30に対して圧力を与えないようになっている。結果として、第2のホイール60bが、オープンな空間85を通過し、第1のホイール60aが、空き空間70を通過すると、血液の圧力が緩められる。第2のホイール60bが再びポイント87に到達すると、管30がキャビティ20のU字型の内壁により支持されて、管30は再び変形し、血液の圧力が再び上昇して、拍動血流が発生する。こうして、回転アーム50は、ホイール60の一方がアラインメント片80の位置(またはオープンな空間85)にある低圧状態と、その一方ホイール60がアラインメント片80の外にある高圧状態とを交互にすることによって、流れにおいて交互に高圧力フェーズと低圧力フェーズ(拍動血流)を発生させる。
【0022】
したがって、本発明の実施例は、2つの技術を利用する。図1に示すエンジンヘッドに加えて、アラインメント片80が、空のU字型の空き空間70に対向するキャビティ20のアーチ状の部分に加えられ、これが、管30との接触状態を離脱するよう移動可能である。アライニング底部90を用いてアラインメント片80を上下移動させることができ、かつ、アラインメント片80を整列位置(内壁が整列して半円形を構成する位置)から離れる方向へ調節することにより、ホイール60が両方とも同時に空き空間70と自由空間85(拍動血流の低圧フェーズ)を通過する場合、管30内の血圧が下がる。この構成には、希望するパルス周波数を、アーム50の角速度により容易に調節することができるという利点がある(回転ごとに人工心臓の2拍分が発生するので、パルス周波数は、毎分回転数の2倍である)。
【0023】
他の実施例では、アラインメント片80に、元の位置からの距離を示すインジケータ12を設けてもよい。手術中インジケータを使用して、得られる血圧力をさらに向上させることができる。たとえば、アラインメント片80を管30に非常に接近して置けば、拍動血の低圧フェーズと高圧フェーズとの差は非常に低くなり、一方で、管30からのアラインメント片80の距離を増大させれば、血液の低圧フェーズと高圧フェーズとの差は増大する。
【0024】
さらに、エンジンヘッド40を回転させる際に、2つのアーム50を中心点Mを中心に巡回させ、2つの接続されたホイール60でキャビティ20の内壁により支持される血液の管30に圧力をかける。したがって、外科手術の際に、血液は、血液入口12からキャビティ20内へ引き込まれかつ血液出口14から体内へ押し出される。ホイール60が、空き空間70を過ぎると、他方のホイール60がアラインメント片80の領域(オープン空間85)内へ移動するので、圧力が弱まり、拍動圧が模倣される。
【0025】
他の実施例では、キャビティ20において、真空状態が成立し、ホイール60が転がった後の管30の緩和が改善される(管30の外部に真空状態があれば、管30内の血液の圧力で、容易に管30を膨らませることができるからである)。他の実施例では、アラインメント片80は、壁における凹領域に置き換えられ、これも可動でなくてもよい。血流の所望する圧力プロファイルを発生させるために、凹領域に(深さ)プロファイルをつけて形成してもよい。
【0026】
したがって、本発明の実施例は、ポンプエンジンにおける回転速度に干渉することなく外科手術の際に体内へのおよび体内からの拍動血流を実現する解決法を提供する。この効果は、ホイールが管に圧力をかけないので、一定の期間、管内部の血液に対する圧力が緩められる2つの部分(2つの真空空間)を設けることにより達成される。循環アーム50のための2つの真空空間(オープン空間85および空き空間70)は、血液回転ヘッドにおいて相互に対面し、これら前記空間に到達すると血液のポンプ動作を弱めかつ前記真空空間を出る時には再び強めさせる。
【0027】
したがって、実施例は、外科手術中の血液ポンプシステムにおいて使用する外部血液ポンプヘッドを提供する。これは、中央の回転ヘッドおよびヘッドから延びる2本のアームを有する逆U字型形状を有する。アームは、内部では真空壁にかろうじて接触する状態である。血液の管は、上記真空壁とアームの間で、上記真空壁の付近を通過する。アームの回転中に、アームが管に圧力をかけて、人体から管内部へ血液を押し上げかつ再び押し戻す。上記の真空壁は2つの対向する真空状態を有し、その一方が、内部円の形状に沿う、移動する締まる壁を有する。これは、血液を人体に戻す際には血液の圧力を下げるよう引き出すことができる。これにより、アラインメントヘッドおよび2つのアームを、上記の真空状態内部で円形に移動させて、自然な心臓の脈を模した類似するものが発生する。他の実施例は、外科手術における血液ポンプシステムにおいて使用する外部血液ポンプヘッドを提供する。上記の実施例において述べたとおり、上述のアラインメント壁は、様々なグレードに調整することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
血液ポンプ装置(10)であって、
少なくとも部分的にU字型の壁であって、2つの直線領域と前記2つの直線領域を接続するアーチ状領域とを含む壁を有するキャビティ(20)と、
変形可能な材料からなる血液を運ぶためのU字型管(30)と、
アーム(50)とを含み、
前記U字型管は、U字型管(30)の支持部を提供するためのキャビティ(20)の少なくとも部分的にU字型の壁に対して、少なくとも部分的に整列し、
前記U字型管(30)は、半円形領域(34)により接続される第1および第2の直線領域(32a、32b)を含み、
前記アーム(50)は半円形領域(34)の中心点(M)を中心に回転可能であり、
前記アーム(50)が回転すると、第1および第2のホイール(60a、60b)が、U字型管(30)に沿って転がり、U字型管(30)に対して圧力を与えるように、アーム(50)が前記ホイール(60a、60b)を相互から距離を置いて保持し、
キャビティ(20)のU字型の壁のアーチ状領域が、凹部(80)を含み、かつ凹部(80)におけるホイール(60a、60b)の一方により与えられる圧力が、前記凹部(80)の外の位置で、アーチ状領域におけるU字型管(30)にこの一方ホイール(60a、60b)により与えられる圧力よりも小さくなるよう、前記アーチ状領域および前記凹部が配列されて、それによりアーム(50)が回転すると、U字型管(30)内で拍動血流が発生する、血液ポンプ装置。
【請求項2】
アーム(50)が、第1のホイール(60a)を有する第1のアーム(50a)と、第2のホイール(60b)を有する第2のアーム(50b)とを含み、アーム(50a、50b)は、その一方端がエンジンヘッド(40)上に装着され、かつ第1および第2のホイール(60a、60b)が、アーム(50a、50b)の前記一方端と対向する端部に装着された、請求項1に記載の血液ポンプ装置(10)。
【請求項3】
U字型の壁の凹部(80)に対向して形成される空き空間(70)をさらに含み、管(30)が空き空間(70)に形成されない、請求項1または2に記載の血液ポンプ装置(10)。
【請求項4】
凹部(80)が、中心点(M)から離れる方向に移動可能な可動アラインメント片(80)を含む、先行の請求項のいずれかに記載の血液ポンプ装置(10)。
【請求項5】
アラインメント片(80)が、当該アラインメント片(80)と管(30)との間の距離を示すためのインジケータ(12)を含む、請求項4に記載の血液ポンプ装置(10)。
【請求項6】
凹部(80)が、血流の所望の圧力プロファイルに適合した深さプロファイルを含む、先行の請求項のいずれかに記載の血液ポンプ装置(10)。
【請求項7】
自然な心拍を模倣するため、アーム(50)の回転速度を調節するよう構成される制御部をさらに含む、先行の請求項のいずれかに記載の血液ポンプ装置(10)。
【請求項8】
先行の請求項のいずれかに記載の血液ポンプ装置を含む、心肺バイパス装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2012−531986(P2012−531986A)
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−518818(P2012−518818)
【出願日】平成22年7月6日(2010.7.6)
【国際出願番号】PCT/EP2010/004124
【国際公開番号】WO2011/003595
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(512000112)キングサウド大学 (1)
【氏名又は名称原語表記】King Saud University
【住所又は居所原語表記】P.O.Box 2455,11451 Riyadh,Saudi Arabia
【Fターム(参考)】