説明

触媒接触脱酸素及び縮合酸素化炭化水素を主成分とする液体燃料組成物

本発明は水性液相及び/又は蒸気相中に水と、C1+1+炭化水素を含む水溶性酸素化炭化水素を準備する段階と;Hを準備する段階と;前記液相及び/又は蒸気相中で酸素化炭化水素を脱酸素触媒の存在下に脱酸素温度及び脱酸素圧力にてHと接触反応させ、C1+1−3炭化水素を含む酸素化物を反応流中に生成する段階と;前記液相及び/又は蒸気相中で酸素化物を縮合触媒の存在下に縮合温度及び縮合圧力にて接触反応させ、C4+化合物を生成する段階を含む方法により製造される水溶性酸素化炭化水素から誘導される少なくとも1種のC4+化合物を含む成分の蒸留留分を含有する液体燃料組成物を提供し、前記C4+化合物はC4+アルコール、C4+ケトン、C4+アルカン、C4+アルケン、C5+シクロアルカン、C5+シクロアルケン、アリール、縮合アリール、及びその混合物から構成される群から選択されるメンバーを含み、前記液体燃料組成物は15℃〜70℃の範囲の初期沸点(IP123)と、最大230℃の最終沸点(IP123)と、85〜110の範囲のRON(ASTM D2699)と、75〜100の範囲のMON(ASTM D2700)を有するガソリン組成物;130℃〜230℃の範囲の初期沸点(IP123)と、最大410℃の最終沸点(IP123)と、35〜120の範囲のセタン価(ASTM D613)を有するディーゼル燃料組成物;及び80〜150℃の範囲の初期沸点と、200〜320℃の範囲の最終沸点と、0.8〜10mm/sの範囲の−20℃における粘度(ASTM D445)を有するケロシン組成物から選択される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
水性液相及び/又は蒸気相中に水と、C1+1+炭化水素を含む水溶性酸素化炭化水素を準備する段階と;
を準備する段階と;
前記液相及び/又は蒸気相中で前記酸素化炭化水素を脱酸素触媒の存在下に脱酸素温度及び脱酸素圧力にてHと接触反応させ、C1+1−3炭化水素を含む酸素化物を反応流中に生成する段階と;
前記液相及び/又は蒸気相中で前記酸素化物を縮合触媒の存在下に縮合温度及び縮合圧力にて接触反応させ、C4+化合物を生成する段階
を含む方法により製造される水溶性酸素化炭化水素から誘導される少なくとも1種のC4+化合物を含む成分の蒸留留分を含有する液体燃料組成物であって、
前記C4+化合物がC4+アルコール、C4+ケトン、C4+アルカン、C4+アルケン、C5+シクロアルカン、C5+シクロアルケン、アリール、縮合アリール、及びその混合物から構成される群から選択されるメンバーを含み、
前記液体燃料組成物が、
15℃〜70℃の範囲の初期沸点(IP123)と、最大230℃の最終沸点(IP123)と、85〜110の範囲のRON(ASTM D2699)と、75〜100の範囲のMON(ASTM D2700)を有するガソリン組成物;
130℃〜230℃の範囲の初期沸点(IP123)と、最大410℃の最終沸点(IP123)と、35〜120の範囲のセタン価(ASTM D613)を有するディーゼル燃料組成物;及び
80〜150℃の範囲の初期沸点と、200〜320℃の範囲の最終沸点と、0.8〜10mm/sの範囲の−20℃における粘度(ASTM D445)を有するケロシン組成物
から選択される前記液体燃料組成物。
【請求項2】
水溶性酸素化炭化水素から誘導される少なくとも1種のC4+化合物を含む成分が成分の炭素14濃度から計算した場合に100年未満である請求項1に記載の液体燃料組成物。
【請求項3】
液体燃料組成物が更に1種以上の燃料添加剤を含有する請求項1又は2に記載の液体燃料組成物。
【請求項4】
150〜220℃の範囲の最終沸点と、700〜890kg/mの範囲の15℃における密度と、最大5mg/kgの硫黄含量と、最大3.5重量%の酸素含量と、80〜110の範囲のRONと、70〜100の範囲のMONを有する水溶性酸素化炭化水素から誘導可能な少なくとも1種のC4+化合物を含む成分を含有するガソリン組成物であって、前記ガソリン組成物が15℃〜70℃の範囲の初期沸点(IP123)と、最大220℃の最終沸点(IP123)と、85〜110の範囲のRON(ASTM D2699)と、75〜100の範囲のMON(ASTM D2700)を有する前記ガソリン組成物。
【請求項5】
220〜380℃の範囲のT95と、30〜70℃の範囲の引火点と、700〜900kg/mの範囲の15℃における密度と、最大5mg/kgの硫黄含量と、最大10重量%の酸素含量と、0.5〜6cStの範囲の40℃における粘度を有する水溶性酸素化炭化水素から誘導可能な少なくとも1種のC4+化合物を含む成分を含有するディーゼル燃料組成物であって、前記ディーゼル燃料組成物が130℃〜230℃の範囲の初期沸点(IP123)と、最大410℃の最終沸点(IP123)と、35〜120の範囲のセタン価(ASTM D613)を有する前記ディーゼル燃料組成物。
【請求項6】
120〜215℃の範囲の初期沸点と、220〜320℃の範囲の最終沸点と、700〜890kg/mの範囲の15℃における密度と、最大0.1重量%の硫黄含量と、最大30体積%の総芳香族含量と、−40℃以下の氷点と、少なくとも18mmの煙点と、1〜10cStの範囲の−20℃における粘度と、40〜47MJ/kgの範囲の比エネルギー含量を有する水溶性酸素化炭化水素から誘導可能な少なくとも1種のC4+化合物を含む成分を含有するケロシン組成物であって、前記ケロシン組成物が80〜150℃の範囲の初期沸点と、200〜320℃の範囲の最終沸点と、0.8〜10mm/sの範囲の−20℃における粘度(ASTM D445)を有する前記ケロシン組成物。
【請求項7】
(a)水性液相及び/又は蒸気相中に水と、C1+1+炭化水素を含む水溶性酸素化炭化水素を準備する段階と;
を準備する段階と;
前記液相及び/又は蒸気相中で前記酸素化炭化水素を脱酸素触媒の存在下に脱酸素温度及び脱酸素圧力にてHと接触反応させ、C1+1−3炭化水素を含む酸素化物を反応流中に生成する段階と;
前記液相及び/又は蒸気相中で前記酸素化物を縮合触媒の存在下に縮合温度及び縮合圧力にて接触反応させ、C4+化合物(ここで、C4+化合物はC4+アルコール、C4+ケトン、C4+アルカン、C4+アルケン、C5+シクロアルカン、C5+シクロアルケン、アリール、縮合アリール、及びその混合物から構成される群から選択されるメンバーを含む)を生成する段階
を含む方法により製造される水溶性酸素化炭化水素から誘導される少なくとも1種のC4+化合物を含む成分の蒸留留分を、
(b)少なくとも1種の燃料成分
と混合する段階を含む、請求項1に記載の液体燃料組成物の製造方法。
【請求項8】
(a)150〜250℃の範囲の最終沸点と、700〜890kg/mの範囲の15℃における密度と、最大5mg/kgの硫黄含量と、最大3.5重量%の酸素含量と、80〜110の範囲のRONと、70〜100の範囲のMONを有する水溶性酸素化炭化水素から誘導可能な少なくとも1種のC4+化合物を含む成分を、
(b)少なくとも1種の燃料成分
と混合する段階を含む、請求項4に記載のガソリン組成物の製造方法。
【請求項9】
(a)220〜380℃の範囲のT95と、30〜70℃の範囲の引火点と、700〜900kg/mの範囲の15℃における密度と、最大5mg/kgの硫黄含量と、最大10重量%の酸素含量と、0.5〜6cStの範囲の40℃における粘度を有する水溶性酸素化炭化水素から誘導可能な少なくとも1種のC4+化合物を含む成分を、
(b)少なくとも1種の燃料成分
と混合する段階を含む、請求項5に記載のディーゼル燃料組成物の製造方法。
【請求項10】
(a)120〜215℃の範囲の初期沸点と、220〜340℃の範囲の最終沸点と、700〜890kg/mの範囲の15℃における密度と、最大0.1重量%の硫黄含量と、最大30体積%の総芳香族含量と、−40℃以下の凝固
点と、少なくとも18mmの煙点と、1〜10cStの範囲の20℃における粘度と、40〜47MJ/kgの範囲の比エネルギー含量を有する水溶性酸素化炭化水素から誘導可能な少なくとも1種のC4+化合物を含む成分を、
(b)少なくとも1種の燃料成分
と混合する段階を含む、請求項6に記載のケロシン組成物の製造方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公表番号】特表2012−512916(P2012−512916A)
【公表日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−526215(P2011−526215)
【出願日】平成21年9月4日(2009.9.4)
【国際出願番号】PCT/US2009/055976
【国際公開番号】WO2010/028206
【国際公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【出願人】(390023685)シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ (411)
【氏名又は名称原語表記】SHELL INTERNATIONALE RESEARCH MAATSCHAPPIJ BESLOTEN VENNOOTSHAP
【出願人】(511060065)ヴァイラント・エナジー・システムズ,インク. (1)
【Fターム(参考)】