説明

貯槽の浮屋根

【課題】 火災発生箇所に消火剤がすばやく到達するようにし、また非常時に吹き上げた貯蔵液がデッキ上に溜まってしまい浮力が低下する事態を防ぐ貯槽の浮屋根を提供する。
【解決手段】 本発明に係る貯槽の浮屋根は、 浮屋根本体の外周部にポンツーン6を有する貯槽の浮屋根であって、前記ポンツーン6の上面は、ポンツーン上を浮屋根の内側に向かって流れようとする消火剤及び又は貯蔵液の流れる方向を変更する傾斜を有し、前記傾斜は、内側よりも外側が低くなるように形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、貯槽の浮屋根に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1の考案には、浮屋根のポンツーンを、上面ほぼ水平とし、かつ上面から外側面に連なる上縁部分を固定屋根の下面対応部に沿う斜切面に形成してなる固定屋根つき浮屋根式タンクが開示されている。 また、特許文献2の発明には、浮屋根のポンツーン上部内側にエアーフォーム泡消火剤を堰き止める垂直な堰板を設け、該堰板の下端内側より屋根板上面に至る配管を設け、該配管の途中に地震を検知して作動する自立機械式の緊急遮断弁を設けることを特徴とする浮屋根のポンツーン上部の排液構造が開示されている。
【0003】
【特許文献1】実開昭57−24284号
【特許文献2】特開2005−239243
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の固定屋根つき浮屋根式タンクのポンツーンは、地震時液面が振動しいわゆるスロッシング現象を起した時に、ポンツーンの外側面上縁が固定屋根の下周面に衝突して損傷しないように傾切面に形成したものである。また特許文献2の浮屋根のポンツーンは、ポンツーン上に溜まる雨水を屋根中央へ導いて排出し、地震等で万一貯蔵液がポンツーン上部へ侵入した時には、この侵入液が屋根板上部全体に拡がるのを防止する排液構造を設けたものである。
しかし、これら特許文献1及び特許文献2のようなポンツーンタイプ浮屋根は、浮屋根と側板との間に消火剤や貯蔵液を優先して導くようにしたものではなく、以下のような不都合があった。
【0005】
この不都合について従来一般のポンツーンタイプ浮屋根の事例、図5を参照しながら詳細に説明する。
図5に示す貯槽500は、側板511を有し、貯蔵液20が貯蔵され、ポンツーンタイプ浮屋根501が貯蔵液20に浮かべられている。ポンツーンタイプ浮屋根501は、浮屋根本体外周部にポンツーン506が形成されている。また、ポンツーンタイプ浮屋根501と側板511との間には、シール装置(図示せず)が適宜形成される。
ポンツーンタイプ浮屋根501と側板511との間の液面21やその付近の所定箇所等の火災発生箇所で火災が起こった場合には、側板の上端等に設置された消火剤放出装置から消火剤が放出される。しかし、消火剤は、その一部が図5の矢印X1のようにポンツーン506上に落ち、ポンツーン506上を浮屋根の内側に向かって流れてデッキ503上に溜まってしまい、火災発生箇所にすばやく到達しない(火災発生箇所に消火剤が溜まりにくい)という不都合があった。
【0006】
また、異常沸騰や異常昇圧時等の非常時にポンツーンタイプ浮屋根501と側板511との間から吹き上げた貯蔵液20は、図5の矢印Y1のようにポンツーン506上に落ち、ポンツーン506上を浮屋根の内側に向かって流れてデッキ503上に溜まってしまい浮力が低下するという不都合が生じた。
【0007】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、火災発生箇所に消火剤がすばやく到達するようにし、また非常時に吹き上げた貯蔵液がデッキ上に溜まってしまい浮力が低下する事態を防ぐ貯槽の浮屋根を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明に係る貯槽の浮屋根は、 浮屋根本体の外周部にポンツーンを有する貯槽の浮屋根であって、前記ポンツーンの上面は、ポンツーン上を浮屋根の内側に向かって流れようとする消火剤及び又は貯蔵液の流れる方向を変更する傾斜を有し、前記傾斜は、内側よりも外側が低くなるように形成したことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る貯槽の浮屋根は、前記ポンツーンは、上方に張り出した張出部を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る貯槽の浮屋根は、前記浮屋根は、固定屋根付浮屋根式貯槽の内部浮屋根であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る貯槽の浮屋根では、前記ポンツーンの上面がポンツーン上を浮屋根の内側に向かって流れようとする消火剤及び又は貯蔵液の流れる方向を変更する傾斜を有し、前記傾斜を、内側よりも外側が低くなるように形成したので、ポンツーン上を浮屋根の内側に向かって流れようとする消火剤や吹き上げた貯蔵液の流れる方向は、外側に向くように変更される。このため、消火剤や吹き上げた貯蔵液が浮屋根の内側に向かって流れてデッキ上に溜まってしまうことを防ぐことが出来る。さらに、消火剤は、ポンツーン上を内部浮屋根の周方向に略沿って流れながら上記のように外側に向かって流れることができるため、消火剤が火災発生箇所にすばやく到達することができる。以上より、本発明に係る貯槽の浮屋根は、消火剤が火災発生箇所にすばやく到達し、また異常沸騰や異常昇圧時等の非常時に吹き上げた貯蔵液がデッキ上に溜まってしまい浮力が低下する事態を防ぐことができる。
【0012】
また、前記ポンツーンは、上方に張り出した張出部を有するので、ポンツーン上を流れる消火剤や非常時に吹き上げた貯蔵液の流れる方向をより確実に変更できる。そして、これにより、消火剤や吹き上げた貯蔵液が、浮屋根の内側に向かって流れることを防ぎ、デッキ上に溜まってしまうことをより確実に防ぐことが出来る。
【0013】
通常、ポンツーン上を流れる雨が貯蔵液に流れ落ちることを防いでデッキ側に流れるように、ポンツーンの上面は水平か内側が外側よりも低くなるように形成される。しかし、浮屋根が固定屋根付浮屋根式貯槽の内部浮屋根であることにより、雨を考慮することなく、ポンツーンの上面を外側が低くなる傾斜を有するようにあえて形成できる。このため、雨よけ装置等を形成することなく容易に本発明に係る浮屋根を形成できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面において同様のものや対応するもの、総称できるものについては同じ符号を付して説明する。本発明は、下記の実施形態にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で実施形態に変更(例えば各部材の形状の変更等)を加えることが出来るのはもちろんである。本発明の要旨を逸脱しない範囲で実施形態の構成要素を省略出来るのはもちろんである。
【0015】
本実施形態に係る貯槽の浮屋根は、浮屋根本体の外周部にポンツーンを有する貯槽の浮屋根であって、前記ポンツーンの上面は、ポンツーン上を浮屋根の内側に向かって流れようとする消火剤及び又は貯蔵液の流れる方向を変更する傾斜を有し、前記傾斜は、内側よりも外側が低くなるように形成したものである。また、前記ポンツーンは、上方に張り出した張出部を有する。なお、各部材は金属等により形成し、各部材は溶接等により他の部材と接合する。
【0016】
本実施形態の一例を図1乃至図5で詳しく説明する。なお、図において断面のハッチングを一部省略した。なお、本発明の実施形態は、固定屋根付浮屋根式貯槽の事例を詳述するが、雨水対策(図示省略)、例えば、側板と浮屋根との間に性能の良い雨よけ板を設け、その側板と浮屋根との間に降る雨水を雨樋等で案内して貯槽外に排出するルーフドレンを設ければ、固定屋根を設けない浮屋根式貯槽に適用することができる。
実施形態例のように、浮屋根が固定屋根付浮屋根式貯槽の内部浮屋根1である場合には、雨を考慮することなく、ポンツーンの上面を外側が低くなる傾斜を有するように、本発明に係る浮屋根を形成することができる。
【0017】
図1に示すように、固定屋根付浮屋根式貯槽10は、図示しない基礎上に形成した板状(ここでは円盤状)の底板12と、この底板12上に形成した筒状(ここでは円筒状)の側板11と、この側板11に蓋をする屋根13とを有する。また、固定屋根付浮屋根式貯槽10は、引火性の高いベーパーを発生しやすい石油製品等の貯蔵液20を貯蔵する。固定屋根付浮屋根式貯槽10は、貯蔵液20に浮かべた内部浮屋根1を有する。貯蔵液20は、石油製品などの液体燃料等である。また、図3に示すように、固定屋根付浮屋根式貯槽10は、消火剤放出装置15を側板上部(例えば側板11の上端部)に有する。火災発生時、この消火剤放出装置15は消火剤を放出する。なお、固定屋根付浮屋根式貯槽10は、内部浮屋根1と側板11との間に形成した、シール装置(図示せず)等を適宜有する。
【0018】
図1乃至図4のように、内部浮屋根1は、内部浮屋根本体の外周部にポンツーン6を有するポンツーンタイプの浮屋根であり、デッキ3と、このデッキ3を囲むように環状(閉じた形状で円環状に限らない。ここでは円環状)に形成した内部空洞のポンツーン6とを有する。デッキ3は、ここでは、板状部材2の外周部を除いた部分により構成される板状(ここでは特に円盤状)のシングルデッキであるが、他の構成のシングルデッキ又はダブルデッキ等であっても良い。
例えば、ポンツーン6は、図1乃至図4のように、板状部材2の外周部と、板状部材2の外周部の外周(縁)に沿ってこの外周上に形成した筒状(ここでは円筒状)の外周リム板4と、この外周リム板4と平行で(ここでは同心円状で)、外周リム板4と所定の間隔を置いて板状部材2の外周部の内側に形成した筒状(ここでは円筒状)の内周リム板5と、外周リム板4及び内周リム板5を架渡す環状(ここでは円環状)のポンツーン上板7と、このポンツーン上板7の内周部に形成した筒状(ここでは円筒状)の張出部8とを有する。この場合、ポンツーン6の底板は、板状部材2の外周部で構成されているが、ポンツーン6の底板は、板状部材2とは別の板状部材で形成しても良い。すなわち、ポンツーン6を、板状部材2を利用して形成するのではなく、デッキ3とは別途形成し、デッキ3と接合してもよい。この際、内周リム板5の上下方向途中にデッキ3を接合しても良い。また、内部浮屋根1は、内部浮屋根1の浮力を増加させる浮力増加部(図示せず)を適宜有する。
【0019】
図1、図2、図4のように、ポンツーン6の上面7a(ポンツーン上板7の表面)は、ポンツーン6上を内部浮屋根1の内側に向かって流れようとする消火剤及び又は貯蔵液20の流れる方向を変更する傾斜を有する。また、この傾斜は、内側(内周リム板5側)よりも外側(外周リム板4側)が低くなるように形成したものである。ポンツーン6上を内部浮屋根1の内側に向かって流れようとする消火剤及び又は貯蔵液20の流れる方向を変更するように、傾斜の角度、面積を決定し、ポンツーン6の上面7aに、内側よりも外側が低くなる傾斜を形成する。例えば、上面7aを内側よりも外側が低くなるように傾斜させてこの傾斜を形成する。この傾斜は、ポンツーン6の上面7a全面に渡ってポンツーン6の周方向に対して略直角方向に内側から外側に向かって徐々に低くなるように形成する。これにより、消火剤及び又は貯蔵液20がポンツーン6上のどこに落ちても、消火剤及び又は貯蔵液20の流れる方向を変更し得るので、デッキ3に消火剤及び又は貯蔵液20が流れることをより確実に防げる。この傾斜は、例えば、図1、図2、図4のように、外周リム板4を内周リム板5よりも低くして環状のポンツーン上板7(ここでは上面板)を架渡すことにより形成する。また、この傾斜は、例えば、外周リム板4と内周リム板5とを同じ高さにして、環状かつ断面略三角形のポンツーン上板7(内部は中空でも良い。)を架渡すことにより形成しても良い。
【0020】
図1、図2、図4のように、張出部8は、上方に張り出したものであり、ポンツーン6の上面7a上、すなわちポンツーン上板7上に形成される。例えば、この張出部8は、図1、図2、図4のように、ポンツーン6の内周側の縁に形成する。すなわち、この張出部8は、ポンツーン6の内周リム板5に対応し、内周リム板5を延長するようにポンツーン上板7上に形成する。この張出部8は、図1、図2、図4のように、消火剤や吹き上げた貯蔵液が浮屋根の内側(デッキ3上)に流れないように堰き止める堰止部であり、具体的には堰板である。この張出部8は、内周リム板5を上方に延長したものであっても良い。なお、これに限らず、この張出部8は、例えば、ポンツーン6の内周部(内周側の縁又はその近傍)に設ければ良い。この張出部8は、ポンツーン6上を(又はポンツーン6上の空中を)流れる消火剤や吹き上げた貯蔵液の流れる方向を変更できる位置であれば良い。
【0021】
消火剤放出装置15が放出した消火剤は、一部が側板11を伝って下方に落ち、他の一部がポンツーン6上に落ち、ポンツーン6上(上面7a上)を内部浮屋根1の内側(内周リム板5側)に向かって流れようとする。しかし、ポンツーン6の上面7aがポンツーン6上を内部浮屋根1の内側に向かって流れようとする消火剤の流れる方向を変更する傾斜を有し、前記傾斜を内側よりも外側が低くなるように形成したので、ポンツーン6上を流れる消火剤の流れる方向が外側(外周リム板4側)に向くように変更されるので、消火剤は、ポンツーン6上を内部浮屋根1の周方向に略沿って流れながら外側に向かって流れる。すなわち、消火剤は、図2及び図3の矢印のように流れ、消火剤放出装置15から遠い位置に到達出来、さらに、遠い位置の液面21に落ちることも出来る。このため、消火剤放出装置15から離れた火災発生箇所Zにもすばやく到達することができる(図3の破線矢印参照)。また、消火剤がポンツーン6上を内部浮屋根1の内側に向かって流れ、デッキ3上にショートパスしてしまうことを防ぐことが出来る。
【0022】
また、異常沸騰や異常昇圧時等の非常時に側板11と内部浮屋根1との間の液面21から貯蔵液20が吹き上げた場合、この貯蔵液20は、少なくとも一部がポンツーン6上に落ち、ポンツーン6上を内部浮屋根1の内側に向かって流れようとする。しかし、ポンツーン6の上面7aがポンツーン6上を内部浮屋根1の内側に向かって流れようとする消火剤の流れる方向を変更する傾斜を有し、前記傾斜を内側よりも外側が低くなるように形成したので、ポンツーン6上を流れる吹き上げた貯蔵液20の流れる方向は、外側に向くように変更される(図4の矢印R参照)。このため、吹き上げた貯蔵液20は、元に戻ることが出来、吹き上げた貯蔵液20が浮屋根の内側に向かって進み、デッキ3上に溜まってしまうことを防ぐことが出来る。
【0023】
以上より、内部浮屋根1は、消火剤が火災発生箇所Zにすばやく到達することができる。また、非常時に吹き上げた貯蔵液20がデッキ3上に溜まってしまい浮力が低下する事態を防ぐことができる内部浮屋根1となる。
【0024】
また、ポンツーン6は、上方に張り出した張出部8を有するので、ポンツーン6上を(又は消火剤の勢いや、非常時の貯蔵液20の吹き上げの強さによっては、ポンツーン6上の空中を)内部浮屋根1の内側に向かって流れようとする消火剤や、吹き上げた貯蔵液20を堰き止め、これらの流れる方向をより確実に変更できる。特に、消火剤の勢いが強い場合や非常時に貯蔵液20の強い吹き上げが生じる場合等に有効である。そして、これにより、消火剤や吹き上げた貯蔵液が、ポンツーン6上や空中を内部浮屋根1の内側に向かって流れることを防ぎ、デッキ3上に溜まってしまうことをより確実に防ぐことが出来る。張出部8が上方に張り出しているので、放出の勢いの強い消火剤が内部浮屋根1の内側に向かって流れショートパスすることを防ぐことが出来、消火剤の勢いによっては、消火剤の流れる方向をより適切に内部浮屋根1の周方向に略沿うように変更でき、消火剤がより遠くまでポンツーン6上を流れ、火災発生箇所に(図3のZ参照)より確実に到達することも可能となる。また、非常時に強く吹き上げた貯蔵液20に対しても、より確実にこの貯蔵液20が内部浮屋根1の内側に向かって流れることを防ぐことが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0025】
上記説明したように、本実施形態に係る貯槽の浮屋根はポンツーンタイプ浮屋根に広く適用が可能となり、さらに、固定屋根付きのパンタイプ浮屋根(パンデッキ形浮屋根)からポンツーンタイプ浮屋根へ改造する際にも本発明に係る浮屋根構造を採用することができるので産業上広範囲に適用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】固定屋根付浮屋根式貯槽の内部浮屋根の一例の一部の概略断面を示す図である。
【図2】固定屋根付浮屋根式貯槽の内部浮屋根の一例の一部を断面とした概略拡大図である。
【図3】固定屋根付浮屋根式貯槽の内部浮屋根の一例の固定屋根を省略した内部の概略平面図である。
【図4】固定屋根付浮屋根式貯槽の内部浮屋根の一例の一部の概略拡大断面図である。
【図5】従来の貯槽のポンツーンタイプ浮屋根を説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0027】
1 内部浮屋根
2 板状部材
3 デッキ
4 外周リム板
5 内周リム板
6 ポンツーン
7 ポンツーン上板
8 張出部
10 固定屋根付浮屋根式貯槽
11 側板
12 底板
13 屋根
15 消火剤放出装置
20 貯蔵液
21 液面


【特許請求の範囲】
【請求項1】
浮屋根本体の外周部にポンツーンを有する貯槽の浮屋根であって、前記ポンツーンの上面は、ポンツーン上を浮屋根の内側に向かって流れようとする消火剤及び又は貯蔵液の流れる方向を変更する傾斜を有し、前記傾斜は、内側よりも外側が低くなるように形成したことを特徴とする貯槽の浮屋根。
【請求項2】
請求項1記載の貯槽の浮屋根において、前記ポンツーンは、上方に張り出した張出部を有することを特徴とするもの。
【請求項3】
請求項1又は2記載の貯槽の浮屋根において、前記浮屋根は、固定屋根付浮屋根式貯槽の内部浮屋根であることを特徴とするもの。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate