説明

表示制御装置、表示システム、および表示制御方法

【課題】効果的にエネルギー消費に関する情報をテレビジョン受像機に表示させることのできる表示制御装置を提供する。
【解決手段】テレビに接続された表示制御装置は家庭内の電気機器にも接続されて、各電気機器から消費エネルギーを示す情報を受信する(S12)。表示制御装置は受信した情報に基づいて消費電力量を報知するためのWEBページのデータを作成し、WEBサーバにアップロードする(S16)。テレビに対して表示するチャンネルを切り替える指示であって、チャンネル順に切り替える指示が検知されると(S18でYES)、チャンネルの切り替えが一周した時点で(ステップS20でYES)、表示制御装置はテレビに対してWEBページを表示させる制御信号を出力する(S22)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は表示制御装置、表示システム、および表示制御方法に関し、特に、エネルギー消費の状態をテレビジョン受像機に表示させる制御を行なう表示制御装置、表示システム、および表示制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザに省エネルギーの啓発を促すシステムとして、家庭内での現在の消費電力量を表示するシステムが提案されている。
【0003】
たとえば、特開2002−40055号公報(以下、特許文献1)は、居住者に各電気機器による電力消費の状況を報知するためのシステムとして、電気機器それぞれの消費電力と電力会社から住居に通知される電気料金とから電気機器ごとの電気料金を算出し、電気機器ごとの電気料金をテレビ受像機の画面上に表示するシステムを開示している。また、特開2008−216243号公報(以下、特許文献2)は、現在の電力使用量を報知するシステムとして、コンセント形状の電力計から送信される消費電力量を受信し、それに基づいてビデオデータを生成してテレビ受像機に消費電力量を表示させるシステムを開示している。
【0004】
このように、たとえばテレビ受像機の画面など、ユーザが常に見ている表示装置に消費電力量が表示されることは、ユーザに省エネルギーの啓発を促すシステムとして効果的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−40055号公報
【特許文献2】特開2008−216243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ユーザがテレビ番組を視聴中のテレビ受像機の画面に常に消費電力に関する表示がなされると、ユーザのテレビ番組の視聴の妨げとなってしまうという問題がある。
【0007】
そのため、テレビ番組を視聴中のテレビ受像機の画面に替えて、ビデオ入力やWEBサーバでの表示が考えられるが、ユーザがテレビ番組を視聴中である場合には電力量を表示するために、わざわざ入力切り替えしなければならないし、テレビ番組を視聴中でない場合には電力量を確認するためにテレビ受像機の電源を入れなければならないし、操作が面倒であるという問題がある。さらに、動画などの、再生に時間を要するコンテンツを用いて表示する場合、表示が終了してしまったり途中から開始されてしまったりして、完全な報知ができない場合がある、という問題もある。
【0008】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、ユーザに煩わしい操作を強いることなく効果的にエネルギー消費に関する情報をテレビジョン受像機に表示させることのできる表示制御装置、表示システム、および表示制御方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、表示制御装置は、テレビジョン受像機の表示を制御するための表示制御装置であって、他の機器と通信するための第1の通信デバイスと、テレビジョン受像機と通信するための第2の通信デバイスと、サーバにアクセスするための第3の通信デバイスと、コントローラとを備える。コントローラは、第1の通信デバイスで他の機器から受信した当該他の機器での消費エネルギー量を示す情報に基づいて、消費エネルギー量を報知するWEBページのデータを作成するための作成手段と、作成されたWEBページのデータを第3の通信デバイスでサーバにアップロードするためのアクセス手段と、テレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替えを検知するための検知手段と、検知手段で検知されたテレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替え順に基づいて、消費エネルギー量を報知するタイミングを判断するための判断手段と、その判断に応じて、サーバにアクセスしてWEBページを表示させるための制御信号を、第2の通信デバイスでテレビジョン受像機に対して出力するための出力手段とを含む。
【0010】
好ましくは、判断手段は、チャンネルの切り替え順が予め記憶されている順であるか否かを判断し、予め記憶されている順で切り替えられたチャンネルが一連の切り替えの前のチャンネルに戻るタイミングを消費エネルギー量を報知するタイミングと判断する。
【0011】
好ましくは、判断手段は、チャンネルの切り替えに応じて乱数を発生させ、乱数に基づいて消費エネルギー量を報知するタイミングを判断する。
【0012】
好ましくは、コントローラは、テレビジョン受像機に対して制御信号を出力した後に検知手段で検知されたチャンネルの切り替え先が予め記憶されているチャンネル順の順方向のものである場合、制御信号を出力した際にテレビジョン受像機で表示していたチャンネルのチャンネル順に次のチャンネルを表示させる制御信号を、第2の通信デバイスでテレビジョン受像機に対して出力する。
【0013】
好ましくは、コントローラは、テレビジョン受像機に対して制御信号を出力した後に検知手段で検知されたチャンネルの切り替え先が予め記憶されているチャンネル順の逆方向のものである場合、制御信号を出力した際にテレビジョン受像機で表示していたチャンネルを表示させる制御信号を、第2の通信デバイスでテレビジョン受像機に対して出力する。
【0014】
本発明の他の局面に従うと、表示システムは、エネルギーを消費する機器と、テレビジョン受像機と、テレビジョン受像機の表示を制御するための表示制御装置とを含む表示システムであって、エネルギーを消費する機器は、消費エネルギー量を示す情報を表示制御装置に送信するための通信デバイスを備え、表示制御装置は、エネルギーを消費する機器と通信するための第1の通信デバイスと、テレビジョン受像機と通信するための第2の通信デバイスと、サーバにアクセスするための第3の通信デバイスと、コントローラとを備える。コントローラは、第1の通信デバイスでエネルギーを消費する機器から受信した当該機器での消費エネルギー量を示す情報に基づいて、消費エネルギー量を報知するWEBページのデータを作成するための作成手段と、作成されたWEBページのデータを第3の通信デバイスでサーバにアップロードするためのアクセス手段と、テレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替えを検知するための検知手段と、検知手段で検知されたテレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替え順に基づいて、消費エネルギー量を報知するタイミングを判断するための判断手段と、その判断に応じて、サーバにアクセスしてWEBページを表示させるための制御信号を、第2の通信デバイスでテレビジョン受像機に対して出力するための出力手段とを含む。
【0015】
好ましくは、表示制御装置の判断手段は、チャンネルの切り替え順が予め記憶されている順であるか否かを判断し、予め記憶されている順で切り替えられたチャンネルが一連の切り替え前のチャンネルに戻るタイミングを消費エネルギー量を報知するタイミングと判断する。
【0016】
好ましくは、表示制御装置の判断手段は、チャンネルの切り替えに応じて乱数を発生させ、乱数に基づいて消費エネルギー量を報知するタイミングを判断する。
【0017】
好ましくは、表示制御装置のコントローラは、テレビジョン受像機に対して制御信号を出力した後に検知手段で検知されたチャンネルの切り替え先が予め記憶されているチャンネル順の順方向のものである場合、制御信号を出力した際にテレビジョン受像機で表示していたチャンネルのチャンネル順に次のチャンネルを表示させる制御信号を、第2の通信デバイスでテレビジョン受像機に対して出力する。
【0018】
好ましくは、表示制御装置のコントローラは、テレビジョン受像機に対して制御信号を出力した後に検知手段で検知されたチャンネルの切り替え先が予め記憶されているチャンネル順の逆方向のものである場合、制御信号を出力した際にテレビジョン受像機で表示していたチャンネルを表示させる制御信号を、第2の通信デバイスでテレビジョン受像機に対して出力する。
【0019】
本発明のさらに他の局面に従うと、表示制御方法は表示制御装置でテレビジョン受像機での表示を制御する方法であって、表示制御装置は、他の機器と通信するための第1の通信デバイスと、テレビジョン受像機と通信するための第2の通信デバイスと、サーバにアクセスするための第3の通信デバイスと、コントローラとを備え、コントローラが、第1の通信デバイスで他の機器から受信した当該他の機器での消費エネルギー量を示す情報に基づいて、消費エネルギー量を報知するWEBページのデータを作成し、第3の通信デバイスで前記サーバにアップロードするステップと、コントローラがテレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替えを検知するステップと、検知するステップで検知されたテレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替え順に基づいて、コントローラが消費エネルギー量を報知するタイミングを判断するステップと、その判断に応じて、コントローラがサーバにアクセスしてWEBページを表示させるための制御信号を第2の通信デバイスでテレビジョン受像機に対して出力するステップとを含む。
【発明の効果】
【0020】
この発明によると、ユーザに煩わしい操作を強いることなくエネルギー消費に関する情報がテレビジョン受像機に表示される。これにより、ユーザは、意識せず、また視聴を妨げられることなく、効率的に家庭内のエネルギー状態を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】実施の形態にかかる、家庭内のエネルギー消費を管理するためのシステムの構成の具体例を示す図である。
【図2】実施の形態にかかるシステムに含まれる電気機器の構成の具体例を示すブロック図である。
【図3】実施の形態にかかるシステムに含まれる表示制御装置の機能構成を示すブロック図である。
【図4】表示制御装置での動作を表わすフローチャートである。
【図5】実施の形態にかかるシステムに含まれるテレビに表示される電気機器での消費電力を報知するWEBページの具体例を示す図である。
【図6】実施の形態にかかる変形例にかかるシステムの構成の具体例を示す図である。
【図7】実施の形態にかかるシステムに含まれるテレビに表示される電気機器での消費電力を報知するWEBページの他の具体例を示す図である。
【図8】表示制御装置での動作の他の例の示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
【0023】
(電力表示システム)
図1は、実施の形態にかかる、家庭内のエネルギー消費を管理するためのシステム(HEMS<Home Energy Management System>、以下、システムと称する)100の構成の具体例を示す図である。
【0024】
図1を参照して、本実施の形態では、電力を消費する電気機器として後述する通信回線に接続可能な一般的な家電が想定され、具体的に空気調和機(以下、エアコンとも称する)、照明機としてのLED(Light Emitting Diode)照明、および洗濯機が想定される。システム100には電気機器10としてこれら機器に相当する電気機器10A,10B,10Cが含まれる。
【0025】
さらに図1を参照して、システム100には、表示装置としてのテレビ(以下、テレビとも称する)20と、表示制御装置(表示コントローラ)30とが含まれる。なお、ここでは、テレビ20は表示装置として例示しているが、もちろん当該システム100における電気機器10としての機能との両機能を兼ねてもよい。テレビ20は赤外線を受光するための受光部22を備えて、リモートコントローラ(以下、リモコン)60の操作に従った該リモコン60の発光部61から赤外線で送信される操作信号を受信する。また、テレビ20は図示しないインターネットに接続する機能を有し、与えられたアクセス情報に応じてサーバにアクセスしてWEBページのデータを取得してそれに基づいてWEBページを表示する。
【0026】
これら電気機器10、テレビ20、および表示制御装置30は、通信回線で接続され、互いに通信を行なう。通信回線は有線であってもよいし、赤外線通信等の無線であってもよい。以降の説明では、これらの間の通信は電源ケーブル50を利用した通信であるとして、電気機器10、テレビ20、および表示制御装置30は、それぞれ、通信装置として通信モデム(以下、PLC(Power Line Communication)とも称する)11、21、31を有している。PLCは、本体に着脱可能なものであってもよいし、本体に含まれた一つの機能であってもよい。
【0027】
(電気機器)
図2は、電気機器10の構成の具体例を示すブロック図である。図2を参照して、一般的な電気機器としての電気機器10は、ユーザからの操作入力を受け付けるための機構である入力部12と、制御装置である制御部13と、電気機器10として機能するための図示しない機構を駆動させるための機構である駆動部14と、エネルギー管理部15と記憶部16とを含む。
【0028】
電気機器10がエアコンや洗濯機である場合、入力部12としてはスイッチなどが該当する。電気機器10がテレビである場合、入力部12は受光部22が該当する。
【0029】
制御装置である制御部13は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などを含み、入力部12からの操作信号に従ってCPUがRAMに記憶されているプログラムを実行することによって駆動部14に制御信号を出力し、図示しない機構を駆動させる。駆動対象の機構は、電気機器10がエアコンである場合には送風機構や加熱機構、洗濯機である場合には洗濯槽の回転機構、などが該当する。
【0030】
エネルギー管理部15は駆動部14に接続され、駆動部14での駆動によって上記機構で消費される電力を検出する。エネルギー管理部15は、その検出を行なうための駆動部14に接続された回路等のハードウェア構成であってもよいし、制御部13のCPUがプログラムを実行することによってCPUの実現する機能の一つ、つまりソフトウェア構成であってもよい。
【0031】
エネルギー管理部15はRAMやHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に接続され、または記憶装置を含み、検出された電力消費を記憶する。該記憶装置には当該電気機器10を特定する情報も記憶される。電気機器10を特定する情報としては、たとえば「エアコン」や「洗濯機」であることを特定する情報であってもよいし、製造番号等であってもよい。これらは予め出荷時に記憶されているものであってもよいし、その後に入力されて記憶されるものであってもよい。
【0032】
エネルギー管理部15は上記記憶装置に記憶された消費電力を表わす情報に当該電気機器10を特定する情報を関連付けてPLC11に渡し、表示制御装置30に送信させる。送信のタイミングは、いわゆるプッシュ型と言われる、予め規定された時間間隔や電源が投入されてから予め規定された時間後などの電気機器10側で規定したタイミングであってもよいし、いわゆるプル型と言われる、表示制御装置30から要求を受けてそのタイミングであってもよい。
【0033】
(表示制御装置)
再び図1を参照して、表示制御装置30は、ハードウェア構成として、赤外線を受光するための受光部32と、赤外線を発光するための発光部37と、演算装置としてのCPU33、メインメモリとしてのRAM34、記憶装置としてのHDD35、およびインターネット通信を行なうための通信デバイス36を含む。
【0034】
表示制御装置30はテレビ20の近傍に設置されることによって、リモコン60の発光部61からテレビ20の受光部22に向けて発光された赤外線が受光部32によって受光される。すなわち、ユーザがリモコン60でテレビ20に対する操作を行なった場合、近傍にある表示制御装置30でもその操作信号が受信されることになる。
【0035】
また、表示制御装置30の発光部37がテレビ20の受光部22が赤外線の照射範囲に入る位置に設置されることによって、発光部37から制御信号が赤外線でテレビ20に対して送信される。
【0036】
図3は、表示制御装置30の機能構成を示すブロック図である。図3に示される各機能は、CPU33がRAM34に記憶されるプログラムを実行することによって主にCPU33に形成される機能である。
【0037】
図3を参照して、CPU33は、PLC31で受信した電気機器10からの情報の入力を受け付けるための第1入力部305と、該情報に含まれる電気機器10での消費電力を記憶するための第1記憶部306と、第1記憶部306に記憶された電気機器10での消費電力を報知するWEBページを作成するためのWEBページ作成部307と、WEBサーバにアクセスするためのアクセス情報を記憶し、該アクセス情報に基づいてWEBサーバにアクセスして作成されたWEBページのデータをWEBサーバにアップロードするためのWEBアクセス部309と、受光部32で受光した赤外線で表わされた操作信号の入力を受け付けるための第2入力部303と、該操作信号を監視して他のチャンネルへの切り替えを指示する操作信号であることおよび切り替え先のチャンネルを検知するための検知部304と、切り替え先のチャンネルを記憶するための第2記憶部302と、チャンネルの切り替えを指示する操作信号の入力と記憶されている先のチャンネルとに基づいて電気機器10での消費電力を報知するタイミングを判断するための判断部301と、テレビ20に対する制御信号を生成し、発光部37から赤外線で出力する処理を実行するための指示部310とを実現する。
【0038】
第2記憶部302には、一定の期間、たとえばテレビ20の電源がONされてからの、テレビ20で表示されたチャンネルが記憶される。判断部301は、第2入力部303で入力されたチャンネルの切り替えを指示する操作信号と第2記憶部302に記憶されているチャンネルとに基づいて、いわゆるザッピングと言われる、視聴中にチャンネルを頻繁に変更する行為がユーザによってなされていることを判断する。さらに判断部301は予めチャンネルの順を記憶しており、ザッピングがチャンネルの順に行なわれていることを判断する。そして、チャンネルの切り替えが開始したときのチャンネルと切り替え順とから、判断部301は、ザッピングがチャンネルの順に行なわれてちょうど一周したことを判断することができる。その場合、判断部301は、電気機器10での消費電力を報知するタイミングであると判断する。
【0039】
好ましくは、CPU33は入力された電気機器10からの消費電力に関する情報に取得したタイミングを示す情報を関連付けて第1記憶部306に記憶する。そのようにすることで、WEBページ作成部307において、所定の時間における消費電力の蓄積量や、日ごとの消費電力量、などを報知するWEBページを作成することができる。
【0040】
(動作フロー)
図4は、表示制御装置30での動作を表わすフローチャートである。図4のフローチャートで表わされる動作は、CPU33がRAM34に記憶されるプログラムを実行することによって実現される。
【0041】
図4を参照して、CPU33は、電気機器10での消費電力を取得し(ステップS12)、それに基づいて電気機器10での消費電力を報知するWEBページを作成する(ステップS14)。ステップS12では、所定のタイミングで電気機器10から送信されてくる消費電力の情報を含む情報をPLC31で受信することによって電気機器10での消費電力を取得してもよいし、予め規定したタイミングで消費電力に関する情報のリクエストを電気機器10に送信し、それに対する消費電力の情報を含むレスポンスを受信することによって該電気機器10での消費電力を取得してもよい。
【0042】
CPU33は、リモコン60からテレビ20に対してチャンネルの切り替えを指示する操作信号が送信されたことを検知すると(ステップS16でYES)、CPU33は、切り替え前のチャンネルを記憶すると共に、その操作信号に含まれる切り替え先のチャンネルを監視して予め記憶しているチャンネル順に変更を指示するものであるかを判定する。その結果、操作信号がチャンネルを順に変更させるものであると検知された場合(ステップS18でYES)、CPU33は、いわゆるザッピングと言われる、視聴中にチャンネルを頻繁に変更する行為がチャンネル順になされていると判断する。そして、チャンネルの変更がちょうど一周して一連の切り替え動作の前のチャンネルへの切り替えが指示されたことを検知すると(ステップS20でYES)、電気機器10での消費電力を報知するタイミングと判断する。そして、ステップS22でCPU33は、指示された一連の切り替え動作の前のチャンネルに替えてWEBページのデータをアップロードしたWEBサーバにアクセスしてWEBページを表示させるための制御信号を生成して、赤外線でテレビ20に対して出力する。
【0043】
ステップS22の制御信号を受信したテレビ20は、該制御信号に従って、通知されたアクセス情報に基づいてWEBサーバにアクセスし、WEBページのデータをダウンロードする。これにより、ザッピング中にチャンネルがちょうど一周したタイミングで、元のチャンネルに替えて電気機器10での消費電力を報知するWEBページがテレビ20に表示されることになる。
【0044】
WEBページが表示されたテレビ20に対してリモコン60から順方向にチャンネルの切り替えを指示する操作信号が送信されたことが検知されると(ステップS24でYESかつステップS26でYES)、ステップS28でCPU33は、ザッピングが開始された直前のチャンネルの順方向に次のチャンネルに切り替えるための制御信号を生成して、テレビ20に対して出力する。
【0045】
一方、WEBページが表示されたテレビ20に対してリモコン60から逆方向にチャンネルの切り替えを指示する操作信号が送信されたことが検知されると(ステップS24でYESかつステップS26でNO)、ステップS30でCPU33は、ザッピングが開始された直前のチャンネルに切り替えるための制御信号を生成して、テレビ20に対して出力する。
【0046】
このような動作が表示制御装置30で行なわれることによって、テレビ20では、チャンネル順にザッピングしているときに、ちょうどザッピングが一周したタイミングで自動的にWEBサーバにアクセスして電気機器10での消費電力を報知するWEBページが表示される。このため、ユーザは、ザッピングによって全チャンネルを視聴することができてザッピングを邪魔されることなく、特別な操作を行なうことなく電気機器10での消費電力を知ることができる。
【0047】
また、電気機器10での消費電力を報知するWEBサーバが表示された状態でさらに順方向にチャンネルが切り替えられると、先のザッピングの続きが行なわれることになり、ユーザのザッピング行為が妨げられない。または、逆方向にチャンネルが切り替えられると元のチャンネルに戻ることになり、ユーザのザッピング行為が妨げられない。したがって、ユーザの利便性を損なうことがなく、効果的にユーザに電力消費状態を報知することができる。
【0048】
(報知の具体例)
図5は、テレビ20に表示される、電気機器10での消費電力を報知するWEBページの具体例を示す図である。図5に示されるように、表示制御装置30は電気機器10での消費電力に加えて、予め記憶している単価を乗じることで得られる電気料金や、予め記憶している単位量を乗じることで得られる二酸化炭素(CO2)排出量を報知してもよい。
【0049】
[変形例]
図6は、実施の形態にかかる上記システムの変形例としてのシステム200の構成の具体例を示す図である。
【0050】
(消費エネルギーの他の例)
上の例では家庭内のエネルギー消費として消費電力を管理するシステムが示されているが、電力の他の消費エネルギーの具体例として、ワット時(Wh)やジュール(J)の単位で表されるエネルギーであるガスが挙げられる。そのため、システム200には消費エネルギーの管理の対象となる機器10としてガス給湯器10Eが含まれる。なお、電気機器の他の例として冷蔵庫である電気機器10Dもシステム200に含まれる。
【0051】
(装置間の通信の他の例)
上の例では、機器10と表示制御装置30との通信は電源ケーブル50を利用した通信であるものとし、通信モデムとして電源ケーブル50を利用した通信のための通信モデム(PLC)を備えるものとしている。しかしながら、装置間の通信は電源ケーブル50を利用した通信に限定されず、Wi-Fi Allianceによって認証された無線LAN(Local Area Network)通信としてのWiFi(ワイファイ、Wireless Fidelity)や、家電向けの短距離無線通信であるZigBeeや、イーサネット(登録商標)による通信などを利用するものであってもよい。
【0052】
具体的にはシステム200において、表示制御装置30は、電源ケーブル50を利用した通信のための通信モデム(PLC)31Aと、無線LAN通信のための通信モデム(WiFi)31Bと、短距離無線通信の通信モデム(ZigBee)31Cと、イーサネット(登録商標)による通信のための通信モデム(ETHER)31Dとを備える。
【0053】
エアコンである電気機器10Aは電源ケーブル50を利用した通信のための通信モデム(PLC)11を備え、消費電力を示す情報をPLC11で表示制御装置30に送信する。LED照明である電気機器10Bは無線LAN通信のための通信モデム(WiFi)を備え、消費電力を示す情報を当該モデムで表示制御装置30に送信する。電気機器としてのテレビ20は短距離無線通信の通信モデム(ZigBee)21Aを備え、消費電力を示す情報をZigBee21Aで表示制御装置30に送信する。冷蔵庫である電気機器10Dも短距離無線通信の通信モデム(ZigBee)を備え、消費電力を示す情報を消費電力データを当該モデムで表示制御装置30に送信する。ガス給湯器10Eも短距離無線通信の通信モデム(ZigBee)を備え、消費ガス量を示す情報を当該モデムで表示制御装置30に送信する。これらの送信のタイミングは、上述のようにいわゆるプッシュ型と言われる電気機器10側で規定したタイミングであってもよいし、いわゆるプル型と言われる表示制御装置30から要求を受けてそのタイミングであってもよい。
【0054】
(チャンネル切り替え検出の他の例)
上の例では、表示制御装置30が受光部32を備えて、リモコン60の発光部61からテレビ20の受光部22に向けて発光された赤外線を傍らで受信することによってチャンネルの切り替えを指示する操作信号がテレビ20に送信されたことを検知するものとしている。しかしながら、他の例として、テレビ20はチャンネルの切り替えを指示する操作信号を受け付けると、切り替え先を通知する信号を表示制御装置30に送信するようにしてもよい。
【0055】
図6の例の場合、表示制御装置30はイーサネット(登録商標)による通信のための通信モデム(ETHER)31Dをさらに備える。また、テレビ20もイーサネット(登録商標)による通信のための通信モデム(ETHER)21Bを備え、テレビ20はチャンネルの切り替えを指示する操作信号を受け付けると、切り替え先を通知する信号を通信モデム(ETHER)21Bから表示制御装置30に送信する。また、表示制御装置30は、テレビ20に対して制御信号を通信モデム(ETHER)31Dから送信する。
【0056】
このようにテレビ20と表示制御装置30とがイーサネット(登録商標)による通信によってチャンネルの切り替え先と制御信号とをやり取りすることで表示制御装置30に受光部32および発光部37を不要とすることができる。また、表示制御装置30を必ずしもテレビ20の近傍に設置しなくてもよくなり、つまり赤外線通信での通信可能な範囲内に設置しなくてもよくなり、レイアウトの自由度を大きくすることが可能となる。
【0057】
(報知の他の具体例)
上の例では、図5に表わされたように、表示制御装置30において電気機器10から受信した該電気機器10での消費電力を報知するWEBページが作成されるものとしている。他の例として、図7に示されるように、システム200に含まれる電気機器10から受信した情報に示される消費電力や消費ガス量から算出される二酸化炭素(CO2)をグラフ表示するWEBページや、算出される消費エネルギー量を報知するWEBページ(図示せず)やエネルギー料金を報知するWEBページ(図示せず)を作成してもよい。
【0058】
(動作フローの他の例)
上の例では、順方向にザッピングされているときに、ちょうど一周したことが検知されると自動的に消費電力を報知するためのWEBページを表示するようにしていた。しかしながら、この表示制御装置30の動作では、ザッピングが一周したらWEBページが自動的に表示されるため、一周する前に順方向にザッピングする操作以外の操作が行なわれるとWEBページが表示されなくなる。そこで、表示制御装置30のCPU33に実現する判断部301は図示しない乱数発生器を含み、表示制御装置30での動作の他の例として、図8のフローチャートに示される動作を行なう。図8は、表示制御装置30での動作の他の例の示すフローチャートである。
【0059】
図8を参照して、変形例においては、表示制御装置30のCPU33は、図4のステップS16〜S20での判断に替えて、ステップS16’,S18’の判断を行なう。すなわち、CPU33はステップS16’でWEBページの作成から一定時間内にテレビ20からチャンネルの切り替えを通知する信号を受信したか否かを判断する。そして、一定時間内にチャンネルの切り替えがなされている場合(ステップS16’でYES)、ステップS18’でCPU33は、その切り替え先に応じてランダムなタイミングで消費電力を報知するタイミングと判断する。ステップS18’でCPU33は、チャンネルの切り替えを通知する信号を受信するとその切り替え先を入力として乱数発生器で乱数を発生させ、その乱数に基づいて消費電力を報知するタイミングの真偽を計算する。その具体的な計算方法は本発明において特定の方法には限定されない。一例として、CPU333は切り替え先のチャンネル番号を用いて乱数発生器にて32bitの自然数の数値を生成し、その数値が10で割り切れる場合を消費電力を報知するタイミングとする、などの方法が挙げられる。
【0060】
上記判断の結果、消費電力を報知すると判断されたタイミングで(ステップS18’でYES)、ステップS22でCPU33はWEBページのデータをアップロードしたWEBサーバにアクセスさせるための制御信号を生成して、赤外線でテレビ20に対して出力する。
【0061】
このようにすることによって、上述の方法では順方向でないザッピングを行なっている場合には電気機器10での消費電力が報知されない、または順方向のザッピング中の一周するよりも前に順方向でないザッピングに切り替えることで意図的に電気機器10での消費電力の報知を回避する、ということを防止することができる。これにより、ユーザの利便性を損なうことがなく、効果的にユーザに電力消費状態を報知することができる。
【0062】
さらに、図8の動作の場合、WEBページの作成から一定時間内にテレビ20からチャンネルの切り替えを通知する信号を受信しなかった場合(ステップS16’でNO)、CPU33は上記ステップS12からの動作を繰り返す。すなわち、再度、消費エネルギーを報知するためのWEBページを作成し、報知のタイミングを検知する。
【0063】
これにより、テレビ20では報知のタイミングとなったときにリアルタイムに近い消費エネルギーの情報を報知することができる。
【0064】
さらに、上述の表示制御装置30での動作をコントローラに実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0065】
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0066】
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0067】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0068】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0069】
10,10A,10B,10C,10A,10B 電気機器、10E ガス給湯器、11,21,21A,21B,31,31A,31B,31C,31D 通信モデム、37,61 発光部、12 入力部、13 制御部、14 駆動部、15 エネルギー管理部、16 記憶部、20 テレビ、22,32 受光部、30 表示制御装置、34 RAM、36 通信デバイス、50 電源ケーブル、60 リモコン、100,200 システム、301 判断部、302 第2記憶部、303 第2入力部、304 検知部、305 第1入力部、306 第1記憶部、307 ページ作成部、309 アクセス部、310 指示部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビジョン受像機の表示を制御するための表示制御装置であって、
他の機器と通信するための第1の通信デバイスと、
前記テレビジョン受像機と通信するための第2の通信デバイスと、
サーバにアクセスするための第3の通信デバイスと、
コントローラとを備え、
前記コントローラは、
前記第1の通信デバイスで前記他の機器から受信した当該他の機器での消費エネルギー量を示す情報に基づいて、前記消費エネルギー量を報知するWEBページのデータを作成するための作成手段と、
前記作成されたWEBページのデータを前記第3の通信デバイスでサーバにアップロードするためのアクセス手段と、
前記テレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替えを検知するための検知手段と、
前記検知手段で検知された前記テレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替え順に基づいて、前記消費エネルギー量を報知するタイミングを判断するための判断手段と、
前記判断に応じて、前記サーバにアクセスして前記WEBページを表示させるための制御信号を、前記第2の通信デバイスで前記テレビジョン受像機に対して出力するための出力手段とを含む、表示制御装置。
【請求項2】
前記判断手段は、前記チャンネルの切り替え順が予め記憶されている順であるか否かを判断し、前記予め記憶されている順で切り替えられたチャンネルが一連の切り替えの前のチャンネルに戻るタイミングを前記消費エネルギー量を報知するタイミングと判断する、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記判断手段は、前記チャンネルの切り替えに応じて乱数を発生させ、前記乱数に基づいて前記消費エネルギー量を報知するタイミングを判断する、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記テレビジョン受像機に対して前記制御信号を出力した後に前記検知手段で検知された前記チャンネルの切り替え先が予め記憶されているチャンネル順の順方向のものである場合、前記制御信号を出力した際に前記テレビジョン受像機で表示していたチャンネルの前記チャンネル順に次のチャンネルを表示させる制御信号を、前記第2の通信デバイスで前記テレビジョン受像機に対して出力する、請求項1〜3のいずれかに記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記コントローラは、前記テレビジョン受像機に対して前記制御信号を出力した後に前記検知手段で検知された前記チャンネルの切り替え先が予め記憶されているチャンネル順の逆方向のものである場合、前記制御信号を出力した際に前記テレビジョン受像機で表示していたチャンネルを表示させる制御信号を、前記第2の通信デバイスで前記テレビジョン受像機に対して出力する、請求項1〜4のいずれかに記載の表示制御装置。
【請求項6】
エネルギーを消費する機器と、テレビジョン受像機と、前記テレビジョン受像機の表示を制御するための表示制御装置とを含む表示システムであって、
前記エネルギーを消費する機器は、消費エネルギー量を示す情報を前記表示制御装置に送信するための通信デバイスを備え、
前記表示制御装置は、
前記エネルギーを消費する機器と通信するための第1の通信デバイスと、
前記テレビジョン受像機と通信するための第2の通信デバイスと、
サーバにアクセスするための第3の通信デバイスと、
コントローラとを備え、
前記コントローラは、
前記第1の通信デバイスで前記エネルギーを消費する機器から受信した当該機器での消費エネルギー量を示す情報に基づいて、前記消費エネルギー量を報知するWEBページのデータを作成するための作成手段と、
前記作成されたWEBページのデータを前記第3の通信デバイスでサーバにアップロードするためのアクセス手段と、
前記テレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替えを検知するための検知手段と、
前記検知手段で検知された前記テレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替え順に基づいて、前記消費エネルギー量を報知するタイミングを判断するための判断手段と、
前記判断に応じて、前記サーバにアクセスして前記WEBページを表示させるための制御信号を、前記第2の通信デバイスで前記テレビジョン受像機に対して出力するための出力手段とを含む、表示システム。
【請求項7】
前記表示制御装置の前記判断手段は、前記チャンネルの切り替え順が予め記憶されている順であるか否かを判断し、前記予め記憶されている順で切り替えられたチャンネルが一連の切り替えの前のチャンネルに戻るタイミングを前記消費エネルギー量を報知するタイミングと判断する、請求項6に記載の表示システム。
【請求項8】
前記表示制御装置の前記判断手段は、前記チャンネルの切り替えに応じて乱数を発生させ、前記乱数に基づいて前記消費エネルギー量を報知するタイミングを判断する、請求項6に記載の表示システム。
【請求項9】
前記表示制御装置の前記コントローラは、前記テレビジョン受像機に対して前記制御信号を出力した後に前記検知手段で検知された前記チャンネルの切り替え先が予め記憶されているチャンネル順の順方向のものである場合、前記制御信号を出力した際に前記テレビジョン受像機で表示していたチャンネルの前記チャンネル順に次のチャンネルを表示させる制御信号を、前記第2の通信デバイスで前記テレビジョン受像機に対して出力する、請求項6〜8のいずれかに記載の表示システム。
【請求項10】
前記表示制御装置の前記コントローラは、前記テレビジョン受像機に対して前記制御信号を出力した後に前記検知手段で検知された前記チャンネルの切り替え先が予め記憶されているチャンネル順の逆方向のものである場合、前記制御信号を出力した際に前記テレビジョン受像機で表示していたチャンネルを表示させる制御信号を、前記第2の通信デバイスで前記テレビジョン受像機に対して出力する、請求項6〜9のいずれかに記載の表示システム。
【請求項11】
表示制御装置でテレビジョン受像機での表示を制御する方法であって、
前記表示制御装置は、
他の機器と通信するための第1の通信デバイスと、
前記テレビジョン受像機と通信するための第2の通信デバイスと、
サーバにアクセスするための第3の通信デバイスと、
コントローラとを備え、
前記コントローラが、前記第1の通信デバイスで前記他の機器から受信した当該他の機器での消費エネルギー量を示す情報に基づいて、前記消費エネルギー量を報知するWEBページのデータを作成し、前記第3の通信デバイスで前記サーバにアップロードするステップと、
前記コントローラが前記テレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替えを検知するステップと、
前記検知するステップで検知された前記テレビジョン受像機におけるチャンネルの切り替え順に基づいて、前記コントローラが前記消費エネルギー量を報知するタイミングを判断するステップと、
前記判断に応じて、前記コントローラが前記サーバにアクセスして前記WEBページを表示させるための制御信号を前記第2の通信デバイスで前記テレビジョン受像機に対して出力するステップとを含む、表示制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−44389(P2012−44389A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−182905(P2010−182905)
【出願日】平成22年8月18日(2010.8.18)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】