説明

表示装置及び電子機器

【課題】 ネジ止め箇所を少なくしながら、筐体内からの光の漏洩を防止することのできる表示装置を提供することを課題とする
【解決手段】 表示装置14は、内部に表示パネル18を収容する。第1の筐体20は、表示パネル18の表示面を露出させる開口を有し、表示パネル18が取り付けられる。第2の筐体30は、表示パネル18の裏面を覆うように第1の筐体20に取り付けられる。第1の筐体20及び第2の筐体30の一方の先端部34に折り返し部が形成される。第1の筐体及び第2の筐体の他方の先端部は、第1の筐体及び第2の筐体の一方の先端部34に差し込まれる差し込み部22を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施形態は、筐体内にLCDを収容した電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ノートパソコン等の情報処理機器には、表示装置としてLCDが用いられることが多い。LCDパネルは情報処理機器の筐体内に収容され、LCDパネルの表示面のみが筐体から外部に露出するようになっている。近年、情報処理機器の薄型化が進められており、LCDを収容する筐体自体にも薄型化が求められている。
【0003】
例えばノートパソコンの表示部は主にLCDを収容する部分であり、LCDパネルを筐体内に収容した構成となる。表示部の筐体は、通常、表示面が露出するように形成されたフロントカバーとLCDパネルの背面を覆うように形成されたバックカバーに分かれている。フロントカバー側にLCDを収容した状態で、バックカバーをフロントカバーに取り付けて固定する。バックカバーは、通常、ネジ止めによりフロントカバーに固定される。
【0004】
例えば、フロントカバーにLCDを取り付けた後に、バックカバーの4隅をフロントカバーにネジ止めして、表示部が形成される。このような構成の表示部の筐体では、フロントカバーとバックカバーの合わせ面がLCDパネルの側面に近接した位置に延在することとなる。
【0005】
ところが、表示部の薄型化が進み、且つLCDの輝度が強くなると、LCDパネルの側面から漏れ出た光が、フロントカバーとバックカバーとの合わせ面の隙間から表示部筐体の外部に漏れる出るおそれがある。
【0006】
ここで、LCDのバックカバーを分割して形成した際に、分割したバックカバーの合わせ面に、重なり合う部分を設けてつなぎ目からの光の漏れを防止できる構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2004−317919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述のように、フロントカバーとバックカバーをネジ止めで固定する場合には、フロントカバーとバックカバーとの合わせ面がLCDパネルの側面に対して垂直になり、合わせ面に僅かな隙間が生じると、そこから光が容易に漏れ出てしまう。合わせ面を隙間無く接触するようにネジ止めの箇所を増やすと、その分製造コストが上昇してしまう。また、ネジ止め構造を組み込まなければならないので、筐体自体の厚みが増大するおそれがあり、装置の薄型化を阻害することとなる。
【0009】
したがって、ネジ止め箇所を少なくしながら、筐体内からの光の漏洩を防止することのできる表示装置の開発が要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一実施形態によれば、内部に表示パネルを収容する表示装置であって、前記表示パネルの表示面を露出させる開口を有し、前記表示パネルが取り付けられた第1の筐体と、前記表示パネルの裏面を覆うように前記第1の筐体に取り付けられる第2の筐体とを有し、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の一方の先端部に折り返し部が形成され、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の他方の先端部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の前記一方の先端部に差し込まれる差し込み部を有する表示装置が提供される。
【0011】
また、操作部が設けられた本体部と、前記本体部に回動可能に支持された表示部とを有し、前記表示部は上述の表示装置を含む電子機器が提供される。
【発明の効果】
【0012】
実施形態によれば、ネジ止め箇所を少なくしながら、筐体内からの光の漏洩を防止することのできる表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】一実施形態による表示装置を有するノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートパソコン)の斜視図である。
【図2】フロントカバーとバックカバーとを組み付けてLCD収容筐体を形成する際の表示装置の分解斜視図である。
【図3】図2のIII−III線に沿った表示装置の断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿った表示装置の先端部分の拡大断面図である。
【図5】フロントカバーのスリットとバックカバーのリブとを示す平面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】テーパ状の平面形状を有するスリットとリブの平面図である。
【図8】逆テーパ状の断面形状を有するスリットとリブの断面図である。
【図9】図2のIX−IX線に沿ったネジ止め部の断面図である。
【図10】フロントカバーの内側を示す平面図である。
【図11】バックカバーの内側を示す平面図である。
【図12】係合爪が係合部に係合した状態を示す断面図である。
【図13】係合爪を係合部に係合させる前の状態を示す斜視図である。
【図14】係合爪を係合部の上から嵌め込む場合の係合爪と係合部の形状を示す斜視図である。
【図15】先端部が折り返された形状のフロントカバーと、バックカバーを組み付ける際の斜視図である。
【図16】図15に示すフロントカバーの先端部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1は、一実施形態による表示装置を有するノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートパソコン)の斜視図である。図1に示すノートブック型パソコン10は表示パネルの一例としてLCDパネルを用いた表示装置を有する電子機器の一例であり、本実施形態はノートブック型パソコンに限定されるものではない。また、表示パネルはLCDパネルに限定されるものではなく、例えばELパネル等の他の表示パネルであってもよい。
【0016】
ノートパソコン10は、入力操作部が設けられた本体部12と、本体部12に対して回動可能に支持された表示装置14とを有する。表示装置14はLCD収容筐体16を有しており、LCD収容筐体16の中に表示パネルとしてLCDパネル(液晶表示パネル)18が収容されている。
【0017】
表示装置14のLCD収容筐体16は、フロントカバー20とバックカバー30とにより形成される。フロントカバー20とバックカバー30により形成されたLCD収容筐体16の中にLCDパネル18が収容され、LCDパネル18の表示面はフロントカバー20の開口を介して外部に露出している。本実施形態では、フロントカバー20とバックカバー30は樹脂で形成されているものとするが、マグネシウム合金等の金属で形成されることもある。
【0018】
図2はフロントカバー20とバックカバー30とを組み付けてLCD収容筐体16を形成する際の表示装置14の分解斜視図である。図2において、バックカバー30の内側にはLCDパネル18が取り付けられており、フロントカバー20の開口内でLCDパネル18の表示面が露出している。LCDパネル18が取り付けられたバックカバー30にフロントカバー20を組み付けることで、LCDパネル18が収容されたLCD収容筐体16が形成される。
【0019】
LCD収容筐体16は、側面から見るとほぼ中央で2つに分割されており、分割された一方がフロントカバー20となり、他方がバックカバー30となる。LCD収容筐体16の先端全体はバックカバー30の一部となっており、フロントカバー20はLCD収容筐体16の先端まで延在していない。すなわち、バックカバー30の先端部32はフロントカバー20側に折り返されており、折り返されてフロントカバー20対向する端部が、フロントカバー20の合わせ面20と突き合わされる合わせ面30aとなっている。したがって、フロントカバー20とバックカバー30の合わせ面20a、30aは、LCD収容筐体16の先端から内側に入った部分に位置している。
【0020】
フロントカバー20とバックカバー30との合わせ面について、図3及び図4を参照しながら説明する。図3は図2のIII−III線に沿った表示装置14の断面図である。図4は、図2のIV−IV線に沿った表示装置14先端部分の拡大断面図である。
【0021】
フロントカバー20の先端側には、フロントカバー差し込み部22が形成されている。フロントカバー差し込み部22は、フロントカバー20をバックカバー30に組み付ける際に、バックカバー30の内側に入り込む部分である。すなわち、フロントカバー20の先端部分の合わせ面20aをバックカバー30の合わせ面30aに突き合わせるときに、フロントカバー差し込み部22は、バックカバー30の合わせ面30aの下側に差し込まれる。
【0022】
したがって、フロントカバー20をバックカバー30に組み付けたときに、フロントカバー20の先端部分の合わせ面20aとバックカバー30の合わせ面30aとの間に間隙があっても、その間隙の下にはフロントカバー差し込み部22が延在している。これにより、LCD収容筐体16の内部においてLCDパネル18から漏洩した光が、フロントカバー20の先端部分の合わせ面20aとバックカバー30の合わせ面30aとの間の間隙に直接入ることが防止される。
【0023】
また、フロントカバー20とバックカバー30を組み付けたときに、フロントカバー差し込み部22の上面がバックカバー30の内面に接触するように設計されている。このため、LCD収容筐体16の内部においてLCDパネル18から漏洩した光が、フロントカバー差し込み部22の上面とバックカバー30の内面との間を通過することが抑制される。これにより、LCD収容筐体16の内部においてLCDパネル18から漏洩した光がフロントカバー20の先端部分の合わせ面20aとバックカバー30の合わせ面30aとの間の間隙まで進むことが抑制される。
【0024】
さらに、フロントカバー20のフロントカバー差し込み部22の上面とバックカバー30の内面との間に間隙が生じたとしても、この間隙はLCDパネル18の側面に向いていないので、LCDパネル18から漏洩した光が直接この間隙入ることはない。
【0025】
以上の理由により、LCD収容筐体16の内部においてLCDパネル18から漏洩した光が、フロントカバー20の先端部分の合わせ面20aとバックカバー30の合わせ面30aとの間の間隙からLCD収容筐体16の外部に漏れ出ることは無い。
【0026】
フロントカバー差し込み部22の上面がバックカバー30の内面の下側に差し込まれて接触する構造としたことにより、この部分でフロントカバー20とバックカバー30とが嵌合する。また、バックカバー30の内面に複数のリブ34が形成され、このリブ34がフロントカバー差し込み部22に形成されたスリット24に嵌合する。リブ34とスリット24が嵌合することで、フロントカバー20とバックカバー30との嵌合が補強される。以上の構成により、LCD収容筐体16の先端側(本体部12に支持される側の反対側)において、フロントカバー20とバックカバー30とを強固に固定することができ、この部分においてネジ止め等で固定する必要がなくなる。
【0027】
したがって、本実施形態では、フロントカバー20とバックカバー30とを互いに固定するためのネジは、LCD収容筐体16の四隅ではなく、本体部12に近い側の片側2箇所のみとなっている。これにより、LCD収容筐体16の部品点数が低減し、組み立て工数(ネジ締め工程数)も低減されている。
【0028】
図5はフロントカバー20のスリット24とバックカバーのリブ34とを示す平面図である。図6は図5におけるVI−VI線に沿った断面図である。リブ34は全体に同一の幅を有しており、スリット24も全体に同一の幅を有している。図5及び図6では、図示の便宜状、リブ34とスリット24との間の間隙を大きく描いているが、この間隙は極小さいことが好ましく、リブ34がスリット24に嵌合して常に接触しているような状態とすることが好ましい。リブ34の外面とスリット24の内面が接触することで、フロントカバー差し込み部22とバックカバー30の嵌合接続を補強することができる。
【0029】
スリット24とリブ34の平面形状を図7に示すようにテーパ状とすることにより、リブ34とスリット24とをより強く嵌合することができる。また、スリット24とリブ34の断面形状を図8に示すように逆テーパ状とすることにより、リブ34とスリット24とをより強く嵌合することができる。
【0030】
以上のように、LCD収容筐体16の先端部分では、フロントカバー20とバックカバー30が嵌合接続されるため、先端部分はねじ止めする必要が無くなる。したがって、本実施形態では、フロントカバー20とバックカバー30とのネジ止めは、操作部12の側の2箇所のみとすることができる。
【0031】
図9はネジ止め部の断面図であり、図2のIX−IX線に沿った断面図に相当する。フロントカバー20とバックカバー30とを互いに固定するためのネジ40は、ネジ頭部がフロントカバー20の表面側に形成された凹部26に収容された状態で、バックカバー30内面から起立して形成されたボス36にねじ込まれる。なお、本実施形態では、ネジ40によりフロントカバー20とバックカバーとをネジ止めする際に、LCD固定用板金を間に挟んでネジ40を締め付けている。これにより、フロントカバー20とバックカバー30とを固定するためのネジ40により、LCD筐体16内でLCDパネル18も固定することができる。ネジ40を締め付けた後、凹部26の開口部は外から見えないように例えばシール等で塞がれる。
【0032】
なお、ノートパソコンには、無線通信用のアンテナが組み込まれる場合が多く、本実施形態では、バックカバー30の折り返された先端部32の内部にワイヤレスアンテナ50が収容される。先端部32にはLCDパネル18が延在しないため、この空きスペースを利用してワイヤレスアンテナ50を設けたものである。先端部32を含めてバックカバー30を樹脂で形成することで、樹脂で覆われた部分にワイヤレスアンテナ50を設けることができる。
【0033】
また、バックカバー30に折り返した先端部32を設けることで、LCD収容筐体16の先端部に合わせ面が無くなり、先端部を様々な形状とすることができる。これにより、ノートパソコンのデザインの自由度が広がり、良好な外観を有するノートパソコンを設計することができる。
【0034】
次に、フロントカバー20とバックカバー30の側面側における取り付け構造について説明する。図10はフロントカバー20の内側を示す平面図である。図11はバックカバー30の内側を示す平面図である。
【0035】
図10に示すように、フロントカバー20の左右の側壁20b、20cに沿って、複数箇所に係合部28が形成されている(図10では2箇所)。また、図11に示すように、バックカバー30の側壁30b、30cに沿って、複数箇所に係合爪38が形成されている。フロントカバー20とバックカバー30を組み付ける際に、バックカバー30の係合爪38は、フロントカバー20の係合部に係合する。
【0036】
図12は係合爪38が係合部28に係合した状態を示す断面図である。図13は係合爪38を係合部28に係合させる前の状態を示す斜視図である。バックカバー30をフロントカバー20に組み付けるときには、フロントカバー22の差し込み部22がバックカバー30の内面の下に差し込まれるように、フロントカバー23とバックカバー30を移動させる。この際、図13に示すようにバックカバー30の係合爪38はフロントカバー20の係合部28の下に差し込まれことで、係合爪38は係合部28に係合し、フロントカバー20とバックカバー30が互いに固定される。
【0037】
係合爪38を係合部28の上から嵌め込むこととしてもよい。この場合、図14に示すように、係合爪38に傾斜面38aを形成し、且つ係合部28にも傾斜面28aを形成することが好ましい。係合爪38の傾斜面38aを係合部28の傾斜面28aに押し付けることにより、係合爪38が形成された部分及び係合部28が形成された部分が僅かに変形し、係合爪38を容易に係合部28の下に入り込ませることができる。
【0038】
以上説明した実施形態ではバックカバー30の先端部32を折り返した形状としているが、反対にフロントカバー20の先端部を折り返した形状としてもよい。図15は先端部22Aが折り返された形状のフロントカバー20Aと、バックカバー30Aを組み付ける際の斜視図である。図15に示すフロントカバー20Aとバックカバー30Aは、図2に示すフロントカバー20とバックカバー30の形状を入れ替えたものである。すなわち、フロントカバー20Aの先端部20Aが折り返された形状を有し、バックカバー30Aがバックカバー差し込み部32Aを有する。バックカバー差し込み部32Aをフロントカバー20Aの合わせ面20Aaの下に差し込んで、フロントカバー20Aの合わせ面20Aaとバックカバー30Aの合わせ面30Aaに突き当てることで、フロントカバー20Aとバックカバー30Aとが嵌合接続される。なお、図15に示す例では、フロントカバー20AにLCDパネル18を取り付けてからバックカバー30Aを取り付けることとなる。
【0039】
図16はフロントカバー20Aの先端部22Aの断面図である。バックカバー30Aの先端からはバックカバー差し込み部32Aが延在しているため、ワイヤレスアンテナ50は、アンテナ用台座52を介してバックカバー30Aの内面に取り付けられる。ワイヤレスアンテナ50をバックカバー差し込み部32Aからある程度離間するように配置して、バックカバー差し込み部32Aをフロントカバー20Aに差し込むときに妨げとならないようにするためである。
【0040】
フロントバー20Aとバックカバー30Aとで形成された表示装置のその他の構造は、図2に示すLCD収容筐体16の構造と同等であり、その説明は省略する。
【0041】
以上のように、本明細書は以下の事項を開示する。
(付記1)
内部に表示パネルを収容する表示装置であって、
前記表示パネルの表示面を露出させる開口を有し、前記表示パネルが取り付けられた第1の筐体と、
前記表示パネルの裏面を覆うように前記第1の筐体に取り付けられる第2の筐体と
を有し、
前記第1の筐体及び前記第2の筐体の一方の先端部に折り返し部が形成され、
前記第1の筐体及び前記第2の筐体の他方の先端部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の前記一方の先端部に差し込まれる差し込み部を有する表示装置。
(付記2)
付記1記載の表示装置であって、
前記折り返し部はリブを有し、
前記差し込み部はスリットを有し、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とが組み付けられたときに、前記リブは前記スリットに嵌合する表示装置。
(付記3)
付記2記載の表示装置であって、
前記リブと前記スリットの平面形状はテーパ形状である表示装置。
(付記4)
付記2又は3記載の表示装置であって、
前記リブと前記スリットの断面形状はテーパ形状である表示装置。
(付記5)
付記1乃至4のうちいずれか一項記載の表示装置であって、
前記表示装置の先端側は、前記差し込み部と前記先端部との嵌合により固定され、
前記先端側の反対側において、前記第1の筐体と前記第2の筐体とはネジ止めされて固定された表示装置。
(付記6)
付記1乃至5のうちいずれか一項記載の表示装置であって、
前記第1の筐体及び前記第2の筐体の前記一方の先端部は樹脂により形成され、前記先端部の内部にアンテナが配置された表示装置。
(付記7)
操作部が設けられた本体部と、
付記1乃至6のうちいずれか一項記載の表示装置と
を有する電子機器。
(付記8)
付記7記載の電子機器であって、
前記電子機器はノートブック型パーソナルコンピュータである電子機器。
【符号の説明】
【0042】
10 ノートパソコン
12 本体部
14 表示装置
16 LCD収容筐体
18 LCDパネル
20,20A フロントカバー
20a,20Aa 合わせ面
22 フロントカバー差し込み部
22A 先端部
24 スリット
26 凹部
28 係合部
28a 傾斜面
30,30A バックカバー
30a,30Aa 合わせ面
32 先端部
32A バックカバー差し込み部
34 リブ
36 ボス
38 係合爪
38a 傾斜面
40 ネジ
50 ワイヤレスアンテナ
52 アンテナ用台座52

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に表示パネルを収容する表示装置であって、
前記表示パネルの表示面を露出させる開口を有し、前記表示パネルが取り付けられた第1の筐体と、
前記表示パネルの裏面を覆うように前記第1の筐体に取り付けられる第2の筐体と
を有し、
前記第1の筐体及び前記第2の筐体の一方の先端部に折り返し部が形成され、
前記第1の筐体及び前記第2の筐体の他方の先端部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の前記一方の先端部に差し込まれる差し込み部を有する表示装置。
【請求項2】
請求項1記載の表示装置であって、
前記折り返し部はリブを有し、
前記差し込み部はスリットを有し、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とが組み付けられたときに、前記リブは前記スリットに嵌合する表示装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の表示装置であって、
前記表示装置の先端側は、前記差し込み部と前記先端部との嵌合により固定され、
前記先端側の反対側において、前記第1の筐体と前記第2の筐体とはネジ止めされて固定された表示装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の表示装置であって、
前記第1の筐体及び前記第2の筐体の前記一方の先端部は樹脂により形成され、前記先端部の内部にアンテナが配置された表示装置。
【請求項5】
操作部が設けられた本体部と、
請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の表示装置と
を有する電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−25192(P2013−25192A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−161224(P2011−161224)
【出願日】平成23年7月22日(2011.7.22)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】