説明

観光情報案内装置

【課題】 観光情報案内装置によって旅行先で旅行者が観光情報を母国語で得ることができる。
【解決手段】 各観光地に関する画像データを複数の言語からなる観光案内用の文字列データと関連付けて記憶する観光地情報記憶部141と、観光情報の表示等の各種指示を入力するための操作画面を表示するモニタ11と、モニタ11の操作画面を介して言語の選択を受け付ける言語受付部131と、観光地の選択を受け付ける観光地受付部132と、観光地受付部132で選択された観光地に関する画像を言語受付部131で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記してモニタ11に表示させる表示制御部135とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、観光地に関する画像を観光案内用の文字列と併記してモニタに表示させる観光情報案内装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、外国人旅行者は自国でガイドブックを事前に購入し、旅行先での有名な観光名所、ホテル、レストラン等の観光情報を調べ、現地ではそのガイドブックに掲載されている目的地への地図や交通案内を参考にしながら、目的地に向かう場合が多い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、外国で購入したガイドブックには目的地への地図や交通案内は外国語で記述されており、日本語ではないので、目的地に向かう際に現地のタクシーの運転手等に提示しても、なかなか目的地に到着できないことが多い。一方、日本のホテル等で配布されている観光客用の観光案内チラシは日本語で記述されているため、外国人の旅行者が見ても容易に理解できないことがある。このような問題は、日本人が外国に旅行した場合にも同様に発生する。
【0004】
さらに、ガイドブック又は観光案内チラシは、目的地一つ一つの情報量が限られ、詳細な観光情報を得ることができない。また、ガイドブック又は観光案内チラシでは、情報が更新された場合には印刷し直す必要があり、それまで使用されていたガイドブック又は観光案内チラシは廃棄されるため、資源の無駄となるという問題点があった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので,旅行先で旅行者が観光情報を母国語で得ることができる観光情報案内装置を提供することを目的とする。また、交通案内等の観光情報を旅行者の母国語及び現地語で表記した観光案内プリントを出力する観光情報案内装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る観光情報案内装置は、各観光地に関する画像データを複数の言語からなる観光案内用の文字列データと関連付けて記憶する観光地情報記憶手段と、装置本体に設けられたモニタと、前記装置本体に設けられ、観光地の選択を受け付ける観光地受付手段と、前記装置本体に設けられ、言語の選択を受け付ける言語受付手段と、前記観光地受付手段で選択された観光地に関する画像を前記言語受付手段で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記して前記モニタに表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、観光地受付手段で選択された観光地に関する画像が前記言語受付手段で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記してモニタに表示されるため、例えば、旅行者の母国語で観光案内用の文字列が表示されることによって、観光情報の理解が容易となる。従って、旅行者の母国語の種類に関わらず観光情報案内サービスが有効利用され得る。また、観光地情報をデータとして保持しているため、観光情報の更新が容易となる。
【0008】
請求項2に係る観光情報案内装置は、請求項1記載の観光情報案内装置において、前記表示制御手段は、複数の観光地に対して、各観光地に関する画像を前記言語受付手段で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記して前記モニタに一覧表示させることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、複数の観光地に対して、各観光地に関する画像が言語受付手段で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記してモニタに一覧表示されるため、複数の観光地についての観光情報の閲覧が効率的に行なわれる。
【0010】
請求項3に係る観光情報案内装置は、請求項1又は2記載の観光情報案内装置において、前記観光地に関する画像データに対応付けて、観光地の種類を特定するための種類情報を記憶する種類情報記憶手段と、装置本体に設けられた観光地の種類の選択を受け付ける種類受付手段と、前記種類受付手段で選択された観光地の種類に対応する観光地に関する画像データを前記観光地情報記憶手段の記憶内容から検索する検索手段とを備え、前記表示制御手段は、前記検索手段によって検索された観光地に関する画像を前記言語受付手段で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記して前記モニタに一覧表示させることを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、種類受付手段によって観光地の種類の選択が受け付けられると、選択された観光地の種類に対応する観光地に関する画像データが観光地情報記憶手段の記憶内容から検索手段によって検索され、検索手段によって検索された観光地に関する画像が言語受付手段で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記してモニタに一覧表示されるため、旅行者の目的に応じた観光情報の取得が可能となる。
【0012】
請求項4に係る観光情報案内装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の観光情報案内装置において、画像を記録紙にプリントして出力するプリンタと、装置本体に設けられ、前記モニタに表示された観光地に関する画像及び当該画像に併記された観光案内用の文字列をプリントさせる指示を外部から受け付けるプリント指示受付手段と、プリント指示を受け付けた観光地に関する画像及び当該画像に併記された観光案内用の文字列を前記プリンタにプリントさせるプリント制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、プリント指示を受け付けた観光地に関する画像及び当該画像に併記された観光案内用の文字列がプリンタによってプリントされるため、旅行先で旅行者の母国語で観光情報が記載された観光案内用のプリントの取得が可能となる。これにより、ガイドブックを準備していなくても、持ち運びが簡易な観光案内用のプリントを現地で得ることができ、手荷物の少ない快適な旅行が実現される。また、旅行者にとって必要な観光情報のみプリントするため、ガイドブック又は観光案内チラシのように情報変更の際の廃棄処分が不要となり、紙のロスが軽減される。
【0014】
請求項5に係る観光情報案内装置は、請求項4記載の観光情報案内装置において、装置本体に設けられ、複数の言語から本装置の設置場所で使用されている現地語の選択を受け付ける現地語受付手段を備え、前記プリント制御手段は、前記言語受付手段で指定された言語及び前記現地語受付手段で指定された現地語で観光案内用の文字列データをプリントデータに含ませることを特徴とする。
【0015】
上記構成によれば、言語受付手段で指定された言語及び現地語受付手段で指定された現地語で観光案内用の文字列データが印刷されるため、旅行者だけでなく現地の人による観光情報の理解も容易となる。
【0016】
請求項6に係る観光情報案内装置は、請求項5記載の観光情報案内装置において、前記観光地情報記憶手段は、各観光地毎に当該観光地を目的地として指定するメッセージの文字列データを記憶するものであって、前記プリント制御手段は、前記メッセージの文字列データをプリントデータに含ませることを特徴とする。
【0017】
上記構成によれば、プリント指定された観光地を目的地として指定するメッセージの文字列データが印刷されるため、タクシーの運転手等、現地の人に観光案内用のプリントを提示することによって目的地を伝えることができ、目的地へのアクセスが容易となる。
【0018】
請求項7に係る観光情報案内装置は、請求項5記載の観光情報案内装置において、前記観光地情報記憶手段は、各観光地毎に当該観光地で提供されるサービスの割引券の割引内容を表す文字列データを記憶するものであって、前記プリント制御手段は、前記割引券の割引内容を表す文字列データ及び/又は画像データをプリントデータに含ませることを特徴とする。
【0019】
上記構成によれば、観光地で提供されるサービスの割引券の割引内容を表す文字列データ及び/又は画像データが印刷されるため、観光地での従業員等に観光案内用のプリントを提示することによってサービスの割引等が利用可能となる。
【0020】
請求項8に係る観光情報案内装置は、請求項4〜7のいずれかに記載の観光情報案内装置において、前記観光地情報記憶手段は、各観光地毎に周辺地図の画像データを記憶するものであって、前記プリント制御手段は、前記周辺地図の画像データをプリントデータに含ませることを特徴とする。
【0021】
上記構成によれば、観光地の周辺地図の画像データが印刷されるため、目的地へのアクセスがより一層容易となる。
【0022】
請求項9に係る観光情報案内装置は、請求項8記載の観光情報案内装置において、本装置の設置場所の位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、前記プリント制御手段は、前記本装置の設置場所の位置情報を含む前記周辺地図の画像データをプリントデータに含ませることを特徴とする。
【0023】
上記構成によれば、位置情報取得手段によって本装置の設置場所の位置情報が取得され、本装置の設置場所の位置情報を含む観光地の周辺地図の画像データが印刷されるため、目的地への道順等が確認可能となり、目的地へのアクセスがより一層容易となる。
【発明の効果】
【0024】
請求項1に係る観光情報案内装置によれば、観光地に関する画像をユーザによって指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記してモニタに表示するので、例えば、旅行者の母国語で観光案内用の文字列を表示することによって、観光情報の理解が容易となる。これにより旅行者の母国語の種類に関わらず観光情報案内サービスを利用することができる。また、観光地情報をデータとして保持しているため、観光情報の更新を容易に行なうことができる。
【0025】
請求項2に係る観光情報案内装置によれば、複数の観光地に対して、各観光地に関する画像が言語受付手段で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記してモニタに一覧表示するので、複数の観光地についての観光情報の閲覧を効率的に行なうことができる。
【0026】
請求項3に係る観光情報案内装置によれば、選択された観光地の種類に対応する観光地に関する画像データを観光地情報記憶手段の記憶内容から検索し、言語受付手段で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記してモニタに一覧表示するので、旅行者の目的に応じた観光情報の取得が可能となる。
【0027】
請求項4に係る観光情報案内装置によれば、プリント指示を受け付けた観光地に関する画像及び当該画像に併記された観光案内用の文字列をプリンタにプリントさせるので、旅行先で旅行者の母国語で観光情報が記載された観光案内用のプリントの取得が可能となる。これにより、ガイドブックを準備していなくても、持ち運びが簡易な観光案内用のプリントを現地で得ることができ、手荷物の少ない快適な旅行を実現することができる。また、旅行者にとって必要な観光情報のみプリントするため、ガイドブック又は観光案内チラシのように情報変更の際の廃棄処分が不要となり、紙のロスを軽減することができる。
【0028】
請求項5に係る観光情報案内装置によれば、観光案内用のプリントに観光案内用の文字列データを現地語及び指定された言語で印刷するので、旅行者だけでなく現地の人による観光情報の理解も容易となる。
【0029】
請求項6に係る観光情報案内装置によれば、観光案内用のプリントにプリント指定された観光地を目的地として指定するメッセージの文字列データを印刷するので、タクシーの運転手等、現地の人に観光案内用のプリントを提示することによって目的地を伝えることができ、目的地へのアクセスが容易となる。
【0030】
請求項7に係る観光情報案内装置によれば、観光案内用のプリントに観光地で提供されるサービスの割引券の割引内容を表す文字列データ及び/又は画像データを印刷するので、観光地での従業員等に観光案内用のプリントを提示することによってサービスの割引等を受けることができる。
【0031】
請求項8に係る観光情報案内装置によれば、観光案内用のプリントに観光地の周辺地図の画像データを印刷するので、地図を利用して目的地により一層容易にアクセスすることができる。
【0032】
請求項9に係る観光情報案内装置によれば、観光案内用のプリントに本装置の設置場所の位置情報を含む観光地の周辺地図の画像データを印刷するので、目的地への道順等を確認し、目的地により一層容易にアクセスすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
図1は本発明に係る写真処理装置の外観斜視図の一例を示すものである。写真処理装置は、受付装置1、プリント装置2を備える。受付装置1は、観光情報を表示すると共に、観光情報のプリント処理を行う際の各種指示を入力するための操作画面を表示するモニタ11と、CD−R/RW(CD Recordable/Rewritable)、スマートメディア(登録商標)等の小型メモリーカード等の複数種類のメディアが挿入、取り出し可能に構成され、各メディアに格納される画像データの取り込みを行う画像取込部12とを備える。モニタ11は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面を表示するとともに、ユーザが当該部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作キーを表示する。
【0034】
プリント装置2は、モニタ11に表示される観光地情報や画像取込部12を介してメディアから取り込まれた画像データのプリント出力を行う熱転写型プリンタ23(以下、「プリンタ」という)を内蔵する。プリント装置2は、筐体の前面にプリント注文に対する料金の支払いを受け付けるための金銭投入口21と、プリンタ23によって出力された観光案内プリントを取り出すための取出口22とを備える。
【0035】
図2は写真処理装置の構成を示すブロック図である。制御部13は、写真処理装置全体の動作を制御するものである。制御部13は、CPU(Central Processing Unit)(図示省略)と、処理途中のデータを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)(図示省略)と、写真処理装置の各種動作を制御するプログラム、各種画像を構成する画面データ等を予め記憶するROM(Read Only Memory)(図示省略)とを備える。
【0036】
HDD14は、観光地情報、即ち、各観光地に関する画像データを複数の言語からなる観光案内用の文字列データと関連付けて記憶する観光地情報記憶部141と、モニタ11への観光地情報の表示及び観光地情報のプリント処理に関する管理情報を観光地毎に記憶する管理情報記憶部142と、観光地情報の案内画面に表示される操作案内用の文字列データ(以下、操作案内情報ともいう)を記憶する操作案内情報記憶部143と、後述する言語受付部131によって選択された言語情報を記憶する言語記憶部144と、観光地情報のカテゴリー検索の際に検索対象として選択された、ホテル、観光名所等の観光地の種類を示すカテゴリー情報を記憶するカテゴリー記憶部145と、プリント注文に対する課金金額を算出するために使用される料金情報としてプリント単価情報を記憶すると共に、プリント単価とプリント枚数から算出された課金金額情報を記憶する料金情報記憶部146と、本装置の設置場所を示す位置情報を記憶する位置情報記憶部147とを備える。
【0037】
言語記憶部144は、本装置の設置場所で使用されている現地語を示す現地語情報を記憶する第1言語記憶部144aと、モニタ11に表示される観光地情報の案内画面又はプリンタ23によって出力される観光案内プリントの表示言語を示す表示言語情報を記憶する第2言語記憶部144bとを備える。
【0038】
図3(a)は管理情報記憶部142に記憶されている管理情報のデータ構成図の一例であり、図3(b)はその具体例を示す図である。管理情報は、観光地情報を登録した登録日及び観光地情報の表示を終了する終了日を示す登録日/終了日データと、観光名所、レストラン、ホテル等、観光地の種類を特定するカテゴリーIDと、表示用の観光地名称の識別情報である表示用観光地名ID及び観光地を撮影した写真画像のサムネイル画像のファイル名とを含む。
【0039】
また、管理情報は、プリント用の観光地名称の識別情報であるプリント用観光地名ID及びその座標と、観光地の写真画像のファイル名及びその座標と、観光地の案内文章の識別情報である案内文章ID及びその座標と、観光地の周辺地図の画像のファイル名、その座標及び周辺地図の地域範囲を特定する緯度及び経度からなる地域情報と、観光地を目的地として指定するメッセージの識別情報である行き先指定メッセージID及びその座標と、観光地の住所、電話等の連絡先を特定する文字列の識別情報である連絡先ID及びその座標と、観光地で提供されるサービスの割引券の画像のファイル名及びその座標と、割引券に含まれる割引内容等を表す文字列の識別情報である割引券の文字列ID及びその座標と、1箇所の観光地情報に対するプリント指定枚数が2枚以上である場合に、複数プリントの有無及び2枚目以降のプリントデータの情報位置を示す複数プリント情報とを含む(以下、文字列に関するIDを総称して「文字列ID」という)。
【0040】
図4は、観光地情報記憶部141に記憶されている観光地情報のデータ構成図の一例である。観光地情報記憶部141は、観光地毎に複数の観光地情報フォルダを記憶するものである。各観光地情報フォルダには、各言語毎に複数の言語フォルダが含まれており、各言語フォルダには、文字情報ファイル、観光地のサムネイル画像のファイル、観光地の写真画像のファイル、観光地の周辺地図画像のファイル及び割引券の画像のファイルが含まれている。文字情報ファイルには、当該言語ファイルに対応した言語の文字列であって、表示用観光地名、プリント用観光地名、案内文章、行き先指定メッセージ、連絡先及び割引券の割引内容を表す文字列が含まれる。観光地のサムネイル画像のファイル、観光地の写真画像のファイル、観光地の周辺地図画像のファイル及び割引券の画像のファイルには、観光地のサムネイル画像、観光地の写真画像、当該言語ファイルに対応した言語の文字列からなる地名及び観光地の位置を特定するマークを含む観光地の周辺地図画像、及び割引券の画像の各画像データが含まれている。
【0041】
図5は、観光地、例えば「〜〜海岸」の観光地情報フォルダに含まれる文字情報ファイルのデータ構成図の一例あって、(a)は英語フォルダに含まれる文字情報ファイルであって、(b)は日本語フォルダに含まれる文字情報ファイルである。各文字情報ファイルには、表示用観光地名ID、プリント用観光地名ID、案内文章ID、行き先指定メッセージID、連絡先ID及び割引券の文字列IDに対応する各言語の文字列データが含まれている。
【0042】
図6は操作案内情報記憶部143に記憶されている案内画面フォルダのデータ構成図の一例である。案内画面フォルダは、観光地情報の各案内画面における操作案内情報を有する複数の案内画面フォルダA,B・・から構成されている。各案内画面フォルダは、各国言語の操作案内用の文字列データを含む複数の言語ファイル及び操作案内用の文字列のモニタ11上での配置等の関連情報を含む関連情報ファイルから構成されている。
【0043】
制御部13は、受付処理部130、言語受付部131、カテゴリー受付部133、検索部134、表示制御部135、位置情報取得部136、フラグ設定部137、プリント制御部138、画像作成部139及び料金算出部140を備える。受付処理部130は、モニタ11の操作画面を介して入力される各種指示に対する受付処理を行うものである。言語受付部131は、モニタ11の操作画面を介して現地語の選択を受け付けると、選択された現地語情報を第1言語記憶部144aに記憶するものである。言語受付部131は、モニタ11の操作画面を介して表示言語の選択を受け付けると、選択された表示言語情報を第2言語記憶部144bに記憶するものである。観光地受付部132は、モニタ11の操作画面を介して観光地の選択を受け付けるものである。
【0044】
カテゴリー受付部133は、観光地情報のカテゴリー検索の際に、モニタ11の操作画面を介して入力された検索対象の観光地のカテゴリー(種類)の選択を受け付け、選択されたカテゴリー情報をカテゴリー記憶部145に記憶するものである。検索部134は、カテゴリー記憶部145に記憶されているカテゴリー情報に基づき、管理情報記憶部142に記憶されている管理情報の中から当該カテゴリー情報に対応するカテゴリーIDを有する管理情報を検索し、検索結果として得られた管理情報に含まれる表示用観光地名ID及び観光地のサムネイル画像のファイル名に基づき、当該カテゴリーに該当する観光地名及び観光地のサムネイル画像を検出するものである。
【0045】
表示制御部135は、複数の観光地のサムネイル画像をそれぞれ言語受付部131で指定された表示言語からなる観光地名の文字列と併記してモニタ11に一覧表示させ、観光地の選択が観光地受付部132により受け付けられた場合、選択された観光地の写真画像を言語受付部131で指定された表示言語からなる観光地名及び案内文章の文字列と共にモニタ11に表示させるものである。更に、表示制御部135は、観光地情報のカテゴリー検索が行なわれた場合、検索部134により検索結果、即ち、選択されたカテゴリーに該当する観光地のサムネイル画像及び表示言語からなる観光地名の文字列をモニタ11に一覧表示するものである。また、表示制御部135は、操作案内用の文字列データを言語受付部131で指定された表示言語でモニタ11に表示させるものである。
【0046】
位置情報取得部136は、GPS(Global Positioning System)機能を利用して現在地の測位を行い、現在地の緯度及び経度の情報からなる位置情報を位置情報記憶部147に記憶するものである。なお、位置情報取得部136の代わりに現在の位置情報を入力可能な入力画面をモニタ11に表示する等、位置情報入力手段を設けても良い。
【0047】
フラグ設定部137は、モニタ11に表示される観光地情報に対してプリント指定がなされた場合、当該プリント指定がなされた観光地情報の管理情報に対してプリント実行フラグをセットするものである。
【0048】
プリント制御部138は、観光地情報記憶部141に記憶されている観光地情報からプリントデータを作成する画像作成部139を備え、画像作成部139によって作成されたプリントデータをプリント指示と共にプリンタ23に出力するものである。
【0049】
画像作成部139は、管理情報記憶部142に記憶されている管理情報の中からプリント実行フラグがセットされている管理情報を検索し、当該管理情報に対応する観光地情報からプリントデータを作成する。具体的には、プリント指定された観光地の観光地情報フォルダの中から表示言語のフォルダ及び現地語のフォルダを検索し、当該表示言語のフォルダに含まれる観光地の写真画像のファイル及び割引券の画像のファイルからそれぞれ観光地の写真画像の画像データ及び割引券の画像の画像データを抽出すると共に、当該表示言語のフォルダに含まれる文字情報ファイルから、観光地名、案内文章、行き先指定メッセージ、連絡先及び割引内容の文字列データを抽出する。
【0050】
更に、画像作成部139は、現地語のフォルダに含まれる観光地の周辺地図画像のファイルから観光地の周辺地図画像の画像データを抽出すると共に、当該現地語のフォルダに含まれる文字情報ファイルから、観光地名、行き先指定メッセージ、連絡先及び割引内容の文字列データを抽出した後、各画像データ及び文字列データの座標に従ってプリントデータを作成するものである。この際、表示言語からなる観光地名、行き先指定メッセージ、連絡先及び割引内容の文字列データにそれぞれ、現地語からなる観光地名、行き先指定メッセージ、連絡先及び割引内容の文字列データを併記させたプリントデータを作成する。
【0051】
また、画像作成部139は、現在地の位置情報が示す位置が地域情報で特定される観光地の周辺地図の地域範囲に含まれる場合、観光地の周辺地図において現在地を特定するための形態、例えば丸印を周辺地図の画像データに含ませたプリンタデータを作成するものである。
【0052】
料金受付部24は、金銭投入口21から投入された金銭の額を求めるものである。料金算出部140は、受付処理部130により受け付けられた各観光地に対するプリント枚数の合計と、料金情報記憶部146に記憶されているプリント単価情報とを用いて課金金額を求め、求めた課金金額情報を料金記憶部146に格納するものである。また、料金算出部140は、料金算出部140により算出された課金金額分が料金受付部24により算出されたときに、プリント制御部138に対してプリント処理を許可するものである。
【0053】
次に、図7乃至図12を用いてモニタ11に表示される案内画面について説明する。図7は、モニタ11の表示言語を選択するための言語選択画面の一例を示す画面図である。言語選択画面G1には、例えば各国の言語で「画面を〜語で表示する」というメッセージが表示されており、いずれかのメッセージの表示域の選択によって操作画面での表示言語が選択される。表示言語が選択されると、言語受付部131によって選択された表示言語情報が第2言語記憶部144bに記憶される。これ以降にモニタ12に表示される操作案内用の文字列及び観光地情報の文字列は選択された表示言語で表示される。
【0054】
なお、本装置の設置時等にモニタ11に表示される環境設定画面(図示省略)において、現地語の設定を選択すると、モニタ11には上記言語選択画面G1と同一の画面が表示される。画面上で現地語が選択されると、言語受付部131によって選択された現地語情報が第1言語記憶部144aに記憶される。
【0055】
図8は、表示言語の選択によってモニタ11に表示される処理選択画面G2の一例を示す画面図である。処理選択画面G2には、画像データのプリント処理やCDへの格納処理、観光案内プリント等のサービスからいずれかを選択するための選択キー251a〜251eが表示される。ここで、操作案内用の文字列は言語選択画面G1で選択された表示言語、例えば、日本語で表示されている。
【0056】
図9は、処理選択画面G2で観光案内プリントの選択キー251eが選択された時にモニタ11に表示される観光地一覧画面の一例を示す画面図である。観光地一覧画面G3には、画面の適所、例えば画面中央部に、複数の観光地のサムネイル画像300a〜300fが表示されると共に、指定された表示言語からなる観光地名の文字列301a〜301fが各画像300a〜300fに併記される。観光地のサムネイル画像及び観光地名を含む表示域が選択されると、観光地受付部132によって、観光地の選択が受け付けられる。また、画面のその他の適所、例えば、画面右部に上から順に、現在のページ数及び総ページ数302と、次ページの観光地一覧画面をモニタ11に表示させるための次頁キー303と、前ページの観光地一覧画面をモニタ11に表示させるための前頁キー304と、プリント指定された観光地情報のプリント処理を開始させる開始指示を入力するための決定キー305と、複数の観光地情報から所定の条件の観光地情報を検索する際に検索条件を設定する条件設定画面G5に移行するための条件キー306と、一連の処理をキャンセルして、モニタ11の表示画面を言語選択画面G1に戻すための中止キー307とが表示されている。
【0057】
図10は、観光地一覧画面G3で観光地が選択された時にモニタ11に表示される観光地案内画面G4の一例を示す画面図である。画面適所、例えば画面の上部中央部に観光地名351が表示され、画面の上部左側に現在のページ数及び総ページ数352が表示されている。また、画面中央部に観光地の写真画像353及び指定された表示言語からなる観光地の案内文章354が表示されている。さらに、画面下部にモニタ11の表示画面を観光地一覧画面G3に戻すための一覧画面表示キー355と、前ページの観光地情報をモニタ11に表示させるための戻るキー356と、次ページの観光地情報をモニタ11に表示させるための次へキー357と、モニタ11に表示される観光地情報をプリントさせるプリント指示を入力するためのプリントキー358と、一連の処理をキャンセルして、モニタ11の表示画面を言語選択画面G1に戻すための中止キー359とが表示されている。
【0058】
観光地案内画面G4においてプリントキー358が選択されると、フラグ設定部137によって選択された観光地の管理情報にプリント実行フラグがセットされると共に、モニタ11の表示画面が観光地一覧画面G3に切り替わり、プリント指定が行なわれた観光地のサムネイル画像の表示域は、選択されたことを示すべく表示形態、例えば外枠が太線に変更される。
【0059】
図11は、観光地一覧画面G3で条件キー306が選択された場合にモニタ11に表示される条件設定画面G5の一例を示す画面図である。条件設定画面G5には、遊園地、観光名所、レストラン等の観光地の種類を選択するための複数のチェックボックス401が表示されている。観光地の種類が選択されると、対応するチェックボックス401には選択されたことを示す記号,例えば丸印が表示される。また、同時に受付処理部130によって選択されたカテゴリー情報が受け付けられ、カテゴリー記憶部145に記憶される。
【0060】
また、条件設定画面G5には観光地情報のカテゴリー検索を開始させる開始指示を入力するための検索開始キー402と、観光地の種類の選択をキャンセルするためのキャンセルキー403とが表示されている。観光地の種類が選択された状態で検索開始キー402が押下されると、検索部134によって管理情報記憶部142に記憶されている管理情報の中から選択されたカテゴリー情報に対応するカテゴリーIDを有する管理情報が検索され、当該管理情報に含まれる観光地のサムネイル画像のファイル名及び表示用観光地名IDをキーにして、指定された表示言語のファイルから観光地のサムネイル画像及び観光地名の文字列が抽出され、当該カテゴリーに対応する観光地のサムネイル画像及び観光地名を含む観光地一覧画面がモニタ11に表示される。
【0061】
図12は、観光地一覧画面G3で決定キー305が選択された場合にモニタ11に表示される料金算出画面の一例を示す画面図である。料金算出画面G6には、プリント指定された観光地の名称451、各観光地のプリント枚数452、プリント指定された観光地数453、プリントの合計枚数とプリント単価から計算された料金454が表示されると共に、入力された注文をキャンセルして、モニタ11の表示画面を言語選択画面G1に戻すための中止キー455が表示されている。
【0062】
図14及び図15は受付装置1によって観光案内プリントの注文操作が受け付けられた際の制御部13の処理を説明するためのフローチャートである。まず、言語選択画面G1がモニタ11に表示される(ステップS1)。表示言語の選択の有無が受付処理部130によって判断され(ステップS3)、表示言語の選択が行なわれた場合、言語受付部130によって選択された言語情報が第2言語記憶部144bに記憶される(ステップS5)。
【0063】
次いで、処理選択画面G2がモニタ11に表示される(ステップS7)。処理選択画面G2において観光案内プリントサービスの選択の有無が受付処理部130によって判断され(ステップS9)、観光案内プリントサービスが選択された場合、観光地一覧画面G3がモニタ11に表示される(ステップS11)。さらに、観光地一覧画面G3において条件キー306の選択の有無が受付処理部130によって判断され(ステップS13)、条件キー306が選択された場合、条件設定画面G5がモニタ11に表示される(ステップS15)。条件設定画面G5において、観光地情報の検索を開始させる検索開始指示が入力されたか否かが受付処理部130により判断され(ステップS17)、検索開始指示が入力されると、検索部134によって管理情報記憶部142に記憶されている管理情報の中から指定されたカテゴリーIDを有する管理情報が検索され(ステップS19)、選択されたカテゴリーに該当する観光地のサムネイル画像及び観光地名がモニタ11に一覧表示される(ステップS21)。
【0064】
観光地一覧画面G3において観光地の選択の有無が観光地受付部132によって判断され(ステップS23)、観光地が選択された場合、観光地案内画面G4がモニタ11に表示される(ステップS25)。観光地案内画面G4のプリントキー358の選択によって観光地情報のプリント指定が入力されたか否かが受付処理部130によって判断され(ステップS27)、観光地情報のプリント指定が入力されると、フラグ設定部137によって当該観光地情報の管理情報に対してプリント実行フラグがセットされる(ステップS29)。
【0065】
さらに、観光地一覧画面G3において決定キー305の選択によって観光地情報のプリント実行指示が入力されたか否かが受付処理部130によって判断され(ステップS31)、プリント実行指示が入力されるまでの間は、ステップS13〜29によって他のカテゴリー情報による観光地情報の検索処理や観光地情報の更なるプリント指定が行なわれ、プリント実行指示が入力されると、ステップS33に進む。
【0066】
ステップS33では料金算出部140によってプリント指定された各観光地のプリント枚数の合計及びプリント単価によって課金金額が算出され、料金算出画面G6がモニタ11に表示される。そして、料金受付部24による算出金額が課金金額の金額分に達したか否かが料金算出部140によって判断され(ステップS35)、料金受付部24による算出金額が課金金額に達した時に、料金算出部140によってプリント処理を許可する許可信号がプリント制御部138に出力される。これを受けて、プリント制御部138によってプリント指定された観光地情報のプリントデータが作成され(ステップS37)、作成されたプリントデータのプリント処理がプリンタ23に指示される(ステップS39)。
【0067】
図16は、モニタ11へ処理選択画面G2を表示する際の表示制御部135の処理を説明するためのフローチャートである。まず、案内画面フォルダから処理選択画面フォルダが取得され(ステップS51)、処理選択画面フォルダの中から指定された表示言語のファイル及び関連情報ファイルが取り出される(ステップS53)。次いで、関連情報ファイルに含まれる関連情報に基づき、表示言語のファイルに含まれる操作案内用の文字列データが、所定の配置、大きさ等でモニタ11に表示される(ステップS55)。
【0068】
図17は、モニタ11へ観光地一覧画面G3を表示する際の表示制御部135の処理を説明するためのフローチャートである。まず、管理情報から表示用観光地名ID及び観光地のサムネイル画像のファイル名が取得される(ステップS71)。次いで、観光地情報フォルダの中から指定された表示言語のフォルダが取り出され(ステップS73)、当該フォルダから文字情報ファイル及び観光地のサムネイル画像のファイルが取得され(ステップS75)、文字情報ファイルの中から表示用観光地名IDをキーにして、観光地名の文字列データが取得されると共に、観光地のサムネイル画像のファイルから観光地のサムネイル画像の画像データが取得される(ステップS77)。そして、全ての観光地情報フォルダについて観光地名の文字列データ及び観光地のサムネイル画像の画像データの取得が終了したか否かが判断され(ステップS79)、終了していない場合は、ステップS71に戻り、終了した場合は、取得した観光地名の文字列及び観光地のサムネイル画像がモニタ11上に一覧表示される(ステップS81)。
【0069】
図18は、画像作成部139によるプリントデータの作成処理を説明するためのフローチャートである。まず、プリント実行フラグがセットされている管理情報から文字列ID(プリント用観光地名ID、案内文章ID、行き先指定メッセージID、連絡先ID及び割引券の文字列ID)及び画像ファイル名(観光地の写真画像のファイル名、観光地の周辺地図画像のファイル名及び割引券の画像のファイル名)が取得される(ステップS101)。
【0070】
次いで、管理情報に対応付けられた観光地情報フォルダの中から表示言語のフォルダが取り出され(ステップS103)、さらに当該フォルダから文字情報ファイル、観光地の写真画像のファイル、及び割引券の画像のファイルが取得される(ステップS105)。文字情報ファイルの中から文字列IDをキーにして、プリント用観光地名、案内文章、行き先指定メッセージ、連絡先及び割引内容の文字列データが取得されると共に、各画像ファイルの中からそれぞれ観光地の写真画像及び割引券の画像の画像データが取得される(ステップS107)。
【0071】
次いで、管理情報に対応付けられた観光地情報フォルダの中から指定された現地語のフォルダが取り出され(ステップS109)、さらに当該フォルダから文字情報ファイル、観光地の周辺地図画像のファイルが取得される(ステップS111)。文字情報ファイルの中から文字列IDをキーにして、プリント用観光地名、行き先指定メッセージ、連絡先及び割引内容の文字列データが取得されると共に、取得された画像ファイルから観光地の周辺地図画像の画像データが取得される(ステップS113)。そして、取得された画像データ及び文字列データは、各座標によって特定される領域の大きさに応じて拡大又は縮小処理がなされた後、当該画像データ及び文字列データが各座標によって特定される領域に配置されたプリントデータが作成される(ステップS115)。
【0072】
図13は、プリンタ23によって出力された観光案内プリントの一例を示す図である。観光案内プリント500には、観光地の写真画像502及び周辺地図画像503が表示されると共に、観光地名501は現地語及びユーザにより指定された表示言語で、観光地の案内文章504はユーザにより指定された表示言語で、観光地の周辺地図画像503に含まれる文字は現地語で、行き先指定メッセージ505は現地語及びユーザにより指定された表示言語で、割引内容を表す文字列506は、現地語及びユーザにより指定された表示言語で印刷される。従って、旅行者だけではなく現地の人による観光地情報の理解が可能となり、観光案内プリント500の行き先メッセージ505及び周辺地図503を現地の人、例えばタクシーの運転手に提出すれば、現地語に不慣れな旅行者でも目的地を現地の人に容易に伝えることができ、目的地への到着が可能となる。また、観光地の周辺地図503には目的地の位置情報503a及び現在位置の位置情報503bが含まれるため、目的地への到着がより一層容易となる。
【0073】
このように本実施形態によれば、観光案内用の文字列は指定された表示言語、例えば旅行者の母国語で表記されるため、観光地情報の理解が容易となり、旅行者の母国語の種類に関わらず観光地情報案内サービスを利用することができる。また、観光地情報のカテゴリー検索が可能であるため、旅行者の目的に応じた観光地情報の取得が可能である。
【0074】
さらに、所望の観光地に関する観光地情報のプリントが可能であるため、ガイドブックを母国で準備していなくても、持ち運びが簡易な観光案内用のプリントを現地で得ることができる。しかも、旅行者にとって必要な観光地情報のみプリントするため、ガイドブック又は観光案内チラシのように情報変更の際の廃棄処分が不要となり、紙のロスを軽減することができる。
【0075】
なお、本実施形態では、画像作成部139は、プリント指定された観光地の周辺地図画像に現在位置を特定するマークを付しているが、これに限定されず、例えば本装置が設置されている土地の広域地図画像を記憶すると共に各観光地の位置情報を記憶する観光地情報記憶部を備え、画像作成部139は、プリント指定された観光地の観光案内プリントデータを作成する際に、前記広域地図画像に選択された観光地の位置及び現在位置を特定するマークを付すようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明に係る写真処理装置の外観斜視図の一例である。
【図2】写真処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は管理情報記憶部に記憶されている管理情報のデータ構成図の一例であり、(b)はその具体例を示す図である。
【図4】観光地情報記憶部に記憶されている観光地情報のデータ構成図の一例である。
【図5】観光地情報フォルダに含まれる文字情報ファイルのデータ構成図の一例である。
【図6】操作案内情報記憶部に記憶されている案内画面フォルダのデータ構成図の一例である。
【図7】モニタに表示される言語選択画面の一例を示す画面図である。
【図8】モニタに表示される処理選択画面の一例を示す画面図である。
【図9】モニタに表示される観光地一覧画面の一例を示す画面図である。
【図10】モニタに表示される観光地案内画面の一例を示す画面図である。
【図11】モニタに表示される条件設定画面の一例を示す画面図である。
【図12】モニタに表示される料金算出画面の一例を示す画面図である。
【図13】プリンタによって出力された観光案内プリントの一例を示す図である。
【図14】受付装置によって観光案内プリントの注文操作が受け付けられた際の制御部の処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】受付装置によって観光案内プリントの注文操作が受け付けられた際の制御部の処理を説明するためのフローチャートである。
【図16】モニタへ処理選択画面を表示する際の表示制御部の処理を説明するためのフローチャートである。
【図17】モニタへ観光地一覧画面を表示する際の表示制御部の処理を説明するためのフローチャートである。
【図18】画像作成部によるプリントデータの作成処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0077】
1 受付装置
2 プリント装置
11 モニタ
12 画像取込部
13 制御部
14 HDD
130 受付処理部(プリント指示受付手段)
131 言語受付部(言語受付手段、現地語受付手段)
132 観光地受付部(観光地受付手段)
133 カテゴリー受付部(種類受付手段)
134 検索部(検索手段)
135 表示制御部(表示制御手段)
136 位置情報取得部(位置情報取得手段)
137 フラグ設定部
138 プリント制御部(プリント制御手段)
139 画像作成部
140 料金算出部
141 観光地情報記憶部(観光地情報記憶手段)
142 管理情報記憶部
143 操作案内情報記憶部
144 言語記憶部
145 カテゴリー記憶部(種類情報記憶手段)
146 料金情報記憶部
147 位置情報記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各観光地に関する画像データを複数の言語からなる観光案内用の文字列データと関連付けて記憶する観光地情報記憶手段と、装置本体に設けられたモニタと、前記装置本体に設けられ、観光地の選択を受け付ける観光地受付手段と、前記装置本体に設けられ、言語の選択を受け付ける言語受付手段と、前記観光地受付手段で選択された観光地に関する画像を前記言語受付手段で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記して前記モニタに表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする観光情報案内装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、複数の観光地に対して、各観光地に関する画像を前記言語受付手段で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記して前記モニタに一覧表示させることを特徴とする請求項1記載の観光情報案内装置。
【請求項3】
前記観光地に関する画像データに対応付けて、観光地の種類を特定するための種類情報を記憶する種類情報記憶手段と、装置本体に設けられた観光地の種類の選択を受け付ける種類受付手段と、前記種類受付手段で選択された観光地の種類に対応する観光地に関する画像データを前記観光地情報記憶手段の記憶内容から検索する検索手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記検索手段によって検索された観光地に関する画像を前記言語受付手段で指定された言語からなる観光案内用の文字列と併記して前記モニタに一覧表示させることを特徴とする請求項1又は2記載の観光情報案内装置。
【請求項4】
画像を記録紙にプリントして出力するプリンタと、装置本体に設けられ、前記モニタに表示された観光地に関する画像及び当該画像に併記された観光案内用の文字列をプリントさせる指示を外部から受け付けるプリント指示受付手段と、プリント指示を受け付けた観光地に関する画像及び当該画像に併記された観光案内用の文字列を前記プリンタにプリントさせるプリント制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の観光情報案内装置。
【請求項5】
装置本体に設けられ、複数の言語から本装置の設置場所で使用されている現地語の選択を受け付ける現地語受付手段を備え、
前記プリント制御手段は、前記言語受付手段で指定された言語及び前記現地語受付手段で指定された現地語で観光案内用の文字列データをプリントデータに含ませることを特徴とする請求項4記載の観光情報案内装置。
【請求項6】
前記観光地情報記憶手段は、各観光地毎に当該観光地を目的地として指定するメッセージの文字列データを記憶するものであって、
前記プリント制御手段は、前記メッセージの文字列データをプリントデータに含ませることを特徴とする請求項5記載の観光情報案内装置。
【請求項7】
前記観光地情報記憶手段は、各観光地毎に当該観光地で提供されるサービスの割引券の割引内容を表す文字列データを記憶するものであって、
前記プリント制御手段は、前記割引券の割引内容を表す文字列データ及び/又は画像データをプリントデータに含ませることを特徴とする請求項5記載の観光情報案内装置。
【請求項8】
前記観光地情報記憶手段は、各観光地毎に周辺地図の画像データを記憶するものであって、
前記プリント制御手段は、前記周辺地図の画像データをプリントデータに含ませることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の観光情報案内装置。
【請求項9】
本装置の設置場所の位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、
前記プリント制御手段は、前記本装置の設置場所の位置情報を含む前記周辺地図の画像データをプリントデータに含ませることを特徴とする請求項8記載の観光情報案内装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2006−72642(P2006−72642A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−254583(P2004−254583)
【出願日】平成16年9月1日(2004.9.1)
【出願人】(000135313)ノーリツ鋼機株式会社 (1,824)
【Fターム(参考)】