説明

訓練用カードセット

【課題】効率よくカードの並び替えの訓練を繰り返し行なうことができる訓練用カードセットを提供する。
【解決手段】カードセット10は、複数のカード11から構成されている。各カード11の表面11aには第1の番号を印字し、裏面11bには第2の番号を印字する。表面11aに記載された第1の番号の順番で各カード11が並んだ場合、裏面11bには、ランダムな順番となる第2の番号が印字されるように構成される。第1の番号で各カード11が並んで積み重なったカードセット10の側面に表面用整列模様が浮き出るように、各カード11の側面には模様形成部が形成されている。第2の番号で各カード11が並んで積み重なったカードセット10の側面に裏面用整列模様が浮き出るように、各カード11の側面には模様形成部が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カードを迅速に並び替える能力を向上させるために用いられる訓練用カードセットに関する。
【背景技術】
【0002】
配達業務作業の1つとして、郵便物を配達する順番に並び替える作業(道順組立作業)がある。このため、道順組立作業の作業効率を上げることができれば、配達業務作業の効率を上げることができる。そこで、道順組立作業の効率を図るために、例えば、順番がバラバラになったカードを順番に並べ替えるという訓練を行なうことがある。この場合、訓練においては、同じカードを繰り返し用いる。このため、順番に並び替えられたカードを再び訓練に用いる場合には、カードをシャッフルするという準備が必要であった。
【0003】
一方、カードゲームにおいて、シャッフルに要する時間を短縮するために、カードを切り混ぜるカードシャッフル装置が検討されている(特許文献1参照。)。この文献のカードシャッフル装置は、内筒部材と外筒部材との間に環状の空所を形成する1以上の回転体を有している。そして、回転駆動手段により回転駆動することにより、空所の内部に挿入されたカードをシャッフルする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−210643号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されたカードシャッフル装置を利用するためには設備投資が必要である。また、能力向上のためには、場所や時間を問わず訓練を繰り返すことが大切である。このため、もっと簡易に訓練の繰り返しができることが望ましい。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、効率よくカードの並び替えの訓練を繰り返し行なうことができる訓練用カードセットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のカードの第1領域に第1の順番を表した第1の順序表示を印字するとともに、各カードの第2領域に第2の順番を表した第2の順序表示を印字した訓練用カードセットであって、前記第1の順序表示に従って前記カードを並べた場合には、前記第2の順序表示がランダムに並び、かつ前記第2の順序表示に従って前記カードを並べた場合には、前記第1の順序表示がランダムに並ぶように、前記第1及び前記第2の順序表示が各カードに印字されていることを要旨とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の訓練用カードセットにおいて、前記第1領域は、前記カードの表面であって、前記第2領域は、前記カードの裏面であることを要旨とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の訓練用カードセットにおいて、第1の順序表示又は第2の順序表示に基づいて順番にカードが並んでいる場合に出現する順番確認手段を設けたことを要旨とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の訓練用カードセットにおいて、前記順番確認手段は、前記カードを積み重ねてできる立体物の側面に設けられた連続性のある模様により構成したことを要旨とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の訓練用カードセットにおいて、前記連続性のある模様は、複数の異なる連続した線分により構成したことを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の訓練用カードセットにおいて、前記順番確認手段は、前記カードを積み重ねてできた立体物に現れる貫通孔により構成したことを要旨とする。
【0012】
(作用)
本発明によれば、第1の順番に従ってカードを並び替えた場合、第2の順序表示は、バラバラの順番に並ぶので、この第2の順序表示に基づいて、並び替えの訓練をすぐに行なうことができる。また、第2の順番に従ってカードを並び替えた場合、第1の順序表示はバラバラの順番に並ぶので、この第1の順序表示に基づいて並び替えの訓練をすぐに行なうことができる。従って、順番に並べられたカードをシャッフルしなくても、次の訓練をすぐに行なうことができる。よって、訓練を効率よく繰り返すことができる。
【0013】
本発明によれば、第1の順番にカードを並び替えた後に、再度、並び替えの訓練を行なう場合には、第1の順番に並んだカードセットを裏返す。この場合、各カードの裏面に印字された第2の順序表示は、バラバラの順番に並ぶので、この第2の順序表示に基づいて並び替えの訓練をすぐに行なうことができる。また、第2の順番にカードを並び替えた後に、再び並び替えの訓練を行なう場合には、第2の順番に並んだカードセットを裏返す。この場合、各カードの裏面に印字された第1の順序表示は、バラバラの順番に並んでいるので、この第1の順序表示に基づいて、並び替えの訓練を行なうことができる。従って、カードを裏返すことによりカードの順番はバラバラになるので、順番に並び替えたカードをシャッフルしなくても、次の訓練をすぐに行なうことができる。
【0014】
本発明によれば、順番確認手段の出現によって、カードセットが第1、第2の順序表示に基づいて順番に並んだか否かを判定することができる。このため、カードが第1の順番又は第2の順番に正確に並んでいるか否かを簡単に判定することができる。
【0015】
本発明によれば、順番確認手段は、カードを積み重ねてできた立体物の側面に設けられた連続性のある模様により構成されている。ここで、連続性のある模様とは、カードが第1の順番又は第2の順番で並んだときに一連の模様として認識される模様である。第1の順番又は第2の順番で並んでない場合には、模様が欠けたり不連続になったりする。このため、第1の順番又は第2の順番で並んでいるか否かを効率よく判定することができる。
【0016】
本発明によれば、連続性のある模様は、複数の異なる連続した線分により構成される。このため、模様を構成するカードに設けられた線の繋がりを予測することが難しい。従って、正確に並んだときに初めて模様の形状を把握することができるので、練習中に模様に基づいてカードの並び替えを行なうことを困難にすることができる。
【0017】
本発明によれば、順番確認手段は、カードを積み重ねてできた立体物に現れる貫通孔である。このため、この貫通孔を臨むことで、カードが正確に順番に並んでいるか否かを迅速に把握することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、効率よくカードの並び替えの訓練を繰り返し行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】実施形態の訓練用のカードセットの構成を説明する説明図。
【図2】実施形態の訓練用のカードセットの側面模様を説明する説明図であり(a)は表面用整列模様、(b)は裏面用整列模様を示す。
【図3】変更例のカードセットの説明図であり、(a)は順番確認手段として貫通孔を形成した場合、(b)はダミー模様を設けた場合、(c)は同じ面に複数の順序表示を設けた場合を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の訓練用のカードセット10は、複数のカード11から構成された集合体である。本実施形態では、カードセット10は、100枚のカード11から構成される。
【0021】
本実施形態の各カード11は、表面11aが第1領域として機能し、裏面11bが第2領域として機能する。各カード11の表面11aは、裏面11bと識別可能な処理が施されている。例えば、表面11aと裏面11bとは、異なる背景色で構成されている。
【0022】
表面11aには、カード11を第1の順番に並べるための番号が第1の順序表示として印字されている。更に、各カード11の裏面11bには、第2の順番に並べるための番号が第2の順序表示として印字されている。この第2の順序表示として印字された番号は、第1の順序表示として印字された番号に対してランダムな番号に設定されている。具体的には、表面11aに印字された番号に従う第1の順番で各カード11が並んだ場合、裏面11bには、ランダムな順番となる第2の番号が印字されるように構成される。ここで、カード11の表面11a及び裏面11bに同じ番号が印字されていても、表面11a及び裏面11bの一方に記載された番号に従った順番で並んだ場合に、他方に記載された番号がランダムな順番になるように構成する。
【0023】
また、表面11aに印字された番号に従って並べて各カード11を積み重ねたカードセット10の側面には表面用整列模様15が浮き出るように、各カード11の側面には模様を構成する線が設けられている。この表面用整列模様15として、例えば、図2(a)に示すように、曲線や直線等の連続した複数の線分によって構成される模様が用いられる。具体的には、表面用整列模様15として、複数の波線が用いられている。
【0024】
更に、裏面11bに印字された番号に従って並べて各カード11を積み重ねたカードセット10の側面には、裏面用整列模様16が浮き出るように、各カード11の側面には模様形成部が形成されている。この裏面用整列模様16として、例えば、図2(b)に示すように、曲線や直線等の連続した複数の線分によって形成される模様が用いられる。具体的には、この裏面用整列模様16は、例えば月形模様等、表面用整列模様15と異なる模様で構成されている。
【0025】
次に、以上のように構成されたカードセット10を用いた訓練方法について説明する。
訓練者は、例えば、表面11a(又は裏面11b)に印字された第1(又は第2)の順序表示に従った第1(又は第2)の順番に、各カード11を並び替える。訓練者がカードを並び終わった場合には、順番に並んだカード11を積み重ねた立体物の側面に、表面用整列模様15(又は裏面用整列模様16)が出現しているか否かを確認する。この表面用整列模様15又は裏面用整列模様16の出現に応じて、並び替えられたカードが正確に並んでいるか否かを把握することができる。
【0026】
このようにカードを並べる訓練が終了した場合には、カード11が積み重ねられた立体物を裏返す。この場合、カード11は、裏面11b(又は表面11a)に印字された第2(又は第1)の番号の順番がバラバラになって並んでいる。そこで、訓練者は、上述したように、裏面11b(又は表面11a)に印字された第2(又は第1)の番号の順番に、各カード11を並び替える訓練を繰り返して行なうことができる。
【0027】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、カードセット10は、複数のカード11から構成されている。各カード11の表面11aには第1の番号が印字され、裏面11bには第2の番号が印字されている。表面11aに記載された第1の番号の順番で各カード11が並んだ場合、裏面11bには、ランダムな順番となる第2の番号が印字されるように構成される。このため、訓練によって順番に並んだカード11を裏返すことにより、再びランダムにカード11が並ぶことになる。従って、訓練により順番に並び替えたカードをシャッフルしなくても、並び替えの訓練をすぐに行うことができる。よって、繰り返して訓練を効率よく行なうことができる。
【0028】
・ 本実施形態では、第1の番号で各カード11が並んで積み重なったカードセット10の側面に表面用整列模様15が浮き出るように、各カード11の側面には模様を構成する線が設けられている。第2の番号で各カード11が並んで積み重なったカードセット10の側面に裏面用整列模様16が浮き出るように、各カード11の側面には模様を構成する線が設けられている。このため、表面用整列模様15又は裏面用整列模様16の出現に基づいて、カード11が第1の番号の順番又は第2の番号の順番に並んでいるか否かを簡単に判定することができる。また、これら整列模様(15,16)を構成する線は、曲線や直線等の連続した複数の線分によって構成されるので、他のどのカードの線と連続しているかを予想し難い。このため、整列模様(15,16)に基づいてカードの並び替えを行なうことを困難にできる。
【0029】
・ 本実施形態では、各カード11の表面11aと裏面11bとは、異なる背景色で構成されている。このため、表面11aと裏面11bとを簡単に識別することができるので、第1の番号と第2の番号とをより簡単に識別することができる。従って、カード11に印字された第1の番号と第2の番号とが混在することによる番号の重複や不足を回避することができる。
【0030】
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態においては、第1又は第2の番号でカード11が並んでいるか否かを判定するための整列模様(15,16)を設けた。第1又は第2の順番でカードが並んでいるか否かを判定する順番確認手段は、順番に整列された場合にのみ浮き出るパターンであればよく、模様に限られない。例えば、図3(a)に示すように、各カード11に孔11cを設けてもよい。具体的には、第1又は第2の順番でカード11が並んだときに貫通孔を形成する位置に、各カード11に孔11cを設ける。これにより、カード11を並び終えたときに貫通孔を臨むことができるか否かにより、カードの順番が正しいか否かを判定することができる。この場合、貫通孔の大きさを、正しい並び順に従って徐々に小さくなるようにしてもよい。これにより、図3(a)に示すように、並び替えが終了して貫通孔を臨んだときに、最初のカードから最後のカードまで連続性を維持した円錐形状の孔が見えれば、カードの順番が正しいことを容易に把握することができる。
また、順番に整列された場合にのみ浮き出るパターンとしては、モアレ模様やホログラム等であってもよい。
【0031】
○ 上記実施形態においては、表面用整列模様15又は裏面用整列模様16を、カードを積み重ねてできる立体物の側面に設けた。この場合、図3(b)に示すように、各カー
ド11の側面に、ダミー模様18を構成するダミー模様を構成する線を設けてもよい。このダミー模様を構成する線は、カード11が順番に整列しても特定の形状の模様を構成しない。このため、訓練者が、整列模様(15,16)の存在を知っていたとしても、ダミー模様18と整列模様(15,16)とを識別することは難しいので、カード11の側面の模様を手がかりにカードの並び替えを行なうことは難しい。
【0032】
○ 上記実施形態においては、第1の番号及び第2の番号とを、表面11a及び裏面11bの背景色を変更することにより識別した。第1の番号及び第2の番号を識別する方法は、これに限られない。例えば、第1の番号及び第2の番号を識別子するための領域識別手段を隣り合う側面に設けてもよい。この場合、整列模様を領域識別手段としても用いてよい。具体的には、第1の番号の整列模様を番号の表示に対して一方の側面に設け、第2の番号の整列模様を番号に対して上面又は下面に設ける。この場合、第1の番号や第2の番号を見る方向や表裏が逆になっていた場合には、整列模様が出現しないはずの位置(側)に、整列模様の模様形成部が位置する。従って、第1の番号と第2の番号を容易に識別することができる。
【0033】
○ 上記実施形態においては、カードセット10を構成するカード11の表面11a及び裏面11bのそれぞれに、第1の順序表示及び第2の順序表示として番号を印字した。カード11に印字される順序表示は、番号だけでなく、アルファベット、片仮名、平仮名等の、並ぶ順番が把握できる文字列の表示であればよい。
【0034】
○ 上記実施形態においては、カード11の表面11aを第1領域とし、カード11の裏面11bを第2領域として用いた。表示方法はこれに限らず、第1領域に記載される第1の順序表示と第2領域に記載される第2の順序表示とが識別できれば、第1領域及び第2領域を同じ面に設けてもよい。また、カード11には、2つの順序表示を含めたが、更に複数の順序表示を設けてもよい。
【0035】
○ 上記実施形態では、第1領域及び第2領域を識別可能とするために、表面11aと裏面11bの背景色を変更した。第1の順序表示と第2の順序表示とを識別可能とする手段は、これに限らず、例えば、異なる模様を施したり、数字や文字列の大きさ、向き又は種類を変更したりしてもよい。例えば、図3(c)に示すように、カード11の表面11aに、異なる種別の文字列から構成される第1〜第4の順序表示21,22,23,24を設ける。そして、各順序表示(21〜24)に従って並べた場合には、他の順序表示の順番がバラバラになるように、各順序表示(21〜24)をカード11に設ける。更に、各カード11では、同じ順序表示については、同じ位置に設けるとともに、異なる順序表示においては向きを90度ずつずらす。この場合、各順序表示(21〜24)をいっそう簡単に識別することができるので、複数の順序表示(21〜24)が目に入っても、同じ順序表示に基づく並び替えを効率よく行なうことができる。更に、第1〜第4の順序表示(21〜24)に従って第1〜第4の順番に並んだ場合に、整列模様15a,15b,15c,15dを構成する線を、各カード11の側面に設ける。これにより、各順序表示(21〜24)の順番に各カード11が正確に整列したか否かを把握することができる。この場合、1つの側面に複数の整列模様を出現させるようにしてもよい。この場合、異なる順序表示に基づく順番にカード11が正確に並んだ場合には、異なる模様が表示されるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0036】
10…カードセット、11…カード、11a…第1領域としての表面、11b…第2領域としての裏面、11c…孔、15…表面用整列模様、15a,15b,15c,15d…整列模様、16…裏面用整列模様、18…ダミー模様、21…第1の順序表示、22…第2の順序表示、23…第3の順序表示、24…第4の順序表示。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のカードの第1領域に第1の順番を表した第1の順序表示を印字するとともに、各カードの第2領域に第2の順番を表した第2の順序表示を印字した訓練用カードセットであって、
前記第1の順序表示に従って前記カードを並べた場合には、前記第2の順序表示がランダムに並び、かつ前記第2の順序表示に従って前記カードを並べた場合には、前記第1の順序表示がランダムに並ぶように、前記第1及び前記第2の順序表示が各カードに印字されていることを特徴とする訓練用カードセット。
【請求項2】
前記第1領域は、前記カードの表面であって、前記第2領域は、前記カードの裏面であることを特徴とする請求項1に記載の訓練用カードセット。
【請求項3】
第1の順序表示又は第2の順序表示に基づいて順番にカードが並んでいる場合に出現する順番確認手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の訓練用カードセット。
【請求項4】
前記順番確認手段は、前記カードを積み重ねてできる立体物の側面に設けられた連続性のある模様により構成したことを特徴とする請求項3に記載の訓練用カードセット。
【請求項5】
前記連続性のある模様は、複数の異なる連続した線分により構成したことを特徴とする請求項4に記載の訓練用カードセット。
【請求項6】
前記順番確認手段は、前記カードを積み重ねてできた立体物に現れる貫通孔により構成したことを特徴とする請求項3に記載の訓練用カードセット。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2010−224142(P2010−224142A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−70214(P2009−70214)
【出願日】平成21年3月23日(2009.3.23)
【出願人】(307044390)郵便事業株式会社 (42)