説明

超音波イメージングシステムのためのリビューモードグラフィックユーザインタフェース

取得超音波画像[110]をフルサイズで表示することができ、適切なリビューモード制御ボタン[212、214]を又、更に表示することができ、それにより、容易な及び簡便な使用を維持することができる、改善されたリビューモードグラフィックユーザインタフェース(GUI)[340]について開示している。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波イメージングシステムに関し、特に、超音波イメージングシステムの表示装置のリビューモードで用いられるグラフィックユーザインタフェース(GUI)に関する。
【背景技術】
【0002】
超音波イメージングシステムにおいては少なくとも2つの使用モードがある。それら2つの使用モードは、システムのオペレータが被検体の1つ又はそれ以上の超音波画像を撮影するライブイメージングモードと、オペレータが前に取得した超音波画像をリビューし、その取得した超音波画像に注釈を付けることが可能であるリビューモードである。ライブイメージングモードの間、オペレータは、対象領域の適切な画像を得ることに集中し、超音波イメージングシステムの表示スクリーンは、オペレータがより良好な画像を得るように超音波システムの超音波トランスジューサか又は他の構成要素を操作することが可能であるように、超音波トランスジューサへの現入力に基づいて、超音波イメージングシステムの表示スクリーンはライブのフルスクリーン画像を表示する。オペラータがライブイメージングモードの間に画像を取得した後、オペレータは、リビューモードの間、取得した画像をリビューし、分析しそして注釈を付ける。そのリビューモードにおいて、超音波イメージングシステムの表示スクリーンは、記憶装置から取得した画像が検索された後、それらの取得した画像を表示する。
【0003】
取得されたフルスクリーンの超音波画像の例を図1に示し、その図において、表示スクリーン100は、フルスクリーンの胎児の超音波画像を表示している。以下、表現“画像”とは、単一の画像、画像の群又は時系列順の画像群をいう。しばしば、フルスクリーン画像110は又、超音波画像プロパ130の周囲の境界120を有する。以下、表現“超音波画像プロパ”とは、実際の画像、例えば、図1の胎児の画像を示す円錐部分を表示するフルスクリーン画像の部分をいう。ライブイメージングモードにおいては、フルスクリーン画像110は又、被検体、画像化される体の領域、時間、用いられるイメージングモード及びイメージングに関する他の詳細に関するデータを有する。このデータは、通常、超音波画像プロパ130を妨害しないように、フルスクリーン画像110の外側エッジに対して位置付けられる文字及びアイコンの形をとる。画像又は一連の連続的画像が超音波イメージングシステムにより取得されるとき、この重ね合わされたデータが又、取得され、記憶される。
【0004】
リビューモードにおいては、オペレータは、超音波画像プロパ130を操作し、注釈を付ける必要がある。そのようにするために、オペレータは種々の制御にアクセスする必要があり、それらのアクセスの多くは、超音波イメージングシステムの表示スクリーンに表示されるリビューモードのグラフィックユーザインタフェース(GUI)に組み込まれる。図2は、表示スクリーン100に表示された例示としてのリビューモードGUI210を示している。リビューモードGUI210は、機能ボタン212のようなスクリーンカーソルであって、使用することによりオペレータが操作することができる種々の制御を有し、それらの機能ボタンは種々の操作(例えば、取得された画像又は一連の画像を検索すること、リビューモード中、オペレータにより注釈を付けられ、修正された画像を記憶すること、イメージング超音波システムにおける現在の学習を検索すること、リポートに画像を添えること等)を開始するために用いられる、スクリーンカーソルと、画像ビュー制御ボタン214であって、オペレータが一連の画像をどのように見るかを操作する(例えば、一連の画像の再生すること、特定のフレーム/画像においてそれらの一連の画像を停止すること、見るために特定の画像/フレームを選択すること、画像を再生して戻す速度を選択すること等)ために用いられる、画像ビュー制御ボタンと、を有する。
【0005】
しかしながら、リビューモードGUI210は、表示スクリーン100に空間を取るそれらのリビューモード制御ボタンを有する必要があるため、取得フルスクリーン画像を表示するために利用可能である表示スクリーン100における空間は表示ウィンドウ240に対して制限され、その表示ウィンドウは表示スクリーン100のフルスクリーンより非常に小さい。従来の超音波イメージングシステムにおいては、取得フルスクリーン画像リビューモードGUIの表示ウィンドウ内に適合するように縮小される。例示としての図2においては、取得フルスクリーン画像110は、縮小画像230としてリビューモードGUIの表示ウィンドウ240内に適合するようにその大きさを2/3以下に縮小されている。
【0006】
縮小画像230の減少された大きさは、必然的に、画像自体の品質低下に繋がる。しばしば、取得フルスクリーン画像110に重ねられる被検体及びイメージングデータは、縮小画像230における大きさが小さ過ぎて認識できなくなる。縮小画像の品質は、取得フルスクリーン画像110における細部が縮小画像230において損なわれ、又、リビューモード中、オペレータによる信頼性低い分析に繋がることを意味する。例えば、縮小画像230内の対象物の大きさを正確に測定するためのオペレータの能力は、このような細部を損なうことにより悪影響を及ぼす。
【0007】
この問題を修正するために、従来の他の超音波イメージングシステムは、取得フルスクリーン画像に、直接、リビューモード制御ボタンを重ねるか又は、表示スクリーンからリビューモード制御ボタンを完全に取り除く。しかし、取得フルスクリーン画像上に対してリビューモード制御ボタンを重ねることは、リビューモード制御ボタンが取得フルスクリーン画像の対象領域を被うリスクを冒すか又は、オンスクリーンで利用可能なリビューモード制御の数を制限することにより機能性を損なうリスクを冒す。更に、表示スクリーンからリビューモード制御ボタンを全く取り除くことは、超音波イメージングシステムがどのモードにあるかを決定することを困難なものとする。他の入力手段によりそれらのリビューモード制御ボタンを実行させることは、ユーザが画像を操作すること及び何が見えているかを理解することの両方を困難にし、直観に反したものとする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
それ故、取得フルスクリーン画像の十分な詳細を示すことができる一方、オンスクリーンのリビューモード制御ボタンの容易さ及び簡便さを損なわない、リビューモードGUIに対する要請が存在している。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、被検体の超音波画像が前記超音波イメージングシステムにより取得されるライブイメージングモードと、取得超音波画像がユーザによりリビューされるリビューモードとを有する超音波イメージングシステムのためのリビューモードGUIを提供する。超音波画像がライブイメージングモードにおいて取得されるとき、それらの画像は超音波イメージングシステムの表示スクリーンをいっぱいにするように十分に大きい。取得フルスクリーン超音波画像が検索され、本発明のリビューモードGUI(明らかに、リビューモード中)において表示されるとき、フルサイズの検索超音波画像がリビューモードGUIの表示ウィンドウにおいて示される。リビューモードGUIの表示ウィンドウは、ユーザが表示ウィンドウにおいて表示された取得フルスクリーン超音波画像の一部を変えることができる、即ち、ユーザがリビューモード中にフルスクリーンサイズでフルスクリーン超音波画像の何れの部分を見ることができるように、スクロールバーを有する。それ故、本発明に従ったリビューモードGUIは、取得フルスクリーン超音波画像のオリジナルの品質及び解像度を維持し、リビューモード中、取得フルスクリーン超音波画像を操作するためのGUI制御の簡便さ及び容易さを尚も維持することができる。
【0010】
本発明の他の目的及び特徴については、以下、添付図面に関連して考慮される詳細説明から明らかになるであろう。しかしながら、図面は例示目的のみのために構成され、本発明を制限するものではなく、同時提出の請求の範囲に対して参照となるものであることを理解されたい。図面は、必ずしもスケーリングされているものではなく、それらは、以下で述べる構造及び方法を概念的に示すように意図されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
一般に、本発明は、取得フルスクリーン画像が、リビューモード中、オリジナルの分解能において見ることが可能である超音波イメージングシステムにおけるリビューモードGUIに方向付けられ、それ故、画像化対象物の詳細並びにオンスクリーンのリビューモード制御ボタンの容易さ及び直感的な簡便さを損なうことはない。特に、本発明は、リビューモードGUIの表示ウィンドウにフルスクリーン画像のどの部分が示されるかをユーザが制御することを可能にするパン機能により、全体的に取得フルスクリーン画像を示すことが可能である表示ウィンドウを有するリビューモードGUIを提供する。
【0012】
本発明の好適な実施形態に従ったリビューモードGUI310のスクリーンショットについて、図3に示す。図3においては、垂直方向のスクリールバー342及び水平方向のスクロールバー344の両方を有する表示ウィンドウ340は、先行技術の表示ウィンドウ240を図2のリビューモードGUIで置き換えている。表示ウィンドウ340のサイズは、取得フルスクリーン画像110の一部111のみがリビューモードGUI310内に示されることを可能にするが、スクロールバー342及び344は、取得フルスクリーン画像110の何れの他の一部を見ることができるように取得フルスクリーン画像110に対してオペレータがパンすることを可能にする。
【0013】
図3に示すリビューモードGUIの好適な実施形態は、ユーザにパン機能を適用するようにスクロールバー342及び344を用いるが、他の手段も又、本発明に従って用いられることが可能である。例えば、上向き、下向き、右向き及び左向きの方向を指し示している矢印として示されている4つのGUIボタンは、表示ウィンドウの内側又は外側においてリビューモードGUIにおいて位置付けられることが可能である。そのような実施形態においては、ユーザはそれらの矢印の1つをクリックしてカーソルを使用し、それにより、表示される位置を示される方向においてフルスクリーン画像に対してパンするようにする。更に、カーソル自体は、ユーザがフルスクリーン画素に対してパンする手段を与えスことが可能である。そのような実施形態においては、ユーザは、表示ウィンドウにおいて表示されるフルスクリーン画像の位置にカーソルを位置付け、その位置を“つかむ”ようにその位置でクリックすることが可能である。画像が“つかまれた”後、ユーザは、彼又は彼女がカーソル動かした(例えば、マウスを動かすことにより)同じ方法で、何れの方向に画像を動かす(それにより、フルスクリーン画像に対してパンする)ことが可能である。
【0014】
本発明の好適な実施形態に従って、表示ウィンドウ340のデフォルトビューは取得フルスクリーン画像110の中央にあり、即ち、オペレータが取得フルスクリーン画像を検索するとき、リビューモードGUIの表示ウィンドウにおいて自動的に現れる検索フルスクリーン画像の中央位置にある。デフォルト中央位置から、オペレータは、取得フルスクリーン画像における他の何れの対象領域にパンすることが可能である。
【0015】
例えば、図3は、表示ウィンドウ340における取得フルスクリーン画像110の中央位置111と共に、デフォルトビューを示している。オペレータが、フルスクリーン画像の右上側にしばしば現れる幾つかの重ね合わせデータ(図示せず)を見たい場合、オペレータは、図4に示すように、取得フルスクリーン画像110の右上の位置112に表示ウィンドウ340のビューを変化させるようにスクロールバー342及び344を用いることができる。データは、典型的には、フルスクリーン超音波画像の右上側又は左上側(超音波画像プロパの上)において重ね合わされるが、データは又、フルスクリーン画像のエッジ又は超音波画像プロパにおける境界に位置付けられることが可能である。それらの場合の何れにおいて、本発明の好適な実施形態に従ったリビューモードGUI310は、オペレータが画像のオリジナルのサイズ及び分解能でフルスクリーン画像の一部を見ることを可能にする。
【0016】
次の例は、本発明の好適な実施形態に従ったリビューモードGUIの幾つかの有利点を示している。超音波イメージングシステムの1つの使用方法は“壁採点法”である。超音波画像リビュアは、部分の移動のリビュア評価を反映する心壁のその一部に対して“スコア”を与えることにより、心壁の超音波画像をリビューするとき、壁採点法を実行する。壁採点法の数値は0乃至7の範囲内にある。‘1’はその部分が標準的であることを示す一方、その数値範囲における他の数値がその部分が異常であることを示す。壁採点法を実行するとき、リビュアは、先ず、リビューモードGUIにより心壁の一部を選択し、次いで、適切な採点を選択する又は表示する。
【0017】
図2におけるGUI210のような先行技術のリビューモードGUIにおいては、リビュアは、GUI210における画像のような縮小画像を用いて壁採点法を実行しなければならない。縮小画像は、画像の品質の低下及びサイズの縮小が適切な部分を選択するリビュアの能力又はその部分の相対的健康度を決定する能力を低下させるために、壁採点法の評価を低下させる。それに対して、本発明の好適な実施形態は、図3及び4におけるGUI310のようなリビューモードGUIを与え、それは、壁採点の間、リビュアが全体のフルスクリーン画像を見ることを可能にする。本発明のリビューモードGUIのパン表示ウィンドウは、全体の画像をリビューし、対象領域を検索する能力とフルスクリーン画像のオリジナルの分解能及びサイズにおいて対象領域を見る能力とを有するリビュアを与える。先行技術のシステムは、(1)リビューモードGUIを捨てることにより、又は(2)リビューモードGUI内で適合するように画像を縮小させることにより、しかし、(1)及び(2)の両方ではなく、提供される。
【0018】
結論として、先行技術に対する少なくとも幾つかの本発明の有利点を挙げる。次のリストは、形又は方式はどうあれ、本発明の有利点を完全に記載することを、又は、本発明を方向付けている同時提出の特許請求の範囲についての範囲を限定することを意図していない。
【0019】
第1に、リビューモードGUIは、オリジナルのサイズ及び解像度で取得フルスクリーン画像のビューをオペレータに与える。このために、画像品質は低下しない、及び、オペレータは正確な測定を実行することができる。第2に、本発明は、表示スクリーンにおいてリビューモード制御ボタンを有する有利点を維持し、更に、フルサイズのフルスクリーン超音波画像へのアクセスをオペレータに与える。リビューモードGUIは又、リビューモードにおいてフルサイズで取得フルスクリーン画像を表示するシステムと異なり、システムが現在リビューモードにあることを明確にする。第3に、本発明は、ビューから他の部分を一時的に見えないようにしながら、オペレータが対象領域を分離し、フォーカシングすることを可能にする。例えば、デフォルトビューにおいては、取得フルスクリーン画像の中央位置が表示ウィンドウ内に示され、それ故、取得フルスクリーン超音波画像の境界及び上部領域において如何なるデータを重畳することが可能であるブロッキングの間に、オペレータが超音波画像プロパにフォーカシングすることを可能にする。オペレータがそのようなデータを必要とするとき、オペレータは、そのデータを確認するためにフルスクリーンに対してスクロールすることが可能である。
【0020】
それ故、好適な実施形態に適用したような基本的な本発明の新規な特徴について、図に示し、詳述し、重要点を挙げてきたが、例示した装置の形態及び詳細並びにそれらの操作における種々の省略、付加及び変化が、本発明の範囲から逸脱することなく当業者により実施されることが可能であることが理解されるであろう。例えば、同じ結果を達成するように実質的に同じ方法で実質的に同じ機能が実行される要素及び/又は方法の段階の組合せ全ては本発明の範囲内にあることが明確に意図されている。更に、本発明の実施形態又は開示された形態に関連して説明及び/又は図示した構造、要素及び/又は方法の段階は、デザイン選択の一般的方法として何れの他の開示、説明又は示唆した方式及び実施形態において組み込まれることが可能であることが認識される必要がある。それ故、同時提出の特許請求の範囲により規定されるように限定されることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】被検体のフルスクリーン画像を示すライブイメージングモード中に典型的な超音波イメージングシステムの表示スクリーンを示す図である。
【図2】図1のライブイメージング中に取得されたフルスクリーン画像をリビューするために用いられるリビューモードグラフィックユーザインタフェース(GUI)を表示する先行技術の超音波イメージングシステムの表示スクリーンを示す図である。
【図3】本発明の好適な実施形態に従ったリビューモードGUIを表示する超音波イメージングシステムの表示スクリーンであって、図1におけるライブイメージング中に取得されたフルスクリーン画像をリビューするために用いられる、ディスプレイスクリーンであり、リビューモードGUI310の表示ウィンドウ340は取得フルスクリーン画像110の中央部分111のデフォルトビューを有する、ディスプレイスクリーンを示す図である。
【図4】本発明の好適な実施形態に従ったリビューモードGUIを表示する超音波イメージングシステムの表示スクリーンであって、図1からの取得フルスクリーン画像をリビューするために用いられる、表示スクリーンであり、オペレータは表示ウィンドウ340において画像の右上側部分112を見るためにスクロールバー342及び344を用いてスクロールした、表示スクリーンを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
超音波イメージングシステムの表示装置のスクリーンにリビューモードグラフィックユーザインタフェース(GUI)を与える方法であって、前記超音波イメージングシステムは少なくとも2つのモードであって:
被検体の超音波画像が前記超音波イメージングシステムにより取得されるライブイメージングモード及び少なくとも1つの取得超音波画像がユーザにより検索されるリビューモードであって、前記リビューモードGUIは前記ユーザがフルスクリーンサイズで取得超音波画像を見ることを可能にする、ライブイメージングモード及びリビューモード;
を有する、方法であり、
ライブイメージングモードで超音波画像を取得し且つ記憶する段階であって、前記取得超音波画像は、前記取得超音波画像が前記超音波イメージングシステムの前記表示装置の前記スクリーンをいっぱいにするようなサイズである、段階;並びに
前記取得フルスクリーン超音波画像が記憶された後、前記リビューモードの表示ウィンドウにおいて前記取得フルスクリーン超音波画像の部分を表示する段階であって、前記の表示された部分は前記表示ウィンドウにおいてフルスクリーンサイズで表示される、段階;
により特徴付けられる方法であり、
前記表示ウィンドウは前記表示ウィンドウにおいて表示された前記取得フルスクリーン超音波画像をユーザが変えることを可能にするパン機能を有し、それにより、前記ユーザはリビューモード中にフルスクリーンサイズで前記取得フルスクリーン超音波画像の何れの部分を見ることが可能である;
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記取得フルスクリーン超音波画像は、単一の超音波画像、複数の画像又は一連の時間的に連続した画像の一を有する、ことを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記パン機能は、少なくとも1つのスクロールバー、少なくとも1つの矢印ボタン及び少なくとも1つのカーソル機能を有する、ことを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法であって、前記の少なくとも1つのスクロールバーは、表示ウィンドウの下部エッジに位置付けられた第1スクロールバーと表示ウィンドウの左端部又は右端部の一に位置付けられた第2スクロールバーとを有する、ことを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項3に記載の方法であって、前記の少なくとも1つのカーソル機能はカーソル機能を有し、そのカーソル機能において、一旦、前記ユーザが前記取得フルスクリーン超音波画像の部分を選択するようにカーソルを用いると、前記カーソルの動きは前記取得フルスクリーン超音波画像の対応する動きをもたらし、それにより、前記リビューモードGUIの前記表示ウィンドウにおいて表示される部分を変える、ことを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法であって、前記リビューモードGUIの前記表示ウィンドウは、前記表示ウィンドウにおける前記表示部分が前記取得フルスクリーン超音波画像の殆どを有するようなサイズを有する、ことを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法であって、前記リビューモードGUIは機能ボタン及び画像ビュー制御ボタンを更に有する、ことを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法であって、前記取得フルスクリーン超音波画像の前記表示部分は、先ず、前記リビューモードの前記表示ウィンドウに現れ、前記表示部分は前記取得フルスクリーン超音波画像の中央部分である、ことを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法であって、データは、ライブイメージングモード中に前記取得フルスクリーン超音波画像の部分に重ねられ、前記の重ねられたデータは前記取得フルスクリーン画像と共に記憶される、ことを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法であって、前記重ねられたデータは、前記超音波画像の被検体に関連する情報、画像化される被検体の領域、時間及び日付、用いられるイメージングモード及びライブイメージングモード中に実行される前記イメージングに関する詳細を有する、ことを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、前記重ねられたデータは前記超音波画像の外側のエッジに対して位置付けられた文字及びアイコンの形をとる、ことを特徴とする方法。
【請求項12】
少なくとも2つのモードであって、被検体の超音波画像が前記超音波イメージングシステムにより取得されるライブイメージングモード及び少なくとも1つの取得超音波画像がユーザにより検索されるリビューモードを有する超音波イメージングシステムであって:
少なくとも1つの表示スクリーンを有する表示装置;
ライブイメージングモードにおいて取得された超音波画像を記憶するための記憶装置であって、前記取得超音波画像は、前記取得超音波画像が前記表示装置の少なくとも1つの表示スクリーンをいっぱいにするようなサイズを有する、記憶装置;並びに
少なくとも1つの表示スクリーンにおいてリビューモードグラフィックユーザインタフェース(GUI)を生成するための少なくとも1つのハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアであって、前記リビューモードGUIは少なくとも表示ウィンドウを有する、少なくとも1つのハードウェア、ソフトウェア及びファームウェア;
を有する、超音波イメージングシステムであり、
前記表示ウィンドウは前記表示ウィンドウにおいて表示された前記取得フルスクリーン超音波画像をユーザが変えることを可能にするパン機能を有し、それにより、前記ユーザはリビューモード中にフルスクリーンサイズで前記取得フルスクリーン超音波画像の何れの部分を見ることが可能である;
ことを特徴とする超音波イメージングシステム。
【請求項13】
請求項12に記載の超音波イメージングシステムであって、前記取得フルスクリーン超音波画像は、単一の超音波画像、複数の画像又は一連の時間的に連続した画像の一を有する、ことを特徴とする超音波イメージングシステム。
【請求項14】
請求項12に記載の超音波イメージングシステムであって、前記パン機能は、少なくとも1つのスクロールバー、少なくとも1つの矢印ボタン及び少なくとも1つのカーソル機能を有する、ことを特徴とする超音波イメージングシステム。
【請求項15】
請求項12に記載の超音波イメージングシステムであって、前記リビューモードGUIの前記表示ウィンドウは、前記表示ウィンドウにおける前記表示部分が前記取得フルスクリーン超音波画像の殆どを有するようなサイズを有する、ことを特徴とする超音波イメージングシステム。
【請求項16】
請求項12に記載の超音波イメージングシステムであって、前記取得フルスクリーン超音波画像の前記表示部分は、先ず、前記リビューモードの前記表示ウィンドウに現れ、前記表示部分は前記取得フルスクリーン超音波画像の中央部分である、ことを特徴とする超音波イメージングシステム。
【請求項17】
表示装置に接続され、表示装置を少なくとも一部で制御する処理器により実行するための命令のプログラムを有するコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記プログラムは前記表示装置においてリビューモードグラフィックユーザインタフェース(GUI)を生成するためのものであり、前記リビューモードGUIは取得フルスクリーン超音波画像を検索するためのものである、コンピュータ読み取り可能記憶媒体であり、前記の命令のプログラムは:
取得フルスクリーン超音波画像を表示するための少なくとも表示ウィンドウを有するリビューモードGUIを与える命令;
前記リビューモードGUIの表示ウィンドウにおいて前記取得フルスクリーン超音波画像の部分を表示する命令であって、前記表示部分は前記表示ウィンドウにおいていっぱいのスクリーンサイズで表示される、命令;並びに
ユーザにパン機能を与える命令であって、前記パン機能は前記表示ウィンドウにおいて表示される前記取得フルスクリーン超音波画像の前記部分をユーザが変える少なくとも能力を有し、それ故、リビューモード中にフルスクリーンサイズで前記取得フルスクリーン超音波画像の何れの部分をユーザが見ることを可能にする、命令;
を有することを特徴とするコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項18】
請求項17に記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記取得フルスクリーン超音波画像は、単一の超音波画像、複数の画像又は一連の時間的に連続した画像の一を有する、ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項19】
請求項17に記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記リビューモードGUIの前記表示ウィンドウは、前記表示ウィンドウにおける前記表示部分が前記取得フルスクリーン超音波画像の殆どを有するようなサイズを有する、ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項20】
請求項17に記載のコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、前記リビューモードGUIの表示ウィンドウにおける前記取得フルスクリーン超音波画像の部分を表示するための前記命令は:
前記取得フルスクリーン超音波画像の前記表示部分が、先ず、前記リビューモードGUIの前記表示ウィンドウに現れるとき、前記表示部分として前記取得フルスクリーン超音波画像の中央部分を表示する命令;
を有する、ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−503241(P2007−503241A)
【公表日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−524492(P2006−524492)
【出願日】平成16年8月18日(2004.8.18)
【国際出願番号】PCT/IB2004/051485
【国際公開番号】WO2005/018458
【国際公開日】平成17年3月3日(2005.3.3)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】