説明

貯金箱

【課題】コインの貯留に伴う興趣を得られる貯金箱を提供する。
【解決手段】箱体2に設けられた投入口3からコインを投入して貯留可能な貯金箱1であって、コインの投入を検出するコイン判別部と、コインの投入が検出されたときに占いプログラムのいずれか一つによる処理を行う処理部と、占いプログラムを記憶する記憶部と、処理部の処理による画面出力を表示する表示部21と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、貯金箱に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、貯金箱に種々の機能を付加したものが知られている。例えば、投入したコインの径よりコインを判別して自動的に金額を計数、加算し、貯蓄額を管理可能としたものが知られている(例えば特許文献1)。
【特許文献1】実用新案第2565586号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述のような従来の貯金箱ではただコインの貯蓄が行えるのみであった。特に、貯金箱を用いた貯蓄の場合、少量のコインを日々継続的に貯金箱に投入して貯蓄するといったことが行われることがある。このような貯蓄を行う場合、ただ貯蓄が行えるのみでは貯蓄のモチベーションを維持しにくく、貯金箱のユーザは貯蓄を中断あるいは放棄してしまうことがある。従って、貯蓄の継続のために当該貯蓄に伴う興趣を得られる貯金箱が求められていた。
【0004】
本発明は、上述の問題点に鑑み、コインの貯留に伴う興趣を得られる貯金箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明は、箱体に設けられた投入口からコインを投入して貯留可能な貯金箱であって、前記コインの投入を検出する検出部と、前記検出部によってコインの投入が検出されたときに所定のプログラムによる処理を行う処理部と、前記所定のプログラムを記憶する第1の記憶部と、前記処理部の処理による画面出力を表示する表示部と、を備え、前記所定のプログラムは前記検出部での検出結果に基づいて占いを行うためのプログラムであることを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の貯金箱において、前記貯金箱は、径サイズが異なる複数種のコインを貯留可能な貯金箱であって、前記コインが投入された際に該コインの径から該コインの種類を判別する判別部を備え、第1の記憶部は前記複数種のコインに対応した複数種のプログラムを記憶し、前記処理部は、前記判別部によって判別されたコインの種類に対応したプログラムによる処理を行うことを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の貯金箱において、前記表示部の表示内容に対する選択及び指示の入力を行う複数のボタンを備え、前記プログラムは処理されることで複数の選択肢項目を表示する内容と、それぞれの選択肢項目が選択された後の個別の処理内容とを含み、前記処理部は、前記複数の選択肢項目の表示後に、前記ボタンの操作によって前記選択肢項目のいずれかが選択されると、選択された選択肢項目に対応した処理を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の貯金箱において、前記貯金箱の所定位置近傍に対する外部からの物体の近接を検知する近接検知部を備え、前記プログラムは前記近接検知部による検知が行われるまでその後の処理を行わず待機する処理内容を含み、前記処理部は、前記待機後に前記近接検知部による検知が行われると、その後の処理を行うことを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の貯金箱において、アクチュエータの駆動によって開閉可能な蓋部を有し、前記アクチュエータは、前記蓋部が閉じているときに前記近接検知部による検知が行われると該蓋部を開くよう動作することを特徴とする。
【0010】
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の貯金箱において、前記表示部は、前記蓋部の内側に設けられることを特徴とする。
【0011】
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の貯金箱において、前記プログラムが実行されていない場合に前記表示部に待機画面を表示する内容を含む待機画面表示プログラムを記憶する第2の記憶部を備え、前記処理部は、前記プログラムの処理を行わないときに前記待機画面表示プログラムの処理を行うことを特徴とする。
【0012】
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の貯金箱において、前記待機画面の表示内容は、所定のプログラムの処理回数に応じて変化することを特徴とする。
【0013】
請求項9記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の貯金箱において、ユーザに関する情報を入力するためのユーザ情報入力プログラムを記憶する第3の記憶部と、前記ユーザ情報入力画面を介して入力されたユーザに関する情報を記憶する第4の記憶部と、を備え、前記第4の記憶部にユーザに関する情報が記憶されていない場合、処理部は前記ユーザ情報入力プログラムによる処理を行うことを特徴とする。
【0014】
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の貯金箱において、金額を書き換え可能に記憶する第5の記憶部と、前記金額を書き換える書き換え手段と、複数のミニゲームプログラムを記憶する第6の記憶部と、を備え、前記処理部はミニゲームプログラムの処理を行うことでミニゲームとして機能し、前記処理部によって処理可能なミニゲームプログラムの数は、前記金額に基づくことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1から10記載の発明によれば、貯金箱にコインを投入することに伴い占いを行うことができる。従って、本発明の貯金箱により、貯金箱のユーザは貯金箱による貯蓄を行いながら、占いの過程や結果を楽しむという興趣を得られる。また、占いによる興趣が得られることから、貯金箱のユーザは日々の継続的な貯蓄のモチベーションを維持することができる。従って、本発明の貯金箱は、貯金箱による貯蓄をユーザに促す効果を発揮する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
図1は本実施の形態の貯金箱1を示す斜視図である。図2は蓋4(後述)が閉じた状態の貯金箱1を示す斜視図である。
貯金箱1は、コインを貯留する箱体2と、所定位置近傍に対する外部からの物体の近接を検知する「近接検知部」としてのセンサー11と、後述する各種画面を表示する表示部21と、表示部21の表示内容に対して各種の入力を行うためのボタン31と、各種音声を出力するためのスピーカ(図示略)を備えている。
【0017】
箱体2は、その内部が空洞の箱体であり、投入口3からコインを投入されるとその箱体内にコインを貯留する。箱体2は、図2に示すように、蓋4を閉じた状態においてほぼ球形となる形状であり、その下部を台座5によって支持されて水平面上に安定する。なお、箱体2はその内部に貯留されたコインを取り出し可能に設けられている。
蓋4は、ヒンジ部6によって回動可能に設けられ、後述するモータ71(図3参照)の駆動によって回動することで開閉する。箱体2の蓋4との当接面には凹部7が設けられ、その内側に小物を収納できる。また、凹部の周囲に四つのボタン31が設けられている。ボタン31の機能については後述する。
【0018】
また、図1、図2に示すように、箱体2の外周面には点灯部8が設けられている。点灯部8は、光透過性を有する部材で覆われ、その内側にLED72(図3参照)が設けられている。LED72は、蓋4が開いている場合に点灯し、蓋4が閉じている場合に消灯するよう後述する処理部41(図3参照)によって制御される。従って、蓋4が開いた状態の場合、点灯部8は点灯し、蓋4が閉じた状態の場合、点灯部8は消灯する。
【0019】
また、図1、図2に示すように、箱体2の外周面には「近接検知部」としての二つのセンサー11が設けられている。センサー11は箱体2と蓋4との分割線A近傍であって、点灯部8を挟んで対称となる位置にそれぞれ設けられており、センサー11の近傍に対する外部からの物体の近接を検知する。なお、センサー11の位置は本実施の形態の位置に限定されないが、貯金箱1のユーザがセンサー11の近傍に対して容易に両手をかざせる位置であることが望ましい。また、本実施の形態では、図1、図2に示すように一つのセンサー11につき二つの検出窓が設けられている。
なお、蓋4が閉じた状態でセンサー11がそれぞれ外部からの物体の近接を検知すると、モータ71の駆動によって蓋4が回動動作し、開く。従って、蓋4を開く場合、ユーザはセンサー11の近傍に両手をかざす。
また、蓋4を閉じる場合、手動で蓋4を閉じるよう回動させる。
【0020】
また、蓋4の箱体2との当接面には、表示部21が設けられている。表示部21は所謂液晶ディスプレイであり、後述する処理部41の処理内容に応じた各種画面を表示する。表示部21の表示内容については後述する。
【0021】
図3は貯金箱1の構成を示すブロック図である。
貯金箱1は、貯金箱1の各種動作に関する処理を行う処理部41と、現在の年月日及び時刻を計時する時計回路42と、投入口3から投入されたコインの検出を行うと共に当該コインの径からコインの種類の判別を行うコイン判別部50と、処理部41によって処理される各種のプログラムを記憶すると共にユーザ情報を記憶可能な記憶部60と、を備える。また、処理部41及び記憶部50は、センサー11、表示部21、ボタン31、モータ71及びLED72と接続されている。なお、図3ではセンサー11、ボタン31の記載をひとつずつとしているが、実際にはセンサー11は二つ、ボタン31は四つ接続されている。
なお、以下の記載において、各プログラム名に含まれない「表示」の記載は表示部21による表示を示す。
【0022】
処理部41はCPU等の演算処理装置を備え、貯金箱1の各種動作に関する処理を行う。例えば、蓋4が閉じている状態で二つのセンサー11が共に外部からの物体の近接を検知すると、処理部41はモータ71を駆動しえ蓋4を回動させて開いた状態とすると共に、LED72を点灯させる。また、蓋4が閉じた状態とされると、処理部41は点灯していたLED72を消灯させる。なお、蓋4の開閉状態の検知は、例えばモータ71の回転角度の検出による方法や、蓋4の開閉に伴って押圧/非押圧状態が切り替わる検出部等を設ける方法が考えられる。
【0023】
図4は、コイン判別部50の構成を示す説明図である。コイン判別部50は、回動軸51を中心に回動可能に設けられた回動腕52と、回動腕52の下端に設けられた電極54と、電極54の回動範囲内に設けられた電極55a〜55fと、電極55a〜55fのそれぞれに対する電極54の接触(ON)を検出する検出部(図示略)と、を備えている。回動腕52は、その上端に設けられた当接部53が投入口3の下方に位置するよう設けられる。投入口3からコインCが投入されると、コインCと当接部53との当接により、回動腕52は回動する。このとき、回動腕52の回動量はコインCの径に対応する。また、回動腕52の回動により、電極54は電極55a〜55fのいずれか一つまたは複数と接触する。電極55a〜55fは、それぞれ1円玉、50円玉、5円玉、100円玉、10円玉、500円玉が投入された際の回動腕52の回動量による電極54の位置に対応するよう設けられる。つまり、電極55a〜55fに対する接触があった場合、検出部によってONの検出があった電極の種類によってコインCの種類を判別可能となる。例えば、55fがONとなった場合は500円玉であり、55eがONとなり、55fはONとならなかった場合は10円玉である。また、コインCの種類の判別が行われるということは、コインCの投入の検出も同時に行われるということである。
【0024】
なお、コイン判別部50は投入されたコインの検出及びコインの種類の判別が行えればよく、上述の実施の形態に限定されない。
また、処理部41は、コイン判別部50によって判別されたコインの種類に応じた金額を金額記憶領域66に記憶された金額に加算する。
【0025】
記憶部60はフラッシュメモリ等の記憶装置を備え、処理部41によって処理される各種のプログラムを記憶する。記憶部60は、少なくとも、投入されたコインの種類に応じて呼び出され処理される占いプログラム61a〜61fと、ユーザ情報の入力のための一連の画面を表示するためのユーザ情報入力プログラム62と、蓋4が開いている状態で各占いプログラム及びユーザ情報入力プログラム62による処理が行われていない場合に表示される一連の画面を表示するための待機画面表示プログラム63と、表示内容とボタン31による入力とを用いたミニゲームを行うためのミニゲームプログラム64a〜64fと、を記憶している。各種プログラムによる処理については後述する。
【0026】
また、記憶部60は、ユーザ情報を記憶するためのユーザ情報記憶領域65と、貯留されたコインによる金額を記憶するための金額記憶領域66と、占いプログラム61a〜61fの実施回数を記憶するための占い回数記憶領域67と、を有する。ユーザ情報記憶領域65は、ユーザの名前、生年月日及び血液型をユーザ情報として記憶可能に設けられる。金額記憶領域66は、上述のコイン判別部により検出、判別されたコインの種類とその枚数による金額の累計から、後述する貯金取り出し画面からの取出し金額を差し引いた金額が記憶される。なお、金額記憶領域66に記憶される金額の管理は処理部41によって行われる。つまり、コインが投入されるたび、処理部41は投入されたコインの判別結果に対応した金額をそれまで金額記憶領域66に記憶されていた金額に加算して記憶する。占い回数記憶領域67は、処理部41によって占いプログラム61a〜61fのいずれか一つの処理が行われるたびに累積加算される数値を記憶する所謂カウンタとして機能し、その初期値は0である。
【0027】
処理部41は、状況に応じて記憶部60から上述のプログラムのうちいずれかを読み込み処理し、当該プログラムに応じた画面表示を表示部21によって行う。また、処理部41は、プログラムの内容によっては、センサー11の検知又はボタン31に対する入力が行われるまでプログラムの処理を一時中断(待機)する。以下、各種プログラムによる処理について詳説する。
【0028】
(占い)
まず、コインの投入時に処理される占いプログラム61a〜61fについて詳説する。占いプログラム61a〜61fは、表示部21の表示内容、四つのボタン31及び二つのセンサー11を用いて占いを行い、その過程及び結果を表示部21に表示するためのプログラムである。それぞれ1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉に対応する占いプログラムとして記憶部60に記憶される。処理部41は、コイン判別部50によってコインの投入の検出及びコインの種類の判別が行われると、そのコインの種類の判別結果に応じた占いプログラムを読み込んで実行処理する。以下、100円玉を投入した場合に処理される占いプログラム61eについて詳説する。
【0029】
図5に、占いプログラム61eの処理に伴う各種画面の表示内容を示す。投入口3に100円玉を投入すると、上述するコイン判別部50によって100円玉の投入が検出、判別される。処理部41は、コイン判別部50の検出、判別結果に応じて100円玉に対応した占いプログラム61aによる処理を行う。
【0030】
まず、処理部41は、図5(a)〜(c)に示す表示を経時的に行う。なお、図5(a)の表示に伴い効果音の再生が行われ、スピーカーより出力される。その後、図5(d)に示す占い項目選択画面Hの表示を行う。占い項目選択画面Hの表示後、処理部41はボタン31による項目選択の入力が行われるまで待機する。占い項目選択画面Hでは、四つのボタン31の操作により任意の占い項目を選択できるよう設けられている。例えば、四つのボタン31がそれぞれ「上の項目」「下の項目」「決定」「キャンセル」の機能に対応し、これらの機能を割り当てられた各ボタンの操作によりカーソルH1を操作して占い項目を選択する。なお、占い項目が一画面に収まりきらない場合、スクロール表示等を行う。
【0031】
占い項目の入力後、処理部41は図5(e)に示す検知待ち画面Iの表示を行う。検知待ち画面Iは、貯金箱1のユーザの両手を二つのセンサー11の近傍にかざすよう促す画面である。また、検知待ち画面Iの表示後、処理部41は二つのセンサー11による外部からの物体の近接の検知が行われるまで待機する。二つのセンサー11による検知が行われると、処理部41は、図5(f)〜図5(k)に示す占いの結果を示すための一連の表示を経時的に行い、占い回数記憶領域67に記憶された数値に1を加算して上書き記憶し、処理を終了する。なお、占いプログラム61eはその内容に複数の占い結果パターンを含んでおり、処理部41はその中からいずれか一つをランダムに選出して占い結果として表示させる。
【0032】
図6に各占いプログラム61a〜61fに登場するキャラクターを示す。投入口3に投入されたコインの種類毎に呼び出される占いプログラムは異なり、表示内容に含まれるキャラクターの姿や占いの内容等が異なる。図6(a)〜図6(f)はそれぞれ占いプログラム61a〜61fの占いプログラムに含まれるキャラクターの姿を示す。
なお、各種占いプログラムによる処理の流れは上述の占いプログラム61aと同様であるので詳細は省略する。
【0033】
(ユーザ情報入力)
次に、貯金箱1のユーザに関する情報を入力するためのユーザ情報入力プログラム62による処理について詳説する。
蓋4が閉じているときに二つのセンサー11による検知が行われることで蓋4が開いた際、処理部41はユーザ情報記憶領域65に既にユーザ情報が記憶されているかチェックする処理を行う。このとき、ユーザ情報が記憶されていない場合、処理部41はユーザ情報入力プログラム62による処理を行う。
【0034】
図7に、ユーザ情報入力プログラム62の処理に伴う各種画面の表示内容を示す。まず、処理部41は、図7(a)〜(c)に示す表示を経時的に行う。その後、処理部41は、図7(d)に示す名前入力画面Jの表示を行う。図7(d)における横棒はカーソルであり、そのとき入力を行えるカーソルは点滅する等によって他のカーソルと区別可能となっている。名前入力画面Jでは、四つのボタン31の操作によりユーザの名前を入力できるよう設けられている。例えば、四つのボタン31がそれぞれ「文字の変更」「一字進む」「一字戻る」「決定」の機能に対応し、これらの機能を割り当てられた各ボタンの操作によりユーザの名前を入力する。「文字の変更」は、これを1回押すとカーソルJ1の表示位置の上方に「あ」の文字が表示され、もう1回押すと「あ」の文字が「い」に遷移する、といったように文字の変更を行える。「一字進む」は次の文字の入力のためのカーソルを直前に入力した文字のカーソルの右方に表示することで、二文字目以下の入力を行えるようにする。「一字戻る」は二文字目以下の入力時に、その左側の文字の入力に戻る。「決定」は入力内容を登録する、すなわち入力完了を指示する。なお、名前が入力された状態の名前入力画面は例えば図7(e)のようになる。
【0035】
名前入力画面Jにおけるユーザの名前入力が完了すると、処理部41は入力された名前をユーザ情報記憶領域65に記憶させる。また、処理部41は図7(f)に示す画面を表示した後、図7(g)に示すステータス入力画面Kを表示する。なお、図7(g)における横棒はカーソルであり、そのとき入力を行えるカーソルは点滅する等によって他のカーソルと区別可能となっている。ステータス入力画面Kでは、四つのボタン31の操作によりユーザの生年月日及び血液型を入力できるよう設けられている。例えば、四つのボタン31がそれぞれ「文字の変更」「一字進む」「一字戻る」「決定」の機能に対応し、これらの機能を割り当てられた各ボタンの操作によりユーザの名前を入力する。「文字の変更」は、これを1回押すとそのときフォーカスが当たっているカーソルの表示位置の上方に「1」の数字が表示され、もう1回押すと「1」の数字が「2」に遷移する、といったように数字の変更を行える。また、血液型の入力を行う場合、数字に代わって「A」「B」「O」「AB」の四種の血液型を示す文字が順次表示される。「一字進む」は入力を行うカーソル位置をひとつ右側に遷移させる。右側にカーソルがない場合は次の行の最も左側にあるカーソルへと遷移させる。「一字戻る」は入力を行うカーソル位置をひとつ左側に遷移させる。左側にカーソルがない場合は前の行の最も右側にあるカーソルへと遷移させる。「決定」は入力内容を登録する、すなわち入力完了を指示する。なお、生年月日及び血液型が入力された状態の名前入力画面は例えば図7(h)のようになる。
【0036】
ステータス入力画面Kにおけるユーザの生年月日及び血液型の入力が完了すると、処理部41は入力された生年月日及び血液型をユーザ情報記憶領域65に記憶させる。また、処理部41は図7(i)、(j)に示す表示を経時的に行い、処理を終了する。なお、図7(i)の画面は、ユーザの性格分析結果を示すための画面である。ユーザ情報入力プログラム62はその内容に複数パターンのユーザの性格分析結果を含んでおり、処理部41はその中からいずれか一つをランダムに選出してユーザの性格分析結果として表示させる。
【0037】
(待機時の画面)
なお、上述の処理部41によるユーザ情報記憶領域65のユーザ情報チェック処理において、既にユーザ情報が記憶されている場合や、蓋4が開いている状態であっていずれかの占いプログラムによる処理が行われていないときには、処理部41は待機画面表示プログラム63による処理を行う。
次に、待機画面表示プログラム63による処理について詳説する。図8に、待機画面表示プログラム63の処理に伴う各種画面の表示内容を示す。まず、処理部41は、図8(a)に示す待ち受け画面Lの表示を行う。待ち受け画面Lの表示内容には、貯蓄額L1と、日付及び時刻L2が含まれる。貯蓄額L1は、金額記憶領域66に記憶された金額を表示する。日付及び時刻L2は、時計回路42によって計時されている現在の年月日及び時刻を表示する。
【0038】
なお、待ちうけ画面Lにはキャラクターの絵L3が表示されるが、キャラクターの絵L3の内容は、過去に占いプログラム61a〜61fが処理された回数に対応する。待機画面表示プログラム63は、その内容に複数のキャラクターの絵を含む。処理部41は、待ち受け画面の表示時に占い回数記憶領域67に記憶された占い回数に対応したキャラクターの絵の表示を行う。
【0039】
待ち受け画面Lの表示された状態で四つのボタン31の何れかによる操作を行うと、処理部41は図8(b)の画面を表示した後、図8(c)に示すモードセレクト画面M1の表示を行う。モードセレクト画面M1が表示された状態で四つのボタン31による入力操作を行うと、図8(d)、(e)に示す別のモードセレクト画面M2、M3の表示や決定の入力が行われる。モードセレクト画面M1〜M3はそれぞれ、貯金箱1の各部の設定入力、金額記憶領域66に記憶された金額の設定入力、ミニゲーム、のいずれか一つの項目を表示、選択するための画面である。モードセレクト画面M1〜M3では、四つのボタン31の操作により任意の項目を選択できるよう設けられている。例えば、四つのボタン31がそれぞれ「右の項目」「左の項目」「決定」「キャンセル」の機能に対応し、これらの機能を割り当てられた各ボタンの操作により以後の操作内容を決定する。「右の項目」は、表示内容をモードセレクト画面M1、M2、M3の順に切り替える。「左の項目」はその逆である。「決定」は、表示されたモードセレクト画面の項目に対応する各種入力又はミニゲームへ移行する。「キャンセル」は表示内容を待ち受け画面遷移へ遷移させる。
【0040】
モードセレクト画面M1で「決定」を入力した場合、処理部41はスピーカーのON/OFF設定や表示部21の画面濃度調節等、貯金箱1の各部の設定を行うための設定画面(図示略)の表示を行う。
モードセレクト画面M2で「決定」を入力した場合、金額記憶領域66に記憶されている金額を書き換えるための金額入力画面(図示略)の表示を行う。金額入力画面からの金額の書き換えは、例えば貯金箱1内に貯留されたコインの一部または全部を取り出したことにより、金額記憶領域66に記憶された金額と貯金箱1内に貯留されたコインの金額とに差異が生じた場合等に行う。
【0041】
モードセレクト画面M3で「決定」を入力した場合、ミニゲーム選択画面(図示略)を通してミニゲームを選択可能であり、選択したミニゲームを行える。
ミニゲームを行う際、処理部41はミニゲームプログラム64a〜64fのいずれか一つを読み込み処理する。以下、ミニゲーム64aによるミニゲームの例を示す。
【0042】
図9にミニゲームに伴う各種画面の一例を示す。処理部41は、図9(a)〜(d)の画面を順次表示する。なお、各画面間の画面遷移は四つのボタン31のいずれかによる入力操作が行われた際に行われる。また、図9(c)に示すゲーム画面Nは、タイミングメータN1をその表示内容に含む。タイミングメータN1は一定周期毎にその表示幅をゼロ〜最大幅N2の間で増減させる表示を行う。図9(c)で四つのボタン31のいずれかによる入力操作が行われた際のタイミングメータN1の幅と、図9(d)のスコア表示画面Pに表示されるスコアP1とが対応するように設けられている。つまり、ミニゲーム64aによるミニゲームは、ゲーム画面Nで四つのボタン31のいずれかを入力操作するタイミングによってスコアP1の高低を得るゲームである。
【0043】
なお、ミニゲーム選択画面において選択可能なミニゲームは、金額記憶領域66に記憶された金額に基づいて決定する。例えば、金額記憶領域66に記憶された金額が100円以上500円未満の場合にはミニゲームプログラム64aのミニゲームを選択可能となる。また、500円以上1000円未満の場合にはミニゲームプログラム64a、64bのいずれか一方のミニゲームを任意に選択可能となる。以下、1000円、5000円、10000円、20000円を境目としてミニゲーム64c〜64fを順次選択可能となる。つまり、金額記憶領域66に記憶された金額が高額となるほど、より多くのミニゲームの中から任意のミニゲームを選択可能となる。なお、100円未満の場合は、ミニゲームを行えない旨を示す画面(図示略)の表示が行われた後、待ち受け画面の表示を行う。このとき、ミニゲームを行えない旨を示す画面において貯金を促すメッセージや絵等を表示するようにしてもよい。
【0044】
なお、ミニゲーム64b〜64fはいずれも表示部21による表示と、四つのボタン31又はセンサー11の検知による入力によってプレイできるゲームである。
また、上述の待機画面表示プログラム63による処理中に、コイン判別部によるコインの投入の検出及びコインの種類の判別があった場合、上述の占いプログラムの処理へと移行する。
また、蓋4が閉じられると処理部41は全てのプログラムによる処理を終了する。また、蓋4が閉じている場合、表示部21による表示は行われない。
【0045】
(貯金箱の動作)
次に、貯金箱1の動作についてフローを用いて詳説する。まず、蓋4を開けるときの処理について図10のフローを用いて詳説する。
蓋4が閉じている状態で、二つのセンサー11による外部からの物体の近接の検知が行われると(ステップS1:YES)、処理部41はモータ71を駆動させ(ステップS2)、蓋4を開ける。このとき、処理部41はユーザ情報記憶部65にユーザ情報が記憶されているかチェックする。ユーザ情報がない場合(ステップS3:NO)、処理部41は上述のユーザ情報入力プログラム62の処理を行う(ステップS4)。ユーザ情報が既に記憶されている場合(ステップS3)や、ステップS4の処理の終了後には、処理部41は待機画面表示プログラム63による処理を行う(ステップS5)。
【0046】
次に、上述のステップS5の待機画面表示プログラム63による処理中の動作について図11のフローを用いて詳説する。
まず、処理部41は占い回数記憶領域67の数値を読み込み、占い回数のチェックを行う(ステップS11)。その後、ステップS11で呼び出された占い回数に対応するキャラクターの絵を含む待ち受け画面Lを表示する(ステップS12)。その後、蓋4が閉じた場合(ステップS13:YES)、処理を終了する。以下、蓋4を閉じない場合の処理(ステップS13:NO)について詳説する。
【0047】
投入口3にコインの投入があると(ステップS14:YES)、コイン判別部50によってコインの検出及びコインの種類の判別が行われる(ステップS15)。その後、処理部はステップS15で判別されたコインの種類に応じた金額を金額記憶領域の金額に加算する(ステップS16)。その後、処理部41は占いプログラムによる処理を行う(ステップS17)。
待ち受け画面Lの表示時に四つのボタン31のいずれかの入力が行われると(ステップS18:YES)、処理部41は図8(b)の画面を表示した後、モードセレクト画面の表示を行う(ステップS19)。なお、蓋4が閉じられず(ステップS13:NO)、コインの投入もなく(ステップS14:NO)、ボタン31の入力もない場合(ステップS18:NO)、処理部41はステップS12の待ち受け画面の表示を継続する。
【0048】
次に、上述のステップS17の占いプログラムによる処理中の動作について図12のフローを用いて詳説する。
まず、処理部41は上述のステップS15のコインの種類の判別結果に応じて、占いプログラム61a〜61fのいずれか一つを読み込む(ステップS21)。以下、ステップS22〜ステップS26までの処理はステップS21で呼び出された占いプログラムによる処理である。
まず、処理部41は占い項目選択画面の表示を行う(ステップS22)。その後、占い項目選択画面で占い項目が選択されると(ステップS23:YES)、処理部41は検知待ち画面の表示を行う(ステップS24)。その後、二つのセンサーによる検知が行われると(ステップS25:YES)、処理部41は占い結果の表示を行う(ステップS26)。その後、処理部41は占い回数記憶領域67の数値に1を加算して記憶し(ステップS27)、処理を終了する。なお、図11に示すように、占いプログラムによる処理の終了後、ステップS11へ移行する。
なお、ステップS22〜S26の間に他の画面表示を行ってもよい。例えば、上述の図5(a)〜(c)のような画面表示をステップS22の前に経時的に行ってもよい。
【0049】
次に、上述のステップS19のモードセレクト画面から行われる処理に伴う動作について図13のフローを用いて詳説する。
まず、処理部41はモードセレクト画面M1の表示を行う(ステップS31)。ステップS31においては、四つのボタン31の入力操作によりモードセレクト画面M2,M3への切替表示も可能である。
モードセレクト画面のいずれかが表示された状態で四つのボタン31によるキャンセルの入力があった場合(ステップS32:YES)、処理を終了する。以下、キャンセル入力のない場合の処理(ステップS32:NO)について詳説する。
【0050】
モードセレクト画面M1の表示中に四つのボタン31による決定の入力があった場合(ステップS33:YES)、処理部41は上述の設定画面の表示を行う(ステップS34)。設定画面の表示後、貯金箱1に関する各種設定の完了またはキャンセルが行われると、処理を終了する。モードセレクト画面M2の表示中に四つのボタン31による決定の入力があった場合(ステップS35:YES)、処理部41は上述の金額入力画面の表示を行う(ステップS36)。金額入力画面の表示後、金額入力の完了またはキャンセルが行われると、処理を終了する。
【0051】
モードセレクト画面M1の表示中に四つのボタン31による決定の入力があった場合(ステップS33:YES)、処理部41は金額記憶領域66に記憶されている金額を読み込む(ステップS38)。その後、処理部41はミニゲーム選択画面を表示する(ステップS39)。このときミニゲーム選択画面で選択可能なミニゲームは、ステップS38で読み込まれた金額に対応している。その後、ミニゲーム選択画面でミニゲームが選択されると(ステップS40)、処理部41はミニゲームプログラム64a〜64fのうちステップS40で選択されたミニゲームに対応するミニゲームプログラムによる処理を行う(ステップS41)。ステップ41のミニゲーム終了後、処理を終了する。
なお、図11に示すように、モードセレクト画面から行われる処理の終了後、ステップS12へ移行する。また、図示しないが、ステップS38で読み込んだ金額(例えば100円未満)によっては、ステップS39以降の処理を行わず、ミニゲームを行えない旨を示す画面の表示後、ステップS12へ移行してもよい。
【0052】
(作用効果)
上述の実施の形態によれば、貯金箱1にコインを投入することに伴い占いプログラム61a〜61fによる占いを行うことができる。従って、貯金箱1のユーザは貯蓄を行いながら、占いの過程や結果を楽しむという興趣を得られる。また、占いによる興趣が得られることから、貯金箱1のユーザは日々の継続的な貯蓄のモチベーションを維持することができる。従って、貯金箱1は、貯金箱1による貯蓄をユーザに促す効果を発揮する。
【0053】
また、投入されたコインの種類毎にキャラクターや占いの内容が異なる占いが行われるので、より多彩な占いの過程や結果を楽しむことができ、興趣をより大きなものとすることができる。
さらに、蓋4を開ける場合にセンサー11による検知を必要とし、占いの途中にボタン31やセンサー11によるユーザの操作を必要とする仕組みにより、ユーザの能動的な行動を促し、貯金箱1による貯蓄に伴う興趣をより大きなものとすることができる。
【0054】
さらに、待機画面に表示されるキャラクターが占いの回数に応じて変化するので、占い回数を増やす、即ち貯金箱1に対するコインの投入回数を増やすモチベーションに繋がり、貯金箱1による貯蓄に伴う興趣をより大きなものとすることができる。
さらに、ユーザに関する情報を入力して記憶するので、ユーザに貯金箱1の占有感覚をもたらし、貯金箱1による貯蓄に伴う興趣をより大きなものとすることができる。
【0055】
さらに、ミニゲームを行うことができる上、選択できるミニゲームが金額記憶領域に記憶された金額に応じて増減する。また、上述のように金額記憶領域の金額には貯金箱1に投入したコインの金額が加算される。従って、貯金箱1を用いた貯蓄に伴い選択可能なミニゲームが増えていくこととなり、貯金箱1による貯蓄に伴う興趣をより大きなものとすることができる。
【0056】
(その他)
なお、上述の実施の形態はあくまで一例であり、本発明の特徴を逸脱しない範囲で他の構成を取ってもよいことは言うまでもない。例えば、上述の実施の形態では記憶部60が全てのプログラムならびにユーザ情報及び各種数値等の全てのデータを記憶しているが、各プログラム、各データに個別に記憶装置を設けてもよい。また、各部の形状、配置は上述の実施の形態に限定されるものではなく、他の形状や位置関係をとってもよい。また、各種プログラムによる処理内容やその処理内容に関る数値設定、表示画面等は上述の実施の形態に限定されるものではないことは言うまでもない。また、センサー、ボタン占いプログラム及びミニゲームプログラムの数等も上述の実施の形態に限定されるものではないことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本実施の形態の貯金箱を示す斜視図である。
【図2】蓋が閉じた状態の貯金箱を示す斜視図である。
【図3】貯金箱の構成を示すブロック図である。
【図4】コイン判別部の構成を示す説明図である。
【図5】占いプログラムの処理に伴う各種画面の表示内容を示す。
【図6】各占いプログラムに登場するキャラクターを示す。
【図7】ユーザ情報入力プログラムの処理に伴う各種画面の表示内容を示す。
【図8】占いプログラムの処理に伴う各種画面の表示内容を示す。
【図9】ミニゲームに伴う各種画面の一例を示す。
【図10】蓋を開けるときの処理について示すフローである。
【図11】待機画面表示プログラムによる処理中の動作について示すフローである。
【図12】占いプログラムによる処理中の動作について示すフローである。
【図13】モードセレクト画面から行われる処理に伴う動作について示すフローである。
【符号の説明】
【0058】
2 箱体
3 投入口
4 蓋
6 ヒンジ部
11 センサー
21 表示部
31 ボタン
41 処理部
50 コイン判別部
60 記憶部
61a〜61f 占いプログラム
62 ユーザ情報入力プログラム
63 待機画面表示プログラム
64a〜64f ミニゲームプログラム
65 ユーザ情報記憶領域
66 金額記憶領域
67 占い回数記憶領域
71 モータ
72 LED

【特許請求の範囲】
【請求項1】
箱体に設けられた投入口からコインを投入して貯留可能な貯金箱であって、
前記コインの投入を検出する検出部と、
前記検出部によってコインの投入が検出されたときに所定のプログラムによる処理を行う処理部と、
前記所定のプログラムを記憶する第1の記憶部と、
前記処理部の処理による画面出力を表示する表示部と、を備え、
前記所定のプログラムは前記検出部での検出結果に基づいて占いを行うためのプログラムであることを特徴とする貯金箱。
【請求項2】
前記貯金箱は、径サイズが異なる複数種のコインを貯留可能な貯金箱であって、
前記コインが投入された際に該コインの径から該コインの種類を判別する判別部を備え、
第1の記憶部は前記複数種のコインに対応した複数種のプログラムを記憶し、
前記処理部は、前記判別部によって判別されたコインの種類に対応したプログラムによる処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の貯金箱。
【請求項3】
前記表示部の表示内容に対する選択及び指示の入力を行う複数のボタンを備え、
前記プログラムは処理されることで複数の選択肢項目を表示する内容と、それぞれの選択肢項目が選択された後の個別の処理内容とを含み、
前記処理部は、前記複数の選択肢項目の表示後に、前記ボタンの操作によって前記選択肢項目のいずれかが選択されると、選択された選択肢項目に対応した処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の貯金箱。
【請求項4】
前記貯金箱の所定位置近傍に対する外部からの物体の近接を検知する近接検知部を備え、
前記プログラムは前記近接検知部による検知が行われるまでその後の処理を行わず待機する処理内容を含み、
前記処理部は、前記待機後に前記近接検知部による検知が行われると、その後の処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の貯金箱。
【請求項5】
アクチュエータの駆動によって開閉可能な蓋部を有し、
前記アクチュエータは、前記蓋部が閉じているときに前記近接検知部による検知が行われると該蓋部を開くよう動作することを特徴とする請求項4に記載の貯金箱。
【請求項6】
前記表示部は、前記蓋部の内側に設けられることを特徴とする請求項5に記載の貯金箱。
【請求項7】
前記プログラムが実行されていない場合に前記表示部に待機画面を表示する内容を含む待機画面表示プログラムを記憶する第2の記憶部を備え、
前記処理部は、前記プログラムの処理を行わないときに前記待機画面表示プログラムの処理を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の貯金箱。
【請求項8】
前記待機画面の表示内容は、所定のプログラムの処理回数に応じて変化することを特徴とする請求項7に記載の貯金箱。
【請求項9】
ユーザに関する情報を入力するためのユーザ情報入力プログラムを記憶する第3の記憶部と、
前記ユーザ情報入力画面を介して入力されたユーザに関する情報を記憶する第4の記憶部と、を備え、
前記第4の記憶部にユーザに関する情報が記憶されていない場合、処理部は前記ユーザ情報入力プログラムによる処理を行うことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の貯金箱。
【請求項10】
金額を書き換え可能に記憶する第5の記憶部と、
前記金額を書き換える書き換え手段と、
複数のミニゲームプログラムを記憶する第6の記憶部と、を備え、
前記処理部はミニゲームプログラムの処理を行うことでミニゲームとして機能し、
前記処理部によって処理可能なミニゲームプログラムの数は、前記金額に基づくことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の貯金箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2009−247653(P2009−247653A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−100101(P2008−100101)
【出願日】平成20年4月8日(2008.4.8)
【出願人】(000003584)株式会社タカラトミー (248)
【Fターム(参考)】