説明

製品集合装置

【課題】シンプルな構成で、所定間隔で搬送されてくる製品群を停留させることなく、高速かつ安定して集合を行い、集合された製品群をその姿勢を乱すことなく、次工程へ高速で搬出可能な製品集合装置を提供する。
【解決手段】製品集合装置1は、製品Aが供給される供給コンベヤ2と、同じ循環経路を構成するように揃えられているとともに各々が別々のサーボモータで駆動される無端のテーブルコンベヤ4,5とを備えている。テーブルコンベヤ4,5は、供給コンベヤ2から順次供給される製品Aが移載されてサシミ状又は平置き状に集合される集合テーブル11,15を有しており、集合テーブル11,15が互いに重なることなくずれた状態でサーボモータによって駆動される。集合された製品群は把持装置3で一括把持されて、集合テーブル11,15が次の集合のために移動した後、段ボール箱Bに投入する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、包装物を袋に包装した袋包装体のような製品を段ボール箱に箱詰めするなどの場合に、当該袋包装体を効率良く集合させる製品集合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、前工程から所定(例えば、一定)の間隔で搬送されてきた製品を、所定個数分、一部重なりのあるサシミ状又は重なりのない平置き状にして集合させて製品群を形成し、箱詰めのような投入装置へ受け渡す製品集合装置が用いられている。投入装置は、集合された製品群を吸着などの手段で把持して、製品集合装置の外部位置において段ボール箱のような容器へ投入している。
【0003】
このような従来の集合装置は、製品を所定間隔で搬送してくる供給コンベヤ、及び当該供給コンベヤの下流に落差を設けて設置された複数のコンベヤから成る集積コンベヤ群から構成されている。複数のコンベヤを用いて製品を搬送して集合化する場合、集合させた製品の集合状態が乱れるという問題がある。即ち、コンベヤで搬送されている製品を、その搬送されている慣性を利用して段差のある次段の集合場所に移載して、所謂飛込みで製品を刺身状(瓦屋根状)に集合しているものがあるが、勢いを付けて段下に着地させているので、搬送姿勢や微妙な搬送速度のずれ等に起因して、集合する動作が安定しておらず、集合状態の乱れとなって、表れる。
【0004】
詳細には、供給コンベヤにより所定間隔で搬送されてくる製品は、供給コンベヤから段下の集合コンベヤ上に落下排出される。集合コンベヤ群は、製品の落下毎に排出位置から間欠的に所定距離だけ移動することでサシミ状若しくは平置き状に集合された製品群を作り、所定数の製品群が完成したときに一括して移動することで集合された製品群を次工程に移送する。次工程の投入装置は、製品群を吸着保持し上昇・水平旋回するなどして集合装置に隣接して配置された段ボール箱等の容器内へ下降して製品群を投入している。
【0005】
この方式には次のような、改善されるべき点がある。先ず、集合コンベヤが複数のコンベヤ(最低でも3段)から構成されるので、駆動に用いるサーボモータの数が多く、制御も複雑になる。次に、サシミ状の集合の場合、製品は供給コンベヤから集合コンベヤに飛び込み、段差を利用してサシミ状に集合されるが、製品は不定形なピロー包装体であると、飛び込みの際に段下への着地が不安定となり整列が乱れ且つ重なりが崩れたサシミ状になり易い。また、サシミ状又は平置き状に集合された製品群は、複数のコンベヤ(第2コンベヤは複数のコンベヤ)を移載されながら搬送されるため、揃えた製品の集合具合が移載毎に乱れる。その結果、全体の配列や姿勢が乱れる。更に、投入装置は、集合装置の外に配設されているので、集合装置から投入装置へ移動させるのに、旋回・上下動の2軸が必要になる。投入装置は箱搬送ラインと並列するレイアウトとされるので、広いスペースを取る。更にまた、第2コンベヤは、製品吸着挿入時に、Z軸挿入ロボットが通過するため、進路を確保するよう開閉する必要があるので、下流側コンベヤを含めて最低でも3段、プラス1機構が必要であり、サーボモータ等の駆動源や制御も多くコストも掛かる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平09−301305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、所定間隔で搬送されてくる製品を、小刻みに駆動される段下のテーブルコンベヤへの搬出によって製品群を集合化する点で解決すべき課題がある。
本発明の目的は、シンプルな構成で、所定間隔で搬送されてくる製品群を停留させることなく、高速かつ安定して集合を行い、集合された製品群をその姿勢を乱すことなく、次工程へ高速で搬出可能な製品集合装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による製品集合装置は、製品が供給される供給コンベヤと、同じ循環経路を構成するように揃えられているとともに各々が別々のサーボモータで駆動されており且つ前記供給コンベヤから順次供給される前記製品が移載されて集合される集合テーブルを有する複数の無端コンベヤとを備え、前記複数の無端コンベヤは、前記各集合テーブルが互いに重なることなくずらせた状態で前記サーボモータによって駆動されることを特徴としている。
【0009】
本製品集合装置によれば、同じ循環経路を走行するように構成された複数の無端コンベヤは、それぞれサーボモータによって別々に制御されるので、各集合テーブルは互いに干渉し合わないように設定された動きをし、供給コンベヤから所定間隔で順次供給される製品が集合テーブルに移載されて集合される。
【0010】
前記無端コンベヤは複数の回転体に巻き掛けられた一対の無端体を備えており、前記集合テーブルは前記一対の無端体に有限個数の連続して掛け渡されたスノコ状の搬送台で構成することができる。スノコ状の搬送台は、複数の長方形の板部材を長手方向が無端コンベヤを横断する形で隣接して配置して構成することができ、この場合、各板部材はそれぞれ無端コンベヤに突設されたピンに連結部材としての取付けアダプタを介して着脱自在に取り付けることができる。
【0011】
テーブルコンベヤについては、製品を供給する供給コンベヤの直下を走行するように配置することができ、供給コンベヤの搬出部では、上流から所定間隔で搬送されてくる製品は、供給コンベヤの高さに相当する落差を利用してテーブルコンベヤの集合テーブルに移載される。即ち、先ず一方の集合テーブルが「製品が乗ると動いて止まる」、「製品が乗ると動いて止まる」の間欠動作で、設定数のサシミ状又は平置き状のグループに集合させる。このため、供給されてくる製品は、段下のテーブルコンベヤへ製品の落下距離を可及的に短くして搬出され、その結果、集合テーブル上で集合される製品の姿勢や配列の乱れが少なくなる。
【0012】
集合装置の下流側には、集合化された製品群を吸着するなどして把持する把持位置が設けられている。集合された製品群は早送りで次の把持位置に搬送される。また、この把持位置は、直上に投入装置が昇降可能に配置されており、直下には段ボール箱が待機する投入位置とすることもできる。即ち、投入位置では、Z軸投入ロボットが集合された製品を把持し、テーブルコンベヤ内のスペースを下方向に通過して、直下に設置された段ボールケース内に投入を行う。したがって、集合化された製品群は当該テーブルコンベヤの外部に取り出すことなく下方配置の段ボール箱のような容器に投入することができる。このとき、投入位置では、Z軸投入ロボットによる製品把持後、集合テーブルは循環経路を早送りで製品が流れてくる方向に戻るので、Z軸投入ロボットの進路を妨げることはない。製品群の集合、把持及び投入を繰り返すことで、製品群を段ボール箱のような容器内に多層に集積することが可能である。上流から供給コンベヤによって所定間隔で搬送されてくる製品は、途中で停留されることなく、高速且つ安定した取扱いが可能となる。
【0013】
供給コンベヤによる製品の供給は、一列又は二列の一定間隔で行うことができる。この場合、供給されてくる製品は、設定数のサシミ状又は平置き状のグループに集合されて、次の投入位置に搬送される。
【0014】
テーブルコンベヤを二つ配設し、それぞれ駆動源をサーボモータにして、別々に制御することで、二つの集合テーブルは互いに離れてコンベヤ状の循環経路を走行する。供給コンベヤ上を、例えば一定間隔で搬送されてくる製品が移載されてくると、一つ目の集合テーブルは、この製品を受け止め、製品の移載毎に間欠的に所定距離前方へ供給コンベヤと同速で移動する。この動作によって、製品はサシミ状若しくは平置き状に集合された製品群を作る。所定数の製品から成る製品群が完成すると、製品群は吸着するなどの把持装置が設けられている製品群把持位置までテーブルコンベヤによって早送り(連続且つ高速)で搬送される。把持装置を投入装置として用いることもでき、この場合には、製品群把持位置において投入装置が製品群を把持した状態で一旦停止し、テーブルコンベヤは駆動されて、集合テーブルは製品移載位置の後方の待機位置まで高速で移動し、その後、投入装置は把持している製品群を、下方で待機する段ボール箱に投入する。
【0015】
一つ目の集合テーブルが投入装置の製品群把持位置まで移動を開始すると同時に、上流から次に供給されてくる製品を受けて集合させるため、二つ目の集合テーブルが製品の移載位置まで高速で移動してきて、一つ目の集合テーブルと同じ動作を行う。この二つの集合テーブルが繰り返し交互に作業することで、供給コンベヤ上を所定間隔で搬送されてくる製品は停留させることなく製品群に集合され、集合された製品群は早送りで把持位置(投入位置)まで搬送される。製品群を把持する投入装置は、製品群を搬送してきた集合テーブルが製品移載位置の後方位置への移動後、邪魔のない空間を通路として、下方の箱へ下降し製品群を箱内に投入することができる。
【0016】
集合テーブルの搬送方向先頭の位置には、集合テーブルを横切る形で直立したストッパを設けることができ、この場合には、ストッパは、供給コンベアから搬出されてくる先頭の製品に当接してこれを停止させる。また、ストッパは、製品を斜めの姿勢で停止させる場合には、後続の製品も先行の製品に傾斜した状態で集合させることになるので、製品をサシミ状に集合させるための台となる。ストッパは、起倒式、即ち、必要な時以外はガイドレールに規制されて倒れた構造とすることができる。
【発明の効果】
【0017】
このように、本発明による製品集合装置は、従来の製品集合装置と比較して、製品の飛び込みによる乗り移りがないので、サシミ状に集合した製品の場合にはその姿勢と配列とを乱すことなく、次段にまで搬送することができる。また、供給コンベアから製品が移載される先の構造は、チェーン等の無端体で構成された無端コンベヤの循環経路上を走行する一つのスノコ板状の集合テーブルであり、そうした集合テーブルを少なくとも二つ配設することで、従来技術と比較してサーボモータの配設数が少なくて済み、機構・制御ともシンプルになり、製造コスト・運転コストを抑えることができる。また、供給コンベアで供給されてくる製品が集合テーブルに落下する毎に、集合テーブルを間欠的に所定距離だけ搬送方向前方へ供給コンベヤと同速で移動することで、製品をサシミ状又は平置き状に安定した姿勢で集合させることができる。また、集合された製品群は、そのままの状態で把持位置まで搬送されるので、集合された製品群の姿勢や配列を乱すことなく安定して搬送することができる。更に、把持された製品群を段ボール箱のような容器に投入するとき、投入装置の動作は上下方向の動作だけであるので、シンプルな構成で制御の負担も軽い。また、段ボール箱のような容器は把持位置の直下にレイアウトすることができるので、極めて省スペースに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1は本発明による製品集合装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図2は図1に示す製品集合装置のテーブル部の構成を示す斜視図である。
【図3】図3は図1に示す製品集合装置のチェーン駆動部を示す斜視図である。
【図4】図4は図1に示す製品集合装置の内外の集合テーブルの作動の様子を段階的に示す作動工程図である。
【図5】図5は図1に示す製品集合装置においてストッパと当該ストッパを起立倒伏させるガイドとを示す概略図である。
【図6】図6は図1に示す製品集合装置の1サイクルを円で表したときのストッパの起立倒伏させる区間を説明する説明図である。
【図7】図7は、図1に示す製品集合装置の1サイクルをテーブルコンベヤの循環経路で表したときの集合テーブルの動作を概略的に示す説明図である。
【図8】図7は、図1に示す製品集合装置のストッパの詳細を示す斜視図である。
【図9】図9は、製品集合装置における集合テーブルの動作と、集合された製品群の投入装置の動作との関連を工程毎に示す説明図である。
【図10】図10は、本発明による製品集合装置の第1集合テーブルが投入装置の吸着位置を占めており、第2集合テーブルが製品を集合中である状態を示す斜視図である。
【図11】図11は、図10に示す状態から投入装置が製品群を吸着把持し、第1集合テーブルが待機位置へ移動開始する直前の状態を示す斜視図である。
【図12】図12は、図11に示す状態から、第1集合テーブルが待機位置へ移動中である状態を示す斜視図である。
【図13】図13は、図12に示す状態から、第1集合テーブルが待機位置へ更に移動中であり、投入装置が下降開始した状態を示す斜視図である。
【図14】図14は、図13に示す状態から、第1集合テーブルが待機位置で待機中であり、投入装置が投入位置にある状態を示す斜視図である。
【図15】図15は、図14に示す状態から、第2集合テーブルが製品を集合中であり、投入装置が吸着待機位置へ上昇中である状態を示す斜視図である。
【図16】図16は、図15に示す状態から、第1集合テーブルが集合初期位置へ、第2集合テーブルが吸着位置へそれぞれ移動開始し、投入装置が吸着待機位置へ移動した状態を示す斜視図である。
【図17】図17は、図16に示す状態から、第1集合テーブルが集合初期位置へ、第2集合テーブルが吸着位置へ到達し、投入装置が吸着待機位置で吸着待機中である状態を示す斜視図である。
【図18】図18は、図1に示す製品集合装置のテーブルコンベヤの速度パターンの一例を示す図である。
【図19】図18に示す速度パターンを持つ内外二つのテーブルコンベヤと投入装置の速度パターンとの関連の一例を示す図である。
【図20】本発明による製品集合装置の別の実施例であって、搬送手段のテーブルが仕切りを備える仕切り板付き搬送台である実施例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して本発明による製品集合装置の実施例を説明する。
図1に全体を斜視図として示す製品集合装置1は、図の左方に配置されている製品搬送装置であるベルトコンベヤ2から個別に搬送されてくる複数個の製品Aを集合(即ち、グループ化)させて、その集合された製品群を、例えば、把持装置3(投入装置を兼ねる)で把持して下方に配置されている段ボール箱Bのような容器内に一括して投入することを可能にする装置である。製品Aは、本実施例では、包装物が袋内に包装されたピロー包装体のような袋包装体であるが、個別的な製品であればこれに限らない。
【0020】
製品集合装置1は、外側テーブルコンベヤ4と外側テーブルコンベヤ4の内側に設けられた内側テーブルコンベヤ5とを備えている。外側テーブルコンベヤ4と内側テーブルコンベヤ5とは、それぞれ共通位置に置かれる内外の同心回転軸6,7に掛け回されたチェーンを備えている。即ち、外側テーブルコンベヤ4は、回転軸6,7の内側軸にそれぞれ取り付けられた外側スプロケット8,9と、外側スプロケット8,9に巻き掛けられた外側チェーン10,10と、外側チェーン10,10に対して直交する態様で且つコンベヤ搬送方向に連続して掛け渡されて固定された複数の細長状の板部材であるところの細長板11aから成り且つ隣合う細長板11aが折れ曲がり可能となっているスノコ状の搬送台である集合テーブル11とを備えている。また、内側テーブルコンベヤ5は、回転軸6,7の外側軸にそれぞれ外側スプロケット8,9の内側直近に取り付けられた内側スプロケット12,13と、内側スプロケット12,13に巻き掛けられて外側チェーン10,10に平行な内側チェーン14,14と、集合テーブル11と同様に、内側チェーン14,14に対して直交する態様で且つコンベヤ搬送方向に連続して掛け渡されて固定された複数の細長板15aから成り且つ隣合う細長板11aが折れ曲がり可能となっているスノコ状の搬送台である集合テーブル15とを備えている。
【0021】
外側テーブルコンベヤ4と内側テーブルコンベヤ5とは、両集合テーブル11,15が構成される以外の部分は何も存在しない空の領域となっている。外側テーブルコンベヤ4と内側テーブルコンベヤ5とは、後述するように、それぞれ互いに重なることがないように、位相が互いに関連して駆動される。連続する複数の細長板11a,15aから構成される内外のテーブル11,15は、ベルトコンベヤ2から搬送されてくる製品Aを受け取るときにはベルトコンベヤ2の搬出端に位置しているが、把持装置3で製品群を把持して段ボール箱Bへ投入する際には、把持装置3と製品群とが上下動して通過可能なように、図1に示すように空の領域が重なるように位置が制御される。
【0022】
図2は、図1に示す製品集合装置の集合テーブルの構成を示す斜視図である。外側テーブル11を構成する各細長板11aには、その両端部のやや内側において、ビスやネジ等の固着手段によって取付けアダプタ16,16が取り付けられており、各細長板11aは、外側チェーン10,10に対して互いに対応した位置に取り付けられる取付けアダプタ16,16を介して、外側チェーン10,10に取り付けられる。取付けアダプタ16,16の外側チェーン10への取付けは、外側チェーン10の連結ピン17を利用して行われるので、部品点数の増加を抑えつつ、集合テーブル11を外側チェーン10の外側を覆うように構成することができる。集合テーブル15についても、取付けアダプタ16,16及び連結ピン17を用いた同じ構造となっているので、再度の説明を省略する。なお、各細長板11a,15aの表面には、摩擦シート18が貼り付けられており、ベルトコンベヤ2から製品Aが移載された際に、製品Aを集合テーブル11,15上で確りと受け止めて、不用意に動くことを防止している。
【0023】
図1に示す製品集合装置のチェーンを駆動する駆動部が図3である斜視図に示されている。回転軸7に取り付けられているスプロケット9,13にそれぞれ外側チェーン10と内側チェーン14とが巻き掛けられている。外側チェーン10には循環走行路の内側から、サーボモータ20の出力軸21に取り付けられた駆動スプロケット22が噛み合っており、サーボモータ20の矢印で示す方向の回転出力によって外側チェーン10が矢印の方向に駆動される。また、内側チェーン14には循環走行路の内側から、サーボモータ23の出力軸24に取り付けられた駆動スプロケット25が噛み合っており、サーボモータ23の矢印で示す方向の回転出力によって内側チェーン14が矢印の方向に駆動される。内外のチェーン10,14は、その駆動のためにサーボモータ20,23を用いているので、高い精度で速度及び位置が制御される。回転軸6,7の軸方向反対側に配設されている外側チェーン10及び内側チェーン14に対しては、それぞれ回転軸6,7の内側軸と外側軸とを介して駆動力が伝達されるので、サーボモータ20,23から内外のチェーン10,14までに至る駆動機構を簡素に構成することができる。
【0024】
図1に示す製品集合装置の内外の集合テーブルの作動の様子が、図4における作動工程図として段階的に示されている。図4に示す工程[1]においては、最初の製品A1がベルトコンベヤ2によって集合位置に向かって搬送されてくる様子が示されている。外側のテーブルコンベヤ4は、ベルトコンベヤ2のプーリ2bからの製品A1の搬出が行われる搬出部2aに向かって走行駆動されている。外側テーブルコンベヤ4の集合テーブル11の先端には、ベルトコンベヤ2から勢いを付けて搬出される製品A1を受け止めるストッパ30が設けられている。工程[1]では、集合テーブル11はベルトコンベヤ2の直下を走行するように配置されているので、ストッパ30はベルトコンベヤ2との干渉を回避するため、ベルトコンベヤ2の直下を倒伏状態で走行する。なお、ベルトコンベヤ2の搬送速度は外側テーブルコンベヤ4の移動速度よりも速く設定されている。また、内側テーブルコンベヤ5の場合には、外側テーブルコンベヤ4と同様の作動をするので、工程[1]〜[9]の重複する説明を省略し、外側テーブルコンベヤ4についても、以下、単に「テーブルコンベヤ4」と表記する。
【0025】
図4に示す工程[2]においては、テーブルコンベヤ4が工程[1]の状態から進行し、ストッパ30が起立した状態で一旦停止した状態にある。その後の工程[3]においては、搬出部2aに搬出されつつある製品A1が、起立したストッパ30に搬送先端側で接触を開始し、テーブルコンベヤ4が再び移動を開始した状態にある。図4に示す工程[4]においては、最初の製品A1がストッパ30に接触した状態のまま、搬送後端側でテーブルコンベヤ4のテーブル11の細長板11aに着地した状態が示されている。製品A1は、傾斜した状態でテーブル11上に移載される。テーブルコンベヤ4は工程[3]から傾斜した製品A1の搬送方向長さ分だけ移動しており、この状態で停止している。また、次の製品A2がベルトコンベヤ2によって搬送されてきている。工程[5]においては、次の製品A2が、搬出部2aにおいて搬出されるときに、先に移載している製品A1に接触する様子が示されている。この後、テーブルコンベヤ4は、傾斜した製品A1の搬送方向長さ分だけ移動開始する。工程[6]においては、製品A2も、製品A1に凭れかかる状態で傾斜した状態でテーブル11上に移載され、テーブルコンベヤ4はこの状態で停止している。更に次の製品A3がベルトコンベヤ2によって搬送されてきている。
【0026】
図4に示す工程[7]においては、製品A3が、搬出部2aにおいて搬出される際に、先に移載している製品A2に接触する様子が示されている。この後、テーブルコンベヤ4は、傾斜した製品A1,A2の搬送方向長さ分だけ移動開始する。工程[8]においては、製品A3も製品A2に凭れかかる状態で傾斜した状態で集合テーブル11上に移載され、製品A1〜A3は集合テーブル11上でサシミ状に重ねられた集合状態となっており、テーブルコンベヤ4は直ちに、製品群を集合状態で次の箱詰め工程へと搬送する。その後、工程[9]においては、集合テーブル15がベルトコンベヤ2の下方に移動してきて、工程[1]における集合テーブル11と同様の位置を占め、次に搬送されてくる製品A4に備えることになる。
【0027】
図1に示す製品集合装置においてストッパと当該ストッパを起立倒伏させるガイドとを示す概略図が図5に示されている。図4で示したように、ストッパ30は、ベルトコンベヤ2の下方をベルトコンベヤ2と平行に走行する際には倒伏状態となり、ベルトコンベヤ2搬出部2aに出た時に起立状態となるように、その姿勢を変更させる必要がある。このため、ストッパ30にガイドローラ31を設け、テーブルコンベヤ4,5の周囲外側に沿って、ストッパ30を起立倒伏させるためにガイドローラ31を転動させながら案内するガイドレール32が配設されている。ガイドレール32は、ベルトコンベヤ2の搬出部2aに対応して、ストッパ30を次第に起立させるようにガイドローラ31を転動させながら案内するガイド部分33と、その後、ストッパ30を次第に倒伏させるためにガイドローラ31を転動させながら案内するガイド部分34とを備えている。ガイド部分34の終了端からガイド部分33の開始端までの搬送方向に沿う間は、チェーン10,14の走行経路に平行に沿って形成されていて、ストッパ30を倒伏状態としてガイドローラ31を転動させる平行ガイド部分35となっている。
【0028】
図1に示す製品集合装置の1サイクルを円で表したときのストッパ30の起立倒伏させる区間の説明が図6に示されている。テーブルコンベヤ4,5の集合テーブル11,15の周回において、位置P1から位置P2へ至る区間S1にはガイドレール32が存在しないので、ストッパ30は起立している。この間において、図4に示したように集合初期位置Psgから1袋目、2袋目及び3袋目が順次集合され、区間S1が終了する直前の投入位置Ptで製品群を箱等に投入する。位置P2から位置P1へ至る区間S2では、ガイドレール32が存在しており、ストッパ30は倒伏している。区間S2の後半の位置に、集合テーブル11,15の進行を停止して待機する待機位置Pwが設けられている。
【0029】
図7は、図1に示す製品集合装置の1サイクルをテーブルコンベヤ4,5の循環経路で表したときの集合テーブル11,15の動作を概略的に説明している。即ち、各集合テーブル11,15は、待機位置Pwから集合初期位置Psgへ移動した後、集合させる製品(袋包装体)Aの数が1袋目から3袋目まで順次増加する毎に、製品Aの送り方向寸法だけ順次移動して停止し、製品Aを逐次集合させている。製品A1〜A3の集合が完了すると、テーブルコンベヤ4,5は集合された製品群を投入装置50が昇降する把持位置にまで搬送して停止する。把持装置でもある投入装置50は、把持待機位置Pvwから降下して製品群を吸着・把持する。
【0030】
ストッパ30の詳細が図8である斜視図に示されている。外側テーブルコンベヤ4のストッパ30は、細長板11aの場合と同様にして外側チェーン10,10に対して互いに対応位置に取り付けられている取付けアダプタ36,36を備えており、取付けアダプタ36,36に回転可能に取り付けられたストッパ軸37にはストッパ支持体38,38が固定されており、ストッパ支持体38,38にはストッパ板39が掛け渡された状態で取り付けられている。また、ストッパ軸37にはコイルばね40によって捩じり力が付与されており、ストッパ板39をストッパ軸37の回りに常に起立させる方向に付勢している。ストッパ軸37に取り付けた留め駒41により、コイルばね40のばね力を設定することができる。ガイドローラ31は、一方のストッパ支持体38に対して軸42によって回転可能に支持されている。内側テーブルコンベヤ5のストッパ30についても、略同様の構成となっており、図8において同等の要素には同じ符号を付すことで再度の説明を省略する。
【0031】
製品集合装置1における内外のテーブルコンベヤ4,5の集合テーブル11,15の動作と、集合された製品群の投入装置の動作との関連が図9に示されている。製品集合装置1の集合テーブル11,15の作動の様子については図4における作動工程図として段階的に示しているので、この動作については再度の説明を省略する。図4における工程[3]、[5]、[7]、[8]及び[9]が、図9において、工程[1]〜[5]に対応している。この工程[1]〜[4]の間において、集合化された製品群を投入する投入装置50は、テーブルコンベヤ4,5の上方の把持待機位置で待機している。投入装置50は、例えば吸着カップから成る把持具を備えた把持装置を兼ねることができる。工程[4]においてサシミ状に部分的に重なることで集合化された製品群A1〜A3が、工程[5]において投入装置50の下方の位置に搬送されてくると、投入装置50が下降してきて、製品群A1〜A3を把持する。この際、投入装置50を僅かに上昇させることで製品群A1〜A3を集合テーブル11から持ち上げて、製品群Aと集合テーブル11とを分離し、テーブルコンベヤ4との干渉を確実に回避してもよい。その後、工程[6]に示すように、テーブルコンベヤ4が駆動されて、集合テーブル11は投入装置50の下方の投入経路から外れる位置にまで移動される。
【0032】
次に、図10〜図17を参照して、製品群を段ボール箱Bのような容器に箱詰めするときの投入動作を基準として、製品集合装置の動作を説明する。図10は、本発明による製品集合装置の集合テーブル11が投入装置50の把持位置を占めており、集合テーブル15が製品を集合中である状態を示している。投入装置50は、集合テーブル11上でサシミ状に集合された製品群A1〜A3に対して上方から降下して接近する。
【0033】
図11は、図10に示した状態から、投入装置50が更に下降し、集合テーブル11上でサシミ状に集合された製品群A1〜A3を吸着・把持した状態を示している。集合テーブル15上では製品をなおも集合中である。製品群A1〜A3が吸着・把持された状態でテーブルコンベヤ4は駆動されて、集合テーブル11は投入装置50のZ軸方向の投入経路から外れるように移動される。
【0034】
図12は、図11に示す状態からテーブルコンベヤ4が駆動されて、集合テーブル11がテーブルコンベヤ4の下側走行路にまで移動した状態を示している。集合テーブル15では、図15に示すまで小刻みに移動しながら、後続の製品を集合中である。図13は、図12に示す集合テーブル11の位置が投入装置50の上下動経路にあってこのままでは投入装置50を下降させると集合テーブル11と衝突することから、テーブルコンベヤ4を駆動して、集合テーブル11を投入装置50の上下動経路から外れた位置まで移動した状態を示している。
【0035】
図14は、投入装置50が、製品群A1〜A3を把持した状態からそのまま下降して、テーブルコンベヤ4,5の集合テーブル11及び集合テーブル15と干渉することなく段ボール箱Bに投入している状態を示している。図15は、投入装置50が、製品群A1〜A3を段ボール箱Bに投入した後、製品群A1〜A3の把持を解放して、上昇している状態を示している。集合テーブル15では後続の製品群A4〜A6の集合が完了している。
【0036】
図16は、その後、投入装置50が把持待機位置まで上昇した状態にあることを示しており、テーブルコンベヤ5が集合テーブル15上の製品群A4〜A6を、投入装置50による把持位置に向かって搬送し、テーブルコンベヤ4が集合テーブル11を集合開始位置(初期位置)にまで搬送する。図17は、その後、製品集合装置1が図10に示す状態に戻り、以上の工程を繰り返して、順次、複数の製品を集合化し、集合化された製品群を段ボール箱B内に投入して、箱詰めを行っている。
【0037】
図18は、搬送装置であるベルトコンベヤ2、及びテーブルコンベヤ4,5(集合テーブル11,15)の移動速度の時間変化一例を示すチャート図である。ベルトコンベヤ2の搬送速度は、Vbで一定である。テーブルコンベヤ4,5の移動速度は、製品を集合化するときで、製品が搬出部2a(図4等)に搬出されてくる時(図4[3]、[5]、[7])に、同調する速度で移動し、集合化後直ちに、集合テーブル11,15とその上に集合化された製品群を速度Vbよりも速い速度V1で把持位置へと移動して、その後、停止する。集合化された製品群が投入装置50によって吸着されると、テーブルコンベヤ4,5は、速度V1よりも更に速い速度V2で待機位置Pwへと移動し、そこで一旦停止して次の集合初期位置Psgへの移動に備える。以後は、上記の速度パターンに従って、次以降の製品の集合化を繰り返す。
【0038】
図19には、テーブルコンベヤ4とテーブルコンベヤ5とが交互に製品の集合化を行う速度パターン、及び両テーブルコンベヤ4,5によって集合化された製品群に対する投入装置の上下動の速度パターンが示されている。テーブルコンベヤ4によって移動される集合テーブル11とテーブルコンベヤ5によって移動される集合テーブル15との速度パターンは、それぞれ、図18に示した速度パターンで速度制御がされるが、互いに半周期のずれを以て設定されている。したがって、集合化された製品群がテーブルコンベヤ4とテーブルコンベヤ5とによって把持位置に交互に搬送されてくると、その度、投入装置50は、把持位置へ下降して製品群を把持し、集合テーブル11,15が把持位置から離れて行った後に、段ボール箱Bの投入位置まで速い速度で下降し、製品群を投入位置で把持を解除した後、投入装置50は把持待機位置にまで上昇して停止し、その把持待機位置にて次の製品群の到来を待機する。投入装置50は、製品群が把持位置に搬送されてくるのを待つ把持待機位置から下降して製品を把持した後、僅かに上昇して、テーブルコンベヤ5の集合テーブル11,15が把持位置から移動し去って当該集合テーブル11,15との干渉が回避されるのを待ち、その後に、製品を把持した投入装置50を把持位置の下方に配置されている段ボール箱Bに向かって下降させることができる。
【0039】
投入装置50が段ボール箱B内に製品群を多段で投入する場合、段ボール箱Bの高さ位置が一定に保たれるときには、把持装置50の箱内における下降・把持解除位置が箱内における製品群の段積みの高さに応じて変更される。投入装置50の下降移動距離が段ボール箱B内での製品群の段積みの高さに応じて変わるので、段ボール箱Bへの製品群の投入位置に応じて投入装置50の下降速度が変更される。段ボール箱Bの1段目投入位置、即ち、最も底となる投入位置に製品群を投入するときは、投入装置50の下降及びその後の上昇速度は最も速く設定されており、段ボール箱Bの2段目投入位置、3段目投入位置のように段ボール箱B内で多段に集積する場合には、投入装置50の下降速度及びその後の上昇速度は次第に遅くなるように設定されている。これにより、投入装置50の上昇・下降速度を変更してテーブルコンベヤ5での製品の搬送時間間隔に合わせることができる。また、段ボール箱B内における製品群の段積みの高さに応じて段ボール箱Bの高さ位置を変更することで、投入装置50の下降・把持解除位置を一定にすることができる。
【0040】
本実施例では、投入位置に搬入される製品はサシミ状に一部を重ねて傾斜状態に設定数を集合させて集合化をしていたが、これに限らず、製品を互いに重ねず平面的に密になるように集合化、即ち、平置き状のグループに集合してもよいことは明らかである。
【0041】
図20は、本発明による箱詰め装置の別の実施例であって、テーブルを仕切り板付きの搬送台とした場合を示す斜視図である。図20には、図1等に示す本箱詰め装置の第1の実施例と同等の構成要素及び部位には同じ符号を用いて再度の説明を省略する。無端コンベヤ(内外のテーブルコンベヤ)4,5は複数の回転体に巻き掛けられた一対の無端体としての外側チェーン10,10及び内側チェーン14,14を備えており、テーブル11X及び15Xとしては、一対の無端体10,10;14,14に有限個数の連続して掛け渡された細長状の板部材11a…,15a…と、当該各板部材又は所定毎の板部材11a…,15a…に立設された仕切り板11b…,15b…とから成る仕切り板付きの搬送台で構成されている。製品A…は、隣り合う仕切り板11b…,15b…間で傾斜させた状態、或いは殆ど立てた状態で集合させることができる。この箱詰め装置においては、複数の製品A…は、集合状態でテーブル11X上に仕切り板11b…で仕切られて且つ横に起立して載置されている。テーブル11X上に載置されている集合状態の製品A…を把持装置3によって一括して把持・投入することで、そのまま、起立した状態で下方に配置されているダンボール箱B内に効率よく高速に箱詰めをすることができる。
【0042】
また、実施例として図示し且つ説明したものは、本発明の例示を示すものであって、本発明の技術的範囲内であれば種々の変更が可能である。例えば実施例においては、無端コンベヤとしてスプロケット・チェーンで駆動されるコンベヤを例に挙げて説明したが、歯付きベルトで駆動されるコンベヤであってもよく、この場合、回転体は、例えばスプロケットやプーリであり、無端体はチェーンやベルト(歯付きを含む)とすることができる。
【符号の説明】
【0043】
1 製品集合装置
2 ベルトコンベヤ 2a 搬出部
3 把持装置
4 外側テーブルコンベヤ
5 内側テーブルコンベヤ
6,7 回転軸 8,9 外側スプロケット
10 外側チェーン
11 集合テーブル 11a 細長板 11b 仕切り板
12,13 内側スプロケット
14 内側チェーン
15 集合テーブル 15a 細長板 15b 仕切り板
16 取付けアダプタ 17 連結ピン
18 摩擦シート
20,23 サーボモータ 21,24 出力軸
22,25 駆動スプロケット
30 ストッパ 31 ガイドローラ
32 ガイドレール 33,34 ガイド部分
35 平行ガイド部分 36 取付けアダプタ
37 ストッパ軸 38 ストッパ支持体
39 ストッパ板 40 コイルばね
41 留め駒 42 軸
50 投入装置
A1〜A6 製品 B 段ボール箱
S1,S2 区間
Pw 待機位置 Psg 集合初期位置
把持待機位置Pvw Pt 投入位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品が供給される供給コンベヤと、同じ循環経路を構成するように揃えられているとともに各々が別々のサーボモータで駆動されており且つ前記供給コンベヤから順次供給される前記製品が移載されて集合される集合テーブルを有する複数の無端コンベヤとを備え、前記複数の無端コンベヤは、前記各集合テーブルが互いに重なることなくずれた状態で前記サーボモータによって駆動されることを特徴とする製品集合装置。
【請求項2】
前記無端コンベヤは複数の回転体に巻き掛けられた一対の無端体を備えており、前記集合テーブルは前記一対の無端体に有限個数の連続して掛け渡されたスノコ状の搬送台で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の製品集合装置。
【請求項3】
前記集合テーブルは、その搬送方向先端部において、前記供給コンベヤから搬出されてくる先頭の前記製品と当接して停止させるストッパを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の製品集合装置。
【請求項4】
前記ストッパは、前記製品の集合時及び集合された前記製品の搬送時において前記集合テーブルに対して起き上がった起立状態と、少なくとも前記供給コンベヤの直下を走行するときに倒れて前記供給コンベヤとの干渉を回避する倒伏状態とに切り換えられることを特徴とする請求項3に記載の製品集合装置。
【請求項5】
前記無端コンベアに沿って、前記ストッパを前記起立状態と前記倒伏状態との間で切り換えるためのガイド部材が配設されていることを特徴とする請求項4に記載の製品集合装置。
【請求項6】
前記無端コンベヤ上に設定される把持位置において前記集合テーブル上に集合された前記製品を把持する把持装置が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の製品集合装置。
【請求項7】
前記把持装置は、把持した前記製品群を段ボール箱のような容器に投入する投入装置であることを特徴とする請求項6に記載の製品集合装置。
【請求項8】
前記把持装置による前記製品群の前記容器への投入回数を変更することにより、前記容器内における前記製品群の集積段数を変更可能であることを特徴とする請求項7に記載の製品集合装置。
【請求項9】
前記無端コンベヤは交互に動作する二つのコンベヤとして設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の製品集合装置。
【請求項10】
前記製品の前記集合テーブル上における集合状態は、一部が重なったサシミ状の集合状態、又は互いに重なることのない平置きの集合状態であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の製品集合装置。
【請求項11】
前記集合テーブルの送りについて、その送り量又は間欠的な送り動作回数を変更することにより、前記製品の集合状態又は集合個数を変更することを特徴とする請求項10に記載の製品集合装置。
【請求項12】
前記製品を所定間隔で供給する前記供給コンベヤは、前記製品集合装置の入口上部に設置され、前記無端コンベヤに対して落差がある状態で配置されており、先頭の前記製品の先頭が前記ストッパに当たり、前記供給コンベヤと同調しながら動き、前記製品の後部が落下することで、サシミ状の集合状態の1行目となる斜め状態を形成し、次に供給される前記製品が1行目の前記製品の後部に覆い被さって前記供給コンベヤと同調しながら動き、前記製品の後部が落下することで、サシミ状の集合状態の2行目となる斜め状態を形成し、以後同じ動作を繰り返して、サシミ状の集合状態を形成することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項記載の製品集合装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−225243(P2011−225243A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−96529(P2010−96529)
【出願日】平成22年4月19日(2010.4.19)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第3項適用申請有り 博覧会名:2009日本国際包装機械展(ジャパンパック2009) 主催者名:社団法人 日本包装機械工業会 開催日:平成21年10月20日(火)〜23日(金)
【出願人】(000148162)株式会社川島製作所 (90)
【Fターム(参考)】