記録媒体の収納ケース
【課題】包装資材を簡素化し環境保護に有利な記録媒体用の収納ケースを提供する。
【解決手段】記録媒体30の収納ケースであって、記録媒体30を包み込む内ケース3と、一端に開口41を形成し、内側に収納空間42を形成した外ケース2とを備え、内ケース3及び外ケース2は、紙材を折り曲げて形成しており、開口41から内ケース3を挿入して、内ケース3を外ケース2の収納空間41に収納する。この構成によれば、収納ケースを構成する内ケース3及び外ケース2のいずれについても、紙材を加工して形成することができ、樹脂成形によるものと比べて、設備面で簡素化できるとともに、樹脂材料の使用も不要となり、廃棄物の削減の点においても有利になる。
【解決手段】記録媒体30の収納ケースであって、記録媒体30を包み込む内ケース3と、一端に開口41を形成し、内側に収納空間42を形成した外ケース2とを備え、内ケース3及び外ケース2は、紙材を折り曲げて形成しており、開口41から内ケース3を挿入して、内ケース3を外ケース2の収納空間41に収納する。この構成によれば、収納ケースを構成する内ケース3及び外ケース2のいずれについても、紙材を加工して形成することができ、樹脂成形によるものと比べて、設備面で簡素化できるとともに、樹脂材料の使用も不要となり、廃棄物の削減の点においても有利になる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種記録媒体を保管、運搬する際に用いる記録媒体の収納ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
各種記録媒体は流通の際には、収納ケースに収納して運搬することが行われている。例えば、下記特許文献1には、テープカートリッジ用の収納ケースが記載されている。この収納ケースは、プラスチック成形品であり、身部と蓋部とがヒンジ部を介して一体に繋がったものである。
【0003】
収納ケース内には、テープカートリッジを収納するとともに、取扱説明書及び各種表示をしたラベルを収納する。さらに、収納ケース全体を包装フィルムで包装することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−104568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1に記載されているような収納ケースは、流通の際には必要であっても、テープカートリッジの使用の際には、必ずしも必要ではなかった。
【0006】
不要となった収納ケースは、廃棄されることが多く、このことはプラスチックの廃棄物を増大させることになっていた。また、収納ケースとは別に必要になる取扱説明書、ラベル及び包装フィルムについても廃棄物を増大させる一因になっていた。
【0007】
したがって、テープカートリッジをプラスチック製の収納ケースを用いて収納する従来の方法は、環境保護の観点からは有利な構成ではなかった。
【0008】
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、包装資材を簡素化し環境保護に有利な記録媒体の収納ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、記録媒体の収納ケースであって、前記記録媒体を包み込む内ケースと、一端に開口を形成し、内側に収納空間を形成した外ケースとを備え、前記内ケース及び前記外ケースは、紙材を折り曲げて形成しており、前記開口から前記内ケースを挿入して、前記内ケースを前記外ケースの前記収納空間に収納することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、包装資材を簡素化し環境保護に有利な収納ケースを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施の形態に係る収納ケース1の斜視図。
【図2】本発明の一実施の形態に係る内ケース3の展開形状を示す平面図。
【図3】本発明の一実施の形態に係る内ケース3の折り曲げ途中の斜視図。
【図4】本発明の一実施の形態に係る内ケース3に、テープカートリッジ30を載置した状態の斜視図。
【図5】本発明の一実施の形態に係る内ケース3により、テープカートリッジ30を包み込んだ状態の斜視図。
【図6】本発明の一実施の形態に係る内ケース3において、上面15及び16の浮きがなくなるまで、上面15及び16を畳んだ状態を示す斜視図。
【図7】本発明の一実施の形態に係る外ケース2の折り曲げ途中を示す斜視図。
【図8】本発明の一実施の形態に係る外ケース2の完成状態を示す斜視図。
【図9】(a)図は図8のA部の拡大図、(b)図は図8のB部の拡大図。
【図10】本発明の一実施の形態において、外ケース2に、内ケース3を収納する前の状態を示す斜視図。
【図11】本発明の一実施の形態において、外ケース2内に、内ケース3の一部を挿入した状態を示す斜視図。
【図12】本発明の一実施の形態において、外ケース2内に、内ケース3を完全に収納する直前の状態を示す斜視図。
【図13】図12のC部の拡大図。
【図14】本発明の一実施の形態において、爪部33によるロック完了状態を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、収納ケースを構成する内ケース及び外ケースのいずれについても、紙材を加工して形成したものである。各ケースは、予め紙材を所定形状にカットしておけば、以後は紙材の折り曲げにより形成することができる。このため、本発明に係る収納ケースは、樹脂成形によるものと比べて、設備面で簡素化できるとともに、樹脂材料の使用も不要となり、廃棄物の削減の点においても有利になる。すなわち、本発明によれば、包装資材を簡素化し環境保護に有利な収納ケースを実現することができる。
【0013】
前記本発明の収納ケースにおいては、前記外ケースの側面は、前記開口側の端部を、前記収納空間側に折り返して形成した爪部を形成しており、前記内ケースの側面は、前記外ケースへの挿入方向の端部に、前記挿入方向の端部側が開放した隙間を形成しており、前記内ケースを前記外ケースに収納した状態で、前記隙間に前記爪部が差し込まれるようにしていることが好ましい。この構成によれば、紙材の折り曲げにより、内ケースが、外ケースから飛び出すことを防止するロック機能を設けることができる。
【0014】
また、前記外ケースは、前記爪部を形成した側の前記開口の4隅に切り欠きを形成しており、前記切り欠きは、前記爪部を挟む位置に配置していることが好ましい。この構成によれば、内ケースの外ケースへの挿入性を向上させることができる。
【0015】
また、前記内ケースの前記側面の前記挿入方向の両端部のうち、一端に前記隙間を形成し、他端は前記一端と異なる折り曲げ形状にして前記隙間を形成していないことが好ましい。この構成によれば、内ケース側面の両端のうち隙間を形成していない側から、内ケースを外ケースへ挿入することにより、爪部が隙間の形成部分に引っ掛かることを防止でき、内ケースの外ケースへの挿入性を向上させることができる。
【0016】
また、前記内ケースの前記側面の前記挿入方向の両端部のうち、一端に前記隙間を形成し、他端は前記一端と異なる折り曲げ形状にして、前記内ケースの前記側面に対し起伏可能な起伏片を形成していることが好ましい。この構成によれば、起伏片の復元力により、内ケースが、外ケースから飛び出すことの防止により有利になる。
【0017】
また、前記内ケース及び前記外ケースの少なくともいずれかに、前記記録媒体に関する表示が付されていることが好ましい。この構成によれば、収納ケースとは別に、各種表示物を追加することが不要になり、廃棄物の削減に有利になる。
【0018】
また、前記内ケース及び前記外ケースの少なくともいずれかは、前記表示により、前記記録媒体の取扱説明書を兼ねていることが好ましい。この構成によれば、収納ケースとは別に、取扱説明書を追加することが不要になり、廃棄物の削減に有利になる
以下、本発明の一実施の形態に係る収納ケースについて、図面を参照しながら詳細に説明する。以下の実施の形態に係る収納ケースは、テープカートリッジの収納ケースの例である。
【0019】
図1は、本実施の形態に係る収納ケース1の斜視図を示している。外ケース2内に、内ケース3を収納している。外ケース2及び内ケース3は、所定形状にカットした紙材のシートを折り曲げて形成している。図1は、テープカートリッジを包み込んだ内ケース3を、外ケース2内に収納した状態を示している。
【0020】
図2は、内ケース3の展開形状を示しており、図3は、内ケース3の折り曲げ途中の斜視図を示している。図2に示したように、内ケース3は展開状態では、長辺4と短辺5とで形成した長方形シートである。
【0021】
図2、3に示したように、短辺5の方向に、4本の折り込み線6を入れており、長辺4の方向に、2本の一対の折り込み線10を入れている。図3に示したように、これらの折り込み線6、10によって、内ケース3は、底面12、背面13、正面14、上面15及び上面16に区画されている。
【0022】
図3に示したように、底面部12において、折り込み線10と長辺4との間の部分を、折り込み線10の位置で折り曲げることにより、底面12から立ち上った一対の側片20が形成される。上面15において、折り込み線10と長辺4との間の部分を、折り込み線10の位置で折り曲げることにより、上面部15から立ち上った一対の側片21が形成される。同様にして、上面16から立ち上った一対の側片22が形成される。これらの側片20、21及び22は、テープカートリッジを包み込んだ状態では、内ケース3の側面を形成することになる。
【0023】
図2に示したように、各折り込み線6の端部から長辺4に向けて、折り込み線6の端部を頂点としたV字状の折り込み線7を入れている。このことにより、折り込み線7と長辺4とで囲まれた三角片25、折り込み線7と長辺4と折り込み線10とで囲まれた台形片26を形成している。
【0024】
図4は、内ケース3に、テープカートリッジ30を載置した状態の斜視図を示している。図4は、図3の底面12にテープカートリッジ30を載置した状態である。図4の状態から、折り込み線6(図3参照)の位置で折り曲げながら、テープカートリッジ30を覆うように、上面15、16を畳むことになる。
【0025】
図5は、内ケース3がテープカートリッジ30を包み込んだ状態の斜視図を示している。図3において、上面15を畳む際には、三角片25の内側が、台形片26の内側に重なるようにする。このことにより、図5に示したように、三角片25及び台形片26は、側片20及び21の外側にはみ出した起伏片27を形成している。
【0026】
一方、図3において、上面16を畳む際には、三角片25の外側が、台形片26の外側に重なるようにする。このことにより、図5に示したように、三角片25及び台形片26は、側片20及び22の内側に入り込むことになる。
【0027】
図6は、上面15及び16の浮きがなくなるまで、上面15及び16を畳んだ状態を示す斜視図である。外力を加えない状態では、図5に示したように、上面15及び16は浮き上がった状態になる。これに対し、内ケース3が外ケース2内に収納されている状態では、上面15及び16の浮きがほとんどなく、ほぼ図6の状態になっている。
【0028】
図6に示した状態では、底面12に対して立設した側片20、上面15に対して立設した20及び上面16に対して立設した22により、内ケース3の側面28を形成している。
【0029】
側面28の両端は、前記の通り、折り曲げ形状が異なっている。側面28の背面13側には、側面28の外側にはみ出した起伏片27を形成している。起伏片27は、側面28に対し起伏可能である。起伏片27に力を加えることにより、起伏片27を側面28側に変位させることができ、この力を解除すれば、起伏片27は復元力により、側面28から起き上がることになる。
【0030】
他方、側面28の正面14側には、側面28からはみ出した部分は形成されていない。側面28の正面14側では、三角片25及び台形片26は、側片20及び22の内側にある。このことにより、側面28の正面14側には、正面14側が開放した隙間29を形成している。
【0031】
図7は、外ケース2の折り曲げ途中の斜視図を示している。外ケース2は、展開状態では、長辺31及び短辺32で形成した長方形シートから爪部33の部分が延出したものである。図7の状態では、爪部33は、外ケース2の内側に折り反している。
【0032】
短辺32の方向に、4本の折り込み線34を入れている。これらの折り込み線34によって、外ケース2は、底面部35、側面部36、側面部37、上面部38及び上面部39に区画されている。また、爪部33を挟む位置には、一対の切欠き40を形成している。
【0033】
図8は、外ケース2の完成状態の斜視図を示している。図8では、外ケース2は角筒形状になっている。この形状は、図7の展開状態から、折り込み線34の位置で、外ケース2を折り曲げた後、上面部38と上面部39とを例えば接着テープで接着して形成することができる。図8において、外ケース2の端部は開口41を形成し、内部の中空部分は、内ケース3を収納する収納空間42になっている。
【0034】
図9(a)、(b)は、外ケース2の爪部33の拡大図を示している。図9(a)は、図8のA部の拡大図であり、図9(b)は、図8のB部の拡大図である。一対の爪部33は、先端側を収納空間42側に折り反している。
【0035】
図10は、外ケース2に、内ケース3を収納する前の状態を示した斜視図である。爪部33を形成した側の開口41と、内ケース3の背面13とが対向している。図10の状態から、内ケース3を外ケース2の開口41に挿入し、内ケース3を外ケース2の収納空間42内に収納することになる。
【0036】
内ケース3の側面28からは、起伏片27が起き上がっている。このため、内ケース3の外ケース2の開口41への挿入開始時点では、開口41の開口面積より大きい部分が、開口41に入り込むことになる。本実施の形態では、開口41の4隅に、切り欠き40を形成しているので、内ケース3の挿入性を向上させている。すなわち、切り欠き40の形成により、開口41が広がり易くなっており、内ケース3の挿入も容易になる。
【0037】
内ケース3の挿入後は、爪部33に当接した起伏片27は、内ケース3の側面28側に押圧され、側面28側に変位した状態で、内ケース3の挿入が進むことになる。
【0038】
図11は、外ケース2内に、内ケース3の一部を挿入した状態の斜視図である。この状態から、さらに内ケース3を押し進めることになる。
【0039】
図12は、外ケース2内に、内ケース3を完全に収納する直前の状態を示す斜視図である。図13は、図12のC部の拡大図である。爪部33が隙間29の手前にまで到達している。この場合、折返し部分である爪部33は、内ケース3の側面から押圧されていることになる。
【0040】
前記の通り、台形片26は側片20及び22の内側にある。台形片26と側片20及び22との間の部分が、正面14側が開放した隙間29である。すなわち、側辺20及び22と台形片26との間には段差が形成され、隙間29は側辺20及び22上から窪んだ位置にあることになる。
【0041】
爪部33が、側辺20及び22上から台形片26上に向かう際に、すなわち隙間29を通過する際に、押圧された爪部33の復元力が作用し、爪部33は台形片26側に変位することになる。この際、爪部33の一部が隙間29に入り込むことになる。
【0042】
爪部33の基部33aを、内ケース3の正面14から若干はみ出すまで移動させた後、基部33aを正面14の位置に戻せば、爪部33は隙間29内に差し込まれることになる。このことにより、爪部33が隙間29内にロックされ、内ケース3の正面14が、外ケース2から飛び出すことを防止することが可能になる。
【0043】
図14は、爪部33によるロック完了状態を示している。この状態では、内ケース3の外ケース2内への収納は完了している。爪部33によるロックにより、内ケース3が外ケース2から飛び出しにくくなっている。一方、内ケース3の他端側においては、起伏片27の復元力により、起伏片27が外ケース2の側面を内側から押圧している。このことにより、内ケース3は、背面13側においても、外ケース2から飛び出しにくくなっている。
【0044】
以上、本実施の形態に係る収納ケース1によるテープカートリッジ30の収納について説明したが、収納ケース1を構成する内ケース3及び外ケース3のいずれについても、紙材を加工して形成している。各ケースは、予め紙材を所定形状にカットしておけば、以後は紙材の折り曲げにより形成することができる。
【0045】
このため、本実施の形態に係る収納ケース1は、樹脂成形によるものと比べて、設備面で簡素化できるとともに、樹脂材料の使用も不要となり、廃棄物の削減の点においても有利になる。
【0046】
また、収納物であるテープカートリッジ30の取り扱いに関する説明は、内ケース3及び外ケース2の少なくともいずれかに印刷して表示することができる。この場合、収納ケースが取扱説明書を兼ねることになり、収納ケースとは別に取扱説明書を追加する必要がなくなる。
【0047】
同様に、テープカートリッジ30に関する表示カードの内容も、内ケース3及び外ケース2の少なくともいずれかに印刷して表示することができ、表示カードも削減することができる。
【0048】
また、本実施の形態に係る収納ケース1は、前記の通りロック機能があり、内ケース3の外ケース2からの飛び出しを防止することができる。このため、収納ケース1を包装する包装フィルムを省くこともできる。このことも、廃棄物の削減に有利になる。
【0049】
なお、本実施の形態に係る収納ケースは、折り曲げ前の紙材のシート形状の設定により、収納物の大きさに合わせた収納ケースとすることができる。このため、本実施の形態では、収納対象物がテープカートリッジの例で説明したが、これに限るものではなく、各種記録媒体を収納することができる。例えば、外付けハードディスクの収納ケースとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
以上のように、本発明に係る収納ケースは、包装資材を簡素化でき環境保護に有利になるので、各種記録媒体を保管、運搬する際に用いる収納ケースとして有用である。
【符号の説明】
【0051】
1 収納ケース
2 外ケース
3 内ケース
27 起伏片
30 テープカートリッジ(記録媒体)
33 爪部
40 切り欠き
41 開口
42 収納部
28 側面
29 隙間
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種記録媒体を保管、運搬する際に用いる記録媒体の収納ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
各種記録媒体は流通の際には、収納ケースに収納して運搬することが行われている。例えば、下記特許文献1には、テープカートリッジ用の収納ケースが記載されている。この収納ケースは、プラスチック成形品であり、身部と蓋部とがヒンジ部を介して一体に繋がったものである。
【0003】
収納ケース内には、テープカートリッジを収納するとともに、取扱説明書及び各種表示をしたラベルを収納する。さらに、収納ケース全体を包装フィルムで包装することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−104568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1に記載されているような収納ケースは、流通の際には必要であっても、テープカートリッジの使用の際には、必ずしも必要ではなかった。
【0006】
不要となった収納ケースは、廃棄されることが多く、このことはプラスチックの廃棄物を増大させることになっていた。また、収納ケースとは別に必要になる取扱説明書、ラベル及び包装フィルムについても廃棄物を増大させる一因になっていた。
【0007】
したがって、テープカートリッジをプラスチック製の収納ケースを用いて収納する従来の方法は、環境保護の観点からは有利な構成ではなかった。
【0008】
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、包装資材を簡素化し環境保護に有利な記録媒体の収納ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、記録媒体の収納ケースであって、前記記録媒体を包み込む内ケースと、一端に開口を形成し、内側に収納空間を形成した外ケースとを備え、前記内ケース及び前記外ケースは、紙材を折り曲げて形成しており、前記開口から前記内ケースを挿入して、前記内ケースを前記外ケースの前記収納空間に収納することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、包装資材を簡素化し環境保護に有利な収納ケースを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施の形態に係る収納ケース1の斜視図。
【図2】本発明の一実施の形態に係る内ケース3の展開形状を示す平面図。
【図3】本発明の一実施の形態に係る内ケース3の折り曲げ途中の斜視図。
【図4】本発明の一実施の形態に係る内ケース3に、テープカートリッジ30を載置した状態の斜視図。
【図5】本発明の一実施の形態に係る内ケース3により、テープカートリッジ30を包み込んだ状態の斜視図。
【図6】本発明の一実施の形態に係る内ケース3において、上面15及び16の浮きがなくなるまで、上面15及び16を畳んだ状態を示す斜視図。
【図7】本発明の一実施の形態に係る外ケース2の折り曲げ途中を示す斜視図。
【図8】本発明の一実施の形態に係る外ケース2の完成状態を示す斜視図。
【図9】(a)図は図8のA部の拡大図、(b)図は図8のB部の拡大図。
【図10】本発明の一実施の形態において、外ケース2に、内ケース3を収納する前の状態を示す斜視図。
【図11】本発明の一実施の形態において、外ケース2内に、内ケース3の一部を挿入した状態を示す斜視図。
【図12】本発明の一実施の形態において、外ケース2内に、内ケース3を完全に収納する直前の状態を示す斜視図。
【図13】図12のC部の拡大図。
【図14】本発明の一実施の形態において、爪部33によるロック完了状態を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、収納ケースを構成する内ケース及び外ケースのいずれについても、紙材を加工して形成したものである。各ケースは、予め紙材を所定形状にカットしておけば、以後は紙材の折り曲げにより形成することができる。このため、本発明に係る収納ケースは、樹脂成形によるものと比べて、設備面で簡素化できるとともに、樹脂材料の使用も不要となり、廃棄物の削減の点においても有利になる。すなわち、本発明によれば、包装資材を簡素化し環境保護に有利な収納ケースを実現することができる。
【0013】
前記本発明の収納ケースにおいては、前記外ケースの側面は、前記開口側の端部を、前記収納空間側に折り返して形成した爪部を形成しており、前記内ケースの側面は、前記外ケースへの挿入方向の端部に、前記挿入方向の端部側が開放した隙間を形成しており、前記内ケースを前記外ケースに収納した状態で、前記隙間に前記爪部が差し込まれるようにしていることが好ましい。この構成によれば、紙材の折り曲げにより、内ケースが、外ケースから飛び出すことを防止するロック機能を設けることができる。
【0014】
また、前記外ケースは、前記爪部を形成した側の前記開口の4隅に切り欠きを形成しており、前記切り欠きは、前記爪部を挟む位置に配置していることが好ましい。この構成によれば、内ケースの外ケースへの挿入性を向上させることができる。
【0015】
また、前記内ケースの前記側面の前記挿入方向の両端部のうち、一端に前記隙間を形成し、他端は前記一端と異なる折り曲げ形状にして前記隙間を形成していないことが好ましい。この構成によれば、内ケース側面の両端のうち隙間を形成していない側から、内ケースを外ケースへ挿入することにより、爪部が隙間の形成部分に引っ掛かることを防止でき、内ケースの外ケースへの挿入性を向上させることができる。
【0016】
また、前記内ケースの前記側面の前記挿入方向の両端部のうち、一端に前記隙間を形成し、他端は前記一端と異なる折り曲げ形状にして、前記内ケースの前記側面に対し起伏可能な起伏片を形成していることが好ましい。この構成によれば、起伏片の復元力により、内ケースが、外ケースから飛び出すことの防止により有利になる。
【0017】
また、前記内ケース及び前記外ケースの少なくともいずれかに、前記記録媒体に関する表示が付されていることが好ましい。この構成によれば、収納ケースとは別に、各種表示物を追加することが不要になり、廃棄物の削減に有利になる。
【0018】
また、前記内ケース及び前記外ケースの少なくともいずれかは、前記表示により、前記記録媒体の取扱説明書を兼ねていることが好ましい。この構成によれば、収納ケースとは別に、取扱説明書を追加することが不要になり、廃棄物の削減に有利になる
以下、本発明の一実施の形態に係る収納ケースについて、図面を参照しながら詳細に説明する。以下の実施の形態に係る収納ケースは、テープカートリッジの収納ケースの例である。
【0019】
図1は、本実施の形態に係る収納ケース1の斜視図を示している。外ケース2内に、内ケース3を収納している。外ケース2及び内ケース3は、所定形状にカットした紙材のシートを折り曲げて形成している。図1は、テープカートリッジを包み込んだ内ケース3を、外ケース2内に収納した状態を示している。
【0020】
図2は、内ケース3の展開形状を示しており、図3は、内ケース3の折り曲げ途中の斜視図を示している。図2に示したように、内ケース3は展開状態では、長辺4と短辺5とで形成した長方形シートである。
【0021】
図2、3に示したように、短辺5の方向に、4本の折り込み線6を入れており、長辺4の方向に、2本の一対の折り込み線10を入れている。図3に示したように、これらの折り込み線6、10によって、内ケース3は、底面12、背面13、正面14、上面15及び上面16に区画されている。
【0022】
図3に示したように、底面部12において、折り込み線10と長辺4との間の部分を、折り込み線10の位置で折り曲げることにより、底面12から立ち上った一対の側片20が形成される。上面15において、折り込み線10と長辺4との間の部分を、折り込み線10の位置で折り曲げることにより、上面部15から立ち上った一対の側片21が形成される。同様にして、上面16から立ち上った一対の側片22が形成される。これらの側片20、21及び22は、テープカートリッジを包み込んだ状態では、内ケース3の側面を形成することになる。
【0023】
図2に示したように、各折り込み線6の端部から長辺4に向けて、折り込み線6の端部を頂点としたV字状の折り込み線7を入れている。このことにより、折り込み線7と長辺4とで囲まれた三角片25、折り込み線7と長辺4と折り込み線10とで囲まれた台形片26を形成している。
【0024】
図4は、内ケース3に、テープカートリッジ30を載置した状態の斜視図を示している。図4は、図3の底面12にテープカートリッジ30を載置した状態である。図4の状態から、折り込み線6(図3参照)の位置で折り曲げながら、テープカートリッジ30を覆うように、上面15、16を畳むことになる。
【0025】
図5は、内ケース3がテープカートリッジ30を包み込んだ状態の斜視図を示している。図3において、上面15を畳む際には、三角片25の内側が、台形片26の内側に重なるようにする。このことにより、図5に示したように、三角片25及び台形片26は、側片20及び21の外側にはみ出した起伏片27を形成している。
【0026】
一方、図3において、上面16を畳む際には、三角片25の外側が、台形片26の外側に重なるようにする。このことにより、図5に示したように、三角片25及び台形片26は、側片20及び22の内側に入り込むことになる。
【0027】
図6は、上面15及び16の浮きがなくなるまで、上面15及び16を畳んだ状態を示す斜視図である。外力を加えない状態では、図5に示したように、上面15及び16は浮き上がった状態になる。これに対し、内ケース3が外ケース2内に収納されている状態では、上面15及び16の浮きがほとんどなく、ほぼ図6の状態になっている。
【0028】
図6に示した状態では、底面12に対して立設した側片20、上面15に対して立設した20及び上面16に対して立設した22により、内ケース3の側面28を形成している。
【0029】
側面28の両端は、前記の通り、折り曲げ形状が異なっている。側面28の背面13側には、側面28の外側にはみ出した起伏片27を形成している。起伏片27は、側面28に対し起伏可能である。起伏片27に力を加えることにより、起伏片27を側面28側に変位させることができ、この力を解除すれば、起伏片27は復元力により、側面28から起き上がることになる。
【0030】
他方、側面28の正面14側には、側面28からはみ出した部分は形成されていない。側面28の正面14側では、三角片25及び台形片26は、側片20及び22の内側にある。このことにより、側面28の正面14側には、正面14側が開放した隙間29を形成している。
【0031】
図7は、外ケース2の折り曲げ途中の斜視図を示している。外ケース2は、展開状態では、長辺31及び短辺32で形成した長方形シートから爪部33の部分が延出したものである。図7の状態では、爪部33は、外ケース2の内側に折り反している。
【0032】
短辺32の方向に、4本の折り込み線34を入れている。これらの折り込み線34によって、外ケース2は、底面部35、側面部36、側面部37、上面部38及び上面部39に区画されている。また、爪部33を挟む位置には、一対の切欠き40を形成している。
【0033】
図8は、外ケース2の完成状態の斜視図を示している。図8では、外ケース2は角筒形状になっている。この形状は、図7の展開状態から、折り込み線34の位置で、外ケース2を折り曲げた後、上面部38と上面部39とを例えば接着テープで接着して形成することができる。図8において、外ケース2の端部は開口41を形成し、内部の中空部分は、内ケース3を収納する収納空間42になっている。
【0034】
図9(a)、(b)は、外ケース2の爪部33の拡大図を示している。図9(a)は、図8のA部の拡大図であり、図9(b)は、図8のB部の拡大図である。一対の爪部33は、先端側を収納空間42側に折り反している。
【0035】
図10は、外ケース2に、内ケース3を収納する前の状態を示した斜視図である。爪部33を形成した側の開口41と、内ケース3の背面13とが対向している。図10の状態から、内ケース3を外ケース2の開口41に挿入し、内ケース3を外ケース2の収納空間42内に収納することになる。
【0036】
内ケース3の側面28からは、起伏片27が起き上がっている。このため、内ケース3の外ケース2の開口41への挿入開始時点では、開口41の開口面積より大きい部分が、開口41に入り込むことになる。本実施の形態では、開口41の4隅に、切り欠き40を形成しているので、内ケース3の挿入性を向上させている。すなわち、切り欠き40の形成により、開口41が広がり易くなっており、内ケース3の挿入も容易になる。
【0037】
内ケース3の挿入後は、爪部33に当接した起伏片27は、内ケース3の側面28側に押圧され、側面28側に変位した状態で、内ケース3の挿入が進むことになる。
【0038】
図11は、外ケース2内に、内ケース3の一部を挿入した状態の斜視図である。この状態から、さらに内ケース3を押し進めることになる。
【0039】
図12は、外ケース2内に、内ケース3を完全に収納する直前の状態を示す斜視図である。図13は、図12のC部の拡大図である。爪部33が隙間29の手前にまで到達している。この場合、折返し部分である爪部33は、内ケース3の側面から押圧されていることになる。
【0040】
前記の通り、台形片26は側片20及び22の内側にある。台形片26と側片20及び22との間の部分が、正面14側が開放した隙間29である。すなわち、側辺20及び22と台形片26との間には段差が形成され、隙間29は側辺20及び22上から窪んだ位置にあることになる。
【0041】
爪部33が、側辺20及び22上から台形片26上に向かう際に、すなわち隙間29を通過する際に、押圧された爪部33の復元力が作用し、爪部33は台形片26側に変位することになる。この際、爪部33の一部が隙間29に入り込むことになる。
【0042】
爪部33の基部33aを、内ケース3の正面14から若干はみ出すまで移動させた後、基部33aを正面14の位置に戻せば、爪部33は隙間29内に差し込まれることになる。このことにより、爪部33が隙間29内にロックされ、内ケース3の正面14が、外ケース2から飛び出すことを防止することが可能になる。
【0043】
図14は、爪部33によるロック完了状態を示している。この状態では、内ケース3の外ケース2内への収納は完了している。爪部33によるロックにより、内ケース3が外ケース2から飛び出しにくくなっている。一方、内ケース3の他端側においては、起伏片27の復元力により、起伏片27が外ケース2の側面を内側から押圧している。このことにより、内ケース3は、背面13側においても、外ケース2から飛び出しにくくなっている。
【0044】
以上、本実施の形態に係る収納ケース1によるテープカートリッジ30の収納について説明したが、収納ケース1を構成する内ケース3及び外ケース3のいずれについても、紙材を加工して形成している。各ケースは、予め紙材を所定形状にカットしておけば、以後は紙材の折り曲げにより形成することができる。
【0045】
このため、本実施の形態に係る収納ケース1は、樹脂成形によるものと比べて、設備面で簡素化できるとともに、樹脂材料の使用も不要となり、廃棄物の削減の点においても有利になる。
【0046】
また、収納物であるテープカートリッジ30の取り扱いに関する説明は、内ケース3及び外ケース2の少なくともいずれかに印刷して表示することができる。この場合、収納ケースが取扱説明書を兼ねることになり、収納ケースとは別に取扱説明書を追加する必要がなくなる。
【0047】
同様に、テープカートリッジ30に関する表示カードの内容も、内ケース3及び外ケース2の少なくともいずれかに印刷して表示することができ、表示カードも削減することができる。
【0048】
また、本実施の形態に係る収納ケース1は、前記の通りロック機能があり、内ケース3の外ケース2からの飛び出しを防止することができる。このため、収納ケース1を包装する包装フィルムを省くこともできる。このことも、廃棄物の削減に有利になる。
【0049】
なお、本実施の形態に係る収納ケースは、折り曲げ前の紙材のシート形状の設定により、収納物の大きさに合わせた収納ケースとすることができる。このため、本実施の形態では、収納対象物がテープカートリッジの例で説明したが、これに限るものではなく、各種記録媒体を収納することができる。例えば、外付けハードディスクの収納ケースとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0050】
以上のように、本発明に係る収納ケースは、包装資材を簡素化でき環境保護に有利になるので、各種記録媒体を保管、運搬する際に用いる収納ケースとして有用である。
【符号の説明】
【0051】
1 収納ケース
2 外ケース
3 内ケース
27 起伏片
30 テープカートリッジ(記録媒体)
33 爪部
40 切り欠き
41 開口
42 収納部
28 側面
29 隙間
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体の収納ケースであって、
前記記録媒体を包み込む内ケースと、
一端に開口を形成し、内側に収納空間を形成した外ケースとを備え、
前記内ケース及び前記外ケースは、紙材を折り曲げて形成しており、
前記開口から前記内ケースを挿入して、前記内ケースを前記外ケースの前記収納空間に収納することを特徴とする記録媒体の収納ケース。
【請求項2】
前記外ケースの側面は、前記開口側の端部を、前記収納空間側に折り返して形成した爪部を形成しており、
前記内ケースの側面は、前記外ケースへの挿入方向の端部に、前記挿入方向の端部側が開放した隙間を形成しており、
前記内ケースを前記外ケースに収納した状態で、前記隙間に前記爪部が差し込まれるようにしている請求項1に記載の記録媒体の収納ケース。
【請求項3】
前記外ケースは、前記爪部を形成した側の前記開口の4隅に切り欠きを形成しており、前記切り欠きは、前記爪部を挟む位置に配置している請求項2に記載の記録媒体の収納ケース。
【請求項4】
前記内ケースの前記側面の前記挿入方向の両端部のうち、一端に前記隙間を形成し、他端は前記一端と異なる折り曲げ形状にして前記隙間を形成していない請求項2又は3に記載の記録媒体の収納ケース。
【請求項5】
前記内ケースの前記側面の前記挿入方向の両端部のうち、一端に前記隙間を形成し、他端は前記一端と異なる折り曲げ形状にして、前記内ケースの前記側面に対し起伏可能な起伏片を形成している請求項2から4のいずれかに記載の記録媒体の収納ケース。
【請求項6】
前記内ケース及び前記外ケースの少なくともいずれかに、前記記録媒体に関する表示が付されている請求項1から5のいずれかに記載の記録媒体の収納ケース。
【請求項7】
前記内ケース及び前記外ケースの少なくともいずれかは、前記表示により、前記記録媒体の取扱説明書を兼ねている請求項6に記載の記録媒体の収納ケース。
【請求項1】
記録媒体の収納ケースであって、
前記記録媒体を包み込む内ケースと、
一端に開口を形成し、内側に収納空間を形成した外ケースとを備え、
前記内ケース及び前記外ケースは、紙材を折り曲げて形成しており、
前記開口から前記内ケースを挿入して、前記内ケースを前記外ケースの前記収納空間に収納することを特徴とする記録媒体の収納ケース。
【請求項2】
前記外ケースの側面は、前記開口側の端部を、前記収納空間側に折り返して形成した爪部を形成しており、
前記内ケースの側面は、前記外ケースへの挿入方向の端部に、前記挿入方向の端部側が開放した隙間を形成しており、
前記内ケースを前記外ケースに収納した状態で、前記隙間に前記爪部が差し込まれるようにしている請求項1に記載の記録媒体の収納ケース。
【請求項3】
前記外ケースは、前記爪部を形成した側の前記開口の4隅に切り欠きを形成しており、前記切り欠きは、前記爪部を挟む位置に配置している請求項2に記載の記録媒体の収納ケース。
【請求項4】
前記内ケースの前記側面の前記挿入方向の両端部のうち、一端に前記隙間を形成し、他端は前記一端と異なる折り曲げ形状にして前記隙間を形成していない請求項2又は3に記載の記録媒体の収納ケース。
【請求項5】
前記内ケースの前記側面の前記挿入方向の両端部のうち、一端に前記隙間を形成し、他端は前記一端と異なる折り曲げ形状にして、前記内ケースの前記側面に対し起伏可能な起伏片を形成している請求項2から4のいずれかに記載の記録媒体の収納ケース。
【請求項6】
前記内ケース及び前記外ケースの少なくともいずれかに、前記記録媒体に関する表示が付されている請求項1から5のいずれかに記載の記録媒体の収納ケース。
【請求項7】
前記内ケース及び前記外ケースの少なくともいずれかは、前記表示により、前記記録媒体の取扱説明書を兼ねている請求項6に記載の記録媒体の収納ケース。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2010−173676(P2010−173676A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−17052(P2009−17052)
【出願日】平成21年1月28日(2009.1.28)
【出願人】(000005810)日立マクセル株式会社 (2,366)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月28日(2009.1.28)
【出願人】(000005810)日立マクセル株式会社 (2,366)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]