説明

超音波流量計

【課題】信号強度を表示可能な制御部が遠隔地にある場合でも、検出器の配管への取付け位置を容易に探索できるようにする。
【解決手段】検出器1a、1bにより検出される信号に基づき計測される超音波の送信から受信までに要する第1の時間、および続いて経路を逆方向に超音波を送信したときに計測される超音波の送信から受信までに要する第2の時間の時間差から流体の流量を算出する超音波流量計1Aにおいて、制御部20から、検出器1aの管状体(配管10)への取付け位置の調整に用いる超音波の信号を取り込み、取り込んだ信号の最大値を表示する表示部12を、検出器1a(1b)の少なくとも一方に設けたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管状体の内部を通過する流体の移動方向を斜め方向に横切る経路で送受信される超音波を検出し、その時間差から流体の流量を算出する超音波流量計に関する。
【背景技術】
【0002】
クランプオン型超音波流量計は、管状体の表面に配置され、管状体の内部を通過する流体の流量を計測する流量計である。クランプオン型超音波流量計は、その計測原理にしたがい、伝搬時間差式とドップラー式に分類できる。伝搬時間差式のクランプオン型超音波流量計は、管状体である配管の表面に設けられる超音波受信器を兼ねたトランスデューサ(検出器)で、内部を通過する流体の移動方向を斜め方向に横切る経路で送受信される超音波を検出し、当該検出された信号に基づき計測される超音波の送信から受信までに要する第1の時間(T1)と、続いて経路を逆方向に超音波を送信したときに計測される超音波の送信から受信までに要する第2の時間(T2)との時間差(T1−T2)から流体の流量を算出する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図3に、従来の伝搬時間差式のクランプオン型超音波流量計の内部構成が示されている。図3によれば、超音波流量計は、配管100の表面に設けられる超音波送受信器を兼ねたトランスデューサである検出器10a、10bと、超音波を送信したときに計測される超音波の送信から受信までに要する第1の時間(T1)と第2の時間(T2)との時間差(T1−T2)から流体の流量を算出して出力する制御部210と、により構成される。
【0004】
具体的に、制御部210は、送信回路216、送受信切替スイッチ(SW)217を介して検出器10a、10bを制御することにより、配管100の中を流れる流体中を横切って上流から下流に超音波パルスを交互に送信する。そして、検出器10a、10bで交互に受信された信号は、増幅器211で憎幅され、A/D(Analog/Digital)変換器212でデジタル値に変換され、演算部213に出力される。演算部213では、上記したように、超音波を交互に送信したときの送信から受信までに要する時間差から流体の流量を算出することにより流量を求め、表示部214や出力部215に出力する。このとき、表示部214には、演算部213で演算処理された流量や超音波の受信信号強度が表示される。なお、受信信号強度は、検出器10a、10bの配管100への最適な取付け位置を決めるために使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−365106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記した伝搬時間差式のクランプオン型超音波流量計に用いられる検出器10a、10bは、口径、水温、配管10の肉厚等によって最適な取付け位置が異なり、このため、取付け位置の目安として信号強度をモニタリングする必要がある。しかしながら、検出器10a、10bにはその信号強度を表示する表示器等のハードウェアが実装されていない。このため、信号強度を表示可能な制御部210が遠隔地にある場合、その取付け位置を探索するのが困難であった。
【0007】
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、信号強度を表示可能な制御部が遠隔地にある場合でも、検出器の配管への取付け位置を容易に探索できるようにした超音波流量計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するために本発明の超音波流量計は、管状体の表面に設けられ、前記管状体の内部を通過する流体の移動方向を斜め方向に横切る経路で送受信される超音波を検出する検出器と、前記検出器により検出された信号に基づき計測される前記超音波の送信から受信までに要する第1の時間、および続いて前記経路を逆方向に超音波を送信したときに計測される前記超音波の送信から受信までに要する第2の時間の時間差から前記流体の流量を算出するように制御する制御部と、前記検出器に設けられ、前記制御部から前記検出器の前記管状体への取付け位置の調整に用いる前記超音波の信号を取り込み、前記取り込んだ信号の最大値を表示する表示部と、を有することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、制御部から検出器の管状体への取付け位置を調整するために必要な超音波の信号を取り込み、取り込んだ信号の最大値を表示する表示部を検出器に設けたため、信号強度を表示可能な制御部が遠隔地にある場合でも、制御部に依存することなく検出器の配管への取付け位置を容易に探索できるようにした超音波流量計を提供することができる。
【0010】
本発明において、前記表示部は、前記制御部で前記検出器から出力される前記信号をAD変換して得られるデジタル値をサンプリングして得た前記最大値を前記表示に必要な分解能に変換して表示器に表示することを特徴とする。本発明によれば、検出器から出力される信号をアナログデジタル変換して得られるデジタル値を、サンプリングして得た最大値を表示する際の分解能を有する値に変換し、検出器に設けられた表示部に表示するため、信号強度を表示可能な制御部が遠隔地にある場合でも検出器の配管への取付け位置を容易に探索できるようになる。
【0011】
本発明において、前記表示部は、前記検出器から出力される前記信号のピーク値をホールドして表示器に表示することを特徴とする。本発明によれば、検出器から出力される信号のピーク値をホールドして検出器に設けられた表示部に表示するため、信号強度を表示可能な制御部が遠隔地にある場合でも検出器の配管への取付け位置を容易に探索できるようになる。
【0012】
本発明において、前記表示器に前記最大値またはピーク値を表示してから所定時間経過後に前記信号の最大値またはピーク値をリセットすることを特徴とする。本発明によれば、所定時間経過後に表示器に表示された最大値またはピーク値がリセットされ、直後に次のサンプリングで得た最大値またはピーク値の表示に切替えることができる。
【0013】
本発明において、少なくとも前記表示部に前記信号の最大値を表示するのに必要な電源容量を有し、前記制御部が有する電源とは独立に設けられる電源部を更に有することを特徴とする。本発明によれば、検出器に表示のための専用の電源を持つため、制御部から電源ラインを引き回す必要がなくなり、配線コストの低減がはかれる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、信号強度を表示可能な制御部が遠隔地にある場合でも、検出器の配管への取付け位置を容易に探索できるようにした超音波流量計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態1に係る超音波流量計の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る超音波流量計の動作を示すフローチォートである。
【図3】従来の伝搬時間差式のクランプオン型超音波流量計の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための実施の形態(以下、単に本実施形態という)について詳細に説明する。
【0017】
(実施形態1の構成)
図1は、本実施形態1に係る超音波流量計の構成を示すブロック図である。図1よれば、本実施形態1に係る超音波流量計1Aは、管状体である配管10の表面に設けられ、配管10の内部を通過する流体の移動方向を斜め方向に横切る経路で送受信される超音波を検出する検出器1a、1bと、この検出器1a、1bにより検出された信号に基づき計測される超音波の送信から受信までに要する第1の時間、および続いて経路を逆方向に超音波を送信したときに計測される超音波の送信から受信までに要する第2の時間との時間差から流体の流量を算出するように制御する制御部20と、から構成される。そして、特徴的には、検出器1aまたは1bの少なくとも一方に、制御部20から検出器1aまたは1bの配管10への取付け位置を調整するために必要な超音波の信号を取り込み、取り込んだ信号の最大値を表示する表示部12を設けたことにある。
【0018】
なお、表示部12として、例えば、LCD(Liquid Crystal Device)やLED(Light Emitted Diode)等が用いられる。以下、表示部12は、検出器1aが実装される基板に設けられるものとして説明する。
【0019】
制御部20は、増幅器21と、A/D変換器22と、演算部23と、表示部24と、出力部25と、送信回路26と、送受信切替SW27とにより構成される。制御部20は、送受信切替SW27を介して検出器1a、1bを制御することにより、配管10の中を流れる流体中を横切って上流から下流または下流から上流に超音波パルスを交互に送信する。そして、検出器1a、1bで交互に受信された信号は、増幅器21で増幅され、A/D変換器22でデジタル値に変換され、演算部23に出力される。演算部23は、超音波を交互に送信したときの送信から受信までに要する時間差から流体の流量を算出することにより流量を求め、表示部24や出力部25に出力する。
【0020】
検出器1aが実装される基板の中には、超音波の信号(パルス)を感知するセンサ部11と、検出器1aの配管10への取付け位置を調整するために必要な受信された超音波の信号強度を表示する表示部12の他に、ビットシフト演算部13と、最大値演算部14と、サンプリングSW15と、タイマ回路部16と、電源部17とが実装される。
【0021】
サンプリングSW15は、制御部20のA/D変換器22から信号線30を介して取り込まれるデジタル値と、外部から供給されるリセット信号とが入力され、タイマ回路部16から出力される制御信号によりいずれか一方の入力を有効とする入力切替えを行う。入力として信号線30側が有効になると、適当なサンプリング期間でA/D変換器22から出力されるデジタル値が取り込まれ、最大値演算部14に出力される。なお、サンプリング期間は、タイマ回路部16に初期設定されたパラメータTSにしたがうものとする。
【0022】
最大値演算部14は、サンプリング期間中に取り込まれたデジタル値の中からセンサ部11で受信した超音波の信号の信号強度を示す最大値を演算によって得、ビットシフト演算部13へ出力する。ビットシフト演算部13は、最大値演算部14で得られる最大値を表示部12の分解能に合わせて変換し、例えば、バーグラフや数値等の表示フォーマットで表示部12へ出力する。
【0023】
なお、タイマ回路部16には、最大値演算部14で演算によって得た最大値を、所定時間経過後にリセットするために必要なリセットタイミングTRについても初期設定されてあるものとする。タイマ回路部16は、そのリセットタイミングTRをカウントすると制御信号を生成し、サンプリングSW15をリセット信号入力側に切り替える。
【0024】
電源部17は、制御部20が有する電源(不図示)とは独立して設けられる、表示部12に最大値を表示するのに必要な電源容量を有するバッテリ等の小型電源である。
【0025】
(実施形態1の動作)
以下、図1に示す本実施形態1に係る超音波流量計1Aの動作について詳細に説明する。まず、検出器1aのセンサ部11で受信した超音波の信号は、制御部20に取り込まれ、送受信切替SW27を介して憎幅器21で憎幅され、A/D変換器22でデジタル値に変換され演算部23で流量等が計算される。演算部23では、変換されたデジタル値に基づき超音波の送信から受信までに要する第1の時間(T1)と、続く超音波の送信から受信までに要する第2の時間(T2)との時間差(T1−T2)から流体の流量を算出し、その結果を表示部24に表示する。
【0026】
なお、A/D変換器22でデジタル値に変換された信号は演算部23へ出力される他に、信号線30を介してサンプリングSW15の一方の入力端子にも出力される。サンプリングSW15は、タイマ回路部16の制御により信号線30側が有効になった場合に、デジタル値を1秒程度の適当なサンプリング期間で取り込んで最大値演算部14に出力する。続いて、最大値演算部14は、サンプリング期間中に取り込まれたデジタル値の中からセンサ部11で感知された超音波の信号の信号強度を示す最大値を演算によって得、ビットシフト演算部13でその最大値を表示部12の分解能に合わせて変換し、表示部12に、バーグラフや数値等の形態で視覚的に表示する。
【0027】
なお、最大値の表示期間中、タイマ回路部16の制御により、予め設定されたTRが経過すると、サンプリングSW15はリセット信号側に切り替わる。このため、リセット時間TR経過後、最大値演算部14で得られた最大値はリセットされ、直後にサンプリングSW15がA/D変換器22側に切り替えられ、再度、A/D変換器22でデジタル値に変換された信号が取り込まれる。このことにより、最大値演算部15は、次のサンプリング期間中に取り込まれたデジタル値の中から最大値を演算によって得、その最大値は、ビットシフト演算部13でバーグラフや数値等の表示分解能に合わせて変換され更新される。サンプリングSW15による入力切替えの都度リセット動作を挟んで最大値が更新され、その更新された最大値が都度表示部12に表示される。
【0028】
(実施形態1の効果)
本実施形態1に係る超音波流量計1Aによれば、制御部20から検出器1aの管状体(配管10)への取付け位置を調整するために必要な超音波の信号を取り込み、取り込んだ信号の最大値を表示する表示部12を検出器1a内に設けたため、信号強度を表示可能な制御部20が遠隔地に設置された場合でも、制御部20に依存することなく検出器1aの配管への取付け位置を容易に探索できるようになる。このとき、検出器1aから出力される信号をAD変換して得られるデジタル値をサンプリングして得た最大値を表示に必要な分解能に変換して表示部12に表示するため、バーグラフや数値等により直感で検出器1aの配管への取付け位置を容易に探索できるようになる。
【0029】
また、本実施形態1に係る超音波流量計によれば、所定時間経過後に表示部12に表示された最大値がリセットされ、直後に次のサンプリングで得た最大値の表示に切替えることができるため、動的に配管への取付け位置を容易に探索できるようになる。更に、表示部12に信号の最大値を表示するのに必要な電源容量を有る電源部17を、制御部20が有する電源とは独立に設けることにより、電源ラインの引き回しが不要になり、配線コストの低減がはかれる。
【0030】
(実施形態2の構成)
上記した本実施形態1に係る超音波流量計1Aは、制御部20で、信号を増幅しA/D変換して得られるデジタル値をサンプリングすることにより得られる最大値を表示部12に表示する構成としたが、以下に実施形態2として説明するように、AD変換前の増幅器21から出力されるアナログ信号を取り込み、そのピーク値を保持してアナログ表示しても同様の効果が得られる。図2は、本実施形態2に係る超音波流量計10Bの構成を示すブロック図である。以下、図2を参照しながら本実施形態2に係る超音波流量計10Bについて詳細に説明する。
【0031】
図2によれば、検出器1aは、センサ部11と、タイマ回路部16と、電源部17と、リセットSW18と、ピークホールド回路部19と、表示部33と、から構成される。センサ部11と、タイマ回路部16と、電源部17については、図1に示す実施形態1と同様のコンポーネントであるため、ここでの説明は省略する。リセットSW18には、制御部20のA/D変換器22への入力信号である増幅器21出力と、グランド端子に接続された基準電位信号とが入力されており、タイマ回路部16によって出力されるタイミング信号によって有効になる入力が切り替わる構成になっている。なお、制御部20の構成は、図1に示す実施形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0032】
(実施形態2の動作)
いま、タイマ回路部16により、信号線30を介して到来する増幅器21出力が入力信号として有効になった場合、ピークホールド回路部19で入力信号中の最も大きな値または最も低い値が一定に保持され、ここで保持されたピーク値が表示部33にアナログ表示される。なお、タイマ回路部16が予め設定されたパラメータにしたがいリセットタイミングを検知することにより、リセットSW18がグランド端子側に切り替わり、その結果、ピークホールド回路部19で保持されたピーク値がリセットされ、表示部33への表示が更新される。また、リセットSW18は、リセット直後に信号線30側に切り替わり、ピークホールド回路部19でのピーク値の保持、表示部33へ保持したピーク値の表示動作を繰り返す。
【0033】
(実施形態2の効果)
本実施形態2に係る超音波流量計によれば、検出器1aから出力される信号のピーク値をホールドして検出器1aに設けられた表示部12にアナログ表示するため、信号強度を表示可能な制御部が遠隔地にある場合でも検出器1aの配管への取付け位置を容易に探索できるようになる。また、表示部33にピーク値を表示してから所定時間経過後にそのピーク値をリセットし、直後に次のサンプリングで得たピーク値の表示に切替えることができで、動的に配管への取付け位置を容易に探索できるようになる。更に、実施形態1同様、表示部33は信号のピーク値を表示するのに必要な電源容量を有る電源部17を、制御部20が有する電源とは独立に設けることにより、電源ラインの引き回しが不要になり、配線コストの低減がはかれる。
【0034】
なお、本実施形態1、2に係る超音波流量計によれば、表示部12は、検出器1aに設けられるものとして説明したが、検出器1bに設けてもよく、また、その両方に備わってもよい。両方に表示部12(表示部33)を設けることにより、検出器1a、1bの配管への取付け位置の探索を連続的にそれぞれ独立して行なうことができるといった、一方に設けた場合に無い利点が得られる。本発明は、超音波流量計に限らず計測器全般への適用が可能であり、特に、検出系と制御系とが離れて設置される場合に顕著な効果が得られる。
【0035】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0036】
1A、1B・・・超音波流量計、10・・・管状体(配管)、1a、1b・・・検出器、11・・・センサ部、12・・・表示部、13・・・ビットシフト演算器、14・・・最大値演算部、15・・・サンプリングSW、16・・・タイマ回路部、17・・・電源部、18・・・リセットSW、19・・・ピークホールド回路部、20・・・制御部、21・・・増幅器、22・・・AD変換器、23・・・演算部、24・・・表示部、25・・・出力部、26・・・送信回路、27・・・送受信切替SW、30・・・信号線、33・・・表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
管状体の表面に設けられ、前記管状体の内部を通過する流体の移動方向を斜め方向に横切る経路で送受信される超音波を検出する検出器と、
前記検出器により検出された信号に基づき計測される前記超音波の送信から受信までに要する第1の時間、および続いて前記経路を逆方向に超音波を送信したときに計測される前記超音波の送信から受信までに要する第2の時間の時間差から前記流体の流量を算出するように制御する制御部と、
前記検出器に設けられ、前記制御部から前記検出器の前記管状体への取付け位置の調整に用いる前記超音波の信号を取り込み、前記取り込んだ信号の最大値を表示する表示部と、
を有することを特徴とする超音波流量計。
【請求項2】
前記表示部は、
前記制御部で前記検出器から出力される前記信号をAD変換して得られるデジタル値を、サンプリングして得た前記最大値を前記表示する際の分解能を有する値に変換して表示器に表示することを特徴とする請求項1記載の超音波流量計。
【請求項3】
前記表示部は、
前記検出器から出力される前記信号の最大値をホールドして表示器に表示することを特徴とする請求項1記載の超音波流量計。
【請求項4】
前記表示器に前記最大値を表示してから所定時間経過後に前記信号の最大値をリセットすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の超音波流量計。
【請求項5】
少なくとも前記表示部に前記信号の最大値を表示するのに必要な電源容量を有し、前記制御部が有する電源とは独立に設けられる電源部を更に有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の超音波流量計。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2013−72854(P2013−72854A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−214452(P2011−214452)
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【出願人】(000006507)横河電機株式会社 (4,443)
【Fターム(参考)】