説明

記録制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

【課題】ユーザへの負担を軽減し、簡単な処理で、一度取り消された番組の記録の予約を復活させる。
【解決手段】予約修正マネージャ162が、録画を予約した後に番組を録画しないと判定された場合、その番組を録画するための予約情報における、録画を終了する時刻である録画終了時刻に、録画を開始する時刻である録画開始時刻と同じ時刻を設定し、録画マネージャ136が、録画開始時刻が録画終了時刻と同じである場合、その番組の録画を抑制するように番組の録画を制御する。また、予約修正マネージャ162は、予約情報における録画終了時刻に、録画開始時刻と同じ時刻を設定した後に、その番組を録画すると判定された場合、予約情報における録画終了時刻に、録画開始時刻より後の時刻を設定する。本発明は、ハードディスクドライブビデオレコーダに適用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、記録を予約した番組をより確実に記録することができるようにした記録制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、放送局からテレビジョン放送(配信)される番組を、ハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)ビデオレコーダなどの記録再生装置で記録(録画)する場合、ユーザが記録再生装置に附属しているリモートコントローラ(以下、リモコンと称する)を操作することで、EPG(Electronic Program Guide)データに含まれている番組の放送が開始される放送開始時刻および番組の放送が終了される放送終了時刻を基に、番組の記録を開始する時刻である記録開始時刻および記録を終了する時刻である記録終了時刻が設定され、番組の記録(録画)が予約されていた。
【0003】
番組の放送時間の編成は、番組を放送する放送局の都合により、変更されることがある。例えば、テレビジョン放送の番組の放送時間は、突発的な事件や事故などに際し緊急に編成される番組(以下、特別番組と称する)によって、その特別番組以降の番組の放送時間が変更されることがある。また、サッカーや野球のようなスポーツの試合を中継する番組(以下、スポーツ中継番組と称する)は、その性質上、試合の終了時刻が延期されることがあるため、スポーツ中継番組の放送時間が延長され、スポーツ中継番組以降の番組の放送時間が変更されることが多々ある。
【0004】
番組の放送時間の編成が変更されると、番組の放送開始時刻や放送終了時刻が変わってしまうため、記録再生装置は、記録が予約されていた番組とは別の番組を記録してしまうことがある。このため、番組の放送時間の編成が変更されても、ユーザの所望する番組を、適切に記録するための技術が種々提案されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、記録が予約されているテレビジョン放送による番組などに相当する第1のコンテンツの前の第2のコンテンツの終了時刻が延長された場合に、第1のコンテンツの終了時刻を推定し、第1のコンテンツの記録時間を延長する技術が開示されている。
【特許文献1】特開2004−32128号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、番組の放送時間の変更によって、録画が予約されている複数の番組の放送時間、すなわち、複数の番組の記録時間(録画時間)が重複してしまった場合、例えば、2つの番組の放送時間(記録時間)が重複してしまった場合、どちらか一方の番組の記録(録画)は中止される。すなわち、記録時間が重複してしまった2つの番組のどちらか一方の、記録(録画)の予約は取り消される。
【0007】
したがって、このとき、再度の番組の放送時間の変更によって、例えば、放送時間(記録時間)が重複していた2つの番組のどちらか一方、または両方の放送時間がずれ、2つの番組の記録が可能になったとしても、放送時間の変更によって、一度、記録の予約が取り消された番組は、ユーザが、再び、番組の記録(録画)を予約しないかぎり、記録されることはない。
【0008】
また、現在、普及が進められている地上波デジタルテレビジョン放送(以下、地上デジタル放送と称する)においては、例えば、チャンネルの数の増加および番組の数の増加が特徴とされている。このため、1日または1週間のうちに番組の放送時間が変更される可能性が高くなることが予想される。すなわち、より多くの番組の放送時間が頻繁に変更されることが予想される。
【0009】
ユーザは、できるだけ多くの番組を確実に記録するためには、記録を予約した番組の放送時間を、EPGなどで、一々確認しなければならず、面倒であるという課題があった。
【0010】
また、一度、記録の予約が取り消された番組に対し、再び番組の放送時間が変更された場合に、取り消された番組の記録の予約を復活させるためには、番組の記録時間を修正する装置(機能)以外に、別の装置(機能)が必要になってしまう。すなわち、例えば、番組の記録の予約を取り消した履歴を保存(管理)し、再度の放送時間の変更後に、保存されている履歴を基に、取り消された番組の記録の予約を復活させる処理を行う装置(機能)が必要になってしまう。これにより、HDDビデオレコーダのような記録再生装置において、より複雑な処理の実行が必要となり、記録再生装置自体がより高価なものになってしまうという課題があった。
【0011】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザへの負担を軽減し、簡単な処理で、一度取り消された番組の記録の予約を復活させることができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の記録制御装置は、記録を予約した後に番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定する設定手段と、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御手段とを含み、設定手段は、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻を設定することを特徴とする。
【0013】
記録制御手段は、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御することをユーザへ通知することを特徴とする。
【0014】
本発明の記録制御方法は、記録を予約した後に番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定する設定ステップと、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御ステップとを含み、設定ステップにおいて、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻が設定されることを特徴とする。
【0015】
本発明の記録媒体のプログラムは、記録を予約した後に番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定する設定ステップと、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御ステップとを含み、設定ステップにおいて、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻が設定されることを特徴とする。
【0016】
本発明のプログラムは、記録を予約した後に番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定する設定ステップと、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御ステップとを含み、設定ステップにおいて、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻が設定されることをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
本発明の記録制御装置、記録制御方法、記録媒体のプログラム、およびプログラムにおいては、記録を予約した後に番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻が設定され、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録が制御され、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻が設定される。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、放送される番組の記録を予約することができる。また、本発明によれば、ユーザへの負担を軽減し、簡単な処理で、一度取り消された番組の記録の予約を復活させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0020】
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
【0021】
請求項1に記載の記録制御装置は、記録を開始する時刻を示す記録開始時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における18:00)情報と記録を終了する時刻を示す記録終了時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における20:00)情報とを含む予約情報(例えば、図10の“番組名”、“録画開始時刻”、および“録画終了時刻”を含む情報)を基に、記録が予約された番組を記録する記録制御装置(例えば、図1のHDDビデオレコーダ1)において、記録を予約した後に番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における18:00)を設定する設定手段(例えば、図2の予約修正マネージャ162)と、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御手段(例えば、図2の録画マネージャ136)とを含み、設定手段は、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻(例えば、図39の無料番組B24-1における18:00)を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻(例えば、図39の無料番組B24-1における20:30)を設定することを特徴とする。
【0022】
請求項2に記載の記録制御装置は、記録制御手段が、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御することをユーザへ通知する(例えば、図61のステップS607の処理)ことを特徴とする。
【0023】
請求項3に記載の記録制御方法は、記録を開始する時刻を示す記録開始時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における18:00)情報と記録を終了する時刻を示す記録終了時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における20:00)情報とを含む予約情報(例えば、図10の“番組名”、“録画開始時刻”、および“録画終了時刻”を含む情報)を基に、記録が予約された番組を記録する記録制御装置(例えば、図1のHDDビデオレコーダ1)の記録制御方法において、記録を予約した後に番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における18:00)を設定する設定ステップ(例えば、図47のステップS487の処理)と、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図61のステップS603およびステップS607の処理)とを含み、設定ステップにおいて、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻(例えば、図39の無料番組B24-1における18:00)を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻(例えば、図39の無料番組B24-1における20:30)が設定されることを特徴とする。
【0024】
請求項4に記載の記録媒体のプログラムは、記録を開始する時刻を示す記録開始時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における18:00)情報と記録を終了する時刻を示す記録終了時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における20:00)情報とを含む予約情報(例えば、図10の“番組名”、“録画開始時刻”、および“録画終了時刻”を含む情報)を基に、記録が予約された番組を記録する記録制御装置(例えば、図1のHDDビデオレコーダ1)の記録制御用のプログラムにおいて、記録を予約した後に番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における18:00)を設定する設定ステップ(例えば、図47のステップS487の処理)と、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図61のステップS603およびステップS607の処理)とを含み、設定ステップにおいて、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻(例えば、図39の無料番組B24-1における18:00)を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻(例えば、図39の無料番組B24-1における20:30)が設定されることを特徴とする。
【0025】
請求項5に記載のプログラムは、記録を開始する時刻を示す記録開始時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における18:00)情報と記録を終了する時刻を示す記録終了時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における20:00)情報とを含む予約情報(例えば、図10の“番組名”、“録画開始時刻”、および“録画終了時刻”を含む情報)を基に、記録が予約された番組を記録する記録制御装置(例えば、図1のHDDビデオレコーダ1)のコンピュータに、記録制御を行わせるプログラムにおいて、記録を予約した後に番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻(例えば、図28の課金番組B21-1における18:00)を設定する設定ステップ(例えば、図47のステップS487の処理)と、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図61のステップS603およびステップS607の処理)とを含み、設定ステップにおいて、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻(例えば、図39の無料番組B24-1における18:00)を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻(例えば、図39の無料番組B24-1における20:30)が設定されることを実行させる。
【0026】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0027】
図1は、本発明に係る記録制御装置の一実施の形態であるHDDビデオレコーダ1の構成の例を示すブロック図である。
【0028】
HDDビデオレコーダ1には、セットトップボックス2およびテレビジョン受像機(以下、TV受像機と称する)3が接続されている。ここで、セットトップボックス2とは、例えば、HDDビデオレコーダ1とは別の、HDDビデオレコーダまたはチューナなどである。セットトップボックス2は、例えば、自分(セットトップボックス2)が取得(受信)したEPGデータをHDDビデオレコーダ1に供給し、記録させる。
【0029】
このHDDビデオレコーダ1は、ユーザに設定された録画の予約に従って、例えば、テレビジョン放送の番組を録画したり、設定された録音の予約に従ってラジオ放送の番組を録音したり、設定されている記録の予約に従ってインターネットなどのネットワークを介する同報配信によって送信される所定のデータなどを受信して記録するようになされている。
【0030】
以下、録画を例に説明するが、録音も同様に実行することができる。また、放送された番組の録画を例に説明するがネットワークを介して配信される番組の録画も同様に実行することができる。さらにまた、テレビジョン放送の番組の映像および音声、ラジオ番組の音声、並びにネットワークを介して受信する所定のデータなど、HDDビデオレコーダ1によって処理される映像や音声またはデータをコンテンツとも称する。
【0031】
HDDビデオレコーダ1は、ユーザからの操作に基づいてユーザの嗜好を抽出するようになされている。すなわち、このHDDビデオレコーダ1は、膨大な記憶容量を備えるHDD44に数多くの番組(コンテンツ)を記録することができるとともに、ユーザの意図を的確に把握して録画された番組の記録の管理(視聴した番組の履歴や操作履歴の管理など)を行い、ユーザの嗜好に基づいて自動的に番組の録画を予約したり、番組の放送時間(放送時刻)の変更を検出して録画の予約、すなわち、番組の録画時間(録画時刻)を変更したりするようになされている。
【0032】
なお、HDDビデオレコーダ1は、AV(Audio Visual)機器として実現することができ、例えば、TV受像機3と一体で構成することもできる。
【0033】
CPU(Central Processing Unit)21は、HDDビデオレコーダ1全体の動作を制御するメインコントローラであり、オペレーティングシステム(以下、OSと称する)により提供されるプラットフォーム上で、各種のアプリケーションプログラムを実行する。
【0034】
ROM(Read Only Memory)22は、HDDビデオレコーダ1の電源オン時に実行する自己診断・初期化プログラムやハードウェア操作用の制御コードなどを格納する不揮発性の読み出し専用メモリである。RAM(Random Access Memory)23は、CPU21の実行プログラムをロードしたり、実行プログラムの作業データを書き込んだりするために使用される、書き込み可能な揮発性のメモリである。
【0035】
グラフィック処理コントローラ24は、DSP(Digital Signal Processor)または汎用のGPU(Graphics Processing Unit)などにより構成され、画像データを生成するコントローラである。また、グラフィック処理コントローラ24は、例えば、SVGA(Super Video Graphic Array)またはXGA(eXtended Graphic Array)などの高精細な描画機能を有する。さらに、グラフィック処理コントローラ24は、例えば、ユーザが各種の設定を入力することができるGUI(Graphical User Interface)の画像を生成する。
【0036】
リアルタイムクロック25は、現在の日付および時刻(を示すデータ)を出力する。
【0037】
CPU21,ROM22,RAM23、グラフィック処理コントローラ24、およびリアルタイムクロック25は、バス31を介して相互に接続されている。バス31にはまた、入出力インターフェース32が接続されている。
【0038】
入出力インターフェース32には、入力部41、受光部42、通信部43、およびHDD44が相互に接続されている。
【0039】
入力部41は、例えば、ボタン、スイッチ、あるいはキーボードなどにより構成され、ユーザの操作に対応する入力信号、すなわち、ユーザの指示を示す入力信号(操作情報)を、入出力インターフェース32およびバス31を介してCPU21に出力する。
【0040】
受光部42は、リモコン51から送信されるユーザの操作に対応する赤外線信号を受信し、電気信号に変換してCPU21に出力する。
【0041】
通信部43は、電話回線やケーブルなど、有線または無線を介して通信する。例えば、通信部43は、インターネットやイントラネットなどのネットワーク52を介して、所定のサーバやパーソナルコンピュータと通信する。通信部43に入力されたデータは、適宜、入出力インターフェース32を介してHDD44に記録される。
【0042】
例えば、通信部43は、図示せぬサーバと通信を行うことにより、コンテンツまたはEPGデータを受信する。通信部43に入力されたコンテンツは、入出力インターフェース32およびバス31を介してデコーダ73に入力され、後述するチューナ71および復調部72を介して入力された放送データと同様に処理される。
【0043】
HDD44は、プログラムやコンテンツを含む各種のデータなどを所定フォーマットのファイル形式で蓄積することができる、ランダムアクセスが可能な記録装置である。HDD44は、入出力インターフェース32を介してバス31に接続されており、デコーダ73、または通信部43から、番組であるコンテンツ、およびEPGデータなどの各種のデータが供給されると、これらのデータを記録するとともに、読み出しが要求されると、記録されたデータを出力する。
【0044】
また、HDD44には、EPGデータベース(以下、EPG DBと称する)53が構築されている。EPG DB53には、チューナ71や通信部43などを介して供給された様々なフォーマットのEPGデータが併合され、蓄積される。
【0045】
入出力インターフェース32にはまた、必要に応じてドライブ45が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどからなるリムーバブルメディア46が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じてHDD44にインストールされる。
【0046】
ここで、CPU21は、例えば、バス31、入出力インターフェース32、および受光部42を介して、入力部41またはリモコン51から供給された入力信号(操作情報)に基づいて、チューナ71、復調部72、デコーダ73、およびHDD44などを制御し、コンテンツの録画または再生を実行する。
【0047】
図示せぬアンテナで受信された放送波は、チューナ71に供給される。放送波は、所定のフォーマットに基づいており、例えば、EPGデータを含んでいる。放送波は、衛星放送波、地上波を問わず、さらに有線、または無線などの任意の通信路を介して伝送される。
【0048】
チューナ71は、CPU21の制御に基づいて、所定のチャンネルの放送波のチューニング、すなわち、選局を行い、受信データを復調部72に出力する。復調部72は、デジタル変調されている受信データを復調し、デコーダ73に出力する。
【0049】
例えば、デジタル衛星放送の場合、チューナ71により受信され、復調部72により復調されたデジタルデータは、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)方式で圧縮されたAVデータ、およびデータ放送用のデータが多重化されているトランスポートストリームである。前者のAVデータは、放送番組本体を構成する映像データおよび音声データであり、後者のデータ放送用のデータは、この放送番組本体に付随するデータ(例えば、EPGデータ)を含むものである。
【0050】
デコーダ73は、復調部72より供給されたトランスポートストリームを、MPEG方式で圧縮(符号化)されたAVデータとデータ放送用のデータ(例えば、EPGデータ)とに分離する。分離されたデータ放送用のデータは、バス31および入出力インターフェース32を介してHDD44に供給され、記録される。
【0051】
RAM74は、デコーダ73の動作に必要な作業データを記憶する。
【0052】
デコーダ73は、受信した番組(のコンテンツ)の視聴が要求されている場合、AVデータを、圧縮されている映像データと圧縮されている音声データとにさらに分離する。分離された音声データは、デコード(復号)された後、ミキサ75を介してTV受像機3のスピーカ91に出力される。また、分離された映像データは、デコードされた後、コンポーザ76を介してTV受像機3のディスプレイ92に出力される。
【0053】
また、デコーダ73は、受信した番組(のコンテンツ)をHDD44に録画することが指示されている場合、分離する前のAVデータ(多重化されている映像データと音声データからなるAVデータ)を、バス31および入出力インターフェース32を介してHDD44に出力する。さらに、HDD44に録画されている番組の再生が指示されている場合、デコーダ73は、入出力インターフェース32およびバス31を介して、HDD44からAVデータの入力を受け、圧縮されている映像データと圧縮されている音声データとに分離し、圧縮されている映像データおよび圧縮されている音声データをそれぞれ復号し、復号した映像データおよび音声データをそれぞれミキサ75もしくはコンポーザ76に出力する。
【0054】
コンポーザ76は、必要に応じて、デコーダ73より入力された映像データと、GUI(Graphical User Interface)の画像データとを合成して、GUIの画像データが合成された映像データをTV受像機3のディスプレイ92に出力する。
【0055】
なお、送信されてくる放送波がアナログ信号であるか、あるいは、デジタル信号であるかに応じて、チューナ71乃至コンポーザ76の構成を適宜変更または拡張することができる。また、図1の例では、HDDビデオレコーダ1は、地上波によるTV受像機3の録画を行う装置と説明したが、様々なコンテンツ(例えば、衛星放送による番組のコンテンツやインターネットを介して配信されるコンテンツ)を記録するようにすることが可能である。ただし、この場合、HDDビデオレコーダ1には、記録するコンテンツの性質に応じて必要な機能がさらに付加される。
【0056】
また、図1の例では、コンテンツは、HDD44に記録されると説明したが、これに限らず、HDDビデオレコーダ1は、ドライブ45に装着されたリムーバブルメディア46(より具体的には、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)−R,DVD−RW、またはブルーレイディスク(商標)など)にコンテンツを記録するようにしてもよいし、通信部43を介して他の記録装置にコンテンツを記録させるようにしてもよい。
【0057】
図2は、HDDビデオレコーダ1のCPU21が実行する予約録画プログラム121の機能の構成の例を示すブロック図である。
【0058】
予約録画プログラム121は、番組の録画の予約および予約された番組の録画を制御する。
【0059】
予約録画プログラム121は、EPG取得部131、EPGマネージャ132、予約管理部133、視聴マネージャ134、タイトルマネージャ135、録画マネージャ136、操作入力制御部137を含むように構成される。ここで、EPGマネージャ132は、EPG取得部131および予約管理部133の両方に含まれる。
【0060】
EPG取得部131は、通信部43やチューナ71などを介して供給されるEPGデータを取得する。
【0061】
EPG取得部131は、チューナ制御部151およびEPGマネージャ132を含むように構成される。
【0062】
チューナ制御部151は、チューナ71を制御し、チューナ71が受信したEPGデータをEPGマネージャ132に供給する。また、チューナ制御部151は、チューナ71が受信している番組を示す信号を視聴マネージャ134およびタイトルマネージャ135に供給する。さらに、チューナ制御部151は、録画マネージャ136からの指令を基に、録画される番組が放送される放送波をチューナ71に受信させる。
【0063】
EPGマネージャ132は、通信部43やチューナ制御部151から供給された様々なフォーマットのEPGデータを取得し、併合する。また、EPGマネージャ132は、併合したEPGデータをEPG DB53に蓄積させる。
【0064】
以上において、取得されるEPGデータとは、例えば、EIT(Event Information Table)におけるEIT(p/f(present/following))やEIT(schedule)を示している。EIT(p/f)は、現在放送中の番組とその次に放送される番組の情報を有している。EIT(schedule)は、数日先(例えば、7日先)までの複数の番組の情報を有している。
【0065】
EIT(p/f)およびEIT(schedule)が有する番組の情報には、番組名、番組の放送が開始される放送開始時刻、番組の放送が継続される継続時間、およびイベントID(IDentification)などが含まれている。また、EITには、番組の属性を示す情報、例えば、視聴に料金が課される番組であるか否かを示す情報などが含まれる。
【0066】
なお、EIT(p/f)またはEIT(schedule)には、番組の放送が終了する放送終了時刻が含まれていない場合がある。
【0067】
この場合、EPGマネージャ132は、EIT(p/f)およびEIT(schedule)に含まれている、番組の放送開始時刻および継続時間を基に、番組の放送が終了される放送終了時刻を作成する。そして、EPGマネージャ132は、作成した放送終了時刻をEPG DB53に蓄積する。
【0068】
以下の、EIT(p/f)またはEIT(schedule)に含まれる番組の放送終了時刻を利用するとの説明は、現実に、EIT(p/f)またはEIT(schedule)に含まれる放送終了時刻を利用すること、またはEPGマネージャ132によって生成された放送終了時刻を利用することのいずれであってもよいことを示している。
【0069】
EPGマネージャ132は、適宜、EPG DB53から蓄積したEPGデータを取得し、EPGデータを操作入力制御部137および予約修正マネージャ162に供給する。
【0070】
視聴マネージャ134は、チューナ制御部151から供給される信号を基に、TV受像機3のスピーカ91から出力される音声の種類を選択したり、ディスプレイ92に表示される画面のサイズを切り替えたりする。
【0071】
タイトルマネージャ135は、HDD44に記録されたコンテンツの再生を制御する。
【0072】
録画マネージャ136は、予約された番組の録画を制御する。すなわち、録画マネージャ136は、後述する予約情報リスト163に記録されている予約情報を取得し、その予約情報を基に、番組の録画を制御する。録画マネージャ136は、チューナ制御部151を介して、チューナ71に録画する番組が放送されている放送波を受信させる。ここで、予約情報には、録画される番組名、その番組の録画が開始される録画開始時刻、および番組の録画が終了される録画終了時刻などが含まれる。
【0073】
録画マネージャ136は、後述する予約修正マネージャ162から録画中の番組の予約情報およびEPGデータが送信されてきた場合、その録画中の番組の予約情報を修正する。また、録画マネージャ136は、修正した予約情報を基に、現在録画中の番組の録画を制御する。さらにまた、録画マネージャ136は、修正した予約情報を予約マネージャ161に供給し、その予約情報を予約情報リスト163に記録させる。
【0074】
予約管理部133は、EPGマネージャ132を介してEPG DB53を参照し、操作入力制御部137から供給される、番組の録画を予約するための予約情報を保持する。
【0075】
操作入力制御部137は、ユーザによる入力部41またはリモコン51への操作の内容を示す、入力部41または受光部42から送信されてくる、操作情報(入力信号)を基に、録画を予約する番組の番組名、その番組の録画開始時刻、および録画終了時刻を含む予約情報を、EPGマネージャ132を介してEPG DB53を参照することで作成(取得)する。また、操作入力制御部137は、予約情報を予約管理部133の予約マネージャ161に供給する。
【0076】
予約管理部133は、予約マネージャ161、予約修正マネージャ162、および予約情報リスト163を含むように構成される。
【0077】
予約マネージャ161は、録画マネージャ136、操作入力制御部137、および予約修正マネージャ162から供給された予約情報を予約情報リスト163に記録する。なお、予約情報リスト163は、例えば、HDD44に記録(保持)される。
【0078】
予約修正マネージャ162は、EPGデータが更新された場合、予約情報リスト163から予約情報を取得し、EPGマネージャ132を介してEPG DB53からEPGデータを取得し、更新されたEPGデータを基に、予約情報の修正の必要があるか否かを判定する。すなわち、予約修正マネージャ162は、録画が予約されている番組の録画時間と、その番組の放送時間が異なるか否かを判定する。ここで、録画が予約されている番組の録画時間と、その番組の放送時間が異なるとは、録画が予約されている番組の放送時間が変更されたことを示す。
【0079】
予約修正マネージャ162は、予約情報の修正の必要があると判定した場合、すなわち、録画が予約されている番組の放送時間が変更されていた場合、更新されたEPGデータを基に、予約情報を修正する。予約修正マネージャ162は、修正した予約情報を予約マネージャ161に供給し、予約情報リスト163に記録させる。
【0080】
また、予約修正マネージャ162は、EPGデータが更新され、予約情報(録画時間)の修正の必要があると判定し、予約情報の修正の必要がある番組が現在録画中である場合、取得したEPGデータおよび予約情報を録画マネージャ136に供給する。
【0081】
図3のフローチャートを参照して、予約録画プログラム121を実行するHDDビデオレコーダ1のCPU21による番組の録画の予約の処理を説明する。
【0082】
ステップS1において、操作入力制御部137は、ユーザが入力部41またはリモコン51を操作することで入力される操作情報(入力信号)およびEPG DB53に格納されているEPGデータを基に、予約情報を取得(作成)する。ここで、予約情報は、上述したように、所望の番組の録画を予約するための情報であり、例えば、番組の名称、番組の録画を開始する録画開始時刻、および番組の録画を終了する録画終了時刻が含まれている。
【0083】
ステップS2において、操作入力制御部137は、予約情報を予約マネージャ161に送信(出力)する。ステップS2の後、操作入力制御部137による処理は終了する。
【0084】
ステップS11において、予約マネージャ161は、ステップS2の処理により操作入力制御部137から送信された予約情報を受信する。
【0085】
ステップS12において、予約マネージャ161は、ステップS11の処理により受信した予約情報を予約情報リスト163に記録する。ステップS3の後、予約マネージャ161による処理は終了する。
【0086】
図4のフローチャートを参照して、予約録画プログラム121を実行するHDDビデオレコーダ1による、予約情報の修正を必要とする(放送時間が変更された)番組の録画中にEPGデータとしてEIT(schedule)を受信した場合における、録画時間の修正の処理を説明する。なお、この処理の、より詳細な説明は、図9のフローチャートを参照して後述する。
【0087】
ステップS21において、EPGマネージャ132は、チューナ71や通信部43を介して送信されてくるEPGデータであるEIT(schedule)を取得する。
【0088】
なお、ステップS21において、EPGマネージャ132は、受信したEPGデータであるEIT(schedule)を一度、EPG DB53に格納し、EPG DB53から読み出すことによりEIT(schedule)を取得するようにしても良い。
【0089】
ステップS22において、EPGマネージャ132は、ステップS21の処理により取得したEIT(schedule)を予約修正マネージャ162に送信(出力)する。ステップS22の後、EPGマネージャ132による処理は終了する。
【0090】
ステップS31において、予約修正マネージャ162は、ステップS22の処理によりEPGマネージャ136から送信されたEIT(schedule)を受信する。
【0091】
ステップS32において、予約修正マネージャ162は、予約情報リスト163から全ての予約情報を取得する。
【0092】
ステップS33において、予約修正マネージャ162は、ステップS31の処理により受信したEIT(schedule)およびステップS32の処理により取得した予約情報を録画マネージャ136に送信(出力)する。ステップS33の後、予約修正マネージャ162による処理は終了する。
【0093】
ステップS41において、録画マネージャ136は、ステップS33の処理により予約修正マネージャ162から送信されたEIT(schedule)および予約情報を受信する。
【0094】
ステップS42において、録画マネージャ136は、受信したEIT(schedule)を基に、受信した予約情報のうちの放送時間が変更された現在録画中の番組の予約情報を修正する。
【0095】
ステップS43において、録画マネージャ136は、ステップS42の処理により修正した予約情報を予約マネージャ161に送信(出力)する。ステップS43の後、録画マネージャ136による処理は終了する。
【0096】
ステップS51において、予約マネージャ161は、ステップS43の処理により録画マネージャ136から送信された予約情報を受信する。
【0097】
ステップS52において、予約マネージャ161は、予約情報リスト163にステップS51の処理により受信した予約情報を記録する。ステップS52の後、予約マネージャ161による処理は終了する。
【0098】
このように、EIT(schedule)を受信した場合、録画中の番組を予約録画するための予約情報が修正される。
【0099】
図5のフローチャートを参照して、予約録画プログラム121を実行するHDDビデオレコーダ1による、予約情報の修正を必要とする(放送時間が変更された)番組の録画中にEPGデータとしてEIT(p/f)を受信した場合における、録画時間の修正の処理を説明する。なお、この処理の、より詳細な説明は、図60のフローチャートを参照して後述する。
【0100】
ステップS71において、EPGマネージャ132は、チューナ71や通信部43を介して送信されてくるEPGデータであるEIT(p/f)を取得する。
【0101】
なお、ステップS71において、EPGマネージャ132は、受信したEPGデータであるEIT(p/f)を一度EPG DB53に格納し、EPG DB53から読み出すことによりEIT(p/f)を取得するようにしてもよい。
【0102】
ステップS72において、EPGマネージャ132は、ステップS71の処理により取得したEIT(p/f)を予約修正マネージャ162に送信(出力)する。ステップS72の後、EPGマネージャ132による処理は終了する。
【0103】
ステップS81において、予約修正マネージャ162は、ステップS72の処理によりEPGマネージャ136から送信されたEIT(p/f)を受信する。
【0104】
ステップS82において、予約修正マネージャ162は、予約情報リスト163からEIT(p/f)に含まれている、例えば、現在放送中(録画中)の番組のイベントIDまたは番組名に対応する、予約情報を取得する。すなわち、予約修正マネージャ162は、予約情報に番組のイベントIDが含まれている場合、EIT(p/f)に含まれているイベントIDに対応する番組の予約情報を予約情報リスト163から取得する。また、予約修正マネージャ162は、予約情報に番組の番組名が含まれている場合は、EIT(p/f)に含まれている番組名に対応する番組の予約情報を予約情報リスト163から取得する。
【0105】
ステップS83において、予約修正マネージャ162は、ステップS81の処理により受信したEIT(p/f)およびステップS82の処理により取得した予約情報を含む予約情報リスト163の全ての予約情報を録画マネージャ136に送信(出力)する。ステップS83の後、予約修正マネージャ162による処理は終了する。
【0106】
ステップS91において、録画マネージャ136は、ステップS83の処理により予約修正マネージャ162から送信されたEIT(p/f)および予約情報を受信する。
【0107】
ステップS92において、録画マネージャ136は、受信したEIT(p/f)に含まれる、現在放送中の番組の放送開始時刻および放送終了時刻を基に、受信した予約情報であって、現在放送中の番組を予約録画するための予約情報を修正する。
【0108】
ステップS93において、録画マネージャ136は、ステップS92の処理により修正した予約情報を予約マネージャ161に送信(出力)する。ステップS93の後、録画マネージャ136による処理は終了する。
【0109】
ステップS101において、予約マネージャ161は、ステップS93の処理により録画マネージャ136から送信された予約情報を受信する。
【0110】
ステップS102において、予約マネージャ161は、予約情報リスト163にステップS101の処理により受信した予約情報を記録する。ステップS102の後、予約マネージャ161による処理は終了する。
【0111】
このように、EIT(p/f)を受信した場合、録画中の番組を予約録画するための予約情報が修正される。
【0112】
図6のフローチャートを参照して、予約録画プログラム121を実行するHDDビデオレコーダ1による、番組の録画を開始する前に、予約情報の修正を必要とする(放送時間が変更された)番組についてのEPGデータとしてEIT(schedule)を受信した場合における、録画時間の修正の処理を説明する。なお、この処理の、より詳細な説明は、図9のフローチャートを参照して後述する。
【0113】
ステップS121において、EPGマネージャ132は、チューナ71や通信部43を介して送信されてくるEPGデータであるEIT(schedule)を取得する。このEIT(schedule)には、上述したように、数日先(例えば、7日先)までの複数の番組の番組名、放送開始時刻、放送終了時刻、およびイベントIDなどの情報が含まれている。
【0114】
なお、ステップS121において、EPGマネージャ132は、受信したEPGデータであるEIT(schedule)を一度EPG DB53に格納し、EPG DB53から読み出すことによりEIT(schedule)を取得するようにしてもよい。
【0115】
ステップS122において、EPGマネージャ132は、EIT(schedule)を予約修正マネージャ162に送信(出力)する。ステップS122の後、EPGマネージャ132による処理は終了する。
【0116】
ステップS141において、予約修正マネージャ162は、ステップS122の処理によりEPGマネージャ132から送信されたEIT(schedule)を受信する。
【0117】
ステップS142において、予約修正マネージャ162は、予約情報リスト163から全ての予約情報を取得する。
【0118】
ステップS143において、予約修正マネージャ162は、ステップS141の処理により受信したEIT(schedule)を基に、ステップS142の処理により取得した予約情報のうちの、番組の放送時間が変更された予約情報を修正する。
【0119】
ステップS144において、予約修正マネージャ162は、ステップS143の処理により修正した予約情報を予約マネージャ161に送信(出力)する。ステップS144の後、予約修正マネージャ162による処理は終了する。
【0120】
ステップS161において、予約マネージャ161は、ステップS144の処理により予約修正マネージャ162から送信された予約情報を受信する。
【0121】
ステップS162において、予約マネージャ161は、予約情報リスト163にステップS161の処理により受信した予約情報を記録する。ステップS162の後、予約マネージャ161による処理は終了する。
【0122】
このようにEIT(schedule)を受信した場合、これから録画しようとする番組を予約録画するための予約情報が修正される。
【0123】
図7のフローチャートを参照して、予約録画プログラム121を実行するHDDビデオレコーダ1による、番組の録画を開始する前に、予約情報の修正を必要とする(放送時間が変更された)番組についてのEPGデータとしてEIT(p/f)を受信した場合における、録画時間の修正の処理を説明する。なお、この処理の、より詳細な説明は、図60のフローチャートを参照して後述する。
【0124】
ステップS181において、EPGマネージャ132は、チューナ71や通信部43を介して送信されてくるEPGデータであるEIT(p/f)を取得する。このEIT(p/f)には、上述したように現在放送中の番組およびその番組の次に放送される番組の番組名、放送開始時刻、放送終了時刻、イベントIDなどの情報が含まれている。
【0125】
なお、ステップS181において、EPGマネージャ132は、受信したEPGデータであるEIT(p/f)を一度EPG DB53に格納し、EPG DB53から読み出すことによりEIT(p/f)を取得するようにしてもよい。
【0126】
ステップS182において、EPGマネージャ132は、EIT(p/f)を予約修正マネージャ162に送信(出力)する。ステップS182の後、EPGマネージャ132による処理は終了する。
【0127】
ステップS201において、予約修正マネージャ162は、ステップS182の処理によりEPGマネージャ132から送信されたEIT(p/f)を受信する。
【0128】
ステップS202において、予約修正マネージャ162は、予約情報リスト163から全ての予約情報を取得し、その中からEIT(p/f)に含まれている、例えば、現在放送中の番組の次に放送される番組のイベントIDまたは番組名に対応する、予約情報を取得(検出)する。すなわち、予約修正マネージャ162は、予約情報に番組のイベントIDが含まれている場合、EIT(p/f)に含まれているイベントIDに対応する番組の予約情報を予約情報リスト163から取得する。また、予約修正マネージャ162は、予約情報に番組の番組名が含まれている場合、EIT(p/f)に含まれている番組名に対応する番組の予約情報を予約情報リスト163から取得する。
【0129】
ステップS203において、予約修正マネージャ162は、ステップS201の処理により受信したEIT(p/f)に含まれている、現在放送中の番組の次に放送される番組の放送開始時刻および放送終了時刻を基に、ステップS202の処理により取得した予約情報を修正する。
【0130】
ステップS204において、予約修正マネージャ162は、ステップS203の処理により修正した予約情報を予約マネージャ161に送信(出力)する。ステップS204の後、予約修正マネージャ162による処理は終了する。
【0131】
ステップS221において、予約マネージャ161は、ステップS204の処理により予約修正マネージャ162から送信された予約情報を受信する。
【0132】
ステップS222において、予約マネージャ161は、予約情報リスト163にステップS221の処理により受信した予約情報を記録する。ステップS222の後、予約マネージャ161による処理は終了する。
【0133】
このように、EIT(p/f)を受信した場合、これから録画しようとする番組を予約録画するための予約情報が修正される。
【0134】
図8のフローチャートを参照して、予約録画プログラム121を実行するHDDビデオレコーダ1のCPU21による、番組の録画の予約の取り消しの処理を説明する。
【0135】
ステップS241において、操作入力制御部137は、入力部41または受光部42から、ユーザによる操作に応じた番組の録画の予約の取り消しを指示する操作情報を取得する。
【0136】
ステップS242において、操作入力制御部137は、番組の録画の予約の取り消しを指示する操作情報を予約マネージャ161に送信(出力)する。ステップS242の後、操作入力制御部137による処理は終了する。
【0137】
ステップS261において、予約マネージャ161は、ステップS242の処理により操作入力制御部137から送信された番組の録画の予約の取り消しを指示する操作情報を受信する。
【0138】
ステップS262において、予約マネージャ161は、ステップS261の処理により受信した、取り消しが指示された番組の録画の予約に対応する予約情報を予約情報リスト163から削除する。
【0139】
ステップS263において、予約マネージャ161は、予約情報を削除したことを示す情報を予約修正マネージャ162に送信する。
【0140】
ステップS281において、予約修正マネージャ162は、ステップS261の処理により予約マネージャ161から送信された予約情報を削除したことを示す情報を受信する。
【0141】
ステップS282において、予約修正マネージャ162は、予約情報リスト163から全ての予約情報を取得する。
【0142】
ステップS283において、予約修正マネージャ162は、ステップS282の処理により予約情報リスト163から取得した予約情報を修正する。
【0143】
ステップS284において、予約修正マネージャ162は、ステップS283の処理により修正した予約情報を予約マネージャ161に送信(出力)する。ステップS284の後、予約修正マネージャ162による処理は終了する。
【0144】
ステップS264において、予約マネージャ161は、ステップS284の処理により予約修正マネージャ162から送信された予約情報を受信する。
【0145】
ステップS265において、予約マネージャ161は、予約情報リスト163に、ステップS264の処理により受信した予約情報を記録する。ステップS265の後、予約マネージャ161による処理は終了する。
【0146】
このように、1つまたは複数の番組の録画予約が取り消された場合、他の番組を予約録画するための予約情報が修正される。
【0147】
図9のフローチャートを参照して、予約録画プログラム121を実行するCPU21による、EIT(schedule)を受信した場合における、録画時間の修正の処理を説明する。この処理は、HDDビデオレコーダ1がチューナ71や通信部43を介して、EPGデータであるEIT(schedule)を受信した場合に開始される。
【0148】
ステップS301において、予約修正マネージャ162は、ユーザによって、番組の録画の予約に対する録画時間を修正することが指示されているか否かを判定する。例えば、ユーザは、修正フラグに“1”を設定することにより、録画時間を修正することを指示し、修正フラグに“0”を設定することにより、録画時間を修正しないことを指示する。
【0149】
ステップS301において、番組の録画の予約に対する録画時間の自動修正が設定されていると判定された場合、ステップS302に進み、予約修正マネージャ162は、予約情報リスト163から、予約情報リスト163に記録されている予約情報を全て取得する。
【0150】
ステップS303において、予約修正マネージャ162は、ステップS302の処理により取得した予約情報リスト163の予約情報を録画開始時刻の遅い順に並べ替える。
【0151】
図10は、予約情報リスト163に記録されていた予約情報の並べ替えを説明する図である。ステップS302およびステップS303の処理を、図10を参照して説明すると次のようになる。
【0152】
図9のステップS302において、例えば、図10の上方で示される予約情報リスト163に記録されている全ての予約情報、すなわち、9個の予約情報が取得される。予約情報には、例えば、図10で示されるように、“番組名、録画開始時刻、録画終了時刻”の3つの情報が含まれている。
【0153】
図10で示される予約情報リスト163には、上から、番組名が番組Aであり、録画開始時刻が2004年10月16日の5:00であり、録画終了時刻が2004年10月16日の8:00である予約情報、番組名が番組Bであり、録画開始時刻が2004年10月16日の8:00であり、録画終了時刻が2004年10月16日の9:00である予約情報、番組名が番組Jであり、録画開始時刻が2004年10月18日の15:00であり、録画終了時刻が2004年10月19日の5:00である予約情報、および番組名が番組Gであり、録画開始時刻が2004年10月17日の5:00であり、録画終了時刻が2004年10月17日の8:00である予約情報が記録されている。
【0154】
また、図10で示される予約情報リスト163の上から5段目以降には、番組名が番組Eであり、録画開始時刻が2004年10月17日の2:00であり、録画終了時刻が2004年10月17日の3:00である予約情報、番組名が番組Fであり、録画開始時刻が2004年10月17日の3:00であり、録画終了時刻が2004年10月17日の4:00である予約情報、番組名が番組Cであり、録画開始時刻が2004年10月16日の9:00であり、録画終了時刻が2004年10月16日の11:00である予約情報、番組名が番組Hであり、録画開始時刻が2004年10月17日の9:00であり、録画終了時刻が2004年10月17日の10:00である予約情報、および番組名が番組Dであり、録画開始時刻が2004年10月16日の12:00であり、録画終了時刻が2004年10月16日の22:00である予約情報が記録されている。
【0155】
図9のステップS303において、録画開始時刻の遅い順に、例えば、図10の下方で示されるように、9個の予約情報が、上から番組Jの予約情報、番組Hの予約情報、番組Gの予約情報、番組Fの予約情報、番組Eの予約情報、番組Dの予約情報、番組Cの予約情報、番組Bの予約情報、および番組Aの予約情報の順に並び替えが行われる。
【0156】
図9のステップS304において、予約修正マネージャ162は、変数iに0を設定する。ここで、変数iは、ステップS303の処理により並べ替えられた個々の予約情報を指定するための変数である。例えば、変数i(=0)は、図10の下方で示される、録画開始時刻の一番遅い番組Jの予約情報を指定する。
【0157】
ステップS305において、予約修正マネージャ162は、受信したEIT(schedule)から、変数iで指定される予約情報によって予約録画される番組の情報を検索する。すなわち、例えば、変数i(=0)が番組J(の予約情報)を指定している場合、EIT(schedule)から、番組Jの情報、すなわち、番組Jの放送開始時刻および放送終了時刻が検索される。
【0158】
例えば、変数iで指定される番組の情報は、EIT(schedule)からは、EITに含まれる番組名を基に、検索される。また、予約情報にEIT(schedule)に含まれる番組毎のイベントIDが格納されている場合、そのイベントIDを基に、EIT(schedule)から、その予約情報によって予約録画される番組の情報が検索されるようにしてよい。
【0159】
ステップS306において、予約修正マネージャ162は、受信したEIT(schedule)に、変数iで指定される予約情報によって予約録画される番組の情報があるか否かを判定する。
【0160】
ステップS306において、受信したEIT(schedule)に、変数iで指定される予約情報によって予約録画される番組の情報があると判定された場合、ステップS307に進み、予約修正マネージャ162は、録画時間を修正する必要があるか否かを判定する。すなわち、例えば、ステップS307においては、予約情報における録画開始時刻とEIT(schedule)における番組の放送開始時刻、および予約情報における録画終了時刻とEIT(schedule)における放送終了時刻のいずれか一方または両方が異なる時刻である場合、録画時間を修正する必要があると判定され、両方が同じ時刻である場合、録画時間を修正する必要がないと判定される。
【0161】
ステップS307において、録画時間を修正する必要があると判定された場合、ステップS308に進み、予約情報の修正の処理が実行される。この処理の詳細は、図13のフローチャートを参照して後述するが、この処理により、予約情報における録画開始時刻および録画終了時刻のいずれか一方または両方が修正される。
【0162】
ステップS309において、変数iを1だけインクリメントする。すなわち、例えば、変数iが“0”であった場合、変数iは、“1”とされる。
【0163】
ステップS310において、予約修正マネージャ162は、変数iが予約情報リスト163の予約情報の数より小さいか否かを判定する。
【0164】
ステップS310において、変数iが予約情報リスト163の予約情報の数より小さいと判定された場合、手続きは、ステップS305に戻り、上述した処理が繰り返される。例えば、ステップS305において、変数iが“1”である場合、図10で示される番組Hの予約情報が指定され、EIT(schedule)において番組H(の情報)が検索される。
【0165】
ステップS310において、変数iが予約情報リスト163の予約情報の数より小さくはない(同じである)と判定された場合、処理は終了する。
【0166】
ステップS307において、録画時間を修正する必要がないと判定された場合、すなわち、現在の変数iで指定される予約情報で予約録画される番組の放送時間に変更がない場合、ステップS308の処理はスキップされ、手続きは、ステップS309に進み、上述した処理が実行される。
【0167】
ステップS306において、受信したEIT(schedule)に、変数iで指定される予約情報によって予約録画される番組の情報がないと判定された場合、ステップS307およびステップS308の処理はスキップされ、手続きは、ステップS309に進み、上述した処理が実行される。
【0168】
ステップS301において、番組の録画の予約に対する録画時間を修正することが指示されていないと判定された場合、ユーザは録画時間が自動的に修正されることを望んでいないので、処理は終了する。
【0169】
以上のように、予約情報リスト163に記録されている予約情報は、録画開始時刻の遅い方から順に並べ替えられ、録画開始時刻の遅い方の番組の予約情報から順に、EPGデータ(EIT)を参照して、番組の放送時間(放送開始時刻および放送終了時刻)が変更されていないか否かが判定され、録画開始時刻の遅い方から順に、予約情報が修正される。
【0170】
図11は、録画開始時刻の遅い方から順に予約情報を修正した場合の予約情報の動きを説明する図である。
【0171】
図11で示されるように、予約情報の修正前の番組の録画時間において、すなわち、今、新たなEPGデータの受信前に、予約されている番組の録画時間において、番組B1は、17:00から18:00まで録画されるように予約され、番組C1は、18:00から19:00まで録画されるように予約され、番組D1は、19:00から20:00まで録画されるように予約され、番組E1は、20:30から21:30まで録画されるように予約されているとする。
【0172】
このとき、EPG更新後の番組の放送時間の編成は、すなわち、新たなEPGデータが受信され、そのEPGデータに含まれている番組の放送時間の編成は、番組A1が、17:00から17:30まで放送され、番組B1が17:30から18:30まで放送され、番組C1が18:30から19:30まで放送され、番組D1が19:30から20:30まで放送され、番組E1が21:00から22:00まで放送されるようになされているとする。
【0173】
EPG更新後の番組の放送時間の編成に基づく、1度目の録画時間の修正においては、図9のステップS308の処理により、番組E1が21:00から22:00まで録画されるように、予約情報が修正される。
【0174】
さらに、EPG更新後の番組の放送時間の編成に基づく、2度目の録画時間の修正においては、図9のステップS308の処理により、番組D1が19:30から22:30まで録画されるように、予約情報が修正される。
【0175】
従って、図11で示される番組の録画時間(予約情報)は、4回の処理(図9のステップS308の処理)により適切に(EPG更新後の番組の放送時間通りに)修正されることになる。すなわち、番組B1が17:30から18:30まで録画され、番組C1が18:30から19:30まで録画され、番組D1が19:30から20:30まで録画され、番組E1が21:00から22:00まで録画されるように予約される。
【0176】
図12は、録画開始時刻の早い方から順に予約情報を修正した場合の予約情報の動きを説明する図である。図12における“予約情報の修正前の番組の録画時間”および“EPG更新後の番組の放送時間の編成”は、図11と同様であるので、その説明は省略する。
【0177】
録画開始時刻の早い方から番組の予約情報を修正すると、EPG更新後の番組の放送時間の編成に基づく、1度目の録画時間の修正においては、17:30から18:30まで放送される番組B1の放送時間が、18:00から19:00まで録画される番組C1の録画時間と重複してしまうため、図9のステップS308の処理により、例えば、番組B1は、17:30から18:00まで録画されるように、予約情報(録画開始時刻および録画終了時刻)が修正される。
【0178】
さらに、EPG更新後の番組の放送時間の編成に基づく、2度目の録画時間の修正においては、18:30から19:30まで放送される番組C1の放送時間が、19:00から20:00まで録画される番組D1の録画時間と重複してしまうため、図9のステップS308の処理により、例えば、番組C1は、18:30から19:00まで録画されるように、予約情報(録画開始時刻および録画終了時刻)が修正される。
【0179】
また、このとき、番組C1は18:30から19:30まで放送されるため、今、17:30から18:00まで録画されるように予約情報(録画時間)が修正された、番組B1の録画時間を17:30から18:30まで録画されるように再び修正する必要が出てくる。すなわち、再び、図9のステップS308の処理を行う必要が出てくる。番組C1に対しても同じことが言える。
【0180】
従って、図12で示されるように、番組の録画開始時刻の速い方から順に録画時間(予約情報)を修正した場合に比べ、図11で示されるように、番組の録画開始時刻の遅い方から順に録画時間(予約情報)を修正した方が、少ない処理の回数で、すなわち、より迅速に、番組の録画時間(予約情報)を適切に修正することができる。
【0181】
図13のフローチャートを参照して、図9のステップS308の処理に対応する予約情報の修正の処理を説明する。
【0182】
ステップS321において、予約修正マネージャ162は、録画時間の修正の必要がある番組を録画中であるか否かを判定する。ステップS321において、録画時間の修正の必要がある番組を録画中であると判定された場合、ステップS322に進み、録画時間の修正の必要がある番組を録画中である場合における、予約情報の修正の処理が実行される。この処理の詳細は、図14のフローチャートを参照して後述するが、この処理により、録画中の番組の予約情報における録画終了時刻が修正される。
【0183】
ステップS321において、録画時間の修正の必要がある番組を録画中ではないと判定された場合、ステップS323に進み、録画時間の修正の必要がある番組を録画中ではない場合における、予約情報の修正の処理が実行される。この処理の詳細は、図27を参照して後述するが、これにより録画中ではない番組の予約情報における録画開始時刻および録画終了時刻のいずれか、または両方が修正される。
【0184】
ステップS322またはステップS323の後、手続きは、図9のステップ309に戻り、上述した処理が実行される。
【0185】
図14のフローチャートを参照して、図13のステップS322に対応する録画時間を修正する必要がある番組を録画中である場合における、予約情報の修正の処理を説明する。
【0186】
ステップS341において、録画マネージャ136は、予約修正マネージャ162から、予約情報リスト163に含まれている全ての予約情報およびEIT(schedule)を取得し、取得した予約情報およびEIT(schedule)を基に、放送時間の変更によって、録画時間が重複する、録画される番組があるか否かを判定する。すなわち、番組の変更された放送時間が、他の番組の録画時間と重複しているか否かが判定される。
【0187】
より具体的には、ステップS341において、録画マネージャ136は、変数iで指定される予約情報によって予約録画される番組を、変更された放送時間における放送開始時刻から放送終了時刻まで録画するとした場合の録画時間と、他の予約情報によって予約録画される番組の録画時間とが重複しているか否かを判定する。
【0188】
ステップS341において、放送時間の変更によって、録画時間が重複する、録画される番組があると判定された場合、ステップS342に進み、録画マネージャ136は、放送時間が変更された番組の録画が、自動録画によるものであるか否かを判定する。すなわち、ステップS342において、予約情報の修正の対象とされる録画中の番組が、ユーザの嗜好を基に、HDDビデオレコーダ1が自動的に番組の録画を予約した番組であるか否かが判定される。
【0189】
また、ステップS342の判定の処理は、例えば、予約情報に、ユーザが手動で、すなわち、入力部41またはリモコン51を利用して、番組の録画を予約したか否かを示す手動予約フラグを記録するようにした場合、その手動予約フラグを基に実行される。例えば、手動予約フラグに“0”が設定されていることで、その番組の録画の予約は、ユーザが手動で番組の録画を予約したものであることが示され、手動予約フラグに“1”が設定されていることで、HDDレコーダ1がユーザの嗜好を基に、自動的に番組の録画を予約したことが示される。
【0190】
ステップS342において、放送時間が変更された番組の録画は、自動録画によるものではないと判定された場合、ステップS343に進み、録画マネージャ136は、放送時間が変更された番組が、番組を視聴するのに料金が課される課金番組であるか否かを判定する。
【0191】
ステップS343の処理は、EITに課金番組(有料番組)を示す情報(記述子)が含まれている場合、その情報(記述子)を基に、実行される。また、EITに課金番組を示す情報が含まれていない場合、ステップS343の判定の処理は、例えば、予約情報に、番組の視聴および録画に料金が課される課金番組であるか否かを示す課金番組フラグを記録するようにする。例えば、課金番組フラグに“0”が設定されていることで、録画が予約されている番組は、課金番組であることが示され、課金番組フラグに“1”が設定されていることで、録画が予約されている番組は、視聴または録画が無料である無料番組であることが示される。
【0192】
ステップS343において、放送時間が変更された番組は、課金番組であると判定された場合、ステップS344に進み、録画中の課金番組に対する、予約情報の修正の処理が実行される。この処理の詳細は、図17のフローチャートを参照して後述するが、この処理により、録画中の課金番組の予約情報における録画終了時刻が修正される。
【0193】
ステップS344の後、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0194】
ステップS341において、放送時間の変更によって、録画時間が重複する、録画される番組がないと判定された場合、ステップS345に進み、録画マネージャ136は、予約情報の録画終了時刻を、変更された放送時間の放送終了時刻に修正する。
【0195】
以下、図15、図16、図18乃至図21、および図23乃至図26のそれぞれを適宜参照して予約情報の修正を具体的に説明する。図15、図16、図18乃至図21、および図23乃至図26において、“T”と記述されている直線は時刻を示している。図中の一番上の“T”と記述されている直線に付された数字は、具体的な時刻を示している。図15、図16、図18乃至図21、および図23乃至図26において、上から2番目の“T”と記述されている直線における、“予約情報の修正前の番組の録画時間”は、新たなEPGデータの受信前において、各番組の予約情報に記録されている録画時間、すなわち、番組の録画開始時刻および録画終了時刻を示している。
【0196】
図15、図16、図18乃至図21、および図23乃至図26のそれぞれの上から3段目の“T”と記述されている直線における、“EPG更新後の番組の放送時間”は、新たに受信されたEPGデータ(最新のEPGデータ)による、番組の放送時間(の編成)、すなわち、番組の放送開始時刻および放送終了時刻を示している。図15、図16、図18乃至図21、および図23乃至図26において、上から4番目(一番下)の“T”と記述されている直線における、“予約情報の修正後の番組の録画時間”は、最新のEPGデータを基に、修正された各番組の予約情報における録画開始時刻および録画終了時刻を示すと共に、録画マネージャ136によって録画が制御される番組の録画時間を示している。
【0197】
また、図15、図16、図18乃至図21、および図23乃至図26において、“無料番組”とは番組の視聴が無料である番組を示している。“課金番組”とは番組を視聴するにあたって料金が課される番組を示している。“自動録画予約番組”とは、ユーザの嗜好を基に、HDDビデオレコーダ1によって、自動的に録画が予約された番組を示している。“番組”とは、特に断らない限り、上述した“無料番組”、“課金番組”、および“自動予約番組”のいずれかの番組である。
【0198】
さらに、予約情報の修正の対象となる番組には、“番組B”のようにアルファベットの“B”が設けられている。さらにまた、説明の簡単のために、予約情報の修正の処理を分類し、分類された処理の対象となる番組を、番組B11-1などのようにアルファベットの符号に下付けされている数値によって区別する。
【0199】
ここで、ステップS345の処理を、例えば、図15または図16を参照して説明すると、次のようになる。図15で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A11-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている番組B11-1の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0200】
このとき、番組B11-1を録画中である場合、矢印201で示される18:30において、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、現在放送中(録画中)の番組B11-1の放送終了時刻が21:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の番組B11-1の放送時間が18:00から21:00までと変更されている場合、録画マネージャ136は、番組B11-1の予約情報の録画終了時刻に番組B11-1の放送終了時刻である21:00を設定する。
【0201】
これにより、予約情報の修正後には、番組B11-1の録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は21:00とされる。
【0202】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A11-1を録画するように録画を制御する。また、録画マネージャ136は、18:00から21:00まで番組B11-1を録画するように録画を制御する。
【0203】
なお、便宜上、矢印201で示される18:30にEPGデータが受信された際、番組A11-1の予約情報が予約情報リスト163に存在しているように説明したが、18:30の時点では、番組A11-1の予約情報は予約情報リスト163から削除されているようにしてもよい。
【0204】
また、図16で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A11-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:00とされ、録画終了時刻が21:00とされている番組B11-2の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0205】
このとき、番組B11-2を録画中である場合、矢印202で示される19:30に、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、現在放送中(録画中)の番組B11-2の放送開始時刻が18:00とされ、放送終了時刻が20:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の番組B11-2の放送時間が18:00から20:00までと変更されている場合、録画マネージャ136は、番組B11-2の予約情報の録画終了時刻に番組B11-2の放送終了時刻である20:00を設定する。
【0206】
これにより、予約情報の修正後には、番組B11-2の録画開始時刻は19:00とされ、録画終了時刻は20:00とされる。
【0207】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A11-2を録画するように録画を制御する。また、録画マネージャ136は、19:00から20:00まで番組B11-2を録画するように録画を制御する。
【0208】
なお、便宜上、矢印202で示される19:30にEPGデータが受信された際に、番組A11-2の予約情報が予約情報リスト163に存在しているように説明したが、19:30の時点では、番組A11-2の予約情報は予約情報リスト163から削除されているようにしてもよい。
【0209】
このように、録画時間が重複する番組がない場合、録画終了時刻に更新された放送終了時刻が設定されるように、予約情報が修正される。
【0210】
ステップS345の後、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0211】
ステップS342において、放送時間が変更された番組の録画は自動録画によるものであると判定された場合、ステップS346に進み、録画マネージャ136は、放送時間が変更された自動録画による番組の録画を中止する。
【0212】
なお、録画マネージャ136は、自動録画による番組の録画を中止した場合に、それまで録画した自動録画予約番組(のコンテンツ)を削除するようにしてもよい。
【0213】
ステップS346の後、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0214】
ステップS343において、放送時間が変更された番組は、課金番組ではないと判定された場合、すなわち、放送時間が変更された番組は、無料で視聴することができる無料番組である場合、ステップS347に進み、録画中の無料番組に対する、予約情報の修正の処理が実行される。この処理の詳細は、図22のフローチャートを参照して後述するが、この処理により、録画中の無料番組の予約情報における録画終了時刻が修正されるか、または録画が中止される。
【0215】
ステップS347の後、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0216】
図17のフローチャートを参照して、図14のステップS344に対応する録画中の課金番組に対する、予約情報の修正の処理を説明する。
【0217】
ステップS371において、録画マネージャ136は、予約情報およびEIT(schedule)を基に、今、録画中の番組の放送時間であって、変更された放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複するか否かを判定する。すなわち、今、録画中の番組の放送時間であって、変更された放送時間の放送終了時刻が他の番組の録画時間内の時刻であるか否かが判定される。
【0218】
より具体的には、ステップS371において、録画マネージャ136は、今、録画中の番組の放送時間であって、変更された放送時間における放送開始時刻から放送終了時刻まで録画するとした場合の録画時間における録画終了時刻が、他の予約情報によって予約録画される番組の録画時間内の時刻であるか否かを判定する。
【0219】
ステップS371において、今、録画中の番組の放送時間であって、変更された放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複すると判定された場合、ステップS372に進み、録画マネージャ136は、予約情報の録画終了時刻を、録画中の番組についての変更された放送時間の放送終了時刻に修正する。
【0220】
ステップS373において、録画マネージャ136は、録画時間が重複する他の番組は課金番組であるか否かを判定する。ステップS373の処理は、ステップS343の処理において上述したように、例えば、録画時間が重複する他の番組の、EITに含まれる課金番組(有料番組)を示す情報(記述子)、または予約情報に含まれる、番組の視聴および録画に料金が課される課金番組であるか否かを示す課金番組フラグを基に実行される。
【0221】
ステップS373において、録画時間が重複する他の番組は課金番組ではないと判定された場合、すなわち、録画時間が重複する他の番組が無料番組である場合、ステップS374に進み、録画マネージャ136は、重複する他の番組の録画開始時刻を、放送時間が変更された番組の放送終了時刻に修正する。
【0222】
ここで、ステップS372乃至ステップS374の処理を、図18を参照して説明する。例えば、図18で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A12-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている課金番組B12-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:30とされ、録画終了時刻が21:30とされている番組C12-1の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0223】
このとき、課金番組B12-1を録画中である場合、矢印211で示される18:30に、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、現在放送中(録画中)の課金番組B12-1の放送終了時刻が21:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の番組B12-1の放送時間が18:00から21:00までと変更されている場合、録画マネージャ136は、ステップS372の処理において、番組B12-1の予約情報における録画終了時刻に、番組B12-1の放送終了時刻である21:00を設定する。
【0224】
これは、録画が開始されている課金番組の録画の優先順位が、まだ録画が開始されていない、その次の番組C12-1の録画の優先順位よりも、高く設定されているためである。この優先順位は、予約録画プログラム121の判定の処理および判定の結果に応じて実行される処理によって、予約録画プログラム121において設定されている。課金番組は、通常、録画が開始された時点で課金が発生する。このため、既に録画が開始されている課金番組B12-1の録画の優先順位は、まだ録画が開始されていない番組C12-1の録画の優先順位よりも高く設定される。
【0225】
なお、録画の優先順位を示すテーブルを別途設けて、予約録画プログラム121は、このテーブルに示された優先順位を基に、実行する処理を決めるようにしても良い。
【0226】
また、録画マネージャ136は、番組C12-1が無料番組である場合、ステップS374の処理において、番組C12-1の予約情報における録画開始時刻に、番組B12-1の放送終了時刻である21:00を設定する。
【0227】
これにより、予約情報の修正後には、課金番組B12-1の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は21:00とされる。また、番組C12-1の予約情報における録画開始時刻は21:00とされ、録画終了時刻は21:30とされる。
【0228】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A12-1を録画するように録画を制御する。また、録画マネージャ136は、18:00から21:00まで課金番組B12-1を録画するように録画を制御する。さらに、録画マネージャ136は、21:00から21:30まで無料番組である番組C12-1を録画するように録画を制御する。
【0229】
なお、便宜上、矢印211で示される18:30にEPGデータが受信された際に、番組A12-1の予約情報が予約情報リスト163に存在しているように説明したが、18:30の時点では、番組A12-1の予約情報は予約情報リスト163から削除されているようにしてもよい。
【0230】
このように、録画時間が重複する番組がある場合に、予約情報の修正の対象とされる録画中の番組が課金番組であるとき、録画終了時刻に更新された放送終了時刻が設定されるように、予約情報が修正される。また、録画中の番組が課金番組であり、その課金番組の予約情報の修正後の録画終了時刻が、次に録画が予約されている番組の録画開始時刻より後ろであって、その番組の録画終了時刻より前である場合、次に録画が予約されている番組が無料番組であるとき、その無料番組の録画開始時刻に、録画中の課金番組の録画終了時刻(放送終了時刻)が設定されるように、無料番組の予約情報が修正される。
【0231】
図17のステップS373において、録画時間が重複する他の番組が課金番組であると判定された場合、ステップS375に進み、録画マネージャ136は、重複する他の番組の録画開始時刻と録画終了時刻とを同じ時刻とする。すなわち、例えば、図18で示される番組C12-1が課金番組である場合、番組C12-1の予約情報における録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻に設定される。図18においては、録画マネージャ136は、ステップS375の処理において、例えば、番組C12-1の録画開始時刻を20:30のままとし、番組C12-1の録画終了時刻に、番組C12-1の録画開始時刻である20:30を設定する。
【0232】
このとき、課金番組である番組C12-1は、録画されない(録画時間が0分となる)。
【0233】
このように、録画中の番組が課金番組であり、その課金番組の予約情報の修正後の録画終了時刻が、次に録画が予約されている番組の録画開始時刻より後ろであって、その番組の録画終了時刻より前である場合、次に録画が予約されている番組が課金番組であるとき、その課金番組の予約情報における、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻になるように、予約情報が修正される。
【0234】
ステップS374またはステップS375の処理の後、手続きは、図9のステップS309に戻り上述した処理が実行される。
【0235】
ステップS371において、今、録画中の番組の放送時間であって、変更された放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複していないと判定された場合、課金番組の予約情報は修正されず、手続きは、図9のステップS309に戻る。
【0236】
ステップS371の処理において、変更された放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複していないと判定された場合に課金番組の予約情報が修正されないのは、例えば、図19乃至図21で示される状況が考えられるからである。
【0237】
例えば、図19で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A12-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている課金番組B12-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:30とされ、録画終了時刻が21:30とされている番組C12-2の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0238】
このとき、本来、課金番組B12-2を録画中であるはずの時刻である、矢印211で示される18:30に、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、現在放送中(録画中)であるはずの課金番組B12-2の放送開始時刻が21:00とされ、放送終了時刻が23:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の課金番組B12-2の放送時間が21:00から23:00までと変更されている場合、録画マネージャ136は、課金番組B12-2の予約情報を修正しない。
【0239】
課金番組B12-2の予約情報を修正しないのは、18:30の時点で、放送時間が18:00から20:00までとされている課金番組D12-2が放送されおり、既に、課金番組D12-2の録画が開始されているためである。すなわち、既に、課金番組D12-2の録画において、料金が課されているため、そのまま20:00まで課金番組D12-2を録画し続けるようにするためである。
【0240】
従って、予約情報の修正後には、課金番組B12-2の予約情報における録画開始時刻は18:00のままとされ、録画終了時刻は20:00のままとされる。
【0241】
録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A12-2を録画するように録画を制御する。また、録画マネージャ136は、18:00から20:00まで課金番組D12-2を録画するように録画を制御する。さらに、録画マネージャ136は、20:30から21:30まで番組C12-2を録画するように録画を制御する。
【0242】
なお、便宜上、矢印212で示される18:30にEPGデータが受信された際に、番組A12-2の予約情報が予約情報リスト163に存在しているように説明したが、18:30の時点では、番組A12-2の予約情報は予約情報リスト163から削除されているようにしてもよい。
【0243】
また、例えば、図20で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A12-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が19:30とされている課金番組B12-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:00とされ、録画終了時刻が21:00とされている番組C12-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が21:30とされ、録画終了時刻が22:30とされている番組D12-3が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0244】
このとき、本来、課金番組B12-3を録画中であるはずの時刻である、矢印213で示される18:30に、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、現在放送中(録画中)であるはずの課金番組B12-3の放送開始時刻が20:30とされ、放送終了時刻が22:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の課金番組B12-3の放送時間が20:30から22:00までと変更されている場合、録画マネージャ136は、課金番組B12-3の予約情報を修正しない。
【0245】
課金番組B12-3の予約情報を修正しないのは、18:30の時点で、放送時間が18:00から20:00までとされている課金番組E12-3が放送されおり、既に、課金番組E12-3の録画が開始されているためである。すなわち、既に、課金番組E12-3の録画において、料金が課されているため、そのまま19:30まで課金番組E12-3を録画し続けるようにするためである。
【0246】
従って、予約情報の修正後には、課金番組B12-3の予約情報における録画開始時刻は18:00のままとされ、録画終了時刻は19:30のままとされる。
【0247】
録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A12-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、18:00から19:30まで課金番組E12-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:00から21:00まで番組C12-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、21:30から22:30まで番組D12-3を録画するように録画を制御する。
【0248】
なお、便宜上、矢印213で示される18:30にEPGデータが受信された際に、番組A12-3の予約情報が予約情報リスト163に存在しているように説明したが、18:30の時点では、番組A12-3の予約情報は予約情報リスト163から削除されているようにしてもよい。
【0249】
さらに、例えば、図21で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A12-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が19:30とされている課金番組B12-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:00とされ、録画終了時刻が22:30とされている番組C12-4の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0250】
このとき、本来、課金番組B12-4を録画中であるはずの時刻である、矢印214で示される18:30に、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、現在放送中(録画中)であるはずの課金番組B12-4の放送開始時刻が20:30とされ、放送終了時刻が22:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の番組B12-4の放送時間が20:30から22:00までと変更されている場合、録画マネージャ136は、課金番組B12-4の予約情報を修正しない。
【0251】
課金番組B12-4の予約情報を修正しないのは、18:30の時点で、放送時間が18:00から19:30までとされている課金番組D12-4が放送されおり、既に、課金番組D12-4の録画が開始されているためである。すなわち、既に、課金番組D12-4の録画において、料金が課されているため、そのまま19:30まで課金番組D12-4を録画し続けるようにするためである。
【0252】
従って、予約情報の修正後には、課金番組B12-4の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は19:30とされる。
【0253】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A12-4を録画するように録画を制御する。また、録画マネージャ136は、18:00から19:30まで課金番組D12-4を録画するように録画を制御する。さらに、録画マネージャ136は、20:00から22:30まで番組C12-4を録画するように録画を制御する。
【0254】
なお、便宜上、矢印214で示される18:30にEPGデータが受信された際に、番組A12-4の予約情報が予約情報リスト163に存在しているように説明したが、18:30の時点では、番組A12-4の予約情報は予約情報リスト163から削除されているようにしてもよい。
【0255】
このように、録画中の課金番組の、変更後の放送時間における放送終了時刻が、他の録画が予約されている番組の録画時間内の時刻ではない場合、予約情報は修正されない。
【0256】
次に、図22のフローチャートを参照して、図14のステップS347に対応する録画中の無料番組に対する予約情報の修正の処理を説明する。
【0257】
ステップS391において、録画マネージャ136は、録画中の番組が録画に参照されている予約情報で録画が指示された番組であるか否かを判定する。すなわち、例えば、予約情報にイベントIDが記録されている場合、録画が指示された番組の予約情報に記録されているイベントIDと、EITに含まれている現在録画中である番組のイベントIDを基に、録画中の番組が録画に参照されている、予約情報で録画が指示された番組であるか否かが判定される。
【0258】
ステップS391においては、予約情報に番組名が記録されている場合、録画が指示された番組の予約情報に記録されている番組名と、EITに含まれている現在録画中(放送中)である番組の番組名を基に、録画中の番組が録画に参照されている予約情報で録画が指示された番組であるか否かが判定されるようにしてもよい。
【0259】
ステップS391において、録画中の番組が録画に参照されている予約情報で録画が指示された番組であると判定された場合、すなわち、例えば、録画が指示された番組の予約情報に記録されているイベントIDと、EITに含まれている現在録画中である番組のイベントIDとが同じである場合、ステップS392に進み、録画マネージャ136は、予約情報の録画終了時刻を、次に録画が予約されている番組の録画開始時刻とする。
【0260】
すなわち、例えば、図23で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A13-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている無料番組B13-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:30とされ、録画終了時刻が22:00とされている番組C13-1の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0261】
このとき、無料番組B13-1を録画中である場合、矢印221で示される18:30に、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、現在放送中(録画中)の無料番組B13-1の放送終了時刻が21:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B13-1の放送時間が18:00から21:00までと変更されている場合、録画マネージャ136は、無料番組B13-1の予約情報における録画終了時刻に、番組C13-1の録画開始時刻である20:30を設定する。
【0262】
これにより、予約情報の修正後には、無料番組B13-1の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は20:30とされる。
【0263】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A13-1を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、18:00から20:30まで無料番組B13-1を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:30から22:00まで番組C13-1を録画するように録画を制御する。すなわち、20:30から21:00までの無料番組B13-1は録画されない。
【0264】
予約録画プログラム121における録画の優先順位は、放送時間が変更された番組の方が基本的に低くなるように設定される。したがって、録画中とはいえ、放送時間が変更された番組が無料番組B13-1である場合、番組C13-1の録画の優先順位の方が、放送時間の変更された無料番組B13-1の録画の優先順位より高く設定される。これにより、番組C13-1の録画時間は修正されず、無料番組B13-1は、無料番組B13-1の次に録画が予約されている番組C13-1の録画時間と重複しないように、録画できるところまで録画される。
【0265】
なお、便宜上、矢印221で示される18:30にEPGデータが受信された際に、番組A13-1の予約情報が予約情報リスト163に存在しているように説明したが、18:30の時点では、番組A13-1の予約情報は予約情報リスト163から削除されているようにしてもよい。
【0266】
このように、無料番組の変更された放送時間における放送終了時刻が、次に録画が予約されている番組の録画時間内の時刻である場合、録画終了時刻に、次に録画が予約されている番組の録画開始時刻が設定されるように、予約情報が修正される。
【0267】
図22のステップS391において、録画中の番組が録画に参照されている予約情報で録画が指示された番組ではないと判定された場合、例えば、録画が指示された番組の予約情報に記録されているイベントIDと、EITに含まれている現在録画中である番組のイベントIDとが異なる場合、ステップS393に進み、録画マネージャ136は、現在録画している番組の録画を中止する。ステップS393の処理において、録画を中止するのは、例えば、図24乃至図26のようなときが考えられるからである。
【0268】
すなわち、例えば、図24で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A13-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている無料番組B13-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:00とされ、録画終了時刻が21:00とされている番組C13-2の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0269】
このとき、本来、無料番組B13-2を録画中であるはずの時刻である、矢印222で示される19:30に、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、現在放送中(録画中)であるはずの無料番組B13-2の放送開始時刻が20:30とされ、放送終了時刻が22:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B13-2の放送時間が20:30から22:30までと変更され、録画中の番組は、ユーザが録画を所望した無料番組B13-2ではないとき、録画マネージャ136は、無料番組B13-2の予約情報を修正しない。
【0270】
また、録画マネージャ136は、今、無料番組B13-2とは別の番組である無料番組D13-2を録画しているため、すぐに無料番組D13-2の録画を中止(停止)するように制御する。
【0271】
したがって、19:30の時点では、無料番組B13-2の予約情報における録画開始時刻は18:00のままとされ、録画終了時刻は20:00のままとされる。
【0272】
なお、19:30にEPGデータを受信したことで、現在録画中の番組が無料番組B13-2ではないことがわかった場合、無料番組B13-2の予約情報を修正しないだけでなく、削除するようにしてもよい。
【0273】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A13-2を録画するように録画を制御する。また、録画マネージャ136は、18:00から19:30まで無料番組D13-2を録画するように録画を制御する。さらに、録画マネージャ136は、20:00から21:00まで番組C13-2を録画するように録画を制御する。
【0274】
録画マネージャ136は、18:00から19:30まで録画した無料番組D13-2(のコンテンツ)を削除するようにしてもよい。
【0275】
なお、便宜上、矢印222で示される19:30にEPGデータが受信された際に、番組A13-2の予約情報が予約情報リスト163に存在しているように説明したが、19:30の時点では、番組A13-2の予約情報は予約情報リスト163から削除されているようにしてもよい。
【0276】
また、例えば、図25で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A13-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が19:30とされている無料番組B13-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:00とされ、録画終了時刻が21:00とされている番組C13-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が21:30とされ、録画終了時刻が22:30とされている番組D13-3が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0277】
このとき、無料番組B13-3を録画中であるはずの時刻である、矢印223で示される19:00に、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、現在放送中(録画中)であるはずの無料番組B13-3の放送開始時刻が20:30とされ、放送終了時刻が22:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B13-3の放送時間が20:30から22:00までと変更され、録画中の番組は、ユーザが録画を所望した無料番組B13-3ではないとき、録画マネージャ136は、無料番組B13-3の予約情報を修正しない。
【0278】
また、録画マネージャ136は、今、無料番組B13-3とは別の番組である無料番組E13-3を録画しているため、すぐに無料番組E13-3の録画を中止(停止)するように制御する。
【0279】
したがって、19:00の時点では、無料番組B13-3の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は19:30のままとされる。
【0280】
なお、19:00にEPGデータを受信したことで、今録画中の番組が無料番組B13-3ではないことがわかった場合、無料番組B13-3の予約情報を修正しないだけでなく、削除するようにしてもよい。
【0281】
したがって、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A13-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、18:00から19:00まで無料番組E13-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:00から21:00まで番組C13-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、21:30から22:30まで番組D13-3を録画するように録画を制御する。
【0282】
録画マネージャ136は、18:00から19:30まで録画した無料番組E13-3(のコンテンツ)を削除するようにしてもよい。
【0283】
なお、便宜上、矢印223で示される19:00にEPGデータが受信された際に、番組A13-3の予約情報が予約情報リスト163に存在しているように説明したが、19:00の時点では、番組A13-3の予約情報は予約情報リスト163から削除されているようにしてもよい。
【0284】
例えば、図26で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A13-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が19:30とされている無料番組B13-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:00とされ、録画終了時刻が22:30とされている番組C13-4の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0285】
このとき、本来、無料番組B13-4を録画中であるはずの時刻である、矢印224で示される19:00に、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、現在放送中(録画中)であるはずの無料番組B13-4の放送開始時刻が20:30とされ、放送終了時刻が22:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B13-4の放送時間が20:30から22:00までと変更され、録画中の番組は、ユーザが録画を所望した無料番組B13-4ではないとき、録画マネージャ136は、無料番組B13-4の予約情報を修正しない。
【0286】
また、録画マネージャ136は、今、無料番組B13-4とは別の番組である無料番組D13-4を録画しているため、すぐに無料番組D13-4の録画を中止(停止)するように制御する。
【0287】
したがって、19:00の時点では、無料番組B13-4の予約情報における録画開始時刻は18:00のままとされ、録画終了時刻は19:30のままとされる。
【0288】
なお、19:00にEPGデータを受信したことで、今録画中の番組が無料番組B13-4ではないことがわかった場合、無料番組B13-4の予約情報を修正しないだけでなく、削除するようにしてもよい。
【0289】
録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A13-4を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、18:00から19:00まで無料番組D13-4を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:00から22:30まで番組C13-4を録画するように録画を制御する。
【0290】
なお、録画マネージャ136は、18:00から19:00まで録画した無料番組D13-4(のコンテンツ)を削除するようにしてもよい。
【0291】
なお、便宜上、矢印224で示される19:00にEPGデータが受信された際に、番組A13-4の予約情報が予約情報リスト163に存在しているように説明したが、19:00の時点では、番組A13-4の予約情報は予約情報リスト163から削除されているようにしてもよい。
【0292】
このように、番組の放送時間が変更されたことで、録画中の無料番組が、ユーザが録画を所望した番組ではないと判定された場合、予約情報は修正されない。また、録画中の無料番組が、ユーザが録画を所望した番組ではないと判定された場合、録画中の番組の録画が中止(停止)される。
【0293】
図22のステップS392またはステップS393の後、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0294】
図27のフローチャートを参照して、図13のステップS323に対応する録画時間の修正の必要がある番組を録画中ではない場合における、予約情報の修正の処理を説明する。
【0295】
ステップS421において、予約修正マネージャ162は、放送時間の変更によって、録画時間が重複する番組はあるか否かを判定する。
【0296】
より具体的には、ステップS421において、予約修正マネージャ162は、変数iで指定される予約情報によって予約録画される番組を、変更された放送時間における放送開始時刻から放送終了時刻まで録画するとした場合の録画時間と、他の予約情報によって予約録画される番組の録画時間とが重複しているか否かを判定する。
【0297】
ステップS421において、放送時間の変更によって、録画時間が重複する番組があると判定された場合、ステップS422に進み、予約修正マネージャ162は、放送時間が変更された番組の録画の予約は自動録画によるものであるか否かを判定する。すなわち、例えば、予約修正マネージャ162は、図14のステップS342において上述したように、手動予約フラグを基に判定する。
【0298】
ステップS422において、放送時間が変更された番組の録画の予約は自動録画によるものではないと判定された場合、ステップS423に進み、予約修正マネージャ162は、放送時間が変更された番組は、課金番組であるか否かを判定する。すなわち、例えば、予約修正マネージャ162は、図14のステップS343において上述したように、EITに課金番組(有料番組)を示す情報(記述子)、または課金番組フラグを基に、放送時間が変更された番組は、課金番組であるか否かを判定する。
【0299】
ステップS423において、放送時間が変更された番組は、課金番組であると判定された場合、ステップS424に進み、予約修正マネージャ162は、放送時間が変更された番組は、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻であるか否かを判定する。すなわち、放送時間が変更された番組の予約情報における、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻であるか否かが判定される。
【0300】
ステップS424において、放送時間が変更された番組は、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻ではないと判定された場合、ステップS425に進み、予約修正マネージャ162は、予約情報の録画開始時刻と録画終了時刻とを同じ時刻にする。
【0301】
以下、図28乃至図46および図48乃至図55のそれぞれを適宜参照して、予約情報の修正を具体的に説明する。図28乃至図46および図48乃至図55のそれぞれにおいて、“T”と記述されている直線は時刻を示している。図中の一番上の“T”と記述されている直線に付された数字は、具体的な時刻を示している。図28乃至図46および図48乃至図55のそれぞれにおいて、上から2番目の“T”と記述されている直線における、“予約情報の修正前の番組の録画予約時間”は、新たなEPGデータの受信前において、録画が予約されたことで、各番組の予約情報に記録されている録画時間、すなわち、番組の録画開始時刻および録画終了時刻を示している。
【0302】
図28乃至図46および図48乃至図55のそれぞれにおいて、上から3段目の“T”と記述されている直線における、“EPG更新後の番組の放送時間”は、新たに受信されたEPGデータ(最新のEPGデータ)による、番組の放送時間(の編成)、すなわち、番組の放送開始時刻および放送終了時刻を示している。図28乃至図46および図48乃至図55のそれぞれにおいて、上から4番目の“T”と記述されている直線における、“予約情報の修正後の番組の録画予約時間”は、最新のEPGデータを基に、修正された各番組の予約情報における録画開始時刻および録画終了時刻を示している。上から5番目(一番下)の“T”と記述されている直線における、“番組の録画時間”は、録画マネージャ136によって録画が制御される番組の録画時間を示している。
【0303】
また、図28乃至図46および図48乃至図55のそれぞれにおいて、“無料番組”とは番組の視聴が無料である番組を示している。“課金番組”とは番組を視聴するにあたって料金が課される番組を示している。“自動録画予約番組”とは、ユーザの嗜好を基に、HDDビデオレコーダ1によって、自動的に録画が予約された番組を示している。“番組”とは、特に断らない限り、上述した“無料番組”、“課金番組”、および“自動予約番組”のいずれかの番組である。
【0304】
さらに、予約情報の修正の対象となる番組には、“番組B”のようにアルファベットの“B”が設けられている。さらにまた、説明の簡単のために、予約情報の修正の処理を分類し、分類された処理の対象となる番組を、番組B21-1などのようにアルファベットの符号に下付けされている数値によって区別する。
【0305】
ここで、ステップS425の処理を、図28乃至図31を参照して説明すると次のようになる。例えば、図28で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A21-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている課金番組B21-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:30とされ、録画終了時刻が21:30とされている番組C21-1の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0306】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、課金番組B21-1の放送終了時刻が21:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の課金番組B21-1の放送時間が18:00から21:00までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS425の処理において、例えば、課金番組B21-1の予約情報における録画終了時刻を、20:00から録画開始時刻と同じ18:00に修正する。すなわち、課金番組B21-1の予約情報における録画終了時刻に、録画開始時刻と同じ18:00を設定する。
【0307】
これにより、予約情報の修正後には、課金番組B21-1の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は18:00とされる。
【0308】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A21-1を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、課金番組B21-1の録画を抑制するように録画を制御する。すなわち、課金番組B21-1は録画されない。さらに、録画マネージャ136は、20:30から21:30まで番組C21-1を録画するように録画を制御する。
【0309】
また、例えば、図29で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A21-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている課金番組B21-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:00とされ、録画終了時刻が21:00とされている番組C21-2の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0310】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、課金番組B21-2の放送開始時刻が20:30とされ、放送終了時刻が22:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の課金番組B21-2の放送時間が20:30から22:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS425の処理において、例えば、課金番組B21-2の予約情報における録画開始時刻に、課金番組B21-2の放送開始時刻である20:30を設定し、録画終了時刻に、設定した録画開始時刻と同じ20:30を設定する。
【0311】
これにより、予約情報の修正後には、課金番組B21-2の予約情報における録画開始時刻は20:30とされ、録画終了時刻は20:30とされる。
【0312】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A21-2を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、課金番組B21-2の録画を抑制するように録画を制御する。すなわち、課金番組B21-2は録画されない。録画マネージャ136は、20:00から21:00まで番組C21-2を録画するように録画を制御する。
【0313】
さらに、例えば、図30で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A21-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が19:30とされている課金番組B21-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:30とされ、録画終了時刻が20:30とされている番組C21-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が21:00とされ、録画終了時刻が22:00とされている番組D21-3が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0314】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、課金番組B21-3の放送開始時刻が20:00とされ、放送終了時刻が21:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の課金番組B21-3の放送時間が20:00から21:30までと変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS425の処理において、例えば、課金番組B21-3の予約情報における録画開始時刻に、課金番組B21-3の放送開始時刻である20:00を設定し、録画終了時刻に、設定した録画開始時刻と同じ20:00を設定する。
【0315】
これにより、予約情報の修正後には、課金番組B21-3の予約情報における録画開始時刻は20:00とされ、録画終了時刻は20:00とされる。
【0316】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A21-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、19:30から20:30まで番組C21-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、課金番組B21-3の録画を抑制するように録画を制御する。すなわち、課金番組B21-3は録画されない。録画マネージャ136は、21:00から22:00まで番組D21-3を録画するように録画を制御する。
【0317】
さらにまた、例えば、図31で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A21-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が19:30とされている課金番組B21-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:30とされ、録画終了時刻が22:00とされている番組C21-4の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0318】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、課金番組B21-4の放送開始時刻が20:00とされ、放送終了時刻が21:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の課金番組B21-4の放送時間が20:00から21:30までと変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップ425の処理において、例えば、課金番組B21-4の予約情報の録画開始時刻に課金番組B21-4の放送開始時刻である20:00を設定し、録画終了時刻に録画開始時刻と同じ時刻である20:00を設定する。
【0319】
これにより、予約情報の修正後には、課金番組B21-4の予約情報における録画開始時刻は20:00とされ、録画終了時刻は20:00とされる。
【0320】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A21-4を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、課金番組B21-4の録画を抑制するように録画を制御する。すなわち、課金番組B21-4は録画されない。録画マネージャ136は、19:30から22:00まで番組C21-4を録画するように録画を制御する。
【0321】
このように、予約録画プログラム121における録画の優先順位は、基本的に、放送時間が変更された番組の方が基本的に低くなるように設定される。従って、予め録画が予約されている番組の録画の優先順位の方が、放送時間が変更された、録画中ではない課金番組の録画の優先順位より高く設定される。また、課金番組は、番組を録画するのに、料金が課される。したがって、課金番組を全て録画することができない場合、課金番組の録画が抑制されるように、予約情報における録画開始時刻および録画終了時刻が設定される。
【0322】
図27のステップS425の後、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0323】
ステップS424において、放送時間が変更された番組は、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻であると判定された場合、ステップS425の処理はスキップされ、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。ステップS424の処理により予約情報が修正されないのは、例えば、以下の図32乃至図35のような例が考えられるからである。
【0324】
すなわち、例えば、図32で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A22-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている課金番組B22-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:30とされ、録画終了時刻が21:30とされている無料番組C22-1の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0325】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、課金番組B22-1の放送開始時刻が18:00とされ、放送終了時刻が21:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の課金番組B22-1の放送時間が18:00から21:00までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、課金番組B22-1の予約情報を修正しない。
【0326】
すなわち、課金番組B22-1の予約情報における録画開始時刻は18:00のままとされ、録画終了時刻は18:00のままとされる。これは、EPGデータの更新後における、課金番組B22-1の放送時間が番組C22-1の録画時間と重複してしまうためである。すなわち、予め予約されている番組C22-1の録画の優先順位が、放送時間が変更された課金番組B22-1の録画の優先順位より高く設定されているためである。
【0327】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A22-1を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、課金番組B22-1の録画を抑制するように録画を制御する。すなわち、課金番組B22-1は録画されない。録画マネージャ136は、20:30から21:30まで番組C22-1を録画するように録画を制御する。
【0328】
また、ステップS424において、放送時間が変更された番組が、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻であると判定された場合、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻であるように、予約情報をさらに修正するようにしてもよい。
【0329】
すなわち、例えば、図33で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A22-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている課金番組B22-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:00とされ、録画終了時刻が21:00とされている番組C22-2の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0330】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、課金番組B22-2の放送開始時刻が20:30とされ、放送終了時刻が22:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の課金番組B22-2の放送時間が20:30から22:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、例えば、課金番組B22-2の予約情報における録画開始時刻に、課金番組B22-2の放送開始時刻である20:30を設定し、録画終了時刻に、設定した録画開始時刻と同じ20:30を設定する。
【0331】
また、予約修正マネージャ162は、課金番組B22-2の予約情報を修正しないようにしてもよい。
【0332】
これにより、予約情報の修正後には、課金番組B22-2の予約情報における録画開始時刻は20:30とされ、録画終了時刻は20:30とされる。これは、EPGデータの更新後における、課金番組B22-2の放送時間が番組C22-2の録画時間と重複してしまうためである。すなわち、予め予約されている番組C22-2の録画の優先順位の方が、放送時間が変更された課金番組B22-2の録画の優先順位より高く設定されているためである。
【0333】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A22-2を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、課金番組B22-2の録画を抑制するように録画を制御する。すなわち、課金番組B22-2は録画されない。録画マネージャ136は、20:00から21:00まで番組C22-2を録画するように録画を制御する。
【0334】
また、例えば、図34で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A22-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている課金番組B22-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:30とされ、録画終了時刻が20:30とされている番組C22-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が21:00とされ、録画終了時刻が22:00とされている番組D22-3が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0335】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、課金番組B22-3の放送開始時刻が20:00とされ、放送終了時刻が21:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の課金番組B22-3の放送時間が20:00から21:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、課金番組B22-3の予約情報における録画開始時刻に、課金番組B22-3の放送開始時刻である20:00を設定し、録画終了時刻に、設定した録画開始時刻と同じ20:00を設定する。
【0336】
また、予約修正マネージャ162は、課金番組B22-3の予約情報を修正しないようにしてもよい。
【0337】
これにより、予約情報の修正後には、課金番組B22-3の予約情報における録画開始時刻は20:00とされ、録画終了時刻は20:00とされる。これは、EPGデータの更新後における、課金番組B22-3の放送時間が番組C22-3や番組D22-3の録画時間と重複してしまうためである。すなわち、予め予約されている番組C22-3や番組D22-3の録画の優先順位の方が、放送時間が変更された課金番組B22-3の録画の優先順位より高いためである。
【0338】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A22-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、19:30から20:30まで番組C22-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、21:00から22:00まで番組D22-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、課金番組B22-3の録画を抑制するように録画を制御する。すなわち、課金番組B22-3は録画されない。録画マネージャ136は、20:00から20:00まで番組B22-3を録画するように録画を制御する。すなわち、課金番組B22-3は録画されない。
【0339】
さらに、例えば、図35で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A22-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている課金番組B22-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:30とされ、録画終了時刻が22:00とされている番組C22-4の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0340】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信され、受信されたEIT(schedule)において、課金番組B22-4の放送開始時刻が20:00とされ、放送終了時刻が21:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の課金番組B22-4の放送時間が20:00から21:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、課金番組B22-4の予約情報における録画開始時刻に、課金番組B22-4の放送開始時刻である20:00を設定し、録画終了時刻に、設定した録画開始時刻と同じ20:00を設定する。
【0341】
また、予約修正マネージャ162は、課金番組B22-4の予約情報を修正しないようにしてもよい。
【0342】
これにより、予約情報の修正後には、課金番組B22-4の予約情報における録画開始時刻は20:00とされ、録画終了時刻は20:00とされる。これは、EPGデータの更新後における、課金番組B22-4の放送時間が番組C22-4の録画時間と重複してしまうためである。すなわち、予め予約されている番組C22-4の録画の優先順位の方が、放送時間が変更された課金番組B22-4の録画の優先順位より高く設定されているためである。
【0343】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A22-4を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、課金番組B22-4の録画を抑制するように録画を制御する。すなわち、課金番組B22-4は録画されない。録画マネージャ136は、19:30から22:00まで番組C22-4を録画するように録画を制御する。
【0344】
このように、予約録画プログラム121における録画の優先順位は、基本的に、放送時間が変更された番組の方が基本的に低くなるように設定される。従って、放送時間が変更された、録画中ではない課金番組より、予め録画が予約されている番組の方が録画の優先順位は高く設定される。また、課金番組は、番組を録画するのに、料金が課される。したがって、課金番組を全て録画することができない場合、課金番組の録画が抑制されるように、予約情報における録画開始時刻および録画終了時刻が設定される。
【0345】
図27のステップS421において、放送時間の変更によって、録画時間が重複する番組はないと判定された場合、ステップS426に進み、予約修正マネージャ162は、予約情報の録画開始時刻を、変更された放送時間の放送開始時刻に修正し、予約情報の録画終了時刻を変更された放送時間の放送終了時刻に修正する。
【0346】
すなわち、例えば、図36で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A23-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている番組B23-1の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0347】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、番組B23-1の放送開始時刻が18:00とされ、放送終了時刻が20:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の番組B23-1の放送時間が18:00から20:30までと変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS426の処理において、番組B23-1の予約情報における録画終了時刻に、番組B23-1の放送開始時刻である20:30を設定する。
【0348】
これにより、予約情報の修正後には、番組B23-1の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は20:00とされる。
【0349】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A23-1を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、18:00から20:30まで番組B23-1を録画するように録画を制御する。
【0350】
また、例えば、図37で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A23-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:00とされ、録画終了時刻が21:00とされている番組B23-2の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0351】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、番組B23-2の放送開始時刻が18:00とされ、放送終了時刻が20:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の番組B23-2の放送時間が18:00から20:00までと変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS426の処理において、番組B23-2の予約情報における録画開始時刻を19:00から番組B23-2の放送開始時刻である18:00に修正し、録画終了時刻を21:00から番組B23-2の放送終了時刻である20:00に修正する。すなわち、番組B23-2の予約情報における録画開始時刻に18:00が設定され、録画終了時刻に20:00が設定される。
【0352】
これにより、予約情報の修正後には、番組B23-2の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は20:00とされる。
【0353】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A23-2を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、18:00から20:00まで番組B23-2を録画するように録画を制御する。
【0354】
さらに、例えば、図38で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A23-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている番組B23-3の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0355】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、番組B23-3の放送開始時刻および放送終了時刻が含まれていない場合、予約修正マネージャ162は、番組B23-3の予約情報を修正しない。
【0356】
これにより、予約情報の修正後には、番組B23-3の予約情報における録画開始時刻は18:00のままとされ、録画終了時刻は20:00のままとされる。
【0357】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A23-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、18:00から20:00まで番組B23-3を録画するように録画を制御する。
【0358】
なお、図38で示される例は、図9のステップS306において、受信したEIT(schedule)において、変数iで指定される予約情報に対応する番組がないと判定された場合における、予約情報を示している。
【0359】
さらに図27のステップS426の処理の例を説明する。すなわち、例えば、図39で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A24-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組B24-1の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0360】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、番組B24-1の放送開始時刻が18:00とされ、放送終了時刻が20:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の番組B24-1の放送時間が18:00から20:30までとされている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS426の処理において、番組B24-1の予約情報における録画終了時刻を18:00から番組B24-1の放送終了時刻である20:30に修正する。すなわち、番組B23-2の予約情報における録画終了時刻に20:30が設定される。
【0361】
これにより、予約情報の修正後には、番組B24-1の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は20:30とされる。
【0362】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A24-1を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、18:00から20:30まで番組B24-1を録画するように録画を制御する。
【0363】
また、例えば、図40で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A24-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:30とされ、録画終了時刻が20:30とされている番組B24-2の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0364】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、番組B24-2の放送開始時刻が18:00とされ、放送終了時刻が19:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の番組B24-2の放送時間が18:00から19:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS426の処理において、番組B24-2の予約情報の録画開始時刻に、番組B24-2の放送開始時刻である18:00を設定し、番組B24-2の予約情報の録画終了時刻に、番組B24-2の放送終了時刻である19:30を設定する。
【0365】
これにより、予約情報の修正後には、番組B24-2の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は19:30とされる。
【0366】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A24-2を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、18:00から19:30まで番組B24-2を録画するように録画を制御する。
【0367】
例えば、図41で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が17:00とされている番組B24-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:30とされ、録画終了時刻が20:30とされている番組C24-3の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0368】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、番組B24-3の放送開始時刻が18:00とされ、放送終了時刻が19:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の番組B24-3の放送時間が18:00から19:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS426の処理において、番組B24-3の予約情報における録画開始時刻を17:00から番組B24-3の放送開始時刻である18:00に修正し、録画終了時刻を17:00から番組B24-3の放送終了時刻である19:30に修正する。すなわち、番組B24-3の予約情報における録画開始時刻に18:00が設定され、録画終了時刻に19:30が設定される。
【0369】
これにより、予約情報の修正後には、番組B24-3の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は19:30とされる。
【0370】
従って、録画マネージャ136は、18:00から19:30まで番組B24-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、19:30から20:30まで番組C24-3を録画するように録画を制御する。
【0371】
例えば、図42で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A24-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組B24-4の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0372】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、番組B24-4の放送開始時刻および放送終了時刻が含まれていない場合、予約修正マネージャ162は、番組B24-4の予約情報を修正しない。
【0373】
これにより、予約情報の修正後には、番組B24-4の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は18:00とされる。
【0374】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A24-4を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、番組B24-4の録画を抑制するように録画を制御する。すなわち、番組B24-4は録画されない。
【0375】
なお、図42で示される例は、図9のステップS306において、受信したEIT(schedule)において、変数iで指定される予約情報に対応する番組がないと判定された場合における、予約情報を示している。
【0376】
このように、録画時間が重複する番組がない場合、録画開始時刻に更新された放送開始時刻が設定されるように、予約情報が修正され、録画終了時刻に更新された放送終了時刻が設定されるように、予約情報が修正される。
【0377】
ステップS426の後、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0378】
図27のステップS422において、放送時間が変更された番組の録画の予約は自動録画によるものであると判定された場合、ステップS427に進み、予約修正マネージャ162は、放送時間が変更された自動録画による番組の予約情報を削除する。
【0379】
すなわち、例えば、図43で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A25-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている自動録画予約番組B25-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:30とされ、録画終了時刻が21:30とされている番組C25-1の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0380】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、自動録画予約番組B25-1の放送終了時刻が21:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の自動録画予約番組B25-1の放送時間が18:00から21:00までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS427の処理において、自動録画予約番組B25-1の予約情報を削除する。
【0381】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A25-1を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:30から21:30まで番組C25-1を録画するように録画を制御する。
【0382】
また、例えば、図44で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A25-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている自動録画予約番組B25-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:00とされ、録画終了時刻が21:00とされている番組C25-2の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0383】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、自動録画予約番組B25-2の放送開始時刻が20:30とされ、放送終了時刻が22:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の自動録画予約番組B25-2の放送時間が20:30から22:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS427の処理において、自動録画予約番組B25-2の予約情報を削除する。
【0384】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A25-2を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:00から21:00まで番組C25-2を録画するように録画を制御する。
【0385】
さらに、例えば、図45で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A25-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が19:30とされている自動録画予約番組B25-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:30とされ、録画終了時刻が20:30とされている番組C25-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が21:00とされ、録画終了時刻が22:00とされている番組D25-3の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0386】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、自動録画予約番組B25-3の放送開始時刻が20:00とされ、放送終了時刻が21:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の自動録画予約番組B25-3の放送時間が20:00から21:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS427の処理において、自動録画予約番組B25-3の予約情報を削除する。
【0387】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A25-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、19:30から20:30まで番組C25-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、21:00から22:00まで番組D25-3を録画するように録画を制御する。
【0388】
さらにまた、例えば、図46で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A25-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が19:30とされている自動録画予約番組B25-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:30とされ、録画終了時刻が22:00とされている番組C25-4の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0389】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、自動録画予約番組B25-4の放送開始時刻が20:00とされ、放送終了時刻が21:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の自動録画予約番組B25-4の放送時間が20:00から21:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS427の処理において、自動録画予約番組B25-4の予約情報を削除する。
【0390】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A25-4を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、19:30から22:00まで番組C25-4を録画するように録画を制御する。
【0391】
このように、録画時間の重複する番組が自動録画予約番組である場合、その自動録画予約番組の予約情報は、削除される。
【0392】
図27のステップS427の後、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0393】
ステップS423において、放送時間が変更された番組は、課金番組ではないと判定された場合、ステップS428に進み、予約修正マネージャ162は、録画中ではない無料番組に対する、予約情報の修正の処理が実行される。この処理の詳細は、図47のフローチャートを参照して後述するが、この処理により、録画中ではない無料番組の予約情報における録画開始時刻および録画終了時刻のいずれかまたは両方が修正される。
【0394】
ステップS428の後、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0395】
図47のフローチャートを参照して、図27のステップS428に対応する録画中ではない無料番組に対する、予約情報の修正の処理を説明する。
【0396】
ステップS481において、予約修正マネージャ162は、変更された放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複するか否かを判定する。すなわち、変更された放送時間の放送終了時刻が他の番組の録画時間内の時刻であるか否かが判定される。
【0397】
より具体的には、ステップS481において、予約修正マネージャ162は、変更された放送時間における放送開始時刻から放送終了時刻まで録画するとした場合の録画時間における録画終了時刻が、他の予約情報によって予約録画される番組の録画時間内の時刻であるか否かを判定する。
【0398】
ステップS481において、変更された放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複すると判定された場合、ステップS482に進み、予約修正マネージャ162は、予約情報の録画開始時刻を放送開始時刻とし、予約情報の録画終了時刻を、次に予約されている番組(録画時間が重複する番組であって、修正しようといている予約情報によって録画される番組の放送開始時刻より後に放送が開始される番組)の録画開始時刻に修正する。
【0399】
すなわち、例えば、図48で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A31-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている無料番組B31-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:30とされ、録画終了時刻が21:30とされている番組C31-1の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0400】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、無料番組B31-1の放送終了時刻が21:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B31-1の放送時間が18:00から21:00までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS482の処理において、無料番組B31-1の予約情報における録画開始時刻を無料番組B31-1の放送開始時刻である18:00のままとし、録画終了時刻に20:00から番組C31-1の録画開始時刻である20:30を設定する。
【0401】
これにより、予約情報の修正後には、無料番組B31-1の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は20:30とされる。
【0402】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A31-1を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、18:00から20:30まで無料番組B31-1を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:30から21:30まで番組C31-1を録画するように録画を制御する。
【0403】
また、例えば、図49で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A32-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている無料番組B32-1の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:30とされ、録画終了時刻が21:30とされている番組C32-1の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0404】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、無料番組B32-1の放送終了時刻が21:00とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B32-1の放送時間が18:00から21:00までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS482の処理において、無料番組B32-1の予約情報における録画開始時刻を無料番組B32-1の放送開始時刻である18:00のままとし、録画終了時刻を18:00から番組C32-1の録画開始時刻である20:30に修正する。すなわち、無料番組B32-1の予約情報における録画終了時刻に20:30を設定する。
【0405】
これにより、予約情報の修正後には、無料番組B32-1の予約情報における録画開始時刻は18:00とされ、録画終了時刻は20:30とされる。
【0406】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A32-1を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、18:00から20:30まで無料番組B32-1を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:30から21:30まで番組C32-1を録画するように録画を制御する。
【0407】
なお、図示はしていないが、例えば、図48の無料番組B31-1の放送開始時刻が18:00ではなく、18:30に変更されていた場合、ステップS482の処理により、無料番組B31-1の録画開始時刻が18:00から無料番組B31-1の放送開始時刻である18:30に設定(修正)される。
【0408】
このように、録画前の無料番組の、変更後の放送時間における放送終了時刻が、他の録画が予約されている番組の録画時間内の時刻である場合、その無料番組の録画終了時刻に他の録画が予約されている番組の録画開始時刻が設定されるように、予約情報が修正される。
【0409】
ステップS482の後、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0410】
ステップS481において、変更された放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複しないと判定された場合、ステップS483に進み、予約修正マネージャ162は、変更された放送時間の前部が他の番組の録画時間と重複するか否かを判定する。すなわち、変更された放送時間の放送開始時刻が他の番組の録画時間内の時刻であるか否かが判定される。
【0411】
より具体的には、ステップS483において、予約修正マネージャ162は、変更された放送時間における放送開始時刻から放送終了時刻まで録画するとした場合の録画時間における録画開始時刻が、他の予約情報によって予約録画される番組の録画時間内の時刻であるか否かを判定する。
【0412】
ステップS483において、変更された放送時間の前部が他の番組の録画時間と重複すると判定された場合、ステップS484に進み、予約修正マネージャ162は、予約情報の録画開始時刻を、1つ前の番組(録画時間が重複する番組であって、修正しようとしている予約情報によって録画される番組の放送開始時刻より前に放送が開始される番組)の録画終了時刻に修正し、予約情報の録画終了時刻を放送終了時刻とする。
【0413】
すなわち、例えば、図50で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A31-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が20:00とされている無料番組B31-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:00とされ、録画終了時刻が21:00とされている番組C31-2の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0414】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、無料番組B31-2の放送開始時刻が20:30とされ、放送終了時刻が22:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B31-2の放送時間が20:30から22:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS484の処理において、無料番組B31-2の予約情報における録画開始時刻を18:00から番組C31-2の録画終了時刻である21:00に修正し、録画終了時刻を20:00から無料番組B31-2の放送終了時刻である22:30に修正する。すなわち、無料番組B31-2の予約情報における録画開始時刻に21:00が設定され、録画修了時刻に22:30が設定される。
【0415】
これにより、予約情報の修正後には、無料番組B31-2の予約情報における録画開始時刻は21:00とされ、録画終了時刻は22:30とされる。
【0416】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A31-2を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:00から21:00まで番組C31-2を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、21:00から22:30まで無料番組B31-2を録画するように録画を制御する。
【0417】
また、例えば、図51で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A32-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている無料番組B32-2の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が20:00とされ、録画終了時刻が21:00とされている番組C32-2の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0418】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、無料番組B32-2の放送開始時刻が20:30とされ、放送終了時刻が22:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B32-2の放送時間が20:30から22:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、無料番組B32-2の予約情報における録画開始時刻を18:00から番組C32-2の録画終了時刻である21:00に修正し、録画終了時刻を18:00から無料番組B32-2の放送終了時刻である22:30に修正する。すなわち、無料番組B32-2の予約情報における録画開始時刻に21:00が設定され、録画修了時刻に22:30が設定される。
【0419】
これにより、予約情報の修正後には、無料番組B32-2の予約情報における録画開始時刻は21:00とされ、録画終了時刻は22:30とされる。
【0420】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A32-2を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:00から21:00まで番組C32-2を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、21:00から22:30まで無料番組B32-2を録画するように録画を制御する。
【0421】
このように、録画前の無料番組の、変更後の放送時間における放送開始時刻が、他の録画が予約されている番組の録画時間内の時刻である場合、その無料番組の録画開始時刻に他の録画が予約されている番組の録画終了時刻が設定されるように、予約情報が修正される。
【0422】
ステップS484の後、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0423】
ステップS483において、変更された時間の前部が他の番組の録画時間と重複しないと判定された場合、ステップS485に進み、予約修正マネージャ162は、変更された放送時間の前部および後部のそれぞれが他の2つの番組のそれぞれの録画時間と重複するか否かを判定する。すなわち、変更された放送時間の放送開始時刻および放送終了時刻のそれぞれが他の2つの番組のそれぞれの録画時間内の時刻であるか否かが判定される。
【0424】
より具体的には、ステップS483において、予約修正マネージャ162は、変更された放送時間における放送開始時刻から放送終了時刻まで録画するとした場合の録画時間における録画開始時刻が、他の予約情報によって予約録画される番組の録画時間内の時刻であり、録画終了時刻が、さらに他の予約情報によって予約録画される番組の録画時間内の時刻であるか否かを判定する。
【0425】
ステップS485において、変更された放送時間の前部および後部のそれぞれが他の2つの番組のそれぞれの録画時間と重複すると判定された場合、ステップS486に進み、予約修正マネージャ162は、予約情報の録画開始時刻を、1つ前の番組の録画終了時刻に修正し、予約情報の録画終了時刻を、次に予約されている番組の録画開始時刻に修正する。
【0426】
例えば、図52で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A31-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が19:30とされている無料番組B31-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:30とされ、録画終了時刻が20:30とされている番組C31-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が21:00とされ、録画終了時刻が22:00とされている番組D31-3の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0427】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、無料番組B31-3の放送開始時刻が20:00とされ、放送終了時刻が21:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B31-3の放送時間が20:00から21:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、ステップS486の処理において、無料番組B31-3の予約情報における録画開始時刻を18:00から番組C31-3の録画終了時刻である20:30に修正し、録画終了時刻を19:30から番組D31-3の録画開始時刻である21:00に修正する。すなわち、無料番組B31-3の予約情報における録画開始時刻に20:30が設定され、録画修了時刻に21:00が設定される。
【0428】
これにより、予約情報の修正後には、無料番組B31-3の予約情報における録画開始時刻は20:30とされ、録画終了時刻は21:00とされる。
【0429】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A31-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、19:30から20:30まで番組C31-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:30から21:00まで無料番組B31-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、21:00から22:00まで番組D31-3を録画するように録画を制御する。
【0430】
また、例えば、図53で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A32-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている無料番組B32-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:30とされ、録画終了時刻が20:30とされている番組C32-3の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が21:00とされ、録画終了時刻が22:00とされている番組D32-3の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0431】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、無料番組B32-3の放送開始時刻が20:00とされ、放送終了時刻が21:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B32-3の放送時間が20:00から21:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、無料番組B32-3の予約情報における録画開始時刻を18:00から番組C32-3の録画終了時刻である20:30に修正し、録画終了時刻を18:00から番組D32-3の録画開始時刻である21:00に修正する。すなわち、無料番組B32-3の予約情報における録画開始時刻に20:30が設定され、録画修了時刻に21:00が設定される。
【0432】
これにより、予約情報の修正後には、無料番組B32-3の予約情報における録画開始時刻は20:30とされ、録画終了時刻は21:00とされる。
【0433】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A32-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、19:30から20:30まで番組C32-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、20:30から21:00まで無料番組B32-3を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、21:00から22:00まで番組D32-3を録画するように録画を制御する。
【0434】
このように、録画前の無料番組の、変更後の放送時間における放送開始時刻が、他の録画が予約されている番組の録画時間内の時刻である場合、その無料番組の録画開始時刻に他の録画が予約されている番組の録画終了時刻が設定されるように、予約情報が修正される。また、録画前の無料番組の、変更後の放送時間における放送終了時刻が、さらに他の録画が予約されている番組の録画時間内の時刻である場合、その無料番組の録画終了時刻に、さらに他の録画が予約されている番組の録画開始時刻が設定されるように、予約情報が修正される。
【0435】
ステップS486の後、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0436】
ステップS485において、変更された放送時間の前部および後部のそれぞれが他の2つの番組のそれぞれの録画時間と重複しないと判定された場合、変更された放送時間の全てが他の1つの番組の録画時間と重複しているので、ステップS487に進み、予約修正マネージャ162は、予約情報の録画開始時刻と録画終了時刻とを同じ時刻にする。
【0437】
例えば、図54で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A31-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が19:30とされている無料番組B31-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:30とされ、録画終了時刻が22:00とされている番組C31-4の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0438】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、無料番組B31-4の放送開始時刻が20:00とされ、放送終了時刻が21:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B31-4の放送時間が20:00から21:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、無料番組B31-4の予約情報における録画開始時刻を18:00から無料番組B31-4の放送開始時刻である20:00に修正し、録画終了時刻を19:30から無料番組B31-4の修正した録画開始時刻である20:00に修正する。すなわち、無料番組B31-4の予約情報における録画開始時刻に20:00が設定され、録画修了時刻に20:00が設定される。
【0439】
これにより、無料番組B31-4の予約情報における録画開始時刻は20:00とされ、録画終了時刻は20:00とされる。
【0440】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A31-4を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、19:30から22:00まで番組C31-4を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、無料番組B31-4の録画を抑制するように録画を制御する。すなわち、無料番組B31-4は録画されない。
【0441】
また、例えば、図55で示されるように、新たなEPGデータの受信前において、録画開始時刻が17:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている番組A32-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が18:00とされ、録画終了時刻が18:00とされている無料番組B32-4の予約情報が予約情報リスト163に記録され、録画開始時刻が19:30とされ、録画終了時刻が22:00とされている番組C32-4の予約情報が予約情報リスト163に記録されているとする。
【0442】
このとき、EPGデータとして、例えば、EIT(schedule)が受信されたときを考える。受信されたEIT(schedule)において、無料番組B32-4の放送開始時刻が20:00とされ、放送終了時刻が21:30とされている場合、すなわち、EPG更新後の無料番組B32-4の放送時間が20:00から21:30までに変更されている場合、予約修正マネージャ162は、無料番組B32-4の予約情報における録画開始時刻を18:00から無料番組B32-4の放送開始時刻である20:00に修正し、録画終了時刻を18:00から無料番組B32-4の修正した録画開始時刻である20:00に修正する。すなわち、無料番組B32-4の予約情報における録画開始時刻に20:00が設定され、録画修了時刻に20:00が設定される。
【0443】
これにより、予約情報の修正後には、無料番組B32-4の予約情報における録画開始時刻は20:00とされ、録画終了時刻は20:00とされる。
【0444】
従って、録画マネージャ136は、17:00から18:00まで番組A32-4を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、19:30から22:00まで番組C32-4を録画するように録画を制御する。録画マネージャ136は、無料番組B32-4の録画を抑制するように録画を制御する。すなわち、無料番組B32-4は録画されない。
【0445】
このように、録画前の無料番組の、変更後の放送時間の全てが、他の録画が予約されている番組の録画時間内である場合、その無料番組の録画が抑制されるように、予約情報が修正される。
【0446】
ステップS487の後、手続きは、図9のステップS309に戻り、上述した処理が実行される。
【0447】
以上で説明した動作をまとめて説明すると次のようになる。図56は、番組の放送時間が他の番組の録画時間と重複しない場合において、番組の放送時間が延長されたとき、放送時間が繰り上げられたとき、予約情報における録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻であるとき、送られてくるEPGデータに、予約情報リスト163に記録されている予約情報に対応する番組の情報が含まれていなかったときのそれぞれの動作を説明する図である。
【0448】
番組の放送時間が延長された場合、その番組を録画する前であるとき、録画終了時刻が修正され、その番組の録画中であるとき、録画終了時刻が修正される。放送時間が繰り上げられた場合、その番組を録画する前であるとき、録画開始時刻および録画終了時刻が修正され、その番組の録画中であるとき、録画終了時刻が修正される。予約情報における録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻である場合、その番組を録画する前であるとき、録画開始時刻および録画終了時刻が修正される。
【0449】
なお、予約情報における録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻である場合、その番組の録画は実行されないので、その番組の録画中であるときを考慮する必要はない。
【0450】
送られてくるEPGデータに、予約情報リスト163に記録されている予約情報に対応する番組の情報が含まれていなかった場合、その番組を録画する前であるとき、その番組の録画中であるとき、いずれも、予約情報は修正されない。
【0451】
図57は、無料番組の放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複した場合、無料番組の放送時間の前部が他の番組の録画時間と重複した場合、無料番組の放送時間の前部および後部が他の番組の録画時間と重複した場合、無料番組の放送時間の全てが他の番組の録画時間と重複した場合のそれぞれの動作を説明する図である。
【0452】
無料番組の放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複した場合、すなわち、無料番組の放送時間の放送終了時刻が他の番組の録画時間内である場合、その無料番組を録画する前であるとき、録画終了時刻が修正され、その無料番組の録画中であるとき、録画終了時刻が修正される。無料番組の放送時間の前部が他の番組の録画時間と重複した場合、すなわち、無料番組の放送時間の放送開始時刻が他の番組の録画時間内である場合、その無料番組を録画する前であるとき、録画開始時刻が修正され、その無料番組の録画中であるとき、録画が停止される。
【0453】
無料番組の放送時間の前部および後部が他の番組の録画時間と重複した場合、すなわち、無料番組の放送時間の放送開始時刻および放送終了時刻のそれぞれが他の2つの番組のそれぞれの録画時間内である場合、その無料番組を録画する前であるとき、録画開始時刻および録画終了時刻が修正され、その無料番組の録画中であるとき、録画が停止される。無料番組の放送時間の全てが他の番組の録画時間と重複した場合、その無料番組を録画する前であるとき、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻に修正され、その無料番組の録画中であるとき、録画が停止される。
【0454】
図58は、課金番組の放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複した場合、課金番組の放送時間の前部が他の番組の録画時間と重複した場合、課金番組の放送時間の前部および後部が他の番組の録画時間と重複した場合、課金番組の放送時間の全てが他の番組の録画時間と重複した場合のそれぞれの動作を説明する図である。
【0455】
課金番組の放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複した場合、すなわち、課金番組の放送時間の放送終了時刻が他の番組の録画時間内である場合、その課金番組を録画する前であるとき、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻に修正され、課金番組の録画中であるとき、録画が継続される。課金番組の放送時間の前部が他の番組の録画時間と重複した場合、すなわち、課金番組の放送時間の放送開始時刻が他の番組の録画時間内である場合、その課金番組を録画する前であるとき、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻に修正され、課金番組の録画中であるとき、録画が継続される。
【0456】
課金番組の放送時間の前部および後部が他の番組の録画時間と重複した場合、すなわち、課金番組の放送時間の放送開始時刻および放送終了時刻のそれぞれが他の2つの番組のそれぞれの録画時間内である場合、その課金番組を録画する前であるとき、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻に修正され、課金番組の録画中であるとき、録画が継続される。課金番組の放送時間の全てが他の番組の録画時間と重複した場合、その課金番組を録画する前であるとき、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻に修正され、課金番組の録画中であるとき、録画が継続される。
【0457】
図59は、自動録画予約番組の放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複した場合、自動録画予約番組の放送時間の前部が他の番組の録画時間と重複した場合、自動録画予約番組の放送時間の前部および後部が他の番組の録画時間と重複した場合、自動録画予約番組の放送時間の全てが他の番組の録画時間と重複した場合のそれぞれの動作を説明する図である。
【0458】
自動録画予約番組の放送時間の後部が他の番組の録画時間と重複した場合、すなわち、自動録画予約番組の放送時間の放送終了時刻が他の番組の録画時間内である場合、その自動録画予約番組を録画する前であるとき、その自動録画予約番組の予約情報が削除され、その自動録画予約番組の録画中であるとき、録画が中止される。自動録画予約番組の放送時間の前部が他の番組の録画時間と重複した場合、すなわち、自動録画予約番組の放送時間の放送開始時刻が他の番組の録画時間内である場合、その自動録画予約番組を録画する前であるとき、その自動録画予約番組の予約情報が削除され、その自動録画予約番組の録画中であるとき、録画が中止される。
【0459】
自動録画予約番組の放送時間の前部および後部が他の番組の録画時間と重複した場合、すなわち、自動録画予約番組の放送時間の放送開始時刻および放送終了時刻のそれぞれが他の2つの番組のそれぞれの録画時間内である場合、その自動録画予約番組を録画する前であるとき、その自動録画予約番組の予約情報が削除され、その自動録画予約番組の録画中であるとき、録画が中止される。自動録画予約番組の放送時間の全てが他の番組の録画時間と重複した場合、その自動録画予約番組を録画する前であるとき、その自動録画予約番組の予約情報が削除され、その自動録画予約番組の録画中であるとき、録画が中止される。
【0460】
図60のフローチャートを参照して、HDDビデオレコーダ1がEIT(p/f)を受信した場合における、録画時間の修正の処理を説明する。この処理は、HDDビデオレコーダ1がEIT(p/f)を受信した場合に開始される。
【0461】
ステップS521において、予約修正マネージャ162は、番組の録画の予約に対する録画時間を修正することが指示されているか否かを判定する。例えば、ユーザは、修正フラグに“1”を設定することにより、録画時間を修正することを指示し、修正フラグに“0”を設定することにより、録画時間を修正しないことを指示する。
【0462】
ステップS521において、番組の録画の予約に対する録画時間を修正することが指示されていると判定された場合、ステップS522に進み、予約修正マネージャ162は、現在、番組を録画中であるか否かを判定する。すなわち、例えば、予約修正マネージャ162は、予約情報リスト163から全ての予約情報を取得し、その中から、予約情報における録画開始時刻から録画終了時刻までの録画時間内に、現在の時刻が含まれる予約情報があるか否かを判定する。
【0463】
ステップS522において、現在、番組を録画中であると判定された場合、ステップS523に進み、予約修正マネージャ162は、取得した予約情報リスト163の予約情報から、現在録画中の番組の予約情報を取得(検出)する。
【0464】
ステップS524において、予約修正マネージャ162は、受信したEIT(p/f)に含まれる現在放送中の(番組情報における)番組と、ステップS523の処理により取得(検出)した予約情報における現在録画中の番組とが、同じ番組であるか否かを判定する。すなわち、例えば、予約情報にイベントIDが含まれている場合、予約情報における現在録画中の番組のイベントIDと、EIT(p/f)に含まれる現在放送中の番組の番組情報におけるイベントIDとが同じであるか否かが判定される。
【0465】
また、例えば、ステップS524においては、予約情報に番組名が含まれている場合、予約情報における現在録画中の番組の番組名と、EIT(p/f)に含まれる現在放送中の番組の番組情報における番組名とが同じであるか否かが判定される。
【0466】
ステップS524において、受信したEIT(p/f)に含まれる現在放送中の(番組情報における)番組と、取得された予約情報における現在録画中の番組とが、同じ番組であると判定された場合、ステップS525に進み、予約修正マネージャ162は、現在放送中の番組の録画時間を修正する必要があるか否かを判定する。すなわち、例えば、ステップS525においては、予約情報における録画開始時刻とEITにおける現在放送中の番組の放送開始時刻、および予約情報における録画終了時刻とEITにおける現在放送中の番組の放送終了時刻の両方が同じ時刻であるか否かを基に判定される。
【0467】
ステップS525において、現在放送中の番組の録画時間を修正する必要があると判定された場合、ステップS526に進み、録画時間の修正の必要がある番組を録画中である場合における、予約情報の修正の処理が実行される。この処理は、図13のステップS322、すなわち、図14を参照して上述した処理と同様の処理であるため、その説明は省略する。
【0468】
なお、図13のステップS322では、EIT(schedule)に含まれている番組の放送開始時刻および放送終了時刻を基に処理が実行されるように説明したが、ステップS526においては、EIT(p/f)に含まれている現在放送中の番組の放送開始時刻および放送終了時刻を基に処理が実行される。また、このとき、録画マネージャ136は、予約修正マネージャ162から、ステップS523の処理により予約情報リスト163の予約情報から取得(検出)された予約情報を含む全ての予約情報およびEIT(p/f)の現在放送中の番組の番組情報が供給され、供給された予約情報およびEIT(p/f)を基に、図60のステップS526の処理を実行する。
【0469】
ステップS526の後、手続きは、ステップS527に進む。
【0470】
ステップS527において、予約修正マネージャ162は、予約情報リスト163の予約情報において、受信したEIT(p/f)に含まれる、現在放送中の番組の次に放送される番組の識別情報で指定される、番組の予約情報を検索する。
【0471】
ここで、現在放送中の番組の次に放送される番組の識別情報とは、例えば、予約情報に番組名が記録されている場合、EIT(p/f)に含まれる現在放送中の番組の次に放送される番組の番組名を示している。また、現在放送中の番組の次に放送される番組の識別情報とは、例えば、予約情報に番組のイベントIDが含まれている場合、EIT(p/f)に含まれる現在放送中の番組の次に放送される番組のイベントIDを示している。
【0472】
ステップS528において、予約修正マネージャ162は、受信したEIT(p/f)に含まれる、現在放送中の番組の次に放送される番組の識別情報で指定される、番組の予約情報が予約情報リスト163の予約情報にあるか否かを判定する。
【0473】
ステップS528において、受信したEIT(p/f)に含まれる現在放送中の番組で指定される、番組の予約情報が予約情報リスト163の予約情報にあると判定された場合、ステップS529に進み、予約修正マネージャ162は、受信したEIT(p/f)に含まれる現在放送中の番組の次に放送される番組の識別情報で指定される、番組の予約情報を予約情報リスト163の予約情報から取得(検出)する。
【0474】
ステップS530において、予約修正マネージャ162は、現在放送中の番組の次に放送される番組の録画時間を修正する必要があるか否かを判定する。すなわち、例えば、ステップS530においては、予約情報における録画開始時刻とEITにおける現在放送中の番組の次に放送される番組の放送開始時刻、および予約情報における録画終了時刻とEITにおける現在放送中の番組の次に放送される番組の放送終了時刻との両方が同じ時刻であるか否かが判定される。
【0475】
ステップS530において、現在放送中の番組の次に放送される番組の録画時間を修正する必要があると判定された場合、ステップS531に進み、録画時間の修正の必要がある番組を録画中ではない場合における、予約情報の修正の処理が実行される。この処理は、図13のステップS323、すなわち、図27を参照して上述した処理と同様の処理であるため、その説明は省略する。
【0476】
なお、図13のステップS323では、EIT(schedule)に含まれている番組の放送開始時刻および放送終了時刻を基に処理が実行されるように説明したが、ステップS531において、予約修正マネージャ162は、ステップS529の処理により取得(検出)した予約情報を含む全ての予約情報およびEIT(p/f)に含まれている現在放送中の番組の次に放送される番組の放送開始時刻および放送終了時刻を基に処理を実行する。
【0477】
ステップS531の後、処理は終了する。
【0478】
ステップS530において、現在放送中の番組の次に放送される番組の録画時間を修正する必要がないと判定された場合、処理は終了する。
【0479】
ステップS528において、受信したEIT(p/f)に含まれる現在放送中の番組の次に放送される番組の識別情報で指定される、番組の予約情報が予約情報リスト163の予約情報にないと判定された場合、処理は終了する。
【0480】
ステップS525において、現在放送中の番組の録画時間を修正する必要がないと判定された場合、手続きは、ステップS527に進み、上述した処理が実行される。
【0481】
ステップS524において、受信したEIT(p/f)に含まれる現在放送中の(番組情報における)番組と、取得(検出)した予約情報における現在録画中の番組は、同じ番組ではないと判定された場合、手続きは、ステップS526に進む。また、このとき、ステップS526の処理が実行される場合、図14のステップS342から処理が開始される。
【0482】
ここで、図14のステップS342から処理が開始されるのは、受信したEIT(p/f)に含まれる番組情報における現在放送中の番組と、取得した予約情報における現在録画中の番組は、同じ番組ではない、すなわち、現在録画中の番組は、ユーザが録画を所望した番組ではないため、図14のステップS347(図22のステップS393)の処理において、録画中の番組の録画を中止させるためである。
【0483】
ステップS522において、番組を録画中ではないと判定された場合、手続きは、ステップS527に進み、上述した処理が実行される。
【0484】
ステップS521において、番組の録画の予約に対する録画時間を修正することが指示されていないと判定された場合、ユーザは録画時間が自動的に修正されることを所望していないため、処理は終了する。
【0485】
以上のように、定期的に送られてくるEPGデータ(EIT)を基に、HDDレコーダ1に記録されている予約情報リスト163の予約情報を修正するようにしたので、ユーザが定期的に、番組の放送時間の編成を、一々確認することなく、適切に録画時間(録画開始時刻および録画終了時刻)を適切な時間(時刻)に修正することが可能となる。すなわち、ユーザへの負担を軽減し、記録が予約された番組を、より確実に、より適切に記録することができる。
【0486】
また、上述したように、予約情報リスト163における予約情報を、予約情報の録画開始時刻の遅い方から順に、修正するようにしたので、より迅速に予約情報を修正することができる。
【0487】
さらに、番組の放送時間の重複によって、番組の録画の予約が取り消される場合、その番組の録画開始時刻および録画終了時刻を同じ時刻になるように設定するので、再び、送られてきたEPGデータ(EIT)を基に、HDDレコーダ1に記録されている予約情報リスト163の予約情報を修正し、録画の予約が取り消された番組を復活させる場合、すなわち、番組の放送時間の重複がなくなった場合、同じ時刻とされている、予約情報における録画開始時刻および録画終了時刻の片方または両方を修正するだけで、取り消された録画の予約を復活させることができる。
【0488】
これにより、例えば、番組の記録の予約を取り消した履歴を保存(管理)し、再度の放送時間の変更後に、保存されている履歴を基に、取り消された番組の記録の予約を復活させる処理を行うような装置(機能)を設ける必要がない。従って、ユーザへの負担を軽減し、簡単な処理で、一度取り消された番組の記録の予約を復活させることができる。
【0489】
図61のフローチャートを参照して、予約録画プログラム121を実行するCPU21による、録画の処理を説明する。ステップS601において、録画マネージャ136は、予約情報リスト163の予約情報を1つ取得する。
【0490】
ステップS602において、録画マネージャ136は、現在の時刻が、予約された番組の録画を開始する時刻か否かを判定する。すなわち、ステップS602においては、ステップS601で取得された予約情報の録画開始時刻を基に、リアルタイムクロック25から出力される現在の時刻が、番組の録画を開始する時刻であるか否かが判定される。
【0491】
ステップS602において、予約された番組の録画を開始する時刻であると判定された場合、ステップS603に進み、録画マネージャ136は、ステップS601の処理により取得された予約情報における、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻であるか否を判定する。
【0492】
ステップS603において、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻ではないと判定された場合、ステップS604に進み、録画マネージャ136は、予約された番組の録画が開始されるように制御する。
【0493】
ステップS605において、録画マネージャ136は、予約された番組の録画を終了する時刻か否かを判定する。すなわち、録画マネージャ136は、ステップS601で取得した予約情報の録画終了時刻を基に、番組の録画を終了する時刻か否かを判定する。
【0494】
ステップS605において、予約された番組の録画を終了する時刻であると判定された場合、ステップS606に進み、録画マネージャ136は、予約された番組の録画を終了するように制御する。
【0495】
ステップS606の後、手続きは、ステップS601に戻り、上述した処理が実行される。
【0496】
ステップS603において、録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻であると判定された場合、ステップS607に進み、録画マネージャ136は、予約情報における録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻であり、録画時間が0分であるため、番組が抑制される、すなわち、番組が録画されないことを、ユーザに通知する。録画マネージャ136は、ステップS607において、例えば、通信部43を介し、予め記録されているユーザの携帯電話のメールアドレス宛に“番組Aは、放送時間が変更されたため、録画されません”などの内容のメールが送信されるように制御する。
【0497】
このように、予約情報における録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻である場合、録画マネージャ136は、番組が録画を抑制するように制御する。すなわち、予約情報における録画開始時刻と録画終了時刻とが同じ時刻である番組は録画されない。
【0498】
ステップS608において、録画マネージャ136は、現在、番組を録画中であるか否かを判定する。ステップS608において、番組を録画中ではないと判定された場合、手続きは、ステップS601に戻り、上述した処理が実行される。
【0499】
ステップS605において、予約された番組の録画を終了する時刻ではないと判定された場合、ステップS609に進み、予約情報リスト163の予約情報を1つ取得する。このとき、ステップS609の処理により取得される予約情報は、ステップS601の処理によって取得された予約情報とは、別の予約情報である。
【0500】
ステップS610において、録画マネージャ136は、ステップS609の処理で取得した予約情報の録画開始時刻および録画終了時刻と、リアルタイムクロック25から出力される現在の時刻との3つの時刻が同じであるか否かを判定する。
【0501】
ステップS610において、ステップS609の処理で取得した予約情報の録画開始時刻および録画終了時刻と、リアルタイムクロック25から出力される現在の時刻との3つの時刻が同じではないと判定された場合、手続きは、ステップS605に戻り、上述した処理が実行される。すなわち、予約された番組の録画を終了する時刻になるまで、ステップS605、ステップS609、およびステップS610の処理が繰り返し実行される。
【0502】
ステップS610において、ステップS609の処理で取得した予約情報の録画開始時刻および録画終了時刻と、リアルタイムクロック25から出力される現在の時刻との3つの時刻が同じであると判定された場合、ステップS607に戻り、上述した処理が実行される。
【0503】
ステップS608において、番組を録画中であると判定された場合、ステップS605に戻り、上述した処理が実行される。
【0504】
ステップS602において、予約された番組の録画を開始する時刻ではないと判定された場合、ステップS601に戻り、上述した処理が実行される。すなわち、前回のステップS601の処理で取得された予約情報とは別の予約情報が取得される。
【0505】
なお、録画が終了した番組の予約情報は、削除されるようにしてもよい。
【0506】
このように、予約情報における、録画開始時刻および録画終了時刻が同じ時刻である場合、録画時間は0分となるため、番組の録画は実行されない。また、番組の放送時間の変更によって録画開始時刻および録画終了時刻が同じ時刻とされ、番組が録画されない場合、ユーザにその旨が通知されるため、ユーザは迅速に録画を予約した番組が録画されないことを認識することができる。これにより、ユーザは、例えば、HDDレコーダ1において、現在録画中の番組の録画を中止させ、録画時間が0分とされている番組を、録画するように設定し直し、所望の番組を録画することができる。
【0507】
本発明に係る記録制御装置の実施の形態は、図1に示されるHDDビデオレコーダ1に限定されず、記録媒体の記録および読み出しの制御が可能な記録制御装置であれば構わない。具体的には、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話機、または、デジタル電化製品(例えば、DVDレコーダやビデオカセットテープレコーダ)等様々な実施の形態が可能である。
【0508】
このように、番組の録画を予約することができるようにした場合、ユーザは、例えば、録画したい番組が開始される時刻に、録画を開始させるために、録画機能を有する装置の前で待機することなく(番組の放送開始の時刻を気にすることなく)、番組を録画することができる。記録を予約した後に番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定し、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御し、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、予約情報の記録終了時刻情報に、記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻を設定するようにした場合には、より簡単な処理で、取り消された録画の予約を復活させることができる。
【0509】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0510】
この記録媒体は、図1で示されるリムーバブルメディア46のように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk Read-Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROMもしくはハードディスクなどで構成される。
【0511】
なお、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
【0512】
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくても、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0513】
【図1】本発明に係るHDDビデオレコーダの構成の例を示すブロック図である。
【図2】予約録画プログラムの機能の構成の例を示すブロック図である。
【図3】番組の録画の予約の処理を説明するフローチャートである。
【図4】録画中の番組に対する録画時間の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図5】録画中の番組に対する録画時間の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図6】録画中ではない番組に対する録画時間の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図7】録画中ではない番組に対する録画時間の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図8】録画の予約の取り消しの処理を説明するフローチャートである。
【図9】EIT(schedule)を受信した場合における、録画時間の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図10】予約情報リストの予約情報の並べ替えを説明する図である。
【図11】録画開始時刻の遅い方から順に予約情報を修正した場合の予約情報の動きを説明する図である。
【図12】録画開始時刻の早い方から順に予約情報を修正した場合の予約情報の動きを説明する図である。
【図13】予約情報の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図14】録画時間の修正の必要がある番組を録画中である場合における、予約情報の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図15】録画時間が重複しない番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図16】録画時間が重複しない番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図17】録画中の課金番組に対する、予約情報の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図18】録画中の課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図19】録画中の課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図20】録画中の課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図21】録画中の課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図22】録画中の無料番組に対する、予約情報の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図23】録画中の無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図24】録画中の無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図25】録画中の無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図26】録画中の無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図27】録画時間の修正の必要がある番組を録画中ではない場合における、予約情報の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図28】録画中ではない課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図29】録画中ではない課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図30】録画中ではない課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図31】録画中ではない課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図32】録画中ではない課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図33】録画中ではない課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図34】録画中ではない課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図35】録画中ではない課金番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図36】録画時間が重複しない番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図37】録画時間が重複しない番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図38】EPGデータに番組の情報が含まれていない場合の予約情報の修正を説明する図である。
【図39】録画時間が重複しない番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図40】録画時間が重複しない番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図41】録画時間が重複しない番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図42】録画時間が重複しない番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図43】録画中ではない自動録画予約番組の予約情報の修正を説明する図である。
【図44】録画中ではない自動録画予約番組の予約情報の修正を説明する図である。
【図45】録画中ではない自動録画予約番組の予約情報の修正を説明する図である。
【図46】録画中ではない自動録画予約番組の予約情報の修正を説明する図である。
【図47】録画中ではない無料番組に対する、予約情報の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図48】録画中ではない無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図49】録画中ではない無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図50】録画中ではない無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図51】録画中ではない無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図52】録画中ではない無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図53】録画中ではない無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図54】録画中ではない無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図55】録画中ではない無料番組に対する予約情報の修正を説明する図である。
【図56】番組において、変更された放送時間が他の番組の録画時間と重複しない場合における録画時間の修正の方法を説明する図である。
【図57】無料番組において、変更された放送時間が他の番組の録画時間と重複する場合における録画時間の修正の方法を説明する図である。
【図58】課金番組において、変更された放送時間が他の番組の録画時間と重複する場合における録画時間の修正の方法を説明する図である。
【図59】自動録画予約番組において、変更された放送時間が他の番組の録画時間と重複する場合における録画時間の修正の方法を説明する図である。
【図60】EIT(p/f)を受信した場合における、録画時間の修正の処理を説明するフローチャートである。
【図61】録画の処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0514】
1 ハードディスクドライブビデオレコーダ, 46 リムーバブルメディア, 131 EPG取得部, 132 EPGマネージャ, 133 予約管理部, 136 録画マネージャ, 161 予約マネージャ, 162 予約修正マネージャ, 163 予約情報リスト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録を開始する時刻を示す記録開始時刻情報と記録を終了する時刻を示す記録終了時刻情報とを含む予約情報を基に、記録が予約された番組を記録する記録制御装置において、
記録を予約した後に前記番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定する設定手段と、
前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、前記記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御手段と
を含み、
前記設定手段は、前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻を設定する
ことを特徴とする記録制御装置。
【請求項2】
前記記録制御手段は、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、前記記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御することをユーザへ通知する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。
【請求項3】
記録を開始する時刻を示す記録開始時刻情報と記録を終了する時刻を示す記録終了時刻情報とを含む予約情報を基に、記録が予約された番組を記録する記録制御装置の記録制御方法において、
記録を予約した後に前記番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定する設定ステップと、
前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、前記記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御ステップと
を含み、
前記設定ステップにおいて、前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻が設定される
ことを特徴とする記録制御方法。
【請求項4】
記録を開始する時刻を示す記録開始時刻情報と記録を終了する時刻を示す記録終了時刻情報とを含む予約情報を基に、記録が予約された番組を記録する記録制御装置の記録制御用のプログラムにおいて、
記録を予約した後に前記番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定する設定ステップと、
前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、前記記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御ステップと
を含み、
前記設定ステップにおいて、前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻が設定される
ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項5】
記録を開始する時刻を示す記録開始時刻情報と記録を終了する時刻を示す記録終了時刻情報とを含む予約情報を基に、記録が予約された番組を記録する記録制御装置のコンピュータに、情報処理を行わせるプログラムにおいて、
記録を予約した後に前記番組を記録しないと判定された場合、その番組を記録するための前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定する設定ステップと、
前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻が、前記記録終了時刻情報で示される記録を終了する時刻と同じである場合、その番組の記録を抑制するように番組の記録を制御する記録制御ステップと
を含み、
前記設定ステップにおいて、前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻と同じ時刻を設定した後に、その番組を記録すると判定された場合、前記予約情報の前記記録終了時刻情報に、前記記録開始時刻情報で示される記録を開始する時刻より後の時刻が設定される
ことを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【公開番号】特開2006−173967(P2006−173967A)
【公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−362325(P2004−362325)
【出願日】平成16年12月15日(2004.12.15)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】