説明

調整可能なキーボードライトを有するコンピューティングデバイス

内部光源を含むライトモジュールと、初期閉位置にライトモジュールを保持する保持部材と、モジュールが複数の開位置の1つへ外側に向けて枢動できるようにライトモジュールをリリースするリリースボタンであって、ライトモジュールは、各開位置において異なる向きを有する、リリースボタンと、を含む調整可能なキーボードライト。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、調整可能なキーボードライトを有するコンピューティングデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
微光状態でコンピューティングデバイスのキーボードを見ることは難しい場合がある。
その難しさは、コンピュータディスプレイによって放出された光によって悪化する可能性がある。
特に、ディスプレイは、コンピュータユーザの目を照明し、したがって、ユーザの目が環境光を収集するために拡張できる範囲を制限する。
【0003】
コンピューティングデバイスのディスプレイ部にライトを設けて、上から下へキーボードを照明することができるが、このようなライトは、コンピューティングデバイスのディスプレイ部が、キーボードに対して特定の角度に位置決めされているときにしか有効でない場合がある。
特に、ライトが調整可能でない場合、ディスプレイ部とキーボードとの間に形成される角度を考慮した向きにライトを配置することができない。
その結果、放出された光は、キーボードのすべて又は一部に届かないおそれがあり、一層悪いことには、ユーザの目に差し込むおそれがある。
【発明の概要】
【0004】
本発明にかかる調整可能なキーボードライトは、内部光源を含むライトモジュールと、初期閉位置に前記ライトモジュールを保持する保持部材と、前記モジュールが複数の開位置の1つへ外側に向けて枢動できるように前記ライトモジュールをリリースするリリースボタンであって、前記ライトモジュールは、各開位置において異なる向きを有する、リリースボタンとを備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
開示するコンピューティングデバイスは、以下の図面を参照することでより良く理解することができる。
図面内のコンポーネントは、必ずしも一律の縮尺であるとは限らない。
【0006】
【図1】調整可能なキーボードライトを有するコンピューティングデバイスの一実施形態の斜視図である。
【図2】キーボードライトをさらに詳細に示す、図1のコンピューティングデバイスのディスプレイ部の部分断面図である。
【図3】図2に示すキーボードライトのポップアップライトモジュールの斜視図である。
【図4A】図3のポップアップライトモジュール、及びポップアップライトモジュールの向きを制御するのに使用される制御機構の側面図であり、初期閉位置から第1の開位置へのポップアップライトモジュールの変遷を示す。
【図4B】図3のポップアップライトモジュール、及びポップアップライトモジュールの向きを制御するのに使用される制御機構の側面図であり、初期閉位置から第1の開位置へのポップアップライトモジュールの変遷を示す。
【図4C】図3のポップアップライトモジュール、及びポップアップライトモジュールの向きを制御するのに使用される制御機構の側面図であり、初期閉位置から第1の開位置へのポップアップライトモジュールの変遷を示す。
【図5A】図1のコンピューティングデバイスのディスプレイ部の部分側面図であり、さまざまな向きのポップアップライトモジュールを示す。
【図5B】図1のコンピューティングデバイスのディスプレイ部の部分側面図であり、さまざまな向きのポップアップライトモジュールを示す。
【図5C】図1のコンピューティングデバイスのディスプレイ部の部分側面図であり、さまざまな向きのポップアップライトモジュールを示す。
【図5D】図1のコンピューティングデバイスのディスプレイ部の部分側面図であり、さまざまな向きのポップアップライトモジュールを示す。
【図6】調整可能なキーボードライトの使用を示す、図1のコンピューティングデバイスのさらなる斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
上述したように、コンピューティングデバイスのキーボードを照明する目的でコンピューティングデバイスのディスプレイ部にライトを設けることができるが、このライトは、ディスプレイ部が、キーボードに対して特定の向き(例えば、角度)に配置されているときにしか有効でない場合がある。
しかしながら、以下で説明するように、このようなライトの有効性は、ライトが調整可能であるときに改善され得る。
このような場合、ライトの向きを、ディスプレイ部の向きに対して調整して、ライトがキーボードのキーを確実に直接照らすことができる。
【0008】
次に、図面をより詳細に参照する。図面において、同様の番号は、図全体を通じて対応する部分を示す。
図1は、ノートブックコンピュータ又は「ラップトップ」コンピュータの形態のコンピューティングデバイス100を示す。
ノートブックコンピュータが明示的に示されて識別されているが、ノートブックコンピュータは、一例として引用されているに過ぎないことに留意されたい。
したがって、本開示の教示は、デスクトップコンピュータ等の他のコンピューティングデバイスにも適用することができる。
【0009】
図1に示すように、コンピューティングデバイス100は、ヒンジ機構(図示せず)で互いに取り付けられているベース部102及びディスプレイ部104を含む。
ベース部102は、プロセッサ、メモリ、ハードドライブ等のコンピューティングデバイス100のさまざまな内部コンポーネントを取り囲む外側筐体106を含む。
また、ベース部102には、キーボード108、マウスパッド110、及び選択ボタン112を含むユーザ入力デバイスだけでなく、筐体106を通じてアクセス可能なさまざまなポート又はコネクタ114も含まれる。
ディスプレイ部102は、それ自身の外側筐体116を含む。
筐体116内には、液晶ディスプレイ(LCD)等のディスプレイ118が設けられる。
【0010】
図1にさらに示すように、ディスプレイ部104は、調整可能なキーボードライトを含む。この調整可能なキーボードライトは、全体として、参照番号120により識別される。
図1から明らかなように、キーボードライト120は、ディスプレイ部104の上端122に隣接して筐体116内に一体化されている。
【0011】
図2は、キーボードライト120をさらに詳細に示す。
図2に示すように、キーボードライト120は、筐体116に形成された開口部204を通って筐体116から外に伸長するポップアップライトモジュール200及び筐体116に形成された開口部206を通って筐体116から外に伸長するリリースボタン202を備える。
図2にさらに示すように、モジュール200は、筐体116内に設置されたブラケット210によって枢動可能に支持される枢動(pivot)軸208を含む。
モジュール200を開位置又は伸長位置に向けて付勢する1つ又は複数のライトモジュールバネ212が、枢動軸208を取り囲んでいる。
例として、バネ212はねじりバネである。
以下でより詳細に説明するように、リリースボタン202が押下されたときに、モジュールを保持する機構がリリースされると、バネ212によって、モジュール200は筐体116から外へポップアップ又はポップアウトする。
【0012】
図3は、ポップアップライトモジュール200をさらに詳細に示す。
図3に示すように、モジュール200は、前側302、上側304、及び横側306(図3では、1つの横側のみが見えている)を含む一般に長方形の筐体300を備える。
前側302には、ライトウィンドウ308が設けられている。内部光源(図示せず)によって放出された光は、このライトウィンドウ308を通って輝く。
例として、内部光源は、白色発光ダイオード(LED)を備える。
上側304は、モジュール200の上面又は外面310を形成する。
モジュール200が初期閉位置にあるとき、外面310は、一般に、ディスプレイ部筐体116(図2)の外面と同一平面にある。
横側306には、換気口312が形成され、使用中、内部光源によって発生した熱はこの換気口を通って抜け出ることができる。
横側306の一方には、ラチェット素子314が、換気口312に隣接して設けられている。
図示した実施形態では、ラチェット素子314は、複数のステップ316、317、及び318を備える。各ステップは上面320を備える。
以下でさらに詳細に説明するように、ステップ316、317、及び318は、モジュール200の向きを制御するのに使用される。
より詳細には、ステップ316、317、及び318は、モジュール200の枢動角を制御するのに使用される。この枢動角は、光がディスプレイ部104から放出される角度を制御する。
【0013】
図3をさらに参照して、ポップアップライトモジュール200は、筐体300を枢動軸208に接続する軸接続部322も含む。
図3に示すように、枢動軸208は、当該軸の枢動を制限し、したがって、モジュール200の枢動を制限する停止部材324を備える。
いくつかの実施形態では、枢動軸208の各端部に1つの、計2つのこのような停止部材324が設けられる。
【0014】
図4A〜図4Cは、ポップアップライトモジュール200及びこのモジュールの向きを制御するのに使用される制御機構400を示す。
図4A〜図4Cでは、キーボードライト120が設けられるディスプレイデバイス筐体116の外面は、破線402によって識別される。
【0015】
図4Aから始めて、ポップアップライトモジュール200は、モジュールの外面310が筐体116の外面402と実質的に同一平面にある初期閉位置で示されている。
上述したように、枢動軸208に設けられた1つ又は複数のバネ212が、開位置又は伸長位置に向けてモジュール200を付勢する(図2)。
一方、モジュール200は、保持部材404によって図4Aに示す閉位置に保持される。
図4A〜図4Cの実施形態では、保持部材404はブロック406を備える。このブロック406から、モジュールのラチェット素子314に対する歯止めとして働く保持タブ408が横に延びる。
したがって、保持タブ408は、ラチェット素子314の移動を妨げるときに、モジュール200の枢動を防止する。
モジュール200が、図4Aに示す閉位置にあるとき、保持タブ408は、第1のステップ316の上面320と接触し、それによって、ラチェット素子314が、(図4Aの向きでの)上方向に移動することを防止する。したがって、これにより、モジュール200の枢動が防止される。
【0016】
しかしながら、保持タブ408が第1のステップ316から移動されて離れたとき、モジュール200の枢動が可能である。
このような移動は、ユーザがリリースボタン202を押下したときに達成される。
詳細には、図4Bに示すように、リリースボタン202の押下によって、保持部材404は、ブロック406から伸長するシャフト412に設けられた保持部材バネ410の力に逆らってモジュール200から離れる横方向に移動する。
いくつかの実施形態では、方向矢印414によって識別されるリリースボタン202の(図4Bの向きでの)下方の移動は、ボタンのカム部材418とブロック420のカム面420との相互作用によって、方向矢印416により識別される保持部材404の横の移動に変換される。カム部材418及びカム面420の双方は、図4Bでは隠れ線で示されている。
図4Bに示すように、リリースボタン202がさらに下に押下されるほど、保持部材404がさらに遠く横に変位するように、カム部材418及びカム面420の双方には傾斜が付けられている。
【0017】
上述したリリースボタン202と保持部材404との間の相互作用は、ポップアップライトモジュール200の光がキーボード108(図1)を照らすことができるように、ポップアップライトモジュール200を開放又は伸長するのに使用され得る。
例えば、保持タブ408が移動されて第1のステップ316の上面320と接触しなくなるポイントへリリースボタン202が押下されたとき、モジュール200は、1つ又は複数のねじりバネ212(図2)の力を受けて、筐体116から外側へ向けてその枢動軸208のまわりを枢動する。
保持タブ408が、第1のステップ316との接触が失われたポイントをはるかに越えて移動されていないものと仮定すると、図4Cに示すように、タブは、その後、第2のステップ317の上面320と接触する。
図4Cでは、モジュール200は、第1の開位置の向きに合わせられる。この第1の開位置では、モジュールは、筐体116の外面402を越えて伸長し、したがって、筐体から外を光で照らすことができる。
一方、保持タブ408と第2のステップ217との間の接触によって、モジュール200のさらなる枢動は妨げられる。
【0018】
上記から分かるように、保持部材404は、保持タブ408を移動させて第3のステップ218と接触するようにリリースボタン202によりさらに変位され、ポップアップライトモジュール200の第2の開位置を達成することができる。
いくつかの実施形態では、保持部材404は、第3のステップ218を越えて保持タブ408を移動させるようにさらに変位され得る。そのポイントでは、枢動軸208に設けられた停止部材324が、そのそれぞれのブラケット210と当接(abut)して、モジュール200のさらなる枢動が制限される。
そのポイントでは、モジュール200の第3の開位置が達成され得る。
【0019】
図5A〜図5Dは、ポップアップライトモジュール200のそれぞれ閉位置、第1の開位置、第2の開位置、及び第3の開位置を示す。
図5Aから始めて、モジュール200は、上述したように、閉位置にあるとき、ディスプレイ部筐体116の外面402と実質的に同一平面にある。
一方、図5Bに示す第1の開位置では、光線500をキーボード108(図1)に方向付けることができるような比較的浅い角度を外面402と形成するように、モジュール200はその枢動軸208のまわりを枢動されている。
例として、その角度はおよそ8度である。
図5Cに示す第2の開位置では、モジュール200と外面402との間に、より大きな角度が形成されている。
例として、その角度はおよそ13度である。
最後に、図5Dに示す第3の開位置では、モジュール200は、外面402と約18度の角度を形成する。
【0020】
図5A〜図5Dから分かるように、ポップアップライトモジュール200の位置(すなわち、キーボードライト120の向き)は、ユーザによって選択的に調整され、光が放出される角度を制御し、光がキーボード108に確実に当たるようにすることができる。
したがって、ディスプレイ部104が、キーボード108を収容するベース部102と比較的小さな角度を形成するのか、それとも比較的大きな角度を形成するのかに関わらず、キーボードライト120を調整して、キーボードライト120がキーボードのキーを照明することに確実に有効であるようにすることができる。
【0021】
ポップアップライトモジュール200の開放又は伸長を、このモジュールが順次、段階的に次第に大きな範囲で開放される段階的プロセスとして上記で説明してきたが、このモジュールは、代替的に、リリースボタン202を完全に押下することによって、初期閉位置からその最大範囲(すなわち、上述した第3の開位置)へ直接開放され得ることに留意されたい。
このような場合、ユーザは、所望ならば、例えば段階的な方法で手動によりモジュール200を内側に向けて枢動させて、光が放出される角度を低減することができる。
例えば、ユーザが、モジュール200を第3の開位置に開放するが、(例えば、ディスプレイ部104がベース部102に対して広角に開放されていることから)光がキーボード108を「通り越している(overshoot)」場合、ユーザは、モジュールを内側に向けて筐体116内へ押圧し、モジュール200を第2の開位置に配置することができる。
このような場合、保持タブ408は、バネ410の力を受けて第3のステップ318の上面320と直ちに接触する。
光がキーボード108をまだ通り越していることにユーザが気付いた場合、ユーザは、モジュール200を内側に向けて再び押圧し、モジュール200を第1の開位置に配置することができる。第1の開位置では、保持タブ408は、第2のステップの上面320と接触する(図4C参照)。
ユーザがどの位置を好むのかに関わらず、モジュールを筐体116内へ最後まで押圧して戻すことにより、モジュール200は初期閉位置に戻して配置され得る。このポイントでは、保持タブ408は、第1のステップ316の上面320と再び接触する(図4A参照)。
【0022】
図6は、コンピューティングデバイス100のキーボード108の照明に使用中のキーボードライト120を示す。
図6に示すように、キーボードライト120から放出された光600は、キーボード108全体にわたって広がる。
【符号の説明】
【0023】
100 コンピューティングデバイス
104 ベース部102及びディスプレイ部
106 外側筐体
108 キーボード
116 外側筐体
118 ディスプレイ
120 キーボードライト
200 ポップアップライトモジュール
202 リリースボタン
208 枢動軸
212 ライトモジュールバネ
300 筐体
314 ラチェット素子
316,317,318 ステップ
324 停止部材
400 制御機構
404 保持部材
406 ブロック
408 保持タブ
412 シャフト
410 保持部材バネ
418 カム部材
420 カム面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部光源を含むライトモジュールと、
初期閉位置に前記ライトモジュールを保持する保持部材と、
前記モジュールが複数の開位置の1つへ外側に向けて枢動できるように前記ライトモジュールをリリースするリリースボタンであって、前記ライトモジュールは、各開位置において異なる向きを有する、リリースボタンと
を備える調整可能なキーボードライト。
【請求項2】
前記ライトモジュールは、
前記ライトモジュールが開位置に達するようにそのまわりを枢動する枢動軸
を備える
請求項1に記載のキーボードライト。
【請求項3】
前記ライトモジュールは、
前記保持部材が相互作用するラチェット素子
を備える
請求項1に記載のキーボードライト。
【請求項4】
前記ラチェット素子は、複数のステップを備え、各ステップは、前記ライトモジュールの異なる向きに関連付けられる
請求項3に記載のキーボードライト。
【請求項5】
前記保持部材は、
前記ラチェット機構の前記ステップと接触する保持タブ
を含み、
その接触は、各ステップに関連付けられた前記向きに前記ライトモジュールを保持する
請求項4に記載のキーボードライト。
【請求項6】
前記リリースボタンはカム部材を備え、
前記保持部材はカム面を備え、
前記リリースボタンの押下は、前記カム部材を前記カム面に押し付けて、前記保持部材を横に変位させる
請求項1に記載のキーボードライト。
【請求項7】
前記ライトモジュールを開位置に向けて付勢するライトモジュールバネ
をさらに備える請求項1に記載のキーボードライト。
【請求項8】
前記保持部材を付勢して前記ライトモジュールと接触させる保持部材バネ
をさらに備える請求項1に記載のキーボードライト。
【請求項9】
前記ライトモジュールの枢動を制限する、前記ライトモジュールに設けられた停止部材
をさらに備える請求項1に記載のキーボードライト。
【請求項10】
コンピューティングデバイスのディスプレイ部の筐体内に一体化するように適応された調整可能なキーボードライトであって、
内部光源と、枢動軸とを含むライトモジュールであって、該ライトモジュールは、該ライトモジュールが前記筐体内に位置付けられる初期閉位置から、該ライトモジュールが前記筐体から伸長する複数の開位置の1つへ、前記枢動軸のまわりを枢動して移動でき、該ライトモジュールは、複数のステップを有するラチェット素子をさらに含み、各ステップは、異なるライトモジュールの向きに関連付けられる、ライトモジュールと、
前記ライトモジュールに作用して、前記ライトモジュールを開位置に向けて付勢する、ライトモジュールバネと、
前記ライトモジュールの向きを制御する保持部材であって、該保持部材は、前記ラチェット素子の前記ステップと接触する保持タブを含み、前記保持タブが接触する前記ステップは、前記ライトモジュールの前記向きを決定する、保持部材と、
前記保持タブが前記ラチェット素子の前記ステップの1つと接触するように、前記保持部材を付勢して前記ライトモジュールと接触させる保持部材バネと、
前記保持部材バネの力に逆らって前記保持部材を移動させ前記ライトモジュールとの接触を解除するリリースボタンと
を備えるキーボードライト。
【請求項11】
前記リリースボタンはカム部材を備え、
前記保持部材はカム面を備え、
前記リリースボタンの押下は、前記カム部材を前記カム面に押し付けて、前記保持部材を横に変位させる
請求項10に記載のキーボードライト。
【請求項12】
前記ライトモジュールの枢動を制限する、前記枢動軸に設けられた停止部材
をさらに備える請求項10に記載のキーボードライト。
【請求項13】
前記ライトモジュールは、3つの開位置に配置され得、前記ライトモジュールは、前記3つの開位置のそれぞれにおいて前記筐体と異なる角度を形成する
請求項10に記載のキーボードライト。
【請求項14】
前記角度は、およそ8度、13度、及び18度である
請求項13に記載のキーボードライト。
【請求項15】
キーボードを含むベース部と、
外側筐体内に設けられたディスプレイを含むディスプレイ部と、
前記外側筐体に実装された調整可能なキーボードライトであって、
該キーボードライトは、
内部光源を含むライトモジュールと、
前記ライトモジュールが前記外側筐体と実質的に同一平面にある初期閉位置に前記ライトモジュールを保持する保持部材と、
前記モジュールが前記外側筐体から複数の開位置の1つへ外側に向けて枢動できるように前記ライトモジュールをリリースするリリースボタンと
を含み、
前記ライトモジュールは、各開位置において前記外側筐体と異なる角度を形成する
調整可能なキーボードライトと
を備えるコンピューティングデバイス。
【請求項16】
前記ライトモジュールは、
該ライトモジュールがそのまわりを枢動して開位置に達する枢動軸
を備える
請求項15に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項17】
前記ライトモジュールは、
前記保持部材が相互作用するラチェット素子
を備える
請求項15に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項18】
前記ラチェット素子は複数のステップを備え、各ステップは、前記ライトモジュールの異なる向きに関連付けられる
請求項15に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項19】
前記保持部材は、
前記ラチェット機構の前記ステップと接触する保持タブ
を含み、
その接触は、各ステップに関連付けられた前記向きに前記ライトモジュールを保持する
請求項15に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項20】
前記リリースボタンはカム部材を備え、
前記保持部材はカム面を備え、
前記リリースボタンの押下は、前記カム部材を前記カム面に押し付けて、前記保持部材を横に変位させる
請求項15に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項21】
前記ライトモジュールを開位置に向けて付勢するライトモジュールバネ
をさらに備える請求項15に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項22】
前記保持部材を付勢して前記ライトモジュールと接触させる保持部材バネ
をさらに備える請求項15に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項23】
前記ライトモジュールの外側への枢動を制限する、前記ライトモジュールに設けられた停止部材
をさらに備える請求項15に記載のコンピューティングデバイス。
【請求項24】
該コンピューティングデバイスは、ノートブックコンピュータである
請求項15に記載のコンピューティングデバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6】
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【公表番号】特表2011−515757(P2011−515757A)
【公表日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−500755(P2011−500755)
【出願日】平成20年3月19日(2008.3.19)
【国際出願番号】PCT/US2008/057445
【国際公開番号】WO2009/116996
【国際公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【出願人】(503003854)ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. (1,145)
【Fターム(参考)】