説明

足指整列構造を備えるフットウェア

適切な歩行と丈夫な足を増進する健康志向フットウェアが提供される。フットウェアは靴底を含む。靴底とともに構成されて、内底に対する足の横方向移動を実質的に防止するとともに使用者の足親指および残りの足指のうち一つ以上を少なくとも部分的に被覆せず露出させるように使用者の足を内底に固定保持する構造を持つ固定甲部も、フットウェアが含むとよい。足指整列構造は、立つ、歩く、走る、泳ぐ、および足の筋肉が使用されている他の動作の間に残りの足指から離す方向で足親指に力を誘導するように、固定甲部と靴底との間に構成されて使用者の足親指と残りの足指との間に延在する構造を持つとよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本教示は、生体力学的に正しい位置に足を整列させるのに役立つ健康志向フットウェアに関連する。本教示はとりわけ、足指が自由に独立して動くようにしながら第1中足骨関節との整列状態に足親指を配置する足指整列構造を、足親指と残りの足指との間に有するフットウェアに関連している。フットウェアは、足が内底からずれるのを防止する固定構造も含む。フットウェアは、適切な歩行および丈夫な足を増進し、これは上半身の傷害を防止するのに役立つ。
【背景技術】
【0002】
本出願は、包括的に援用されている2010年1月15日出願の先願である米国仮特許出願第61/282,300号の優先権を主張する。本願はまた、やはり包括的に援用されている2011年1月11日出願の米国特許出願第13/004,850号を援用している。
【0003】
現代のフットウェアは、着用者の足指が自然な形で広がって機能するには狭すぎるつま先部分を有していることが多い。このようなフットウェアは足に制約を加えることで、時間とともに足および足指を変形させて非整列状態にする。すなわち、足指が相互に角度を成し、直立位置にある時または動作中に身体を安定させるように親指が広がるのではなく残りの足指の方を向くようになるのである。それぞれ健康な整列状態の足を非整列状態の足と比較した図1Aおよび1Bを参照すると、この現象が観察される。非整列状態の足は、図1Bでは、比較的広い外反母趾角度HVを有するものとして特徴が描かれている。
【0004】
現代のフットウェアは、腱膜瘤、足底筋膜炎、外反母趾、踵部骨棘、骨棘、鶏眼、テーラー腱膜瘤、槌状趾、神経腫、およびアーチ崩れなどであるがこれらに限定されない足疾患を引き起こすか、これを悪化させることが分かっている。足の疾患は、例えば足首、膝、腰、背中、首の骨格または筋肉の非整列状態といった上体の疾患に対応することが多い。
【0005】
健康な足では、身体のバランスを取るのを助けて圧力を足に分散させるように、足指が動いて広がる。こうして、足のアーチ、腱、骨、および筋肉が身体を支持するように一緒に機能する。残りの足指および踵部とのバランスを取るものとして作用するのは、足親指である。足親指と残りの足指と踵部とが足のアーチをしっかり固めて身体を支持する。例えば橋のようなアーチを形成する構造のように、アーチは上からの非常に大きな重量を支持することが可能である。しかしアーチの曲線の下から圧力が印加された場合には、アーチはすぐに弱くなって崩れることがある。この概念は足のアーチにも当てはまり、多くの人にとってアーチサポートの使用が実際には足の強度を弱めることがあるのはこのような理由による。
【0006】
アーチをしっかり固めることに加えて、足親指の位置は、歩いているか走っている時には自然な歩行サイクルの終わりのつま先離れの際に重要である。足親指は一歩の終わりに踏み出す時に身体の重量を支持する。足親指が適切に整列されていない場合には、第1中足骨関節が身体の重量を支承して、時間とともに足が整列状態から外れる。足親指と第1中足骨関節と踵部が一直線に構成されていない図1Bに、非整列状態が示されている。この非整列状態は、残りの足指および踵部とのバランスを取るものとして足親指が作用するのを妨げる。この結果、腱膜瘤、足底筋膜炎、アーチ崩れ、槌状趾、および他の疾患が生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、現代のフットウェアが引き起こすダメージを解消するため足指および足を最も健康的な位置に移動させることにより足を再整列させることができるフットウェアの必要性が存在する。立つ、歩く、走る、泳ぐ際、および足の筋肉が使用されている他の活動中には、このようなフットウェアが足にとって有益である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本教示は、靴底と固定甲部とを含む健康志向フットウェアを提供する。固定甲部は、靴底とともに構成され、靴底の内底に対する足の横方向移動を実質的に防止して、使用者の親指および残りの足指のうち一つ以上を少なくとも部分的に被覆せず露出させるように使用者の足を内底に固定保持する構造を持つ。足指整列構造は、固定甲部と靴底との間に構成され、立つ、歩く、走る、泳ぐ、および足の筋肉が使用されている他の動作の間に残りの足指から離す方向で足親指に力を誘導するように使用者の足親指と残りの指との間に延在する構造を持つ。
【0009】
本教示はまた、靴底と輪郭付き内底とを含む健康志向フットウェアも提供する。輪郭付き内底は、使用者の足を収容して、内底に対する足の横方向移動を実質的に防止するような形状を持つ。甲部は、靴底とともに構成されて、使用者の足親指および残りの足指のうち一つ以上を少なくとも部分的に被覆せず露出させる構造を持つ。足指整列構造は靴底とともに構成され、立つ、歩く、走る、泳ぐ、および足の筋肉が使用されている他の動作の間に残りの足指から離す方向で足親指に力を誘導するように使用者の親指と残りの足指との間に延在する構造を持つ。
【0010】
本教示はさらに、靴底と固定甲部とを含む健康志向フットウェアを提供する。固定甲部は靴底とともに構成され、靴底の内底に対する足の横方向移動を実質的に防止して、使用者の足親指および残りの足指のうち一つ以上を少なくとも部分的に被覆せず露出させるように内底に使用者の足を固定保持する構造を持つ。足指整列構造は、靴底とともに構成されて、立つ、歩く、走る、泳ぐ、および足の筋肉が使用されている他の動作の間に残りの足指から離す方向で足親指に力を誘導するように使用者の足親指と残りの足指との間に延在する構造を持つ。
【0011】
様々な実施形態の付加的な特徴および長所の一部は以下に続く説明で提示され、一部はこの説明から明らかであるか様々な実施形態の実施により理解されるであろう。様々な実施形態の目的および他の長所は、説明部分で詳しく指摘される要素および組合せによって実現および達成されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1A】足親指と第1中足骨関節と踵部とが整列状態にある健康な足を示す。
【図1B】比較的広い外反母趾角度HVを持つ非整列状態の足を示す。
【図2A】本教示のフットウェアに固定され内底上の適切な位置にしっかりと保持さ
【図2B】内底に緩く保持され、内底に対して不適切な位置となるように内底に対してずれた足を示す。
【図3A】好適な実施形態によるひも状甲部を含む本教示のフットウェアの代替的な側面図を示す。
【図3B】好適な実施形態によるひも状甲部を含む本教示のフットウェアの代替的な側面図を示す。
【図3C】図3Aおよび3Bのフットウェアの上面図を示す。
【図4A】実施形態による足指整列構造および固定構造を包含する他のタイプのフットウェアを示す。
【図4B】実施形態による足指整列構造および固定構造を包含する他のタイプのフットウェアを示す。
【図4C】実施形態による足指整列構造および固定構造を包含する他のタイプのフットウェアを示す。
【図4D】実施形態による足指整列構造および固定構造を包含する他のタイプのフットウェアを示す。
【図4E】実施形態による足指整列構造および固定構造を包含する他のタイプのフットウェアを示す。
【図4F】実施形態による足指整列構造および固定構造を包含する他のタイプのフットウェアを示す。
【図4G】実施形態による足指整列構造および固定構造を包含する他のタイプのフットウェアを示す。
【図4H】実施形態による足指整列構造および固定構造を包含する他のタイプのフットウェアを示す。
【図4I】実施形態による足指整列構造および固定構造を包含する他のタイプのフットウェアを示す。
【図5A】実施形態によるグラディエータ型フットウェアに包含される足指整列構造を示す。
【図5B】実施形態によるウェッジ型フットウェアに包含される足指整列構造を示す。
【図5C】実施形態によるオープントゥパンプスに包含される足指整列構造を示す。
【図5D】実施形態による被覆グラディエータ型フットウェアに包含される足指整列構造を示す。
【図6A】割れ靴底構成を含むフットウェアの実施形態を示す。
【図6B】割れ靴底構成を含むフットウェアの実施形態を示す。
【図6C】割れ靴底構成を含むフットウェアの実施形態を示す。
【図6D】割れ靴底構成を含むフットウェアの実施形態を示す。
【図6E】割れ靴底構成を含むフットウェアの実施形態を示す。
【図7A】割れ靴底を有するフットウェアの上に構成される足指整列構造の実施形態を示す。
【図7B】割れ靴底を有するフットウェアの上に構成される足指整列構造の実施形態を示す。
【図7C】割れ靴底を有するフットウェアの上に構成される足指整列構造の実施形態を示す。
【図8】割れ靴底の足親指側に構成された足指整列構造を含む本教示のフットウェアを示す。
【図9A】実施形態による足指整列構造の形状および構成と着用者の足との上面図を示す。
【図9B】実施形態による足指整列構造の形状および構成と着用者の足との上面図を示す。
【図9C】実施形態による足指整列構造の形状および構成と着用者の足との上面図を示す。
【図9D】実施形態による足指整列構造の形状および構成と着用者の足との上面図を示す。
【図9E】実施形態による足指整列構造の形状および構成と着用者の足との上面図を示す。
【図9F】実施形態による足指整列構造の形状および構成と着用者の足との上面図を示す。
【図10A】実施形態による足指整列構造の形状の斜視図を示す。
【図10B】実施形態による足指整列構造の形状の斜視図を示す。
【図10C】実施形態による足指整列構造の形状の斜視図を示す。
【図10D】実施形態による足指整列構造の形状の斜視図を示す。
【図10E】実施形態による足指整列構造の形状の斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
上記の大まかな説明と以下の詳細な説明の両方は例示的および説明的なものに過ぎず、本教示の様々な実施形態の説明を提供することを意図したものであることは言うまでもない。
【0014】
本教示は、足親指10と第1中足骨関節20と踵部30とを直線上に配置するように機能する足指整列構造50を含む健康志向フットウェア100に関連する。図2Aは、本教示のフットウェア100に固定されて、足の中心点を越えて靴底に装着される調節式ストラップアセンブリをこの場合には含む丈夫な固定構造60により内底80に正確に固定保持される足を示している。立つ、歩く、走る、および他の動作の間に、フットウェア100の足指整列構造50は固定構造60とともに機能し、靴底の内底80に足を固定して、足指が自由に独立して動くようにしながら生物力学的に正しい位置に足を整列させる。
【0015】
フットウェア10の構造は、作用中の正確な整列状態で足の筋肉を起動させて足の運動および強化を行うことにより、適切な歩行および丈夫な足を増進する。これに関して、本教示のフットウェア100は、足の足親指10の軸と第2中足骨関節20との間に形成される角度である外反母趾角度HVを積極的に狭くすることによって足を再整列させるように機能する。
【0016】
図2Bに示されているように、残りの足指から離すように足指整列構造50が足親指10に加える力は、内底80から足をずらし、これにより足の踵部30は内底80の外側または横側へ移動する傾向がある。後述するように、フットウェア100の固定構造60は、立つ、歩く、走る、および他の動作の間に足を正確に内底80の上に固定保持および配置することで内底80に対する横方向移動がほとんどまたは全く生じないように、十分な固定力を加えるような設計を持つ。
【0017】
図2Aおよび3A〜3Cを参照すると、固定構造60は、足指整列構造50により足親指10に加えられる力に反して内底80に足を固定保持するように構成された固定甲部62を含むとよい。固定甲部62は、立つ、歩く、走る、および他の動作の間にフットウェア100が着用される時に、内底80に対する足の横方向ずれを実質的に防止する。そのため、固定甲部62は、内底80に足を保持および維持できる比較的丈夫なストラップを含むとよい。内底80は実質的に平坦であるか、後述するように輪郭付きであってもよい。こうして固定甲部62は、足指整列構造50により加えられる力のすべてが足親指10に誘導されるようにすることで、歩いているか走っている間に第1中足骨関節との整列状態に足親指を配置するように機能する。
【0018】
付加的または代替的に、本教示のフットウェア100の固定構造60は、靴底70の内底80に足を収容して、横方向移動がほとんどまたは全くない状態で固定保持するような設計を持つ輪郭付き内底82を含むとよい。少なくとも図3A〜3Cに関して以下でさらに詳しく述べるように、輪郭付き内底82は、全体的陥入内底、陥入踵部カップ、部分的または全体的な隆起側壁、槌状趾パッド、適度アーチ、足指ガード、および/または内底に適切に整列された足の維持を助けることのできる他の追加構造のうち一つ以上を含むとよい。輪郭付き内底82は、陥入踵部カップの場合のように足の一部分を支持するように構成されるか、足の底部全体を支持するように構成されるとよい。固定甲部62と同様に、輪郭付き内底82は内底80の上の定位置に足を固定することで、足指整列構造50により加えられる力のすべてが足親指10に誘導されて第1中足骨関節20との整列位置に足親指10を配置するように機能する。
【0019】
内底80または輪郭付き内底82は、靴底70と一体的に形成されても、靴底70とは別の部材として形成されてもよい。
【0020】
本教示の足指整列構造50は、足親指10を他の足指から分離するため残りの足指から離す方向で不整列状態の足親指に加えられる力を発生させる形状および構成を持つ。足指整列構造50は、足親指10または他の足指と接触した時にずれるか動くことのないようにフットウェア100の靴底70に固定支持された半剛性構造であるとよい。足指整列構造50は、長さ、形状、および靴底70の内底80における位置が変化してもよい。足指整列構造50の様々な形状が図7A〜7C,9A〜9F,10A〜10Eに示されているが、ここに示されたものに限定されるわけではない。
【0021】
図9Cおよび9Dに示されているように、足指整列構造50は足親指10と第2足指40との間に長さ方向に延在し、足親指10の全長にわたって伸びているとよい。足指整列構造50はまた、フットウェア100の靴底70の前方先端から、足親指10と第2足指40との間のひだ(フリップフロップのひもが一般的に位置するところ)まで伸びていてもよい。図9Bに示されているように、足指整列構造50の長さが短くなっているが、それでも足親指10を真っ直ぐにさせることが可能であるとよい。このような場合、足親指10と第2足指40との間のひだまでは延在しないように、足指整列構造50が短くなっているとよい。足指整列構造50は、足親指10を整列状態にするいかなる長さ、形状、または幅で足親指10の中央長さに沿って伸びていてもよい。例えば、図9Eに示されているように、足親指10と残りの足指との間の空間に沿ったいかなる箇所に足指整列構造50が載置されてもよい。比較的重度の足の奇形では足指を完全に直線状にすることが不可能となるので、外反母趾による異なる程度の奇形にも対応するように、足指整列構造50は図9Fのようにいかなる角度で内底80に載置されてもよい。反対に、あるタイプの足については、足親指10と残りの足指との間にもっと広がりが生まれるように足指整列構造50が傾斜していてもよい。図10Dおよび10Eに示されているように、足親指10および/または第2足指40の内側のシルエットに対応するような形状を足指整列構造50が有してもよい。
【0022】
本教示のフットウェア100のように全体的甲部のないフットウェアに足指整列構造50を設けると、足の足指が垂直および水平方向に摩擦なしで自由に独立して動くようになる。その結果、フットウェア100が着用されている時には、主な接触点は足親指10の内側面である一方で、足指の残りの表面は被覆されずに、鶏眼、水疱、嵌入爪、およびその他などの疾患を生じる結果をもたらす摩擦点から自由となる。足指整列構造50により、着用者の足親指10は残りの足指から実質的に独立して動くことができる一方で、足親指10と第1中足骨関節20と踵部30とが整列される。着用者が立っている時、また自然な歩行サイクルの終わりのつま先離れの際に足親指10の整列および独立動作は重要であり、それはこうして着用者が素足での歩きおよび走りを再現できるからである。同時に、固定甲部62および/または輪郭付き内底82は、内底80に足がしっかりと載置された状態にする安定要素として作用するとともに、足が内底80からずれるのを防止する。
【0023】
上記のように、本教示のフットウェア10の設計により、足指整列構造50により加えられる力が足親指10に誘導されるようになる。使用中にこの力は、図2Aに示されているように足親指10と第1中足骨関節20との間に形成される外半母趾角度HVを狭くすることにより足を再整列する。足指整列構造50により足親指10に加えられる力は、足の筋肉を鍛えて、過度のアーチサポートがなくても足を適切な整列状態で支持する。この再整列は、非整列状態の足親指、足底筋膜炎、アーチ崩れ、およびその他など、現代のフットウェアにより生じる足の疾患と関連する苦痛および不快感を緩和または軽減できる。
【0024】
本教示のフットウェア100は、立つ、歩く、走る、および他の動作の間に適切な整列状態で筋肉を起動させ訓練することにより、着用者が積極的に足を強化できるようにする。これは、着用者が静止している時のみ足の整列を促進できる周知のフットウェアと対照的である。
【0025】
同時に、本教示のフットウェア100の構造は、足指を部分的に露出させる。フットウェア100の開放性は、鶏眼、皮膚硬結、および腱膜瘤の形成を招く、立つ、走る、歩く、および他の動作の間の全体的甲部との摩擦による擦れを防止する。これは、足の足指のうち一つ以上のための包囲ポケットを含む周知のフットウェアと対照的である。このようなポケットでは、特に垂直方向には上下に、または水平方向には足から離れるように、足指が摩擦なく自由に動くことができない。
【0026】
様々な実施形態によれば、本教示のフットウェア100は、着用者の足親指100を第1中足骨関節20および踵部30と整列させながら足親指を残りの足指から実質的に独立して動かし曲げることができる。フットウェア100は、健康、回復、および治療の特性を有し、ファッショナブルに製作され、また着用者の足への着脱が容易である。フットウェア100は、ビーチやロッカールームなどの濡れた状況でも使用可能である。さらに、本教示のフットウェア100の特徴は、シューズの外観を損なうことなく他の型のフットウェアに容易に取り入れることができる。
【0027】
図3Aは、サンダル型シューズの形のひも状甲部を含む固定甲部62と組み合わされた足指整列構造50を含むフットウェア100の好適な実施形態を示す。ひも状甲部62は、靴底70の片側から足の中足部に延在するように構成された調節式ストラップ66を含む複数のストラップを有するとよい。ひも状甲部62のストラップは、立つ、歩く、泳ぐ、走る、および他の動作の間に足の横方向ずれを防止する方法で靴底70の内底80の定位置に足をしっかりと固定するように構成されている。
【0028】
好適な実施形態のフットウェア100の内底80の全部または一部が、輪郭付き内底82を形成するように陥入していてもよい。輪郭付き内底82は、立つ、歩く、走る、および他の動作の間に足の横方向支持を行って足のずれを実質的に防止することができる。輪郭付き内底82は、全体的陥入内底82、陥入踵部カップ84、部分的または全体的な隆起側壁86、槌状趾パッド、適度アーチ88、部分的足指ガード94、全体的足指ガード96、および/または内底80において適切に整列された足の維持を助ける他の追加構造のうち一つ以上を含むとよい。図3Aの甲部62に示されているように、隆起側壁86は甲部62の一部として一体的に形成されてもよい。
【0029】
フットウェア100の足指整列構造50は、半剛性構造の形でよい。足指整列構造50は、ひも状甲部62のひもストラップ64の下面に一端部が装着されるとよい。足指整列構造50の他端部は、靴底70の内底80にしっかりと装着されるとよい。
【0030】
様々な実施形態によれば、足指整列構造50は一端部で靴底70に装着され、反対の端部で固定甲部62に接続されていなくてもよい。足指整列構造50は、足親指10を残りの足指から分離するように、足親指10の長さに沿って足親指10と第2足指40との間で、靴底70に対して実質的に垂直に延在するように構成されるとよい。足指整列構造50は、靴底70およびひもストラップ64に対して可変角度に載置されるとよい。足指整列構造50は、着用者の足のサイズに応じて、多様な形状、長さ、厚さ、および幅を有するとよい。図9A〜9Fおよび10A〜10Eを参照すること。足指整列構造50は、固定甲部62のひもストラップ64と一体的に形成されるとよい。足指整列構造50は、ひもストラップ64と同じ材料で製作されても、異なる材料で製作されてもよい。足指整列構造50は、内底80および/または靴底70と一体的に形成されてもよい。足指整列構造50は、内底80および/または靴底70と同じ材料で製作されても、異なる材料で製作されてもよい。足指整列構造50は、射出成形EVA、圧縮成形EVA、伸縮布、ゴム、皮革、合成皮革、およびその他など、多様な材料で製作されるとよい。
【0031】
図3Cに最も分かりやすく示されているように、固定甲部62は、フットウェア100が好みに合ったフィット感を容易に提供するように調節式ストラップ類を含むとよい。調節式ストラップ類は、靴底70の片側から延出して固定甲部62の反対側に形成された開口部68を通る調節式ストラップ66を含むとよい。調節式ストラップ66は足に締め付けられて、面ファスナ構成58または当該技術で周知の他のファスナ構成を介して、それ自体に固定される。代替的に、固定甲部62は非調節式である固定ストラップ類として形成されてもよい。固定甲部62は、射出成形EVA、圧縮成形EVA、伸縮布、ゴム、皮革、合成皮革、およびその他など、足指安定部50と同じ材料で製作されても、異なる材料で製作されてもよい。
【0032】
フットウェア100の靴底70は、軟質の可撓性材料か、射出成形EVAまたはプラスチック、ゴム、皮革、コルク、およびその他などの比較的堅固な材料で製作されるとよい。靴底70は、着用者の足に適度なアーチサポートを提供する形状を持つ。加えて、靴底70は、快適性を増すための深い踵部カップ84と追加緩衝材を備えてもよい。靴底70は、同じか異なる材料による二つ以上の層の積層体として形成されてもよい。
【0033】
図4Eのフットウェア100に示されているように、本教示のフットウェア100の外底72は、グリップの向上または可撓性のため溝および/または筋78を備えるとよい。外底72の溝および/または筋78は様々なデザインを有し、様々な奥行、厚さ、質感、色彩、およびその他のものでよい。外底72は、ゴム、皮革、および合成皮革など多様な材料で製作されるとよい。外底72は、靴底70と同じ材料で製作されても、射出成形ラテックスEVA、ゴム、皮革、および合成皮革など多様な材料で製作されてもよい。外底72は靴底70と一体的に形成されてもよい。
【0034】
様々な実施形態によれば、一体的に形成された単体ユニットとしてフットウェア100が製作されるとよい。例えば、固定甲部62と靴底70とは、射出成形により単体ユニットして製作されるとよい。代替的に、フットウェア100の固定甲部62と足指整列構造50と靴底70とが別々の構成要素として製作されてもよい。例えば、一体的に形成された足指整列構造50と別に製造された固定甲部62とを備える圧縮成形による靴底70をフットウェア100が含むとよい。別の溝および/または筋78が靴底70に追加されてもよい。また、グリップまたは質感などのための装飾または実用目的で、別の内底層80が靴底70に重ねられてもよい。様々な実施形態によれば、別の足指整列部品50と別に製造された固定甲部62とを収容するスロットを備える靴底70をフットウェア100が含んでもよい。
【0035】
様々な実施形態によれば、本教示のフットウェア100は、サンダルなどのひも型フットウェアに限定されない。例えば図4A〜4I、図5A〜5D、図6A〜6D、および図8に示されているような他の様々なタイプのフットウェア100に、足指整列構造50および固定構造60が設けられてもよい。
【0036】
例えば図4Aは、足指整列構造50と靴底70に足を固定してずれを防止するように機能する踵部キャップ42とを含むフットウェア100を示している。
【0037】
図4Bは、靴底70と長尺の調節式ストラップ67との間に延在する足指整列構造50を含むフットウェア100を示している。付加的または代替的に、靴底70に足を固定して内底82における足のずれを防止するために陥入内底82が設けられるとよい。
【0038】
図4Cは、内底82での足の横方向ずれを防止する隆起側壁86を備える足指整列構造50を含むフットウェア100を示している。付加的または代替的に、本教示のフットウェア100の隆起側壁86は、陥入踵部カップ84など、輪郭付き内底82の他の構成要素を含んでもよい。
【0039】
図4Dは、上に延出する片持ち梁式の足指整列構造50と、靴底70に足を固定してずれを防止するため中足部に構成された長尺の調節式ストラップ67とを含むフットウェア100を示している。
【0040】
図4Eは、調節式ストラップ66と、靴底70に足を固定するように構成された踵部カップ84とを備える足指整列構造50を含むフットウェア100を示している。グリップの向上または可撓性のための溝および/または筋78を備える外底72が示されている。
【0041】
図4Fは、一方の係留ストラップ69’’が足を横側で保持して反対の係留ストラップ69’が内側に巻き付いて靴底70に足を固定するとともにずれを防止するという偏心ストラップ類を備える足指整列構造50を含むフットウェア100を示している。ストラップ類69’’は、足の横方向ずれを防止するように、69’’’の付近ではより丈夫な帯または剛性の高い硬度計で構成されるとよい。
【0042】
図4Gは、踵部キャップ42に接続されたストラップ構成とともに構成された足指整列構造50を含むフットウェア100を示している。ストラップ類構成および踵部キャップ42は、靴底70に足を固定してずれを防止するように機能する。代替例では、足の踵部の周囲に大きめの構造を設けて陥入踵部カップ84などの輪郭付き内底を追加せずに横方向ずれを防止できるように、踵部キャップ42の幅が広げられるとよい。
【0043】
図4Hは、靴底70に足を固定してずれを防止するように機能する踵部キャップ42に接続された別のストラップ構成とともに構成された足指整列構造50を含むフットウェア100を示している。
【0044】
図4Iは、靴底70に足を固定してずれを防止する被覆グラディエータ型のシューズとして設けられた一つの連続部材により形成される固定甲部62とともに構成された足指整列構造50を含むフットウェア100を示している。
【0045】
図5A〜5Dは、グラディエータ型フットウェア110、ウェッジ型フットウェア120、オープントゥパンプス130、および被覆グラディエータ型フットウェア140に設けられた足指整列構造50をそれぞれ示している。図3A〜3Cに示されたひもフットウェアと同様に、足親指10を中足骨関節20と整列させるため足親指10と残りの足指との間で靴底70の内底80に対して実質的に垂直に足親指10の長さに沿って延在するように、足指整列構造50が構成されるとよい。
【0046】
図5Aのグラディエータ型フットウェア110に示されているように、固定甲部62は、複数のフットストラップ74と複数のアンクルストラップ76とを含むとよい。固定甲部62は、図5Dの被覆グラディエータ型フットウェア140に設けられるように一つの連続部材であってもよい。フットウェア110,120,130,140の各々では、ストラップは図示された数および幅に限定されず、フットまたはアンクルストラップ74,76を何本含んでもよい。ストラップ74,76は、プラスチック、皮革、合成皮革、およびその他など、多様な材料で製作されてもよい。
【0047】
フットウェア110,120,130,140は、ウェッジヒール90、または例えばプラットフォームヒール、スパイクヒール、およびその他など、他のタイプのヒール90を含んでもよい。ヒール90は多様な高さおよび幅であってもよい。使用時に、ヒール90の形状から生じる角度で着用者の足に誘導される身体の圧力が、内底80に足をしっかりと固定する保持力として固定甲部62を補って、ずれを防止する。加えて、ここに開示される他のフットウェア100のいずれも、ウェッジヒール、プラットフォームヒール、スパイクヒール、およびその他を含んでもよい。
【0048】
図6A〜6Eを参照すると、本教示のフットウェア100は、様々な実施形態による割れ靴底を含んでもよい。図6Aに示されているように、割れ靴底は、足指整列構造50の付近の靴底70にある切込み90により形成されるとよい。切込み90を設けて割れ靴底にすると、立つ、歩く、走る、および他の動作の間に、残りの足指に対する横方向と水平方向の両方における足親指10の独立動作がさらに可能となる。
【0049】
図6Aおよび6Bに示されているように、切込み90の付近において一端部ではひもストラップ64の下面に、また他端部では靴底70の内底80に、足指整列構造50が装着されるとよい。足指整列構造50は、ひもストラップ64と一体的に形成されるとよい。足指整列構造50は、靴底70と一体的に形成されても、別の独立した構造であってもよい。足親指10の長さに沿って、靴底70に対して実質的に垂直に、または何らかの角度で延在するように足指整列構造50が構成されるとよい。また、足指整列構造50は、足親指10を残りの指から分離するように足親指10と第2足指40との間に延在してもよい。
【0050】
図6Cに示されているように、靴底70の上面は上敷き92を含んでもよい。上敷き92は、割れ靴底を形成する切込み90を被覆するように靴底70の上面に固定されるとよい。上敷き92は、皮革、合成皮革、およびゴムなど、多様な材料で製作されるとよい。上敷き92は、靴底70と一体的に形成されても、図6Cに示されているように別の部材として固定されてもよい。
【0051】
図6Dおよび6Eは、割れ足指整列部として構成された足指整列構造50を含む、様々な実施形態によるフットウェア100を示している。図6Eに最も分かりやすく示されているように、割れ足指整列部50は、靴底70に形成された割れ目または切込み90の間で略V字形に外向きに延在する二つの整列構造52,54を含むとよい。フットウェア100が着用者の足に載置されると、残りの足指から離す方向で非整列状態の足親指10に加えられる力を整列構造52が発生させるように、割れ足指整列部50は足親指10を残りの足指から分離させる機能を果たす。
【0052】
図6Dを参照すると、靴底70の前部から延出して、着用者の前足指のうち一つ以上を部分的に保護できるような形で上向きになっている部分的足指ガード構造96がフットウェア100に設けられてもよい。
【0053】
図6Eを参照すると、靴底70の前部から延出して、着用者の足の前足指のうち一つ以上を全体的に保護できるような形で上向きになっている全体的足指ガード構造96がフットウェア100に代替的に設けられてもよい。
【0054】
図6Dおよび6Eのフットウェア100は、中央足エリアに延在して靴底70の定位置に足を固定して横方向のずれを防止するように構成された調節式ストラップ66を有するひも状固定甲部62も含むとよい。フットウェア100は、全体的または部分的陥入内底、陥入踵部カップ84、部分的または全体的な隆起側壁86、槌状趾パッド、適度アーチ88、または足が内底と適切に整列されるのを助ける他の追加構造のうち一つ以上を含む輪郭付き内底82を含むとよい。
【0055】
図7A〜7Cは、割れ靴底を有する靴底70に構成されるものとしての足指整列構造50の多様な実施形態を示す。
【0056】
すなわち、図7Aは、靴底70にある切込み90の足親指側に構成された長尺プレートとして形成された足指整列構造50の斜視図を示している。このような足指整列構造50を包含するフットウェア100は、図8に示されている。このフットウェア100は、一体的な射出成形部材または様々な部材として製作されるとよい。
【0057】
図7Bは、V字形に構成された二つの整列プレート52,54を含む割れ足指整列部50の斜視図を示す。このような割れ足指整列部50は、図6Dおよび6Eに示されたフットウェア100に包含される。各整列プレート52,54は、靴底70の切込み90のいずれの側に構成されてもよい。
【0058】
図7Cは、靴底70にある切込み90の残りの足指側に構成された長尺プレートとして形成された足指整列構造50の斜視図を示している。
【0059】
図9A〜9Dは、様々な実施形態による足指整列構造50の多様な形状および構成と着用者の足との上面図を示している。
【0060】
図10A〜10Eは、様々な実施形態による足指整列構造50の様々な形状の斜視図を示している。
【0061】
本教示のフットウェア100は、固有受動フィードバックを身体に提供するため自然のままの生体力学的に正しい足の動きを促進する、素足で歩くおよび走る動作から発案されたものである。この範疇の周知のフットウェアは現在、足疾患をすでに持っており素足では歩けない人々の大部分を対象にしたものではない。本教示のフットウェア100は、全体甲部からの摩擦なしで足親指を第1中足骨および踵部と整列させながら着用者の足親指が残りの足指から独立して動くようにする。こうして、現代のフットウェアが引き起こすダメージを解消するため、最も健康的な位置へ動くように足の再整列を行うのである。
【0062】
当業者は、本教示が様々な形で実行され得ることを以上の説明から認識できるだろう。そのため、特定の実施形態およびその例に関連してこれらの教示が説明されたが、本教示の真の範囲がこれにより限定されるべきではない。教示の範囲から逸脱することなく、様々な変更および変形が行われてもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴底と、
前記靴底とともに構成されて、前記靴底の内底に対する使用者の足の横方向移動を実質的に防止するとともに前記使用者の足親指および残りの足指のうちの一つ以上を少なくとも部分的に被覆せず露出させるように前記内底に前記使用者の足を固定保持する構造を持つ固定甲部と、
前記固定甲部と前記靴底との間に構成されて、立つ、歩く、走る、泳ぐ、および前記足の筋肉が使用されている他の動作の間に前記残りの足指から離す方向で前記足親指に力を誘導するように前記使用者の前記足親指と前記残りの足指との間に延在する構造を持つ足指整列構造と、
を具備する健康志向フットウェア。
【請求項2】
前記固定甲部がストラップアセンブリを含む、請求項1に記載のフットウェア。
【請求項3】
前記内底に対する使用者の足の横方向移動を実質的に防止するように、前記靴底の前記内底が前記足を収容する形状の輪郭を与えられる、請求項1のフットウェア。
【請求項4】
前記靴底の中足部に延在する調節式ストラップを前記固定甲部が含む、請求項1のフットウェア。
【請求項5】
前記靴底が割れ靴底を含む、請求項1のフットウェア。
【請求項6】
前記割れ靴底が上敷きを含む、請求項5のフットウェア。
【請求項7】
前記足指整列構造がV字形を含む、請求項5のフットウェア。
【請求項8】
前記靴底の前部から延出する足指ガードをさらに含む、請求項5のフットウェア。
【請求項9】
前記靴底が高いヒールを含む、請求項1のフットウェア。
【請求項10】
靴底と、
前記靴底の上に構成されて、使用者の足を収容する形状を持つとともに内底に対する前記足の横方向移動を実質的に防止する輪郭付き内底と、
前記靴底とともに構成されて、前記使用者の足親指と残りの足指のうち一つ以上を少なくとも部分的に被覆せず露出させる構造を持つ甲部と、
前記靴底ともに構成されて、立つ、歩く、走る、泳ぐ、および前記足の筋肉が使用されている他の動作の間に前記残りの足指から離す方向で前記足親指に力を誘導するように前記使用者の前記親指と残りの足指との間に延在する構造を持つ足指整列構造と、
を具備する健康志向フットウェア。
【請求項11】
前記甲部がストラップアセンブリを含む、請求項10のフットウェア。
【請求項12】
前記内底に対する前記足の横方向移動を実質的に防止するように前記使用者の前記足を前記内底に固定保持する構造を持つ固定甲部を前記甲部が含む、請求項10のフットウェア。
【請求項13】
前記輪郭付き内底が陥入踵部カップを含む、請求項10のフットウェア。
【請求項14】
前記輪郭付き内底が隆起側壁を含む、請求項10のフットウェア。
【請求項15】
前記靴底が割れ靴底を含む、請求項10のフットウェア。
【請求項16】
前記割れ靴底が上敷きを含む、請求項15のフットウェア。
【請求項17】
前記足指整列構造がV字形を含む、請求項15のフットウェア。
【請求項18】
前記靴底の前部から延出する足指ガードをさらに含む、請求項10のフットウェア。
【請求項19】
前記靴底が高いヒールを含む、請求項10のフットウェア。
【請求項20】
靴底と、
前記靴底とともに構成されて、前記靴底の内底に対する使用者の足の横方向移動を実質的に防止して前記使用者の足親指と残りの足指のうち一つ以上を少なくとも部分的に被覆せず露出させるように前記靴底の前記内底に前記使用者の足を固定保持する構造を持つ固定甲部と、
前記靴底とともに構成されて、立つ、歩く、走る、泳ぐ、および前記足の筋肉が使用されている他の動作の間に前記残りの足指から離す方向で前記足親指に力を誘導するように前記使用者の前記足親指と残りの足指との間に延在する構造を持つ足指整列構造と、
を具備する、健康志向フットウェア。
【請求項21】
前記靴底の中足部に延在する長尺の調節式ストラップを前記固定甲部が含む、請求項20のフットウェア。
【請求項22】
前記靴底の前記内底に対する使用者の足の横方向移動を実質的に防止するように前記足を収容する形状に前記内底が輪郭を与えられる、請求項20のフットウェア。
【請求項23】
前記靴底が割れ靴底を含む、請求項20のフットウェア。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図3C】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図4C】
image rotate

【図4D】
image rotate

【図4E】
image rotate

【図4F】
image rotate

【図4G】
image rotate

【図4H】
image rotate

【図4I】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図5C】
image rotate

【図5D】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図6C】
image rotate

【図6D】
image rotate

【図6E】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate

【図7C】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9A】
image rotate

【図9B】
image rotate

【図9C】
image rotate

【図9D】
image rotate

【図9E】
image rotate

【図9F】
image rotate

【図10A】
image rotate

【図10B】
image rotate

【図10C】
image rotate

【図10D】
image rotate

【図10E】
image rotate


【公表番号】特表2013−517055(P2013−517055A)
【公表日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−549018(P2012−549018)
【出願日】平成23年1月12日(2011.1.12)
【国際出願番号】PCT/US2011/020940
【国際公開番号】WO2011/088082
【国際公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(512186623)
【Fターム(参考)】