説明

袋入り製品の中身を押し出すことができるスプーン・計量スプーン

【課題】料理や食事によく使う袋入り製品の中身をきれいに出すのにわずらわしいものがあった。また、料理のレシピで使用する数種の大サジ中サジ小サジの計量スプーンを使用するのにレシピごとに選んで使用するのと、また、数種の計量スプーンはリングでまとめているため、一つ使用しても三本全部洗わなければならないのにわずらわしいものがあった。また、目盛付計量スプーンは注意深く目盛線に合わすのにわずらわしかった。
本発明は、これらの問題を一本のスプーンで解決することを課題とする。
【解決手段】スプーンの柄部に袋入り製品の袋の皮ほどのすき間(A)を創り、柄部の先の差込口(B)をV形に創作したスプーン。このスプーンに計量部、大サジ(C1)中サジ(C2)小サジ(C3)を創ることによって、これらの問題を解決する。
【選択図】図4

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスプーンに関するものであり、スプーンの柄部の形状に工夫を加える事により袋入り製品(インスタントカレー、シチュウ、練り製品など)の中身を簡単きれいに1回で押し出すことができるようにしたスプーンである。
【背景技術】
【0002】
従来、スプーンには料理用スプーン、飲食用スプーン、軽量スプーン、介護用スプーンなどがあって頻繁に利用されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、料理中や食事中によく利用する袋入り製品の中身を押し出すことのできるスプーンはなく、指やおはしなどを使用して袋入り製品の中身を押し出していたが、中身を出すのに数回繰り返して押し出すのと、きれいに出すのにわずらわしいものがあった。
【課題を解決すための手段】
【0004】
この課題を解決するために試作品を何度も創り実験を繰り返した結果、スプーンの柄部に袋入り製品の皮ほどの厚さのすき間を創り(A)、その柄部の先の差し込み口(B)をV形に創作した。柄部の先をV形に創作したことによって袋入り製品に簡単に差し込むことができ、差し込んだスプーンを押し上げることにより、中身を1回できれいに押し出すことに成功した。
【発明の効果】
【0005】
本発明はこのような構造だから、袋入り製品に簡単に差し込んで、その中身をワンタッチできれいに押し出すことができる効果がある(図2)。
また、袋入り製品の開封口を折り曲げて本スプーンを差し込めば袋とじとしても利用できる効果がある(図3)。
以上の効果によって料理や食事を楽しくする効果ができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施例にについて説明する。
スプーンの柄部に袋入り製品の袋の皮ほどのすき間を創作し、柄部の先をV形に創作したスプーン(図1)。
【0007】
本発明は、以上の構造でこれを使用するときは、袋入り製品にスプーンの柄部の先から簡単に差し込むことができ、差し込んだスプーンを押し上げることによって1回できれいに中身を押し出すことができる。
【0008】
なお、本発明の柄部をホークにも同じように創作してもよい。
【0009】
また、材質はプラスチック類や金属類何でもよい。それから、柄部の先の差し込み口(B)は差し込みやすいV形だが柄部の先の形はハート形、丸形、四角型何でもよい。
【産業上の利用可能性】
【0010】
本発明に係るスプーンは、工業的に量産する事が可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】 本発明の平面図である。
【図2】 本発明使用中の斜視図である。
【図3】 本発明使用中の斜視図である。
【符号の説明】
【0012】
(A)すき間
(B)差し込み口
(C)スプーン
(D)袋入り製品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スプーンの柄部に袋入り製品の袋の皮ほどのすき間(A)を創作し、柄部の先の差し込み口をV形(B)にした特長をもつスプーン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−93381(P2008−93381A)
【公開日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−302099(P2006−302099)
【出願日】平成18年10月10日(2006.10.10)
【出願人】(506244412)
【Fターム(参考)】