説明

表示装置用UI選択支援画面、UI画面選択表示方法、UI画面選択支援装置及びUI画面選択システム

【課題】よりユーザフレンドリなUI画面を提供する。
【解決手段】
複数種のUI画面を選択でき、且つ、これらの各UI画面について、プレビュー画像501と、その名前502と、ユーザの操作情報に基づいて決定された操作性の評価値503と、デザイン性の評価値504と、評価値503及び504とに基づいて決定された推奨順位505と、詳細・ダウンロードボタン506とを選択支援情報として含む表示装置用表示画面を、ユーザの表示装置に表示する。所定のUI画面の詳細・ダウンロードボタン506が押下された場合には、対応するUI画面について各階層のプレビュー画像等の詳細を選択支援情報として含む詳細画面を、さらに該表示装置に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置のユーザインタフェース画面に係り、特に、該装置に対応する複数種のユーザインタフェース画面のうち一つをユーザが選択することを支援する情報を表示する表示装置用UI選択支援画面、UI画面選択表示方法、UI画面選択支援装置及びUI画面選択システムに関する。
【0002】
一般に、ユーザが情報処理装置を操作する際に使用する画面は、ユーザインタフェース画面と呼ばれる(以下、「UI画面」と略す。)。
【0003】
近年、益々情報処理装置の多機能化が進んでいる。それに伴い、UI画面における操作項目数が増大し、UI画面の階層構造も深くなり、当該UI画面上の操作が複雑化してきたため、より使い易いUI画面を提供する必要がある。
【0004】
この場合、ユーザの操作履歴を参考にして、ユーザの状況に適したユーザフレンドリなUI画面を提供することが望ましい。
【0005】
そこで、下記特許文献1では、UI画面の操作履歴に基づいて、ユーザに提供するUI画面の機能項目を決定する発明が開示されている。
【0006】
この構成によれば、ユーザの状況に適した機能項目を含んだUI画面が提供できる。
【特許文献1】特開2007−87256号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1の発明では、ユーザにUI画面の選択の余地はなく、提供されるUI画面が必ずしもユーザに適しているとは限らない。また、UI画面の操作履歴に基づいて機能項目を決定しても、その機能項目を設けた場合のUI画面の評価をユーザに開示することはできない。この構成では、仮にUI画面を選択できたとしても、ユーザはどのUI画面を選択すればよいのか判断が困難となり、選択するUI画面が必ずしもユーザに適しているとは限らない。
【0008】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、よりユーザフレンドリなユーザインタフェース画面を提供可能な表示装置用UI選択支援画面、UI画面選択表示方法、UI画面選択支援装置及びUI画面選択システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明による表示装置用UI選択支援画面の第1態様では、
複数種の情報処理装置用階層構造型UI画面のうち一種を選択するための表示装置用UI選択支援画面であって、
各UI画面について、
プレビュー画像と、
該情報処理装置ユーザの操作情報に基づいて決定された操作性の評価値と、
該評価値に基づいて決定された推奨順位と、
を選択支援情報として含むことを特徴とする。
【0010】
本発明による表示装置用UI選択支援画面の第2態様では、第1態様において、
各UI画面について、デザイン性の評価値を該選択支援情報としてさらに含み、該推奨順位は、各操作性の評価値と各デザイン性の評価値とに基づいて評価されていることを特徴とする。
【0011】
本発明による表示装置用UI選択支援画面の第3態様では、第1又は第2態様において、
各UI画面について、該操作情報に基づいて選択された、開発者の評価コメントを該選択支援情報としてさらに含むことを特徴とする。
【0012】
本発明による表示装置用UI選択支援画面の第4態様では、第1乃至第3態様のいずれか1つの態様において、
各UI画面について、階層数と、操作項目数と、を該選択支援情報としてさらに含むことを特徴とする。
【0013】
本発明による表示装置用UI選択支援画面の第5態様では、第1乃至第4態様のいずれか1つの態様において、
該複数種のUI画面は、該情報処理装置に既に搭載されている搭載済UI画面を含み、
該搭載済UI画面について、
プレビュー画像と、
該操作情報に基づいて決定された、操作性の評価値と、
デザイン性の評価値と、
該操作性の評価値と該デザイン性の評価値とに基づいて決定された推奨順位と、
を該選択支援情報としてさらに含むことを特徴とする。
【0014】
本発明による表示装置用UI選択支援画面の第6態様では、第1乃至第5態様のいずれか1つの態様において、
該複数種のUI画面は、該情報処理装置と同一のUI画面を備えた複数台の装置における各操作情報を統計した情報に基づいて開発された画面を含むことを特徴とする。
【0015】
本発明によるUI画面選択表示方法の第7態様では、
第1乃至第6態様のいずれか1つに記載の表示装置用UI選択支援画面を表示するUI画面選択表示方法であって、
該複数種のうちいずれかのUI画面が選択された場合に、選択されたUI画面の各階層についてのプレビュー画像を含んだ詳細画面を表示することを特徴とする。
【0016】
本発明によるUI画面選択支援装置の第8態様では、
情報処理装置のUI画面を選択させるUI画面選択支援装置であって、
該情報処理装置ユーザの操作情報と、複数種の情報処理装置用UI画面の表示データと、を格納する記憶手段と、
該記憶手段に格納されている各UI画面について、該操作情報に基づき、操作性の評価値を決定する操作性決定手段と、
該各UI画面について、該操作性の評価値に基づき、推奨順位を決定する推奨順位決定手段と、
二つの該決定手段により決定した評価値に基づいて、第1乃至第6態様のいずれか1つに記載の表示装置用UI選択支援画面を表示するためのコンテンツを生成するコンテンツ生成手段と、
を備えることを特徴とする。
【0017】
本発明によるUI画面選択システムの第9態様では、
第8態様に記載のUI画面選択支援装置と情報処理装置とが、通信路を介し互いに結合されてネットワークが構成されるUI画面選択システムであって、
該情報処理装置は、該通信路を介して、ユーザの操作情報及び該装置に対応するUI画面の提供要求を、該UI画面選択支援装置に送信し、
該UI画面選択支援装置は、該要求に応答して、該操作情報に基づき、該記憶手段に格納されている該複数種の情報処理装置用UI画面、の操作性の評価値及び推奨順位をそれぞれ決定してコンテンツを生成し、該通信路を介して、これを該情報処理装置に送信する、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
上記第1態様の構成によれば、表示装置用UI選択支援画面が「各UI画面について、プレビュー画像と、該情報処理装置ユーザの操作情報に基づいて決定された操作性の評価値と、該評価値に基づいて決定された推奨順位と、を選択支援情報として含む」ので、UI画面を選択するユーザは、これら選択支援情報に基づき、自分の好みに合ったUI画面を選択することができ、また操作性の評価値や推奨順位からどのUI画面を選択すればよいか適切に判断でき、もってよりユーザフレンドリなUI画面を提供することができるという効果を奏する。
【0019】
上記第2態様の構成によれば、表示装置用UI選択支援画面が「各UI画面について、デザイン性の評価値を該選択支援情報としてさらに含む」ので、UI画面を選択する際に、この選択支援情報に基づき、各UI画面のデザイン性を容易に比較することができ、もってよりユーザフレンドリなUI画面を提供することができるという効果を奏する。
【0020】
また、「該推奨順位は、各操作性の評価値と各デザイン性の評価値とに基づいて評価されている」ので、UI画面を選択する際に、この選択支援情報としての評価値に基づき、各UI画面を比較することなく、操作性やデザイン性のよいUI画面を適切且つ迅速に選択することができ、もってよりユーザフレンドリなUI画面を提供することができるという効果を奏する。
【0021】
上記第3態様の構成によれば、表示装置用UI選択支援画面が「各UI画面について、該操作情報に基づいて選択された、開発者の評価コメントを該選択支援情報としてさらに含む」ので、UI画面を選択する際に、この選択支援情報としての評価コメントを判断材料としてUI画面を選択することができ、もってよりユーザフレンドリなUI画面を提供することができるという効果を奏する。
【0022】
上記第4態様の構成によれば、表示装置用UI選択支援画面が「各UI画面について、階層数と、操作項目数と、を該選択支援情報としてさらに含む」ので、これら選択支援情報を判断材料としてUI画面をより適切に選択することができるという効果を奏する。
【0023】
上記第5態様の構成によれば、表示装置用UI選択支援画面が「該搭載済UI画面について、プレビュー画像と、該操作情報に基づいて決定された、操作性の評価値と、デザイン性の評価値と、該操作性の評価値と該デザイン性の評価値とに基づいて決定された推奨順位と、を該選択支援情報としてさらに含む」ので、搭載済UI画面と他のUI画面の比較を容易にし、その中から適切なUI画面を選択することができるという効果を奏する。
【0024】
上記第6態様の構成によれば、「該複数種のUI画面は、該情報処理装置と同一のUI画面を備えた複数台の装置における各操作情報を統計した情報に基づいて開発された画面を含む」ので、より操作性が向上したUI画面を提供することができるという効果を奏する。
【0025】
上記第7態様の構成によれば、「第1乃至第6態様のいずれか1つに記載の表示装置用UI選択支援画面を表示し、該複数種のうちいずれかのUI画面が選択された場合に、選択されたUI画面の各階層についてのプレビュー画像を含んだ詳細画面を表示する」ので、表示装置に表示された選択支援情報を含んだ表示装置用UI選択支援画面や詳細画面を見たユーザは、UI画面をより適切に選択することができるという効果を奏する。
【0026】
上記第8態様の構成によれば、UI画面選択支援装置が「該記憶手段に格納されている各UI画面について、該操作情報に基づき、操作性の評価値を決定する操作性決定手段と、該各UI画面について、該操作性の評価値に基づき、推奨順位を決定する推奨順位決定手段と、二つの該決定手段により決定した評価値に基づいて、第1乃至6態様のいずれか1つに記載の表示装置用UI選択支援画面を表示するためのコンテンツを生成するコンテンツ生成手段と、を備える」ので、情報処理装置の操作情報に基づいて各決定事項を即座に決定し、これら決定事項を選択支援情報として含んだコンテンツを容易に提供することができるという効果を奏する。
【0027】
上記第9態様の構成によれば、UI画面選択システムにおける「該情報処理装置は、該通信路を介して、ユーザの操作情報及び該装置に対応するUI画面の提供要求を、該UI画面選択支援装置に送信し、該UI画面選択支援装置は、該要求に応答して、該操作情報に基づき、該記憶手段に格納されている該複数種の情報処理装置用UI画面、の操作性の評価値及び推奨順位をそれぞれ決定してコンテンツを生成し、該通信路を介して、これを該情報処理装置に送信する」ので、UI画面の提供要求のあった情報処理装置のユーザに即座に選択支援情報を含んだコンテンツを提供することができるという効果を奏する。
【0028】
本発明の他の目的、構成及び効果は以下の説明から明らかになる。
【実施例1】
【0029】
図1は、本発明の実施例1に係わるデータテーブル生成システムを示す図である。
[1]全体構成
本実施例1のデータテーブル生成システムにおいては、画像形成装置群10と、管理サーバ100と、UI画面開発用コンピュータ200と、が通信回線300を介して結合されている。
【0030】
画像形成装置群10は、本発明に係る情報処理装置の一種であり、同一のUI画面を備えた同一機種が複数台と、当該同一のUI画面とは異なるUI画面を備えた他機種が複数台と、から構成さる。画像形成装置群10はそれぞれ、通信回線300に結合される通信部と、UI画面を表示する操作パネルとを備え、このUI画面から又は通信回線300を介したホストコンピュータから印刷指示を受け付け、用紙に画像を形成するものである。
【0031】
また、本実施例1ではさらに、上記画像形成装置群10はそれぞれ、ユーザによる記録許可又は不許可の設定により、上記UI画面におけるユーザの操作履歴を逐次記録又は記録の中止をすることが可能である。そして、上記設定が許可されている場合、一ヶ月に一回など所定のタイミングで、その記録したファイル(以下、画面操作履歴ファイルという)と、装置の機種名と、ユーザ識別情報であるシリアル番号とを、上記通信回線300を介し、管理サーバ100に送信するように構成されている。
【0032】
図4は、画面操作履歴ファイルの一例を示す図である。同図に示すように、画面操作履歴ファイル10aには、操作時刻及び操作項目名が記録されている。操作項目名は、例えばコピーボタンやファックスボタンなどの操作ボタン名である。
【0033】
管理サーバ100は、画像形成装置群10からそれぞれの画面操作履歴ファイル10a、機種名及びシリアル番号を受信して、これらを一括管理する管理サーバとして機能する。
【0034】
また、本実施例1ではさらに、管理サーバ100は、同一のUI画面を備えた同一機種で複数台の画像形成装置各々の画面操作履歴ファイル10aを解析し、それらの解析結果を統計して予め機種毎に備えられた初期化されたデータテーブル(以下、解析結果テーブルという)ファイルに記録するデータテーブル生成装置、及び、画面操作履歴ファイル10aを送信してくれたユーザにポイントを付与し、このポイントを管理するポイント管理装置、として機能する。
【0035】
UI画面開発用コンピュータ200は、通信回線300又はフロッピー(登録商標)やUSBメモリなどのリムーバブルディスクを介して、管理サーバ100から上記解析結果テーブルファイルを取得する取得部と、該解析結果テーブルファイルを表示する表示部と、マウスやキーボードなどの指示入力部と、を備えている。開発者は、所定の機種のUI画面を新たに開発する際に、このUI画面開発用コンピュータ200を用いて、上記所定の機種に対応する解析結果テーブルファイルを上記表示部に表示させ、この表示された解析結果に基づき、上記指示入力部を操作してUI画面を開発する。なお、UI画面の開発とは、UI画面のレイアウトのみならず、UI画面に係る動作プログラム等も含むものである。
【0036】
通信回線300は、インターネット、LAN又はWANなどのネットワーク回線である。
[2]管理サーバのハードウェア構成
図2は、本発明の実施例1に係わる管理サーバ100のハードウェア構成を示す概略ブロック図である。なお、画像形成装置群10の各々、及びUI画面開発用コンピュータ200のハードウェア構成の説明は省略するが、以下と同様の構成を含むものである。
【0037】
管理サーバ100では、MPU101にインタフェース102を介して、RAM103、ROM104、HDD105、対話型入力装置106、表示装置107、NIC108及びUSBポート109が結合されている。図2では、簡単化のため、複数の基本的なインタフェースを1つのブロックで示している。
【0038】
RAM103は、主メモリ用である。ROM104には、ブートストラップ及びBIOSが格納されている。HDD105には、OS、各種アプリケーション及び各種デバイスドライバが格納されている。
【0039】
対話型入力装置106は、ユーザの入力を受け取るものであり、例えばキーボードやポインティングデバイスなどである。
【0040】
表示装置107は、サーバの情報をモニタリング又は対話処理を行うために画面上に文字又は画像を表示する機器である。
【0041】
NIC108は、ケーブル又は無線の通信媒体を介して通信回線300に結合され、管理サーバ100と、画像形成装置群10やUI画面開発用コンピュータ200との双方向の通信を可能とする。本実施例1では、NIC108を介して、通信回線300に結合されたUI画面開発用コンピュータ200に上記解析結果テーブルファイルを送信することができる。
【0042】
USBポート109は、USBメモリ110を脱着可能で、管理サーバ100とUSBメモリ110の電子データの遣り取りを仲介する。本実施例1では、USBポート109を介して、USBメモリ110に上記解析結果テーブルファイルを格納し、これを用いてUI画面開発用コンピュータ200に解析結果テーブルファイルを渡すことができる。
[3]管理サーバの主要部構成
図3は、本発明の実施例1に係わる管理サーバ100の主要部構成を示す機能ブロック図である。
【0043】
本発明のデータテーブル生成装置及びポイント管理装置としての機能を実現するために、管理サーバ100には、通信部111と、リムーバブルディスク部112と、記憶部113と、ポイント付与部114と、指示入力部115と、解析部116と、表示部117と、を主に備えている。
【0044】
通信部111は、通信回線300に結合されており、本実施例1では例えば、上述したNIC108、MPU101及び通信プロトコルに対応するドライバを含んで構成され、通信回線300を介して画像形成装置群10からそれぞれの画面操作履歴ファイル10aと、対応する装置の機種名と、シリアル番号とを受信する。通信部111は、受信した画面操作履歴ファイル10aを機種別及びシリアル番号別に記憶部113に格納する(図5参照)。また、解析部116による解析結果テーブルファイルを、通信回線300を介して、UI画面開発用コンピュータ200に送信する。
【0045】
リムーバブルディスク部112は、本実施例1ではUSBポート109及びUSBメモリ110を含んで構成されるが、リムーバブルディスクとしては、USBメモリ110の他に、例えばフローピーディスク、CD、MD、HDD、SDカード又はCFカードなどが用いられてもよい。リムーバブルディスク部112は、そのUSBメモリ110に解析部116による解析結果テーブルファイルを格納して、通信部111の代わりに、UI画面開発用コンピュータ200に渡すことができる。
【0046】
記憶部113は、本実施例1では例えば、上述したHDD105とRAM103とを含んで構成され、画像形成装置群10各々から受信し、機種毎に複数ある画面操作履歴ファイル10aと、ポイント付与部114が用いる機種毎に1つのポイント管理テーブルのフォーマットファイルと、解析部116が用いる機種毎に1つの解析結果テーブルのフォーマットファイルと、を格納する。
【0047】
図6(a)は、初期化状態におけるポイント管理テーブルの説明図である。このポイント管理テーブル120は、タイトル名及び、どの機種用のファイルかを識別するための機種名が記録される題目名欄121と、氏名欄122、住所欄123、連絡先欄124、シリアル番号欄125及びポイント欄126を有する。なお、これらのうち画面操作履歴ファイル数の値を除く題目名欄121、氏名欄122、住所欄123、連絡先欄124及びシリアル番号欄125には、タイトルや氏名等の具体的な記載が予め記録されている。
【0048】
図7(a)は、初期化状態における解析結果テーブルの説明図である。この解析結果テーブル140は、タイトル名、どの機種用のファイルかを識別するための機種名及び画面操作履歴ファイル数が記録される題目名欄141と、その機種全てが有する画面操作の種類を識別するための操作項目名が記録される操作項目名欄142と、操作項目名欄142が示す画面操作のUI画面における階層位置を示す値が記録される階層位置欄143と、を有する。なお、これらの欄には、画面操作履歴ファイル数の値を除いて、タイトルや氏名等の具体的な記載が予め記録されている。
【0049】
続いて、フォーマットファイル140は操作項目名欄142に対応する以下の欄を有する。
【0050】
(1)上記機種名が示す機種と同一で複数台の画像形成装置における各々の画面操作履歴ファイル10aを解析して得られる、該複数台に関する画面操作頻度の合計値が記録される合計頻度欄144、
(2)合計頻度欄144が示す合計値の1台当たりの平均が記録される平均欄145、
(3)各操作項目名欄142の操作項目に対応する平均欄145が示す平均値がこれらのうち最も高い値でそれぞれ除算された値であって、各操作項目名欄142が示す操作項目の相対的な頻度が記録される相対頻度欄146、
(4)階層位置欄143が示す値と、平均欄145が示す値との積の値であって、操作項目名欄142が示す画面操作に達するまでの操作の困難性を簡略的に把握可能な値が記録される操作困難性欄147。
【0051】
図5は、管理サーバ100の記憶部113における記憶内容の説明図である。同図に示すように、画面操作履歴ファイル10aは、例えば、ルートディレクトリの画面操作履歴ディレクトリ(logディレクトリ)内で、機種別及びシリアル番号別のディレクトリに仕分されて格納される。解析結果テーブルのフォーマットファイル140は、例えば、ルートディレクトリの解析結果ディレクトリ(analysisディレクトリ)内で、機種別のディレクトリに仕分されて予め格納される。また、ポイント管理テーブルのフォーマットファイル120は、例えば、ルートディレクトリのポイント管理ディレクトリ(pointディレクトリ)内で、機種別のディレクトリに仕分されて予め格納される。
【0052】
図3に戻って、ポイント付与部114は、本実施例1では例えば、上述したMPU101やこのMPU101上で実行されるポイントプログラムを含んで構成され、受信した画面操作履歴ファイル10aが記憶部113に格納されたことを確認すると、通信部111が受信した装置の機種名と、シリアル番号と、を取得する。次に、取得した機種名に対応する、図6(a)又は(b)に示すポイント管理テーブルファイル120を記憶部113から呼出し(図5参照)、取得したシリアル番号に対応するユーザにポイントを付与する。なお、図6(b)は、ポイントが付与された状態におけるポイント管理テーブルファイル130の説明図である。
【0053】
なお、本実施例1のポイントとは、予めユーザと画像形成装置の開発会社との契約により、画像形成装置の画面操作履歴ファイル10aを送信してくれたユーザに、例えばインクなどプリンタ周辺用品などの特典と交換するためのものである。ポイント付与部114のポイント付与の具体例としては、ユーザが画像形成装置にてその画面操作情報を図4に示すような画面操作履歴ファイル10aに記録することに対して許可の設定をし、初めてその画面操作履歴ファイル10aを送信してくれた場合、すなわち初回のユーザには、10ポイント付与し、その後、例えば一ヶ月に一回送信してくれたユーザには、1ポイント付与する。なお、ポイント付与に対しては、不正が行われる場合も考えられるので、ポイント付与部114には、不正をチェックする機能を備え、不正があった場合には、ポイントを付与せず、不正に係る画面操作履歴ファイル10aを記憶部113から消去する。
【0054】
このように、ポイント付与部114が、画面操作履歴ファイル10aを送信してくれたユーザに、ユーザが欲する特典と交換可能なポイントを付与するので、機密情報であるため画面操作履歴ファイル10aを開発者に教えることに対して躊躇うユーザに、UI画面における操作情報を操作履歴ファイル10aに記録することの許可設定及びその送信を促すことができる。これにより、より多くの(特に、より多くの台数の)画面操作履歴ファイル10aを開発者側の管理サーバ100が取得でき、もって、これらを参考にしてより多くのユーザに適合するUI画面を開発することができるという効果を奏する。なお、ポイント付与自体の動作は既に公知であるので、ポイント管理装置としての管理サーバ100の動作の詳細な説明は省略する。本発明では、ポイント付与をUI画面の開発に転用することに上記のような特有の効果を生ずる。
【0055】
図3に戻って、指示入力部115は、入力装置16を含んで構成される。
【0056】
解析部116は、本実施例1では例えば、上述したMPU101とこのMPU101上で実行される解析プログラムとを含んで構成され、指示入力部106の指示に応答して、解析準備画面を表示部117に表示する。
【0057】
図8は、解析準備画面の一例を示す図である。この解析準備画面160は、機種選択コンボボックス161と、機種選択コンボボックス161で選択された機種の画面操作履歴ファイル10aの使用数(解析数)を表示するファイル数表示ボックス162と、生成する解析結果テーブルファイルのファイル名を入力するファイル名入力ボックス163と、機種選択コンボボックス161で選択された機種の画面操作履歴ファイル10aのうち、解析対象とするファイル名を表示する解析対象ファイル表示ボックス164と、を有する。その他、解析ボタン165及び終了ボタン166を有する。なお、解析対象となるファイルは、デフォルトでは記憶部113に格納されている、該当する機種の全ての画面操作履歴ファイル10aである。
【0058】
解析部116は、解析ボタン165の押下に応答して、機種選択コンボボックス161で選択された機種と同一機種である複数台の画像形成装置各々の画面操作履歴ファイル10aを記憶部113から順次読み出して解析し、これらの解析結果を統計した情報を解析結果テーブルのフォーマットファイル140に記録することにより、解析結果テーブルファイルを生成し、記憶部113に格納する。なお、解析部116の動作の詳細は後述する。
【0059】
図7(b)は、解析部116が生成する解析結果テーブルファイルの説明図である。この解析結果テーブルファイル150は、後述のようにUI画面の開発に有効に用いられる。
【0060】
表示部117は、上記表示装置107とMPU101とを含み、指示入力部115の指示に応答して、図8に示す解析準備画面160を表示し、また記憶部113が格納しているポイント管理テーブルファイル120及び130と、画面操作履歴ファイル10aと、解析結果テーブルファイルのフォーマットファイル140及び解析結果を記録した解析結果テーブルファイル150と、を表示し、確認するための機能部である。
[4]解析部の動作
以上のように構成された管理サーバ100における解析部116の動作の流れを以下に説明する。
【0061】
図9は、解析部116の動作の一部詳細フローチャートである。以下、括弧内は図9中のステップ識別符号である。この動作は、図8に示す解析準備画面160において、開発者が指示入力部115を操作して、機種選択コンボボックス161で例えば「KM001」という機種を選択し、ファイル名入力ボックス163で例えば「KM001_analysis.xls」を入力し、解析ボタン165を押下したことに応答して、開始される。なお、機種選択コンボボックス161で上記機種が選択されると、ファイル数表示ボックス162には、例えば「64」という値が表示され、解析対象ファイル表示ボックス164には、例えば「KM001_log1.csv,KM001_log2.csv,・・・・」というように、通信部111で取得し記憶部113に格納している、同一機種で複数台の画像形成装置各々の画面操作履歴ファイル10aのファイル名が表示される。
【0062】
(S1)変数m,n,a,Sumをそれぞれ初期化する。
【0063】
(S2)機種選択コンボボックス161で選択された「KM001」に対応する解析結果テーブルのフォーマットファイル140(図5及び図7(a)参照)を検索し、該当するファイル140を読み出す。また、変数mに、読み出したフォーマットファイル140の操作項目名の記録数を代入し、変数nに、解析する画面操作履歴ファイル10aの数「64」を格納する。
【0064】
(S3)以下のステップS4〜S10を、m回繰り返す。
【0065】
(S4)図7(a)に示す操作項目名のうち、一つを読み出す。
【0066】
(S5)以下のステップS6〜S8を、n回分繰り返す。
【0067】
(S6)図8に示す解析対象ファイル表示ボックス164に表示されたファイルのうち、一つの画面操作履歴ファイル10aを読み出す。
【0068】
(S7)読み出した画面操作履歴ファイル10aの中で、読み出した操作項目名に対応する操作の操作頻度を解析し、この結果を変数aに代入する。
【0069】
(S8)変数Sumに変数aの値を加える。
【0070】
(S9)変数nを1だけインクリメントして、ステップS5に戻る。
【0071】
(S10)読み出したフォーマットファイル140において、読み出した操作項目名に対応する合計頻度欄144に、変数Sumが示す値を記録する。以上の処理により、図7(b)に示すように、合計頻度欄144には、同一機種で複数台の画像形成装置における各々の画面操作履歴ファイル10aを解析して得られる操作頻度の合計値が記録される。
【0072】
(S11)変数mを1だけインクリメントして、ステップS3に戻る。
【0073】
(S12)合計頻度欄144が示す各々の合計値を、解析した画面操作履歴ファイル10aの数「64」、すなわち変数nで除算し、これら除算値を対応する平均欄145にそれぞれ記録する。
【0074】
(S13)平均欄145が示す全平均値のうち最も高い値を検出し、平均欄145が示す各々の値を当該最も高い値で除算し、これらの除算値を対応する相対頻度欄146にそれぞれ記録する。以上の処理により、図7(b)に示すように、相対頻度欄146には、平均欄145が示す平均値のうち最も高い値「31.8」を基準とした各操作項目名欄142が示す画面操作の相対的な頻度が記録される。
【0075】
(S14)各操作項目名に対応する、階層位置欄143が示す値と平均欄145が示す値とを乗算し、これらの乗算値を対応する操作困難性欄147にそれぞれ記録する。
【0076】
以上の動作により、解析部116は、図7(b)に示す解析結果テーブルファイル150を生成する。
【0077】
この解析結果テーブルファイル150は、管理サーバ100にて随時読みして確認することができ、また通信部111又はリムーバブルディスク部112を介して、UI画面開発用コンピュータ200に渡され、UI画面開発用コンピュータ200にて随時読み出して確認することができる。本発明では、この確認の際に特有の効果が生ずる。即ち、開発者が、解析結果テーブルファイル150が示す機種名と同一機種のUI画面を開発する際に、指示入力部115又はUI画面開発コンピュータ200の指示入力部を操作して、図7(b)に示す解析結果テーブルファイル150を表示部117又はUI画面開発コンピュータ200の表示部に表示させる。この表示の際に、これら表示部上に合計頻度欄144、平均欄145、相対頻度欄146及び操作困難性欄147の各欄に対応する値が表示される。このため、開発者は、一つの解析結果テーブルファイルを参照するのみで、画像形成装置群10のうち、同一機種の複数台の画像形成装置における各々の画面操作履歴110の解析結果を統計した情報(以下、上記各欄が示す値を統計情報という)を把握することができる。
[5]UI画面の開発
開発者は、UI画面開発用コンピュータ200を用いて、上記把握した解析結果テーブルファイル150に基づき、不図示の指示入力部を操作して、解析結果テーブルファイル150が示す機種名と同一機種のUI画面を開発する。
【0078】
ここで、解析結果テーブルファイル150は、一台のユーザにおける画面操作履歴ファイル10aの解析結果の情報ではなく、同一機種で環境が異なる複数台の多数のユーザにおける各々の画面操作履歴ファイル10aの解析結果を統計した統計情報を有しているので、開発者はこの解析結果テーブルファイルに基づいて複数のユーザに適合した操作性やデザイン性のあるUI画面を開発することができる。
【0079】
図10は、上記解析結果テーブルファイル150の統計情報に基づいて開発された複数種のUI画面の一例を示す図である。図10(a)はX種のUI画面の説明図であり、図10(b)はY種のUI画面の説明図であり、図10(c)はZ種のUI画面の説明図である。図10に示すように、X種、Y種及びZ種のUI画面は、同一機種の画像形成装置において択一的に用いられ、階層構造を有しており、階層化されたUI画面にて多種多様な機能が実行されるように開発される。
[6]実施例1の発明の効果
本実施例1によれば、解析部116が同一機種で複数台の画像形成装置における各々の画面操作履歴ファイル10aに基づいて図7(b)に示す解析結果テーブルファイル150を生成するので、開発者は、解析結果テーブルファイル150を確認するだけで、各欄144〜147に示される統計情報を即座に把握することができ、もって、全てのユーザに関し平均的に適合したユーザインタフェース画面の開発において、上記各々の画面操作履歴ファイル10aを、手間を掛けず、有効に活用することができるという効果を奏する。
【0080】
また、ポイント付与部114が画面操作履歴ファイル10aを送信してくれたユーザに、ユーザが欲する特典と交換可能なポイントを付与するので、画面操作履歴ファイル10aの送信を促して、より多くの画面操作履歴ファイル10aを取得することができ、もってより多くのユーザに適合するユーザインタフェース画面を開発することができるという効果を奏する。
[7]実施例1の発明の変形例
なお、上述した本発明の実施例1は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなしに、様々な変形が可能である。以下に、その変形の一部を例示する。
【0081】
図7(a)及び(b)に示す解析結果テーブルファイル150のデータ構造は、本発明に係るデータ構造の一態様に過ぎず、例えば階層位置欄143〜147の一部を有しない構造であってもよい。また、本発明に係るデータテーブルは、図7(b)に示す解析結果テーブルファイル150の代わりとして、図11に示すような時間帯別の合計操作頻度が記録された解析結果テーブルファイル170を用いても良い。
【0082】
また、管理サーバ100は、画像形成装置群10から各々の画面操作履歴ファイル10aと、対応する装置の機種名と、シリアル番号と、を取得するように説明したが、例えば、他の収集サーバが上記画面操作履歴ファイル等を収集したものを、通信回線300又はリムーバブルディスク20を介して、当該他の収集サーバから取得するようにしても良い。
【0083】
さらに、画像形成装置群10各々が画面操作履歴ファイルを送信する構成を説明したが、例えば、画像形成装置群10各々が解析部116のような構成を備え、各々の画面操作履歴ファイルの解析結果、即ち画面操作頻度のみを管理サーバ100に送信するようにしても良い。この場合、画面操作履歴のように詳細な操作時間を管理者側に送信しない構成なので、送信する操作情報の隠蔽度が増し、他人に知られたくないUI画面の操作情報の送信をさらに促すことができるという効果を奏する。さらに、この送信情報を暗号化する構成を備えれば、当事者以外の第三者に知られることを防止でき、より隠蔽度が向上する。したがって、画像形成装置群10各々が操作頻度情報を暗号化したものを管理サーバ100に送信し、管理サーバ100が操作頻度情報を送信したユーザにポイントを付与するようなシステム構成の場合、UI画面の操作情報をさらに多く集めることができると考えられる。
【0084】
さらにまた、本発明に係るポイント管理装置の構成(ポイント付与部114及びポイント管理ファイルを格納した記憶部113)は、管理サーバ100以外の他のサーバ装置に備えるようにしてもよい。この場合、当該サーバ装置が、通信回線300を介して、画面操作履歴ファイル10aが管理サーバ100の記憶部113に格納されたか否かを確認し、自動でポイントを付与するか、当該情報処理装置のユーザが随時確認をして、手動でポイントを付与する。
【0085】
また、ポイントを付与しない場合には、画像形成装置群10各々は、画面操作履歴ファイル及び機種名のみを送信し、ユーザ識別情報であるシリアル番号を送信しない構成であってもよい。この場合、画面操作履歴情報が匿名で送信されるので、他人に知られたくないUI画面の操作情報の送信をさらに促すことができるという効果を奏する。
【0086】
さらに、図3に示した解析部116と、解析結果テーブルファイル150を格納する記憶部113とは、開発用コンピュータ200に備える構成であってもよい。この場合、開発者は、通信化回線300又はUSBメモリ110を介して、管理サーバ100から必要な数だけ画面操作履歴ファイルを取得する。
【0087】
さらにまた、ユーザ識別情報は、シリアル番号以外にも、例えばユーザ独自に決めた番号や文字であってもよい。
【0088】
また、本発明が適用される情報処理装置は、実施例1で説明した画像形成装置群10に限られず、UI画面を備えた情報処理装置であればよい。例えば、パソコン、ビデオデッキ、DVDプレイヤーが挙げられる。
【0089】
さらに、本発明は同一機種で複数台の画像形成装置の画面操作履歴ファイル10aに基づいて、一つの解析結果テーブルファイル150を生成したが、上記装置は同一機種である必要はなく、同一のOSを有することにより同一のUI画面を備えた複数台の互いに異なる機種であってもよい。この場合、生成した一つの解析結果テーブルファイル150に基づいて、画像形成装置一機種のUI画面を開発するのではなく、OSのUI画面を開発することになる。また、図1に示すように互いに異なる機種であって、互いに異なるUI画面を有している複数台の画像形成装置10であっても、各々の装置が所定のサーバから同一のUI画面をダウンロードした場合には、各々は同一のUI画面を備えることになり、それらの画面操作履歴ファイル10aに基づいて、一つの解析結果テーブル150を生成することができる。この場合、生成した一つの解析結果テーブルファイル150に基づいて、所定のサーバにあるUI画面を開発することになる。
【0090】
さらにまた、「同一のUI画面」とは、画像形成装置が備えるUI画面の全てが同一である必要はなく、その一部が同一であればよい。
【0091】
また、解析部116及びポイント付与部114のプログラムは、例えばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
【0092】
さらに、図9に示す解析部117の動作フローチャートは、本発明に係る演算手段の一態様に過ぎず、この他にも例えば、1つの画面操作履歴ファイル10aを読み出して、各操作項目に対応する頻度を解析し、解析結果テーブルのフォーマットファイル140に書き込み、その後解析した画面操作履歴ファイル10aの各操作項目の頻度は、ファイル140内の該当する欄が示す値に加算して、この欄に上書きするようにしてもよい。
【実施例2】
【0093】
図12は、本発明の実施例2に係わる画面提供システムの構成を示す図である。
[8]実施例2の全体構成
本実施例2の画面提供システムは、実施例1で説明した図1に示す構成に、さらに通信回線300に結合されたUI画面提供サーバ400が追加されている。以下、説明しない構成は、実施例1で説明した構成と同一である。
【0094】
画像形成装置群10の各々は、ユーザの指示に応答して、通信回線300を介し、上記画面操作履歴ファイル10a及び装置の機種名を伴ってUI画面提供要求を、UI画面提供サーバ400に送信するように構成されている。
【0095】
UI画面提供サーバ400は、本発明に係るUI画面選択支援装置としても機能し、通信回線300を介し、上記UI画面提供要求のあった画像形成装置に対して、その機種に対応し、HDD405に格納されている複数種のUI画面に係る表示プログラムのうち、一つを選択させ提供するための選択受付コンテンツを生成し、送信する。なお、この表示プログラムには、画像データやレイアウトデータなどのデータも含まれる。
[9]UI画面提供サーバのハードウェア構成
図13は、本発明の実施例2に係わるUI画面提供サーバ400のハードウェア構成を示す概略ブロック図である。
【0096】
UI画面提供サーバ400では、MPU401にインタフェース402を介して、RAM403、ROM404、HDD405、対話型入力装置406、表示装置407、NIC408及びUSBポート409が結合されている。USBポート409には、USBメモリ410が結合される。図13では、簡単化のため、複数の基本的なインタフェースを1つのブロックで示している。これらの構成は、実施例1で説明した図2に示す構成と同一であるので、詳細は省略する。
[10]選択受付コンテンツの説明
図14は、UI画面提供サーバ400の記憶部における記憶内容の説明図である。UI画面提供サーバ400のHDD405には、図14に示すように、画像形成装置の機種毎に複数種のUI画面の表示プログラム405aと、各UI画面の評価を表示するために参照する評価参照テーブル405bと、が格納されている。これら複数種のUI画面は、階層構造を有しており、これらUI画面の中には、実施例1で説明した図10に示す、統計情報に基づいて開発されたUI画面や、画像形成装置群10に搭載されているUI画面(以下、搭載済UI画面という)も含まれる。
【0097】
評価参照テーブル405bには、予め開発者によって、UI画面の名前、デザイン性の評価、階層数、操作項目数及び操作項目名などのUI画面の詳細情報と、操作頻度と操作性の対応関係と、操作頻度と開発者のコメントの対応関係と、が記録されている。
【0098】
図15は、選択受付コンテンツのトップ頁の説明図である。この選択受付コンテンツ500は、UI画面提供サーバ400の表示装置407及び提供先の画像形成装置における不図示の表示装置に表示され、提供先の画像形成装置の機種に対応し、HDD405に格納されている複数の表示プログラム405aにより表示される複数種のUI画面のプレビュー画像501を含んだ数頁のコンテンツから構成される。
【0099】
選択受付コンテンツ500のトップ頁に表示される各プレビュー画像501の説明欄には、以下の事項が含まれる。なお、このトップ頁において次頁ボタンが押下された場合にも同様の表示がなされる。
【0100】
(10)プレビュー画像501として表示されるUI画面の名前502、
(11)提供先の画像形成装置から受信した画面操作履歴ファイル10aに基づいて評価された、プレビュー画像501として表示されるUI画面の操作性の評価値503、
(12)プレビュー画像501として表示されるUI画面のデザイン性の評価値504、
(13)上記(11)の操作性の評価値503と上記(12)のデザイン性の評価値504とに基づいて評価された、プレビュー画像501として表示されるUI画面の推奨順位505、
(14)プレビュー画像501として表示されるUI画面のより詳細な情報を表示し、ダウンロードするための詳細・ダウンロードボタン506。
【0101】
なお、各プレビュー画像501と上記各事項は、それぞれの推奨順位504が高い順に選択受付コンテンツ500の先頭から配置され、UI画面を選択する際の選択支援情報として有用な情報となる。
【0102】
図16は、図15に示す複数の詳細・ダウンロードボタン506のうち一つを選択・押下した場合に、表示される選択受付コンテンツ500の詳細頁の説明図である。
【0103】
選択受付コンテンツ500の詳細頁には、以下の事項(選択支援情報)が含まれる。以下の選択支援情報により、ユーザはUI画面をより適切に選択することができる。
【0104】
(20)選択されたUI画面の全体プレビュー画像501、
(21)該UI画面の各階層のプレビュー画像600、
(22)該UI画面の名前502、
(23)該UI画面の操作性の評価値503、
(24)該UI画面のデザイン性の評価値504、
(25)該UI画面の推奨順位505、
(26)該UI画面の階層数602、
(27)該UI画面全体の操作項目数603、
(28)提供先の画像形成装置から受信した画面操作履歴ファイル10aに基づいて複数ある開発者のコメントの中から選択された、該UI画面の評価コメント604、
(29)該UI画面の表示プログラム405aを取得するためのダウンロードボタン605、
(30)トップ頁に表示を切り換えるための戻るボタン606。
[11]画面提供システムの動作
以上のように構成された画面提供システムの動作の流れを以下に説明する。
【0105】
図17及び図18は、画面提供システムの、本発明に係る一連の動作の詳細フローチャートである。以下、括弧内は図中のステップ識別符号である。この動作は、各装置(画像形成装置及びUI画面提供サーバ400)のMPUが所定のプログラムを実行することにより実現される。
【0106】
(S100)画像形成装置群10のうちいずれかの画像形成装置が、ユーザの指示に応答して、その画面操作履歴ファイル10aと、その機種名とを伴ってUI画面提供要求を、通信回線300を介しUI画面提供サーバ400に送信する。
【0107】
(S101)UI画面提供サーバ400は、これに応答して、受信した画面操作履歴ファイル10aに基づいて、搭載済UI画面上の各操作項目の操作頻度を解析する(図4及び図7参照)。
【0108】
(S102)UI画面提供サーバ400は、受信した機種名に対応する、HDD405に格納された複数種のUI画面の表示プログラム405a数を算出し、これを初期化した変数kに代入する。
【0109】
(S103)UI画面提供サーバ400は、以下のステップS104〜S106を、変数k回繰り返す。
【0110】
(S104)UI画面提供サーバ400は、UI画面提供要求のあった画像形成装置の機種に対応するUI画面の評価参照テーブル405bをHDD405から一つ読み出す。
【0111】
(S105)UI画面提供サーバ400は、読み出した評価参照テーブル405bを参照して、ステップS101で解析した各操作項目の操作頻度に基づき、該テーブル405b内の対応するUI画面の操作性の評価値503を決定する。この評価値は、例えばA、B、C・・・という文字や1、2、3・・・という数値などである。
【0112】
(S106)UI画面提供サーバ400は、該評価参照テーブル405bを参照して、ステップS101で解析した各操作項目の操作頻度に基づき、該テーブル405b内の開発者による複数のコメントのうち最も適切なコメント604を決定する。
【0113】
(S107)変数kを1だけインクリメントして、ステップS103に戻る。
【0114】
(S108)UI画面提供サーバ400は、ステップS105で得た操作性の評価値503と、予め開発者によって評価され、評価参照テーブル405b内に記録されているUI画面のデザイン性の評価値504とに基づいて、各UI画面の推奨順位505を決定する。
【0115】
(S109)UI画面提供サーバ400は、上記ステップS104〜106を繰り返すことにより決定した複数種のUI画面各々の、操作性の評価値503及びコメント604、並びに、各々の推奨順位505及び評価参照テーブル405bに基づいて、図15及び図16に示すような選択受付コンテンツ500を生成する。
【0116】
(S110)UI画面提供サーバ400は、生成した選択受付コンテンツ500のうちトップ頁のデータをUI画面提供要求のあった画像形成装置に送信する。
【0117】
(S111)該画像形成装置は、これに応答して、その表示装置の画面上に図15に示す内容を表示させる(以下、トップ頁が表示された画面を選択画面という)。
【0118】
(S112)該画像形成装置のユーザは、この選択画面にて、プレビュー画像501、操作性の評価値503、デザイン性の評価値504及び推奨順位505等の選択支援情報を判断材料として、複数種のUI画面のうち一つを選択し、対応する詳細・ダウンロードボタン506を押下する。該画像形成装置は、これに応答して、選択されたUI画面の詳細表示要求をUI画面提供サーバ400に送信する。
【0119】
(S113)該UI画面提供サーバ400は、これに応答して、ステップS109で生成した選択受付コンテンツ500のうち、選択されたUI画面の詳細頁のデータを、該画像形成装置に送信する。
【0120】
(S114)該画像形成装置は、これに応答して、その表示装置の画面上に図16に示す内容を表示させる(以下、詳細頁が表示された画面を詳細画面という)。
【0121】
(S115)該画像形成装置のユーザは、この詳細画面にて、選択したUI画面の各階層のプレビュー画像600及び開発者のコメント604等の選択支援情報を判断材料として、最終的にダウンロードボタン605を押下するか否か判断する。ダウンロードボタン605を押下した場合、画像形成装置は、これに応答して、選択されたUI画面のダウンロード要求をUI画面提供サーバ400に送信する。
【0122】
(S116)該UI画面提供サーバ400は、これに応答して、選択されたUI画面の表示プログラム405aを該画像形成装置送信する。
【0123】
(S117)該画像形成装置は、これに応答して、搭載済UI画面の表示プログラムをダウンロードした表示プログラム405aに変更する。
[12]実施例2の発明の効果
本実施例2によれば、画像形成装置群10のうちUI画面提供要求のあった画像形成装置の不図示の表示装置及びUI画面提供サーバ400の表示装置407が、図15に示すように、選択可能な各UI画面について、プレビュー画像501と、該画像形成装置ユーザの操作情報(画面操作履歴ファイル10a)に基づいて決定された操作性の評価値503と、デザイン性の評価値504と、評価値503及び評価値504に基づいて決定された推奨順位505を選択支援情報として含んだ選択画面を表示する。したがって、UI画面の提供を受ける情報処理装置のユーザは、自分の好みに合ったUI画面を選択することができ、また操作性の評価値503、デザイン性の評価値504及び推奨順位505等の選択支援情報から、どのUI画面を選択すればよいか適切に判断でき、もってよりユーザフレンドリなUI画面を提供することができるという効果を奏する。
【0124】
また、図16に示すように、上記表示装置が、トップ頁にて選択されたUI画面について、プレビュー画像501と、各階層のプレビュー画像600と、画面の名前502と、操作性の評価値503と、デザイン性の評価値504と、推奨順位505と、階層数602と、操作項目数603と、UI画面の評価コメント604と、を選択支援情報として含んだ詳細画面を表示する。したがって、UI画面を選択する際に、ユーザはこれら選択支援情報に基づいてUI画面を最終的に選択するか否か判断することができ、もってよりユーザフレンドリなUI画面を提供することができるという効果を奏する。
[13]実施例2の発明の変形例
なお、上述した本発明の実施例1は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなしに、様々な変形が可能である。以下に、その変形の一部を例示する。
【0125】
図17に示すステップS101の履歴解析は、時間帯別又は曜日別に操作頻度を解析してもよい。この場合、時間別等の頻度に基づいてUI画面の操作性の評価値を決定することができるので、ユーザはより適したUI画面を選択することができる。
【0126】
また、選択受付コンテンツ500には、時間帯別や曜日別の操作性の評価値503や推奨順位505を有し、これらの値も選択画面上に表示するようにしてもよい。
【0127】
さらに、図17に示すフローは、本発明に係る画面提供システムの一態様に過ぎず、例えばステップS109では、選択受付コンテンツ500のうちトップ頁のコンテンツのみ生成し、このトップ頁にて特定のUI画面が選択された場合に、UI画面提供サーバ400がこれに応答して、その詳細頁のコンテンツを生成するようにしてもよい。
【0128】
さらにまた、画面操作履歴ファイル10aは、UI画面提供要求があったときに画像形成装置から取得する場合を説明したが、予め画像形成装置や図12に示す管理サーバ100からUSBメモリ401や通信路300を介して取得してもよい。この場合、画像形成装置は、機種名のみを伴ってUI画面提供要求をする。
【0129】
また、各プレビュー画像501に表示されるUI画面には、提供先の搭載済UI画面も含まれてもよい。この場合、選択画面には、搭載済UI画面について、プレビュー画像501と、ユーザの操作情報に基づいて決定された操作性の評価値503と、デザイン性の評価値504と、推奨順位505と、を選択支援情報が含まれる。したがって、この構成によれば搭載済UI画面と他のUI画面の比較を容易にし、その中から適切なUI画面を選択することができる。
【0130】
さらに、各プレビュー画像501に表示されるUI画面には、図10に示す統計情報に基づいて開発された複数種のUI画面も含まれてもよい。この場合、より操作性が向上したUI画面を提供することができる。
【0131】
さらにまた、図16に示す詳細画面において各階層のプレビュー画像600のいずれかの描画領域を押下した場合、図19に示すように、操作項目名及び機能説明を含む対応する階層の詳細情報を表示するようにしてもよい。この場合、ユーザは各階層のより詳細な情報を確認することができるので、より適したUI画面を選択することができる。
【0132】
また、画像形成装置群10の各々及びUI画面提供サーバ400は、上述した構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0133】
【図1】本発明の実施例1に係わるデータテーブル生成システムを示す図である。
【図2】本発明の実施例1に係わる管理サーバのハードウェア構成を示す概略ブロック図である。
【図3】本発明の実施例1に係わる管理サーバの主要部構成を示す機能ブロック図である。
【図4】画面操作履歴ファイルの一例を示す図である。
【図5】管理サーバの記憶部における記憶内容の説明図である。
【図6】(a)は、ポイント管理テーブルの説明図である。(b)は、ポイントが付与された状態におけるポイント管理テーブルファイルの説明図である。
【図7】(a)は、解析結果テーブルの説明図である。(b)は、解析部が生成する解析結果テーブルファイルの説明図である。
【図8】解析準備画面の一例を示す図である。
【図9】解析部の動作の一部詳細フローチャートである。
【図10】上記解析結果テーブルファイルの統計情報に基づいて開発された複数種のUI画面の一例を示す図である。(a)はX種のUI画面の説明図であり、(b)はY種のUI画面の説明図であり、(c)はZ種のUI画面の説明図である。
【図11】解析結果テーブルファイルの変形例の説明図である。
【図12】本発明の実施例2に係わる画面提供システムの構成を示す図である。
【図13】本発明の実施例2に係わるUI画面提供サーバのハードウェア構成を示す概略ブロック図である。
【図14】UI画面提供サーバの記憶部における記憶内容の説明図である。
【図15】選択受付コンテンツのトップ頁の説明図である。
【図16】図15に示す詳細・ダウンロードボタンの一つを選択・押下した場合に、表示される選択受付コンテンツの詳細頁の説明図である。
【図17】画面提供システムの、本発明に係る一連の動作の詳細フローチャートである。
【図18】図17の続きを示すフローチャートである。
【図19】選択受付コンテンツの変形例の説明図である。
【符号の説明】
【0134】
10 画像形成装置
10a 画面操作履歴ファイル
100 管理サーバ
101 MPU
102 インタフェース
103 RAM
104 ROM
105 HDD
106 対話型入力装置
107 表示装置
108 NIC
109 USBポート
110 USBメモリ
111 通信部
112 リムーバブルディスク部
113 記憶部
114 ポイント付与部
115 指示入力部
116 解析部
117 表示部
120 ポイント管理テーブルのフォーマットファイル
121 題目名欄
122 氏名欄
123 住所欄
124 連絡先欄
125 シリアル番号欄
126 ポイント欄
130 ポイント管理テーブルファイル
140 解析結果テーブルのフォーマットファイル
141 題目名欄
142 操作項目名欄
143 階層位置欄
144 合計頻度欄
145 平均欄
146 相対頻度欄
147 操作困難性欄
150 解析結果テーブルファイル
160 解析準備画面
161 機種選択コンボボックス
162 ファイル数表示ボックス
163 ファイル名入力ボックス
164 解析対象ファイル表示ボックス
165 解析ボタン
166 終了ボタン
170 解析結果テーブルファイル
200 UI画面開発用コンピュータ
300 通信回線
400 UI画面提供サーバ
401 MPU
402 インタフェース
403 RAM
404 ROM
405 HDD
405a 表示プログラム
405b 評価参照テーブル
406 対話型入力装置
407 表示装置
408 NIC
409 USBポート
500 選択受付コンテンツ
501 プレビュー画像
502 UI画面の名前
503 操作性の評価値
504 デザイン性の評価値
505 推奨順位
506 詳細・ダウンロードボタン
600 各階層のプレビュー画像
602 UI画面の階層数
603 操作項目数
604 評価コメント
605 ダウンロードボタン、
606 戻るボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種の情報処理装置用階層構造型UI画面のうち一種を選択するための表示装置用UI選択支援画面であって、
各UI画面について、
プレビュー画像と、
該情報処理装置ユーザの操作情報に基づいて決定された操作性の評価値と、
該評価値に基づいて決定された推奨順位と、
を選択支援情報として含むことを特徴とする表示装置用UI選択支援画面。
【請求項2】
各UI画面について、デザイン性の評価値を該選択支援情報としてさらに含み、該推奨順位は、各操作性の評価値と各デザイン性の評価値とに基づいて評価されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置用UI選択支援画面。
【請求項3】
各UI画面について、該操作情報に基づいて選択された、開発者の評価コメントを該選択支援情報としてさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置用UI選択支援画面。
【請求項4】
各UI画面について、階層数と、操作項目数と、を該選択支援情報としてさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の表示装置用UI選択支援画面。
【請求項5】
該複数種のUI画面は、該情報処理装置に既に搭載されている搭載済UI画面を含み、
該搭載済UI画面について、
プレビュー画像と、
該操作情報に基づいて決定された、操作性の評価値と、
デザイン性の評価値と、
該操作性の評価値と該デザイン性の評価値とに基づいて決定された推奨順位と、
を該選択支援情報としてさらに含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の表示装置用UI選択支援画面。
【請求項6】
該複数種のUI画面は、該情報処理装置と同一のUI画面を備えた複数台の装置における各操作情報を統計した情報に基づいて開発された画面を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の表示装置用UI選択支援画面。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1つに記載の表示装置用UI選択支援画面を表示するUI画面選択表示方法であって、
該複数種のうちいずれかのUI画面が選択された場合に、選択されたUI画面の各階層についてのプレビュー画像を含んだ詳細画面を表示することを特徴とするUI画面選択表示方法。
【請求項8】
情報処理装置のUI画面を選択させるUI画面選択支援装置であって、
該情報処理装置ユーザの操作情報と、複数種の情報処理装置用UI画面の表示データと、を格納する記憶手段と、
該記憶手段に格納されている各UI画面について、該操作情報に基づき、操作性の評価値を決定する操作性決定手段と、
該各UI画面について、該操作性の評価値に基づき、推奨順位を決定する推奨順位決定手段と、
二つの該決定手段により決定した評価値に基づいて、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の表示装置用UI選択支援画面を表示するためのコンテンツを生成するコンテンツ生成手段と、
を備えることを特徴とするUI画面選択支援装置。
【請求項9】
請求項8に記載のUI画面選択支援装置と情報処理装置とが、通信路を介し互いに結合されてネットワークが構成されるUI画面選択システムであって、
該情報処理装置は、該通信路を介して、ユーザの操作情報及び該装置に対応するUI画面の提供要求を、該UI画面選択支援装置に送信し、
該UI画面選択支援装置は、該要求に応答して、該操作情報に基づき、該記憶手段に格納されている該複数種の情報処理装置用UI画面、の操作性の評価値及び推奨順位をそれぞれ決定してコンテンツを生成し、該通信路を介して、これを該情報処理装置に送信する、
ことを特徴とするUI画面選択システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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