説明

詰め替え容器の付いた空気処理装置

空気処理剤を散布する装置と、これと共に使用する詰め替えユニット(18)が開示されている。装置の幾つかは、加熱器に対向するウェル(24)と空気処理剤を使い切った状態を見るための透明な壁(27)を有する。装置の別の幾つかは、反対方向に位置する複数のウェル(26A)を含む詰め替えを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
該当なし
連邦政府による資金提供を受けた研究開発の記載
【0002】
該当なし
【0003】
本発明は、容器に収容されている揮発性空気処理剤を加熱することでその薬剤を散布する装置に関する。本発明はまた、このような装置で使用するための改良された詰め替えにも関する。
【背景技術】
【0004】
先行技術には、害虫防除剤(殺虫剤、防虫剤、昆虫成長調整剤、誘引剤、共力剤など)、芳香剤、脱臭剤といった空気処理剤を効率的に散布しようとする試みが十分に存在する。例えば、特許文献1を参照のこと。この特許の開示、また本明細書中で参照する他の特許全ての開示は、ここで十分に説明されているかのように参照によって援用される。
【0005】
典型的に従来の装置は、ある基体の片側を加熱することで反対方向に散布させることによって、揮発性空気処理剤を散布する。熱源は、典型的には電気加熱器である。
【0006】
このような装置によって、種々の空気処理機能を実現できる。例えば、揮発性殺虫剤をこの方法で散布し、密閉された寝室で蚊に食われないように使用することができる。或いは、悪臭を一掃するため、または単に望ましい香りを提供するために、脱臭剤または他の悪臭防止剤を散布することもできる。
【0007】
このような装置に対する問題の一つは、典型的にはある種の多孔基体に被覆されるか、または含浸される、散布される薬剤が、大抵加熱器に、またはその付近に留まってしまうことである。加熱器が基体を加熱し、そのことによって揮発した空気処理剤を加熱器の表面から離れる方向(実質的には表面に直交する方向)へと追いやる。特許文献2を参照のこと。
【特許文献1】米国特許第6,551,560号明細書
【特許文献2】米国特許第4,228,124号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記した問題によって、幾つかの能率の悪さが生じる可能性がある。例えば、物質の加熱器に近接する部分が基体の活性薬剤を放つ部分の絶縁体として作用してしまい、散布の制御をより難しくしてしまう。
【0009】
このような装置に対する別の問題は、このような装置の使い切りの時期を判定するのが難しいことである。さらに別の問題は、異なる加熱条件でそれぞれ最適に散布される複数の薬剤を散布しようとする場合に柔軟性に欠けることである。
【0010】
したがって、このような問題に対処した改良型の装置に対するニーズが存在する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の1態様では、加熱されると揮発性空気処理剤を活発に散布するのに適した詰め替えを提供する。この詰め替えは、熱源(例えば、電気加熱器)との対向に適するように構成された第1の面と、(第1の面とは実質的に反対側にある)第2の面を含む壁を有するハウジングを有し、この壁がウェルを定める。
【0012】
揮発性空気処理剤は、熱源によって加熱されるとウェルから熱源に向かって揮発するのに適した形でウェルに配置される。ウェルにおける揮発性空気処理剤の量は、壁の第2の面から簡単に見ることができる。つまり、揮発性薬剤が散布される面が直接加熱される。また、このような構造にもかかわらず、消費者は空気処理剤がどの程度残っているかを見ることができる。
【0013】
好ましい形態では、加熱前に揮発性空気処理剤の散布の速度を制御するための透過(例えば、半透過)カバーがウェルを覆っている。また、薬剤を直接ウェルに配置するのではなく、薬剤をカートリッジに配置することができる。このカートリッジは、ウェルに挿入される。或いは、揮発性空気処理剤は固形でもよく、ウェルの側部との相互作用によって、スクリーンもしくは他のカバーによって、またはキャビティ内に固体を保持するためのあらゆる他の従来通りの方法によって、ウェル内に保持される。
【0014】
別の好ましい形態では、詰め替えは少なくとも2つの異なる揮発性薬剤を散布できる。このことは、一例として、薬剤を(例えば同じウェルの別個の部分に)別々に保存することによって実現できる。
【0015】
揮発性空気処理剤は液状物質でもゲル状物質でもよい。また、加熱によって変色する薬剤を含有してもよい。
【0016】
別の態様では、本発明は加熱されると揮発性空気処理剤を活発に散布するのに適した詰め替えを提供する。この詰め替えは、熱源との対向に適するように構成された第1の面を含む壁を有するハウジングを有する。第1の面に沿って形成されたウェルもある。揮発性空気処理剤は、熱源によって加熱されるとウェルから熱源に向かって揮発するのに適した形でウェルに配置される。
【0017】
ハウジングは、第1のウェルが熱源に対向する場合に熱源から離れた方向を向くように構成された第2のウェルも有する。揮発性薬剤は、詰め替えが熱源に近接して位置する場合に第2のウェルから揮発するのに適した形で第2のウェルに配置される。したがって、詰め替えは熱源に向かって空気処理剤を散布するのと同時に熱源から離れる方向に別の揮発性薬剤を散布することができる。
【0018】
本実施形態の特に好ましい形態では、第2のウェルの揮発性薬剤が詰め替えの使用限度の表示手段となる。これは、第2のウェルの揮発性薬剤の散布速度は空気処理剤の散布速度によって調整され、残量が表示手段となるからである。或いは、第2の薬剤が、散布が行われるとウェルの色を変える特定の着色法を有してもよい。
【0019】
或いは、第2のウェルは空気処理剤(例えば、第1のウェルが殺虫剤を有するならば芳香剤)、第1の薬剤の使用を促進する薬剤(例えば、第1のウェルが殺虫剤を有するならば共力剤)、第1のウェルにある物質と同時に有効に散布できるが早期の化学的相互作用または他の相互作用を防ぐために実際の散布前は第1のウェルにある物質とは別個に保存する必要のある物質も含むことができる。或いは、第1および第2のウェルにある物質を、同時に散布できるが機能が異なるように選択できる。このようなケースの一例が異なる殺虫剤の同時散布であり、第1の物質はある昆虫をターゲットにしており、第2の物質は第2の昆虫をターゲットにしている。例えば、ハエを一掃するためにトランスフルトリンを散布し、よりよい蚊の駆除のためにメトフルトリンを散布できる。
【0020】
このような薬剤のいずれも、直接ウェルにではなくカートリッジユニットに位置させることができる。いずれにせよ、ウェルまたはカートリッジを揮発の速度を制御する透過(例えば、半透過)膜で覆うことができると好ましい。このような実施形態は、2つの異なる薬剤に対して揮発を入念に制御できるという利点を有する。
【0021】
さらに別の態様では、本発明は加熱されると揮発性空気処理剤を活発に散布するのに適した詰め替えを提供する。この詰め替えは、ある方向を向いた第1のウェルと反対方向を向いた第2のウェルを含む壁を有するハウジングを有する。熱源による加熱でウェルから揮発するのに適した形でウェルの少なくとも一方に位置する揮発性空気処理剤もある。
【0022】
さらに別の形態では、本発明は空気処理剤散布装置を提供する。この装置は、ハウジングと、ハウジングに位置し、電源に接続されると熱を放つことができる加熱器と、加熱器に近接して位置する上記の種類のいずれかの詰め替えを有する。この装置は、害虫防除剤、芳香剤、脱臭剤からなる群から選ばれた揮発性空気処理剤を散布するように設計されるのが好ましい。
【0023】
本発明の詰め替えと装置は安価に製造でき、熱を非常に効率的に使い、使い切りの合図の情報および複数の空気処理剤を同時に提供できることを理解されたい。使い切りの合図は、詰め替えを使い果たしてしまったかまたは使い果たしそうなので交換すべきだということを知らせる知覚的な合図を送るための任意の手段である。このような装置のコストが安価であるという点は、詰め替えのコストがこのような装置を使用する大きな障害となっている途上国において特に重要である。
【0024】
本発明の上述の利点や他の利点は、以下の説明から明らかになるであろう。以下の説明では、本発明の一部をなし、本発明の予測される好適な実施形態が限定ではなく例示の目的で示されている添付図面を参照する。このような実施形態は本発明の完全な範囲を必ずしも表しているわけではないため、本発明の範囲を捉えるには本明細書中の特許請求の範囲を参照されたい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
まず図1を参照すると空気処理装置10が示されており、この装置は、後端16に電気プロング14を有するハウジング12と、対向する前端20に装着された取り外し可能な詰め替え18を有する。装置10は、垂直な壁にある電気ソケットに差し込まれるのが最も好ましい。したがって本特許における方向を表す用語は、このようなタイプの設置を念頭に置いて使われている。しかし、水平面または他の面に適した電気ソケットを使用し、電力を提供することもできる。そのため「前」、「後」、「上」、「下」、「側方(side)」といった用語は、装置を垂直面でないタイプの設置で使用する場合にも同様に解釈されたい。
【0026】
図に示されているプロング14は、単なる例示用にすぎない。幾つかの国では、この種の円筒形プロングが電力への接続に適している。しかし他の国では、(当該技術分野でよく認識されているように)利用可能な電力への接続手段を供給するために、ブレード状のプロングまたはブレード、円筒形、他の形状のプロング要素がミックスされて使用されている。
【0027】
図2および3から明らかなように、ハウジング12はその上側と下側に一連の細長い穴30を有するのが好ましい。この穴30は周囲環境から空気を取り入れ、この空気を装置10から散布された空気処理剤と共にハウジング12の上側にある穴30を通す。詰め替え18の第1のウェル24が、加熱器40に近接して位置するのが好ましい。
【0028】
装置10全体のハウジング12は、詰め替え18の後端に近接して位置する加熱器40を有するのが好ましい。この加熱器40は、電気プロング14をコンセント(図示せず)に挿入することで稼動する。
【0029】
加熱器40からの熱は、直接(図9を参照のこと)または近距離の対流によって詰め替え18に接触する。ただし加熱器40からの熱を、一連の開口32、36(図3を参照のこと)を通って詰め替え18の別の面を通るようにすることもできる。
【0030】
詰め替え18は、使い切った時に取り外して交換できるように、装置10から取り外せるように設計されている。この詰め替えは、接続脚部44によって装置10に挿入される。この脚部44は、ハウジングの前端20にある対応する溝46にはめ込まれるかまたは位置合わせされるのが好ましい。
【0031】
図4〜8を見ると明らかなように、詰め替え18は少なくとも1つのほぼ透明な壁22を含むことができる。この壁は、内方に向いたテーパ付きのカップ状ウェル24と、外方に向いたテーパ付きのカップ状ウェル26を有する。
【0032】
ウェル24は、少なくとも1つの空気処理剤42を含むのが好ましい。この空気処理剤は、液体またはゲルに溶解可能である。さらなる例では、揮発性染料を空気処理剤とともに液体またはゲルに溶解させることができる。空気処理剤を図10の半透過膜28によってウェル24内に収容することができる。使用前にはこの膜を剥離式のふた(図示せず)でさらに覆ってもよい。
【0033】
図10の膜28は、加熱器40に近接して位置することができる。したがって詰め替えが加熱されると、この詰め替えは薬剤を加熱器40に向かって後方に散布する。これによって散布時の加熱をより均一にできるため、散布がより効率的になる。消費者は薬剤をどの程度使い切ったかを見るために、加熱器に対向する面27を通して見ることができる。
【0034】
図15に示すように、薬剤42を直接ウェルに配置するのではなく、カートリッジ39Eに配置することもできる。このカートリッジは、摩擦係合によってウェル24に押し込むことができる。壁21Eを同様の摩擦係合によってホルダー19に押し込むことができる。ただし、このような部品を固定する他の手段も可能である。
【0035】
壁21は、図10〜20に示されているように多数の形態をとることができる。このような図では、それぞれのケースにおいて類似する特徴を持つ部品を同じ番号に異なるアルファベット文字を付けて示すことに注目されたい。
【0036】
図10の実施形態では、詰め替え18は揮発性薬剤42が直接ウェル24にある形態をとっており、その場合散布は半透過膜28を介して加熱器40に向かって行われる。
【0037】
図11の実施形態では、装置は、外側ウェル26Aが第2の揮発性薬剤43Aで満たされており、この薬剤はレベル45Aまで入っていること以外は図10の実施形態に類似している。薬剤42Aは例えば殺虫剤でもよく、薬剤43Aが蒸発可能な使い切りの合図となる。
【0038】
図12は図11に類似する装置を示すが、ウェル24Bの縁(Extent)45Bが半透過膜28Bを支持できる程度である。
【0039】
図13の実施形態では、ウェル24Cが2つのウェル50Cと51Cに分割されており、各ウェルが異なる揮発性物質を含むことを除けば、構造は図10の実施形態に類似している。
【0040】
図14の実施形態では、詰め替え18Dによって詰め替えカートリッジを外方向または内方向のいずれかに取り付けることが可能になる。
【0041】
図15の実施形態では、カートリッジが内側に取り付けられており、装置の空気処理剤の残量を見やすいように覗き穴60がある。
【0042】
図16の実施形態では、2つのカートリッジが、一方は内側もう一方は外側に取り付けられており、好ましくはそれぞれが蒸発可能な異なる薬剤を含むことを除けば、図16の実施形態は図14の実施形態に類似している。
【0043】
4つの異なる揮発可能な薬剤を提供できるように両カートリッジのウェルが分割されていることを除けば、図17の実施形態は図16の実施形態に類似している。例えば、あるウェルは殺虫剤を散布し、別のウェルは共力剤を散布し、また別のウェルは芳香剤を散布し、最後のウェルは使い切りの合図でもよい。
【0044】
壁の構造が僅かに異なることを除けば、図18の実施形態は図13の実施形態に類似している。
【0045】
より硬い蒸発可能な物質を使用するので透過膜がないことを除けば、図19の構造は図10の構造に類似している。
【0046】
一端でウェルを覆う膜を使用し、もう一方の端には膜がないことを除けば、図20の構造は図16の構造に類似している。
【0047】
詰め替えの壁構成要素を一体型の射出成形または熱成形構造体として形成できることを理解されたい。この目的のために、耐熱プラスチックを使用するのが好ましい。
【0048】
ウェルはカップ状であることが好ましいが、他の構造(例えば、テーパ状カップ、矩形ウェル、不規則な形状)をとることもできる。詰め替えに特に好ましい透明材料は、リサイクルされるポリエチレンテレフタレートである。
【0049】
低密度ポリエチレンといった当該技術分野でよく知られている適当な半透過材料を、本発明の半透過膜に使用できる。このような膜は、取り外し可能なシール層と共に、イリノイ州のシカゴにあるペシネプラスチックパッケージング社(Pechiney Plastic Packaging, Inc.)から入手可能である。
【0050】
空気処理剤が殺虫剤や防虫剤である場合、有機リン殺虫剤、脂質アミド(lipidamide)殺虫剤、シトロネラ油、天然ピレスリン、除虫菊エキスなどの天然防虫剤や合成ピレスロイドが好ましい。適当な合成ピレスロイドは、アクリナトリン、D−アレスリンのようなアレスリン、ピナミン(商標)、ベンフルスリン、ビフェントリン、ピナミンフォルテ(商標)、S−ビオアレスリンのようなビオアレスリン、エスビオスリン、エスビオール、ビオレスメトリン、シクロプロトリン、シフルトリン、ベータ−シフルトリン、シハロトリン、ラムダ−シハロトリン、シペルメトリン、アルファ−シペルメトリン、ベータ−シペルメトリン、シフェノトリン、デルタメトリン、エムペントリン、エスフェンバレレート、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、タウフルバリネート、カデスリン、ペルメトリン、フェノトリン、Etoc(商標)のようなプラレトリン、レスメトリン、テフルトリン、テトラメトリン、トラロメトリン、メトフルトリンまたはトランスフルトリンである。米国特許第4,439,415号に記載されているような他の揮発性殺虫剤も使用できる。
【0051】
特に好ましい例では、揮発性殺虫剤は、トランスフルトリン、メトフルトリン、バポスリン(vapothrin)、ペルメトリン、プラレトリン、テフルトリン、エスビオスリンからなる群から選ばれる。現在のところ、トランスフルトリンが最も好ましい殺虫剤である。メトフルトリンも特に有用な殺虫剤である。
【0052】
このような空気処理剤を保持できそうな溶剤としては、以下に限定しないが、イソパール(商標)C、イソパール(商標)E、イソパール(商標)L、ヘプタン、メタノール、アセトン、エタノール、イソプロピルアルコール、ドデシン、テトラヒドロフランが挙げられる。イソパール(商標)C、イソパール(商標)E、イソパール(商標)Lは鎖長を変える炭化水素溶剤であり、エクソン化学株式会社から入手可能である。
【0053】
蚊の駆除に特に望ましい空気処理剤は、イソパール(商標)Cの炭化水素に50重量%のトランスフルトリンを溶解したものである。
【0054】
広範囲にわたる揮発性芳香剤を使用でき、このような芳香剤は任意で昆虫防除の特性を持っていてもよい。或いは、脱臭機能をもたらす芳香剤を幾つか(例えば、幾つかのテルペン類)を選択してもよい。例えば、種々の天然香料や人工香料を使用できる。このような香料の非限定的な例として、動物性香料と植物性香料、そしてアルコール類、フェノール類、アルデヒド類、ケトン類、テルペン類、エステル類などの人工香料が挙げられる。
【0055】
揮発性空気処理剤が殺菌剤の場合、好ましい殺菌剤として、以下に限定しないがグリコール、トリメチレン、ジプロピレンが挙げられる。有機酸類も使用できる。
【0056】
本発明の好適な実施形態を上に説明してきたが、本発明を種々の他の実施形態で使用できることを理解されたい。例えば、空気処理剤を液体またはゲルに溶解するのではなく、活性薬剤を単独で使用できる。
【0057】
したがって本発明の原理を、ここに具体的に記したものとは別の多岐にわたる他の方法で適用できる。さらなる他の改変を本発明の趣旨や範囲から逸脱することなく行うことができる。したがって、本発明の完全な範囲を理解するためには、(好適な実施形態だけでなく)特許請求の範囲を見直されたい。
【産業上の利用可能性】
【0058】
本発明は、空気処理剤を散布する装置と、これと共に使用する詰め替えを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】詰め替えを装着した本発明の空気処理装置の正面斜視図である。
【図2】詰め替えを装着した本発明の空気処理装置の側面図である。
【図3】図1に類似しているが詰め替えを取り外した図である。
【図4】詰め替えのみの斜視図である。
【図5】詰め替えの分解図である。
【図6】詰め替えの側面図である。
【図7】詰め替えの別の側面図である。
【図8】詰め替えの背面図である。
【図9】図1の装置の断面図である。
【図10】第1の実施形態の詰め替え構成要素の拡大断面図である。
【図11】図10に類似しているが第2の実施形態の図である。
【図12】図10に類似しているが第3の実施形態の図である。
【図13】図10に類似しているが第4の実施形態の図である。
【図14】図10に類似しているが第5の実施形態の図である。
【図15】図10に類似しているが第6の実施形態の図である。
【図16】図10に類似しているが第7の実施形態の図である。
【図17】図10に類似しているが第8の実施形態の図である。
【図18】図10に類似しているが第9の実施形態の図である。
【図19】図10に類似しているが第10の実施形態の図である。
【図20】図10に類似しているが第11の実施形態の図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加熱されると揮発性空気処理剤を活発に散布するのに適した詰め替えであって、
熱源との対向に適するように構成された第1の面と、前記第1の面とは実質的に反対側にある第2の面とを含む壁を有するハウジングであって、前記壁が容器のウェルを定めるハウジングと、
熱源によって加熱されると前記ウェルから前記熱源に向かって揮発するのに適した形で前記ウェルに配置される揮発性空気処理剤とを含み、
前記ウェルにおける前記揮発性空気処理剤の量を前記壁の第2の面から見ることができる、詰め替え。
【請求項2】
加熱前に前記揮発性空気処理剤の散布の速度を制御するための、前記ウェルを覆う透過カバーをさらに含む、請求項1記載の詰め替え。
【請求項3】
前記ウェルにカートリッジを挿入し、前記揮発性空気処理剤を前記カートリッジに位置させる、請求項1記載の詰め替え。
【請求項4】
前記詰め替えが少なくとも2つの異なる揮発性薬剤を前記ウェルから散布でき、前記薬剤は前記ウェルの別個の部分に別々に保存される、請求項1記載の詰め替え。
【請求項5】
前記揮発性空気処理剤が液状物質またはゲル状物質である、請求項1記載の詰め替え。
【請求項6】
前記揮発性空気処理剤が加熱されると変色する、請求項1記載の詰め替え。
【請求項7】
加熱されると揮発性空気処理剤を活発に散布するのに適した詰め替えであって、
熱源との対向に適するように構成された第1の面を含む壁を有するハウジングと、
前記第1の面に沿って形成されたウェルと、
前記熱源によって加熱されると前記ウェルから前記熱源に向かって揮発するのに適した形で前記ウェルに配置される揮発性空気処理剤とを含み、
前記ハウジングは、前記第1のウェルが前記熱源に対向する場合に前記熱源から離れた方向を向くのに適するように構成された第2のウェルも有し、
さらに、前記詰め替えが前記熱源に近接して位置する場合に前記第2のウェルから揮発するのに適した形で前記第2のウェルに配置される揮発性薬剤を含み、
前記詰め替えは前記熱源に向かって空気処理剤を散布するのと同時に前記熱源から離れる方向に別の揮発性薬剤を散布することができる、詰め替え。
【請求項8】
前記第2のウェルの揮発性薬剤が前記詰め替えの使用限度の表示手段である、請求項7記載の詰め替え。
【請求項9】
前記第2のウェルの揮発性薬剤も空気処理剤である、請求項7記載の詰め替え。
【請求項10】
前記揮発性空気処理剤と前記第2のウェルの揮発性薬剤が両方ともそれぞれカートリッジユニットに位置する、請求項7記載の詰め替え。
【請求項11】
前記揮発性空気処理剤と前記第2のウェルの揮発性薬剤が両方とも揮発の速度を制御する透過膜によってそれぞれ覆われている、請求項7記載の詰め替え。
【請求項12】
加熱されると揮発性空気処理剤を活発に散布するのに適した詰め替えであって、
ある方向を向いた第1のウェルと反対方向を向いた第2のウェルを含む壁を有するハウジングと、
前記熱源による加熱で前記ウェルから揮発するのに適した形で第1及び第2のウェルの少なくとも一方に位置する揮発性空気処理剤とを含む、詰め替え。
【請求項13】
ハウジングと、
前記ハウジングに位置し、電源に接続されると熱を放つことができる加熱器と、
前記加熱器に近接して位置する詰め替えとを含み、前記詰め替えが、
ある方向を向いた第1のウェルと反対方向を向いた第2のウェルを含む壁を有するキャリヤと、
前記加熱器による加熱で前記ウェルから揮発するのに適した形で前記ウェルの少なくとも一方に位置する揮発性空気処理剤とを含む、空気処理剤散布装置。
【請求項14】
前記装置が害虫防除剤、芳香剤、脱臭剤からなる群から選ばれた揮発性空気処理剤を散布する、請求項13記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2009−534031(P2009−534031A)
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−506574(P2009−506574)
【出願日】平成19年4月18日(2007.4.18)
【国際出願番号】PCT/US2007/009547
【国際公開番号】WO2007/123982
【国際公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【出願人】(500106743)エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド (168)
【Fターム(参考)】