説明

視力訓練装置

【課題】視力訓練を効率的に行うことができる視力訓練装置を提供することを目的とする。
【解決手段】視力訓練装置1は、使用者が外界を見るために使用され、光の透過状態と透過制限状態とを周期的に切り替え可能な少なくとも1つのレンズ20R,20Lと、このレンズ20R,20Lに接続され、レンズ20R,20Lの透過状態と透過制限状態を切り替えるためのパルス信号を発生するコントローラ30と、を備えて構成される。この視力訓練装置1においては、レンズ20R,20Lは、TN型のLCDからなり、透過制限状態において半透明となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視力訓練装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、多くのスポーツにおいては、動く対象物を見て機敏に反応する能力が必要とされ、運動選手のこの能力を発達させるためのトレーニング手法が種々研究されている。例えば、従来から、暗室でストロボ光を明滅させ、移動する対象物を間歇的に照らして、この対象物に対し反応するトレーニング方法が知られている。この方法によれば、運動選手は移動する対象物が本来の速度よりも遅く見え、その結果一層敏速な反射運動で反応するよう要求される。
【0003】
このようなトレーニング手法は、トレーニングをするための広い暗室が必要であり、場所が制限されるという問題があった。
そのため、これまで特許文献1に開示されたように、眼鏡型のフレームに液晶レンズを設け、このレンズを透明状態と不透明状態との間を所定周波数で切り替えることで、前記した暗室におけるトレーニングと同様の状態を作り出す動的視力訓練装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表平9−510371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の動的視力訓練装置は、ポリマータイプの液晶を使用しており、不透明時に乳白色であったため、ボールなどの移動する対象物を見るときに、対象物を見失い易くトレーニングがしづらいという難点があった。
このような背景に鑑みて本発明がなされたものであり、本発明は、視力訓練を効率的に行うことができる視力訓練装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明の視力訓練装置は、使用者が外界を見るために使用され、光の透過状態と透過制限状態とを周期的に切り替え可能な少なくとも1つのレンズと、前記レンズに接続され、前記レンズの透過状態と透過制限状態を切り替えるためのパルス信号を発生するコントローラと、を備え、前記レンズは、TN型のLCDからなり、前記透過制限状態において半透明であることを特徴とする。
【0007】
このような視力訓練装置によれば、レンズが、TN型のLCDからなり、透過制限状態において半透明であるため、光量は落として明滅的な視野を得られつつも、対象物を見失うことが無く、トレーニングを行いやすい。
【0008】
そして、前記視力訓練装置においては、前記レンズは、透過制限状態において、光の透過率が5〜50%であるように構成することができる。
【0009】
さらには、この透過制限状態における光の透過率は、可変とすることが望ましい。このようにすることにより、周りの明るさに応じた透過制限状態や、使用者の能力に応じた透過制限状態を設定することで、最適なトレーニング条件を作ることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の視力訓練装置によれば、透過制限状態において半透明であるため、光量は落として明滅的な視野を得られつつも、対象物を見失うことが無く、トレーニングを行いやすいなど、視力訓練を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施形態に係る視力訓練装置の全体斜視図である。
【図2】実施形態に係る視力訓練装置の分解斜視図である。
【図3】図1におけるA−A線断面図である。
【図4】コントローラの外観図であり、(a)が平面図、(b)が正面図を示す。
【図5】視力訓練装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図6】視力訓練装置の使用状態を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の実施の形態につき、適宜図面を参照しながら説明する。参照する図面において、図1は、実施形態に係る視力訓練装置の全体斜視図であり、図2は、同視力訓練装置の分解斜視図であり、図3は、図1におけるA−A線断面図である。
図1に示すように、視力訓練装置1は、着脱クリップ10を有し、頭部に支持するためのフレーム60に対し着脱クリップ10で固定されたかたちで使用される。使用者は、フレーム60を眼鏡と同様に頭部に装着して、視力訓練装置1を介して外界を見たり、場合によってはスポーツの練習を行うなどして、視力の訓練を行う。
【0013】
視力訓練装置1は、2つのレンズ20R,20Lと、この2つのレンズ20R,20Lを連結するとともにフレーム60にレンズ20R,20Lを着脱自在に固定する着脱クリップ10と、レンズ20R,20Lの動作を制御するコントローラ30と、レンズ20R,20Lとコントローラ30を電気的に接続する配線コード41と、配線コード41をフレーム60に固定するコードクリップ42を備えて構成される。
【0014】
レンズ20R,20Lは、それぞれ液晶レンズ21R,21Lを支持枠23に支持させて構成されている。支持枠23は、貫通する開口部23aを有し、液晶レンズ21R,21LのLCD(Liquid Crystal Display)部分がこの開口部23aに位置して良好な視界を得られるようになっている。また、図2に示すように、支持枠23には、レンズ20R,20Lを着脱クリップ10へ固定するための取付孔23bが2つずつ形成されている。
液晶レンズ21R,21Lは、コントローラ30から入力されるパルス電流により作動するLCDを有しており、前記したようにLCDが開口部23aのほぼ全部に一様に配されている。
液晶レンズ21R,21Lは、一例としてTN型のLCDであり、電圧オフ時に透明(透過状態)になり、電圧オン時に黒色(透過制限状態)となる。この関係は逆でもよく、偏光板の向きを90度変えて電圧オフ時に黒色、電圧オン時に透明とすることもできる。
【0015】
いずれの場合でも、黒色の濃度は、半透明とするのが望ましい。そうすることで、移動する対象物を視認する訓練、すなわち動体視力の訓練の場合には、黒色のときにも対象物を見失うことがない。特に、TN型のLCDは、ポリマーを分散させたポリマー型のLCDと異なり、透過制限状態においても濁りがないことから、目に入る光量を少なくするだけで、対象物の位置を確認することは可能である。この半透明の程度としては、光の透過率が5〜50%とするのがよく、10〜50%とするのがより好ましい。さらに、半透明の程度を可変とすることで、使用者や使用条件に応じたトレーニングができるのでより好ましい。
逆に静的な視力を訓練する場合には、ポリマー型のLCDを採用するのが望ましい。ポリマー型のLCDを採用した場合には、電圧オフ時に乳白色、つまり光を散乱して濁った白色(透過制限状態)となり、電圧オン時に透明(透過状態)となる。
【0016】
また、各液晶レンズ21R,21Lは、上部にコントローラ30と電気的に接続するための接続端子22が露出している。
【0017】
着脱クリップ10(着脱機構)は、図2に示すように、クリップ本体11と、レンズ連結部材12と、ツマミ部材13と、トルクスプリング14とから構成されている。
クリップ本体11は、樹脂を射出成形してなり、板状のベース11aの上に各突起11b,11c,11dが設けられ、側部に垂下する脚部11eが形成されている。
突起11bは、ベース11aの前方(方向は、視力訓練装置1の使用時を基準とする。以下同じ)において上方に突出して設けられている。突起11cは、突起11bと所定間隔だけ後方へ離間して、ベース11aの上部へ突出して左右に2つ設けられている。また、突起11dは、突起11cよりさらに後方へ所定間隔離間し、上方へ突出して左右に2つ設けられている。突起11bと突起11cの間は、レンズ連結部材12を回動支持する部分となり、突起11cと突起11dの間は、ツマミ部材13を回動支持する部分となる。
ベース11aの両側部からは、脚部11eが下方へ延びるように形成され、脚部11eの先端にはゴム素材からなるキャップ11fが被せられている。
【0018】
レンズ連結部材12は、金属製のロッドをコ字型に成形した部材であり、左右に延びる上部連結部12aと、この上部連結部12aの両端から垂下する支持枠固定部12bとからなる。支持枠固定部12bは、若干板状に潰された状態に形成され、前記した支持枠23の取付孔23bに対応した取付孔12cが各支持枠固定部12bに2つずつ形成されている。支持枠23とレンズ連結部材12とは、取付孔23bと取付孔12cとにおいて、図示しないボルトとナットで締結されて一体となる。
【0019】
ツマミ部材13は、金属製のロッドをコ字型に成形した部材であり、左右に延びる上部材13aと、この上部材13aの両端から下方へ延びる脚部13bと、各脚部13bの先端に被せられたゴム製のキャップ13cとを備える。また、上部材13aには、板状のツマミ13dがカシメにより固定されている。
【0020】
トルクスプリング14は、2つのコイル14cから後腕部14bと前腕部14aが延出したいわゆるねじりコイルバネであり、前腕部14aは、前方で連結して一体となっている。
【0021】
図3に示すように、前記したレンズ連結部材12は、上部連結部12aがクリップ本体11の突起11bと突起11cとの間に配置され、さらにトルクスプリング14の前腕部14aにより上からベース11aへ押しつけられることで、突起11bと突起11cの間で回動可能に支持されている。そして、トルクスプリング14のコイル14cは、予めツマミ部材13の上部材13aを中に挿通したかたちで組み立てられ、後腕部14bがツマミ13dに当接している。さらに、ツマミ部材13の上部材13aは、クリップ本体11の突起11cと突起11dの間に配置されて回動可能に支持されている。
トルクスプリング14は、ツマミ部材を図3における時計回りに回動させるように付勢し、ツマミ部材13の脚部13bが、クリップ本体11の脚部11eと当接することで、脚部11eと脚部13bとの間で挟持力が発生するようになっている。なお、正確には、キャップ11fとキャップ13cが当接するので、挟持される相手方の部品、例えばフレーム60や、その他の眼鏡のレンズは、傷が付くことがないとともに、キャップ11f,13cの摩擦力によりずれにくい。
また、図3に示すように、レンズ連結部材12がクリップ本体に対し回動可能であることで、レンズ20R,20Lが装着状態(実線)と、非装着状態(仮想線)の間で回動でき、装着状態と非装着状態の切替えが容易となっている。
【0022】
図4は、コントローラの外観図であり、(a)が平面図、(b)が正面図を示す。
図4に示すように、コントローラ30は、液晶レンズ21R,21Lを動作させるパルス信号を出力する電子装置である。
コントローラ30は、その外観としては図4(b)に示すように正面に動作状態を表示する表示部31が設けられ、図4(a)に示すように上面には各種のスイッチ32およびパイロットランプ33が設けられている。
表示部31は、液晶ディスプレイからなり、動作状態に応じ、E01〜E05、F01〜F99などと表示される。
スイッチ32としては、メインスイッチ32a、周波数を下げるダウンスイッチ32b、周波数を上げるアップスイッチ32c、動作設定を保存したまま電源を切るスリープスイッチ32dが設けられている。このうち、メインスイッチ32aはスライドタイプのスイッチであり、スイッチ32b〜32dは、プッシュタイプのスイッチである。
【0023】
図5は、視力訓練装置の電気的構成を示すブロック図である。
コントローラ30は、バッテリ34を有し、メインスイッチ32aを介して制御部35に電力が供給される。
制御部35は、パルス発生器35a、周波数制御装置35b、パルス幅制御装置35c、設定選択部35d、LCDドライバ35e,35f、および設定記憶部39を有する。
設定記憶部39には、プリセットされた設定名と、周波数およびパルス幅の関係が記憶されている。例えば、F01の設定名に対しては、周波数が1Hz、パルス幅が0.5秒などと記憶されている。また、設定記憶部39には、作動中にスリープスイッチ32dが押された場合に、現在選択されている設定名が記憶される。
設定選択部35dは、前記したダウンスイッチ32b、アップスイッチ32c、およびスリープスイッチ32dが接続され、ダウンスイッチ32b、アップスイッチ32cの操作により、それぞれ降順および昇順で設定記憶部39から設定名およびそれに対応する周波数およびパルス幅を読み出す。
読み出された周波数は、周波数制御装置35bへ出力され、周波数制御装置35bの動作によりパルス発生器35aで発生するパルス信号の周波数が変更される。そして、パルス発生器35aで発生したパルス信号はパルス幅制御装置35cへ出力される。
また、設定選択部35dで設定記憶部39から読み出されたパルス幅は、パルス幅制御装置35cに出力され、パルス幅制御装置35cでパルス幅が変更された上でLCDドライバ35eへ出力される。
LCDドライバ35eは、左右の液晶レンズ21R,21Lに対応して2つ設けられ、それぞれ液晶レンズ21R,21Lの動作電圧に合わせたパルス信号をそれらへ出力する。
一方で、設定選択部35dで読み出された設定名は、LCDドライバ35fへ出力され、LCDドライバ35fにより表示部31で設定名が表示される。
スリープスイッチ32dは、前記したように、視力訓練装置1の作動中に押されると、設定選択部35dが、現在の設定名を設定記憶部39に記憶させ、パルス発生器35a、周波数制御装置35b、パルス幅制御装置35c、設定選択部35d、およびLCDドライバ35e,35fの動作を停止させる。そして、停止状態中に再度スリープスイッチ32dが押された場合には、記憶していた現在の設定を読み出して、停止前の設定で再度作動を開始させる。
【0024】
図6は、視力訓練装置の使用状態を説明する図である。
図6に示すように、フレーム60は、一般的な眼鏡と同様のフレームであるが、レンズは取り付けられていない。フレーム60は、ノーズパッド61の両脇に、着脱クリップ10により挟持される部分として、若干幅広にされた被挟持部62が形成されている。
このようなフレーム60は、視力訓練装置1を使用しないときには、図6に示したファッションレンズ70のように、着脱クリップ10を設けたサングラス用レンズを取り付ければ、ファッション用の眼鏡として使用することもできる。
【0025】
配線コード41は、レンズ20R,20Lとコントローラ30を接続するための十分な長さで形成され、一端は、液晶レンズ21R,21Lの接続端子22に接続されるとともに、他端は、一つのピンジャック41aにまとめられて、ピンジャック41aをコントローラ30に差すことでコントローラ30と接続される。
【0026】
コードクリップ42は、配線コード41をフレーム60に沿わせて固定するためのクリップである。コードクリップ42は、フレーム60に対応する溝42aと、配線コード41に対応する溝42bとを有し、これらの溝42a,42bを覆う形のカバー42cが形成されている。コードクリップ42の形態はこの形に限らず、適宜な変更が可能である。
【0027】
以上のように構成された視力訓練装置1は、以下のようにして使用される。
まず、使用者は、視力訓練装置1を、着脱クリップ10によりフレーム60に取り付ける。そして、配線コード41をコードクリップ42によりフレーム60に沿わせて固定し、ピンジャック41aをコントローラ30へ差し込む。
そして、フレーム60を眼鏡と同様に頭部へ装着して、レンズ20R,20Lを通して外界を見るようにする。
この状態でメインスイッチ32aをオンにすると、初期設定の設定名(例えば「E01」に対応する周波数、パルス幅でパルス信号が液晶レンズ21R,21Lに出力される。液晶レンズ21R,21Lは、TN型の場合には、例えば電圧が印加された場合には透過制限状態となり、電圧が印加されないときには透過状態となる。透過制限状態が半透明であるときには、特に動体視力の訓練に適しているので、使用者は、この作動状態でテニスや野球、サッカー、自動車の運転などの練習をすると、ボールが全体的には断続的に見えるとともに、透過制限状態においても光が散乱されず(濁らず)半透明であることから、ボールを見失うことなく練習ができる
液晶レンズ21R,21Lがポリマー型である場合には、電圧が印加された場合に透過状態となり、電圧が印加されない場合に透過制限状態となる。この場合、透過制限状態は紙と同様に乳白色であるから、使用者は、近くの紙と遠くの景色とを交互に見るかのようになり、毛様体筋のトレーニングを自然と行うことができる。
使用者は、視力やトレーニングのレベルに応じ、ダウンスイッチ32bとアップスイッチ32cを操作し、透過状態と透過制限状態の切替えの周波数および透過制限状態の時間割合を変更する。
【0028】
トレーニングを中断するときには、スリープスイッチ32dを押すことで、その時の設定名が設定記憶部39に記憶されるとともに、パルス信号の出力や、表示部31の表示が停止する。使用者は、レンズ20R,20Lをフレーム60に対し回動させて上に上げることで、視力訓練装置1を被装着状態にできるので、通常の視界を得ることができる。
また、トレーニングを再開するときには、レンズ20R,20Lを回動させて下げることで視力訓練装置を装着状態にする。そして、スリープスイッチ32dを押すことで、視力訓練装置の作動を再開し、停止時と同様の作動状態に戻すことができる。このようにして、使用者はトレーニングの中断後もスムーズに再開に入ることができる。
【0029】
また、以上はフレーム60を使用して視力訓練装置1を使用する場合について説明したが、普段眼鏡を使用している人は、眼鏡のレンズまたはそのフレームに着脱クリップ10を挟持させて視力訓練装置1を取り付けることで、普段の眼鏡を通してトレーニングをすることができる。トレーニングを中断するときに、レンズ20R,20Lを眼鏡(フレームに相当する)に対し回動させることで、非装着状態とし、逆に回動させて装着状態として再開が容易であるのも前記したフレーム60を使用した場合と同様である。
【0030】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限らず適宜変更して実施することが可能である。
例えば、前記したTN型の液晶レンズ21R,21Lの透過制限状態における濃度(光の透過率)は可変であるのが望ましい。このように光の透過率を可変とすることで、周りの明るさなどのトレーニング環境や、使用者のレベルに応じたトレーニングが可能となる。液晶レンズ21R,21Lの透過率を可変とするためには、印加する電圧を可変としたり、液晶レンズ21R,21Lに使用されている偏向フィルタの角度を機械的に回動させて可変としたりすることができる。
【0031】
また、設定記憶部39が、電力を必要とせずにデータを保持可能な不揮発性メモリであれば、メインスイッチ32aをオフにしたときに、設定記憶部39に現在の設定を記憶させることでスリープスイッチ32dを省略してメインスイッチ32aに代えることもできる。
また、レンズ20R,20Lは2つに限られず、少なくとも1つあればよい。
【符号の説明】
【0032】
1 視力訓練装置
10 着脱クリップ
20R,20L レンズ
21R,21L 液晶レンズ
30 コントローラ
31 表示部
32d スリープスイッチ
35d 設定選択部
39 設定記憶部
41 配線コード
42 コードクリップ
60 フレーム
70 ファッションレンズ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者が外界を見るために使用され、光の透過状態と透過制限状態とを周期的に切り替え可能な少なくとも1つのレンズと、
前記レンズに接続され、前記レンズの透過状態と透過制限状態を切り替えるためのパルス信号を発生するコントローラと、
を備え、
前記レンズは、TN型のLCDからなり、前記透過制限状態において半透明であることを特徴とする視力訓練装置。
【請求項2】
前記レンズは、前記透過制限状態において、光の透過率が5〜50%であることを特徴とする請求項1に記載の視力訓練装置。
【請求項3】
前記透過制限状態における前記レンズの光の透過率を可変に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の視力訓練装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−51812(P2010−51812A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−212371(P2009−212371)
【出願日】平成21年9月14日(2009.9.14)
【分割の表示】特願2004−170518(P2004−170518)の分割
【原出願日】平成16年6月8日(2004.6.8)
【出願人】(300090972)
【Fターム(参考)】