説明

製品を含むカプセルを充填するための機械

【課題】装置の長寿命化およびメンテナンス性が向上するよう設計された、生産物を含むカプセルを充填するための機械を提供する。
【解決手段】製品を容器(3)に充填するための連続的な機械において、各容器(3)は、関連する計量デバイス(28)に調子を合わせて与えられた経路に沿って供給される。計量デバイスは、タンク(20)から製品を吸引し、吸引された製品を容器(3)に供給し、タペット(48)を有する作動デバイス(46)によりシリンダ(39)に対して動かされるピストン(63)を有する。タペットは、ピストン(63)により支持されており、空圧プッシュアセンブリ(49)によりカム(47)との接触が保持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品(又は、生産物)を含む容器を充填するための機械に関する。
【0002】
より特別には、本発明は、粉体状薬剤製品を含むカプセルを充填するための機械に関しており、以下の記述はその機械を、純粋に例で説明している。
【背景技術】
【0003】
製薬業界において、粉体状薬剤製品を含むカプセルを充填するための機械は、輸送デバイス(装置)を具備することで知られており、輸送デバイスは、与えられた経路に沿って連続的に移動可能であり、多数のポケット(物入れ)を有しており、各ポケットは、関連するカプセルのそれぞれの底部シェル(殻)を収容するためのものであり、容器(タンク)は、生産物を収容しており、計量車輪(ホイール)が、設置されてそれぞれの長手方向の軸線周りで連続的に回転する。
【0004】
計量車輪は、多数の計量デバイス(装置)を有しており、各計量デバイスは、該経路の一部に沿って計量車輪と共に、それぞれの底部シェルと整合して、可動であって、該容器(タンク)から製品を引き抜き、底部シェル内に製品を供給し、更にシリンダと、お互いに対して垂直方向に動くピストンとを具備する。
【0005】
シリンダ及びピストンは、それぞれ作動デバイスによりお互いに対して動かされており、作動デバイスの各々は、該容器(タンク)上に設置された少なくとも1つのカムと、カムと協働する少なくとも1つのタペット(凸子)とを具備する。ピストン作動デバイスはまた、ピストンに取り付けられていてピストンとシリンダとの間に挟まれる、少なくとも1つのバネを具備して、それぞれのタペットをそれぞれのカムと通常接触するように保持する。
【0006】
機械の各オペレーション(作動)サイクルのエンド(終わり)において、計量車輪の周りで散乱する粉体薬剤生産物は、機械の保守及び清掃要員が吸引することを防止するように安定化されなければならない。
【0007】
生産物が、計量車輪に水を散布してそれにより作動デバイス上に水を散布することにより安定化は実施されるので、上記のタイプの既知の機械は、腐食及び錆びを防止するために、カムとタペットと計量デバイスのバネがステンレス鋼により製作されなければならないという事実を主因として、幾つかの欠点を有しており、比較的短い稼働寿命を有し、頻繁な保守を必要とする。
【0008】
上記のタイプの既知の機械の別の欠点は、生産物の安定化及び機械の洗浄オペレーションの効果を甚だしく害するカムの存在及び寸法にある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前述の欠点を排除するよう設計された、生産物を含むカプセルを充填するための機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に従い、添付の請求項に記載されたように、生産物を含むカプセルを充填するための機械が提供される。
【0011】
本発明の制限されない実施の形態は以下で、添付図面を参照して、例により説明される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1及び図2における参照番号1は、粉体状薬剤製品(又は、生産物)を含む既知のカプセル2を充填するための機械の全体を示す。各カプセル2は、実質的にカップ(茶碗)形状の底部シェル(殻)3と、底部殻3に適合される頂部シェル(殻)(図示されない)とを具備する。
【0013】
機械1は、計量車輪(ホイール)4を具備しており、管状の垂直な直立部材5を順に具備しており、直立部材5は、長手方向の軸線6を有し、機械1の固定されたフレーム(構造)7から上方向に伸張してシャフト8により係合されており、シャフト8は、軸線6と同軸で直立部材5の内側で伸張しており、直立部材5に回転するような状態で接続して、直立部材5に対して既知の作動デバイス(装置)9の制御の下で、軸線6の周りで連続的に回転する。
【0014】
シャフト8は、実質的に円筒状で軸線6と共軸のケーシング11を具備する、供給ドラム10を支持しており、その凹部が下方向を向く状態で配置されており、直立部材5の周りで伸張し且つ狭い頂部13と幅広い底部14とを具備する、壁12により横方向において制限され、軸線6に対して実質的に垂直で且つ直立部材5の外側に突き出るシャフト8の1つの端部に固定される、端壁15により、一方の端部において閉じられる。
【0015】
スプロケット16は、部分13の外面に形成され、軸線6と共軸であって、与えられた経路Pに沿って各底部シェル3を供給するための既知の輸送デバイス(装置)17の一部を形成する。輸送デバイス17は、チェーンコンベア18を具備しており、チェーンコンベア18は、作動デバイス9により駆動される多数のスプロケット(その内スプロケット16だけが図1と2に示される)の周りで、輪形状に形成されており、輸送デバイス17は、多数のポケット19を有しており、ポケット19は、それらの凹部が上方向を向く状態で実質的にカップ形状であり、コンベア18に沿って等間隔に配置されており、各々のポケットは、その凹部が上方向を向く状態で、それぞれの底部シェル3を収容し、コンベア18により、経路Pに沿って連続的に供給される。
【0016】
車輪(ホイール)4はまた、粉体状薬剤製品を含む環状の容器(タンク)20を具備しており、それ(環状の容器(タンク)20)は、スプロケット16上を超えて伸張し、フレーム(構造)7に回転する状態で取り付けられて、フレーム7に対して、図示されない既知の作動デバイス(装置)の制御の下で、軸線6に平行なそれぞれの長手方向の軸線21の周りで、ドラム10、更に従ってスプロケット16の角速度とは実質的に異なる角速度で連続的に回転する。
【0017】
粉体状薬剤製品は、既知のホッパー22により容器(タンク)20内に供給される。ホッパー22は、軸線6及び21と平行な長手方向の軸線23を有し、軸線23に垂直な端壁24により底部において制限され、薬剤製品を混合するための既知の混合デバイス(装置)25を収容し、更にホッパー22から下方向に伸張する供給管26を有する。供給管26は、容器(タンク)20内に突き出して、壁24を通り形成される開口27において、軸線23に平行にホッパー22に固定される。
【0018】
ドラム10は、軸線6の周りで等間隔で配置されていて且つドラム10により軸線6周りで連続的に供給される、多数の計量デバイス(装置)28を有する。各計量デバイス28は、ピックアップステーション29と充填ステーション30との間に伸張する経路Pの一部に沿って、関連するポケット19と調子を合わせて、ドラム10により輸送される。ここで、ピックアップステーション29において、デバイス(装置)28は、所定の量の薬剤製品を容器(タンク)20から吸引し、充填ステーション30において、デバイス28は、吸引された薬剤製品を関連する底部シェル3に供給する。
【0019】
各デバイス28は、実質的に円筒状のスリーブ31を具備しており、スリーブ31は、軸線6に実質的に平行な長手方向の軸線32を有し、ドラム10の部分13を通り伸張し、ドラム10に軸方向で摺動する状態で接続して、ドラム10に対して、作動デバイス(装置)33の制御の下で、軸線6と32に平行な方向34において直線運動する。作動デバイス(装置)33は、総ての計量デバイス28のスリーブ31に共通なカム35と、スリーブ31により運ばれていて且つカム35に係合する、タペット(凸子)ローラ36とを具備する。
【0020】
スリーブ31はまた、タッペットローラ37により角度的に固定された状態でドラム10に対して接続されており、タッペットローラ37は、スリーブ31により支持され、部分14を通り形成され且つ方向34に平行な関連する、スロット(長穴)38に係合して軸線32周りでのスリーブ31の回転を防止する。
【0021】
シリンダ39は、スリーブ31の頂端部に固定され、軸線32に実質的に平行な長手方向の軸線40を有し、更に肩部43においてお互いに接続する狭い底部42及び幅広い頂部41を具備しており、肩部43は、軸線40に垂直であり、そこを介して少なくとも1つの開口44が形成される。
【0022】
デバイス(装置)28はまた、スリーブ31内に取り付けられるシャフト45を具備しており、シャフト45は、軸線32と共軸であり、スリーブ31の外側に突き出ており、軸方向に摺動する状態でスリーブ31に接続して、スリーブ31に対して作動デバイス(装置)46の制御下で、方向34において直線的に動く。
【0023】
デバイス(装置)46は、全ての計量デバイス(装置)28のシャフト45に共通なカム47と、シャフト45に取り付けられるタッペットローラ48とを具備しており、タッペットローラ48は、方向34に平行に計測されるカム47の幅に比べて、直径でより小さく、方向34において上方向にシャフト45を押すための空圧プッシュ(押圧)装置(デバイス)49により、カム47の頂壁に接触するように保持される。
【0024】
図3に示されるように、装置(デバイス)49は、軸線6と共軸である実質的に円筒状のケーシング50を具備しており、ケーシング50は、その凹部が上方向に面する状態でケーシング11の底端部に固定されており、直立部材5周りで伸張する壁51により横方向で制限される。
【0025】
ケーシング50は、計量デバイス(装置)28と数量で同一である多数の凹部52を具備しており、凹部52は、デバイス28と同じ離隔幅で軸線6の周りで等しく離隔しており、方向34に平行な壁51内において形成され、ドラム10の内面から半径方向内側に突き出る環状のフランジ53により頂部で閉じられて、それぞれの空圧チャンバ(室)54を区画する。
【0026】
各チャンバ54は、関連するシャフト45の底端部により摺動状態で係合されて、関連する空圧回路55により、既知の圧縮空気式空圧装置(図示されない)と空圧的に連絡する。回路55は、壁51を通り形成される半径方向の導管56と、軸線6と共軸な直立部材5の外面に形成されていて且つ軸線6と共軸な壁51の内面に取り付けられた2つの環状シール58により導管56に、流体気密な状態で接続する、環状マニフォールド57と、更に方向34において平行にドラム10内に形成されていて且つ電磁弁(ソレノイドバルブ)60を間に挟む状態で該圧縮空気式空圧装置(図示されない)に接続する、軸方向の導管59とを具備する。
【0027】
導管59は、軸線6の周りで等しく離隔しており、各々が、方向34に平行に計測した長さにおいて、別の導管59から異なっており、マニフォールド57は、方向34においてお互いに整列しており、回路55は、お互いに完全に独立しており、関連する電磁弁60により該圧縮空気式空圧装置(図示されない)に選択的に接続可能であるように形成されることが分かる。
【0028】
各シャフト45は、シャフト45により運ばれていて且つ関連する、スロット(長穴)38に係合する、タッペットローラ61によりドラム10に、角度的に固定された状態で接続して、軸線32周りのシャフト45の回転を防止する。
【0029】
支持ブラケット62に挟まれる状態で、実質的に円筒状のピストン63が、シャフト45の頂端部に固定されて、ブラケット62から下方向に突き出て、摺動する状態で関連するシリンダ39に係合し、更にシリンダ39の狭い底部42の直径に概略等しいがそれより大きくはない直径を有する。
【0030】
機械1の作動について、図2と4及び1つの底部シェル(殻)3の充填を参照して、検討される底部シェル3及び関連する計量デバイス(装置)28が、ピックアップステーション29(図2と4a)にお互いに調子を合わせて供給され更にデバイス28が容器20に面するように配置された、例として、以下で説明する。
【0031】
ステーション29において、検討される計量デバイス28のピストン63及びシリンダ39は先ず、それぞれのカム35と47により方向34で下げられて、容器20(図4a)内部の製品の頂部表面に接触し、ピストン63はその後、カム47の下で突き出ていて且つシャフト45(図4aと4b)により支持されるタッペットローラ64により係合される、別のカム(図示されない)により、製品の頂部表面に接触するように保持される一方で、シリンダ39は、カム35により製品内に下げられて、吸引される製品の適正量を規定し(図4b)、シリンダ39とピストン63は再度、お互いに調子を合わせて、それぞれのカム35と47により下げられて、シリンダ39を容器20(図4c)に接触するように移動し、ピストン63は更に下げられて、カム47の下で突き出ていて且つローラ64により係合されるカム65により、シリンダ39とピストン63(図4c)との間に含まれる製品を凝縮して小さくする。
【0032】
この点において、軸線6の周りのデバイス28の動きを方向34におけるシリンダ39とピストン63との動きに組み合わせることにより、デバイス28は、容器20との係合を外されて、容器20がドラム10に対して偏心して設置される、充填ステーション30に供給されて、シリンダ39とピストン63は、関連するポケット(図4d)に面するように位置決めされる。
【0033】
最終的に、ピストン63は、下げられて、カム47の下で突き出ていて且つローラ64により係合される、カム66により、関連する底部シェル3(図4e)内に、吸引された製品を吐出する。
【0034】
スリーブ31の作動デバイス(装置)33及びシャフト45で作動デバイス46、即ち、カム35,47,65,66と、製品の頂部表面(図4aと4b)に接触するようにピストン63を保持するようにピックアップステーション29に設置されるカム(図示されない)と、タッペットローラ36,37,48,61,64と、プッシュ装置(デバイス)49は、ケーシング67内に収納されており、ケーシング67は、容器20の下で、機械1のフレーム7に取り付けられ、実質的に平行六面体形状であり、軸線6に垂直な壁68により頂部において制限されており、ケーシング67を通り、直立部材5とシャフト8とドラム10は、ケーシング67の外側に突き出ており、更にまた容器20の該作動デバイス(装置)(図示されない)及び電磁弁60を収容する。
【0035】
作動デバイス(装置)33,46は、ケーシング67内に収容されており、計量車輪(ホイール)4の周りで散乱する粉体状の薬剤製品は従って、機械1の各作動サイクルの最後に容易に安定状態にされても良いので、機械1の不具合のない清浄化及び保守を可能にする。
【0036】
機械1はまた、各計量デバイス(装置)28の作動の選択的な制御を可能にする空圧プッシュ装置(デバイス)49の別の利点を有する。より特別には、電磁弁60が関連する計量デバイス28の空圧回路55を該圧縮空気空圧装置(図示されない)から切り離すと、関連するピストン63は、関連するシリンダ39の狭い底部42を完全に閉じる、下げられた位置において、重力により設置された状態で留まる。
【0037】
このようにして、計量デバイス28が、底部シェル3を有さないポケット19と調子を合わせてピックアップステーション29を介して供給されて、機械1が、始動されて、製品を容器20内へ供給し、更にポッケット19が底部シェル3を有さない場合に、各計量デバイス28は、容器20から製品を吸引することを防止可能である。
【0038】
上記に関連して、ピストン63に作用する下向きの重力推力は、関連する電磁弁60を使用して、関連する回路55を図示されない既知の空圧吸引装置(デバイス)に選択的に接続することにより増大されても良い。
【0039】
図示されない変形形態において、電磁弁60は、削除されて、チャンバ54が、該圧縮空気式空圧装置(図示されない)に恒久的に接続される。その場合において、各シリンダ39の狭い底部42は、閉じられて、ピックアップステーション29に設置された2つの変位するカムにより、前述の状態で容器20からの製品の吸引を防止し、それぞれのカム35と47の代わりにそれぞれのタッペットローラ36と48の経路に沿って選択的に挿入される。変位するカムは、関連するシリンダ39の狭い底部42を閉じる下げられた位置及びピックアップステーション29において、各ピストン63を保持して、ピストン63及び関連するシリンダ39を容器20上に移動して、容器20からの製品の吸引を防止するように設計される。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】図1は、本発明従う機械の好適な実施の形態の図式的側面図であり、部分的断面図で且つ明確化のために一部が削除された状態で示す。
【図2】図2は、図1の機械の詳細の図式的長手方向断面図である。
【図3】図3は、図2の詳細の図式的長手方向断面図である。
【図4a】図4aは、図1の機械の詳細の作動原理を図式的に示す。
【図4b】図4bは、図1の機械の詳細の作動原理を図式的に示す。
【図4c】図4cは、図1の機械の詳細の作動原理を図式的に示す。
【図4d】図4dは、図1の機械の詳細の作動原理を図式的に示す。
【図4e】図4eは、図1の機械の詳細の作動原理を図式的に示す。
【符号の説明】
【0041】
1 機械
2 カプセル
3 底部シェル(容器)
4 計量車輪
5 直立部材(支持直立部材)
6 軸線
7 フレーム
8 シャフト
9 作動デバイス
10 供給ドラム(回転ドラム)
11 ケーシング
17 輸送デバイス(輸送手段)
20 容器(タンク)
22 ホッパー
25 混合デバイス
26 供給管
28 計量デバイス
29 ピックアップステーション
30 充填ステーション
39 シリンダ
46 作動デバイス(作動手段)
47 カム
48 タペット(タペットローラ)
49 空圧プッシュ装置(プッシュ手段)
50 ケーシング
55 空圧回路
60 電磁弁(ソレノイドバルブ)(制御手段)
63 ピストン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品を容器(3)に充填するための機械であって、この機械は、
各容器(3)を与えられた経路(P)に沿って連続的に供給するための輸送手段(17)と、
前記製品を含むタンク(20)と、
それぞれの長手方向の軸線(6)周りで連続的に回転するように設置された少なくとも1つの計量車輪(4)と、
関連する前記容器(3)と調子を合わせて前記経路(P)の一部に沿って前記計量車輪(4)と共に可動であって前記関連する容器(3)内に前記製品を供給する、多数の計量デバイス(28)であって、各々は、与えられた方向(34)でお互いに対して可動なそれぞれのシリンダ(39)とそれぞれのピストン(63)とを具備する、計量デバイス(28)と、
前記方向(34)において前記ピストン(63)を動かすための作動手段(46)と、
を具備する、機械において、
前記作動手段(46)は、
少なくとも1つのカム(47)と、
前記カム(47)と協働して前記ピストン(63)を前記方向(34)において動かしていて且つ各ピストン(63)のための少なくとも1つのタッペット(48)と、
前記タッペット(48)の前記カム(47)との当接を保持するためのプッシュ手段(49)と、を具備しており、
前記プッシュ手段(49)が空圧式プッシュ手段であることを特徴とする機械。
【請求項2】
前記空圧式プッシュ手段(49)は、
圧縮空気源と、
各計量デバイス(28)のためであって前記圧縮空気源に接続可能で前記関連するタッペット(48)の前記カム(47)との当接を保持する、空圧回路(54,55)と、
前記空圧回路(54,55)を前記圧縮空気源に選択的に接続するための制御手段(60)と、
を具備する請求項1に記載の機械。
【請求項3】
前記計量車輪(4)は、
固定された支持直立部材(5)と、
前記支持直立部材(5)に回転する状態で取り付けられる回転ドラム(10)と、を具備しており、
各前記空圧回路(54,55)は、
前記回転ドラム(10)に形成されていて且つ前記関連する計量デバイス(28)の前記ピストン(63)を支持する支持シャフト(45)により滑動状態で係合するチャンバ(54)と、
前記軸線(6)と共軸で前記固定された支持直立部材(5)において形成されていて且つ前記チャンバ(54)に空圧的に接続する、環状のマニフォールド(57)と、
前記固定された支持直立部材(5)において形成されていて且つ前記環状のマニフォールド(57)に空圧的に接続していて且つ前記圧縮空気源に接続可能である、導管(59)と、
を具備することを特徴とする請求項2に記載の機械。
【請求項4】
前記環状のマニフォールド(57)は、前記方向(34)においてお互いに整列しており、各前記導管(59)は、別の前記導管(59)とは長さにおいて異なっており、関連する前記環状のマニフォールド(57)だけに空圧的に連絡する請求項3に記載の機械。
【請求項5】
前記空圧回路(54,55)に接続可能な吸引デバイスを更に具備しており、
前記制御手段(60)は、各空圧回路(54,55)を前記圧縮空気源及び前記吸引デバイスに選択的に接続する請求項2から4のいずれか一項に記載の機械。
【請求項6】
前記タンク(20)の下に設置されて前記作動手段(46)を収容する、ケーシング(67)を更に具備する請求項1から5のいずれか一項に記載の機械。
【請求項7】
製品を容器(3)に充填するための機械であって、この機械は、
各容器(3)を与えられた経路(P)に沿って連続的に供給するための輸送手段(17)と、
前記製品を含むタンク(20)と、
それぞれの長手方向の軸線(6)周りで連続的に回転するように設置された少なくとも1つの計量車輪(4)と、
関連する前記容器(3)と調子を合わせて前記経路(P)の一部に沿って前記計量車輪(4)と共に可動であって前記容器(3)内に前記製品を供給する、少なくとも1つの計量デバイス(28)であって、与えられた方向(34)でお互いに対して可動なシリンダ(39)とピストン(63)とを具備する、計量デバイス(28)と、
前記方向(34)において前記シリンダ(39)及び前記ピストン(63)をお互いに対して動かすための作動手段(33,46)と、
を具備する、機械において、
該機械は、前記タンク(20)の下に設置されて前記作動手段(33,46)を収容する、ケーシング(67)を更に具備することを特徴とする機械。
【請求項8】
前記作動手段(33,46)は、前記ピストン(63)を前記方向(34)において動かすためのカム手段(47,65,66)を具備する、請求項7に記載の機械。
【請求項9】
前記カム手段(47,65,66)は、少なくとも1つのカム(47)と、前記カム(47)と協働して前記ピストン(63)を前記方向(34)において動かす少なくとも1つのタッペット(48)と、を具備しており、
プッシュ手段(49)が、前記タッペット(48)の前記カム(47)との当接を保持するために具備される請求項8に記載の機械。
【請求項10】
前記プッシュ手段(49)は前記ケーシング(67)に収容される請求項9に記載の機械。
【請求項11】
前記プッシュ手段(49)が空圧式プッシュ手段(49)である請求項9又は10に記載の機械。
【請求項12】
多数の前記計量デバイス(28)が具備されており、
前記プッシュ手段(49)は、
圧縮空気源と、
各計量デバイス(28)のためであって前記圧縮空気源に接続可能で前記関連するタッペット(48)の前記カム(47)との当接を保持する、空圧回路(54,55)と、
前記空圧回路(54,55)を前記圧縮空気源に選択的に接続するための制御手段(60)と、
を具備する請求項9から11のいずれか一項に記載の機械。
【請求項13】
前記計量車輪(4)は、
固定された支持直立部材(5)と、
前記支持直立部材(5)に回転する状態で取り付けられる回転ドラム(10)と、を具備しており、
各前記空圧回路(54,55)は、
前記回転ドラム(10)に形成されていて且つ前記関連する計量デバイス(28)の前記ピストン(63)を支持する支持シャフト(45)により滑動状態で係合するチャンバ(54)と、
前記軸線(6)と共軸で前記固定された支持直立部材(5)において形成されていて且つ前記チャンバ(54)に空圧的に接続する、環状のマニフォールド(57)と、
前記固定された支持直立部材(5)において形成されていて且つ前記環状のマニフォールド(57)に空圧的に接続していて且つ前記圧縮空気源に接続可能である、導管(59)と、
を具備することを特徴とする請求項12に記載の機械。
【請求項14】
前記環状のマニフォールド(57)は、前記方向(34)においてお互いに整列しており、各前記導管(59)は、別の前記導管(59)とは長さにおいて異なっており、関連する前記環状のマニフォールド(57)とだけ空圧的に連絡する請求項13に記載の機械。
【請求項15】
前記空圧回路(54,55)に接続可能な吸引デバイスを更に具備しており、
前記制御手段(60)は、各空圧回路(54,55)を前記圧縮空気源及び前記吸引デバイスに選択的に接続する請求項12から14のいずれか一項に記載の機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【図4d】
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【図4e】
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【公開番号】特開2007−182260(P2007−182260A)
【公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−347705(P2006−347705)
【出願日】平成18年12月25日(2006.12.25)
【出願人】(505353375)エムジードゥエ ソチエタ レスポンサビリタ リミテ (14)
【Fターム(参考)】