説明

身体障害患者のための支持ユニット

本発明は、意識のあるまたは意識のない身体障害患者に使用され、患者が必要とするものを自動的にまたは手動で制御された指示を通じて満たし、望まれたときにベッドまたは車椅子に変化し、患者が身体動作を行うのを確実にし、患者の足元のステップの振動を通じて足裏にマッサージを施すことによって血液循環を提供し、椅子の座席部(22)の下の装置に応じて患者が排泄するのを確実にし、排泄物が下水システムに、人の介入なしに全自動でかつ衛生的に移送されるのを確実にし、患者に動作の自由をもたらす身体障害患者のための支持ユニットに関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、意識のあるまたは意識のない身体障害患者のために使用される身体障害患者のための支持ユニットであって、自動または手動の制御を通じて患者が必要とするものを提供し、身体障害患者のベッドまたは車椅子へと変化し、患者が身体行動を行うのを確実にし、患者の足元のステップの振動を通じて足裏にマッサージを施すことによって血液循環を可能にし、椅子の座席部(22)の下の装置に応じて、患者が排泄し、排泄物が人の介入なしに全自動で衛生的に下水システムに移送されることを確実にし、患者に自由な範囲を提供する、支持ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
人類は、身体動作ができないという理由で、人生において一度または数度は、排泄などの生命に関する必要事項を、自身によって満たすことができなくなる。動く能力が充分でないので、家族または世話係によって援助され清潔にされることが、必要である。一般的に1つの部屋に縛られるこの種の人々は、親類に苦痛を蒙らせ、この種の患者をもつ人々は大きなトラブルを抱える。この状況は、それらの人々の生活の質を低下させる結果となる。同様に、患者が親類にとってトラブルになるという現実は、患者自身にとっての悲しみの源であり、彼らに心理的な問題をもたらす。
【発明の概要】
【0003】
身体障害患者のための支持ユニットは、ケアの必要が最も高い場合である、意識のない患者および身体障害患者を、他の人に全面的に依存することから救う。本発明は、通常の必要事項を満たす動きを奪われ、介護を必要としている高齢者、寝たきりの人、障害者および麻痺者の必要事項を満たすための使用に理想的である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
本発明は、次の部分から構成される:臀筋を分割し、肛門の周囲に触れることなく肛門を中心に位置させることによって、患者の体に取り付けられ、電子式および電子機械式装置を有し、多層であり、患者の衛生的洗浄を行う多機能下着パンツ(17)、患者に取り付けられているとき、患者の体から排泄物が離れるとすぐに、患者の体および周囲を汚すことのない完全に制御された態様で、排泄物を除去する排泄物収容容器(19)、および、排泄物収容容器(19)の充満の結果として、排泄物を、ユニットの本体のセンサの支援により動かすことによって、自動的に下水システムに移送することが可能な、排出物移送ステーション(30)。
【0005】
多機能下着パンツ:
多機能下着パンツは、意識のない身体障害患者のために設計されている。これは、患者が彼/彼女の排泄の必要を確実に満たすために、ユニット内の装置を通じてユニットに取り付けられて、問題なく衛生的洗浄のように機能し、ユニットの装置の支持によって患者の動きを制約することのない下着パンツである。
【0006】
多機能下着パンツ(17)の患者の体に触れる部分の内面レベル(1)は、抗菌品質であり、血液循環に影響しない撓み易い材料および布で覆われている。多機能パンツ(17)は、臀筋を分割し、人間工学的に患者の体を掴むように設計されている。これは、付加物の取り外しを通じてあらゆるサイズに適合されることによって、患者にまとわれ、取り付けられる。
【0007】
多機能パンツ(17)は、2つのレベルから成る。患者の体に触れる第1内面レベル(1)の中央には、肛門の中央に適合し肛門を取り囲む適当な大きさの穴(2)が存在する。この穴は、同時に、排泄物除去ポンプ(5)および、これに取り付けられた、排泄物入口部である狭部(7)を、肛門に対して中央に位置させ、それらを支持する。多機能パンツの体に触れる第1内レベル(1)の外面と、第2外レベル(3)に取り付けられた内面(4)との間に適切な距離を構成する、複数のレベル(6)に分割されたキャビンが存在する。この距離の目的は、電子機械式に備えられる排泄物除去ポンプ(5)を、患者がパンツの上に加えるかもしれない圧力から保護するための、キャビンを構成することである。機械式排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)は、多機能パンツ(17)の患者の体に触れる第1内レベル(1)の中央に位置し、肛門の中央に適合した穴(2)を通して進められる。
【0008】
電子機械式排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)は、肛門から出る排泄物が、患者および彼/彼女の周囲を汚すことなく、ポンプに移送されるのを確実にし、こうして肛門の衛生的な洗浄がなされる。肛門を取り囲むこの排泄物入口狭部(7)は、肛門に近いが肛門には触れず、排泄物除去ポンプ(5)に属し、肛門の開口直径の幅の円筒形である。排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)に属し、肛門の周囲に触れる先端(8)の縁は、撓み易く薄い。この先端は、肛門の縁への接触の間に肛門の周囲を傷つけ刺激することのない、シリコーンまたは類似の衛生的で撓み易い材料で作製されている(図1,図2,図3および図5に示す)。
【0009】
電子機械式排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)の外縁には、マイクロカメラ固定チャネル(9)、排泄物制御センサ固定チャネル(10)、空気取入口固定チャネル(11)、水取入口固定チャネル(12)、肛門の周囲を明るくする光源の固定チャネル(13)が存在する(図5)。これらの固定チャネルに搭載される装置は、排泄物が患者の体から出ると直ちに、センサから警告を受ける。電子機械式ポンプエンジン(31)は、電子機械式排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)と肛門を取り囲む穴部(2)との間の、多機能パンツ(17)における隙間を閉じるラッチ(14)が、ラッチを駆動する電子機構(15)によって解錠された後に、動作する。ラッチ(14)は、排泄終了後、肛門とポンプの間の排泄物入口狭部(7)を閉じることによって、排泄物除去ポンプ(5)およびユニットの排泄物容器と、肛門との接続を断つ。ただし、電子機械式排泄物除去ポンプ(5)は、スプリンクラ水システムを通じた自己洗浄装置を有する。この装置のおかげで、ポンプ内に残っているかも知れない排泄物と肛門との作用を断ち、また、臭いの移動を断つことによって、肛門の周囲が衛生的に保たれることが確実になる。このように、ラッチ(14)は、肛門に衛生的な雰囲気を提供するという目的で設計された装置である。ラッチ(14)または設計の形状は、弁のような機構を通じて開閉される。排泄物が体を離れるとき、排泄物除去ポンプ(5)の下で空気流で膨らむ空気式隔壁(16)が、膨脹機械動作または電子機構を通じて、排泄物除去ポンプ(5)を肛門に向けて上昇させることによって、および、肛門の周囲に触れるポンプの上部排泄物入口狭部(7)の先端(8)が、適当な圧力で肛門(2)の周囲に触れるのを確実にすることによって、排泄物の外部への漏れを妨げる。これらの実施がなければ、患者が安静姿勢にある場合、排泄物除去ポンプ(5)の下で空気流で膨らむ空気式隔壁(16)が、膨脹機械動作または電子機構で排泄物除去ポンプを肛門に向って上昇させることによって、その周囲に肛門を触れ続けさせることによって、肛門からの液体様の漏出物を排泄物除去ポンプ(5)に入れるのを支持することになる。この予防措置は、排泄物が体を汚すのを妨げるために、策定されている。患者の姿勢に変化があるとき、つまり立ったまたは座った姿勢のときは、排泄物除去ポンプ(5)の下で空気流で膨らむ空気式隔壁(16)が、膨脹機械動作または電子機構で、排泄物除去ポンプ(5)を元の位置に戻すことによって、肛門の周囲に触れるポンプの先端(8)と体との接続が断たれるのを確実にする。
【0010】
患者が、安静の、立った、座った、仰臥した、または横臥した姿勢のいずれにあるときでも、多機能パンツ(17)は、その技術的装置およびユニットの支援で、患者の排泄の必要を自動的に満たし、患者の動きを制限しない。多機能パンツ(17)は、排泄物を排泄物収容容器(19)に、パイプ(18)を通じて移送する。同時に、電子機械式排泄物除去ポンプ(5)もオンになるので、固形排泄物は、ユニットにおいて利用可能な排泄物収容容器(19)に移送される。
【0011】
可動多機能パンツ:
可動多機能パンツ(17)は、宇宙飛行士、幼児、および身体障害旅行患者などのために、設計されている。これは、様々な理由で旅行をする人々の必要を満たすために設計され、備える電子機械式機構が手続きを満たすための必要な指令を実行する電子装置を備える、可動多機能パンツ(17)である。これは、全く衛生的な洗浄を実行し、排泄物を、人の体を汚すことなく、その中の流れ容器に移送する。可動多機能パンツ(17)は、装着している人々の動きを制限しない。
【0012】
可動多機能パンツ(17)の患者の体に触れる部分の内面レベル(1)は、患者に汗をかかせず血液循環に影響しない、抗菌品質の撓み易い材料および布で覆われている。多機能パンツ(17)は、臀筋を分割し、人間工学的に患者の体を掴むように設計されている。これは、付加物の取り外しを通じてあらゆるサイズに適合されることによって、患者にまとわれ、取り付けられる。
【0013】
可動多機能パンツ(17)は、2つのレベルから成る。患者の体に触れる第1内レベル(1)の中央には、肛門の中央に適合し肛門を取り囲む適当な大きさの穴が存在する。この穴は、同時に、排泄物除去ポンプ(5)および、これに取り付けられた、排泄物入口部である狭部(7)を、肛門に対して中央に位置させ、それらを支持する。可動多機能パンツの体に触れる第1内レベル(1)の外面と、第2外レベル(3)に取り付けられた内面(4)との間の適切な距離を構成する、複数のレベル(6)に分割されたキャビンが存在する。この距離の目的は、電子機械式に備えられる排泄物除去ポンプ(5)を、患者がパンツの上に加えるかもしれない圧力から保護し、かつ、排泄物収容容器(49)、浄水容器(50)、DCエネルギ電池(51)のためのキャビンを構成することである。機械式排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)は、可動多機能パンツ(17)の患者の体に触れる第1内面レベル(1)の中央に位置し、肛門の中央に適合した穴を通じて進められる。排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)は、肛門から出る排泄物が、患者および彼/彼女の周囲を汚すことなく、ポンプに移送されるのを確実にし、こうして肛門の衛生的な洗浄がなされる。肛門を取り囲む排泄物入口狭部(7)は、肛門に近いが肛門には触れず、排泄物除去ポンプ(5)に属し、肛門の開口直径の幅の円筒形である。排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)に属し、肛門の周囲に触れる先端(8)の縁は、撓み易く薄い。この先端は、肛門の縁への接触の間に肛門の周囲を傷つけまたは刺激することのない、シリコーンまたは類似の衛生的で撓み易い材料で作製されている(図1,図2,図3および図5に示す)。
【0014】
電子機械式排泄物除去ポンプの排泄物入口狭部(7)の外縁には、マイクロカメラ固定チャネル(9)、排泄物制御センサ固定チャネル(10)、空気取入口固定チャネル(11)、水入口固定チャネル(12)、肛門の周囲を明るくする光源の固定チャネル(13)が存在する(図5)。可動多機能パンツ(17)の電子式流れ制御センター(48)は、排泄物が患者の体から出ると直ちに、センサから警告を受ける。可動多機能パンツ(17)において固定チャネル上に搭載されるであろう装置、および一貫した電子式制御センター(48)は、排泄物が患者の体から出ると直ちに、センサから警告を受ける。警告を受けると、電子式制御センター(48)が動作する。可動多機能パンツ(17)において、電子機械式排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)と肛門を取り囲む穴部(2)との間の間隙を閉じるラッチ(14)が、ラッチを駆動する電子式機構(15)によって解錠された後、電子式ポンプエンジン(31)が動作し、空気式隔壁(16)が、排泄物除去ポンプ(5)を肛門に向けて上昇させることによる膨脹機械動作、および、肛門(2)の周囲に触れる上部排泄物入口狭部(7)の先端(8)を確実に肛門の周囲に適正な圧力で触れさせることを通じて、排泄物の外部への漏れを妨げる。ただし、電子機械式排泄物除去ポンプ(5)は、スプリンクラシステムを通じた自己洗浄装置を有する。ポンプ内に留まっているかも知れない排泄物、および多機能パンツ(17)の排泄物収容容器(49)内の排泄物と、肛門との作用を断ち、また、臭いの移動を断つことによって、肛門の周囲が衛生的に保たれることが確実になる。このように、ラッチ(14)は、肛門に衛生的な雰囲気を提供するという目的で設計された装置である。ラッチ(14)または他の設計の形状は、弁のような機構を通じて開閉される。
【0015】
電子式排泄物除去ポンプ(5)は、固形排泄物を可動多機能パンツ(17)の流れ排泄物容器(49)に移送する。次いで、排泄物除去ポンプは、患者の体の衛生的洗浄を行う。可動多機能パンツ(17)の排泄物容器(49)の下に設置されている排泄物移送機構(29)は、多機能パンツのものと類似の技術的特性を有するが、ここでは、排泄物収容容器は可動多機能パンツの排泄物収容容器である。可動多機能パンツ(17)の排泄物収容容器(49)が排泄物で一杯のとき、排泄物収容容器は、その中の流れレベルセンサを通じて、警告を発する。可動多機能パンツは、多機能パンツにおけるように、可動多機能パンツ(17)の排泄物収容容器(49)の排泄物を空にし、排泄物を排泄物移送機構(29)に移送するために、ユニットに取り付けられることが確実にされている。
【0016】
流れ技術装置の支援を有する可動多機能パンツ(17)は、患者の必要なものを自動的に提供する。可動多機能パンツは、排泄物を排泄物収容容器(49)に移送し、この処理の間に、人の排泄物で肛門(2)の開口以外の何所も汚さず、しかも、動きを制限しない。
【0017】
排泄物移送機構:
排泄物移送機構(29)はユニット内に設置されており、患者から分離された排泄物が収集される排泄物収容容器(19)の排泄物を、その機械式装置を通じて、ユニットの指示によって、排泄物移送ステーション(30)を自動的に下水システムに接続することによって、下水システムに移送する。
【0018】
排泄物移送機構(29)は、ユニット(23)のキャビンにおいて患者の下の場所を占める。排泄物移送機構(29)は、排泄物移送機構を排泄物移送ステーション(30)に固定することを可能にする位置合わせチャネル(47)を有している。これらのチャネルは、リデューサ(53)また空気機械式移動部の動力で排泄物移送機構を駆動することによって、排泄物移送機構(29)が排泄物移送ステーション(30)に固定され分離されるのを確実にする。排泄物移送機構(29)は、患者に取り付けられた多機能パンツ(17)が患者から除去する排泄物を通すパイプ(18)を有しており、その排泄物が収集される排泄物収容容器(19)を有している。排泄物は排泄物収容容器(19)に収容される。排泄物収容容器(19)中の排泄物によって溜まった排泄物のガスは、ガスフィルタ(32)を通され、こうして臭いが処理される。排泄物収容容器(19)の下に排泄物移送ポンプ(33)が存在し、これは容器に固定されていて、排泄物を混合し、ステーションに移送する。排泄物収容容器(19)は、じょうご形状で湾曲しており、排泄物が、排泄物移送ポンプ(33)の排泄物入口開口部へと流れるのを確実にするために、非常に滑りやすい表面を有している。排泄物収容容器(19)のこれらの特性は、排泄物が縁に蓄積するのを妨げ、排泄物移送ポンプ(33)が排泄物入口へと流すのを確実にする。排泄物収容容器(19)は、排泄物レベルセンサ(34)を通じて、排泄物収容容器(19)が排泄物で一杯になったときに、ユニットに警告する。ユニットは、排泄物収容容器(19)の警告を、音声または光でユニットの外部の人に知らせ、排泄物移送ステーション(30)に指示のための注意を与える。排泄物移送機構(29)の排泄物移送ポンプ(33)は、指示されたユニットが自動的に排泄物移送ステーション(30)に排泄物移送ポンプを運んで、固定の線に停止させるまで、動作を継続し、排泄物を内部排泄物循環チャネル(35)内で循環させ、排泄物収容容器(19)を通して変形させ、沈殿した排泄物の粘度を希釈し、排泄物に流動性を与えることによって、排泄物移送ステーション(30)への排泄物のポンプ移送を簡単にする。排泄物移送ポンプ(33)が排泄物を通させる排泄物移送パイプ(37)の前に位置するように取り付けられたクランプを動作させる機構は、1つの入口と、排泄物が2分割されて通る2つの出口とを有する機構(36)である。弁を駆動するこの機構(36)の2分割された排泄物移送パイプの1つ(37)は、排泄物をステーションに移送し、他方(37)は、排泄物を容器内部に戻すことによって循環させる。パイプが合流する部位には、排泄物方向転換クランプ(38)があり、これはユニットによって制御され、機械式可動部材を有し、パイプの両側の穴の1つを閉じる。排泄物方向転換クランプ(38)は、ユニットから得る指示により、1つのパイプの入口を開き他方パイプの入口を閉じることによって、排泄物移送ポンプ(33)が移送する排泄物が循環することを確実にし、または、排泄物移送ステーション(30)にポンプ移送するための固定が生じることを確実にする。ユニットに取り付けられた排泄物移送機構(29)の排泄物移送ステーションへの固定が不成功であると、処理は続かない。固定が成功すると、ユニットは、排泄物移送機構(29)に指示を与えて、排泄物移送を排泄物移送ステーション(30)へと行わせる。
【0019】
排泄物移送機構(29)は、得られた指示に基づく動作によって、排泄物移送ステーション(30)からユニットに、浄水パイプ(39)で浄水を移送し、DCエネルギ供給電池(40)を通じてエネルギを供給し、排泄物が排泄物移送ステーション(30)に移送されることを、自動的に実行する。排泄物移送機構(29)における排泄物移送ポンプ(33)の流れは、その中のスプリンクラの流れの支援を受けて、排泄物移送処理の後、洗浄によってそれ自体を清潔にする。これらの処理がすべて終了した後、排泄物移送機構(29)は、処理の終了の注意をユニットに与える。排泄物移送機構(29)が行うすべての処理は、人的介入なしで自動的に行われる。
【0020】
下水システムへの排泄物移送のステーション:
図16および図17に示すように、排泄物移送ステーションはクローゼットの下に設置されている。排泄物移送ステーション(30)は、下水システムとの接続を安定させ、ユニットに固定し、排泄物をユニットから下水システムに問題なく移送するように設計されている。排泄物移送ステーション(30)は、ユニットに浄水を移送してそれ自体を清潔にする装置を有している。
【0021】
排泄物移送ステーション(30)は、ユニット外であってユニットと組み合わされる装置である。排泄物移送ステーション(30)内には、2つの流れソレノイドが存在する。これらのソレノイドの1つは、浄水パイプ(39)を通じて主たる水システムに取り付けられている。他の1つは、排泄物を下水システムに移送する排泄物移送ステーションの部分を洗浄するスプリンクラ(41)に水を移送するものである。これらのソレノイドは、排泄物移送ステーション(30)へのユニットの固定の間の、ユニットによるDCエネルギ電池(40)でのエネルギ供給を通じて、および、ユニットが与える指示を通じて、動作する。排泄物移送ステーション(30)は、患者がトイレ、浴室などのように過ごす場所で下水システムとの結合を有するクローゼット(42)を固定するクローゼット固定ねじ(43)を、外すことによって、クローゼット(42)に取って代わり、ステーションの排泄物パイプ部分(44)は、下水システムパイプ(45)に取って代わる。次いで、クローゼット(42)が、排泄物移送ステーション(30)の上に設置される。クローゼット(42)は、排泄物移送ステーション(30)と共に与えられる充分な長さのねじ(43)で、排泄物移送ステーションと共に、床に固定される。これに加えて、クローゼット(42)がない場合、排泄物移送ステーション(30)は、下水システムなどに近い場所に備え付けられる、または、下水システムに取り付けられる装置を有する。ユニットから移送される排泄物の移送を実行するように、排泄物移送ステーション(30)がユニットの固定を支援するために、排泄物移送ステーション(30)に取り付けられ、床に備え付けられる、2つのチャネルを有する位置合わせパネル(52)が存在する。ユニット位置合わせパネル(52)の位置合わせチャネル(47)は、ユニットの2つの前輪が通って、ユニットを排泄物移送ステーション(30)に問題なく固定することを確実にするために、ユニットを排泄物移送ステーション(30)に対して位置合わせする。固定の後、位置合わせチャネルが、ユニットから排泄物移送ステーション(30)に移送された排泄物の下水システムへの移送を、周囲を汚すことなく完了する間に、排泄物移送ステーション(30)は、ユニットの指示に基づいて、排泄物移送ステーションの一貫したソレノイドの1つである浄水パイプ(39)のソレノイドを開くことによって、浄水をユニットの容器へと移送する。排泄物移送パイプ(37)の処理が終了した後、スプリンクラ(41)のソレノイドを開くことによって、ステーションの目的部分の清掃を終了する。よって、ユニットは、これらの処理をすべて自動的に行うことによって、ユニットを放置する。
【0022】
しゃがみ姿勢:
意識のあるまたは意識のない身体障害患者のための支持ユニットは、患者の排泄の必要を満たしながら患者にしゃがみ姿勢を取らせ、排泄物が患者の体から容易に出て患者を楽にするように支持することを、特徴とする。
【0023】
患者が排泄の必要を満たす間、患者がどの姿勢であろうと、排泄物が体から離れるとすぐに、ユニットは、多機能パンツ(17)の排泄物制御センサ(10)の流れの警告の支援で、患者にしゃがみ(椅子)姿勢を取らせる。次いで、患者の足元のステップ(20)およびこのステップが取り付けられている可動ステップ枠(28)が、機構の支援を通じて上昇することによって、患者にしゃがみ姿勢を取らせる。この機械的移動は、患者の腹部に圧力を加えるように患者の膝を導き、患者の体からの排泄物の移送を支援することによって、腸の洗浄を行う。
【0024】
ベッド姿勢:
意識のあるまたは意識のない身体障害患者のための支持ユニットは、望まれるときに標準的なベッドサイズのベッドへと変化し、望まれるときに椅子へと変化することを、特徴とする。これらの手段によって、患者がユニットで様々な場所を動き回ることが可能になる。
【0025】
患者がベッド姿勢にあるとき、横ウイング(21)は折り畳み可能である。横ウイング(21)の角度は、患者がベッドから落ちるのを妨げるために、患者の意識レベルに応じて所望の高さに設定することが可能なように設計されている。よって、横ウイングは、ユニットが、開いた後、大きなベッドに変化することが可能で、しかも、ドアを通り抜けるに足るほど小さくなり得ることを確実にする。手動制御される装置が搭載され、患者がユニットを椅子として使用するときに患者が彼/彼女の腕を載せる装置は、横ウイング(21)から取り外される。ユニットがベッドに変化するとき、頭側の枕支持(24)が、患者が必要とする枕を提供する角度に曲がる。ユニットを椅子姿勢に変化させるために指示が与えられたとき、ユニットは、横ウイング(21)を再び内側に曲げることによって、ドアを通り抜けるのに充分な大きさを有する可動椅子へと変化する。この状況は、何所においても、標準のベッドサイズでの快適な睡眠の自由を、患者にもたらす。横ウイング(21)は、機械的移動で所望の角度に開くことによって、標準のベッドサイズのベッドに変化する性質を与える。
【0026】
身体動作の提供:
患者に体を動かさせるように設計された、意識のあるまたは意識のない身体障害患者のための支持ユニットは、患者の血液循環を縛ることによって患者の体に褥痩が形成されるのを、患者を異なる傾きに立たせることを通じて妨げることを目的とすることを特徴とする。
【0027】
支持ユニットは、異なる傾きおよび直立姿勢(25)に患者を保つことによって、および、患者の足元のステップ(20)を上下に動かすことによって、患者の脚が膝から曲がり、脚が動くことを確実にする。好ましくない動きを制限し、身体動作がなされている間に患者がベッドから落ちるのを妨げる、膝および胸に取り付けられる安全ベルト(26)が存在する。安全ベルト(26)は、直立でのまたは他の傾斜しての動きができるように患者を支持する。患者の膝に取り付けられる安全ベルト(26)は、患者の脚が踏むステップ(20)に関連している。安全ベルト(26)およびステップ(20)は、共同して動作を行う。膝のために違えて設計された安全ベルト(26)は、ステップが上方に動くときに、ステップ(20)と同時に動くことによって、患者の膝が曲がることを確実にし、ステップ(20)が下方に動くときに、同時に弛緩することによって、患者の膝が元の真直ぐな姿勢に戻ることを確実にする。患者が触れるベッドの部分に加わる圧力の量は、縦姿勢(27)での患者の体の傾きに比例する。よって、圧力の量は、患者が縦姿勢から直立姿勢(25)に近づくにつれて減少し、この動きのおかげで、患者の血液循環は正常になる。したがって、体に加わる圧力に由来する褥痩などのよくない結果は、患者の血液循環を支持することを通じて、妨げられる。
【0028】
足元でのマッサージ:
意識のない身体障害患者のために設計された身体障害者のための支持は、彼/彼女の種々の角度の足の下でマッサージすることによって、患者の血液循環を縛り、患者の筋肉を弛緩させることを特徴とする。患者が彼/彼女の足を載せるステップは、それが有する電子機械式装置を通じて振動を生成することによって、患者の足元でマッサージし、患者がリラックスするのを確実にする。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】内面が患者の体および肛門の周囲に取り付けられる多機能パンツ(17)の内面の背面図である。
【図2】多機能パンツの等角断面図である。
【図3】患者に取り付けられた多機能パンツ(17)の等角上面断面図である。
【図4】患者に取り付けられた多機能パンツ(17)の概略側面断面図である。
【図5】排泄物除去電子機械式ポンプ(5)の詳細側面断面図である。
【図6】ラッチ(14)の等角断面図である。
【図7】ラッチ(14)の上面図である。
【図8】排泄物収容容器の等角概略断面図である。
【図9】排泄物収容容器の前面図である。
【図10】ベッド姿勢にあるユニットの側面図である。
【図11】ユニットの折り畳み式横ウイングの正面図である。
【図12】ユニットが椅子姿勢にあるときのステップの上下動の側面図である。
【図13】ベッド上に固定された患者の異なる角度の姿勢の側面図である。
【図14】縦姿勢にある患者の身体動作姿勢を示す側面図である。
【図15】排泄物収容容器のバイパス装置の上面断面図である。
【図16】排泄物移送ステーションの等角側面図である。
【図17】排泄物移送ステーションの等角正面図である。
【図18】クローゼットに固定された排泄物移送ステーションのユニットプロファイルに注目した等角側面図である。
【図19】ユニット位置合わせパネルの等角正面図である。
【図20】ユニット位置合わせパネルの上面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 臀筋を分割することによって患者の体に触れる内面レベル
2 患者の肛門を取り囲む穴
3 多分割キャビンを有するレベル
4 可動多機能パンツに使用される浄水区分
5 排泄物除去電子機械式ポンプ
6 充分な長さの距離を構成するレベル
7 排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口部である狭部
8 肛門の周囲に触れる排泄物除去ポンプ(5)の先端
9 マイクロカメラ固定チャネル
10 排泄物制御センサ固定チャネル
11 空気取入口固定チャネル
12 水取入口固定チャネル
13 光源固定チャネル
14 ラッチ
15 ラッチを駆動する電子式機構
16 空気式隔壁
17 多機能パンツ
18 多機能パンツの排泄物を移送するパイプ
19 排泄物収容容器
20 ユニットの上下に動くステップ
21 ユニットの折り畳み式横ウイング
22 ユニットの座席部
23 ユニットのキャビン
24 ユニットの枕支持
25 直立姿勢
26 可動の患者の膝保護ベルト
27 縦姿勢
28 可動ステップ枠
29 ユニットの排泄物移送機構
30 排泄物移送ステーション
31 排泄物移送電子機械式装備ポンプエンジン
32 ガスフィルタ
33 排泄物移送ポンプ
34 排泄物レベルセンサ
35 排泄物内部循環チャネル
36 クランプを駆動する機構
37 排泄物移送パイプ
38 排泄物方向付けクランプ
39 浄水パイプ
40 DCエネルギ供給電池
41 下水システムに行く排泄物が通るユニットの部分を洗浄するスプリンクラ
42 クローゼット
43 クローゼット固定ねじ
44 ステーション排泄物パイプ部分
45 下水システムパイプ
46 排泄物収容容器の前後移動をもたらすシャフト
47 排泄物移送ステーションチャネルへのユニットの位置合わせ部
48 可動多機能パンツの電子式流れ制御センター
49 可動多機能パンツの排泄物収容容器
50 多機能パンツの浄水容器
51 多機能パンツのDC電池キャビン
52 ユニット位置合わせパネル
53 リデューサ付き排泄物移送機構電子機械式装備エンジン
54 ポンプ(5)狭部留め具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体障害患者のための支持ユニットであって、
a)多機能パンツ(17)であって、
患者の体に触れる第1内面レベル(1)の中央に設けられた、肛門の中央に位置合わせされ肛門を取り囲み、電子機械式排泄物除去ポンプ(5)を中央に位置させる穴(2)、
前記穴に支持された、肛門に対する排泄物入口部である狭部(7)、
第1内面レベル(1)の外面と第2外面レベル(3)の内面(4)との間に充分に長い距離を構成する複数レベル(6)に分割されたキャビン、ならびに、
電子機械式排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)の外縁に設けられた、マイクロカメラ固定チャネル(9)、排泄物制御センサ固定チャネル(10)、空気取入口固定チャネル(11)、水取入口固定チャネル(12)、および、肛門の周囲を明るくするライトの固定チャネル(13)、から成る多機能パンツ(17)、
b)排泄物移送機構(29)であって、
患者の下のユニットのキャビン(23)に設置され、患者から排泄物を除去するパイプ(18)、
排泄物が収集される排泄物収容容器(19)、
排泄物収容容器の下で容器に固定され、排泄物を混合しステーションに移送する排泄物移送ポンプ(33)、
排泄物移送ステーションとの固定と分離の状況を実現する位置合わせチャネル(47)、
貯まった排泄物ガスのためのガスフィルタ(32)、
排泄物レベルセンサ(34)、
排泄物がポンプ移送される排泄物移送パイプ(37)、
排泄物移送パイプの前に位置するように貫通取り付けされた弁を動作させる機構(36)、および、
2分割された排泄物移送パイプ(37)が結合される場所における部位の先端に位置し、機械式可動部材を有し、パイプの両側におけるパイプの穴の1つを閉じる排泄物方向弁(38)、を有する排泄物移送機構(29)、ならびに、
c)排泄物移送ステーション(30)であって、
ユニットと下水システムとの結合を提供することによって、ユニットから移送された排泄物を、下水システムに移送し、
2つのソレノイドであって、一方が、水道水に取り付けられた浄水パイプ(39)に水を移送し、一方が、排泄物が下水システムに行くステーションの部分を洗浄するスプリンクラ(41)に水を移送する2つのソレノイドを有し、クローゼット(42)の代わりに、床の下水システムパイプ(45)に固定されたステーション排泄物パイプ部分(44)を有する、排泄物移送ステーション(30)、を含むことを特徴とする身体障害患者のための支持ユニット。
【請求項2】
体に触れる第1内レベル(1)の外面と第2外レベル(3)の内面(4)との間に構成される前記距離は、電子機械式に備えられる排泄物除去ポンプ(5)を、患者がパンツに加える圧力から保護するためのキャビンを生成するためであることを特徴とする請求項1記載の多機能パンツ。
【請求項3】
電子機械式に備えられる排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)は、患者の体に触れる第1内面レベル(1)の中央に位置し、肛門の中央に位置が合う前記穴(2)を通して進められることによって、肛門に近づくことを特徴とする請求項1記載の多機能パンツ。
【請求項4】
肛門から出る排泄物を、患者の体に触れることなく、排泄物入口狭部(7)を通して除去する排泄物除去ポンプ(5)を含むことを特徴とする請求項1記載の多機能パンツ。
【請求項5】
排泄物除去ポンプ(5)は、肛門を取り囲み、肛門に近いが肛門には触れず、肛門の開口直径の長さを有する円筒形である排泄物入口狭部(7)を含むことを特徴とする請求項1記載の多機能パンツ。
【請求項6】
電子機械式排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)と肛門を取り囲む穴(2)との間の空間を閉じ、除去処理が終了した後、肛門とポンプとの間の排泄物入口狭部(7)を閉じることによって、排泄物除去ポンプ(5)およびユニット内の容器と肛門との接続を断ち、クランプ機構または電子式機構(15)を通じて動くラッチ(14)を含むことを特徴とする請求項1記載の多機能パンツ。
【請求項7】
排泄物が体から離れた後、排泄物除去ポンプ(5)の下で一貫した空気で膨らみ、排泄物除去ポンプ(5)を上昇させることを通じて、肛門に触れる上部排泄物入口狭部(7)の先端(8)が肛門の周囲(2)に適当な圧力で触れるのを確実にすることによって、排泄物の外部への漏れを妨げる空気式隔壁(16)を含むことを特徴とする請求項1記載の多機能パンツ。
【請求項8】
患者の体に触れる第1内レベルの内面(1)は、血液循環に影響しない撓み易い材料および布で覆われていることを特徴とする請求項1記載の多機能パンツ。
【請求項9】
空気式隔壁(16)、排泄物除去ポンプ(5)、および入口狭部の先端(8)は、
患者がベッド姿勢にあるときに、肛門の周囲に自動的に触れることによって、肛門に起こるかもしれない、不随意の液体などの不所望の領域への漏れを妨げることを特徴とする請求項1記載の多機能パンツ。
【請求項10】
空気機械式移動を通じて動作されるリデューサまたは位置合わせチャネル(47)を有し、機構が排泄物移送ステーション(30)に固定されまたは分離されるのを確実にする、電子機械式エンジン(53)を有することを特徴とする請求項1記載の排泄物移送機構。
【請求項11】
排泄物のために排泄物収容容器(19)に貯まった排泄物ガスは、ガスフィルタ(32)を通されることを特徴とする請求項1記載の排泄物移送機構。
【請求項12】
排泄物収容容器(19)の下で容器に固定され、排泄物を混合し前記ステーションに移送する排泄物移送ポンプ(33)を含むことを特徴とする請求項1記載の排泄物移送機構。
【請求項13】
排泄物収容容器(19)は、傾斜した漏斗形状であり、排泄物が排泄物移送ポンプ(33)の排泄物入口開口部に流れるのを確実にするために、滑り易い表面を有していることを特徴とする請求項1記載の排泄物移送機構。
【請求項14】
排泄物収容容器(19)が排泄物で一杯になったときに、排泄物レベルセンサ(34)を通じてユニットに警告を発することを特徴とする請求項1記載の排泄物移送機構。
【請求項15】
排泄物移送ポンプ(33)は、指示されたユニットが、それ自体を自動的に排泄物移送ステーション(30)へと運ぶことによって、固定レベルで停止するまで、動作し続け、沈殿した排泄物の粘度を希釈することを通じて、排泄物に流動性を与えことによって、および、排泄物を内部排泄物循環チャネル(35)内で循環させ、排泄物収容容器(19)内で変形させことによって、それ自体でポンプ移送を平易にすることを特徴とする請求項1記載の排泄物移送機構。
【請求項16】
クランプを動作させるとともに、2分割された機構(36)の一方の部分である排泄物移送ポンプ(37)は、排泄物を前記ステーション内に移送し、他方の部分である排泄物内部循環チャネル(35)は、排泄物を容器に戻すことによって循環させることを特徴とする請求項1記載の排泄物移送機構。
【請求項17】
排泄物移送パイプ(37)と排泄物内部循環チャネル(35)との結合部位の点に位置し、ユニットによって制御され、機械式可動部材を有し、1つの穴を開き他方を閉じることによって排泄物を循環させる、または、排泄物移送ステーション(30)へのポンプ移送のための固定が生じることを確実にする、排泄物方向付けクランプ(38)を含むことを特徴とする請求項1記載の排泄物移送機構。
【請求項18】
排泄物移送機構(29)の排泄物移送ステーション(30)への固定の後、DCエネルギ電池(40)でユニットからステーションにDCエネルギを供給することを通じて、浄水パイプ(39)でユニット内の浄水容器に水を移送することを確実にし、排泄物を排泄物移送ステーション(30)に移送することを確実にすることを特徴とする請求項1記載の排泄物移送機構。
【請求項19】
排泄物移送ポンプ(33)は、スプリンクラ(41)、それ自体内の流れ、およびステーションの支援を通じて、排泄物移送処理の後、前記機構および排泄物チャネルを洗浄することによって、清潔にすることを特徴とする請求項1記載の排泄物移送機構。
【請求項20】
ソレノイドはユニットによってDCエネルギ供給電池(40)で供給されるエネルギを通じて、および、ユニットと排泄物移送ステーション(30)との固定の間のユニットによる指示を通じて、動作することを特徴とする請求項1記載の排泄物移送ステーション。
【請求項21】
ステーションの排泄物パイプ部分(44)は、クローゼット(42)に代えて、クローゼットの設置場所で下水システムとの結合を有し、取り外されるクローゼット(42)を固定しているクローゼット固定ねじ(43)によって、設置されることを特徴とする請求項1記載の排泄物移送ステーション。
【請求項22】
ユニットからの排泄物を下水システムに移送するために、排泄物移送ステーションのユニットへの固定を支援し、床に固定され、2つのチャネルを有し、排泄物移送ステーション(30)に結合されるユニット位置合わせパネル(52)を含むことを特徴とする請求項1記載の排泄物移送ステーション。
【請求項23】
排泄物移送ステーションに対するユニットの位置を合わせるユニット位置合わせパネル(52)の位置合わせチャネル(47)は、ユニットの2つの前輪が通って、ユニットを排泄物移送ステーション(30)に問題なく固定するためにユニットが位置合わせされるのを確実にすることを特徴とする請求項1記載の排泄物移送ステーション。
【請求項24】
患者がいかなる姿勢で排泄を行っているときでも、排泄物が体から離れるとすぐに、多機能パンツ(17)内の一貫した排泄物制御センサ(10)の警告を通じて患者に椅子姿勢をとらせ、次いで、移動ステップおよび患者の足元のステップ(20)が取り付けられたその移動枠(28)を、前記機構の支援で上昇させることを通じて、患者にしゃがみ姿勢をとらせることを特徴とする請求項1記載の身体障害患者のための支持ユニット。
【請求項25】
望まれるときに一人用標準ベッドサイズのベッドに変化し、望まれるときに椅子に変化し、患者がユニットにおいてベッド姿勢にあるときに折り畳み特性を有し、望まれるサイズへの調節可能なサイズ、患者が腕を載せ手動制御装置から取り外される横ウイング(21)、および、患者の必要を満たす角度に曲がり得る頭部の枕支持(24)を有することを特徴とする請求項1記載の身体障害患者のための支持ユニット。
【請求項26】
患者の脚が膝から曲がり、したがって、ユニットに取り付けられた患者を異なる傾斜に保つことを通じて、患者が動き、直立姿勢(25)にて、機械式可動部材を通じて患者の足元のステップ(20)を上下に動かすことを確実にすることを特徴とする請求項1記載の身体障害患者のための支持ユニット。
【請求項27】
膝および胸部に配置され、患者がベッド脇に落ちるのを妨げる安全ベルト(26)を備え、膝に取り付けられる安全ベルト(26)は、患者の足元のステップ(20)と関連し、膝に取り付けられる安全ベルト(26)は、ステップ(20)が上下に動くときにステップ(20)に比例して動くことによって、したがって、患者の膝を曲げ、ステップ(20)が下に動くときに、戻ることによって患者の脚を元の真直ぐな姿勢に変えることによって、患者が身体動作を行うことを確実にすることを特徴とする請求項1記載の身体障害患者のための支持ユニット。
【請求項28】
患者が踏むステップ(20)は、有する電子機械式装置による振動によって、身体動作の能力を失っている患者の足裏にマッサージを施すことを特徴とする請求項1記載の身体障害患者のための支持ユニット。
【請求項29】
患者に触れる第1内レベル(1)の中央に位置し、肛門の中央に対して位置合わせされ、肛門の中央を取り囲み、電子機械式排泄物除去ポンプ(5)を中央に位置させる穴(2)、およびこの穴に支持された肛門に対する排泄物入口である狭部(7)を有し、第1内レベル(1)の外面と第2外レベル(3)の内レベル(4)との間に、距離レベル(6)を構成するキャビンを有し、電子機械式排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)の外縁に、微小固定チャネル、排泄物制御センサ固定チャネル(10)、空気取入口固定チャネル(11)、水取入口固定チャネル(12)、および、肛門の周囲を明るくする光源の固定チャネル(13)を有することを特徴とする可動多機能パンツ(17)。
【請求項30】
第1内レベル(1)の外面と第2外レベル(3)の内面との間に構成される距離は、電子機械式排泄物除去ポンプ(5)を患者がパンツに加える圧力から守るためのキャビンを生成するためであり、かつ、排泄物収容容器(49)、浄水取入口(50)、DCエネルギ電池(51)のためのキャビンを生成するためである、ことを特徴とする請求項29記載の可動多機能パンツ。
【請求項31】
電子機械式排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)は、患者の体に触れる第1内レベル(1)の中央に位置する穴(2)を通して進められ、したがって、肛門に近く位置することを特徴とする請求項29記載の可動多機能パンツ。
【請求項32】
肛門および排泄物入口狭部(7)からの排泄物を、患者および周囲を汚すことなく除去する排泄物除去ポンプ(5)を含むことを特徴とする請求項29記載の可動多機能パンツ。
【請求項33】
排泄物除去ポンプ(5)の先端(8)であり、肛門を取り囲み、肛門に近いが肛門に触れず、肛門の開口の直径の大きさの、筒状で撓み易く薄い排泄物入口狭部(7)を含むことを特徴とする請求項29記載の可動多機能パンツ。
【請求項34】
電子機械式排泄物除去ポンプ(5)の排泄物入口狭部(7)と肛門を取り囲む穴(2)との間隔を閉じ、処理が終了した後、肛門とポンプとの間の排泄物入口狭部(7)を閉じることによって、排泄物除去ポンプ(5)と排泄物容器(49)との接続を断ち、クランプ機構通じて動くラッチ(14)を含むことを特徴とする請求項29記載の可動多機能パンツ。
【請求項35】
排泄物が体から離れたときに、排泄物除去ポンプ(5)の下で一貫した空気で膨らみ、膨脹機械動作または電子機構を通じて、排泄物除去ポンプ(5)を肛門に向けて上昇させることによって、ポンプの上部排泄物入口狭部(7)の先端(8)が肛門の周囲(2)に適当な圧力で触れ、したがって、排泄物の外部への漏れを妨げることを確実にする空気式隔壁(16)を含むことを特徴とする請求項29記載の可動多機能パンツ。
【請求項36】
患者の体に触れる部分の第1内レベル(1)は、制汗性かつ抗菌性の撓み易い材料および布で覆われていることを特徴とする請求項29記載の可動多機能パンツ。
【請求項37】
電子機械式に備えられる排泄物除去ポンプ(5)は、容器が排泄物で一杯になったときに、ポンプを排泄物容器(49)に移動させることによって、その中の一貫したレベルセンサを通じて警告を発することを特徴とする請求項29記載の可動多機能パンツ。
【請求項38】
排泄物収容容器(49)の排泄物を除去するために、多機能パンツにおけるように、排泄物収容容器がユニットに取り付けられて、排泄物が排泄物除去機構(29)を通り抜けることを確実にすることを特徴とする請求項29記載の可動多機能パンツ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2012−519021(P2012−519021A)
【公表日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−552004(P2011−552004)
【出願日】平成22年2月11日(2010.2.11)
【国際出願番号】PCT/TR2010/000032
【国際公開番号】WO2010/098731
【国際公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(511207899)
【氏名又は名称原語表記】PIRLI,Aslan Ali
【住所又は居所原語表記】Tubitak(Mam) Teknoloji Gelistirme Bolgesi,Teknokent Blok C,No 36 Gebze,Kocaeli
【Fターム(参考)】