説明

設備管理装置、電力設備管理システム、および、設備管理方法

【課題】電力設備管理システムを低コストで管理自動化すること。
【解決手段】設備管理装置20の第2CPU21は、保護リレー装置10内の管理用データ記憶部13から、第1CPU11に入力される計測値、および、第1CPU11から出力される操作信号のうちの少なくとも1つのデータを管理用データとして読み取り、読み取った管理用データと、設備管理装置20内の記憶手段に格納されている管理用ルールとを照合して、読み取った管理用データを通知対象とするか否かを判定し、前記通知対象と判定された管理用データを電力系統管理装置43に通知することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、設備管理装置、電力設備管理システム、および、設備管理方法の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
変電所システムなどの電力設備では、過電圧などから電気回路を保護するための保護リレー装置が備え付けられている。保護リレー装置は、変流器で計測した電圧値が過電圧になったとき、遮断器に対して引きはずし指令を送信することで、電気を遮断して電気回路を保護する。
【0003】
これらの保護リレー装置などの変電所システムの各機器として、遠隔監視するなどの目的により、変電所通信の国際標準規格IEC61850に対応した機器が普及し始めている(非特許文献1など)。中央制御室などに設置された監視装置から、IEC61850に対応した保護リレー装置に対して制御信号を直接送信することにより、変電所の管理自動化(自動化運転など)の実現を支援する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】「IEC61850 - Communication networks and systems for power utility automation」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
既に稼働しているIEC61850に未対応の保護リレー装置を、IEC61850に対応させるには、既に稼働している保護リレー装置にIEC61850の機能を追加するか(内蔵追加)、保護リレー装置とは別に、IEC61850の機能を有する別装置を追加する(外付け追加)方法がある。
【0006】
まず、内蔵追加を行うときには、保護リレー装置内のCPUが、保護リレー装置本来の機能であるリレー演算処理だけでなく、IEC61850に対応する監視装置との通信処理も同時に行う必要があり、そのCPUの処理能力が不足してしまう。リレー演算を行う周期は、非常に短期間(例えば、電気角30度ごとの周期)であるので、リレー演算を行っているときに、IEC61850の演算が割り込まれると、リレー演算の処理が追いつかなくなることもある。
【0007】
一方、外付け追加を行うときには、既に稼働している保護リレー装置の台数が多いため、これらの保護リレー装置をまるごと別の装置へと置き換えるような大規模なシステム構成の変更は、極力避けるべきである。つまり、IEC61850に対応した後でも、既に稼働している保護リレー装置をできるだけ流用することで、システムのコストを削減することが求められる。
【0008】
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、電力設備管理システムを低コストで管理自動化することを、主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、本発明は、電力設備からの計測値を元に、その電力設備への操作信号を出力する第1制御部を有する保護リレー装置と、前記電力設備を管理する電力系統管理装置と、前記保護リレー装置と前記電力系統管理装置との間で管理用データを中継する設備管理装置とを含めて構成される電力設備管理システムに用いられる設備管理装置であって、
前記設備管理装置が有する第2制御部が、
前記保護リレー装置内の管理用データ記憶部から、前記第1制御部に入力される計測値、および、前記第1制御部から出力される操作信号のうちの少なくとも1つのデータを管理用データとして読み取り、
前記読み取った管理用データと、前記設備管理装置内の記憶手段に格納されている管理用ルールとを照合して、前記読み取った管理用データを通知対象とするか否かを判定し、前記通知対象と判定された管理用データを前記電力系統管理装置に通知することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電力設備管理システムを低コストで管理自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態に関する電力設備管理システムを示す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に関する電力設備管理システムの別の一例を示す構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に関するリレー演算を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態に関する保護リレー装置の単独動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に関する保護リレー装置と設備管理装置との協調動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図5を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、電力設備管理システムを示す構成図である。
電力設備としての送電線30は、その端点となる端子31ごとに、端子31付近の電力パラメータ(電圧値、電流値など)を計測する変流器32と、端子31付近の電力を遮断する遮断器34とが備え付けられている。
図1では、1つの送電線30に、2つの端子31を有する一例を示している。2つの端子31のうちの左側の端子31(付近の変流器32および遮断器34の組)に、第1ネットワーク41を介して保護リレー装置10が接続されている。
そして、2つの端子31のうちの右側の端子31(付近の変流器32および遮断器34の組)にも、図示省略されているが、同じように、第1ネットワーク41を介して保護リレー装置10が接続されている。
【0014】
変流器32は、取り付けられている送電線30の電力パラメータを計測し続け、その計測値を計測信号として計測信号線33から第1ネットワーク41を介して、第1通信部12に送信し続ける。
遮断器34は、第1ネットワーク41を介して操作信号線35から操作信号としての遮断信号(引きはずし指令とも呼ばれる)を受信すると、取り付けられている送電線30の電力を遮断する。
遮断器34は、第1ネットワーク41を介して操作信号線35から操作信号としての投入信号を受信すると、取り付けられている送電線30の電力の遮断を解除する(電気が流れるようにする)。
【0015】
このように、第1ネットワーク41を介してやりとりされる信号は、保護リレー装置10と電力機器(変流器32、遮断器34)との間で短期間に伝達される必要があるため、第1ネットワーク41はリアルタイム通信が可能な高速な(特に、低遅延な)ネットワークであることが望ましい。
【0016】
保護リレー装置10は、電力パラメータ(電力系統の交流電気量など)を計測(サンプリング)して得た情報から電力系統の事故を検出する装置であり、第1CPU(Central Processing Unit)11と、第1通信部12と、管理用データ記憶部13と、第1CPUバス14と、通信バス15と、第1コネクタ16とを有する。
第1CPU11(第1制御部)は、例えば、リアルタイムに処理が行える組込み用のCPUとして構成される。第1CPU11は、電力機器(変流器32、遮断器34)とのやりとり(リレー演算)を直接行うものの、電力系統管理装置43とのやりとり(変電所自動化に関する演算)は直接行わず、後記する第2CPU21に代行させる。なお、リレー演算とは、例えば、計測信号線33から受信した電圧値が過電圧しきい値以上であるときに、遮断信号を操作信号線35に送信する演算である。
【0017】
第1通信部12は、第1CPUバス14を介して第1CPU11と第1ネットワーク41との間の各通信データを中継する通信インタフェースである。第1CPUバス14は、第1CPU11と第1通信部12と管理用データ記憶部13とを接続する。
通信バス15は、管理用データ記憶部13と第1コネクタ16とを接続する。第1コネクタ16は、装置間ネットワーク44を介して、第2コネクタ26と接続される。装置間ネットワーク44は、例えば、イーサネット(登録商標)のようなLAN(Local Area Network)として構成してもよいし、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスのような計算機内のパラレルインタフェースに対応したバスで構成してもよい。
【0018】
管理用データ記憶部13は、変電所自動化のための管理用データが格納されるメモリである。なお、管理用データ記憶部13は、第1CPUバス14からアクセスするための第1ポートと、通信バス15からアクセスするための第2ポートとを別々に構成するデュアルポートRAM(Random Access Memory)を用いることが、望ましい。これにより、保護リレー装置10が単独で動作するときには第1ポートだけを使用させ、保護リレー装置10と設備管理装置20とが並列で動作するときには第1ポートと第2ポートとをそれぞれ使用させる。
さらに、管理用データ記憶部13は、図1に示すように、保護リレー装置10に内蔵される構成の代わりに、保護リレー装置10に対して着脱可能なメモリカードとして構成してもよいし、設備管理装置20に内蔵される構成としてもよい。
【0019】
設備管理装置20は、第2CPU21と、第2通信部22と、第2CPUバス23と、第2コネクタ26とを有する。第2CPUバス23は、第2CPU21と第2通信部22と第2コネクタ26とを接続する。
第2CPU21(第2制御部)は、管理用データ記憶部13のデータアクセス(データリード、データライト)手段を有するとともに、管理用データ記憶部13内の管理用データをもとに、電力系統管理装置43との間で変電所の自動化に関する制御信号のやりとりを行う。
第2通信部22は、第2ネットワーク42を介して電力系統管理装置43に接続される。第2ネットワーク42は、第1ネットワーク41ほどの高速性は求められておらず、例えば、汎用性と低コストの観点から、IP(Internet Protocol)網上のイーサネットや、フィールドバスなどの汎用シリアル伝送手段によって構成される。
【0020】
電力系統管理装置43は、保護リレー装置10に対して、データの取得要求や、データの書き込み要求を送信することで、各電力機器(変流器32、遮断器34)を管理する装置である。電力系統管理装置43は、例えば、IEC61850に対応する監視装置として構成される。
【0021】
図2は、電力設備管理システムの別の一例を示す構成図である。図1と図2とを比較すると、図1では1台の保護リレー装置10に1台の設備管理装置20が接続される構成であるのに対し、図2では3台の保護リレー装置10に1台の設備管理装置20が接続される構成である。
このように、1台の設備管理装置20が複数台の保護リレー装置10と接続されるとともに、接続される各保護リレー装置10の管理用データを1台の設備管理装置20がまとめて電力系統管理装置43へと中継することにより、IEC61850に対応した電力設備管理システムを、少ない装置台数で実現することができ、システムの導入コストや運用コストを削減することができる。
【0022】
図3は、リレー演算を示す説明図である。図3(a)は、計測信号線33を介して保護リレー装置10に入力される計測信号(電圧値)の時系列グラフであり、図3(b)は、操作信号線35を介して保護リレー装置10から出力される操作信号(ONが遮断しない旨を示し、OFFが遮断する旨を示す)の時系列グラフである。
例えば、図3(a)の時刻t1から時刻t2までの時間帯において、計測された電圧値が過電圧しきい値を超過している。よって、第1CPU11は、時刻t1から時刻t2までの時間帯において、図3(b)に示すように、遮断をする旨の操作信号を出力する。
【0023】
図4は、保護リレー装置の単独動作を示すフローチャートである。この図4の動作は、保護リレー装置10が設備管理装置20と接続されていないとき(図1で、第1コネクタ16から装置間ネットワーク44を介して第2コネクタ26と通信できないときなど)に実行される動作であり、第1CPU11が動作主体である。
【0024】
S11として、第1CPU11は、変流器32から計測信号線33を介して計測信号を受信する。
S12として、第1CPU11は、S11で受信した計測信号の値が所定条件を満たしているか否か(例えば、図3(a)では、計測された電圧値が過電圧しきい値を超過しているか否か)を判定する。
S13として、第1CPU11は、S12の判定結果を基に、遮断器34への操作信号を作成する。例えば、第1CPU11は、S12で計測された電圧値が過電圧しきい値を超過しているときには、遮断する旨の操作信号を作成する(図3(b)参照)。
S14として、第1CPU11は、S13で作成された操作信号を、操作信号線35を介して遮断器34へと通知する。
【0025】
以上、S11〜S14で説明したリレー演算は、計測信号が時系列で逐次計測され続けるので、最新の計測信号に対して繰り返し実行される。このように、保護リレー装置10は、設備管理装置20と接続されていないときでも、単独の装置として動作する。
【0026】
図5は、保護リレー装置と設備管理装置との協調動作を示すフローチャートである。保護リレー装置10におけるリレー演算(S11〜S14)の動作は、図4と同じであるので、図5の説明から省略する。
【0027】
S15として、第1CPU11は、S11で受信した計測信号やS13で作成された操作信号などを、自身の装置(保護リレー装置10)の管理用データとして、第1CPUバス14を介して管理用データ記憶部13へと記録する。なお、第1CPU11は、その他の管理用データとして、自身の装置(保護リレー装置10)に関する情報(第1CPU11のCPU利用率や、CPU温度など)も、併せて管理用データ記憶部13へと記録してもよい。
【0028】
なお、管理用データ記憶部13への管理用データの記録処理は、以下に例示されるような通信処理によって実現される。
・第1CPU11が管理用データ記憶部13に対して、管理用データの記録を明示的に指示する信号を第1CPUバス14に送信する。
・管理用データ記憶部13のデバイスドライバが、第1CPUバス14上に流れる管理用データの信号を監視し、その信号が流れたときに読み取って、自身の管理用データ記憶部13へと記録する。
・第1通信部12が第1CPU11とやりとりする信号について、その信号の送受信先を第1CPU11だけでなく、管理用データ記憶部13にもコピーして送信する。
【0029】
以下、図5の動作の内の設備管理装置20の第2CPU21が動作主体となる動作(IEC61850に対応させるための動作)を説明する。
【0030】
S21として、第2CPU21は、管理用ルールを受信して、自身の記憶手段(図示省略)へと記憶する。この管理用ルールとは、例えば、「遮断器34が送電線30の電力を遮断している期間が3分を超過したときに、その旨を電力系統管理装置43へと通知する」など、電力系統管理装置43が電力設備を管理するために用いられるルールである。
なお、管理用ルールの設定方法として、通知先の電力系統管理装置43が第2ネットワーク42を介して送信してもよいし、変電所の管理者が直接設備管理装置20に対して管理用ルールを入力(設定ファイルやディップスイッチなど)してもよい。
【0031】
S22として、第2CPU21は、S15で管理用データ記憶部13へと記録された管理用データを、保護リレー装置10から受信する。具体的には、第2CPU21は、第2CPUバス23→第2コネクタ26→装置間ネットワーク44→第1コネクタ16→通信バス15→管理用データ記憶部13の経路でデータリード指示を送信する。保護リレー装置10は、受信したデータリード指示に従って、該当するデータを管理用データ記憶部13から読み出し、データの取得要求の経路を逆方向に辿ることにより、第2CPU21へと返答する。
なお、第2CPU21は、管理用データ記憶部13から所望の管理用データを読み出すために、管理用データ記憶部13内の大きなメモリ空間を扱うことができるメモリアクセス手段を備えている。
【0032】
S23として、第2CPU21は、S21の管理用ルールと、S22の管理用データとを照合して、管理用データが管理用ルールに該当するか否かを判定する。S23でYesならS24へ進み、NoならS22に戻る。例えば、以下の組み合わせでは、該当する(S23,Yes)と判定される。
管理用ルール「遮断器34が送電線30の電力を遮断している期間が3分を超過したときに、その旨を電力系統管理装置43へと通知する」
管理用データ「午前11時0分から午前11時10分まで、操作信号がずっとOFFのままである」
【0033】
S24として、第2CPU21は、S22の管理用データを、第2ネットワーク42経由で電力系統管理装置43に通知する。これにより、電力系統管理装置43は、保護リレー装置10を直接制御することなく、設備管理装置20に仲介されて管理用データ記憶部13内のデータにアクセスすることができる。
【0034】
なお、第2CPU21は、S24として、管理用データ記憶部13内のデータ読み出しだけでなく、管理用データ記憶部13内のデータ書き込みを行ってもよい。例えば、電力系統管理装置43から設備管理装置20に送信されたデータが「緊急遮断信号」であるときには、第2CPU21は、管理用データ記憶部13内に遮断器34に対して遮断を示す操作信号を書き出す。そして、第1CPU11は、変流器32が計測した計測値が正常であるか否かにかかわらず、管理用データ記憶部13内に書き出された遮断を示す操作信号を遮断器34に送信する。
【0035】
以上説明した本実施形態では、電力設備管理システムとして、保護リレー装置10に設備管理装置20を追加する構成とした。保護リレー装置10は、設備管理装置20と接続するためのインタフェース(第1コネクタ16)を有しているので、設備管理装置20を容易に着脱できる。
これにより、既存の保護リレー装置10を活用できるので、電力設備管理システムを低コストで管理自動化することができる。
【符号の説明】
【0036】
10 保護リレー装置
11 第1CPU(第1制御部)
12 第1通信部
13 管理用データ記憶部
14 第1CPUバス
15 通信バス
16 第1コネクタ
20 設備管理装置
21 第2CPU(第2制御部)
22 第2通信部
23 第2CPUバス
26 第2コネクタ
30 送電線
31 端子
32 変流器
33 計測信号線
34 遮断器
35 操作信号線
41 第1ネットワーク
42 第2ネットワーク
43 電力系統管理装置
44 装置間ネットワーク


【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力設備からの計測値を元に、その電力設備への操作信号を出力する第1制御部を有する保護リレー装置と、前記電力設備を管理する電力系統管理装置と、前記保護リレー装置と前記電力系統管理装置との間で管理用データを中継する設備管理装置とを含めて構成される電力設備管理システムに用いられる設備管理装置であって、
前記設備管理装置が有する第2制御部は、
前記保護リレー装置内の管理用データ記憶部から、前記第1制御部に入力される計測値、および、前記第1制御部から出力される操作信号のうちの少なくとも1つのデータを管理用データとして読み取り、
前記読み取った管理用データと、前記設備管理装置内の記憶手段に格納されている管理用ルールとを照合して、前記読み取った管理用データを通知対象とするか否かを判定し、前記通知対象と判定された管理用データを前記電力系統管理装置に通知することを特徴とする
設備管理装置。
【請求項2】
前記設備管理装置が有する前記第2制御部は、接続される複数台の前記保護リレー装置それぞれの前記管理用データ記憶部から、前記管理用データを読み取ることを特徴とする
請求項1に記載の設備管理装置。
【請求項3】
前記管理用データ記憶部は、前記保護リレー装置に内蔵される代わりに、前記設備管理装置に内蔵されることを特徴とする
請求項1に記載の設備管理装置。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の設備管理装置と、前記電力系統管理装置と、前記保護リレー装置とを有することを特徴とする電力設備管理システム。
【請求項5】
電力設備からの計測値を元に、その電力設備への操作信号を出力する第1制御部を有する保護リレー装置と、前記電力設備を管理する電力系統管理装置と、前記保護リレー装置と前記電力系統管理装置との間で管理用データを中継する設備管理装置とを含めて構成される電力設備管理システムに用いられる前記設備管理装置が実行する設備管理方法であって、
前記設備管理装置が有する第2制御部は、
前記保護リレー装置内の管理用データ記憶部から、前記第1制御部に入力される計測値、および、前記第1制御部から出力される操作信号のうちの少なくとも1つのデータを管理用データとして読み取り、
前記読み取った管理用データと、前記設備管理装置内の記憶手段に格納されている管理用ルールとを照合して、前記読み取った管理用データを通知対象とするか否かを判定し、前記通知対象と判定された管理用データを前記電力系統管理装置に通知することを特徴とする
設備管理方法。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate