説明

表示物用スタンド、及び表示システム

【課題】壁寄設置、及び窓寄設置の両方を実現する表示機器用スタンドを提供する。
【解決手段】本発明の一態様にかかる表示物用スタンドは台座部10と、台座部10から立設され、板状の表示物である表示機器30を支持する支持部20と、台座部10に対して支持部20をスライド移動させるスライドレール15と、を備えたものである。さらに、支持部20を上下に折り畳むヒンジをさらに備え、ヒンジ24の上側、及び下側のそれぞれにおいて、表示機器30が支持部20に取り付けられていてもよい

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示物用スタンド、及び該スタンドを用いた表示システムに関し、特に詳しくは、看板、ポスター板、画像表示装置(ディスプレイ)等の板状の表示物を支持する表示物用スタンド、及びそれを用いた表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、液晶ディスプレイなどの薄型ディスプレイが幅広い用途で利用されている。このような薄型ディスプレイは、用途に応じて設置位置も異なる。例えば、窓際に寄せて設置する窓寄設置や壁際に寄せて設置する壁寄設置で利用される。壁寄設置の場合には、表示面の裏面を壁に向けて設置する。また、窓寄設置の場合には、表示面を窓に向けて設置する。例えば、薄型ディスプレイを宣伝広告に利用する場合、窓寄設置とした状態で、窓の外を通る通行人に向けて宣伝広告画像を表示することができる。あるいは、壁寄設置とした状態で、室内にいる客に向けて宣伝広告画像を表示することができる。
【0003】
特許文献1には、壁寄設置するためのスタンドが開示されている。このスタンドでは、台座部の移動に連携して壁寄せ面から出没可能に構成された支持部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−96513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
薄型ディスプレイを壁際又は窓際に寄せて設置する場合、薄型ディスプレイから壁や窓までの空間が無駄になってしまう。特に大型の薄型ディスプレイを用いる場合、スタンドの安定性を向上するために、スタンドの設置面積も広くする必要がある。このため、薄型ディスプレイの裏面から壁までのスペース、又は薄型ディスプレイの表示面から窓までのスペースが大きくなってしまう。従って、窓寄設置とする場合、窓と薄型ディスプレイが近接するように配置することが好ましい。また、壁寄設置とする場合、壁とディスプレイの表示面が近接するように配置することが好ましい。しかしながら、特許文献1に記載のスタンドでは、このような窓寄設置、及び壁寄設置の両方を実現することができない。
【0006】
従って、薄型ディスプレイの設置状態を変更する場合、異なるスタンドに薄型ディスプレイを付け替える必要が生じてしまう。すなわち、窓寄設置から壁寄設置にレイアウトを変更する際、薄型ディスプレイを窓寄設置用のスタンドから、壁寄設置用のスタンドに取り付け直す必要がある。特に、大型の薄型ディスプレイの設置には、多大な時間や手間がかかってしまうという問題がある。このような問題点は、薄型ディスプレイだけでなく、看板やポスター板などの場合でも生じ得る。すなわち、ディスプレイ、ポスター板、看板などの板状の表示物のスタンドにおいて、壁寄設置、及び窓寄設置の両方を実現することができないという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様にかかる表示物用スタンドは、台座部と、板状の表示物を支持するため、前記台座部から立設された支持部と、前記台座部に対して前記支持部をスライド移動させるスライド機構と、を備えるものである。これにより、1つのスタンドで、壁寄設置、及び窓寄設置の両方を実現することができる。
【0008】
本発明の第2の態様にかかる表示物用スタンドは、上記の表示物用スタンドであって、前記支持部を折り畳むヒンジをさらに備え、前記ヒンジの上側、及び下側のそれぞれにおいて、前記表示物が前記支持部に取り付けられるものである。これにより、小型化することができ、搬送を容易に行うことができる。
【0009】
本発明の第3の態様にかかる表示物用スタンドは、上記の表示物用スタンドであって、前記台座部には、前記スライド機構のスライド位置に応じて、位置を変更可能なバランスウェイトが設けられているものである。これにより、安定して設置することができる。
【0010】
本発明の第4の態様にかかる表示システムは、上記の表示物用スタンドと、前記表示物用スタンドに支持された表示物と、を備えたものである。これにより、壁寄設置、及び窓寄設置の両方を実現することができる。
【0011】
本発明の第5の態様にかかる表示システムは、上記の表示物用スタンドと、前記表示物が表示画面を有する電子機器であり、前記電子機器で発生する熱を放熱するダクトが前記台座に対して離接する方向に設けられているものである。
【0012】
本発明の第6の態様にかかる表示物用スタンドは、台座部と、前記台座部から立設され、第1の板状表示物を支持する第1の支持部と、前記第1の支持部の上端にヒンジを介して取り付けられ、第2の板状表示物を支持する第2の支持部と、を備えたものである。これにより、小型化することができ、搬送を容易に行うことができる。
【0013】
本発明の第7の態様にかかる表示物用スタンドは、上記の表示物用スタンドであって、前記第1の板状表示物と前記第2の表示物は、表示画面を有する電子表示機器であり、前記第1の支持部と、前記第2の支持部とを前記ヒンジにより折り畳んだ状態において、前記第1の板状表示物の熱源と前記第2の板状表示物の熱源とが互いにずれた位置に配置されているものである。これにより、局所的な温度上昇を防ぐことができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、壁寄設置、及び窓寄設置の両方を実現する表示物用スタンド、及び表示ステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態にかかるスタンドの構成を示す正面図である。
【図2】本実施形態にかかるスタンドの構成を示す側面図である。
【図3】本実施形態にかかるスタンドの構成を示す背面図である。
【図4】本実施形態にかかるスタンドの構成を示す正面斜視図である。
【図5】本実施形態にかかるスタンドの構成を示す背面斜視図である。
【図6】本実施形態にかかるスタンドのスライド機構を示す斜視図である。
【図7】本実施形態にかかるスタンドのスライド機構を示す斜視図である。
【図8】本実施形態にかかるスタンドに設けられた支持部が中央のスライド位置にある状態を示す斜視図である。
【図9】本実施形態にかかるスタンドに設けられた支持部が後方のスライド位置にある状態を示す斜視図である。
【図10】折り畳み状態のスタンドが構成を示す正面図である。
【図11】折り畳み状態のスタンドの構成を示す側面図である。
【図12】折り畳み状態のスタンドの構成を示す背面図である。
【図13】非折り畳み状態のスタンドのヒンジの構成を示す背面斜視図である。
【図14】折り畳み状態のスタンドのヒンジの構成を示す背面斜視図である。
【図15】スタンドに設けられた放熱構造を示す断面図である。
【図16】スタンドに設けられたダクト内の気流を示す断面図である。
【図17】表示機器に設けられた熱源の位置関係を模式的に示す背面図である。
【図18】表示機器に設けられた熱源の位置関係を模式的に示す背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明は、本発明の好適な実施の形態を示すものであって、本発明の範囲が以下の実施の形態に限定されるものではない。以下の説明において、同一の符号が付されたものは実質的に同様の内容を示している。
【0017】
本実施の形態にかかる表示物用スタンド(以下、スタンドとする)の全体構成について、図1乃至図5を用いて説明する。図1はスタンドの正面図、図2は側面図、図3は背面図、図4は正面斜視図、図5は背面斜視図である。以下の説明において、スタンドに取り付けられた表示機器の表示面側を前方とし、背面側を後方とする。
【0018】
本実施形態にかかるスタンド1は、壁寄設置、及び窓寄設置の両方に用いることができる兼用スタンドである。スタンド1は、台座部10と、支持部20とを有している。そして、支持部20は、台座部10から立設し、表示物である表示機器30を支持している。支持部20が、2つの表示機器30を支持している。2つの表示機器30は、例えば、同じ大きさの薄型ディスプレイであり、上下に並んで配置される。ここでは、上側の表示機器30を表示機器30aとし、下側の表示機器30を表示機器30bとして図示している。具体的には、表示機器30としては、42インチ型、又は32インチ型の液晶ディスプレイを用いることができるが、その大きさは任意に決定することができる。
【0019】
図1に示すように、表示機器30は正面視において矩形状になっている。表示機器30は、正面側に宣伝広告などの画像を表示する。表示機器30を支持部20に固定することで、表示機器30が所定の高さで、立てられた状態となる。これにより、視認容易な状態とすることできる。2つの表示機器30をスタンド1に取り付けることで、2つの表示画面を有する表示システムが構成される。例えば、2つの表示機器30により、等身大の人物などを表示することができる。
【0020】
台座部10は、カバー11、バランスウェイト12、バランスウェイト13、ウェイト14、キャスター16、脚部17、ベース19を有している。ベース19は、台座部10の基台となる部分であり、上面視において、ほぼ矩形の板状になっている。そして、ベース19の上面には、カバー11と、バランスウェイト12、13とが装着されている。カバー11と、バランスウェイト12、13とは、ベース19に対して脱着可能に取り付けられている。カバー11とバランスウェイト12、13は、支持部20を台座部10に対してスライドさせるためのスライドレールなどをカバーする。なお、スライド構造の詳細については後述する。
【0021】
ベース19の下面には、キャスター16が取り付けられている。例えば、4つのキャスター16は、ベース19の四隅近傍にそれぞれ設けられている。さらに、ベース19の下面には、脚部17が設けられている。例えば、4つの脚部17がベース19の四隅近傍にそれぞれ設けられている。スタンド1を搬送する場合、接地したキャスター16が回転するので、容易に搬送することができる。そして、スタンド1を所望の位置まで搬送して、設置する際は、脚部17を伸長させて、接地させる。また、ベース19の下面には、転倒を防止するためのウェイト14が設けられている。ウェイト14は、SUS(ステンレス鋼)などの金属によって形成されている。これにより、スタンド1における重心位置を下げることができ、設置時の安定性を向上することができる。
【0022】
次に、2つの表示機器30を支持する支持部20の構成について説明する。支持部20は、支柱21、背面化粧板22、ダクト23、ヒンジ24、フレーム25、パッド26、ヒンジストッパ28を有している。支持部20は、後に詳述するように、ヒンジ24によって、上側が図2の矢印DR1方向に回動することで、折り畳み可能な構成となっている。そして、支持部20は、ヒンジ24の上側及び下側のそれぞれにおいて、表示機器30を支持する。換言すると、支持部20は、表示機器30を支持する部分が複数設けられている。なお、図においては適宜、ヒンジ24よりも上側の構成要素の符号にaを付し、下側の構成要素の符号にbを付して、上下の構成要素を区別している。また、以下の説明において、符号の後に、a、又はbを付さない場合、上下両方の構成要素を示しているものとする。ヒンジ24よりも上側部分に表示機器30aが固定され、ヒンジ24よりも下側部分に表示機器30bが固定される。このように、支持部20は、ヒンジ24によって上下に分割された構成となっている。なお、それぞれの表示機器30a、30bを支持固定する構造については、基本的に上下同様の構成となっている。また、支持部20のうち、表示機器30aを支持する部分については、支持部20aとし、表示機器30bを支持する部分については、支持部20bとして図示している。
【0023】
支柱21bは、台座部10からヒンジ24に至るように鉛直上方に立設している。ここでは、台座部10から延在した2つの支柱21bが横方向に離間配置されている。また、前後方向において、2つの支柱21は同じ位置に配置されている。支柱21の背面側には、意匠性を向上するための、背面化粧板22が取り付けられている。ヒンジ24の上下両側にそれぞれ背面化粧板22が設けられている。従って、ヒンジ24よりも上側の背面化粧板22aが表示機器30aの背面側を覆い、ヒンジ24よりも下側の背面化粧板22bが表示機器30bの背面側を覆う。なお、上側の支柱21aについては、背面化粧板22に覆われているため、図示されていない。支柱21、及び背面化粧板22は、例えば、Al(アルミニウム)等の軽量な金属板によって形成されている。
【0024】
図3に示すように、背面化粧板22の左右両側には、放熱用のダクト23が設けられている。2つのダクト23bが、2つの支柱21bのそれぞれに1つずつに取り付けられ、2つのダクト23bが2つの支柱21bのそれぞれに1つずつに取り付けられる。また、図2、図4に示すように、ダクト23の前面側には、フレーム25が設けられている。フレーム25は、支柱21に取り付けられ、表示機器30を保持している。フレーム25は、表示機器30を囲むように、矩形枠状に形成され、4辺に分離可能になっている。フレーム25aは、表示機器30aの外周に配置され、フレーム25bは表示機器30bの外周に配置される。このフレーム25内に表示機器30を配設して、固定する。こうすることによって、支持部20に2つの表示機器30が支持される。
【0025】
それぞれの背面化粧板22の裏側には、樹脂やゴムなどの弾性体から形成されたパッド26が設けられている。パッド26aとパッド26bとは、支持部20が折り畳まれた状態で、対向するように配置される。従って、折り畳み状態では、パッド26aとパッド26bが当接する。また、上下の背面化粧板22を連結するヒンジストッパ28が設けられている。ヒンジストッパ28は、支持部20が折り畳まれていない状態で、ヒンジ24が回転するのを防止する。なお、ヒンジ24による折り畳み構造については、後述する。
【0026】
(スライド機構)
次に、台座部10に対して支持部20を前後方向にスライドさせる機構について、図6乃至9を用いて説明する。図6、図7は、カバー11、及びバランスウェイト12、13を取り外した状態のスタンド1を示す背面斜視図である。また、図8、図9は、カバー11、及びバランスウェイト12、13を取り付けた状態のスタンド1を示す正面斜視図である。図6乃至図9では、台座部10と支持部20の連結部分が拡大して示されている。図6、及び図8は支持部20が通常の位置(中間位置)にある状態を示し、図7、及び図9は、支持部20が後方側に寄せられた状態を示している。
【0027】
図6、図7に示すように、支持部20は、可動台27を有している。この可動台27から支柱21が立設されている。また、ベース19には、例えば、6本のスライドレール15が固定されている。スライドレール15は前後方向に延びている。可動台27は、ベース19に対してスライド可能に支持されている。支持部20は、スライドレール15に沿ってスライド移動する。例えば、スライドレール15と可動台27の間には、スムーズにスライドするための複数のローラ(不図示)等が設けられている。可動台27は、複数のローラを介して、スライドレール15に嵌め込まれ、前後方向の動きは許容され、上下方向の動きが規制されている。
【0028】
図6に示す状態では、前後方向において、支持部20がベース19の中央近傍に配置されている。この状態から、支持部20を後ろ側にスライドさせると、図7に示す状態となる。この状態では、支持部20が後方のスライド端に配置され、表示機器30の背面が台座部10の後端に近づく。図7のスライド位置で、スタンド1付き表示システムを壁に寄せて設置する。これにより、表示機器30の背面と壁との隙間を小さくすることができる。台座部10に対して、支持部20がスライドして、支持部20が後方に移動している。これにより、壁際のデッドスペースを小さくすることができ、スペースを有効活用することができる。なお、反対に窓寄設置する場合は、支持部20を前側にスライドさせる。そして、支持部20を前方のスライド端に配置する。これにより、表示機器30の表示面と窓との隙間を小さくすることができる。
【0029】
このように、台座部10に対して支持部20をスライド可能に取り付けることで、1つのスタンド1で、表示機器30の窓寄設置、及び壁寄設置の両方を実現することができる。スタンド1を壁寄設置、及び窓寄設置の兼用とする場合でも、表示機器30の前方、又は後方のデッドスペースを小さくすることができる。例えば、壁寄設置する場合、支持部20が後ろ側のスライド端に配置された状態とすることで、表示機器30が台座部10の後部に配置される。よって、表示機器30の背面と壁が対向配置され、壁面と表示機器30のデッドスペースを小さくすることができる。また、窓寄設置する場合、支持部20が前側のスライド端に配置された状態とすることで、表示機器30が台座部10の前部に配置される。表示機器30が表示機器30の表示面と窓が対向配置され、窓と表示機器30のデッドスペースを小さくすることができる。このように、壁寄設置、及び窓寄設置を兼用するスタンド1を用いることで、様々なレイアウトに対応することができる。また、スタンド1の交換が不要となるため、店舗などのレイアウト変更を効率的に行うことができる。
【0030】
さらに、支持部20のスライド位置を固定する場合、ストッパ18をベース19に取り付ける。ストッパ18は、可動台27と当接するように、例えば、ネジなどでベース19に固定されている。ストッパ18は、可動台27の前後両側に取り付けられる。また、ストッパ18は、前後のスライド端にも取り付けられている。図6に示す中央位置から図7に示すスライド端に移動する場合、可動台27の後ろに当接しているストッパ18を取り外す。そして、スライド端まで移動したら、可動台27の前側に取り外したストッパ18を取り付ける。ストッパ18は、可動台27の前後方向の移動を規制する。ストッパ18は、側面視でL字状に切り欠かれた形状を有している。ストッパ18には、切欠部分の突出部を可動台27の下側に挿入することで、支持部20の上下方向の微小な位置変動を規制する。すなわち、可動台27の下面とストッパ18の突出部上面が当接することで、支持部20の傾斜を抑制することができる。これにより、スライド機構のクリアランスに起因する支持部20の傾きが抑制され、設置状態をより安定させることができる。
【0031】
ストッパ18を取り付けた後は、図8、及び図9に示すように、カバー11、及びバランスウェイト12、13によって、スライドレール15を覆う。すなわち、カバー11、及びバランスウェイト12、13をベース19に取り付ける。これにより、意匠性を向上することができる。カバー11は、例えば、樹脂板により形成され、バランスウェイト12,13は、例えば、SUSなどの金属板によって形成されている。従って、バランスウェイト12、13は、カバー11よりも重くなっている。支持部20の直下にはカバー11が設けられている。このカバー11は、ベース19に対して脱着可能に取り付けられている。2つのバランスウェイト12、13は、ベース19の前後において、台座部10に対して脱着可能に取り付けられている。なお、バランスウェイト12とバランスウェイト13は同じ形状、大きさとなっている。例えば、1つのバランスウェイト12、13は、それぞれ8kg程度である。バランスウェイト12、13もスライドレール15を覆うカバーとして機能する。
【0032】
また、支持部20のスライド位置に応じて、バランスウェイト12、13の位置を変更することで、安定性を向上することができる。例えば、図8に示すように、支持部20が中央位置にある場合、バランスウェイト12が支持部20の前に配置され、バランスウェイト13が支持部20の後ろに配置される。この状態では、バランスウェイト12とバランスウェイト13の間に、カバー11が配置される。一方、支持部20が後ろ側のスライド端にある場合、すなわち、壁寄設置する場合、図9に示すように、バランスウェイト12、13の両方が、支持部20よりも前側に配置される。この状態では、前から、バランスウェイト12、バランスウェイト13、カバー11の順番で配置される。
【0033】
支持部20には、比較的重量が重い表示機器30が取り付けられる。具体的には、42インチ型の液晶表示装置の場合、1つの表示機器30は、10kg程度である。このため、壁寄設置の場合、重心が後方に寄って不安定となるおそれがある。そこで、バランスウェイト12、13を支持部20よりも前側に取り付ける。これにより、前後方向における表示システムの重心位置を、台座部10の中央近傍にすることができる。よって、表示システムを安定して設置することででき、表示システムの転倒を防止することができる。また、窓寄設置とする場合、バランスウェイト12、13を支持部20の後方に配置する。すなわち、前から、カバー11、バランスウェイト12、バランスウェイト13の順番で配置する。これにより、前後方向における重心位置を台座部10の中央近傍にすることができる。このように、バランスウェイト12、13の配置を変更することで、表示機器30を取り付けた状態でのスタンド1の転倒を防止することができる。よって、安定した、壁寄設置と窓寄設置が可能になる。
【0034】
(折り畳み機構)
図3に示したように、支持部20の背面側には、ヒンジ24が設けられている。ヒンジ24を設けることで、支持部20が後方に折り曲がり、折り畳み可能となる。ヒンジ24を用いた折り畳み機構について、図10乃至12を用いて説明する。図10は、折り畳んだ状態を示す正面図、図11は、折り畳んだ状態を示す側面図、図12は、折り畳んだ状態を示す背面図である。正面図と背面図は基本的に同じ構成となっている。
【0035】
図10乃至図12に示すように、支持部20を折り畳むことで、表示機器30aの表示面が後方を向き、表示機器30bの表示面が前方を向く。また、ヒンジ24は、互いに平行な2つの折り曲げ軸を有しているため、2つの表示機器30が平行となる。すなわち、ヒンジ24がコの字状になるように、各軸で90度折り曲げる。支持部20が折り畳まれ、2つの表示機器30の表示面が鉛直になった状態では、背面化粧板22a、22bが平行に対向する。この折り畳みにより、前後両方に表示画像を表示することができるようになる。例えば、店舗室内の窓際に表示システムを配置した場合、室内に向けての表示と、窓に向けての表示を同時に行うことができる。なお、この時、支持部20を立てた状態から折り畳み状態とすると、表示機器30aは、上下反対に設置された状態となる。このため、画像処理等により、表示機器30aの表示画像を上下反対に変更する。こうすることで、表示画像を正しく表示することができる。
【0036】
支持部20を折り畳むことでスタンド1の高さが低くなる。例えば、折り畳み時の支持部20の高さが、図1乃至5に示す非折り畳み時の略半分になる。よって、スタンド1の高さを低くすることができる。これにより、スタンド1が小型化され、エレベータなどの搬送機器での搬送が容易となる。すなわち、搬送中に、表示システムが、ドアなどに引っかかるのを防ぐことができる。また、天井が低い箇所に設置することも可能となり、様々なレイアウトで利用することができる。
【0037】
なお、折り畳み状態では、図3で示したヒンジストッパ28が、ヒンジ24の上部を覆うためのカバーとして利用されている。この構成について、図13、及び図14を用いて説明する。図13は、非折り畳み状態(支持部20を立てた状態)におけるヒンジ24近傍の構成を示す背面斜視図であり、図14は、折り畳み状態(ヒンジ24で支持部20で折り曲げた状態)におけるヒンジ24近傍の構成を示す背面斜視図である。
【0038】
図13に示すように、ヒンジ24の左右両側において、背面化粧板22にヒンジストッパ28がネジなどにより取り付けられている。ヒンジストッパ28は、背面化粧板22aと背面化粧板22bとを連結する板状の剛直部材である。このヒンジストッパ28によって、ヒンジ24の角度が固定される。支持部20を折り畳む際には、ヒンジストッパ28を取り外す。そして、ヒンジ24の2つの軸を折り曲げるように、表示機器30aを後方側(図2の矢印DR1方向)に回動させると、図10乃至図12に示した折り畳み状態となる。この状態で、図14に示すように、ヒンジストッパ28を支持部20の上面、すなわち、ヒンジ24の上側に取り付ける。これにより、図14に示すように、ヒンジ24がカバーされた状態となり、意匠性を向上することができる。さらに、ヒンジストッパ28に化粧板等を用いることで、より意匠性を向上することができる。
【0039】
また、図3に示したように、支持部20の背面側には、折り畳み時に当接するパッド26が設けられている。折り畳み時には、パッド26同士が当接する。すなわち、図3に示したように、パッド26aは背面化粧板22aから背面側に突出しており、パッド26bが背面化粧板22bから背面側に突出している。そして、支持部20を折り畳むことで、図11に示すように、パッド26aとパッド26bが当接する。パッド26はゴムや樹脂などの弾性体によって形成されているため、折り畳み時の衝撃を緩和することができる。
【0040】
上記の説明において、2つの表示機器30が平行となるように支持部20を折り畳む構成としたが、折り畳む構造はこの構成に限られるものではない。例えば、山型、すなわち、上方に凸となるくの字型に屈曲するように支持部20を折り畳むようにしてもよい。この場合、表示機器30bの下側に、ヒンジを追加し、後方に傾斜できるようにすればよい。これにより、表示機器30a、30bのそれぞれが傾斜した状態となり、表示面が斜め上方を向くようになり、通行者等の視認性を高めることができる。
【0041】
折り畳み構造を持たない従来の表示スタンドは、全体寸法が大きいので、エレベータ等の搬送手段を利用することができなかった。そのため、大勢の作業者が階段を使って表示スタンドを搬送しなければならないという問題点があった。本実施の形態にかかるスタンドは、折り畳み構造を有している。このため、エレベータ等の搬送手段を利用して、スタンド1を搬送することが可能になる。これにより、搬送コストを低減することが可能になる。
【0042】
(放熱構造)
上記のように、壁寄設置、あるいは窓寄設置とした場合、壁、又は窓からの距離が小さくなる。このため、表示機器30で発生した熱を逃がすスペースが小さくなり、設置状況によっては、十分に放熱することができなくなる恐れがある。従って、本実施形態にかかるスタンド1では、図15に示すような放熱構造を採用している。図15は、折り畳み状態における、支持部20と表示機器30の構成を示す断面図であり、図11のSEC1−SEC1断面図を示している。なお、図15は、水平方向における断面図を示している。例えば、図15における左側が表示機器30bとなり、右側が表示機器30aとなっている。なお、表示機器30aと表示機器30bを支持する構成については同一であるため、図15は左右対称になっている。
【0043】
まず、表示機器30の構成に付いて説明する。表示機器30は、液晶表示装置であり、導光板31と、液晶セル32と、LED33と、背面板34と、フロントキャビネット35と、基板36と、マイコン37と、熱伝導シート38と、ケース39と、を備えている。表示機器30において、LED33とマイコン37が主たる発熱源となっている。LED33は、表示機器30の側部に設けられ、マイコン37は表示機器30の背面側に設けられている。
【0044】
表示機器30は、いわゆるエッジライト方式の液晶表示装置である。LED(Light Emitting Diode)33が、導光板31の両サイドに設けられている。LED33から出射した光は、導光板31の側面に入射する。そして、導光板31に入射した光は、導光板31の内部で全反射を繰り返して、液晶セル32に向けて出射する。そして、液晶セル32を通過した光が、視認される。液晶セル32には、マイコン37、及び基板36からの画像表示信号が入力されている。マイコン37は、液晶セル32、及びLED33などを制御する制御部である。マイコン37からの画像表示信号によって、液晶セル32を通過する光が制御される。よって、表示機器30が所望の画像を表示する。
【0045】
図15に示すように、導光板31、LED33、及び液晶セル32は、背面板34とフロントキャビネット35とで形成された空間に収納される。背面板34は背面から側面に設けられている。そして、背面板34にLED33が取り付けられている。フロントキャビネット35は、前面から側面に設けられている。フロントキャビネット35には、表示画面に応じた開口部が設けられている。背面板34の背面には、基板36、及びマイコン37が設けられている。上記の通り、マイコン37によって生成された画像表示信号が、基板36を介して、液晶セル32に出力される。さらに、マイコン37と基板36は、ケース39内に収納される。すなわち、背面板34とケース39とで形成される空間に、マイコン37と基板36が収納される。これにより、基板36、及びマイコン37はケース39で覆われた構成となる。ケース39には、外部への映像入出力端子やメモリスロットやDVD(Digital Versatile Disk)などを読み取るディスクドライブ等を有するインターフェース部(図示せず)が設けられている。
【0046】
ケース39の内部には、熱伝導シート38が設けられている。マイコン37で発生した熱は、熱伝導シート38を介して、ケース39に伝導する。例えば、熱伝導シート38は、マイコン37、及びケース39と面接触している。マイコン37からの熱が、熱伝導シート38に伝わり、熱伝導シート38の熱がケース39に伝わる。こうすることで、マイコン37で発生した熱が表示機器30の外部に放熱される。なお、図15に示す例では、2つのマイコン37が設けられており、それぞれのマイコン37に熱伝導シート38が接触している。
【0047】
また、表示機器30は、フレーム25に取り付けられている。具体的には、背面板34、及びフロントキャビネット35がフレーム25の枠辺内に配置されている。そして、フレーム25はLED33を収納するように配置されている。すなわち、断面コの字型のフレーム25の枠辺内部にLED33が配置された構成となる。LED33の背面には、背面板34を介して、フレーム25が配置されている。フレーム25の背面側には、ダクト23が取り付けられている。さらに、2つのダクト23の間に、支柱21が配置される。そして、支柱21の背面側に、背面化粧板22が取り付けられている。背面化粧板22は、支柱21を覆っている。なお、支柱21を中空の部材として、支持部20の軽量化を図っている。
【0048】
ここで、ダクト23、フレーム25、支柱21、背面化粧板22は、熱伝導率の高い金属等によって形成されている。例えば、ダクト23、フレーム25、支柱21、背面化粧板22はAl等の軽量かつ、熱伝導率の高い材質によって形成されている。ダクト23、フレーム25、支柱21、背面化粧板22がヒートシンクとして機能する。熱源からの熱がダクト23、フレーム25、支柱21、背面化粧板22を伝わって放熱される。例えば、フレーム25とダクト23は面接触している。これらは、ネジなどで固定されている。また、支柱21は、ダクト23とケース39と背面化粧板22と面接触している。このような構成とすることで、効率よく放熱することができ、温度上昇を低減することができる。
【0049】
具体的には、LED33で発生した熱は、背面板34等を介して、フレーム25に伝わる。フレーム25は、LED33が設けられた箇所の背面側、及び側面側に配設されている。フレーム25とダクト23とは面接触しており、フレーム25の熱はダクト23に伝わる。フレーム25、及びダクト23がヒートシンクとして機能する。また、マイコン37からの熱は、熱伝導シート38等を介して、ケース39に伝わる。ケース39の熱は、支柱21を介して、ダクト23、及び背面化粧板22に伝わる。ダクト23、及び背面化粧板22は、外部に露出しており、表面積も大きい。これらがヒートシンクとして機能することで、効率よく放熱することができる。
【0050】
さらに、熱せられた空気は上下に沿って設けられたダクト23の内部を通過する。すなわち、ダクト23とケース39と背面板34とで形成された空間を、熱せられた空気が通過する。熱せられた空気は、ダクト23の上方から放出される。これにより、効率よく放熱することができる。また、ダクト23の途中に、ダクト23の内外を連通する貫通孔を設けても良い。
【0051】
また、空気の流れを良くするために、ダクト23の上端及び下端を斜めに切り欠いている。例えば、図13に示すように、ダクト23aの下側の端部29aが、斜め上に傾斜している。また、ダクト23bの上側の端部29bが斜め下に傾斜している。このようにすることで、ダクト23aとダクト23bの間の空間が外部に連通する。図16に示すように、ダクト23aの上端だけでなく、ダクト23bの上端からも熱せられた空気が外部に放出される。さらに、ダクト23aの下端から、外部の空気を流入することができる。よって、空気の流れを良くすることができ、放熱効果を向上することができる。これにより、効率よく放熱することができ、温度上昇を低減することができる。また、このように端部29aと端部29bを切り欠くことで、折り畳んだ状態での機械的な干渉を避けることができる。なお、スタンド1に温度センサを設けて、一定以上の温度となった場合、表示機器30をOFFしてもよい。これにより、発熱が止まるため、表示機器30の熱破壊を防ぐことができる。
【0052】
(熱源配置)
次に、温度上昇を防止するための好適な熱源配置について、図17を用いて説明する。図17は、表示機器30における熱源の配置を模式的に示す正面図である。図17では、表示機器30aに2つの熱源40aが存在している。ここでは、熱源40aが斜めに配列されている。具体的には、一つ目の熱源40aが左上側に配置され、二つ目の熱源40aが右下側に配置されている。また、表示機器30bにも同様に熱源40bが存在している。熱源40aは、例えば、上記のマイコン37である。このように、正面視において、表示機器30aの中心から熱源40aをずらして配置し、表示機器30bの中心から熱源40bをずらして配置する。図17では、折り畳み状態における熱源40aの位置を熱源41aとして点線で示している。こうすることで、折り畳んだ状態では、正面視において、熱源41aと熱源40bがずれた状態となる。熱源を分散配置することで、局所的な温度上昇を抑制することができる。すなわち、折り畳み状態において、正面視で熱源40が重畳されてしまう構成となると、熱源40の重畳位置での温度上昇が大きくなってしまう。熱源40の位置を表示機器30の中心位置からずらすことで、温度が局所的に高くなるのを防ぐことができる。このようにすることで、表示機器30の熱破壊を防ぐことができる。
【0053】
また、熱源40が上下に長い場合、折り畳み状態で、熱源40が対向してしまう。この場合、一方の表示機器30を上下反対に配置したりすることで、熱源40の位置を左右横方向にずらすことができる。例えば、図18に示すように、上側の表示機器30aでは、左側に縦長の熱源40aがあるとする。この場合、下側の表示機器30bを上下反対に固定する。これにより、縦長の熱源40bが表示機器30bの右側に配置される。折り畳み状態の熱源40aが熱源41aで示す点線の位置となる。なお、上下反対に配置した場合、画像処理などで、表示機器30の表示画像を上下正常に表示させる。このように熱源40を配置することで、左右に熱源40の位置をずらすことができる。よって、局所的な温度上昇を防ぐことができる。なお、上記の説明では、熱源40をマイコン37としたが、LED33の場合も、同様に配置としても良い。例えば、LED33を片側のみのエッジライト方式として、表示機器30aと表示機器30bとで、左右反対側にLED33を配置する。こうすることで、温度上昇を防ぐことができる。もちろん、熱源40の配置が異なるような設計の表示機器30aと表示機器30bを用いてもよい。この場合、一方の表示機器30を上下反対に設置する必要がなくなる。また、ヒンジ24を伸長した状態で、熱源40bの熱流が矢印HLのように生じても、熱源40aには直接当たらないので、熱源40aの温度上昇を抑制することができる。
【0054】
(その他)
表示機器30には、外部から画像表示用のデータを供給してもよく、表示機器30に内蔵されるメモリやディスクなどから映像信号を供給しても良い。さらには、表示機器30に対する画像表示用のデータの供給は、有線で行っても良く、無線で行っても良い。さらに、画像表示用のデータは、ネットワーク経由で供給してもよい。
【0055】
上記の説明では、表示機器30を液晶表示装置としたが、表示機器30として、例えば、プラズマディスプレイや有機エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイやLEDディスプレイや電界放出(FED)ディスプレイ等の他の薄型電子表示機器を用いてもよい。上記のスタンド1は、特に、大型の薄型ディスプレイの支持、設置に好適である。表示機器30とスタンド1とを備える表示システムは、コンビニエンスストアや飲食店の店舗などに展示される電子看板などに好適である。さらには、表示機器30は、看板やポスター板などの表示物であってもよい。すなわち、本実施形態にかかるスタンドは、表示物用のスタンドとして、利用することができる。表示物と表示物を支持するスタンドを有する表示システムを様々な箇所に設置することができ、効果的な表示が可能になる。また、スタンド1に鉛直方向の回転軸を持つ回転機構を設け、表示物の表示面を任意の方向に変えることができるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0056】
10 台座部
11 カバー
12 バランスウェイト
13 バランスウェイト
14 ウェイト
15 スライドレール
16 キャスター
17 脚部
18 スライドストッパ
19 ベースプレート
20 支柱部
21 支柱
22 背面化粧板
23 ダクト
24 ヒンジ
25 フレーム
26 パッド
27 可動台
28 ヒンジストッパ
30 表示機器
31 導光板
32 液晶セル
33 LED
34 背面板
35 フロントキャビネット
36 基板
37 マイコン
38 熱伝導シート
39 ケース
40 発熱源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
台座部と、
板状の表示物を支持するため、前記台座部から立設された支持部と、
前記台座部に対して前記支持部をスライド移動させるスライド機構と、を備える表示物用スタンド。
【請求項2】
前記支持部を折り畳むヒンジをさらに備え、
前記ヒンジの上側、及び下側のそれぞれにおいて、前記表示物が前記支持部に取り付けられるように、前記支持部が複数設けられている請求項1に記載の表示物用スタンド。
【請求項3】
前記台座部には、前記スライド機構のスライド位置に応じて、位置を変更可能なバランスウェイトが設けられている請求項1、又は2に記載の表示物用スタンド。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示物用スタンドと、
前記表示物用スタンドに支持された表示物と、を備えた表示システム。
【請求項5】
前記表示物が表示画面を有する電子機器であり、
前記電子機器で発生する熱を放熱するダクトが前記台座に対して離接する方向に設けられている請求項4に記載の表示システム。
【請求項6】
台座部と、
前記台座部から立設され、第1の板状表示物を支持する第1の支持部と、
前記第1の支持部の上端にヒンジを介して取り付けられ、第2の板状表示物を支持する第2の支持部と、を備えた表示物用スタンド。
【請求項7】
前記第1の板状表示物と前記第2の表示物は、表示画面を有する電子表示機器であり、
前記第1の支持部と、前記第2の支持部とを前記ヒンジにより折り畳んだ状態において、前記第1の板状表示物の熱源と前記第2の板状表示物の熱源とが互いにずれる位置に配置されている請求項6に記載の表示用スタンド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2011−221428(P2011−221428A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−92909(P2010−92909)
【出願日】平成22年4月14日(2010.4.14)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】