説明

視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法

【課題】主に建物内において主に白杖を使用している視覚障害者の誘導が可能であり、かつ、健常者や車イス使用者にとっても歩行、通行のし易い視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法を提供する。
【解決手段】熱可塑性合成樹脂シート1を真空成形、または、圧空成形して、表面側に膨出部8を有する誘導用床タイル及び警告用床タイルの表層部をなす形状とし、膨出部8の背面側である凹部に経時的に固化する液状合成樹脂材9を充填し、この液状合成樹脂材9を固化させ、熱可塑性合成樹脂シート1が表層部をなし、膨出部8内が固化された液状合成樹脂材9により充填された誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に屋内において視覚障害者を誘導する視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
本件出願人は、先に、特願2010−125382において、視覚障害者を誘導する視覚障害者誘導用床システムを提案している。この視覚障害者誘導用床システムは、特許文献1に記載されているように、主に建物内において、主に白杖を使用している視覚障害者の誘導が可能であり、かつ、健常者や車イス使用者にとっても歩行、通行のし易い視覚障害者誘導用床システムを提供するものである。
【0003】
この視覚障害者誘導用床システムにおいては、図3に示すように、床面上に視覚障害者により他の領域102と区別され得る視覚障害者誘導領域101を敷設して誘導経路を構成する。誘導経路は、分岐点に、警告パターンが形成された視覚障害者警告領域103を有している。警告パターンは、互いの高低差が3mm以内であって、かつ、視覚障害者誘導領域1の他の領域2の表面に対する高低差が3mm以内である凹部及び凸部からなり、これら凹部及び凸部のいずれか一方は、網目状パターンをなし、他方は、ドット状パターンをなしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−012538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前述した視覚障害者誘導用床システムを構成するためには、視覚障害者誘導領域101を構成する誘導用床タイルが必要である。また、視覚障害者警告領域103を構成するため、警告パターンを有する警告用床タイルが必要である。
【0006】
しかしながら、このような誘導用床タイルや警告用床タイルは、本件出願人が提案した新規なものであり、その製造方法が提案されていない。これら誘導用床タイルや警告用床タイルは、床上に設置され、歩行者がこの上を歩くとともに、白杖の先端部が摺接される状態に置かれるため、十分な耐久性が要求される。
【0007】
したがって、このような十分な耐久性を有する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法を提案する必要がある。また、製造が容易であって、低コストで誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造することができる製造方法の提案が望まれている。
【0008】
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであって、視覚障害者誘導用床システムを構成するため、十分な耐久性を有する誘導用床タイル及び警告用床タイルを、容易、かつ、低コストで製造することができる製造方法を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明においては、白杖による検出が可能でかつ限りなくフラットに近い凸部を有する誘導用床タイル及び警告用床タイルを、容易、かつ、低コストで製造することを可能とするため、以下の構成のいずれか一を備えるものである。
【0010】
〔構成1〕
床面上に視覚障害者により他の領域と区別され得る視覚障害者誘導領域を敷設し視覚障害者誘導領域により誘導経路を構成して視覚障害者を誘導する視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造する方法であって、熱可塑性合成樹脂シートを真空成形、または、圧空成形することにより、表面側に膨出部を有する誘導用床タイル及び警告用床タイルの表層部をなす形状とし、膨出部の背面側である凹部に経時的に固化する液状合成樹脂材を充填し、液状合成樹脂材を固化させ、熱可塑性合成樹脂シートが表層部をなし膨出部内が固化された液状合成樹脂材により充填された誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造することを特徴とするものである。
【0011】
〔構成2〕
構成1を有する視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法において、膨出部は、高さが3mm以内であることを特徴とするものである。
【0012】
〔構成3〕
構成1を有する視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法において、膨出部は、高さが1.5mm以内であることを特徴とするものである。
【0013】
〔構成4〕
構成1乃至構成3のいずれか一を有する視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法において、熱可塑性合成樹脂シートは、透明材料、または、半透明材料からなり、熱可塑性合成樹脂シートの裏面に装飾処理を施した後に、真空成形、または、圧空成形を行うことを特徴とするものである。
【0014】
〔構成5〕
構成1乃至構成3のいずれか一を有する視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法において、熱可塑性合成樹脂シートは、透明材料、または、半透明材料からなり、液状合成樹脂材は、所望の色に着色しておくことを特徴とするものである。
【0015】
〔構成6〕
構成1乃至構成5のいずれか一を有する視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法において、熱可塑性合成樹脂シートは、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネイト、塩化ビニル、ポリエステル、ポリスチロール、ポリプロピレンのいずれかからなり、厚さが、0.5mm乃至3mmであることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法においては、構成1を有することにより、熱可塑性合成樹脂シートを真空成形、または、圧空成形し、凹部に液状合成樹脂材を充填し、液状合成樹脂材を固化させ、熱可塑性合成樹脂シートが表層部をなし凸部内が固化された液状合成樹脂材により充填された誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造するので、容易、かつ、低コストで、十分な耐久性を有する誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造することができる。
【0017】
また、構成2を有することにより、膨出部は、高さが3mm以内であるので、視覚障害者誘導用床システムを良好に構成できる誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造することができる。
【0018】
構成3を有することにより、熱可塑性合成樹脂シートは、透明材料または半透明材料からなり、熱可塑性合成樹脂シートの裏面に装飾処理を施した後に、真空成形、または、圧空成形を行うので、意匠性や識別性に優れ、かつ、装飾処理が摩擦により傷損することがない誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造することができる。
【0019】
構成4を有することにより、熱可塑性合成樹脂シートは、透明材料または半透明材料からなり、液状合成樹脂材は、所望の色に着色しておくので、意匠性や識別性に優れ、かつ、着色処理が摩擦により傷損することがない誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造することができる。
【0020】
すなわち、本発明は、視覚障害者誘導用床システムを構成するため、十分な耐久性を有する誘導用床タイル及び警告用床タイルを、容易、かつ、低コストで製造することができる製造方法を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に係る視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法の手順を示す側面図である。
【図2】本発明に係る視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法の手順を示す側面図である。
【図3】本発明に係る製造方法により製造される視覚障害者誘導用床システムの構成を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0023】
本発明は、本件出願人が特願2010−125382において提案した視覚障害者誘導用床システムにおける視覚障害者誘導領域を構成するために使用される誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造するための製造方法に係るものである。
【0024】
この視覚障害者誘導用床システムにおける誘導用床タイル及び警告用床タイルは、それぞれ表面上に誘導パターン及び警告パターンが形成され、床面上に設置される薄板状の部材である。
【0025】
誘導パターン及び警告パターンは、互いの高低差が3mm以内であって、かつ、視覚障害者誘導領域の他の領域の表面に対する高低差が3mm以内である凹部及び凸部からなる。
【0026】
誘導パターンにおいては、凹部及び凸部が、視覚障害者を誘導しようとする方向の線状パターンをなしている。警告パターンにおいては、凹部及び凸部のいずれか一方は、網目状パターンをなし、他方は、ドット状パターンをなしている。
【0027】
警告パターン及び誘導パターンは、白杖によって認識することができ、白杖を使用している視覚障害者に警告及び誘導方向を伝えることが可能なものである。
【0028】
誘導パターン及び誘導パターンの凸部は、従来のJIS9251に規定されている突起の高さよりも低いものである。凸部の高さは、3.1〜3.3mmにしても足裏で検知可能であることから、その上を歩行する際には、下肢のバランスを保持するために身体に負担がかかり、躓きの原因となりうる。また、車椅子使用者にはこの突起を越えるために大きな負担を強いられる。ベビーカー利用者にとっては、移動のしづらさや赤ちゃんへの振動の影響が大きい。杖使用者にとっては、歩行バランスを崩す恐れがある。
【0029】
したがって、凸部の高さを3mm以下にすれば、足裏での検知が不可能となり、その上を歩行する際の身体への負担がなくなり、躓きの原因とならない。また、車椅子使用者は、この凸部を越えるための負担がない。ベビーカー利用者にとっても、移動のしづらさや赤ちゃんへの振動の影響がなくなる。杖使用者にとっても、歩行バランスを崩す恐れがない。
【0030】
警告パターンの形状は、凹部及び凸部のいずれか一方が網目状パターンをなし、他方がドット状パターンをなすものであり、典型的には、凸部をドット状パターンとし、このドットの間を埋める網目状パターンを凹部としたものである。警告パターンのドット状パターンにおけるドットの配列は、任意のドットとこのドットに最も近い隣接するドットとを結ぶ線が、視覚障害者を誘導しようとする方向に対して平行、または、直交している平行格子配列でもよいし、視覚障害者を誘導しようとする方向に対して傾斜している千鳥配列としてもよい。
【0031】
なお、警告パターンのドット状パターンにおけるドットの配列を千鳥配列とした場合には、凹部及び凸部は、互いの高低差を1mm以上1.5mm以内、かつ、視覚障害者誘導領域の他の領域の表面に対する高低差を1mm以上1.5mm以内としてもよい。
【0032】
警告パターンにおいては、ドット状パターンを形成する各ドットの面積の合計は、視覚障害者警告領域の面積の5%以上であることが望ましい。また、ドット状パターンを形成する各ドットの面積の合計は、視覚障害者警告領域の面積の5%以上60%未満であることが望ましい。
【0033】
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明に係る視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法の手順を示す側面図である。
【0034】
本発明に係る視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法は、図1中の(a)に示すように、まず、熱可塑性合成樹脂シート1を、真空成形、または、圧空成形する。真空成形は、フレーム2内に成形型3が設置された成形装置を用いて行う。成形型3には、誘導用床タイル及び警告用床タイルにおける凸部に対応する形状の凹部4が形成されている。また、成形型3には、多数の脱気用の孔6が形成されている。フレーム2には、図示しない真空ポンプ等の真空発生源に接続された開閉弁5が設けられている。
【0035】
熱可塑性合成樹脂シート1をなす材料としては、PET(ポリエチレンテレフタレート(Polyethyleneterephthalate))、PC(ポリカーボネイト(Polycarbonate))、塩化ビニルの他、ポリエステル、ポリスチロール、ポリプロピレンなどを用いることができる。熱可塑性合成樹脂シート1の厚さは、例えば、0.5mm乃至3mm程度であるが、耐久性を向上させるためには、真空成形が可能な範囲で、なるべく厚いほうが好ましい。
【0036】
熱可塑性合成樹脂シート1をヒータ7によって加熱させて軟化させ、成形型3上に載置した後、真空発生源により、熱可塑性合成樹脂シート1と成形型3との間の空気を抜く。すると、図1中の(b)に示すように、熱可塑性合成樹脂シート1は、大気圧によって成形型3に吸着される。
【0037】
その後、熱可塑性合成樹脂シート1を冷却し、図1中の(c)に示すように、成形型3から取り出す。このとき、熱可塑性合成樹脂シート1は、表面側に凸部を有する誘導用床タイル及び警告用床タイルの表層部をなす形状となっている。すなわち、熱可塑性合成樹脂シート1には、誘導用床タイル及び警告用床タイルの凸部となる膨出部8が形成されている。この膨出部8は、高さが3mm以内、または、1.5mm以内となっている。
【0038】
次に、図2中の(a)に示すように、膨出部8の背面側である凹部に、経時的に固化する液状合成樹脂材9を充填する。液状合成樹脂材9としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、硬質ウレタン樹脂など、常温で流し込みが可能な材料を用いることができる。液状合成樹脂材9としては、当初は液体であり、時間の経過とともに、または、加熱することや紫外線を照射すること等により固化する合成樹脂材が好ましく、エポキシ樹脂などの他には、例えば、アクリルモノマ・重合開始剤混合物や、アクリル系紫外線硬化型樹脂などを用いることができる。
【0039】
そして、液状合成樹脂材9を固化させることにより、熱可塑性合成樹脂シート1が表層部をなし、膨出部8内が固化された液状合成樹脂材9により充填された誘導用床タイル及び警告用床タイルが製造される。
【0040】
なお、液状合成樹脂材9に代えて、柔らかい発泡素材を用いることもできる。発泡素材は、打ち抜き成形して、充填部材として使用することができる。
【0041】
さらに、図2中の(b)に示すように、液状合成樹脂材9を充填した側より、熱可塑性合成樹脂シート1に両面粘着シート10を貼着する。この両面粘着シート10は、基材を有しており、一面側が熱可塑性合成樹脂シート1に貼着されることにより、固化した液状合成樹脂材9が熱可塑性合成樹脂シート1から外れることを防止する。また、両面粘着シート10の他面側は、誘導用床タイル及び警告用床タイルを設置する床面に貼着される。
【0042】
このように、本発明に係る製造方法においては、金型を使用することなく、1枚だけの製作も可能であり、容易、かつ、低コストで誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造することができる。また、多数を製造する場合には、充填材として射出成形品などを使用することにより、さらにコストダウンを図ることができる。
【0043】
一般に、誘導用床タイル及び警告用床タイルのような成型品は、高額な金型を含む大型のラインによって製造されるので、初期費用が大きくなり、小量生産には向かない。しかし、本発明に係る製造方法においては、高額な初期費用をかけることなく、製造することができる。
【0044】
〔第2の実施の形態〕
本発明に係る製造方法においては、熱可塑性合成樹脂シート1を、透明材料、または、半透明材料により形成しておき、この熱可塑性合成樹脂シート1の裏面(液状合成樹脂材9を充填する側)に装飾処理を施した後に、真空成形、または、圧空成形を行うようにしてもよい。
【0045】
装飾処理としては、例えば、着色したポリエチレンシートなどを、熱可塑性合成樹脂シート1の裏面にラミネートすることができる。この装飾処理により、意匠目的などにより、誘導用床タイル及び警告用床タイルを自由に着色することが可能となり、高い意匠性を有する誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造することができる。
【0046】
そして、装飾処理は、誘導用床タイル及び警告用床タイルの表面側の擦過によって傷損を被ることがない。
【0047】
また、熱可塑性合成樹脂シート1を透明材料、または、半透明材料により形成しておき、液状合成樹脂材9を、所望の色に着色しておくことによっても、誘導用床タイル及び警告用床タイルを自由に着色することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は、主に屋内において視覚障害者を誘導する視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法に適用される。
【符号の説明】
【0049】
1 熱可塑性合成樹脂シート
3 成形型
8 膨出部
9 液状合成樹脂材
101 視覚障害者誘導領域
102 その他の領域
103 視覚障害者警告領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面上に視覚障害者により他の領域と区別され得る視覚障害者誘導領域を敷設し、この視覚障害者誘導領域により誘導経路を構成して、視覚障害者を誘導する視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造する方法であって、
熱可塑性合成樹脂シートを真空成形、または、圧空成形することにより、表面側に膨出部を有する前記前記誘導用床タイル及び前記警告用床タイルの表層部をなす形状とし、
前記膨出部の背面側である凹部に、経時的に固化する液状合成樹脂材を充填し、
前記液状合成樹脂材を固化させ、
前記熱可塑性合成樹脂シートが表層部をなし、前記膨出部内が固化された前記液状合成樹脂材により充填された誘導用床タイル及び警告用床タイルを製造する
ことを特徴とする視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法。
【請求項2】
前記膨出部は、高さが3mm以内である
ことを特徴とする請求項1記載の視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法。
【請求項3】
前記膨出部は、高さが1.5mm以内である
ことを特徴とする請求項1記載の視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法。
【請求項4】
前記熱可塑性合成樹脂シートは、透明材料、または、半透明材料からなり、
前記熱可塑性合成樹脂シートの裏面に装飾処理を施した後に、真空成形、または、圧空成形を行う
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法。
【請求項5】
前記熱可塑性合成樹脂シートは、透明材料、または、半透明材料からなり、
前記液状合成樹脂材は、所望の色に着色しておく
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法。
【請求項6】
前記熱可塑性合成樹脂シートは、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネイト、塩化ビニル、ポリエステル、ポリスチロール、ポリプロピレンのいずれかからなり、厚さが、0.5mm乃至3mmである
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の視覚障害者誘導用床システムを構成する誘導用床タイル及び警告用床タイルの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−184647(P2012−184647A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−282419(P2011−282419)
【出願日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【出願人】(509156701)株式会社クワハタデザインオフィス (3)
【Fターム(参考)】