説明

諸味輸送充填装置

【課題】 諸味充填機から離れた場所にある諸味タンクから、中継タンク等を用いることなく、ポンプと輸送(供給)管のみにて諸味の長距離輸送を可能とし、かつ諸味充填機へ正確な量の諸味を供給することが可能な諸味輸送充填装置を提供する。
【解決手段】揚槽位置の上方に設置される諸味充填機1と、諸味タンク7から諸味充填機1に至る諸味供給管8と、諸味供給管8の管路中に付設された諸味を輸送するための諸味ポンプ2、輸送される諸味の量を測定するための流量計3、輸送管内の圧力を測定するセンサー4及び諸味の充填タイミングをとらえて開度調整するバルブ5と、諸味ポンプ2の設置位置以降に分岐された諸味タンク7等へ迂回させるための配管9と、迂回管中に付設されされたバルブ6とを具備する諸味輸送充填装置に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、諸味充填機から離れた場所にある諸味タンクから、中継タンク等を用いることなく、ポンプと供給管のみにて諸味の長距離輸送を可能とし、かつ諸味充填機へ正確な量の諸味を供給することが可能な諸味輸送充填装置及びそれを用いた諸味の輸送充填方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
固液分離の困難な醤油諸味は、古来より所定量づつ濾布に包んで多段に積み重ね、自重による自然垂れ濾過を経た後、外圧を徐々に上げて圧搾する方法が採用されている。
【0003】
このような醤油諸味の圧搾作業を行うためには、その前に、醸造終了後の諸味タンクから圧搾装置までの諸味の輸送作業と、輸送された(あるいは輸送と同時に)諸味を濾布に充填し、圧搾ゲージ内に濾布に包んだ諸味を積み上げる作業(揚槽作業)の2種類の作業が必要である。
【0004】
しかし、醤油諸味の輸送・充填に関しては、固体・液体・気体が複雑に混じり合った醤油諸味の独特の特性からか、単純な液体の輸送・充填と比較すると、極めて複雑な装置や煩雑な操作が必要とされてきた。
【0005】
たとえば、諸味の輸送に関し、特開昭49−69894号公報では、諸味タンクを密閉し、タンク内に圧力をかけ、この圧力により諸味をタンクより圧搾部へ供給する方法が報告され、特公昭56−24799号公報では、液面調節装置を備えた吸引タンクと逆止弁を備えた輸送ポンプを連接し、吸引タンク内に醸造諸味及び固形粒子を多量に含んだ泥状液体を吸引しながら、輸送ポンプによって連続的に輸送する連続吸引輸送装置が報告されている。
【0006】
また、諸味の輸送充填に関しては、実公平6−46318号公報では、諸味充填装置の諸味溜へ諸味を供給する配管の一部に電磁流量計を設け、該電磁流量計の信号により諸味供給ポンプ及び諸味遮断弁を作動させる制御器を設けてなる諸味定量供給装置が報告され、特開2005−269924号公報では、揚げ槽位置の上方に設置される諸味充填機と、当該諸味充填機に諸味を供給するための諸味ポンプと、前記諸味充填機と諸味ポンプの間の諸味移送ライン中に付設する諸味の圧送タンクと、当該圧送タンク内の圧力を一定に保持するための空気圧調整装置と、前記諸味の圧送タンクから諸味充填機に至る諸味供給管の管路中に付設する電磁流量計及び電動式開度調整弁とを具備し、前記電磁流量計によって諸味供給管を流れる諸味の流量を検出し、この検出値に基づいて前記電動式開度調整弁を制御することにより一定時間内に所定量の諸味を揚げ槽用の濾布内に充填するようになした定量諸味充填装置が報告され、特開2006−14682号公報では、加圧タンクに、エアー吹き込み用電磁弁を備えたエアー導入管と当該エアー吹き込み用電磁弁の開閉作動を自動制御する液位センサーを設置すると共に、諸味移送管に、流量調節バルブと当該流量調節バルブの閉タイミングを自動制御する電磁流量計を設置した醤油諸味充填装置が報告されている。
【0007】
【特許文献1】特開昭49−69894号公報
【特許文献2】特公昭56−24799号公報
【特許文献3】実公平6−46318号公報
【特許文献4】特開2005−269924号公報
【特許文献5】特開2006−14682号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このような従来の装置・方法は、(1)装置が複雑で、施工やメンテナンスが煩雑でコストと手間が係る、(2)正確な分量の諸味を濾布内に充填することが難しい、(3)輸送管を利用した諸味の長距離輸送は不可能である、といった問題は完全には解決できていない。
【0009】
したがって、本発明は、従来の装置・方法の問題点を解消し、極めてシンプルな装置で、諸味充填機から離れた場所にある諸味タンクからでも、中継タンク等を用いることなく、ポンプと供給管のみにて諸味の長距離輸送を可能とし、かつ諸味充填機へ正確な量の諸味の供給をも可能とする諸味輸送充填装置及びそれを用いた諸味の輸送充填方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明者は鋭意検討を重ねた結果、まったく意外にも、特開2005−269924号公報でも明記されている「ポンプ方式によった場合は、諸味充填機とポンプの設置位置までの距離が影響してポンプの起動から諸味が出始めるまでに遅れが生じる・・・一定時間内に一定量の諸味を充填するためには、送られる諸味の流速を充填量に見合った速度にしなければならない。諸味の流れる経路は毎回同じであるから配管抵抗は同じとみることができ、圧送タンク内の圧力が一定であれば、流れる諸味の流量は一定となるはずである。しかしながら、実際は前記したように諸味の粘度が充填の初期と終期とで大きく異なると共に、諸味の種類が異なることによっても大きく変動するため、圧送タンク内の圧力を一定に維持させるようにしただけでは正確な充填が行えない。」という当業者の従来の常識が必ずしも正確でないことを発見した。
【0011】
その発見を基に更に検討を重ねた結果、スクリューポンプ等の連続式の輸送ポンプを用いて諸味を送液することで、供給管内の圧力を長時間一定に維持でき、正確な輸送充填が可能で、かつ上記常識から必然的に諸味充填機と諸味ポンプはできるだけ近い位置に設置しなければならないとされていた従来の装置の配置設計も不要となり、より自由な装置の配置設計が可能であることを見出し、本発明を完成させた。
【0012】
したがって、本発明は、揚槽位置の上方に設置される諸味充填機1と、諸味タンク7から諸味充填機1に至る諸味供給管8と、諸味供給管8の管路中に付設された諸味を輸送するための諸味ポンプ2、輸送される諸味の量を測定するための流量計3、輸送管内の圧力を測定するセンサー4及び諸味の充填タイミングをとらえて開度調整するバルブ5と、諸味ポンプ2の設置位置以降に分岐された諸味タンク7等へ迂回させるための配管9と、迂回管9中に付設されたバルブ6とを具備する諸味輸送充填装置に関するものである。
【0013】
また、本発明は、揚槽位置の上方に設置される諸味充填機1と、諸味タンク7から諸味充填機1に至る諸味供給管8と、諸味供給管8の管路中に付設された諸味を輸送するための諸味ポンプ2、輸送される諸味の量を測定するための流量計3、輸送管内の圧力を測定するセンサー4及び諸味の充填タイミングをとらえて開度調整するバルブ5と、諸味ポンプ2の設置位置以降に分岐された諸味タンク7等へ迂回させるための配管9と、迂回管中に付設された圧力センサー4の指示信号で可動可能なバルブ6とを具備する諸味輸送充填装置を用い、最初に流量計3によって諸味供給管を流れる諸味の流量を測定し、一定量の諸味が輸送さるように諸味ポンプ2を制御し、次ぎに、諸味輸送開始以降に発生する供給管内の圧力を圧力センサー4でモニターし、管内の圧力が所定の数値を超えた場合には、迂回管9中に付設されたバルブ6を開いて、諸味の一部又は全部を迂回管9にも通液して諸味タンク7等へ戻すことで供給管内の圧力を所定値以下に保つことにより、正確な量の諸味を揚槽用の濾布内に充填するようになしたことを特徴とする、諸味の輸送充填方法に関するものである。
【0014】
さらに、本発明は、揚槽位置の上方に設置される諸味充填機1と、諸味タンク7から諸味充填機1に至る諸味供給管8と、諸味供給管8の管路中に付設された諸味を輸送するための諸味ポンプ2、輸送される諸味の量を測定するための流量計3、輸送管内の圧力を測定するセンサー4及び諸味の充填タイミングをとらえて開度調整するバルブ5と、諸味ポンプ2の設置位置以降に分岐された諸味タンク7等へ迂回させための配管9と、迂回管中に付設されたバルブ6とを具備する諸味輸送充填装置を用い、最初に流量計3によって諸味供給管を流れる諸味の流量を測定し、一定量の諸味が輸送さるように諸味ポンプ2を制御し、次ぎに、バルブ5が開閉する時にその動きと逆の動きになるようにバルブ6を開閉し、バルブ5とバルブ6との開閉のタイミングは調整をすることで、供給管8内の圧力が常に一定に維持し、正確な量の諸味を揚槽用の濾布内に充填するようになしたことを特徴とする、諸味の輸送充填方法に関するものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、スクリューポンプ等の連続式の諸味ポンプを用いて諸味を送液することで、供給管内の圧力を長時間一定に維持でき、正確な輸送充填が行えるという知見があって初めてなされたものであり、このため本発明の装置・方法は、(1)諸味タンクと諸味充填装置の中間に中継タンクや圧送タンク等の余計な設備を設置する必要がないこと、(2)諸味ポンプの設置位置を自由に設定することができ、たとえば、諸味タンクの近くであっても差し支えないこと、(3)諸味ポンプと諸味供給管のみので、従来不可能と思われた諸味の長距離輸送が可能であること、(4)諸味供給管内の圧力、好ましくは諸味充填装置の近くの管内の圧力を圧力センサーでモニターし、管内の圧力が所定の数値を超えた場合には、迂回管中に付設されたバルブを開いて、諸味の一部又は全部を迂回路にも供給して諸味タンク等へ戻すことで供給管内の圧力を所定値以下に保つことができ、もって正確な量の諸味を揚槽用の濾布内に充填することが可能であること、(5)充填タイミングをとらえて開度調整するバルブ5と、諸味を迂回させための迂回管9中に付設されたバルブ6との開閉のタイミングを調整することで、供給管8内の圧力が常に一定に維持でき、正確な量の諸味を揚槽用の濾布内に充填することが可能なこと等、従来の装置・方法にはない特長を有し、極めてシンプルかつ実用性の高い装置・方法である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面に基づき本発明装置及び方法の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明装置の概略を示す図であり、図中、1は諸味の揚槽位置の上方に設置される諸味充填機、2は諸味タンク7から諸味を揚槽位置方向へ送るための諸味ポンプである。本発明で使用可能な諸味ポンプとしては、スクリューポンプ等の連続式の諸味ポンプを使用することが肝要であり、シリンダー式の諸味ポンプは、本発明の上記効果の一部を達成できないことから適当とは言えない。
【0017】
3は諸味タンク7から諸味充填機1に至る諸味供給管8の管路中、諸味ポンプ2以降に付設した流量計で、電磁式が適当である。諸味供給管8を流れる諸味の流量は流量計3によって検出され、この検出データがコントローラー(図示せず)に送られると、CPUを有する当該コントローラーによって諸味ポンプ2の輸送量が自動的に調整される。
【0018】
4は諸味タンク7から諸味充填機1に至る諸味供給管8の管路中、諸味ポンプ2以降に付設した圧力センサーで、設置位置としては、できるだけ諸味充填機の近くに設置するのが好ましい。諸味供給管8を流れる諸味の圧力は、圧力センサー4によってモニターされ、管内の圧力が所定の数値を超えた場合には、圧力センサー4からの信号により迂回管9中に付設されたバルブ6を開いて、諸味の一部又は全部を迂回路9にも通液して諸味タンク等へ戻すことで供給管8内の圧力を所定値以下に保つことも可能である。
【0019】
6は、諸味ポンプ2の設置位置以降に分岐された諸味タンク7等へ迂回させための迂回管9中に付設されたバルブであり、圧力センサーからの信号で開閉することも可能なものであってもかまわない。具体的には、ポジショナー付きのボールバルブなどを使用することができる。
【0020】
5は諸味の充填タイミングをとらえて開度調整するバルブ5であり、供給管8内の圧力を保持する機能を兼務している。このようなバルブとしては、充填タイミングをとらえて開度調整可能なバルブであればよく、例えばポジショナー付きのボールバルブなどを使用することができる。また、バルブ5の開閉のタイミングは、使用する圧搾機の種類ににより揚槽操作が異なるため、それぞれの揚槽方法に対応して適宜設定すればよい。
【0021】
なお、図中では迂回管9が諸味タンク7に直接連結されているが、本発明では必須ではなく、例えば、諸味タンク7と諸味ポンプ2の中間に連結することも可能であり、また他のタンクへ接続した形態であってもよい。
【0022】
このような諸味輸送充填装置を用いた諸味の輸送充填方法に関する動作例につき説明すれば、最初に、諸味ポンプ2を運転を開始し、最初に流量計3によって諸味供給管を流れる諸味の流量を測定し、一定量の諸味が輸送さるように諸味ポンプ2を制御する。
【0023】
次ぎに、充填開始時はバルブ6が開いた状態で諸味ポンプ2が送液を始め、充填機1が稼働始めるとバルブ6が閉まり充填機ノズル位置によりバルブ5が開閉する。充填終了時までノズル位置によりバルブ5が開閉を繰り返す。諸味供給管8の内圧を圧力センサー4でとらえ、圧力が所定値を超えた場合にはバルブ6を開き、諸味供給管8の内圧を下げる。設定の充填回数に達すると、諸味ポンプ2が停止し、バルブ5及び6が閉まり、充填終了となる。
【0024】
また、別法として、充填開始時はバルブ6が開いた状態で諸味ポンプ2が送液を始め、充填機1が動き始めるとバルブ6が閉まり、充填機ノズル位置によりバルブ5が開閉する。このバルブ5が開閉する時にその動きと逆の動きになるようにバルブ6を開閉する。バルブ5とバルブ6との開閉のタイミングをコントローラー(図示せず)で調整をすることで、供給管8内の圧力が常に一定に維持することができる。設定の充填回数に達すると、諸味ポンプ2が停止し、バルブ5及び6が閉まり、充填終了となる。
【0025】
このように、本発明の諸味輸送充填装置においては、圧力センサー4と該圧力センサーの信号で開閉する可能とした迂回管9に付設されたバルブ6よって供給管8内の圧力が常に一定に維持するか、充填タイミングをとらえて開度調整するバルブ5と迂回管中に付設されたバルブ6との開閉のタイミングは調整をすることで、供給管8内の圧力が常に一定に維持することが可能となり、もって諸味の粘度の変化等にも対応することができ、所定量の諸味を正確に輸送充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】図1は、本発明定量諸味充填装置の概略を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0027】
1:諸味充填機
2:諸味ポンプ
3:流量計
4:圧力センサー
5:バルブ
6:バルブ
7:諸味タンク
8:諸味供給管
9:迂回管


【特許請求の範囲】
【請求項1】
揚槽位置の上方に設置される諸味充填機1と、諸味タンク7から諸味充填機1に至る諸味供給管8と、諸味供給管8の管路中に付設された諸味を輸送するための諸味ポンプ2、輸送される諸味の量を測定するための流量計3、輸送管内の圧力を測定するセンサー4及び諸味の充填タイミングをとらえて開度調整するバルブ5と、諸味ポンプ2の設置位置以降に分岐された諸味タンク7等へ迂回させるための配管9と、迂回管9中に付設されたバルブ6とを具備する諸味輸送充填装置。
【請求項2】
揚槽位置の上方に設置される諸味充填機1と、諸味タンク7から諸味充填機1に至る諸味供給管8と、諸味供給管8の管路中に付設された諸味を輸送するための諸味ポンプ2、輸送される諸味の量を測定するための流量計3、輸送管内の圧力を測定するセンサー4及び諸味の充填タイミングをとらえて開度調整するバルブ5と、諸味ポンプ2の設置位置以降に分岐された諸味タンク7等へ迂回させための配管9と、迂回管中に付設された圧力センサー4の指示信号で可動可能なバルブ6とを具備する諸味輸送充填装置を用い、最初に流量計3によって諸味供給管を流れる諸味の流量を測定し、一定量の諸味が輸送さるように諸味ポンプ2を制御し、次ぎに、諸味輸送開始以降に発生する供給管内の圧力を圧力センサー4でモニターし、管内の圧力が所定の数値を超えた場合には、迂回管9中に付設されたバルブ6を開いて、諸味の一部叉は全部を迂回管9にも通液して諸味タンク7等へ戻すことで供給管内の圧力を所定値以下に保つことにより、正確な量の諸味を揚槽用の濾布内に充填するようになしたことを特徴とする、諸味の輸送充填方法。
【請求項3】
揚槽位置の上方に設置される諸味充填機1と、諸味タンク7から諸味充填機1に至る諸味供給管8と、諸味供給管8の管路中に付設された諸味を輸送するための諸味ポンプ2、輸送される諸味の量を測定するための流量計3、輸送管内の圧力を測定するセンサー4及び諸味の充填タイミングをとらえて開度調整するバルブ5と、諸味ポンプ2の設置位置以降に分岐された諸味タンク7等へ迂回させための配管9と、迂回管中に付設されたバルブ6とを具備する諸味輸送充填装置を用い、最初に流量計3によって諸味供給管を流れる諸味の流量を測定し、一定量の諸味が輸送さるように諸味ポンプ2を制御し、次ぎに、バルブ5が開閉する時にその動きと逆の動きになるようにバルブ6を開閉し、バルブ5とバルブ6との開閉のタイミングは調整をすることで、供給管8内の圧力が常に一定に維持し、正確な量の諸味を揚槽用の濾布内に充填するようになしたことを特徴とする、諸味の輸送充填方法。


【図1】
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【公開番号】特開2007−228919(P2007−228919A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−56786(P2006−56786)
【出願日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(000006770)ヤマサ醤油株式会社 (56)
【Fターム(参考)】