説明

表示装置

【課題】 本発明は、表示用基板の裏面側にレンズカット部を設けたとしても表示印刷層を簡単に印刷形成することができる表示装置を提供すること。
【解決手段】 上側ケース110にインサート成形される表示パネル112と、この表示パネル112の背後側に設けられた複数個の遮光室113と、各遮光室113の下方に配設された光源7と、からなる表示装置において、表示パネル112には、複数個に区画された遮光室113の少なくとも一部の遮光室113と対応した表示パネル112の背面側に凹凸によるレンズカット部114が設けられるとともに、このレンズカット部114が施された箇所を除く遮光室113と対応した表示パネル112の裏面側に表示印刷層115が印刷形成され、レンズカット部114の凸部の頂点位置を表示パネル112の裏面と同一あるいは裏面より奥まった位置に設定してなることを特徴とする表示装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば建設機械などの特殊車両や船舶、あるいは自動車、オートバイなどの車両などの計器装置には、作動状態を点灯表示したり、あるいは船舶や車両などの異常状態を警報表示して知らせる表示装置が併備されており、この表示装置の改良構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の表示装置を備えた計器装置としては、たとえばオートバイなどの車両に装備される各種走行情報を表示する計器装置の一般的な構成として、たとえば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この種の計器装置は、図示はしないが、計器装置のケース内には、速度計や燃料計などの車両の運転状況を指針によって指示する指示計器が収納され、このような指針によるアナログ的に指示する指示計器として、その計器本体の前面側に文字板を取り付け固定し、計器本体に形成された指針の指示を前記文字板の表面に設けた目盛や数値と対比して読み取るようにした指示計器であったり、あるいは図示しないが液晶表示装置などからなるデジタル表示やバーグラフ表示にて指示するディスプレイ表示による指示計器をケース内に収納固定している。
【0003】
またケースの内部には、エンジンの油圧の状態、ライトの点灯状態、エンジンオイルのレベルの状態、あるいは燃料残量表示やギヤポジション表示などの各種車両状態を光源となるLEDやランプなどを点灯させて知らせる表示装置が設けられており、この場合、前記車両などの状態を知らせる表示項目数と同数に各々区画して光源から照射光線が外部へと洩れ出ないように隔絶し、表示装置側へと光線を案内する筒状からなる複数個からなる遮光室を設け、この遮光室の前面側に設けた表示装置が設けられている。このように指示計器と各種情報を表示する表示装置の表示情報を集中して読み取ることができるものであり、判読しやすい指示計器を提供することができるという効果がある。
【0004】
また特許文献2に記載されているように、表示装置の表示パネルとなる透光性の基板の裏面側に突出した導光部の背面側に凹凸による光散乱部(レンズカット部)が設けられることにより奥行き感と光拡散による見映えと光散乱部による輝きにより光源からの照明光が見やすくなるというメリットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−76295号公報
【特許文献2】特開2002−23669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記特許文献1や特許文献2などにおいては、特に表示用の透光性基板の背面側に凹凸からなる光拡散部を設けることによって見やすく見映えもよくなるという反面、凹凸による光拡散部(レンズカット部)が基板の裏面側から突出すると、その突出した光拡散部以外の箇所にて表示部となる記号や文字あるいは表示用の着色層などを印刷しようとした場合、部分的に突出した箇所が邪魔となってしまい印刷する上で制約を受けてしまうという問題がある。従って、このような問題を解決するために印刷という手段を用いることなく塗装によって表示部を表示用の透光性基板の背面に着色形成したり、透過性のホットスタンプにて表示部を施すようにしているため、簡単な手段である印刷という手段を用いることができないことがある。
【0007】
本発明は前述した問題点に着目し、表示用基板の裏面側にレンズカット部が部分的に配置されたとしても表示印刷層を簡単に印刷形成することができる表示装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記目的を達成するため、合成樹脂製の上側ケースと下側ケースとからなるケースと、前記上側ケースにインサート成形される合成樹脂製の透光性を有する表示パネルと、この表示パネルの背後側にて上側ケースと一体あるいは別体に設けられた筒状に区画された複数個の遮光室と、この遮光室の下方にそれぞれ設けられた光源と、からなる表示装置において、前記表示パネルには、複数個に区画された前記遮光室の少なくとも一部の遮光室と対応した前記表示パネルの背面側に凹凸によるレンズカット部が設けられるとともに、このレンズカット部が施された箇所を除く前記遮光室と対応した前記表示パネルの裏面側に表示印刷層が印刷形成され、前記レンズカット部の凸部の頂点位置を前記表示パネルの裏面と同一あるいは裏面より奥まった位置に設定してなることを特徴とする表示装置である。
【0009】
このように構成することにより、表示パネルの裏面側に突出する箇所が存在しなくなったため、従来のような塗装などの煩わしい手段によって表示層を施す必要もなく、表示パネルの裏面の所定箇所に表示印刷層による印刷を簡単に施すことができる。また、任意に設定した箇所に設けられたレンズカット部によって表示装置の見映えも良好となり、見やすい表示装置を提供することができる。また本来のねらいでもある上側ケースによって表示パネルをインサート成形することで防水性、防塵性に優れた表示装置を提供することができる。
【0010】
また請求項1に記載の表示装置において、請求項2では、前記表示パネルの裏面側に位置した前記遮光室と対向する領域外において遮光性のマスキング印刷層を印刷形成してなることを特徴とするものである。
【0011】
このように構成することにより、表示パネルと上側ケースとのインサート成形による合わせ箇所をマスキング印刷層によって目隠しすることができるため、ケースと表示パネルとの樹脂の成形時における境目となる箇所の見映えを良好に保つことができる。
【0012】
また請求項1または請求項2に記載の表示装置において、請求項3では、前記表示印刷層として、前記表示パネルの裏面側に光を拡散する拡散印刷層によって形成してなることを特徴とするものである。
【0013】
このように構成することにより、表示パネルの内部側に配置される光源などが拡散印刷層によってぼやけて見づらくなり、加えて光源からの照明光が拡散印刷層によって拡散されるために部分的に明るくなってしまうという問題も解決でき、ムラのない均一的な照明効果を得ることが可能となる。
【0014】
また請求項1から請求項3に記載の表示装置において、請求項4では、前記表示パネルの裏面側には、前記表示印刷層の印刷工程の前段階にて文字や記号などからなる表示部を印刷形成してなることを特徴とするものである。
【0015】
このように構成することにより、表示部の領域に区画された表示印刷層を背景にして表示部を表示パネルの裏面に面した箇所に設けることによってくっきりとした見やすい表示部を表面側にて視認することができ、判別もしやすい表示装置を提供することができる。
【0016】
また請求項1から請求項4に記載の表示装置において、請求項5では、前記表示パネルを所定の色合いにて着色成形してなることを特徴とするものである。
【0017】
このように構成することにより、外光などが差し込んだとしても内部に設置された光源からの照明光によって見やすく表示部領域を照らし出すことが可能となり、また表示パネルの裏面側に印刷された表示部の形態などが光源の消灯時において着色された色合いにて薄暗く奥まった位置にて見えるものとなり、結果として表示部が目隠しされるように形成され、光源の点灯時において表示部が照明光によって明るく照らし出される。
【発明の効果】
【0018】
本発明では、合成樹脂製の上側ケースと下側ケースとからなるケースと、前記上側ケースにインサート成形される合成樹脂製の透光性を有する表示パネルと、この表示パネルの背後側にて上側ケースと一体あるいは別体に設けられた筒状に区画された複数個の遮光室と、この遮光室の下方にそれぞれ設けられた光源と、からなる表示装置において、前記表示パネルには、複数個に区画された前記遮光室の少なくとも一部の遮光室と対応した前記表示パネルの背面側に凹凸によるレンズカット部が設けられるとともに、このレンズカット部が施された箇所を除く前記遮光室と対応した前記表示パネルの裏面側に表示印刷層が印刷形成され、前記レンズカット部の凸部の頂点位置を前記表示パネルの裏面と同一あるいは裏面より奥まった位置に設定してなることを特徴とする表示装置であるため、表示パネルの裏面側に突出する箇所が存在しなくなったため、表示パネルの裏面の所定箇所に表示印刷層による印刷を簡単に施すことができる。また、任意に設定した箇所に設けられたレンズカット部によって表示装置の見映えも良好となり、見やすい表示装置を提供することができる。また本来のねらいでもある上側ケースによって表示パネルをインサート成形することで防水性、防塵性に優れた表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態である計器装置に備え付けられた表示装置を示す正面図。
【図2】図2は、図1のA−A線箇所を示す断面図。
【図3】図3は、図2の要部を示す拡大断面図。
【図4】図4は、図3と隣接した表示装置箇所を示す拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1から図4は本発明の第1の実施形態を示すもので、以下、これらに基づいて本発明の実施形態をたとえば自動車に搭載される計器装置に適用した場合について説明する。
【0021】
図1から図3において、計器装置のケース1内には、速度計などの車両の運転状況を指示する指針2による指示からなるアナログ式の指示計器3が収納され、その指示計器3の計器本体4の前面側に文字板5を取り付け固定し、計器本体3に形成された指針2の指示を前記文字板5の表面に設けた目盛や数値などの指標部5aと対比して読み取るようにした指示計器3であったり、あるいは液晶表示装置などからなる時計,走行距離計などのデジタル表示や燃料計,水温計などのバーグラフ表示にて指示するディスプレイ表示部6aによる指示計器6をケース1内に収納固定している。
【0022】
またケース1の内部には、エンジンの油圧の状態、ライトの点灯状態、エンジンオイルのレベルの状態、あるいは燃料残量表示やバッテリの状態などの各種車両状態をLEDやランプなどによる光源7を点灯させて知らせる表示装置8が設けられている。
【0023】
なお、ケース1内には回路基板9が配設され、この回路基板9上に指示計器3の計器本体4、ディスプレイ表示による指示計器6、表示装置8の光源7などが実装されている。
【0024】
またケース1は、合成樹脂製の上側ケース110と下側ケース120とから形成され、上側ケース110には、アナログ式の指針2による指示からなる指示計器3やディスプレイ表示部6aによる指示計器6などを視認するために透明な樹脂板からなるカバープレート111がインサート成形などの手段によって一体成形されて設けられるとともに、各種車両状態を光源7の点灯によって知らせる表示装置8に設けられた合成樹脂製の透光性を有する透明な表示パネル112が前記カバープレート111と同様にしてインサート成形などの手段によって一体成形されている。
【0025】
表示装置8の一部を構成する表示パネル112の背面側には、前記車両などの状態を知らせる表示項目数と同数に各々区画してそれぞれの光源7からの照射光線が外部へと洩れ出ないように隔絶し、表示パネル112側へと光線を案内する筒状からなる複数個からなる遮光室113が上側ケース110と一体に形成されている。なお、場合によっては、上側ケース110とは別体にして遮光室113を設けても良いものであり、個別に形成された遮光室113は上側ケース110と回路基板9との間に配置される。
【0026】
また、それぞれ区画された複数個からなる遮光室113の位置に対応した表示パネル112の裏面側には、その複数個の中の少なくとも一部の箇所に凹凸によるレンズカット部114が設けられ、このレンズカット部114を施した箇所を除く遮光室113に対応する表示パネル112の裏面側には、表示印刷層115が印刷形成されている。この表示印刷層115として、灰色系の色合いからなる光を拡散するための拡散印刷層115aが印刷形成されている。
【0027】
表示パネル112の裏面に設けられるレンズカット部114は、凹凸からなるレンズカット部114の凸部の頂点位置が表示パネル112の裏面と同一面か、あるいは裏面より奥まった位置に配置されるように設定している。
【0028】
また、表示パネル112の裏面側に位置した遮光室113と対向する領域外において、たとえば黒色からなる遮光性のマスキング印刷層116が印刷形成され、表示パネル112と上側ケース110とのインサート成形による合わせ箇所をマスキング印刷層116によって目隠しするようにしている。(図3,図4参照)
【0029】
なお、拡散印刷層115aが印刷によって施された箇所において、その一部の箇所には、拡散印刷層115aの印刷工程の前段階にて文字や記号などからなる表示部115bが印刷にて形成されている。(図3を参照)この場合、表示部115bは、マスキング印刷層116の印刷と同時に黒色にて印刷されている。なお、場合によっては、表示部115bの印刷をマスキング印刷層116とは別の工程にて印刷形成しても良いものであり、表示部115bの色合いも黒色に限らず他の色合いである灰色,青色,緑色など適宜選択すればよい。
【0030】
このように構成された第1の実施形態における表示装置にあっては、凹凸からなるレンズカット部114の凸部の頂点位置が表示パネル112の裏面と同一面か、あるいは裏面より奥まった位置に配置されるように設定されているため、表示パネル112の裏面側に突出するレンズカット部114の箇所が存在しなくなったため、従来のような塗装などの煩わしい手段によって表示層を施す必要もなく、表示パネル112の裏面の所定箇所に表示印刷層115による印刷を簡単に施すことができる。また、任意に設定した箇所に設けられたレンズカット部114によって表示パネル112に設けられた表示部箇所の見映えも良好となり、見やすい表示装置8を提供することができるものであり、また本来のねらいでもある上側ケース110によって表示パネル112をインサート成形することで防水性、防塵性に優れた表示装置を提供することができる。
【0031】
また表示パネル112の裏面側に位置した遮光室113と対向する領域外において、遮光性のマスキング印刷層116を印刷形成することにより、表示パネル112と上側ケース110とのインサート成形による合わせ箇所をマスキング印刷層116によって目隠しすることができるため、上側ケース110と表示パネル112との樹脂の成形時における境目となる箇所の見映えを良好に保つことができる。
【0032】
また本実施形態における表示印刷層115として、表示パネル112の裏面側に光を拡散する拡散印刷層115aによって形成してなることにより、表示パネル112の内部側(背後側)に配置される光源7などが拡散印刷層によってぼやけて見づらくなり、加えて光源7からの照明光が拡散印刷層115aによって拡散されるために部分的に明るくなってしまうという問題も解決でき、ムラのない均一的な照明効果を得ることが可能となる。
【0033】
また表示パネル112の裏面側には、表示印刷層115の印刷工程の前段階にて文字や記号などからなる表示部115bを印刷形成してなることにより、表示部115bの領域に区画された表示印刷層115を背景にして表示部115bを表示パネル112の裏面に面した箇所に設けることによってくっきりとした見やすい表示部115bを表面側にて視認することができ、判別もしやすい表示装置8を提供することができる。
【0034】
なお、前述した第1の実施形態にあっては、上側ケース110と一体にインサート成形される表示パネル112として、合成樹脂製の透明な基板を用いて成形していたが、たとえば、表示パネル112を所定の色合いにて着色成形してなることにより、外光などが差し込んだとしても内部に設置された光源7からの照明光によって見やすく表示パネル112の表示部領域を照らし出すことが可能となり、また表示パネルの裏面側に印刷された表示部115bの形態などが光源7の消灯時において着色された色合いにて薄暗く奥まった位置にて見えるものとなり、結果として表示部115bが目隠しされるように形成され、光源7の点灯時において表示部115bが照明光によって明るく照らし出すことができる。また、光源7の照明色としては、たとえば白色光や青色光あるいは赤色光などを発するチップ型発光ダイオードを適宜な位置に配置することにより、所定の色合いにて透過照明することがものである。
【産業上の利用可能性】
【0035】
また、前述した実施形態においては、その適用例として車両用計器やオートバイなどの計器装置に装備された表示装置を例にして説明したが、車両用の指示計器に限らず船舶用の計器装置あるいは農業用機械や建設機械などの特殊車両の計器装置器などに装備される表示装置などにおいても適用することが可能であり、また民生機器の表示装置たとえば、コピー機械などに装備されている表示装置などにおいても適用可能である。
【符号の説明】
【0036】
1 ケース
2 指針
3 指示計器
4 計器本体
5 文字板
6 指示計器
7 光源
8 表示装置
9 回路基板
110 上側ケース
111 カバープレート
112 表示パネル
113 遮光室
114 レンズカット部
115 表示印刷層
115a 拡散印刷層
115b 表示部
116 マスキング印刷層
120 下側ケース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂製の上側ケースと下側ケースとからなるケースと、前記上側ケースにインサート成形される合成樹脂製の透光性を有する表示パネルと、この表示パネルの背後側にて上側ケースと一体あるいは別体に設けられた筒状に区画された複数個の遮光室と、この遮光室の下方にそれぞれ設けられた光源と、からなる表示装置において、前記表示パネルには、複数個に区画された前記遮光室の少なくとも一部の遮光室と対応した前記表示パネルの背面側に凹凸によるレンズカット部が設けられるとともに、このレンズカット部が施された箇所を除く前記遮光室と対応した前記表示パネルの裏面側に表示印刷層が印刷形成され、前記レンズカット部の凸部の頂点位置を前記表示パネルの裏面と同一あるいは裏面より奥まった位置に設定してなることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記表示パネルの裏面側に位置した前記遮光室と対向する領域外において遮光性のマスキング印刷層を印刷形成してなることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記表示印刷層として、前記表示パネルの裏面側に光を拡散する拡散印刷層によって形成してなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3に記載の表示装置において、請求項4では、前記表示パネルの裏面側には、前記表示印刷層の印刷工程の前段階にて文字や記号などからなる表示部を印刷形成してなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示パネルを所定の色合いにて着色成形してなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−175683(P2010−175683A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−16332(P2009−16332)
【出願日】平成21年1月28日(2009.1.28)
【出願人】(000231512)日本精機株式会社 (1,561)
【Fターム(参考)】